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イト

1 :名前はいらない:03/10/20 21:20 ID:yZendNTd
ひも解くほどに それは絡まり
ひも解くほどに 硬さを増す
ひも解くほどに ぼくの目は視力を失い
ひも解くほどに 思考回路は難解を極める


2 :名前はいらない:03/10/21 00:00 ID:Nh/s2JWE
2げっとしちゃいマシューTV

3 :ex:03/10/21 11:54 ID:sWWoE/nc
>>1
このスレの意図はなんでしょうか?

4 :名前はいらない:03/10/21 14:05 ID:vWWL7iMe
詞ってより詩ってカンジ?
よくわからんがそんくらいしか言えん

5 :名前はいらない:03/10/21 14:13 ID:+JNjU6OV
IT

6 ::03/10/21 17:15 ID:Xpv5JDMo
ひとつを知れば、無数の無知が生まれる。
(ひとつ不思議を紐解けば、新たな不思議が見えてくる)

俺はこのスレッド好きだ。スレ主の先行きが実に楽しみだ。

7 :名前はいらない:03/10/26 19:19 ID:nI1NOCZp
そう?

8 :ex:03/10/26 23:48 ID:HQkcs0c/
age
このスレをどうにかしたい!!
>>1はどうしたの!!

9 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/10/27 00:37 ID:oEcOa8Td
からまららてれ
ひひっかかっち
とろけない とろけない

わらしの ふゆは
あらたの ものの

も も も

る、れ、れ、れ
おちる

10 :名前はいらない:03/10/27 06:31 ID:pU06n/6J
>>9>>1

11 :名前はいらない:03/10/27 15:32 ID:k0Sfx1W+
>>10
ソレハ名誉毀損デハ?

12 :東芝:03/10/29 01:43 ID:vBME3In9
>>1
もし帰ってこないのなら俺がこのスレを乗っ取るがよろしいか?

13 :三菱:03/10/29 05:14 ID:1w/4ljm8
>>1
俺も乗っ取るがよろしいか?

14 :5t以下小型船舶操縦:03/10/29 13:01 ID:7eiHS06u
よい子の詩文解釈1
さて、今日は>>9について学んでいきましょう。
一見中風老人の作の様なこの作品は、実は恐るべき恐怖を示唆しています。
では、四年生の皆さん、しっかり聞いて下さいね。
一連目は、誰が読んでも、
「セーターが髪留めに引っかかって縺れている」ですね。
「とろけない」は勿論、手がまだ短くて頭に届かないと言う事です。
それを踏まえて、二連目に進みましょう。
5分休憩。おしっこの人は今行っておくようにね。

15 :5t以下小型船舶操縦:03/10/29 13:27 ID:NyYBU3KB
小松君はどうした?え?おしっこじゃ済まなかった?まあ、放置しましょう。
では、ワクワクするような二連目に入ります。
「わらしの ふゆは あらたの ものの」
はい、駿河君。え?ええ、分かりますよ、アラの部分が一等好きなんでしょう?
お正月でもアラを頼みたいのですね?切り身じゃなくて。あとで連絡帳に書いて
おきますから、そんなに泣かなくてもいいんですよ。
次。「も、も、も」
「これは、さつまいも・さといも・えびいも、の略形です。我国の文学においては、
屡用いられる技法です。
る、れ、れは皆さんご存知の通り、ぬるぬるした、ですね。

では最後に……ああそんなに手が上がって、先生嬉しいな。
はいアルジャーノン君。
Good Job! Good Boy! Fuck Me!
「落とした芋はすぐ拾えばフコイダン」お見事!
先生、涙涙でもうダメです。
では、次回はこの一見もう何の変哲も無い詩の深淵に迫っていきましょう。
解散。




16 :名前はいらない:03/10/29 16:13 ID:HiBtUArF
age

俺もこのスレのっとりたいなあ。

17 :東芝:03/10/29 16:43 ID:vBME3In9
一寸まて、このスレは乗っ取るスレではないだろう

てワケで乗っ取りage

18 :MORONN:03/10/29 17:18 ID:hnLMr0Vb
ヒモは………
絡まる!!!!!
単純明快!!!!
絡まりを、防ぐ、すべは…
なにも、なくは無いのか????
科学者よ、絡まりのないヒモを
開発するべしっっっっ(>▽<))
健闘を祈る
(^▽^)))))


19 :名前はいらない:03/10/29 17:24 ID:FShq56kA
快刀乱麻を断つって言うぞ

20 :5t以下小型船舶操縦:03/10/29 17:29 ID:9VIHk98S
えー体育の業田です。国語の蛙皮先生は、新婚3ヶ月の奥さんが産気づいたので、
詩なんか構っちゃいられません。私が取り合えず引き継ぎます。
どこまで進んだかな?覚えてるお友達は?
「先生!僕わかります(おしっこではすまなくて10分遅れた小松)」
「毛糸がヘアピンにからまって、届かなくて嫌だけど、
 やっぱりお正月には魚の目玉が食べたいな。
 御節料理は芋づくし。
 ぬるっと箸から落としても、めでたい芋に代わりはない」です。
すごい!よく覚えていましたね!先生が引き継ぎで聞いた通りです。
感心しました。みなさんも、覚えていましたか?
はーい!!!!
美しい詩を学ぶことは、きっと将来のみなさんの豊かな心を育てます。
それでは、先生と、この詩の胸躍る探検に出発しましょう。

21 :名前はいらない:03/10/29 17:59 ID:HiBtUArF
スレのテーマが「イト」だしなあ。
何していいかわからんが、とりあえず、誰かお題をプリーズ。


22 :名前はいらない:03/10/29 18:05 ID:MW7lQW8Z
糸から連想されるもの


紅い糸


蜘蛛


納豆

23 :5t以下小型船舶操縦 :03/10/29 18:19 ID:1UoKA4Zb
さ、黒板に書いたこの詩を、大きな声で読んでみましょう。はいっ。

毛糸がヘアピンに絡まって、届かなくて嫌だけど、
やっぱり、お正月には魚の目玉が食べたいな。
御節料理は芋づくし。
ぬるっと箸から落としても、めでたい芋に変わりはない。

ああ、先生は今思い出しました。確か昭和初期の有名な詩人でどこかに
記念館もあるんです。
さて一行目、これはどういうことだか、思った通りに言ってみましょう。
はい思慮深いことで有名な偏屈君。
「うー、毛糸とか届かないとか言うのはえー隠喩石油暗喩のどれかで、たぶん
テストの問題が解けない苦しみだと思います」
お見事です。次は、そこの日能君、どうぞ。
「はい。鯛のお頭が出たら、目玉のムコ何とかをキープして頭を良くしろと
塾の先生がいつも言っています」
いやー子供の純粋な目はなんでもお見通しですね、何だか先生恥ずかしく
なってしまいました。
(歌手志望のゆみか)「先生!次わかるう!言ってもいーい?」はい。
「あのねえ、オーディションの時にね、マミーはいつも、周りはみんな
芋ばかりなんだから、って言うの。芋づくしじゃん?」
ウウウ(感涙)。皆さんのおかげで、ラスト1行が3000円ポッキリ、いや違う
ぴったりと先生のイメージと重なって、こんな嬉しい事はありません。
最後は、実はこういう意味なんです。
幸福の前髪を逃すなよ、と。えー先生は明日から風邪で休むので、続きは
教育実習生にして文学青年である津軽先生になります。
皆さん、しっかり勉強して下さいね。
はーい!!!
解散。

24 :5t以下小型船舶操縦:03/10/29 18:42 ID:QhYclmnq
深夜。某文学青年の6畳アパート。渡されたコピーを握り締めて
肩を震わせている。目に感動の涙、耐え切れずに一筋。


あたまぐらりら、
ぼく
自分だけ特別
軽蔑    生きて
   幸せすきまから
逃げた

算数は嫌いだな

逃げた






25 : ◆cha/xejyz2 :03/10/29 21:18 ID:nAravgfP
イト
バイト
チョイト
エキサイト
ダイナマイト
ドッグファイト
(以下略)

26 :三菱:03/10/29 21:46 ID:gfg3Tml8
何が起こっているんじゃい?


27 :ex:03/10/30 13:40 ID:PxboBW8L
う〜ん、頑張れば100位行きそうですね。

皆様頑張りましょう。
何を頑張ればいいのか分からないけど。

28 :三菱:03/10/30 15:23 ID:K0/K9o+j
ウチのコタツの注意書より

『逆さにして、餅などを焼かないで下さい』

驚いた…

29 :東芝:03/10/30 17:24 ID:BMho9lr/
漏れなんか最近鼻かむと一緒に血が混じって出てくるぞ
さ、病院行くか・・・

てかスレの意図に反してる書き込み

30 :三菱:03/10/30 17:49 ID:uemK3fcx
既にイトの意図は失われつつある
主の不在を嘆きつつ、しんねりむっつりと
乗っ取りの危機に瀕したこのスレを
果たして神は救えるのだろうか
さあ
その時が訪れた

>>28
ただの鼻血 或いは鼻のかみ過ぎかと
  

31 :三菱:03/10/30 18:06 ID:uemK3fcx
>>28>>29の間違い
ま、誰も見てないからいっかー

32 :東芝:03/10/30 21:03 ID:BMho9lr/
>>1よ、本当に乗っ取るけどいいの?←及び腰

33 :名前はいらない:03/10/30 22:38 ID:QuqNFjk4
ageないで今夜一晩だけ待とう
武士の情けだ

34 :名前はいらない:03/10/31 12:44 ID:c/sG0GMZ
>>東芝
思う存分に乗っ取れ!←逃げ腰





35 :東芝:03/10/31 17:11 ID:pobwaGOZ
まかせろ!
       ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \ 
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   > この東芝がこのスレを
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__  乗っ取らせてもらう!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /
       l   `___,.、     u ./│    /_
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
別にネタが始まるワケではないが・・・
以後、このスレは乗っ取りスレとします。とりあえず俺が乗っ取った!

36 :三菱:03/10/31 17:24 ID:8TCXjEtc
本気だったのか

まさか

本気だったとは

神の御加護を

37 :名前はいらない:03/10/31 22:43 ID:o0JW0sZJ
age

38 :1/21:03/11/01 02:34 ID:yKxeUEBY
       _
   , ‐''´~   `´ ̄`‐、
 ヽ‐'´            `‐、
≦               ヽ
≦   , ,ヘ 、           i
 l イ/l/|/ヽlヘト、      │
 |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
  ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
  } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !   しかし、>>1の意図は
 ゙!  7     ̄    | トy'/    何だったんでしょうね?
 !  `ヽ"         ;-‐i´
 ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
  ヽ、 ー         / ゝ
   \   __, ‐'  / / \
      ̄ i::::: / /

39 :2/21:03/11/01 02:35 ID:yKxeUEBY
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、

分からないなら率直に言ってやろう、あれは我々人類への警告だ。

40 :3/21:03/11/01 02:36 ID:yKxeUEBY

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /

41 :4/21:03/11/01 02:36 ID:yKxeUEBY
            ,. -─- 、._    
            ,. ‐'´      `‐、
       /           ヽ、_/)ノ
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ
      i.    /          ̄l 7
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l 
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /   いきなりだなオイ…
      /`゙i u       ´    ヽ  !   
    _/:::::::!             ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /
 .! \     `‐、.    `ー;--'´

42 :5/21:03/11/01 02:44 ID:yKxeUEBY
     ,ィ, (fー--─‐- 、、
.    ,イ/〃        ヾ= 、
   N {                \
  ト.l ヽ               l
 、ゝ丶         ,..ィ从    |   
  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     ひも解くほどに それは絡まり
   `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    ひも解くほどに 硬さを増す
.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     ひも解くほどに ぼくの目は視力を失い
    ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン   ひも解くほどに 思考回路は難解を極める
      l     r─‐-、   /:|   
       ト、  `二¨´  ,.イ |   
     _亅::ヽ、    ./ i :ト、   
  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、 
    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l

43 :6/21:03/11/01 02:45 ID:yKxeUEBY
       _
   , ‐''´~   `´ ̄`‐、
 ヽ‐'´            `‐、
≦               ヽ
≦   , ,ヘ 、           i
 l イ/l/|/ヽlヘト、      │
 |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
  ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
  } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !    例の>>1の詞ですね
 ゙!  7     ̄    | トy'/   
 !  `ヽ"         ;-‐i´
 ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
  ヽ、 ー         / ゝ
   \   __, ‐'  / / \
      ̄ i::::: / /

44 :7/21:03/11/01 02:57 ID:yKxeUEBY
       ,. ─- 、,,.___
      ,イ〃          `ヽ,__
.   N. {'             \
.  N. {               ヽ
.  N.ヽ`               〉  
  N.ヽ`        ,.ィイ从       /
.  ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく   
    lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i !   
    ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ    または>>22が「イトから連想されるもの」
       !  ̄  ii{_,.   ̄  /r'´     とも言っていた
       ,ゝ、  iー-ー、  , ' |\   
  -‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;;  |  ヾ''ー-
    /   ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ  :|      
.   /   :ト、` ー-、 r--‐_'´/   |  
  / _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、  :|     

45 :8/21:03/11/01 02:58 ID:yKxeUEBY
            ,. -─- 、._    
            ,. ‐'´      `‐、
       /           ヽ、_/)ノ
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ
      i.    /          ̄l 7
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /  キバヤシ
      /`゙i u       ´    ヽ  !  お前まさか、また妙なトンデモ論を?
    _/:::::::!             ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /
 .! \     `‐、.    `ー;--'´
  ヽ \     \   /

46 :9/21:03/11/01 03:04 ID:yKxeUEBY
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、

この切り揃えられた四行詞。
更にこのイトは絡まり、硬さを増し、視力を失わせ、思考回路に不調をきたす。
これが何を表しているか分かるか?

47 :10/21:03/11/01 03:05 ID:yKxeUEBY
     ,. -─v─- 、 、
 __, ‐'´           `ヽ
..≦              `i,
..≦               i、
 1  イ/l/|ヘ ヽヘ       i  
  l,_|/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、,l`ヘ  .,| 
  .レ二ヽ、 、__∠´_"` ! /
  riヽ_(:)_i  '_(:)_/ #|i)'  
  !{   ,!   `      μ!   
  ゙!   ヽ '        ,i!
   !、  ‐=ニ⊃     ,,ハ
    ヽ  ‐-   / "ト、
     ヽ.___,._/   // \

それは・・・

48 :11/21:03/11/01 03:32 ID:yKxeUEBY
       ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \  
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   > デオキシリボ核酸…
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   つまりDNAのことだ!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    / 
       l   `___,.、     u ./│    /_
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l    .\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、  _/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     | l. /    |=  ヽ/ | .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
      l.    | l./     .!    / | i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |. .!    .|  /  .!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |  l.    .| /   | i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |   l    .|/     !│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7
        l  |   l   ./     .| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |     l  /     .|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |    .∨      !   /ヽ::: `:::    ::::  ...

49 :12/21:03/11/01 03:33 ID:yKxeUEBY

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /

50 :13/21:03/11/01 03:35 ID:yKxeUEBY
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'       ヽ:::::::/         ゝ‐;----// ヾ.、
       [          }二          |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l         リ ̄ヽ         |l:::::::::::!ニ! !⌒ //
.         i        ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ':::::::::::::::::ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄  :::::::::::::::::i/‐'/
          i:::::::::::::      .:::ト、  ̄ ´     ::::::::∪::::::l、_/::|
          !::::::::::::                :::::::::::::::::::::|:::::::::::|
             ヽ:::::::::::   --───--   :::::::::::::::::: !::::::::::::ト、
もっと早くに気付くべきだった…四行詞。そしてDNAの二本の柱に連なる四本の塩基配列。
まさに絡まるイトではないだろうか……

51 :14/21:03/11/01 03:37 ID:yKxeUEBY
       _
   , ‐''´~   `´ ̄`‐、
 ヽ‐'´            `‐、
≦               ヽ
≦   , ,ヘ 、           i
 l イ/l/|/ヽlヘト、      │
 |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
  ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、  ちょっと待ってください!
  } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !   絡まり、硬さを増し、視力を失わせ、
 ゙!  7     ̄    | トy'/    思考回路に不調をきたす。っていうのは!?
 !  `ヽ"    u    ;-‐i´
 ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
  ヽ、 ー         / ゝ
   \   __, ‐'  / / \
      ̄ i::::: / /

52 :15/21:03/11/01 03:40 ID:yKxeUEBY
     ,ィ, (fー--─‐- 、、
.    ,イ/〃        ヾ= 、
   N {                \
  ト.l ヽ               l
 、ゝ丶         ,..ィ从    |   
  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     そうだ!それこそが最も重要な
   `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    ポイントだ。普通ならDNAに
.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     不調をきたす人間など居る筈がない
    ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン  
      l     r─‐-、   /:|   
       ト、  `二¨´  ,.イ |   
     _亅::ヽ、    ./ i :ト、   
  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、 
    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l


53 :16/21:03/11/01 03:42 ID:yKxeUEBY
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、

DNAを弄られた人間を除いてはな!!

54 :17/21:03/11/01 03:51 ID:yKxeUEBY

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /


55 :18/21:03/11/01 03:56 ID:yKxeUEBY
       ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \  
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   > >>1は警鐘を鳴らしていたのだ
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   改変DNAの危険性を!
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    / 
       l   `___,.、     u ./│    /_
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l    .\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、  _/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     | l. /    |=  ヽ/ | .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
      l.    | l./     .!    / | i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |. .!    .|  /  .!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |  l.    .| /   | i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |   l    .|/     !│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7
        l  |   l   ./     .| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |     l  /     .|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |    .∨      !   /ヽ::: `:::    ::::  ...


56 :19/21:03/11/01 04:00 ID:yKxeUEBY
     ,. -─v─- 、 、
 __, ‐'´           `ヽ
..≦              `i,
..≦               i、
 1  イ/l/|ヘ ヽヘ       i  
  l,_|/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、,l`ヘ  .,| 
  .レ二ヽ、 、__∠´_"` ! /
  riヽ_(:)_i  '_(:)_/ #|i)'  
  !{   ,!   `      μ!   
  ゙!   ヽ '        ,i!
   !、  ‐=ニ⊃     ,,ハ
    ヽ  ‐-   / "ト、
     ヽ.___,._/   // \

じゃあ、我々人類が既に何者かによって
遺伝子をいじられていると>>1は言って
いるんでしょうか?

57 :20/21:03/11/01 04:02 ID:yKxeUEBY
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、

さあな、それはまだ断定できない……しかし確実に起こりえる
可能性、とだけは言えるだろう

58 :21/21:03/11/01 04:04 ID:yKxeUEBY

MMR特別編 in 詩板
       糸冬

オチなし詰らなし。吊ってくる

59 :三菱:03/11/01 07:24 ID:joWFrzR7
このような展開を誰が予想できただろう。
おそろしや〜

60 :三菱:03/11/01 09:30 ID:7sAYSqd8
縺れて少し嬉しいもの
痴情  三角関係

縺れても嬉しくないもの
金銭問題  遺産トラブル  ネックレス

縺れっ放し
釣り糸  俺の脳  細麺

このスレのテーマは、糸そしてDNA

61 :名前はいらない:03/11/01 09:44 ID:XZr+P5CB
いやあ、1が糸についての4行詩なのに注目して、話をDNAに持っていったく
だりは見事だと思いましたよ。

62 :名前はいらない:03/11/01 09:46 ID:sIMF6vjo
神後輪age

63 :名前はいらない:03/11/01 10:17 ID:fdu5fhdq
【スレの中のスレ…裸の大様をみんなで褒めちぎろう!…】

1 子供は裸だって言ったけど僕には見えたのさ
  大様のパンツは印度の更紗でそりゃあ綺麗だった
  大人はパンツを誉めそやした
  子供には見えないパンツ

  ってことで、純粋な心の詩人は来ないで下さい。
  




64 :三菱:03/11/01 10:23 ID:4VkvxSAX
もはや逃れられぬ糸の呪縛

スレの中にまたスレ

このスレのテーマは、糸、DNA、そして裸の大様。

65 :東芝:03/11/01 14:18 ID:yKxeUEBY
その中にジョージ・アツーシも入れよう

66 :名前はいらない:03/11/01 17:23 ID:1dQRH+7z
>>63
2get!

