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A君の戦争における豪屋大介の挑発と挑戦について

2 :名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/11 22:03
A君の戦争は一味違う。

普通、ファンタジー小説において作家はあの手この手をを尽くして
その世界がまるで本当にあるのだと読者が錯覚するように世界の構築に気を使う。
登場人物も含め異世界の中だけで話が進むハイファンタジーにしろ
地球の人間が異世界に転移する形式のファンタジーにしろ共通するのがそれだ。

古くは指輪物語がそうだ。トールキン教授は一生をかけて中つ国を練り上げた。
ゴーメンガーストも。ウロボロスも。微に入り細に穿って世界を築き上げた。
最近だと時の車輪やジョージ・R・R・マーティンの氷と炎の歌がそうだ。

A君の戦争も当初の三冊はそのように進む。この時点で特筆すべきことがある。
この作品を構成するガジェットの殆どが手垢のついたもので構成されているのだ。
異世界に転移する主人公、エルフ、魔法、騎士、かつて日本でも大いに流行り、
そしてゴミのように消費されたヤングアダルト小説での定番の多くがA君の戦争で使われているのだ。
まるで駄目押しをするように作品中でそれらの使い古された要素は「おファンタジア」と呼ばれる。

こんなありきたりな世界にどうやって現実を感じろというのか、と思う者も多いだろう。
それがこの作家、結構頑張っている。定番だけではなく、自分で持ち込んだ要素を活用して
そこかしこで捻りを入れてあるのだ。おかげで三巻を読み終わるころには読者はノリノリになる。


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