大人はキタナイ   大人はキタナイ
大人はキタナイ   大人はキタナイ
だから王様の裸を誉めた
私は大人のあやつり人形ではない
手足と頭に糸をつけられて踊るのはまっぴらだ
大人はキタナイ   大人はキタナイ
大人の使ったデンタルフロスはくさい  だから
大人はくさいのだ

67 :三菱:03/11/01 18:00 ID:39oN7V5R
>>63
釣られて打ち込んだ俺も馬鹿だが

ひょっとして「おうさま」を「おおさま」で

変換したのではないかいな

68 :名前はいらない:03/11/01 19:07 ID:u2xEaimV
もとは彼女の knit
玉が弾んで hit
膝の裏まで slit
角突き合わせて summit

役に立たない kit
乱れ乱れて wit
今夜のところは quit
正真正銘 stupid

69 :三菱:03/11/02 02:25 ID:J+qKnSKj
わたあめの外側から
二本指すり合わせて
こよりみたいに細い糸
そろそろ伸ばしながら
紡いで
紡いで
紡いで
真ん中までたどりついたのに

探してたひとは
どこにもいなくて

つかまえるための
甘いにおいの
糸だけが残った

指に巻きつけて
溶かしてしまおう

もう使わない
糸だから

70 :東芝:03/11/02 03:22 ID:oOMDNtrn
>>三菱
なんか貴君に乗っ取られた気分だよ

71 :三菱:03/11/02 09:22 ID:Y8Zmd9nm
>>東芝

すまなかった

吊りにいく

72 ::03/11/03 07:58 ID:ZECsxfYK
日記と画像を更新しています。
http://makiyumi.nonejunk.com/




73 :63:03/11/03 09:09 ID:cM3/RZwV
書き直し
【スレの中のスレ…裸の王様をみんなで褒めちぎろう!…】

1 子供は裸だって言ったけど僕には見えたのさ
  王様のパンツは印度の更紗でそりゃあ綺麗だった
  大人はパンツを誉めそやした
  子供には見えないパンツ

  ってことで、純粋な心の詩人は来ないで下さい。
  


74 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 10:23 ID:n/e5MLZC
船が係留ロープを解かれて出港するまでの長い道

1.船体点検
2.エンジン点検
3.設備点検
4.エンジン始動
5.暖気運転

ロープが解かれる小型船舶

75 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 10:30 ID:n/e5MLZC
1.船体点検

船尾・船首係留よし
船首よし
甲板よし
左舷よし
右舷よし
船尾よし
推進器よし

乗船

右舷よし
左舷よし
浸水なし
船体安定よし

76 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 10:35 ID:n/e5MLZC
2.エンジン点検

ビルジよし
Vベルトよし
エンジン取り付けよし
電装品よし
エンジンオイルよし
燃料系統よし
バッテリーよし
メインスイッチよし

77 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 10:41 ID:n/e5MLZC
3.設備点検

救命設備(救命胴衣・救命浮環・信号紅炎)よし
消防設備(消火器・自動消火器・バケツ)よし
排水設備(バケツ・あかくみ・ビルジポンプ)よし
係船設備(アンカー・アンカーロープ・係留ロープ)よし

78 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 10:57 ID:n/e5MLZC
4.エンジン始動

換気よし
中立よし
エンジン始動よし
換気よし

5.暖気運転

シフト中立 1500回転

今、係留ロープは解かれ船は出港する。
そのロープを腹に収めて。

曇天
気温12度
風浪階級 2



79 :5t以下小型船舶操縦:03/11/03 11:07 ID:n/e5MLZC
微速発進
やがて直進
纏わりつくものもなく

外海へ

80 :名前はいらない:03/11/03 14:09 ID:uCiEs2v/
「生糸」
細々しくひよわに、口元ももどかしい赤ん坊
刈り取り、乾かし、丁寧に刻み

しくしくと食み続けるいじらしさはどうだ
膨れていく腹の可愛さはどうだ

健やかな食欲のためいき
山に入り、昼に入り、夕暮れにまた桑の葉を
蒸れた成長音が耳を覆う
一月半後の羽音

美しい寝床が完成して
別れの時が来る

「いい絹になれよ」

大釜で煮られ
糸口から引き毟られるお前たち
羽化したその日に交尾して
次の朝はないにしても

殻だけを
俺は愛して育てる

何百億の
何千億の蚕よ





81 :ex:03/11/03 15:42 ID:ITiw3/IX
このスレは俺のものだーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

82 :三菱:03/11/03 16:22 ID:TAGdKIn3
乗っ取るのには

それなりの覚悟が

第一今は東芝のもの

83 :名前はいらない:03/11/03 16:40 ID:jhG+/omm
「イト」
すんなりと指差すだけで
イトは引き込むのだ
縺れずとも

手繰らせ
縋らせ
操り

見えぬ力に逆らえずに
イトの意図を忘れれば

蜘蛛の巣

84 :名前はいらない:03/11/03 16:56 ID:PGYRmC1+
すでに糸玉は止まらない

嘲りのパラレルワールド

意図も回答も混沌と弾み

85 :名前はいらない:03/11/03 17:27 ID:0/Yab90Q
掴む資格などなかったのだ
カンダタ
おまえのことだ

少し許される罪のために
垂らされた糸

悲鳴を俺は聞いた
もっと深い血の沼へ
腐肉を突き抜けながら落ちる
怒りの破裂
脳髄の

釈迦は薄笑い
指で蜘蛛をひねり潰して
そのまま散歩

美しい極楽の昼下がり



86 :名前はいらない:03/11/03 19:44 ID:DRi4H+1P
「Single Age」
露西亜で生まれた
薔薇色の頬の少年
日本中が絶賛

「夢の縺れ」
教えてくれお前の心のどこに夢が縺れて
糸が縺れて
ピアノがお前を歌わせるのか

花束に埋もれてはにかむお前のキイ
賞賛に酔う蝶ネクタイ

アンコールのカデンツァ
リスト「愛の夢」

白々しい渇きと共に
俺は会場を後にする





87 :東芝:03/11/03 21:16 ID:c34MwtGu
>>82
俺に構わずどんどん乗っ取ってくれ
ていうか誰か俺を

   寝 取 っ て く れ !!

88 :三菱:03/11/03 22:07 ID:5xYGFuCJ
>>87
乗っ取るよりは寝取るほうが楽しそうだが

安易に寝取られるなとひとこと





89 :ex:03/11/03 22:51 ID:6uhDHVpp
ではこうしよう。

このスレは「東芝の未来詩」ということで。
皆で東芝の未来を詩にしよう。





ごめんなさい・・・・・。

90 :sounds_of_mind:03/11/03 22:58 ID:yVy4W6fg
後ろ向きなぽえむのぺぇじ
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/6647/
↑遊びにきてやってください

91 :三菱:03/11/03 23:18 ID:7GxFwcz0
>>89
ありがとう。

これで正式にここは

東芝のスレになった。

【東芝の未来詩】スタート!
皆で東芝の未来を詩にするスレッドです。東芝のAAも期待できます。

92 :東芝:03/11/03 23:33 ID:c34MwtGu
>>三菱、ex
一寸待て、未来詩って何打!?
乗っ取りスレはどうなった!?
それとAAには気体すんな!
あれはマジで一発だっつーの!?
ていうか誰か俺を

   寝 取 っ て く れ!!

93 :三菱:03/11/03 23:50 ID:Uxrw6znI
>>92
すまない、実はわからない

ただexに何となく従っただけ



94 :東芝:03/11/03 23:56 ID:c34MwtGu
じゃあメール欄をキボンヌ

95 :東芝:03/11/04 00:03 ID:9XXpIYF0
すまん、>>92のメール欄をキボンヌ

96 :三菱:03/11/04 00:06 ID:UsLVV6CZ
>>95
わからん

97 :東芝:03/11/04 00:10 ID:9XXpIYF0
つまりは俺を寝取るような内容の詩を、
もしくは詩で俺を寝取れる強者を、

98 :三菱:03/11/04 00:13 ID:UsLVV6CZ
>>95

ここでお知らせです

絡み絡まる糸のスレッド

名を変え形を変え今また縺れて

路線変更



99 :東芝:03/11/04 00:19 ID:9XXpIYF0
すまん、勝手に趣旨変えまくって・・・
俺が勝手に荒らしてるようなものだな

吊ってくる

100 :三菱:03/11/04 00:21 ID:UsLVV6CZ
新スレッド
【東芝を寝取りたい詩人集合!】
ここは、東芝が、思わず寝取りたくなるほど魅力的な詩を
皆様に贈るスレッドです。
お読みになって寝取りたいと思った方はお申し出ください。
東芝が涙ぐむような返詩をお待ちします。

スタート

101 :松下:03/11/04 00:22 ID:4NAlZs4O
なんですかこのどーしょもないスレッドは?

102 :三菱:03/11/04 00:24 ID:UsLVV6CZ
>>99
どうせ俺も荒らし




103 :日立:03/11/04 00:27 ID:Lg0kBVTP
みたことも〜ない〜きに〜なるでしょう〜

104 :東芝:03/11/04 00:30 ID:9XXpIYF0
>>101
これからROMに徹する漏れを
寝取るような詩でおびき出す寝っ取りスレッド

天の岩戸みたいだw

105 :三菱:03/11/04 00:32 ID:UsLVV6CZ
どんな詩でもいいが

最後にひとこと「東芝よ!」と添えれば

いいスレッドです。

スタート

106 :三菱:03/11/04 00:35 ID:UsLVV6CZ
寝る

107 :東芝:03/11/04 00:39 ID:9XXpIYF0
おやすみ、マイハニー

108 :東芝:03/11/04 00:50 ID:9XXpIYF0
じゃあ即興で一発


日差しが傾く頃、貴方を眼で探す
手は冷たくなって、ポケットに入れて
今朝と同じように、手をあげて私を呼ぶ貴方に
今朝と同じように、貴方に向けて微笑んだ




   ごめん死ぬわ

109 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:13 ID:BLqqUsw6
>>108
>じゃあ即興で一発
そこから詩が生まれる

ただ、内容がさわやかっぽいのに、文章がちとこんがらがってるので
頭に入りにくくて、そこが惜しい

110 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:25 ID:BLqqUsw6
ははは、じゃあ、俺がのっとった!!

糸の車で旅立つ世界
巻きはほどけて夢の国
帰らないよう
細心に

振り向く口元結ばれて
一端知るのはもう記憶
これで充分足りるかな

111 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:28 ID:BLqqUsw6
ま〜い〜て〜 む〜す〜ん〜で〜
ま〜い〜て〜 む〜す〜ん〜で〜

わ〜た〜し〜の〜 て〜の〜ひ〜ら〜
か〜く〜し〜て〜 し〜ま〜い〜た〜い〜

112 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:30 ID:BLqqUsw6
永遠に赤い糸で

     私と貴方は

         むすばれています

113 :東芝:03/11/04 01:30 ID:9XXpIYF0
乗っ取られてすげぇ嬉しい俺が居る

114 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:34 ID:BLqqUsw6
かあさんは なにも編んでくれなかった
手は むしょうに脂っぽかった
ぬぐっても ぬぐっても

ああ まぶしい

115 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/04 01:35 ID:BLqqUsw6
>>113
三サッ

116 :東芝:03/11/04 01:41 ID:9XXpIYF0
>>115

  や ら な い か?

てか漏れも寝る

117 :5t以下小型船舶操縦:03/11/04 02:08 ID:H1n+vREg
絶句

118 :三菱:03/11/04 09:59 ID:L7V9uOUR
>>113
見事な俳句だ

119 :三菱:03/11/04 10:40 ID:lzIIoJER
公孫樹の秋
あなたが歌い出すと
猫も忍び足で
窓枠へ

開いた窓から枯葉も
うれしそうに

歌声は風に溶けて
寄り添う私の心にも

囁くように
楽しげに
ときには怒り
微かなくぼみまで届く
あなたの歌

いつか部屋中が
美しい空気に包まれ

おつかれさま
そっと髪を巻き上げて
秘密の小箱にしまおう

またあしたね
わたしの
東芝電気掃除機



120 :三菱:03/11/04 10:45 ID:lzIIoJER
吊ります

121 :東芝:03/11/04 10:56 ID:9XXpIYF0
>>118
ねらったんじゃねえっての


結構みんな作詩してくれてんだなぁ
やっぱり漏れのこと好きなんだろ?w

122 :ex:03/11/04 10:56 ID:K7608xJM
のさばるな!!!!

我がスレでなにしとんねん!!!!




と、特に趣旨が無いのに言ってみた。

123 :ex:03/11/04 11:14 ID:K7608xJM
じゃあ、>>105の三菱の意見を採用しましょう。


「東芝よ!!
 物はTANAKAに渡しておいたぜ!!!」

とか。




124 :三菱:03/11/04 11:55 ID:T29RTWSP
それでは

それでいくけど

糸のテーマはちゃんと残すので

ご安心下さい。



125 :三菱:03/11/04 13:20 ID:yWmLNC8+
新しい旅立ちスレッド【新規一転糸スレッド】

 (このスレッドのテーマは>>1から読んでもわかりません)

ひも解くほどに それは絡まり
ひも解くほどに 硬さを増す
ひも解くほどに ぼくの目は視力を失い
ひも解くほどに 思考回路は難解を極める

時々思い出したら、「東芝元気か!?」とか、「寝取りたいぞ東芝!」、
或いは「皆東芝が好きだ!」などとついでに書いておいてください。
東芝が喜びます。尚、東芝はこのスレの>>35あたりからものすごいAAを
噴出しましたが、一発だそうです。
このスレッド進行はexの許可を得ています。

  (王様の裸が見える、純粋な心の詩人はここには無理だと思います)

スタート
 
 

126 :ex:03/11/04 15:13 ID:nSqwCyS9
ヨッシャーーーー、心機一転いくぜ!!!!


「東芝、元気?
 なんかね、もう私のヒザ治らんらしいです」

127 :名前はいらない:03/11/04 16:36 ID:htWZFBQ2
賛美歌も好きだし

焼香して
手も合わせる

鈴を鳴らして
お賽銭をあげるし

おりんの響きも
深々ときれいだけど

わたしの本当の
神様は
違う顔して
ちゃんといて

寂しい時には
あやとりして遊んでくれる


照れて笑ってるのが
わたしの神様

「東芝、石油は見つかったのか!?まじめに
掘ってるんだろうな?」





128 :三菱:03/11/04 17:01 ID:ijjpswgL
また降りてきた
枝から滴って、糸

屋根を流れて、糸
樋を走って、糸

わたしの傘から
コートの裾から

手のひらで空を語り
太陽の機嫌を憂えて

また束になり
一本の糸になり
帰りを約束された
幸せな水

いつまでも雨を見ている

「東芝お元気ですか
 exがちっとも詩を書きません
 叱ってやってください」





129 :東芝:03/11/04 17:21 ID:9XXpIYF0
>>三菱
新テーマ乙。いつも任せっきりでスマソ
>>ex
ヒザの調子が悪いのなら
医師に見捨てられたのなら
ここにおいで

いつでも
いつまでも
君を見守ることは出来るから

まあぶっちゃけ

  や ら な い か?

日比谷線六本木駅の構内で待ってるよw

130 :三菱:03/11/04 17:45 ID:GzmK40GI
古いボート
船腹に波
舳先にカモメ

退屈な釣竿
潮に梳かれて
軋む髪

船尾灯が
速度を増して遠ざかる
追う指先で
挨拶

波が砕けて
少しだけ
目に滲みるけど
わたしは碇を上げる

船は進路を変えた
夢と別れ
港へ



131 :名前はいらない:03/11/04 21:15 ID:K6DDYMfo
あなたの一番好きな栗の木の
枝のふりをして
人差し指でずっと待ってるのに

とまりそうで浮き上がり
去りそうで戻って
いつまでも迷ってる

何もしない
ただくすぐったいあなたの肢を
休ませたいだけ

もう10分も小枝のふり
糸蜻蛉
糸蜻蛉

夕方の風


132 :ex:03/11/04 21:41 ID:NWys82Ic
「the Air」 words,弟の彼女

蒼い月夜に見つけた
淡い涙の雫
冷たく輝いて
腕の中で解けた

夢に向かうその道は
時を渡るひとを呼ぶ
きっと出会うさ この空に
翼広げて飛びたて

The wings feel the wind in the Air
The wings feel the wind

風に流れる雲に
想いは届くの・・・?
気づいた季節に
歌を奏でる

全ては一つの光の中
いつの日にか結ばれる
きっと出会うさ この空に
翼広げて飛びたて

The wings feel the wind in the Air
The wings feel the wind

声はゆるやかに想いをつなぐ
今でも感じてるあの日の願いを



133 :三菱:03/11/04 22:06 ID:ijjpswgL
>>東芝
待っててよかった
待っててよかった

一番きれいなexが来た
一番きれいなex

清らかに澄みわたる
一番きれいなexがいる
画面に広がった清冽な文字
東芝
あなたにも会わせたい
そのときのわたしの幸せ

一番きれいなexに出会った
わたしの


「皆おまえが好きだぞ、東芝」

134 :名前はいらない:03/11/04 22:59 ID:jB/GtWn7
age

135 :名前はいらない:03/11/05 08:53 ID:XbKL02zt
「地下巨大連絡管」カチン コーンコーンコーン  チチチ
グオーン シャクシャクシャクシャクシャクシャクシャク
ポチン     ポチン    ポチン
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン‥‥‥

ズザザザ  キーキーキーキーキーキー
ザクッ ザクッ   ザクッ ザクッ   ザクッザクッザクッザクッ
シーン            

136 :名前はいらない:03/11/05 09:37 ID:wYCoaLnK
「宗教」マグマの膿 怨念の噴火 絶望の渦 憎悪の亀裂
(救ってやるから命を明け渡せそして忠誠を我に) 呪文を編む人間を
一瞥  (落ちて来い) 飛び降りた一人を目の端に厭い
銀のスコップで遠くに放り投げる 神の庭の肥しに 

137 :名前はいらない:03/11/05 12:15 ID:zz2OcEZK


立ち去る

秋の舗道

あとは知らん

乗っ取り募集中

138 :ex:03/11/06 01:06 ID:3OVJGpYe
>>三菱

勘弁してくれ。

139 :ex:03/11/09 14:41 ID:VCd06HMD
方針を定めたら元気のなくなったこのスレ。

復興を願ってage


140 :三菱:03/11/09 19:52 ID:JHKWTb3k
そこから風が入るので
音楽で埋めてください

時々雨が吹き込むので
優しい言葉で暖めてください

あの窓から魔物がくるので
私の両目を塞いでください

勾玉みたいに
まあるくなって眠りたいから

でもここだけは
真空のまま残しておいてください

ひっそり泣くための
ポケットなのです








141 :ex:03/11/09 21:19 ID:lzNvIcG0
>>三菱

なあ、どうするよ?
皆消えちゃったぜ・・・・。

142 :三菱:03/11/09 21:27 ID:eQGFzv28
>>ex
「俺のスレだ!」ってexが書いたために

全員ビビッてしまったのではないかと

乗っ取り募集中


143 :ex:03/11/09 21:34 ID:lzNvIcG0
俺からも頼もう。


だれか乗っ取ってーーーーー!!!!

144 :三菱:03/11/09 21:36 ID:eQGFzv28
exが1ではなかったのか

不思議だ

ますますもつれる糸

145 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/09 21:45 ID:g3JUEg61
よし、俺が1レス乗っ取ろう
>>140
C+〜B

146 ::03/11/09 21:54 ID:J2/2ffkI
>>快楽
いや、俺が乗っ取る。

147 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/09 21:58 ID:g3JUEg61
>>146
いや俺が

148 ::03/11/09 21:58 ID:J2/2ffkI
これはじゃんけんで決めることを
提案する。
俺はパーだ。
しかし後出しは
すべて反則負けとする。

149 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/09 22:00 ID:g3JUEg61
>>148
その前に俺が>>147で乗っ取ってるのでその提案は無効だ

150 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/09 22:01 ID:g3JUEg61
といったところで乗っ取りは放棄する

151 ::03/11/09 22:04 ID:J2/2ffkI
>>149
なら同居させてよっ!
夕飯の支度は俺がするっ。

凍り粥はどう?W

152 ::03/11/09 22:05 ID:J2/2ffkI
>>快楽

放棄はだめ!


153 ::03/11/09 22:07 ID:J2/2ffkI
おいっ、
三菱exなんとか
しれっ

154 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/09 22:12 ID:g3JUEg61
カレーはかれぇなんていいたくなるほどかれぇカレーなカレーだった


155 :三菱:03/11/09 22:13 ID:eQGFzv28
>>145
ありがとうございます

>>ex
もとはと言えば

君のせいかと

どうするんだ



156 ::03/11/09 22:25 ID:J2/2ffkI
あっ、
このやろう、
思いっ切り
ドリームカムスルー、ハワイはあなたに決定しやがった!

もうええわ、

尿漏れ
チーコイコイ
じゃ!

157 :三菱:03/11/09 22:35 ID:eQGFzv28
>>ex
危機は脱したが

さてこれから

どうしよう

158 :三菱:03/11/09 22:37 ID:eQGFzv28
笑い合うのを
少しだけ止めて
二人の手のひらを見つめませんか

この、儚い色の
小さなビーズが
わたしの旋律のすべて
この薄青の糸が
あなたの穏やかな通奏低音
真芯でゆっくり渡っています

休符には必ず月明かり
水差しには
蒼い躊躇いが、震えて

針の先の慎重さで
結び目作ってください
滑り落ちてしまわないように

あなたから
ビーズが







159 :ex:03/11/10 00:08 ID:bwJxUoiN
勢い出たからいいんでないかな?

このスレは方針決めずに好きにやるのがいいのかも・・・・。

>>三菱 
俺らも頑張ろう!!

160 ::03/11/10 00:56 ID:UeC4/wML
見ろ!
この陰気に充満したカテドラルを。もう爆発も秒読みに入った。
おい!
時間がないっ、
早く拾え、這って拾え。犬みたいに尻尾を振り倒せ。誰かが見てる、
万の暗黒に、壱の幸福は多すぎる。ドクター、この影はなんだ?
早くしろっ!
時間がない!

161 ::03/11/10 01:04 ID:UeC4/wML
朝日と夕日と
月と星と
糸で糸で
巻いて巻いて
くちゃくちゃ
にして、

へいおまちっ!

あとは板前に
握らせな。

何っ!?
玉で終始か?

あぁ、

なるほどな。

勘定してよ。

明日貝堀りに行ってくる。

162 ::03/11/10 01:04 ID:UeC4/wML
朝日と夕日と
月と星と
糸で糸で
巻いて巻いて
くちゃくちゃ
にして、

へいおまちっ!

あとは板前に
握らせな。

何っ!?
玉で終始か?

あぁ、

なるほどな。

勘定してよ。

明日貝堀りに行ってくる。

163 :三菱:03/11/10 07:33 ID:zwVkI0wH
僅かな淵の欠けで
十三夜を教えた
あなたの白い指先

瞬いた光が
地球に届く時間
見上げていたわたし

笑い疲れ
草に背を預けた
懐かしい夕暮れ

モンゴルの三つ編みを
揺らした
思いつきのダンス

半日かけて
大地の温度に還った
あなたの幸福な背中

嫌いな名前の部屋を出て
駐輪所を
軋みながら発進



164 :三菱:03/11/10 07:39 ID:zwVkI0wH
駐輪所を発進するのは

あまりにも変だから

保留にする

165 :5t以下小型船舶操縦:03/11/10 14:37 ID:TEmJDNbD
思わぬ大漁に網は耐え切れず、一艘が失われた。晩秋の海に、漁労長は力尽き、
深すぎて遺体収容は不可能だった。
呆けた老母の目を憚り船主は毎朝風呂敷に喪服を隠し、遺族の家に通った。
過疎の漁村。誰もが沈黙し、女たちは乾いた精進散らしを捏ねる。
やがて漁は15の息子に受け継がれ、またその息子に託されるだろうが、
漁労長だけは生きてあの船におり、大漁不漁に心を痛め続けるのだ。
網にかかった海亀に酒を与え海に返す両腕に俺は力を込める。
あの男にこの酒を、俺の18番「兄弟船」と共に。







166 :三菱:03/11/10 19:09 ID:5Hb3nhvf
オバカな俺の言葉への
見知らぬ人の声が
脳を駆け巡り続ける

言葉遊びだ
安易に言葉を選んでいる
時間と戦え

粉々になった俺の言葉を広い集めて
途方にくれる

咳き込む言葉たち
蹲る言葉たち

吐き散らした
数々の戯言に青ざめて
指が凍る

直そう
糸口は見えないけれど







167 :三菱:03/11/10 19:14 ID:5Hb3nhvf

広い集めて→拾い集めて
青ざめて→青ざめ
サイテー

168 :三菱:03/11/10 19:54 ID:0euG6Xdp
「鳩」4回目

知らない模様の鳩

だれ?
首をかしげて鳩は
えーと、僕はこの間から

朝の歌は聞こえてた、
だれ?
もっと首をかしげて鳩は
きれいな公園だったので、

だから、名前は?
困りきって胸につくほど
首をかしげる鳩

わかった、鳩でしょ

目をぴかぴかさせて
しゃんと首をおこす鳩に

難しいこと聞いて、ごめんね

いっしょに笑う芝生

169 :東芝:03/11/10 20:08 ID:9BCutX2t
>>北、快楽
残念だが漏れがたった今乗っ取った!

「揺れ」
揺れる揺れる。乳揺れる
90cm級の怪物が、残像付けて
揺れる揺れる。超揺れる
楕円のスポット、ピンク色

紙一重の大激戦。僕には見えない
ほとばしる、しる、汁、知る
揺れに乗せて、父も揺れる
揺れる父、今死んだ

揺れる揺れる。乳揺れる
死んだ父、眼から血
揺れる揺れる。激揺れる
ピンクのスポット、今いづこ


これ読んで寝取りたいと思った香具師
コッチの準備はOKだ
特に三菱とexはw

170 :東芝:03/11/10 20:14 ID:9BCutX2t
あと5t以下もw

171 :三菱:03/11/10 21:28 ID:plOWlw6E
うわ

また縺れて

ドツボ

172 :三菱:03/11/11 06:43 ID:hQCcYYHc
添えた親指をそっとずらすと
震えるあなたがいる

目覚めたときも、午後にも
そして眠るまえの今も

話しかけることさえできないまま
あなたに会って
またね、という間もなく
あなたは眠ってしまう

元気がないときには
小さく頷くだけ
でもそれは
きっとわたしが忘れてたせい

青い首輪が艶々きれい
ずっといっしょにいてね

キスして眠ろう
わたしの
東芝電気自動歯ブラシ


173 :80:03/11/11 10:51 ID:oRAV8U1R
「生糸」(やり直し)
薄い皮膚の赤ん坊には
柔らかな若葉を刻んで

しくしくと喰むいじらしさ
膨れる腹に透けていくみどり

蒸れた室に充満する
三週間後の子供には
山に入り、昼に、夕暮れまた桑の葉を
わしわしと健やかな歯

美しい寝床ができれば
トラックが迎えに来る

大釜で煮解かれ
糸口から毟りつくされるお前たち
羽化して、日暮れに交尾して
数日だけの命にしても

羽根をたたんで眠る
何百億の、何千億の蚕よ。

174 :ex:03/11/11 10:53 ID:uSkbKdXO
>>三菱

お〜い、あなたも東芝の標的になったぞ!
注意しといてね。
ヤラレチャウヨ!!

175 :名前はいらない:03/11/11 11:01 ID:bJK+R8EC
「母」
肘つく癖はだめ
皮膚がこんなに硬く黒ずむから

あんまり正座しちゃだめ
足首にほら、胼胝があるでしょう

あまり揚げ物しちゃだめ
ほらいっぱい手の甲に染みが

脛を怪我しちゃだめ
薄い皮膚の傷跡は絶対消えない

日差しに無頓着なのはだめ
こんなふうにこまかい皺がたくさん

おかあさん
わたし
おかあさんみたいになっても
いいのよ

176 :三菱:03/11/11 11:07 ID:GpQTubn+
>>ex
東芝は

まだ未成年だから

大丈夫だ

177 :ex:03/11/11 11:17 ID:uSkbKdXO
>>三菱

彼を甘く見てはいけない・・・・!



178 :三菱:03/11/11 11:28 ID:GpQTubn+
>>ex
俺は56歳男

職業はサンドイッチマンだ

だから、大丈夫

179 :ex:03/11/11 11:50 ID:uSkbKdXO
>>三菱

サンドイッチマンって何?
っていうか56!!!!!

もうツッコミどころが多すぎる。

180 :三菱:03/11/11 12:30 ID:P/HvMMpv
>>ex
サンドイッチマン……サンドイッチを専門に作る職人(ウソ)
56歳……当然大ウソ

つーか、サンドイッチマンを知らないのか…

181 :ex:03/11/11 12:36 ID:uSkbKdXO
>>三菱

知らなかったよ。っていうか名前のままだし。


182 :三菱:03/11/11 12:45 ID:r4stEDP7
>>ex
え…街角に立って看板しょって歩いて宣伝する職業の

…前にも後ろにも看板つけて、体がサンドイッチ状態だから

サンドイッチマン

183 :名前はいらない:03/11/11 12:56 ID:Pp5nE43j
昭和28年 「街のサンドイッチマン」唄 鶴田浩二 
「サンドイッチマン」というのは「歩く広告塔」とも言われ、
前後に店の看板をぶら下げて(はさまれて)いることから
この名がついた。

184 :三菱:03/11/11 13:00 ID:lvK5whH2
どうもありがとう

その歌は

知らないけど

185 :三菱:03/11/11 17:20 ID:dKx+c0IT
「子供に」
そんなこと
答えなくてもいい

来月の予定なんて
わかる訳がないんだし
光ってるのと透明なのと
比べられるはずもない

人間二人突きつけて
どっちが好きなの?って

困った顔して
爪先見つめて
10数えればだいじょうぶ

すぐに
質問したことなんて
忘れてしまうよ

傷つけたことにさえ
気づかないんだから

186 :158:03/11/11 18:24 ID:ku0T88uW
「糸」(やり直し)
儚いガラスビーズが
わたしの旋律

薄青く張りつめたナイロン糸が
あなたの通奏低音

真芯で滑り渡っています
揺られながら

休符には月明かり
水差しに躊躇い

縫い針のさきで
玉結び作ってください
滑り落ちてしまうから

ビーズが
あなたから


やっぱりだめだこりゃ


187 ::03/11/11 18:51 ID:/tOa9wFE
ジャングルジムの谷間に灰色の、
俺は
サンドイッチマン
混沌とした明かりの前に、一際長い影にひく

かばんのない人
よっといで、
なんにも手ぶらで逆さまさ

表参道 裏通り

穴ほりゃ下水に
津波に地震

つながれ とどけ
星に糸

俺はなんでも
知っている




188 :三菱:03/11/11 19:05 ID:PxNxP4Td
おむすびみたいに

両手で作った小箱の

空気が今あたたまる

おむすびみたいに

189 :三菱:03/11/11 19:42 ID:PxNxP4Td
「大人」
溺れるのが怖かったくせに
今は抱かれて眠りたい海

子供騙しでも、傘に風を留めてみる
ひょっとしたら、あの雲のところまで

慎重な爪で掻きとっていたのに
浅く傷ついてもみたい野ばらの棘

くべた思い出が燃え尽きるまで
見守り続ける強いまなざし

大人は戸惑う
熱い頬を隠しながら探しに行く
たぶん、あのときの心を


…やっぱり出っ放しはだめだ


190 :ex:03/11/11 20:13 ID:QnvbFZUZ
>>186

何度でもチャレンジしてくだされ。
このスレで唯一「イト」を考えてくれてるので。
もはや貴方が命綱。

191 :名前はいらない:03/11/11 20:31 ID:ArvxYasJ
僕は今、人間という名の一つの「イト」である


意図

全ては意図的

全ては必然的

それと同時に

全ては偶然的なもの




すべてが絡み合った糸

全てを受け入れ
全てを絡ませる

愛という名の糸
憎しみという名の糸
助け合いという名の糸
混沌という名の糸

さぁ、貴方に一番近いイトはどれですか・・・?

192 :三菱:03/11/11 20:40 ID:0SLbW74P
やっと戻った(泣

【イト】
ひも解くほどに それは絡まり
ひも解くほどに 硬さを増す
ひも解くほどに ぼくの目は視力を失い
ひも解くほどに 思考回路は難解を極める

ここは糸がテーマのスレッドです。






193 :ex:03/11/11 20:47 ID:QnvbFZUZ
>>三菱

でもさ、誰が>>1だか分からないからテーマに対する答えが出ないんだよね。

でも、合間を縫って「イト」について詩を書いてくれる人がいるから助かってるわけです。

>>191 深い・・・・・気がする・・・・。


194 :三菱:03/11/11 20:53 ID:ClSphchg
>>ex
騙されるな

186は

三菱だ

195 :ex:03/11/11 21:08 ID:QnvbFZUZ
>>三菱

回りくどいわ!!



196 :三菱:03/11/11 21:33 ID:tDGTRedW
絡んでこそ糸

縺れてこそ糸

回り回って糸



197 :三菱:03/11/11 22:46 ID:NBh9v1at
「糸端で」
糸切歯で、ぷつんと断ち切ろう

光る白糸を
あきらめきれずにいる私

嘲笑うように垂らされたままの
偽りの愛情糸
掴もうとすると右に、左に
するりするりと
でも決して引き上げずに
楽しんでいる

何本の糸で貴方は遊んでいるの
気まぐれに繋げて、切って
たくさん傷つけて

私はもう知ってしまった
貴方が持つ糸束の芯を
偽りの貴方の
偽りの愛情糸

糸切歯で、ぷつんと断ち切ろう


198 :ex:03/11/11 23:16 ID:EYgk9+PP
糸切歯で 白糸を断ち切ろうとした

引っ張りすぎて 歯と歯の間へ

更に引っ張ってしまった

白糸は 赤く染まった・・・・

199 :173:03/11/11 23:18 ID:j/kF/CZg
「生糸」→「繭」(しつこくやり直し)
赤ん坊には
柔らかな若葉を

しくしく喰むいじらしさ
腹に透けるみどり

蒸れて充満する
三週間後の食欲には
山に入り、昼に、また夕暮れに桑を
わしわしと健やかな歯音

美しい寝床をトラックが迎えに来る

糸口から毟られるお前たち
羽化した日暮れに交尾して
数日だけの命でも

たたんだ羽根で夢を見る
何百億の、何千億の蚕よ。

200 :ex:03/11/11 23:29 ID:EYgk9+PP
>>199
頑張れー!!

そして、廃墟寸前だったこのスレも、ついに200でございます。
皆様、ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。

                        敬具

201 :三菱:03/11/11 23:35 ID:NGzT/O3B
皆様って…

もともと誰もいないじゃん

なに考えてるんだex

乗っ取り募集中

           敬具

202 :ex:03/11/11 23:39 ID:EYgk9+PP
>>三菱

いや、一応礼儀として。

しかし、ここまでアンビエントなスレも珍しいと思うよ。

203 :東芝:03/11/12 00:25 ID:H+OBkHTJ
おー、ついに200か
正直即dat落ちかとも思ったけどねぇ、よく頑張ったわ

今日は乗っ取りじゃないんでsage

204 :ex:03/11/12 01:03 ID:Vr6HXRR4
いやあ、色々ありました。
って、反省会じゃねえ!

テーマ「イト」。
様々な解釈で取れるこのワードを、皆様で紡がれてはいかがでしょう?
このスレは、まだまだ続きます。
この、独特なアンビエンスな空気の中で・・・・。

                          と、宣伝中。


205 : ◆cha/xejyz2 :03/11/12 09:38 ID:/FI1eFoU
イトをかし
イトしいひと
イトこんにゃく
イトことけっこん
イトはんこいさん
イト・イズ・ア・ペン
イトんならへんじせぇ
イトうへいくならはとや
(以下略)


206 :5t以下小型船舶操縦:03/11/12 10:05 ID:i8s4Cp+A
海べリの道を、鉦を鳴らして葬列が行く。写真はだいぶん前のものに、
襟元だけ合成して作った。海砂の埃が舞い上がり、着物の女はハンカチを
取り出し口に当てる。黒い袂から百合の刺繍。子供達は草を毟ったり、
玄関先で送る老夫婦に頭を下げたりで忙しい。
棺越しに無沙汰の挨拶をし合う親戚。
都会からいっぺんに身内を呼び戻して、棺は軽々と進んで行く。
曾孫の産着にと頼んだ最上等の絹糸が、届いたその日のうちに、

だいぶ時化とるなあ。葬列はいっせいに、白波に目をやる。
全員右を向いた葬列が、鰯の不漁を口々に、だが少し活気づいて
海べりの道を行く。棺も海を見ている。



207 :名前はいらない:03/11/12 10:14 ID:fdmpcZmb
>>205

まさしく >>25からのイトのつながり

いよいよ絡むイトのスレッド

糸口なし

208 :199:03/11/12 12:11 ID:UR4cL9/e
「生糸」→「繭」→「蚕」(ドツボ)

生まれたてには
柔らかな若葉を
しくしく喰むいじらしさ
腹に透けるみどり

蒸れて充満する
旺盛な食欲には
山に入り、昼に、夕暮れにまた桑を
わしわしと健やかな響き

美しい寝床は運ばれて行く

羽化を待たず
大釜で煮られるお前たち
金色に洗われながら、絹は紡がれ、

暖かな羽根
何百億の、何千億の蚕。

209 :186:03/11/12 12:40 ID:ygqNLNbM
「糸」→「ビーズ」

青く張り詰めた糸が
あなたの通奏低音
儚いガラスのビーズが
わたしの旋律
真芯で滑りわたっています
微かに、うたいながら

擦れず
でも確かに触れ合って
休符には月明かり
水差しに躊躇い

針先で
結び目作ってください
滑り落ちてしまわないように

ビーズが、あなたから

210 :ex:03/11/12 14:57 ID:NH9YK0DS
「イト」についての長編が流行っております。
もはや論詩スレのようになってきました。

俺はこのスレの実況担当。

211 :209:03/11/12 15:28 ID:2wwvr8Ey
「ビーズ」→「糸」(しつこくまたやり直し)

青く張りつめたあなたが

儚いガラスビーズが
わたし
真芯であなたを渡っています
ひそやかな歌声で

決して擦れず
でも触れ合いながら
休符には月明かりを
水差しには、戸惑いの漣

結び目作っておいてください
ビーズが滑り落ちる前に
真芯であなたを渡っています





212 :三菱:03/11/12 15:32 ID:ZCqUWOmN
>>ex

遊んでないで

書け、と

ひとこと

213 :ex:03/11/12 15:37 ID:NH9YK0DS
>>三菱

俺の詩はマズイって。

だからあんまり書かないの。


214 :三菱:03/11/12 15:43 ID:ZCqUWOmN
>>ex

俺のよりマズイ詩なんて

ないって(激藁



215 :ex:03/11/12 15:49 ID:NH9YK0DS
>>三菱

今夜にでもやってみます。

しかし、「イト」がテーマだしなあ。

散々自分で言っておきながら辛い辛い。

でも、頑張ってみます。

216 :名前はいらない:03/11/12 19:24 ID:ElEU2s8B
「手毬」

あかい手毬
どこへいった
気儘に弾んでいるうちに
池にぽちゃんと
落ちたのか

わたしの手毬
どこに消えた
カラスの爪にさらわれて
雛のおもちゃに
なったのか

もう夕暮れだから
帰っておいで


一発目 沈没

217 :211:03/11/12 20:59 ID:uQDPUmJx
>>211は削除
あんまりなので、やり直します(泣

218 :三菱:03/11/12 22:35 ID:2YA/5hah
>>ex

論詩(詩を論ずること)スレって…

いったいこのスレの

どこが(泣



219 :217:03/11/12 22:49 ID:TQxxBTeB
「ビーズ」またやり直し

青く張りつめた糸が
あなたの通奏低音
儚いガラスビーズが
わたしの旋律
真芯であなたを渡っています
ひそやかに歌いながら

決して擦れず
でも確かに触れ合いながら
休符には月明かり
水差しには、戸惑いの漣

結び目作ってください
ビーズが滑り落ちて
しまわないように

あなたから
わたしが


220 ::03/11/12 22:57 ID:Vq3S307a
『落陽』

すっーと、
そして
ぴーんと張って。
あの山峰から
見えない糸が、
僕と繋がるんだ。
その微かな
振動に、
泣いたり
笑ったりした
今日の一日を
振り返るんだよ。

君も観ている?


221 ::03/11/12 23:28 ID:Vq3S307a
誰がこの夕空
雲の羽ばたきを、蜘蛛の巣のようだと表現できるのか?あのちぎれがかった、端と端を見よ!まるで唾液か、鼻水のように、生として、切なくしているではないか。綿菓子の如く甘いものではない。ねっとりとした、西空に赤い光が乱反射して、ガラスのように艶やかに居るのだ。
カラスは蜘蛛の糸を身体に巻き付けながら帰す。春、赤子の希望と輝いている。

222 :ex:03/11/12 23:36 ID:uiIAPQ3l
>>北

乗っ取りません?

223 ::03/11/12 23:50 ID:Vq3S307a
>>222
俺はだめ!
めんどいから。

俺は無法地帯が好きだな。

いつも不安定であってほしい。

そして知らずうちに構築されるスレがいい。

と今思った。

224 :ex:03/11/12 23:55 ID:uiIAPQ3l
>>北

まあ、ここも無法地帯ですからね。

どちらかといえば、安定はしてるほうだと思います。
そして、永遠に構築されないのでは、とも思います。

でも、きっとこのペースでずっといくのでしょう。



225 ::03/11/13 00:01 ID:G2B34MZ9
>>ex

ふむふむ

226 :ex:03/11/13 00:04 ID:mPp6HAI/
>>北

と、いうわけです。

つまりは

いつも通りでお願いしますってことですかね。

227 :216:03/11/13 00:16 ID:OtxqsfTM
>>216削除依頼
もう一回やりなおします

228 :ex:03/11/13 00:19 ID:mPp6HAI/
>>227

頑張れー!!

>>三菱

あなたが「イト」の長編を作ってる。

過去のものも合わせていくと。

229 :227:03/11/13 00:29 ID:J/lggq/O
「手毬」(やり直し)

あかい手毬
どこへ逃げた?
ふざけて弾んでいるうちに
ぽちゃんと池に
落ちたのか

わたしの手毬
どこに消えた?
カラスの爪にさらわれて
雛のおもちゃに
なったのか

かなしい手毬
どこにいるの?
隠れて笑っているうちに
わたしはあなたを
忘れちゃう

夕暮れ前に
帰っておいで


…また沈没

230 :名前はいらない:03/11/13 10:23 ID:X0mfksJt
「イト」

運命に引かれるように
出会い
(イトだったのですね)
交わした約束 
(固く結ばれたイト)

絡められた腕が
秋の街を散歩して
(肘に絡めるイト)
夜明けまで虫の声をきいた
(同じ高さのイトが、途切れずに)

つないだことばがいつか  
ふっ、ととぎれて
(イトが切れそうです)
誤解も疑いも解けないままに
振りほどかれた指 
(イトは解けずに、ほどかれて)

結んだはずの縁が、切れる
(無理なイトだったのですね)

(それがイトのイトだったのですか)
(イトのイトを、イトが)



231 :名前はいらない:03/11/13 11:26 ID:TjKWpMJU
「イメージ」

細いだけで
素麺も寒天も南瓜も
ミミズも楊枝も鋸も
イト

きれいなさよりの糸作り
か細い尻尾の糸蜻蛉

糸杉はすんなり空に
糸柳はやわやわ泣いて
白糸の滝がひんやり落ちてくる

巻くものなら
舌も尻尾も渦も巻貝もクダも
イト

愛は縺れるから
怒りは解けるから
武装は解かれるから
イト

232 :163:03/11/13 13:25 ID:U3hj8OkV
「見送り」(やり直し)

僅かな欠けに
十三夜を教えた
細い指先
星の瞬きが
地球に届いたとき
見上げていたわたしたち

三つ編み揺らして踏んだ
デタラメのステップ
笑い疲れて倒れこんだ
懐かしい公園

突然時間は不透明になり
体の水が足元に落ち尽くしたころ
真っ白な背中が
大地の温度まで
ゆっくり還っていった

見送りも
明日へつながる糸


233 :名前はいらない:03/11/13 13:31 ID:mcExOKNi
「凧」

君がよく見えてるよ

まっかな顔で踏ん張りながら
雷の子みたいに見上げてる
手袋踏みつけて
指が真っ白に力んでるね

ほんとは簡単に糸を捨てて
好きなだけ飛んでもいけるんだ
君を置き去りにして

尾根づたいに山人
中腹に林檎園
ビルの屋上に鳥居
夕刊を積んだ自転車もいく

風をおだてて
用心深く寄り添いながら
でも僕は帰るよ
君の熱い胸に抱き取られたいから





234 ::03/11/13 23:51 ID:G2B34MZ9



僕は空気に
詩を
編むんだ。

誰もいない、
誰も見ることの出来ない真空の、
空の下で。

切ない糸が
僕と何かを
繋げている。

何か形に編んでみては、
解いたりして、
いつも
終われずにいるんだ。



235 :ex:03/11/14 00:46 ID:TuLUD9PS
>>北

毎度毎度どうもです。

詩が書ける人っていいなあ・・・・と、しみじみ思う今日この頃。


っていうか、どうしたらそんなにいろんなテーマで書けるのかねえ、みなさん・・。

236 :168:03/11/14 00:52 ID:M/+hUYjR
「鳩」(ドツボ)

ふしぎな模様の鳩

だれ?
首をかしげて鳩は
えーと、僕はこの間から

知ってる
朝の歌は聞こえてたから
だれなの?
もっと首をかしげて鳩は、
きれいな公園だったので、

だから、名前は?
困りきって胸につくほど
首をかしげる鳩

わかった、
鳩でしょ

目をぴかぴかさせて
しゃんと首をおこす鳩

難しいこと聞いて
ごめんね

いっしょに笑う
芝生、

237 ::03/11/14 00:56 ID:bHQExdRv
>>ex
俺がまじめに教え頂こう。
懐疑だ。
感動のあとに訪れた、その感動に対しての疑いをかけるのだ。

朝、日差しに照らされた無量の埃が散り散りに浮遊するのが透けてみえる。この一つ一つに無駄を覚えてはいけない。そこにこも感動があり、繋がろうとする愛がある。


238 :ex:03/11/14 00:56 ID:TuLUD9PS
>>三菱

「鳩」は五回目?

他にもシリーズ作ってるし、凄いわ。

今度まとめてFAXしてくれ。



239 :ex:03/11/14 00:59 ID:TuLUD9PS
>>北

つまりは「必要な遠回りをすべき」ということですかね?



240 ::03/11/14 01:08 ID:bHQExdRv
>>ex
そうかもしれない。
俺はなにげに歩いているときに、どうして右足の次に左足が自然に歩み出るのか、迷うときが多々ある。



241 :219:03/11/14 01:13 ID:+yWjXNtT
「ビーズ」→「糸」

ぴんと張った糸が
あなたの通奏低音
脆いガラスビーズが
わたし

真芯であなたを渡っています
ひそやかに歌いながら
決して擦れず
でも確かに触れ合って

月明かりがふたりの休符
水差しには、戸惑いの漣

結び目作ってください
滑り落ちてしまわないように

あなたから
ビーズが

242 :241:03/11/14 01:17 ID:+yWjXNtT
気に入らない
気に入らない
気に入らない

自分で吐き気がする

堂々巡りの言葉
まるで唸る毛布

やり直しだ

243 :ex(419):03/11/14 01:23 ID:TuLUD9PS
>>北

感性を豊かにってことですね。
私もいろいろなものに目を向けるようにしてみます。

ありがとうございます。

244 ::03/11/14 01:31 ID:bHQExdRv
>>ex

いえどうも、
こちらこそ。

懐疑は直感より生まれると思う。
その直感に疑いがあり論理がある。だから、直感に頼りすぎるのも、至らぬことと。
しかし、懐疑もすぎると、独断家になるおそれがある。気をつけて。

245 :242:03/11/14 01:46 ID:+yWjXNtT
書いたものの最後に

「それがどうした」と加えれば

すべてが完結してしまう浅さに気づいた

恐ろしい夜

246 :245:03/11/14 01:58 ID:+yWjXNtT
何も伝わらず
伝える意味もないのなら

わたしが言葉を持つ必要は
ないのかも知れない

247 :246:03/11/14 02:14 ID:+yWjXNtT
伝えたいほどのものがないから
伝わらないのかも知れない
伝えたいと思うことすら
傲慢なのかも知れない

わたしの心の
行き場は
わたしにしかないのかも知れない


248 :名前はいらない:03/11/14 07:14 ID:apzIx64z
こんがらかった脳にも

さわやかに

朝の太陽が♪

249 :232:03/11/14 07:29 ID:apzIx64z
どうしてもヘンなので削除依頼
やり直し

250 :249:03/11/14 08:28 ID:4oQv/JjM
しつこくまた「見送り」

僅かな欠けに
十三夜を教えた指
ふたりですわった
秘密の川辺

三つ編み揺らした
デタラメのステップ
笑い疲れて倒れこんだ
真夏の公園

始めに怒りきて
涙が静かに乾ききり
穏やかに迎えた秋の午後
白い背中が大地に
ゆっくり還っていった

ふたりですわった川辺に
薄の穂

見送りもきっと
明日へつながる






251 :250:03/11/14 09:01 ID:cARha1dy
いったん凍結「見送り」

僅かな欠けに
十三夜を教えた指
ふたりですわった
秘密の川辺

三つ編み揺らした
デタラメのステップ
笑い疲れて倒れこんだ
真夏の公園

始めに怒りがきて
涙が静かに乾ききり
穏やかに迎えた秋の午後
白い背中が大地に
ゆっくり還っていった

ふたりですわった川辺に
すすきの穂

見送りもきっと
明日へつながる

252 :250:03/11/14 09:11 ID:Va3h7rX9
「鳩」(堂々巡りの末、もとに戻ってきたので凍結)

ふしぎな模様の鳩
だれ?
首をかしげて鳩は
えーと、僕はこの間から

朝の歌は聞こえてた
だれなの?
もっと首をかしげて鳩は、
きれいな公園だったので、

だから、名前は?
困りきって胸につくほど
首をかしげる鳩

わかった、
鳩でしょ

目をぴかぴかさせて
しゃんと首をおこす鳩に

難しいこと聞いて
ごめんね

いっしょに笑う
芝生

253 :名前はいらない:03/11/14 18:28 ID:uarYCuav
親子の糸 『入院する子供に当てた父親の手紙』

医療費の支払いについては、一切心配無用のこと。充分な療養を
すること。医師の指示に従い退院を急がぬこと。
安心して医療を受けられるのは、神仏の恩寵と思うべし。この地上には、
医療はおろか充分な食物なき人が4/5を占めている。
「恩寵」には「お返し」をしないと「罰」があたります。お返しとは
1.医療従事者(職員)の全てに深甚なる感謝と敬意を捧げること。
1.常に笑みを忘れず、苦痛は甘受すること。
  苦しみもまた恩寵なり。困苦や貧困がなければ、人は「いのち」を、
  「人生」を味わうことができない。「神」を見ることができない。
  神を見るのに眼は不要だ。全て五感を通しては悟れない。
  困苦なき人は不幸にも、人生を深く見ることはできない。
  キリストも釈迦も非常な修業の果てに真理を得た。幸いに病を
  持つ人は、苦しみに耐えるという修業を強いられる。正しく
  苦しみは恩寵と思うべし。
1.病院には苦痛や悲しみを持つ人が沢山いる。これらの人々の苦痛が
  解り、よろこびを与えることのできる容量の大きい人になって
  貰いたいと思います。真の医療は医師の独占ではない。
1.世に悪しき経験というものはない。経験を通し人生を深めること。
  その深い経験で、隣人の苦しみに共感し人々に慰めと喜びを
  与えられる人間になって貰いたいと思います。
  
以上 言わずもがな、と思いましたが。折をみてお考えください。

                          父

254 :名前はいらない:03/11/14 18:32 ID:uarYCuav
(車の中で声にならずに)

おとうさん
おとうさん
子供は泣いて泣いて泣いてないて
病気などどうでもいいのだ、と思いました。

255 :名前はいらない:03/11/14 18:45 ID:bFKbUrRU
(子供から父親に当てた葉書)

6人家族がたのしく暮らしています。
日差しが暖かな席なので、ポトスの葉を一枚盗ってきて、
水栽培を始めました。
明日からは隣の部屋で、編物の個人指導も受けます。
病の全てを掃うというドクダミが繁る敷地に、
この病院は建っています。

電話の声はいつものように笑っていましたが、
おかあさんに、元気そうだとお伝えください。

おかあさんにリーフパイ送りました。

おとうさま
                バカ娘

256 :ex:03/11/14 19:33 ID:OweqecPt
長編が増えてきましたよ。

っていうか、>>三菱  ほんまに詩が書けないんだって。
怒らないでよ。
一応頑張ってはみてるから。


257 :三菱:03/11/14 20:05 ID:XZdjYfeS
>>ex

怒ったりするわけないじゃんw

このスレのexの言葉拾えば

全部あなたの優しい心が


258 :YOSHIKI:03/11/14 21:38 ID:WIMm6wsP
脳から直接コンピューター操作が可能に?
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1296/sanf.html

私と語り合いたい者はこのBBSに。
t.A.T.u 応援もここに!
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=perform&vi=1046163268&rm=100

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

259 :233:03/11/14 23:49 ID:fSNUOhLh
「凧」2回目

豆粒みたいだけど
よく見えてるよ

手袋踏みつけて踏ん張ってる
真っ赤な皸の頬
真っ白に指が力んでるね

ほんとはいつでも糸なんか捨てて
好きなだけ僕は飛べるんだよ
その気になれば

尾根づたいに山人
中腹には光る果樹園
ビルの屋上に赤い鳥居
ほら
夕刊を積んだ自転車もゆくよ
君にも見せたい

(このままずっと飛んでいたい
 このまま)

心配しないで
僕はうまく帰る
君の熱い両腕に
抱きとめられたいから


……玉砕だまた

260 :231:03/11/15 12:43 ID:WAJUt/KD
「イメージ」やり直し

細いのなら
素麺も寒天も南瓜も
ミミズも鋸も

きれいなさよりの糸作り
かぼそい尻尾の糸蜻蛉

巻くのなら
舌も尻尾も渦もとぐろも
クダも巻貝も

額を飾る栗色巻き毛
遠い日本の絵巻物

解けるのなら
誤解も疑いも謎も怒りも
答えも武装も

そっと解かれるわたしの髪
鞍を忘れて馬が駆け出す

かなしいものなら
指から外れた
銀のわっかも


261 :名前はいらない:03/11/15 13:25 ID:UVLcvU2b
「椿」

つんつんしながら
彼女は言った
昔はきれいだったのよ
ふっくら桃のいろをして
みんなが思わず寄ってきた

昔は楽しかったのよ
風も大事にしてくれて
触れないように撫でていった

残念ね
あなたは見られなくて

腐ったかたまりを
両手でそっと包むと
少しだけ
優しい眼にかえった椿が
糸のように細い声で

もう眠れるわ
ありがと

262 :名前はいらない:03/11/15 22:51 ID:Hst9KgaZ
糸のひとことコーナー

本日日本武道館で行われたニール・ヤングコンサートにおいて
SW×列45で後半立ちっぱなしだった巨人のあなたへ
うしろの私達全然見えませんでした
立ってもだめでした
見えたのはただ貴方の踊り狂う尻だけ
9000円も払ったのに
9000円も払ったのに

                    以上



263 :259:03/11/15 23:09 ID:AkE1vpi3
「凧」やり直し

豆粒みたいだけど
君がよく見える

手袋踏みつけて踏ん張って
火のような眼で僕を追ってる
指が真っ白に力んで

ほんとは、その気になれば
糸なんか捨てて
どこまでも僕は飛べるんだよ

(このまま遠くに飛んでいきたい)

尾根づたいに山人
中腹には林檎園
ビルの屋上の赤い鳥居
夕刊を積んだ自転車もゆく

(このままずっと飛び続けたい)

でも僕は帰る
君の熱い両腕で
抱きとめられるために

264 :261:03/11/16 01:31 ID:bPZyqD3a
「椿」書き直しのための糸

雨に濡れて花の残骸が落ちていた。ほとんど茶色く、
でもごく一部に微かな色が残っていた。
険しい眼で、それは私を見返した。冷ややかな残骸。
想像もつくまい、かつての私の姿を。私は愛されていたのだ、咲き誇っていたのだ。
桃色の大輪に思いをを馳せる私に、彼女は言う。分かるはずもない、踏んで行け。さっさと踏みつけて去れ。
私はあなたを抱く。あなたの目は戸惑い、美しい花の姿を私の瞼に蘇らせ、腐臭を放つ一輪は輝く椿になり、
ふっくらと幾重もの桃色を畳んで、魅惑的な最後の笑顔を見せてしまう。
いつまでも私は立ちつくしている。天の椿が手の中に、微笑んだまま桃色の眠りにつく。

秋の雨が椿の木を静かに覆っている。




265 :三菱:03/11/16 02:14 ID:a4vVWQuo
ドツボになりそうな
悪寒

正のイメージ

負のイメージ

266 :264:03/11/16 10:09 ID:i3sWPi5R
書き直しのための糸くず

もとは花だったことがやっとわかる茶色の姿。つま先でちょん、とつつくことさえ
できそうなかたまり。それにしても無残なものだ、と私は思う。
咲いていたころの花を私は思っていない。内側に残されていた桃色の
椿の眼が私を刺し、怒りと軽蔑を向け始める。お前にとってゴミなのなら去れ。
お前には何も分からない。

267 :251:03/11/16 11:14 ID:qxH5Dwmy
「見送り」(凍結中のはずの)

僅かな欠けに
十三夜を教えた指
ときが止まった秘密の川辺

三つ編み揺らした
でたらめのステップ
笑い疲れた真夏の公園

笑い声がよみがえる
背にちくちく刺さった草も

涙が静かに尽きて乾いた
穏やかな午後
あなたははゆっくり欠伸をして
大地に還っていった

ひとりですわる秘密の川辺に
薄の風

268 :名前はいらない:03/11/16 11:23 ID:h9jZrT0k
未完成の戦艦長門が
テーブルにかさばっています
いったいこれをどうしろと
いったいこれをどうしろと
思い出しては泣いている
阿呆鳥

緩衝材ばりばりの革ジャンが
椅子の背に掛かっています
いったいこれをどうしろと
いったいこれをどうしろと
撫でては泣いている
阿呆鳥



269 :ピアノフォルテ:03/11/16 12:43 ID:oX0CcFmU
「三声フーガ」

右手中指から不安そうに
問いかけの一声

左手小指が微笑んで
まかせておけと二声

おずおずと介入する
右手人差し指の三声

三本の糸は乾いて紡ぎ
一本のふりをしながら
それぞれに

ピアノ線は黙って
心だけ叩かれている
不安定なフーガの悲鳴を
厚いカバーで黒く覆って

逃げ疲れた一声が出口を探す。

270 :名前はいらない:03/11/16 15:11 ID:r6Vu/VrL
詩未満「去年のクリスマスに」

メール打ってたわたしにぶつかって舌打ち
危ないじゃないか

わけわかんないけどとりあえず
ごめんなさい
少し眼をそらして、いや失礼

持ちにくい取っ手のクリスマスケーキ
銀色のリボン
眉間に刻まれ始めた皺
くたびれた革靴

天使とサンタクロースと
樅の木と金の鈴が描かれた箱
狭い道ですれ違うたびに
右手に左手に守りながら帰るあなたを
見送る

あなたの作ったかけがえのないかまくらに
たいせつな家族がきっと
眉間の皺伸ばして笑う
優しい夫が父親がきっと
暖かな食卓を囲んで

去年のクリスマスの、一番すてきな思い出

271 :ex:03/11/16 16:14 ID:4PKOnFXs
皆さんお久しぶりです。
「イト」を探る>>1のいないスレでございます。
さて、長編が目立ってきました。
中でも>>267の三菱作「見送り」は、初登場が163でした。どこまでいくのか!!
私は個人的に「椿」が好きです。
やっぱり椿って負のイメージしかないのかなあ。
「ゆるやかな水面に浮かぶ二度咲きの椿」っていう一文があるんですが、やっぱり死のイメージのほうが強いっすよね。
そして「凧」も登場。
凧って最近見ないんですよ。時代の移り変わりが目に見えて少し寂しいです。
>>270
今年のクリスマスにも、是非書いていってください。

感想を述べて終るキャラになっている私・・・・。


272 :266:03/11/16 21:24 ID:6ha9mlqI
書き直しのための糸くずの埃

なぜ、見つけた私に椿は冷ややかだったのだろう。なぜ、私はそれを拾い上げた
のだろう。浮かんでいたのは、「椿の運命」なのか、「なにひとつ見えていない
私」なのか、それともただの「散歩の途中」なのか。

273 :三菱:03/11/16 21:29 ID:Z0QyMvNF
>>ex

生存が確認できただけでも

よかった

よかった、と。

274 :272:03/11/16 21:52 ID:eIA9CR1h
書き直しのための糸くずの埃の粒子

なぜ椿は私を「お前」と呼んだのだろう。
なぜ私はそれを自然だと思ったのだろう。


275 :274:03/11/16 22:31 ID:UlOY9hyG
「椿」書き直し

残念だったわね
見られなくて
つんつんしながら
椿は言った

昔はきれいだったのよ
ふっくら桃のいろをして
思わずみんなが寄ってきた

昔は楽しかったのよ
風がそうっと触れにきて
雨もゆっくり落ちてきた

茶色い椿を両手に包むと
優しい眼にかえった桃のいろが
微かな声で

もう眠るわ
ありがと


…また玉砕

276 :275:03/11/16 22:38 ID:UlOY9hyG
風がそうっと触れにきて
雨もゆっくり落ちてきた

…筋金入りのバカだ




277 :276:03/11/16 23:55 ID:oVduzfXB
「椿」書き直し

残念だったわね、
見られなくて
つんつんしながら
椿は言った

昔はきれいだったのよ
ふっくら桃のいろをして
思わずみんなが寄ってきた

昔は楽しかったのよ
わたしの頬に触れたくて
風までこっそり歌ってた

茶色い椿を両手に包むと
優しい眼にかえった桃のいろが

もう眠るわ
ありがと

278 :268:03/11/17 07:24 ID:Ki1zQv84
書き直し「阿呆鳥」

テーブルにかさばっている
未完成の戦艦長門
いったいこれをどうしろと
困り果てては持ってみる
阿呆鳥

椅子の背にかかっている
緩衝材ばりばりの革ジャン
いったいこれをどうしろと
そっと撫でては泣いている
阿呆鳥

耳の中に残っている
げらげら笑うあなたの声
いったいこれをどうしろと
呼びおこしては聞いている
阿呆鳥

わたしの中で遊んでる
楽しいばかりの消えた日々
いったいこれをどうしろと
それでも頼って生きている
阿呆鳥

279 :267:03/11/17 07:51 ID:itd2q9mU
「見送り」再凍結(ドツボだから)

僅かな欠けに
十三夜を教えた指
時が止まった秘密の川辺

三つ編み揺らして
でたらめのステップ
笑い疲れた真夏の公園

清々しい息の弾み
ちくちく刺さった草

涙が静かに尽きて乾いた
穏やかな木曜日に
あなたははゆっくり欠伸をして
大地に還っていった

ひとりですわる秘密の川辺に
すすきの穂



280 :263:03/11/17 13:59 ID:mkAvnNuV
「凧」書き直し

豆粒みたいに君が見えてる

手袋落として
火のように踏んばってる
ちからを込めた指が真っ白
(このままひとりで飛んでいきたい)

本当は、糸なんか切って
どこまでも飛んでいけるんだよ
君にはもう見えない空まで
(もう降りていきたくない)

山裾の郵便局
夕刊を配る自転車
中腹に広がる林檎園
尾根づたいに秋の山人
はるかに手招きする波の絨毯
(このままあそこまで飛び続けたい)

でも僕は帰るよ
熱い両腕で
抱きとめられたいから
(君のところに降りていく)

       …陥没



281 :名前はいらない:03/11/17 15:34 ID:gXmRRkv1
僕はいつか入ったレコード屋を思い出した。
もう僕は鉄塔に重なった煙突の影を
通り越してあの町へ入っていた
レコード屋に入ったら、久しぶりだな、と言われ
ヤクルトのお茶を貰った

イングウェイのTシャツを着た貧弱そうな親父と
僕はビートルズについて語り合った。

失われたら、多分17歳のときのことについて
余りに足りなかったら金のことについて

恋人の話、だけはもってのほかだ
そしたら、嫉妬でツラにつっかかるのは蝿だ

あの鉄塔のむこうがわ
から先
多分、なんか、もういいや


282 :名前はいらない:03/11/17 16:03 ID:B5MTz42q
数分で書き散らした糞文を書き直したい
「煉獄」
やっとご光臨かよ
ご苦労なこった
(待ッテオリマシタ)
馬にした親出してミロ
白パン踏んで小鳥になった?
見殺しが罪ってか?
繁殖に勤しまず?
上等だ
バキューン!
(賛美歌ガキコエマス)
逃げ惑う天使ども
鷹揚ぶって差し伸べた手が震えてるぜ
テメー(貴方)
俺が俺を裁くんだよ
臭い芝居見せんじゃねえよ
バキューン!
下請けなんだってなテメー(貴方)
修行が足りねえから怪我すんだよ
そこの羽の生えたの
奇跡で治してやれ
(救ッテ下サイ)
さてぼちぼち地獄に落ちるか
止めても無駄無駄、
(ゴ加護ヲ)
うほーい
快感だぜ




283 :282:03/11/17 16:19 ID:V6Lojto3
「煉獄」2
やっとご光臨かよ、ご苦労なこったな
(ズット待ッテオリマシタ)
馬にしたお袋出して見ろ
白パン踏んだインゲが小鳥になった?
繁殖に勤しまず見殺しが罪ってか?
上等だ
バキューン!
(賛美歌ガキコエテイマス)
羽根振り乱して逃げ惑う天使ども
差し伸べた手が震えてるぜ
テメー
(貴方)
俺が俺を裁くんだよ臭い芝居見せんじゃねえよ
(心ガ洗ワレテイキマス)
バキューン!
下請けなんだってなテメー
(貴方、貴方)
修行が足りねえから怪我すんだよ
ほれ、そこの輪っかつけたガキ
奇跡とやらで治してやれ
(ドウカ救ッテ下サイ)
さてぼちぼち地獄にでも落ちるか
ああ止めても無駄無駄、
(オ慈悲ヲ)

快感だぜ
(神様)



284 :名前はいらない:03/11/17 16:41 ID:DhxBwa1k
>>281
画面睨みつけて
睨みつけて
もう数十分

拳握り締めて
握り締めて
明日の朝まで

285 :ex:03/11/17 17:49 ID:3Q2xMlfw
平日は毎日レスできるけど、休日になるとめっきりレスの数が減る私です。

詩を書きたいが書けない切なさを知ってくれ・・・・。

286 :三菱:03/11/17 17:53 ID:/b+shdZL
>>ex
?なんかいやなことでもあった?

287 :ex:03/11/17 18:06 ID:3Q2xMlfw
>>三菱

特にないっすよ。
家のパソコンが逝っただけで・・・・。

288 :紙芝居:03/11/17 18:08 ID:sfI5g/KB
チクロジャムを
べっとり塗りたくって
公園口に置いておく
集まる子供を汚すための
薄っぺらな紙煎餅

歪んだ口元
薄笑い

ほうら、お兄さんは
いい人だよ
みんな寄っておいで
腐った僕が美しいものを
教えてあげる

289 :三菱:03/11/17 18:11 ID:NBqduSX7
>>ex
だいじょうぶw
うちのも限りなく調子悪いから。
多分もうすぐ成仏だと思います。がんがれ!

290 :288:03/11/17 21:07 ID:V/rydQSm
「紙芝居の青年について」
昭和30年ごろ、寺の脇に小さな公園があった。そこに、子供達に大人気の
紙芝居をする青年がいた。痩せて青白い彼はおそらく職がなく、しかし
紙芝居は手作りで、見事な絵の腕前だったという。語り口も鮮やかで、
子供達は夢中だった。野犬狩りに捕らえられた子犬を見殺しにしたために
真っ白な体が真っ黒になった犬の話。極楽からするすると下ろされた
蜘蛛の糸の話。友のために命をかけて走ったメロスの話。
息をつめて子供達は絵に見入り、話に聞き入ったという。

しかしある日、いつものように集まった子供達の目の前で、青年は警官に
引き立てられていった。青年は泥棒というもうひとつの職を持っていたのだ。

子供達は呆然と見送った。何が起こったのか、説明されても理解できなかった。
子供達は紙芝居を見て正義を学び、正直の何たるかを知り、友情の美しさを
心にたたきこんだのだから。
大人の口は重く、二度と紙芝居の青年が現れることはなかった。
青年は確かに、腐っていたのかも知れない。しかし、それをやすやすと
乗り越えて、子供達の心に正義を求める心は根づき、正直さを真に目指し、
熱い友情を信じる力は残った。

291 :283:03/11/17 21:34 ID:vGENF7VM
ラスト
「快感だぜ」→「サイコーの気分だぜ」に直します。

292 :284:03/11/17 22:31 ID:uCKNNj9g
>>281
「失われたら、多分17歳のときのことについて
 余りに足りなかったら金のことについて」

ここがすごく好きなんだけど、どうして好きなのか
上手に言えません。
で、まだ考えています。



293 :三菱:03/11/17 22:40 ID:7+HMNVhf
さて

夜も更けて

ふたたびドツボに入る

294 :三菱:03/11/17 22:47 ID:mMPjH+Bi
自分と違う視点をどこから見つけて
どの時点で「終わった」と思っていいのか
皆目わからない
大抵は堂々巡りの末に始めに近づくし
削っていけば際限もなく少なくなる
増やしたい言葉はない。

295 :280:03/11/17 22:53 ID:mMPjH+Bi
「凧」書き直しのための糸

凧は自分が自由なことを知っている。糸を持つ子供は凧しか見ていない。
凧は子供に見えない広い空を飛び、広い世界を見ている。
糸を少し、窮屈に感じている。

子供の目は真剣で、一途だ。凧は充分にわかっている。でも凧は自分で、
自分の意志で飛んで行きたいのだ。


296 :295:03/11/17 23:02 ID:mMPjH+Bi
飛び続けた終わりは墜落しかないのを、凧は知っている。
帰ったとしても子供の心は儚い。明日には次の遊びに熱中して、
凧のことなど忘れるかも知れない。凧はそれも知っている。


297 :296:03/11/17 23:09 ID:mMPjH+Bi
広々と空が凧を呼ぶ。自由に飛べ、風に乗ってどこまでも飛べ。
凧はその声を聞きながら、酔いながら、
海色に染まり舞う自分の姿を瞼に描く。
でも凧は帰るのだ。

298 :296:03/11/17 23:16 ID:mMPjH+Bi
凧は苦しんでいる。
熱く迎えられる自分と、墜落して粉々になる自分との間で。
大空は凧の夢であり、彼の理想の世界だ。
しかし今凧は見上げる子供の世界の全てであり、愛されている。

299 :298:03/11/17 23:19 ID:mMPjH+Bi
ドツボに入った。

300 :292:03/11/17 23:35 ID:mMPjH+Bi
「失われたら、多分17歳のときのことについて
 余りに足りなかったら金のことについて」

どうして、こんな不思議な流れの言葉が

ああ名前を数字で打ってくのがめんどくさい



301 :名前はいらない:03/11/17 23:41 ID:mMPjH+Bi
いつの間にか300だったので

コーヒーを入れる

ブラジルサントス

302 :名前はいらない:03/11/17 23:46 ID:gRvgDqv3
わたしが凧なのか、子供なのかわからなければ
先には進めない

303 :名前はいらない:03/11/18 07:10 ID:YI++JU3y
わたしは
凧だ。

子供ではなくて。

304 :三菱:03/11/18 09:16 ID:RTNHCYJQ
スレッド内スレッド
   【失われたら、多分17歳のときのことについて
        余りに足りなかったら金のことについて】

1.>>281の詩を黙って鑑賞するスレッドです。この不思議な詩文をときどき
  つぶやいてみませんか。
  最後の
  「あの鉄塔のむこうがわ
   から先
   多分、なんか、もういいや」
  …なんと静かな響きでありましょうか。

  


305 :名前はいらない:03/11/18 12:33 ID:FCmULJNJ
歌いながら花を飾る
柔らいだ君の足元に
ざっくりとシャツを落とす
見ろ、俺の陰惨に濡れる創を

顔を覆う両手を剥がして
違う創も晒す
やさしく震えることばも引き剥がす
穏やかな俺は君の幻想だ

去って行くなら、高笑いで送ってやる
やっぱり偽だったのか

本物かも知れない君を
予定通り失えば
俺はまたひとりだ
正直にはそれでも足りなかったが

頼むから
俺を揺すり起こして微笑んでくれ
滑らかにしろい両腕

創ごと抱きしめてくれないか
今ここで



…いったいなにが言いたいんだこのバカ


306 :305:03/11/18 12:39 ID:FCmULJNJ
<言い訳>
えーこれは遥か遠くのスレで「市ね」といわれたものの二回目であります。
そして実に「市ね」は正しかったのですが。
そのまま市ぬのはイヤだ。何を言ってるかわかるようにしてから市にたい。

307 :名前はいらない:03/11/18 18:25 ID:XMaLagsd
「星」

おむすびみたいに
そっと両手で作った小箱から
くすくす
笑い声が聞こえる

中の空気がひとりでに
ほかほか温まって

ぽん、とあけたら
きらきら光る粉を撒きながら
いっせいに
夜空に舞いあがっていった

言葉たちはきっと
夢で
届けたい声で
会いたいこころで



308 :303:03/11/18 21:07 ID:06oLl7hb
「凧」のための糸

わたしが凧だったら
或いは糸を持つのが親で凧が子供のわたしだったら
或いは糸を握るのが男でわたしが女の凧だったら

…たぶん思い切り糸をぶっ千切って
墜落して終わってもいいから飛んで行かずにはいられない。
どうしてわたしの書いた凧は、ただ抱きとめられるために今日
帰ろうとしているのだろう。

309 :308:03/11/18 21:18 ID:06oLl7hb
大切に立てかけられた壁でほとんどを過ごし
時々糸に操られながら人間の周りを飛ぶくらいなら、
大風に翻弄され雲に向かって喘ぎ、岩にぶつかりぶつかり
海面に沈むことになっても、糸を切りたい。

ということで今「凧」は崩壊しつつある。

310 :三菱:03/11/18 21:50 ID:taW4rHiL
くすんだ白のひと束が
一瞬のうちに拘束を解かれ
雨の音を残しながら腰を折っていく

再び湧き上がる地獄の釜
沸騰直前のマグマに冷や水
思い切り下がる怒りのテンション

美しい水に清められて
引き締まり
艶々と輝く糸の群れ

素麺は揖保の糸


あまりテーマから離れすぎてるのも
悪いので
一発「糸」を入れておきます

311 :名前はいらない:03/11/18 22:54 ID:Eg45q18D
「過去への記憶の糸」


思い出の時間が来た
目の中だけで笑う

ぴったり24回目の警報音から
ゆっくり降り始める
トラ模様のバー

縁側に座る祖母に会い
紙せっけんのにおいを嗅ぎ
目白の声を真似る

長靴の泥はね
セルロイドの日食
公孫樹の根元に落ちていた
カラスの子供

ひよこをさらった猫を追いかけて
よその庭走り回って

電車が交差するまでの4分間の


312 :ex:03/11/19 00:07 ID:7jgbbkEz
>>306

このスレでは、恐らく永遠に「市ね」は出ないはず。
安心して置いてって。

313 :ex:03/11/19 00:38 ID:7jgbbkEz
・・・・ここまでずっと詩を書かなかった私が突然詩を書き出したら怖いんでないかな?

唐突だけど・・・。

314 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/19 00:55 ID:HYnDuGXJ
>>313
どぞ


315 :JOKER:03/11/19 01:00 ID:J0Js6h14
大丈夫だ。
少なくとも俺はなんとも思わないし。うん。
ま、折角思い立ったのだから書くならどうぞどうぞ。

「アゲハチョウ」

庭先で見つけた蜘蛛の巣に
引っかかってた一匹のアゲハチョウ
逃れようと必死でもがいている
もがけばもっと糸は絡まる
そんな事も知らずに
必死でもがくアゲハチョウ
その自由な羽を縛り付ける蜘蛛の糸
まるで僕そのもののようで
そっと手を伸ばし逃がしてやろうとした
けれど体を縛り付けた糸は
チョウの命をも絡め取っていた
その羽が動く事はもうないのだ

僕はただ
そのチョウが飛ぶ様を見たかっただけだったのに



316 ::03/11/19 01:09 ID:8RUPb9UA
>>315のレスの意図がわからん。

「俺はなんとも思わないが書いてみろっ!しかし俺はこんな詩が書けるんだぞ。ほれっ、書いてみろやっ」
てことか?

317 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/11/19 01:17 ID:HYnDuGXJ
>>316
「アゲハチョウ」を書き込もうとしたら
>>313が目に入った可能性もあるぞ

318 ::03/11/19 01:22 ID:8RUPb9UA
>>快楽

ん〜なるほど。
奥ゆかしいな。

319 :306:03/11/19 07:42 ID:z50PlFyh
>>312
ありがとうございます。でも救ってくれた方もいて、
それでどうしても直したくなったのでした。まだちっとも
先には行けていませんが、ちびちび苦しみ続けています。幸福な
苦しみ方をしています。

320 :三菱:03/11/19 07:48 ID:Jnp/CYLr
>>ex
やっと来たのか

待っていたぞと

三菱が楽しそうだ





321 :三菱:03/11/19 07:57 ID:Jnp/CYLr
>>ex
追伸

PCは大丈夫?



322 :名前はいらない:03/11/19 10:36 ID:h7kO1J8X
老医師から若い医師への細い糸

ただ私は、この小論を、若い後輩医師諸君に密かに捧げたい。幸いに一人の共感者が得られれば、
以て冥すべしである。 医の本質とは何かということを、医師が絶えず自らに問いかける作業は
極めて重要で、医術というものは、ややもすると本質から外れ易い危険なものを元来持っている。
従ってこの自問自身が一種の自浄作用にもなる。さてこの理解の仕方は、人により様々だが、私は
「他者への共感(Sympathy)」と思う。ディクソンは「近代医学の壁」の中で、医学の果す役割に
ついて書いているが、病気のうち、75〜80%は医学が介入しなくても自然に治るか、今日の進んだ
医療を施しても治らないもの(1)であり、9%は医療を施したために起ったもの(医原病・2)
だし、残りの僅か11%が感染症に対する抗生剤、或いはある種の病気に対する手術のように、医療に
よって確実に治るもの(3)だと述べている。%の数については人により多少の異論があるかも
知れないが、大体は誰でも納得し得る線であろう。

323 :名前はいらない:03/11/19 11:26 ID:HlTRSok+
「子孫」
私は現在何とかやっていけてるし貴方もなんとか
やっていけてるし
私が死んでも貴方が死ぬ訳ではないし貴方が死んでも
私は死ぬ訳にもいかないし
理想の家族など所詮刷り込まれた政府の都合で
繋いでいくほどの価値がある遺伝子を一体
私たちのどちらが持っているというんだろう
貴方と愛し合っているのはとても快適だけど脳のどこかで
国家を存続させる糸の役割を澱のように意識しながら
脚をひらくのはいやだ
国が滅びたり人類が滅びたりしてもそれは
地球の意思ではないのか

324 :185:03/11/19 12:31 ID:cAANq0wW
「子供に」(書き直し)

そんなこと答えなくてもいいよ
可哀想で息がとまりそうになる

将来の予定なんて
わかるはずがないんだし
光ってるのと透明なのと
わたしにだって選べない
おとうさんとおかあさんと
どっちが好きかなんて
本気で言わせたいの?

辛かったわたしを思い出す
まばたき繰り返して立ち尽くしてた

だいじょうぶ
困った顔しながら
爪先見つめて
ゆっくり10数えてごらん

質問したことなんてすぐに
忘れてしまうよ
まじめに答えたって
どうせ聞いちゃいない
傷つけてることにさえ
気づかないんだから

325 :324:03/11/19 12:37 ID:cAANq0wW
ミスでageてしまった
吊ります
ただ涙

326 :322:03/11/19 13:57 ID:v8Qz4sUz
(続き)
(2)と(3)とがほぼ相殺するからといって、医療は結局無駄骨折りで無意味なだけだ、と考えるのは
勿論間違いで、(2)を減らし、(3)を増やすように努力すべきは当然だが、何れにせよ現代医療の
限界はこんなものであろう。ましてや現代病の代表ともいうべき、心臓病、脳血管障害、糖尿病、癌、
精神病、奇形等々の解明に、今迄の特定病因説に基づく近代医学が役立つ可能性は余りなくなっている。
人は結局死に、その前に病気の時期を通過するが、この際医学の果しうる狭義の術的役割は甚少ない。
病の身をいたわり、こまごまとした訴えをよく聞き、迫り来る死への不安や恐怖を、慰め励ますこと、
つまり他者への共感こそが医業の中心となろう。「看とる」の「看」の字は、手と目から構成されているが、
物理的にただ見るのではなくて、手を目(眉)にかざし、患者の心身をよく考察することを意味している。




327 :326:03/11/19 14:12 ID:1tk0k5ie
(続き)
自殺願望者は、自身の悩みを充分にうちあけられる相手が周辺にいるか否かで、死の実行の
有無が決まるという。悩みをうちあけられたところで、解決策が別にある訳ではないが、当人の
悲しみは最悪の不幸を避けられる程に軽減される。私達は日常の診療で止むを得ず検査や投薬を
するが、これは言わば必要悪であって、医の本質は保険点数にほとんど算定されないところにある。
もし医師が、経済的に間尺にあうことだけを撰ぶならば、世人への医療への不信は益々増大し、
自らの墓穴を掘ることになろう。無形のものの中にこそ、医の本質があることを常に銘記すべきである。

328 :327:03/11/19 14:29 ID:LwHqaY9h
(続き)
ところで、「他者への共感」といっても、果してそれが可能なのか、或いはどこまで可能なのかは難しい。
私は、もしその医師が、深い生活経験に裏打ちされた幅広い人生観の持主なら、ある程度は出来ると思う。
それは医学の問題というよりも、人格の問題である。私達は医学の研鑚と平行して、人間としての修養を積む
ことに、日々心を砕かねばならない。常に芸術を愛し、時には遊び、又愛と哀しみを実感しなければならない。
かくして病む人の苦悩に対し、粛然とした敬意が払えるようになろう。人は所詮、容れ物に応じた共感しか
できないのである。

329 :328:03/11/19 14:50 ID:GCwxdSNT
(続き)
さてこの際、もう一つ強調しておきたいことがある。それは医療と医学との関係である。我国では
医療とは、患者への医学の応用であると考えられる事が多い。然し医学が先ずあり、医療の段階に
なって初めて人間が出てくるような、二元的な考えは巌に排斥しなくてはならぬ。医学が元来、病に
悩む人を助けるための学問・技術であったことは、医学史を紐解くまでもなく明らかである。この
点を間違えると、往々患者の人間性を無視した、強引な医療が行われ、世の批判を浴びる。特に
ターミナルケアでは、人々が望んでいるのは量の医療ではなくて、質の医療である。量から質の
医療への転換をどのようにするかがこれからの最大のテーマである。私は脳死の問題が、或いは解決の
緒になってくれるのではないかと期待しているが、兎に角これは息苦しい程困難な問題である。若い
後輩医師諸君の、これからの真摯の努力がいつか実って、医師が再び昔日の信用を取り戻してくれる
日の、一日も早からんことを期待している。


330 :329:03/11/19 14:52 ID:GCwxdSNT
『老いた理想主義者』  完

331 :319:03/11/19 15:32 ID:SFJ8PCwx
花の香りに柔らぐ君の足元に
ざっくりとシャツを落として
陰惨に濡れる創を曝け出す

顔を覆う両手を剥がして
次々晒される創
穏やかに見えている俺は幻想だ
搾り出す声

さあ逃げるなら逃げていけ
高笑いで送ってやる

予定通り君を失えば
またひとりになる
正直にはそれでも足りなかったが

深く眠る俺を揺り起こして
微笑んでくれないか
滑らかなしろい両腕で
創ごと抱きしめてくれないか


ああああ耳から脳味噌が流れ出す

332 :331:03/11/19 16:19 ID:AuL7JDcu
書き直しの糸を捜して

(正のイメージ)
花の香り  柔らぐ  穏やか  微笑んで
抱きしめて

(負のイメージ)
陰惨に濡れる創  覆う  晒す  搾り出す
高笑い

(俺にかかるもの)
君の足元にシャツを落とす
陰惨な創を持つ
君の両手を顔から引き剥がす
次々嫌な自分を晒していく
声を絞り出す
高笑いで送る
君を失ってひとりになる

(君にかかるもの)
花の香りに柔らぐ
顔を覆う
逃げる
俺を揺り起こす
微笑む
滑らかなしろい腕で創ごと俺を抱きしめる

…正しく悲惨な糞文である

333 :もう誰でもいいやめんどくさい:03/11/19 16:51 ID:CLmz8DmC
ドツボに入ったのでとりあえず
【失われたら、多分17歳のときのことについて
        余りに足りなかったら金のことについて】スレッド

>>281の鑑賞に逃げ込む。
あの鉄塔のむこうがわから先、と
あの鉄塔のむこうがわ
から先、って
全然違う。


334 :189:03/11/19 21:58 ID:4hnL5pq5
「大人」やり直し一発目

溺れるのが怖かったくせに
今は抱かれて眠りたい海

傘に風を留めてみる
ひょっとしたら、浮き上がれそうで

慎重に掻きとっていたのに
浅く刺されてもみたい野ばら

思い出が燃え尽きるまで
見届ける強いまなざし

わたしは戸惑う
熱い頬を隠して探しに行く
たぶん、見過ごしていた風景を
気づけなかった自分をつれて

柔らかな季節が
終わらないうちに


…脳崩壊中
どうして題を「大人」にしたんだろう

335 :333:03/11/19 22:56 ID:s1Kz3XN1
略して>>281スレッド

どうしてこの詩はこんなに静かなんだろう
まるで無音の世界だ
そして時間も現実ではなく、止まったまま移っていく
ふしぎだ
何だかふしぎだ



336 :名前はいらない:03/11/19 23:23 ID:/w/IStbb
林檎をむいてくれている君の母親の爪の形は君のによく似ている。
そういえば湯呑を持つ手つきもそっくりだ。私は君だけを見ていたのに。
初めて、君のつながってきた糸のことを考え始めている。
君のルーツを知りたいと思い始めている。

337 :332:03/11/19 23:52 ID:7gyynM5a
ふたりは日差しの暖かな午後の部屋にいる。君は幸せそうに何か歌いながら
花を活けている。楽しそうで、なんの不安もないような笑顔。君は俺を
信じきっている。
そして俺はいつもどこか後ろめたいのだ。君に見えている俺と、本当の俺とは
違うことが、俺には分かっている。

338 :337:03/11/20 00:12 ID:bJ5XnCy3
俺の中には、ドロドロした醜いものも山ほど詰まっている。嫉妬心、猜疑心、
薄汚い計算高さ、見栄、数え切れないほどの。君の向ける信頼に満ちたまなざしは
少し負担に思っていたりもする。
決して猫をかぶっているつもりはないが、俺の醜さを全部知ってしまっても
君は変わらずに俺を愛してくれるのだろうか。
大事に思う気持ちと破壊してしまいたい気持ちが同居を始める。自分のこの
煩わしい気分を振り捨てて、自由に飛んで行ってしまいたい気もする。
君をものすごく大切に思っているのだ、でも安心しきったその目が、

339 :338:03/11/20 00:13 ID:bJ5XnCy3

「凧」が出てきた
愕然

340 :339:03/11/20 00:21 ID:bJ5XnCy3
第一「君」にだってドロドロは必ずあるだろうに
どうして「俺」はそれを思わなかったのだ

自分の中だけで煮詰まり「君」を入れずに結論を出そうとして
苦し紛れに糸を切ろうとして

うわ
唸る毛布でできた凧だあ
ドツボ

341 :名前はいらない:03/11/20 00:46 ID:6kxxzCxD
「知らない猫」

どうしてもっとそばに来ないの
それじゃ撫でてあげられない

左のイヤリングが哂う
おまえの手は汚れてるからさ
じゃあ手洗ってくるから、

手だけ洗ったところで
おまえの汚れは取れない
じゃあお風呂に入ってから、来るから

おまえの入る風呂は汚れている

煩くなってもぎ取って放り投げたとたん
猫は一目散に逃げていった

わたしは汚いけど、撫でさせてくださいって
はじめから頼めばよかった

342 :340:03/11/20 09:36 ID:2iBjYUaS
「言いたいことが自分にしかわかっていない」けど
「伝わっていない」ならまだしも
「言いたいことが途中から変わってきた」というのは
しかも「どうしてそう自分が変わっていったのかわからない」というのは
どうにも救いようがないな
詩以前の、違う問題かも知れない
あ、こりゃこりゃ(怖くなってきている)




343 :175:03/11/20 13:22 ID:6jp3igMH
「母」→「母親」書き直し一回目

肘つく癖はだめ
皮膚が黒ずんでいくから
胡坐かいちゃだめ
胼胝ができるでしょう
あまり揚げ物しちゃだめ
甲にぽつぽつこんな染みが

おかあさん、わたしね
おかあさんみたいになっても
いいのよ

脛を怪我しちゃだめ
ここの傷跡はほら、消えないでしょう
日差しに無頓着なのはだめ
こんなにこまかい皺やしみがたくさん
力仕事はやめときなさい
節が太いと指輪が似合わない

おかあさん、わたしね
おかあさんみたいに
なるのよ

344 :名前はいらない:03/11/20 15:10 ID:2j0pLY7G
「母親2」

そんな顔しないで
黙って笑っていなさい
その方がかわいいから
お花さぼっちゃ駄目
将来必ず役にたつのよ
行って挨拶していらっしゃい
お世話になるんだから、丁寧に

おかあさん
わたし、おかあさんみたいに
なりたくないの

メールばっかりしないで
ちゃんと会って話しなさい
それが本当の友達でしょう
ふわふわしてちゃだめ
あなたを育てるために、
おとうさんとがんばってきたのよ
たいへんだったのよ

おかあさん
わたし、おかあさんみたいには
ならない

345 :名前はいらない:03/11/20 16:47 ID:bEhO26Kk
「糸」スレッド(現実逃避)

編まれてもいないから
詩とは言えない
ただの糸

でも「糸」は
「し」とも読める
ここは
詩になるまえの糸たちの
「糸」スレッド

スレッドのテーマは
詩のこどもたち
わあわあきゃあきゃあ
泥だんご作ってる
ぴかぴかにしたのを
隣の子がわざと
ぐしゃっ

泣き声が伝染して大騒ぎ
実は台風も接近中


346 :290:03/11/20 17:34 ID:uCVXXzO9
「嘘つき」

モザイクが
ぼろぼろぼろ

月曜日は薄笑い
「話のわかるヤツだね、君
 しかもなかなかセンスのいい帽子じゃないか」
ぼろぼろぼろ

日曜日には嘘泣きで
「俺は苦しんでいる
 繊細ゆえに堕落し特別な自分を厳しく律するも」 
ぼろぼろぼろ

ことばが空っぽなことなど
もう誰もが知っているのに

ぼろぼろぼろ
壁は白々と

でも掃き集められたのは
朝露
広がる森
魚が憩う岩陰

347 :346:03/11/20 18:43 ID:BMi+OD1A
なかでも紙芝居屋の青年が描いた「虔十公園林」の絵は、
うっとりするほどきれいだったそうだ。私は、その絵を見たかった。
昭和30年ごろ、洟を垂らした子供として、紙芝居を見たかった。

嘘の中にも本当はあるのかも知れない。子供達にとって本当なら、嘘として
生まれても、それは本当に変わるのかも知れない。


348 :335:03/11/20 22:51 ID:wQ0MKmZv
>>281スレッドにいます

イングウェイって

イングウェイって

今検索して初めてわかった


349 :ex:03/11/21 00:09 ID:0zL99Mb9
なんか知らない間に皆に励まされてたなあ。

皆さんアリガト。

>>三菱
PC駄目だわ。ネットに接続するのに15分かかる。
>>348
イングウェイって、ギタリストかな?

って、このスレ、なんか名前のところ数字ばっかりになってるよ!
もうどれがどの続編だかわかんないし。



350 :三菱:03/11/21 07:24 ID:7XwAK991
>>ex
番号ばかりで絡み合ってどれがどれだか
わからないのは本当なので
いったん番号チャラにするしかないかも。


351 :三菱:03/11/21 11:25 ID:QwnZoaV0
名前のところに題名入れればいいか…

352 ::5t以下小型船舶操縦:03/11/21 12:43 ID:7b3n3leX
「村」1

 港を6艘船団が出てゆく。200tから19tまでが電探を積んで。
親父は去年大和台の蟹籠漁を諦め、助成金で借金の一部をやっと返した。
時化続きで漁は滞り、しかも魚はいない。せいぜい10cm弱の鯵、ツバス、
少しのウルメ。烏賊も真鰯もどこかへ消えてしまった。
缶詰工場が閉鎖中だから母親もパートに出られない。親父は飯に文句ばかり
つけるようになった。夜明けに疲れきって戻る親父を、彼女はもう迎えに
いかない。

353 ::5t以下小型船舶操縦:03/11/21 12:44 ID:7b3n3leX
「村」2

 最近出来た巨大なパチンコ屋で時間を潰す客の殆どは、漁師だ。3時前
には集合だから酒も飲めない。沈んだ顔が喧しい建物を占拠し、何時間も
座り続けている。玉など出はしないがパチンコ屋は大繁盛で、出資会社は
大喜びだ。ふらふらと吸い寄せられる鬱な日常からの避難所。吐き出される
大量の煙草のけむり。

354 ::5t以下小型船舶操縦:03/11/21 12:46 ID:7b3n3leX
「村」3

 土産物屋の店先に看板が掛かっている。
「新鮮な日本海の海の幸!全国配送致します!」干物と海藻だけの海の幸。
寒々と宅配便の旗が靡いている。

 母親は飯に漬物を乗せながら、誰にともなく言う。
「もう8年も鯖の顔を見ていない。チリの鯖はうまいのだろうか」
この村にチリの鯖を扱う店はない。俺は聞こえない振りで寝転がる。

355 ::03/11/21 20:26 ID:Mt4+6gqe
竹箒の庭に
今、陽が落ち

柿暖簾は括られ
陽色の肌と染まり
密な果肉が重く垂れ
風を浴びて深く揺れ

傍らに皮は刻まれ
白菜樽に圧され

80の手仕事
90の実り
黒々と一世紀の幹

空の縁から
夕闇にむかう秋
わたしは柿を見
ときの紡ぐ唄にひたる



356 :三菱:03/11/21 20:42 ID:ytvy4yYQ
煮詰まりきった

秋の糸蒟蒻

もうだめかもこのスレッド

357 :名前はいらない:03/11/22 07:44 ID:gDhLSHXL
玉砕しにいきます

358 :街灯:03/11/23 08:23 ID:Lj/3fkKB
刻まれてゆく時をも
全てかなしみに擬えながら
わたくしは街灯の下にいる

溜める壷もなく
涙は靴紐に真っ直ぐ
滲入ってゆくのだ

喉にも胸にも鎮められぬ
この噴上るような感情は
今宵にもわたくしを駆逐し
闇へ走込ませるだろう

首を擡げて合図の室内灯を
確めたいわたくしと
垂直な涙で立去りたい
わたくしとが
街灯の下でひとり罪を
かなしみに擬えている

359 :名前はいらない:03/11/23 08:50 ID:HEPxOe8V
うれしい
書いててよかった
書いててよかった
ドツボで悩んで悩んで直して直して

>>145
教えてくれてありがとう
ドツボに叩き込んでくれてありがとう
あなたに感謝しています
ずっと苦しみながら書いていきます

さあ遊びにいくぞ!高速ぶっ飛ばして釣りにいくぞ!

360 :ex:03/11/23 22:33 ID:EY43vJTa
>>三菱

あ〜、頑張れ。
開始当初のスタッフが消えるのは悲しい。
って、俺が頑張らないといけないんだけどね。

皆頑張るぞー!!!

361 :三菱:03/11/23 23:01 ID:MTamFy6P
>>ex
PCは大丈夫?

362 :ex:03/11/23 23:06 ID:EY43vJTa
>>三菱
ピンチです。
そろそろ動かなくなってしまうのでは・・・と思って使ってる日々。

そのせいでカキコが減ってるんだけどね。
とりあえず、これからも頑張ってみるよ。

363 :名前はいらない:03/11/24 19:49 ID:oWLh+xA1
幸せそうな君を見てると
いつも少しだけ後ろめたいんだ

ねえ
君は僕の何を見てて
僕の何を信じてるの

ほんとの僕は
それより少しだけいじわるで
少しだけ汚いやつで
少しだけ嫉妬深くて小心者かも
知れないよ

計算高くて
見栄っ張りで
卑怯なやつかも知れないよ

僕は君が好きだけど
君の全部が優しくてすごく安心できるけど

深く覗き込んだ君の目に
僕と同じ怯えが
揺れていた

ふたりとも同じくらい
不安なんだね

364 ::03/11/24 20:17 ID:q6836RKw
空しく残る糸と
涙だらけの頬を残して僕は今行く
糸を引きちぎって風に乗る
僕を許してくれ

幾重にも巻きつけた手首
日暮れに向かう河原
声も出ない君を残して

金の雲たちが呼んでいるんだ
ここまで来い、失速覚悟で
命がけで飛んでみろ

この風を逃したら僕は
今、この突風に乗らなければ僕は

君の夢の中で
いつまでも大空を飛ぶ僕で
いるから
約束するから

手を振って見送ってくれ


365 :凧2:03/11/25 01:50 ID:xYYFL/ht
幾重にも巻きつけた手首
涙だらけの赤い頬
日暮れに向かう河原
声も出ない君

糸を離れて今
風を掴む

金の雲が呼ぶ
失速覚悟で来い
命がけで飛んでこい

この突風に僕は
行かなければ
僕は、今

悠然と飛び続ける凧の
姿を指差して
点になる君に
さよなら

366 :おやすみなさい:03/11/25 02:08 ID:Jw8njS5E
夜がしみた
コーヒーを
こくん

あなた色の
シャツを
ふわっ

ふたつだけの
ひざを
きゅう

大急ぎで
夢のなかに
するり

367 :農道:03/11/25 10:34 ID:X+FcbkdE
髭の根元を少し染めて
もう狐は死んでいた
後肢を水田に漬けて

上質な外套の艶を吸い
ますます輝きわたる稲穂
跳ね回る子狐の背を
秋の穂が追う

薄い瞼瞼
伽半をつけて還る狐
稲色の尾に田の雫

触れるな
荘厳な声が響く
見渡す限り外套の波

368 :農道:03/11/25 10:37 ID:X+FcbkdE
薄い瞼瞼→瞼のミス
しかもあんまりなので↓に直します(泣

369 :農道:03/11/25 10:51 ID:X+FcbkdE
後肢を水田に
しっとり活け
僅かな紅を差し
もう狐は

輝きわたる
上質な外套の艶々と
跳ねる背中
稲穂の
子狐の

さりげない秋の夕暮

瞼うすく
質素な伽半
尾に雫

触れるな
荘厳の声広々と
見はるかす山裾

370 :農道:03/11/25 18:30 ID:ZG5R796y
二連目何言ってるのかわかりませんね
はい、意味わかりません。
サイテー

371 :おやすみなさい 2:03/11/25 22:02 ID:0yfod1iJ
閉じたわたしの上に
あなたの瞼を
落として

眠るわたしの夢に
あなたの笑顔を
約束して

雨の唄にふたり
聴き入っていましょう

ひそやかに
息のシンクロ
やがて
鼓動もシンクロ

もう眠れますね
このまま
あしたまで

372 :ex:03/11/25 22:32 ID:YNClTtkl
まだまだ生きてるぜ。

このスレは、きっとどこまでも続き、きっとハサミで切れる・・・。



373 :三菱:03/11/25 22:37 ID:C6lfab6h
>>ex
誰がハサミで

切るんだ…?

exが?

374 :ex:03/11/25 22:45 ID:YNClTtkl
>>三菱

いや、「イト」にちなんで。

俺は切らんよ。俺が快適に生きられるのはここくらいだし。

しっかし、勢いなくなったなあ・・・。

375 :三菱:03/11/25 22:47 ID:C6lfab6h
>>ex
あのねえ

exが詩を書くと言っておきながら

書かないからだと思うんだけど

376 :ex:03/11/25 22:50 ID:YNClTtkl
>>三菱

あれは問題発言だった・・・。

って、俺が詩を書くと、もっと盛り下がるのが見える。

っていうか、まだ無理ね。
1000ぐらいまでいったら、書けるかな。
いまは、ひたすら一日1age。

377 :名前はいらない:03/11/25 22:54 ID:C6lfab6h
>>ex

絶対絶対

盛り下がらない

保障するからがんばれ、ex

378 :ex:03/11/25 22:55 ID:YNClTtkl
>>三菱

頼む・・・

今は勘弁・・・



379 :三菱:03/11/25 22:58 ID:C6lfab6h
>>ex

いいよw

こっちも

力尽きてきたし

やめようか

乗っ取り募集しよう

380 :ex:03/11/25 23:01 ID:YNClTtkl
>>三菱

やめんのかい。

う〜ん、仕方ないか。

でも、このスレには蔓延ることにしよう。

381 :三菱:03/11/25 23:02 ID:C6lfab6h
【破滅に向かうスレッド】

このスレッドは乗っ取りを募集しています
もはや存続の可能性は極めて低く
住人もほとんど皆無です





382 ::03/11/25 23:08 ID:3a1cdfFx
>>ex 三菱

潰し方が甘い!

劇的な解体と構築を願う!

もっと壊れなさい!( ̄○ ̄;)

383 :三菱:03/11/25 23:09 ID:C6lfab6h
三菱脱落します

あとはよろしくex



384 :三菱:03/11/25 23:11 ID:C6lfab6h
>>北

どうしろってんだ

ひとりしかいないのに

385 ::03/11/25 23:18 ID:3a1cdfFx
俺なら詩を書き続ける。もし今が燃料切れなら、みんな肛門を見てもらえ。(*^_^*)
詩を書き続けるなら、いい詩を書こうとするより、自分自身の姿を詩に出来るようにガンガレガンガンガンレ! 自分を越えてはいけない!劣ってもいけない!

386 :三菱:03/11/25 23:20 ID:C6lfab6h
このスレッドは今exしかいませんが

乗っ取りよろしく

先着一命様限定

387 :三菱:03/11/25 23:22 ID:C6lfab6h
訂正
一命→一名

388 :三菱:03/11/26 06:19 ID:ig0x7gGV
>>385
…もう少しがんばる。


389 :こおろぎ(工事中):03/11/26 06:33 ID:DZMgQoUe
ひょっとして

もしかして

もうないのに

欅の下で海の音を聞く

つむじ波
枯葉を乗せる波
来ない波
繰り返して

幾百の波音を重ねる
膝元に
ためいき

来年もまだ
いられるくせに

濡れた目のこおろぎが
微笑んで

390 :こおろぎ2:03/11/26 06:46 ID:WIAFrunA
ひょっとして、も
もしかして、も
もうないのに

欅の下で
葉の波音を聴いている

走る波
つむじ波
溺れ波

遠のく波
来ない波
あしたの波

幾百もの波音を重ねて
目を閉じるわたしの

膝元で
ちいさなためいき

来年もまだいられるくせに

濡れた目のこおろぎが
微笑んで

391 :心の糸:03/11/26 07:07 ID:bjolO8bs
心は
いつもあとから
話しかける

ああ
あのときは
きっと寂しかったんだ
鞄の紐だけ見ていたね

夏には
ほんとは嬉しかったね
いつまでも
帰りたくなかったね

心の糸を
指先で細く遠くたどると
小さなわたしの風景も
帰ってくる

392 :名前はいらない:03/11/26 07:30 ID:0t7enk9W
「両親」

父が持っている
切れた糸を見たら
切れない方がおかしいような
糸でした
もう向こうが透けているほど
疲れきった灰色の糸でした

母は新しく青い糸を接いで
濁った結び目の糸を作ったけど
やっぱりいつ切れても
おかしくない糸でした

父の糸端は
ぶらさがったまま揺れています
その先に振り子が重くついていて
父の心をいつも責めています

393 :名前はいらない:03/11/26 16:09 ID:5bwMDXrh
『盲目の詩人』
たくさんの人に囲まれて
盲目の詩人がいた
カップを引き寄せたり、靴を履かせたり
座布団に誘導したり割り箸を持たせたり

ありがとう、ありがとうと
繰り返されることばを聞きながら
少しだけ傲慢だった
周りの人々

ある雨の日
傘を広げる婦人に彼が声をかけた
「ああ、あかい傘でしょう」
婦人は驚愕して、少しいやな気分になって
詩人の世話の輪から抜けた

器用な電話を不思議がる学生に
彼は答えた
「指が覚えていますから」
学生は驚愕して、少しいやな気分になって
詩人のもとに通うのをやめた

394 :名前はいらない:03/11/26 16:10 ID:5bwMDXrh
続き

ひらがなでサインをしながら彼は笑って
「子供のころは、見えましたので」
係員は驚愕して、少しいやな気分になって
ボールペンの上下を教えるのをやめた

ありがとう、ありがとうと
繰り返されることばを聞きながら
少しだけ傲慢だった
周りの人々

ひとり去り、ふたり去りして

二日後の発見だったから
体はもう
少し痛みかけていた

天の梢に座って見下ろす彼の目は
友達すら識別できない

395 :名前はいらない:03/11/26 16:22 ID:wbL481iy
「亀」

私のスープに卵が三つ
柔らかく凹む殻
得意気に料理長
クリスマスのレストラン

水槽に
痩せっぽちの緑亀
歌わないから
みんな忘れている

ゆっくり産み落とされる卵
糸がきらきら
ぬるりと守り
引く
初めて粘液が美しかった
瞬間

瞼にとまらせて
陸亀はじっと蝿を見ている
砂と餌と蝿と亀だけの
動物園

私のスープに卵が三つ
クリスマスのレストラン

396 :ex:03/11/26 18:36 ID:N10cwgqP
俺はやるぞ・・・・!

397 :三菱:03/11/26 18:57 ID:sLLtLqNd
>>ex

にこにこ

398 :名前はいらない:03/11/26 19:03 ID:ac8aSTM7
「レス・ザン・ゼロ」

腹と背中に差し込んだら
プライドなんか吹っ飛んだ
記事が語るはずもないのに
新聞紙がありがたい

青テント
ベニヤ板
卓上魔法瓶
のら猫

石油ストーブ
垢じみた洗面器
回覧板
これから自治会長に挨拶だ

レス・ザン・ゼロ
もう腕時計もいらない
レス・ザン・ゼロ
おまえも俺もいない
今夜もみんなで歓迎会
全ての糸は切れた

399 :名前はいらない:03/11/26 22:16 ID:59e3igdj
『糸玉』

弾いたり
つまみあげたり

途方にくれたり
自分を責めたり

秋の風と遊んで
落ち葉の街を歩いて

寒がったり熱がったり
笑ったり知らんぷりしたり

それでもころころ
転がりだした

いつの間にか
虹色の糸が

400 :399:03/11/26 22:22 ID:+/jClTU+
熱がったり→暑がったり

バカです

すみません

と、400

401 :おやすみなさい 3:03/11/27 06:54 ID:nMJJAuPs
こくり、と急に
子供が寝ました

連れてったね
眠りの精が
あっという間に

おかあさんの
親指を
しっかりつかんで

その指を
おかあさんが
つつんで

おやすみなさい
秋の子供

402 :農道(書き直し):03/11/27 10:54 ID:vDRio+bK
微かな赤に髭を染め
もう狐は
しっとり後肢を
水田に

上質な外套の艶を重ね
ますます輝きわたる稲穂
跳ねる狐
稲の

尾に雫
肢に帰路の伽半
瞼うすく

穏やかな秋の
収穫と
回帰

触れるな
荘厳の声広々と
見はるかす山裾

403 :蟋蟀2:03/11/27 17:03 ID:Ro/T7vqg
大欅の下に
葉の波音

吐息波     
怒涛波    
私を攫い

枯葉蟹
青い蟹が岩場を

打つ波
聴こえぬ波  
胸に砕け

枯葉草
淡い藻が浅瀬に


戻れぬ波
沖に霞み

幾百もの波音を
連ねる膝元に
微かな溜息
来年もまだ
生きるものを

黒い目の蟋蟀が
微笑んで


…ぐちゃぐちゃ。市ぬしかないかも

404 :5t以下小型船舶操縦:03/11/28 10:47 ID:vpBp0Awi
「黒鯛」

その栄螺は昼に俺が潜って取ってきた小粒だ。ちょうどお前好みの
柔らかさだった。小柄なお前に、恐らく3号の糸は切れまい。
人の指を食い千切り、栄螺も砕く歯でも。お前は猛り狂い、最後の
勝負に出てきた。

猛り狂う引きがはっきりわかる。鰭を荒立てギリギリ糸を咬んでいる。
昔、俺は悠然と下をゆくお前達をよく見たものだ。透き通って水は
美しかった。俺と、お前達と、当然のように同じ海を泳いでいた。

人間と黒鯛を繋ぐナイロン糸。一方の端には軍手、もう一方には喉に
突き通るチヌ4号。黒い腹が海面に見え出した。いつでも俺の軍手と
同じ色で上がってくる黒鯛。喉の栄螺を俺は外す。少しは、
旨かったのか。

405 :5t以下小型船舶操縦:03/11/28 10:49 ID:vpBp0Awi
「烏賊」

子供達は船で入り江を渡り学校に通う。大王烏賊を見れば
迷わずに飛び込む。全身で抱きついて捕らえれば、大人は
千円くれる。第一発見者になれなかった船上の子供達は
げらげら笑って格闘を見物する。
子供と烏賊は並んで港まで泳いで帰る。烏賊の肢が子供と
肩を組んでいる。



406 :三菱:03/11/28 14:57 ID:skQ/MirL
「きっと、恋は」

恋の源流は
蛇に胸を咬ませた女王
野菊に揺れて眠る少女
下駄で蹴られた貧しい娘
それとも
バルコニーから細い手伸ばした
ジュリエット

恋の源流は
身を投げたヒュアキントス
振り返った伊弉諾尊
林檎の樹を忘れた学生
それとも
絵手紙残して戦地に散った
新婚の夫

誰の名を呼んでも
きっとそれは君だよ
どんな名前で呼ばれても
それは僕のことだよ

恋は
僕たちの命を越えて
世紀を越えて

407 :名前はいらない:03/11/28 18:13 ID:T9k03SVN
「ややこちゃん」

四年生のややこちゃん
宿題が「詩をかきなさい」
一生懸命かいたけど

若い男の先生は
「あと五回直してきなさい
 人間、楽をしてはいかん」
そしてそそくさパチンコに

綺麗な女の先生は
「あなたのままでいいのよ
 感性を大切になさい」
一心不乱に化粧中

定年間近の教頭先生
「わたしがはなまるをつければ
 いい詩だってことだよ」
だけど名前しか見ていない

途方にくれるややこちゃん
原稿用紙はもうしわくちゃ
涙なみだのややこちゃん

でもおなかも空いたから
とりあえずごはんを食べよう

408 :名前はいらない:03/11/28 21:40 ID:m5LwFwT4
ドツボは目が眩むほど
ドツボで
幸福なドツボ

叩き込まれても
深くても
這い上がりたいドツボ

409 :おやすみなさい4:03/11/28 22:47 ID:XxOydBfg
少し寒いね
指先が冷たい

秋も終わって
冬がくるね

虫の声
もうすぐ消えるね

消えないでいよう
僕たち
消えないでいよう

暖かな吐息に
いつかとろとろ
ふたりとろとろ

おやすみなさい
秋の夜


410 :農道(またやり直し):03/11/29 09:11 ID:f7UUjFsh
口を微かに開け
下肢を水田に浸して
もう狐は

命は水田に伝わり
稲穂に継がれ

上質な外套の艶を受取り
ますます輝きわたる稲穂

黄金の稲
稲の背
狐の

瞼うすく
大地に還る狐
尾に田の雫

命の収穫と
回帰

荘厳の声広々と
見晴るかす山裾

411 :名前はいらない:03/11/29 09:25 ID:gOQw49sW
「あさり」(工事中)

さすがに
いい墨を使っている

遠くに霞む
広々と故郷の山河

絹糸の雨が
音もなく山肌に沈み

枯松林に
懐かしい潮の香り

冬の風
点々と雲を誘って

「実は二枚描いたんだ」

あさりは少し照れて

412 :おやすみなさい 5:03/11/29 23:44 ID:A8jTj0nQ
かなしいことが
あったのね
目尻だけまだ泣いている
おかあさんが
するように
とんとん背中を
あやすから
おやすみなさい
だいじょうぶ


かなしいことに
会ったのね
唇だけまだ震えてる
いとしいひとが
するように
優しく頬を
包むから
おやすみなさい
ひとりじゃないよ

413 :三菱:03/11/30 05:59 ID:xB4WFm8H
言葉尻
不協和音
拒絶反応
明確には認識不能

失望
違和感
喪失感

I have to leave you now
Bye,
Poor phony
Bye,
Poor poet.

414 :三菱:03/11/30 10:06 ID:IjEwNSgv
グレた頭に
♪♪爽やかな朝♪♪

行の最後の止めが決められない
名詞で止めるとぶつぶつ切れる
ああドツボの底にまたドツボ

とりあえず頭空っぽにして
遊びに行こう
バカ三人組の
目的地は会ってから

行の最後が
決められない


415 ::03/11/30 11:15 ID:Ae/oQIAp
象の鼻を持ってたら
あなたの声を
吸い込んで
ことばを鼻道で温めて
脳につくとき
ほっかほか

象の鼻を持ってたら
あなたの首を
ひとまわり
マフラーみたいに温めて
あなたのにおいも
ふっくふく

象の鼻を持ってたら
あなたの胸の
真ん中に
ゆっくり息で暖めて
あなたの鼓動も
とっくとく

416 :名前はいらない:03/11/30 18:14 ID:DixXC3Xc
「夜の改札」
弱いから
君を離せないよ
臆病者の腕はおずおず

ずるいから
明日が怖いんだ
臆病者の瞳はきょろきょろ

自由だから
君といたいんだ
臆病者の愛はかさかさ

するりと抜けて
苦笑い

わたしの銃はぴかぴか
わたしの朝はきらきら



417 :名前はいらない:03/11/30 22:45 ID:vp93ac4g
不思議なうた
みつけた

鎖骨の下に
息づいて
いつか爪まで
ゆっくり重く

ゆうべのひかりを
ためこんで

ゆめのうた
もうポケットまで
出さない

418 :名前はいらない:03/11/30 23:37 ID:woLqX68k
適当に投げ散らされて
ひっそり泣いている

ごめんね
泣く声が聞こえ始めたのは
つい最近
もう一回大切に
やり直すから

嬉しそうに大急ぎ
森から
空から
みずうみから
弾んで帰ってくる

河原から
秋の街から
夜の窓から
息せき切って半ベソ顔で
走ってくる

涙ふいて、
わたしのことばたち


419 :403:03/12/01 00:00 ID:Md7CppaD
「こおろぎ」(やり直し)

もう帰ることは
ないのに
大欅の下で
葉の波音を聴く

吐息波
つむじ波
知らない波

靴に枯葉の蟹
袖に小枝の海藻

打つ波
来ない波
戻らない波
くりかえして

幾百もの波音だけを
重ねる膝に
微かなためいき

来年もまだ
いられるくせに

濡れた目のこおろぎが
微笑んで

420 :おやすみなさい 6:03/12/01 00:29 ID:TxuQLAn/
歌を聴きましょう
ホットミルク
そっと歌いましょう
心に溶けるように

本を読みましょう
昨日の栞
引き込まれましょう
鏡をのぞくように

夢が迎えにくるまで
枕にもたれて

そのとき、もういちどの
おやすみなさいを
あなたに

421 :ex:03/12/01 10:01 ID:Inkl39uV
お久しぶりね、イトに集う皆さん。
俺はこのスレを諦めてはおらんぞ。
絶対に立て直すから、皆様貼って貼って。
そのうち、俺も貼る時が来ると思うけど・・・。

422 :ダビデ:03/12/01 10:49 ID:HbKNhHfb
図書館棟のロビーに
ダビデ像のreplica
巻毛と夢見る瞳と
窓から遠い故郷を探してる

眼の高さに滑らかな踝
あなたの頬に触れたい
その瞳にいつまでも酔いたい

神話の世界に連れていって
美しい神の庭を
わたしに散歩させて

目の高さに滑らかな踝
あなたの唇に触れたい
不思議な言葉を聞いてみたい

あなたを見上げたいの
わたしのダビデ

誰かぱんつ穿かせてください


423 :三菱:03/12/01 10:56 ID:6QzvwEfK
>>ex
exの生存確認いたしました

PCは知らんけど

424 :名前はいらない:03/12/01 13:24 ID:Inkl39uV
>>三菱

平日は大学から書き込めるから大丈夫よ。
うちのPCはそろそろ死ぬ。


425 :ex:03/12/01 13:25 ID:Inkl39uV

すまぬ、名前入れ忘れ。


426 :ex:03/12/01 13:40 ID:Inkl39uV
浅黄色
浅く儚し
その身には
浮かびし夢も
淡く散るらむ


これだと短歌だしなあ・・・・

427 :ex:03/12/01 13:47 ID:Inkl39uV

裂罅
実砕け
流れ落ち
艶名は
運命

泡沫
神格を
砕き孵し
見返る
疎き


山茶花


ジャンル不明だしなあ・・・・

428 :ex:03/12/01 13:54 ID:Inkl39uV
 い
 ら
こ っ
こ し
つ は ゃ
む イ い
ぐ ト
ス を

 


429 :ex:03/12/01 13:56 ID:Inkl39uV

絡まった「イト」・・・・?


430 :三菱:03/12/01 13:59 ID:NxPcKSmT
>>ex

短歌でも担架でもマンガでもノンジャンルでも

もうなんだっていい

私はもういっぱいいっぱいだから(嬉し泣き

頼んだぞex

431 :三菱:03/12/01 14:09 ID:NxPcKSmT
芥川龍之イト
         

432 :きっと、赤い糸は:03/12/01 17:23 ID:VqB+MyKj
炙ればすぐ焦げて
あっという間に切れていく
赤い綿糸は偽物

引けばすぐ伸びて
弛んだままで戻らない
赤いナイロン糸も
偽物

あっけなく解けていって
もとの糸玉丸いだけ
赤い毛糸も偽物

何度切れても
引き寄せあえる赤い糸は
たぶんふたりの手
きっとふたりの眼差し

…アホまるだし

433 :おやすみなさい 7:03/12/01 21:58 ID:Q4+NuOu/

「ふたりの間で眠るから
 少しあけて」
あなた
「いいよ 首のとこあけとこうか」
わたし
「はいれるもんなら
 はいってみろ」
 
ぎゅうううっ


「うわにゃおう(泣)」
わたし
「横で眠るなら、いいよ」

「まんなかでなきゃいやだ」
あなたと猫とわたし
「ゲラゲラ」

冬の足音
ふわふわの毛皮
途切れない雨


434 :托鉢僧:03/12/02 10:59 ID:fShddUOa
雑踏に紛れて
鳴らす鉦は
代わりに佇むひと

私は暖かく寛ぎ
友達と紅茶を飲む

代わりに耐えているひと
汚れた足袋で鉢を捧げ

私は歌い、笑い
袖の汚れを気にする

代わりに贖っているひと
鉢のかたちに指は冷え

私は急ぎ、歩き
コートを羽織る

初冬の風を抜けて
沁みる鉦は
私を許し
代わりに祈っているひと

435 :名前はいらない:03/12/02 11:28 ID:8G1HefQt
>>427
山茶花が咲いてから
裂罅していく姿について
華はひらひら残らず散ってしまい
実(見たことない)は砕けて
(何かが)流れ落ち
艶名(よくわからない)は失われる運命であるが
流れ落ちる彼の泡沫は
砕かれた神格をまた孵し
かわりに疎き骸が残っている、

あああああ(泣
わたしには難しいです
国語も不得意です
お暇なときに解説お願いします     

よろしく

でもものすごく美しい情景だということだけは
わたしでもわかる


436 :托鉢僧:03/12/02 11:40 ID:8G1HefQt
訂正(変換ミス)

許し→赦し



437 :托鉢僧(やり直し):03/12/02 18:34 ID:tThDjBwl
雑踏に紛れて
微かに鳴る鉦は
代わりに佇むひと

私は暖かく寛ぎ
友達と紅茶を飲む

代わりに耐えているひと
汚れた足袋で鉢を捧げ

私は歌い、笑い
袖の汚れを気にする

代わりに贖っているひと
鉢のかたちに指は冷え

私は急ぎ、歩き
コートを羽織る

代わりに頭を垂れるひと
静かに目は空を捉え

初冬の風を渡り
沁み入る鉦は
私を赦し
代わりに祈っているひと

438 :おやすみなさい 8:03/12/02 22:34 ID:8G1HefQt
深く碇を下ろし
素肌の海をたゆたいましょう

瞼の水が膨れあがり

きょうのあなたの傷は
わたしの夢にさしこんで

瞼の水があたたまり

冷えたあなたの額は
わたしの胸におしつけて

瞼の水があふれ出し

中途半端に泣きながら
ゆっくり静かに揺れましょう

わたしを挟む熱い吐息が
やがて寝息に変わるまで

深く碇を下ろし
ふたりの海をたゆたいましょう

439 :命日:03/12/03 17:18 ID:LpoN2AP5
失くした勲章の話を聞きながら
半分笑っていた俺

夢を語り続ける俺に
にこにこうなずきながら
酒をついでくれたあんた

腰痛と胃潰瘍と合わない入れ歯
曲がった膝でよぼよぼ歩き
奥さんの位牌磨いて
大福餅供えて笑って

若い俺を憎んでいたのか
若い俺を通して懐かしんでたのか
若い俺を憐れんでいたのか
笑い顔しか残してくれなかった

がっしりと重く
飴色に年季を語る大腿骨

墓石に酒をかけるたびに
こぼれたのを慌てて指で掬う
あんたの声がするよ

「おっととと…」

そっちでも若いもんに
いっぱい勲章の話してやってるか

440 :おやすみなさい 9:03/12/03 22:32 ID:qZhYaxZB
遠く響くのは
終電
それとも夜間工事

終電なら眠り込むひと
工事なら
交通整理に一晩立つひとを
思って

遠く響くのは
猫の声
それともむずかる赤ん坊

猫なら
命がけで戦う雄
赤ん坊なら
そっとあやす母親を
思って

おやすみなさい
またあした
わたしを包む
夜の唄


441 :墓地:03/12/04 10:49 ID:nrAvzjGr
童女
名前のない墓石に苔

竹蜻蛉
かざぐるま
縮みのお手玉

寒椿
枯葉を寄せる箒

百年前の四つの子
見つけた

箒の手は童女を知らず
童女は箒の唄を待ち
箒の手は童女を知らず

落葉樹
目印の寒椿

骨のない墓石
四つの子
笑った


‥‥詩未満の塊

442 :名前はいらない:03/12/04 10:57 ID:NKeTQuVx
「クリスマス」

ジングルベルの大洪水
カーネルおじさんが赤い帽子
だから、クリスマス

銀モールのショーウィンドウ
宝石売り場にハートのリボン
だから、クリスマス

レストラン予約して
ワイン探してバラ注文して
だから、クリスマス

クリスチャンじゃないから
関係ないけど
クリスチャンじゃないから
醒めてるけど

慌しい年末の水曜日に
会いませんか

なんだかその日はイブで
どうやら神聖な
夜らしいので


443 :名前はいらない:03/12/04 13:57 ID:p7TY560F
「薬と子供」

洗面所で
のんできます
ゆっくり2錠
にぎりしめて
しばらく我慢したら
ぽとぽとん、と
トイレに

手のひらのくぼみには
そらいろの甘い染み
ここは
なめる


もうすこしあとで
のみます
こぼさないように
そっとひらいて
さらさら、と
トイレに

透きとおって甘いにおいの
オブラート
これは
食べる

444 :ex:03/12/04 14:43 ID:iwLEQlqf
444か。

英詩が書きたいなあ・・・なんて。
まあ無理な話やね。


445 :三菱:03/12/04 14:48 ID:p7TY560F
>>ex
無理な話でもないやね。



446 :ex:03/12/04 14:56 ID:iwLEQlqf
>>三菱

英語わかんない。
成績低いし。

専門は古典学だから。
バンドの詞を書けって言われると、何か古っちくなるという。

447 :三菱:03/12/04 15:26 ID:wBv9EOyW
>>ex
わたしは英語もわかんないし
古典学もわかんない
ゲラゲラ

‥‥古典学ってなんだろう。


448 ::03/12/04 15:38 ID:TNQlIUSW
誰も歩いてなかったら
傘を閉じて打たれよう

閉じた瞼が痛いほど
雨粒の矢に刺されよう
表面積全部空に向け
植物みたいに受け止めよう


びしょぬれの靴を
脱ぎながら

洗ってくれてありがとう
少しきれいになりました
汚れてばかりの
わたしの心


449 :夕陽(東北):03/12/04 15:42 ID:6xbGRgos
バスおちて
角っこさむじったら
こげにずねえ
おっかねぐれえの夕陽
なしてこげないろになっぺか
こげないろになっぺか
ほだ
金と桃色と火の色かんましたら
こげになっぺか

もうちっといらんしょない
オレと川っぱてらしてくなんしょ
ひんじゃかぶもでなもそまっちからに
したっけが
オレの心もそまっちからに

うまぐね
まんだけえれね
こだにせつね夕陽さおいで

450 :(快∀楽) ◆plhXCa4.HY :03/12/05 22:36 ID:Cc4ic5yB
なんだ!普通の詩スレになってるじゃないか!
どうした!
三菱!ex!
あと東芝とかもいたな

のっとりはどうした!
のっとりのっとられが
ワレワレのエロチシズムじゃないのか!
のっとりってなんだ!

イトってだれだ!
なぁ…だれだよ…もういいだろ…

乾杯!
このスレ乾杯
少しだけでてきた松下に乾杯

451 ::03/12/05 22:59 ID:AFxRMAYM
パチンコ 「デル」


バッティングセンター 「ホームラン」


ボーリング 「玉砕」


ビリヤード

「落玉」

452 :三菱:03/12/05 23:27 ID:EhVmyqCp
>>快楽
規制中で書き込めません
こんなスレ乗っ取る物好きはいないと思います

453 :三菱:03/12/05 23:30 ID:EhVmyqCp
>>北
詩????

454 :(快∀楽) ◆plhXCa4.HY :03/12/05 23:33 ID:Cc4ic5yB
>>452
俺も規制中だ!

455 ::03/12/05 23:37 ID:AFxRMAYM
>>453

わからん!

456 :三菱:03/12/06 00:12 ID:UiPGwLeA
>>454
ゲラゲラ

>>北
早く寝ろ
アホ


たぶんあしたもダメでありましょう。
さようなら

457 :名前はいらない:03/12/07 18:02 ID:aM+sD4UJ
枝豆

458 :夕陽(山陰):03/12/07 18:04 ID:aM+sD4UJ
バス降りてなあ
角曲がったら
がいな夕陽やったど
恐ろしようなもんだっただわい
なんでこげないろになっかいな
こげないろになあ

おう
金と桃色と火の色まぜると
こげになるもんかえ

まあちょっといてくれんかえ
ワシと川原てらしてくれんかえ
むこうずねもでこも染まって
そっで
ワシの気持ちも染まってなあ

だめだわい
まだ帰れへんだわい
こげな難儀な夕陽をおいてなあ

459 :夕陽(関東):03/12/07 18:06 ID:aM+sD4UJ
バス降りてさ
角曲がった途端
ものすごい夕焼けなワケよ
もうなんか怖い!ってぐらいね
どうしてこんな色してるかなあ
こんなスゴい色でさあ

そうねえ
金色と桃色と火の色ぐちゃぐちゃってしたら
こんなんなるのかしらね

もう少しこのままでとまっててよね
あたしと川原と照らしててよ
あたしの膝もおでこも夕陽色
ほら、それに
あたしの心まで染まってるじゃん

まだだめだって
帰れるワケないじゃん
こんなにグッとくる夕陽置いたまんまでさ


460 :墓地2:03/12/07 18:11 ID:zVND4im9
連なる落葉樹の小路に
目印の白い椿
吹き寄せられた枯葉

童女、と刻まれて
小さな墓石に苔
去年見つけた
百年前の女の子

春に私が立てた
竹のかざぐるま
墓参りを見る童女を
人々は知らず

寒々と白く椿
百年前の四つの子
花の首が風に触れて

今日私が並べる
藍色のお手玉ふたつ
寺の箒を聴く童女を
箒の手は知らず

遥々と巡る夕暮れの風
赤いかざぐるまが揺れる

461 :土に還るときには:03/12/07 18:27 ID:DPibMK99
たくさん哀しみを
知りたい

たくさん喜びも
知りたい

お前にわかるもんか、と
言われなくなるまで生きて
もの言わぬ心がわかるようになるまで
生きて

いつか創だらけの洋梨のように
柔らかく熟れて香り
崩れ腐敗し
美しい太陽熱を浴びて
農夫が思わず微笑むような
極上の腐葉土になりたい

黒々と豊かに
ほくほくと暖かく
植物を育てたい

462 :ex:03/12/07 22:24 ID:QA954If7
あ〜、普通の詩スレになってるってね。
取り敢えずここでは「長編の糸で繋ぐスレ」ってことで解釈しといてもらえるとありがたいっす。



463 :ex:03/12/07 22:53 ID:QA954If7
バンドの新曲っす。
一応作詞/作曲は私。

雪が降るね もうすぐ
見上げる白い季節
あからさまに 手を撫でて
温もり求めてるよう

気がついたらもう 時間は過ぎていた
光りだす宵闇の中
窓に映し出された 白い踊り子は
ずっと待っていた想いを放って

揺れて 揺られて いつも感じていた
二人で歩きだす 聖なる時間
乾いて 届かなかった 過去を捨てて
舞い上がれ この願いよ 冬に散らばれ

464 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/08 01:02 ID:UdApT0nW
>>462
ガハハ 分かってるよ
ここにいる以上
イトのたったひとつの
ほぐれでしかないから

>>463
お ついにさらしたな
まあ詞なんでみためにあんまり気を使わないのと
息継ぎその他で言葉をちぎることもあるだろうけど
例えば

>揺れて 揺られて いつも感じていた
ここでのスペースはゆらゆら感を出すために有効だが

>乾いて 届かなかった 過去を捨てて
>舞い上がれ この願いよ 冬に散らばれ
ここでのスペースはまず読む意識が途切れるし
願いを開放するという内容に沿うならば
もうすこし言葉の配置を「わっ」とさせるような
そんなのがいいかもしれない

465 :ex:03/12/08 11:05 ID:GPBaEynr
>>快楽

歌詞って言いたいことが言えないっすよね。
メロの字数限られてるし、そのくせ雰囲気合わせないといけないし。

歌詞って本心じゃない気がしますわ。
でもありがとうございますね。

466 :ex:03/12/08 11:45 ID:GPBaEynr
あ、それからもう一つ。
歌詞は「リスナーに見やすくするために隙間をあけましょう」みたいに言われたんですよ。
CD(そりゃあ自主制作ですけど)プレスした時に、向こうの方に。

でも最近は80年代ROCKが下火になって、PUNKが上ってきてるから歌詞なんかもういい加減。

467 :名前はいらない:03/12/08 21:08 ID:x1ZR2YfC
「托鉢僧」は近代5スレで、有名な詩に「似ている」と、知らない
人にそこを引用されて指摘された。誰の真似もしたつもりは
ない。どういう風に考えたらいいのか全然わからない。

こんな撃沈なんていやだ。


468 :夜明け:03/12/08 21:11 ID:x1ZR2YfC
死んだらしいのですが
ちょっとそう言われても

うーん瞼あけても
眼球無反応ですね
うーん唇乾いてますね
息してませんね
うーん耳おしつけても
心音聞こえませんね

とりあえず死亡確認しました

これから起こる騒ぎの
あなたは主役で
忙しくなると思うから
それに体ももうすぐ
なくなってしまうから
今のうちに急いで
最後の乾杯でもしましょうか
ふたりで1本の
キリンラガー350ml

もう頬っぺたに缶つけても
ひゃああって言わないんですね
くすぐっても怒らないんですね
慌てて転んでも笑わないんですね

悔しかったらもう一回
目あけてみろ


469 ::03/12/08 21:12 ID:x1ZR2YfC
綱引きみたいな手つきで
見えない赤い糸を
ひっぱると
あなたはいつでも
前のめりになって
助けてくれー、って
笑った

あなたがひっぱると
わたしは両腕全部
赤い糸にして
二の腕の内側で
あなたの唇にキスして
笑った

また冬になります
銀杏が全部
散りました

470 :土に還るときには 2回目:03/12/08 21:16 ID:x1ZR2YfC
人間の心も
もの言わぬ自然の心も
分かるようになるまで

多くの哀しみと
喜びを重ねたい

いつか
洋梨のように熟れて
柔らかく崩れ
美しい太陽熱を浴びて
大地の仲間と
迎えられ

やがて
農夫が微笑むような
極上の腐葉土になりたい
黒々と豊かに暖かく
みどりの芽を育てたい

‥‥バカだ(泣

471 :三菱:03/12/08 22:10 ID:9X29XMmz
わたしのことばが
全ての過去のことばにないことを
証明されてから初めて
打ち出されなければならなかったら
わたしは一生
どうすればいいのだろう

わたしのことばが
全ての人に似ていないことを
確かめてから囁かなければ
ならなかったら
わたしはあなたに
どう話しかければいいのだろう

わたしはもう
話すことばを持たない
呻き声だけ漏らしているだけ
噴きあがる心のままに
歌う勇気がない
噴きあがる心はあるのに
どうしたらいいか
わからない

今わたしが考えていることばは
誰のことばなのだろう
いつの誰のことばを
鸚鵡のように
繰り返しているのだろう

472 :ex:03/12/09 00:24 ID:fm4Hfm2u
児戯 時代は移り変わる
もう あの日の影は見えない
悪戯に 思い出揺り動かして
それでも 救われない言霊

流れる涙頬を伝い漣立てて
手を差し伸べてくれたあの人は何処・・・

今覚られし鐘が鳴る 記憶を抱いて
見上げた空に死に逝く恋歌・・・
咲き乱れた薄紅の華 風に問う
この命の灯散り逝く日は何時・・・

>>三菱
もう、わけわかんねえ。
歌詞って嫌だな!ホント!

473 :三菱:03/12/09 01:20 ID:si+nzU7c
詞が先にできて曲をつけるのと
曲に詞をつけるのと
どっちが難しいんだろう

あああもうスレじゃなくて
脳を乗っ取られてしまいたい




474 :東芝:03/12/09 03:40 ID:/aNMK3JL
こんな深夜に

乗っ取り宣告age










ごめんやっぱ帰る

475 ::03/12/09 03:46 ID:n2xfY7Pz
根性なしのヘタレ電気やめ!
もう既に乗っ取りしてるじゃねーか!

476 :網膜:03/12/09 10:38 ID:8XJAbxTi
目を凝らして
見つめている

剥離した網膜が漂う
眼球のように
黒い雲が散る目で
隠されたその奥を
見ようとして

突き抜ける強い眼は
どうしたら持てるのだろう

明るくあるものが全てなら
楽なのに
明るくあるものが全てなら
探さずに済むのに
まだ見えぬものに
焦がれ

私は追い続け
生涯をゆっくりと
幸福にわたっている

477 ::03/12/09 10:39 ID:8XJAbxTi
極上の声出して猫
ごはんください

ごめんなんにもない
缶詰もない
雨だからコンビニもいや

金の目が三角に光る

ドスきかせて猫
生き物なめてんのか
本性あらわしたな
肉食獣

あ、鰹節があった

うろたえて猫
今のは冗談です

だまされないよ
もうばれてるんだから
ふわふわ毛皮の
鋭い牙

478 :消失:03/12/09 10:47 ID:swdb8pnh
流れる雲を
指差すのは
そこにわたしが
いないから

小さな鳥に
微笑むのは
仲間じゃないから

静けさの音が
好きなのは
心が荒れているから

緑の大地に
惹かれるのは
きっと自然ではないから

わたしが
うたうのは

479 :闇に:03/12/09 10:50 ID:HXj7tQin
花の香りを厭い
音楽を止めて
暖かな明かりも消して
目を凝らすのは

安らぐものを
遠ざけて
探っているのは

私の中に
探しているのは
掘り起こしたいのは

巧妙に潜む
見えない悪の塊
悪意の破片
蹲る憎しみを
思い知るため

その私から
もう一度生まれて
優しい唄をうたいたい

480 :三菱:03/12/09 11:40 ID:ii5RZ8w+
>>東芝

東芝の生存確認しました
ここはもう乗っ取りどころか荒らしもない
恐ろしいスレッドになりつつあります
現在の推定人口は怖くて言えませんが
exががんばっています
三菱は>>467の「人真似疑惑(?)」で現在
超鬱です
風邪などひかないでお元気にお過ごしください
忘れてないでよかったw


481 :名前はいらない:03/12/09 12:13 ID:1Z66cCKQ
「桃」

硬くて冷たい
冬の桃

地球の暑さを
知らないで
真夏の日差しを
浴びないで

怒って育つ
冬の桃
せめて種でも
育てましょう

甘くて寂しい
白い桃


482 :名前はいらない:03/12/09 16:29 ID:9ecMWxCw
楽しかったあの日々は
今はもう戻らない
だから思い出して 大事にして
いつまでも

ひかれあったふたりには
今はもう帰れない
だから思い出して 大事にして
いつまでも

すれ違って傷ついて
失ったあのころを
だから思い出して 大事にして
いつまでも

途切れた電話みたいに
僕は立ち尽くす
降りしきる白い雪も
僕の頬の涙

積もる前に消えて行く
儚い恋みたいに
だから思い出して 大事にして
いつまでも

だから暖めて 思い出して
いつまでも

483 :名前はいらない:03/12/09 16:29 ID:9ecMWxCw
楽しかったあの日々は
今はもう戻らない
だから思い出して 大事にして
いつまでも

ひかれあったふたりには
今はもう帰れない
だから思い出して 大事にして
いつまでも

すれ違って傷ついて
失ったあのころを
だから思い出して 大事にして
いつまでも

途切れた電話みたいに
僕は立ち尽くす
降りしきる白い雪も
僕の頬の涙

積もる前に消えて行く
儚い恋みたいに
だから思い出して 大事にして
いつまでも

だから暖めて 思い出して
いつまでも

484 :三菱:03/12/09 16:32 ID:9ecMWxCw
二重投稿すみません
手が滑りました(泣

大バカ三菱ざんす

485 :東芝:03/12/09 17:22 ID:/aNMK3JL
>>三菱
このスレはほぼ毎日チェックしてたさ
ただね、俺がレスると自分で段々調子に乗ってな、
前みたいな荒氏を気付かずやってしまう恐れがあるので
自戒の念でロムってました

>>474のはね、俺が忘れられているかもって思ってて
そしたら快楽がちゃんと憶えててくれて
つい嬉しくてバイト帰りの深夜なのに勢いで書き込んじゃったわ

486 :名前はいらない:03/12/09 17:35 ID:IKk8DwvB
「白昼夢」

美しい屈葬
安静の仰臥ではなく

胎児のようにすやすやと
胎児のように微笑んで

担ぐ桶
掘るスコップ

白い背中しなやかに
膝の交差滑らかに
ゆらゆらまどろんで
また産声をあげるときまで

大きな目の勾玉の
新しいいのち

桶を下ろす縄
封印するスコップ

子供を抱いて
電車の時間を気にするひと
急いで投げた花束が桶を打つ

蝉の鎮魂歌
耳に盛夏

487 :三菱:03/12/09 18:15 ID:YgS4v/9g
>>東芝
exがきっと懐かしがって笑ってるぞw
東芝
荒らしていいよ
裸踊りしてもAAまみれにしてもいいよ
何やっても書いてもこのスレはオッケーさ
東芝だから

無理して詩書かなくてもいいよ
1000までいっしょにいこう
わたしは時々今でも
東芝のAAに会いにいく
気持ちが晴れるから

(あのね、快楽はね
上手に言えないけど
ずっと快楽なの)

チェックしてるなら
時々元気だぞ、って言って
力つくから

バイトがんばれ、東芝
がんばれ



488 :猫に:03/12/09 22:05 ID:LCqDRRmP
どうしたらそんな
やさしい声が出るの
どうしたら全部捨てて
頭すりつけて甘えられるの

ことん、と倒れて
真っ白なおなか全部見せて
にゃおん

あなたが羨ましい
わたしもそんなふうに
あのとき

今度
もし猫に生まれたらわたし
必ずあなたみたいに


恋の相手が変わるから
やっぱり猫はやだ

489 :名前はいらない:03/12/10 11:18 ID:eS5p0+M+
「人」

年をとればわかる、と言った女は
おむつを当てられて
童謡を歌っている
ところどころに痩せた手拍子

大人になれ、と言った男の妻は
子供たちを連れて
とうに家を出て行った
孤独に慣れた深い縦皺

亀の甲より年の功、と言った女は
去年からもう
息子の顔すらわからない
ガラスのような色の虹彩

言葉すら持たずに
わたしは

いつか自分に訪れる
人の姿を刻み込む
深く心に焼きつける

490 :名前はいらない:03/12/10 11:23 ID:Ff9sRyUV
「80歳」

昨日の食事は覚えていない
誰の顔もわからない
でも人生は抱きしめて
取り出しては反芻し、懐かしみ

夫をおくったときの
死化粧を思いながら
真綿で補った頬を丸く撫でる手つき

見たこともないほど豪勢だった
嫁ぐ娘から受けた花束
両腕いっぱいに作る大きな輪の花

娘時代の豊かなお下げ
今は失われた髪を首筋から
しなやかに編んでゆく両指

組でいっとう上手と言われた
お手玉の数え歌
次々に 不思議に次々とよみがえり

すこし疲れてまどろむ
その白く薄い額に
真っ白な産着にくるまれた
女の赤ん坊を見る




491 :名前はいらない:03/12/10 11:31 ID:9Aw+ksQX
「車椅子と散歩」

今の人には
信じてもらえないだろうけどね

あのねえ
本当でも夢の話でも全部信じるから
何度も言わなくていいよ

先祖はお城に住んでいて
お裁縫の天才で
評判の美女だったのね
聞き漏らさないように静かな
車椅子の赤いひざ掛け

穏やかな日差し
病院の裏の散歩道

おじいさんは坂本竜馬の友達で
あなたの成績が全部「甲」で
戦艦大和に乗る予定だったんでしょ
杖を置いてベンチで一休み
ゆっくりふかす煙草

もう少しそうやって
楽しそうに話していて
本当でも夢の話でも全部信じるから

暖かな冬の
散歩道

492 :491:03/12/10 12:03 ID:KS2grDre
訂正

題「車椅子と散歩」→「車椅子と煙草」のミス

宇宙一の大バカ


493 :17歳:03/12/10 13:10 ID:/evUZ+eE
心惑いてひねもすの
かなしき熱によもすがら

忍びゆく君のスカート図書館の
椅子に舞い降り

笑顔見せ
逸らすまなこのいじらしさ
聖女の素肌

戯れの君に踊りて
狂う日の夢の尽くまで
中年の
枯れし姿の我なれど
自棄な暮しの我なれど
錆びし心の我なれど
儚き夢に縋りおり
猛々し肉に惹かれおり

心惑いてひねもすの
かなしき熱によもすがら

494 ::03/12/10 21:12 ID:K0T6xIX/
船は
海の微かなくぼみ
浅く抱かれて
昔の夢を見る
生まれたのはきっと
還るのもきっと
海だから

波は
ささやき続けるうた
いのちをあやし
つなぐリピート
追う明日はきっと
消える過去もきっと
波だから

船は
海の静かなことば
沖に流れて
遠い母に会う

495 :おやすみなさい 10:03/12/10 21:31 ID:8oj6OWuz
カーテンの内側で
ふたつの耳だけ起きている

かたかた
窓枠の風
さらさら
風のドレス
きりきり
ドレスにじゃれる夜行性の爪

聴いてるのは
夜の音

おやすみなさい
もう眠くてだめ
そこの猫
いいかげんにして

おやすみなさい
風もドレスも猫も
わたしも

496 :494:03/12/11 10:09 ID:iVlMT8we
「船」(やり直し)

船は水の微かなくぼみ
風に運ばれ沖に夢見る
生まれたのも
還っていくのも
海だから

波は海がささやくうた
いのちをあやしつなぐリピート
明日の朝も
消えるきのうも
安らかに

船は静かに揺れる寝椅子
浅く抱かれてひとが夢みる
生まれたのも
還っていくのも
海だから


497 :断片:03/12/11 10:27 ID:3Ru4nkkG
傷ついた人を切りつけた言葉は
それより哀れだ

待ち合わせのため5分ほど停車いたします

悲しい人を落ち込ませた心は
もっと後悔している

お待たせしました 発車いたします

嬉しい人を喜ばせた手紙は
はるかに満足そうだ

次は池袋 終点です

それなら、今いるわたしは

うやむやな流れを断つように
電車が止まる
心も止めて
雑踏の中に

498 :名前はいらない:03/12/11 12:35 ID:qAtpHPFE
「墓地」(脳味噌の限界)

落葉樹の小路に
目印の白い椿

童女の墓石に苔
乾いて赤くかざぐるま
百年前の女の子

寒椿
百年前の四つの子
花の首が風に戯れ

墓参りを見つめる目を
人々は知らず
寺の箒を聴く耳を
箒の手は知らず

今供える
藍色のお手玉ふたつ

遥々巡る夕暮れの風
かざぐるまが揺れる

499 :ex:03/12/11 16:33 ID:EQ0eRtlw
>>三菱
>>473の返答。
曲を先に作ったほうが楽なんだけど、詩を先に作ると詩のイメージを優先して作れるから
どっちもいいわけ。

俺はこれからもがんばるぞー!!


500 :ex:03/12/11 16:35 ID:EQ0eRtlw
自ら折り返しを取る。

半分来たぞー!!

501 :ex:03/12/11 16:41 ID:EQ0eRtlw
そして自ら門出を祝う。

You know I'm not DEAD!!

502 :三菱:03/12/11 16:53 ID:paURfxJO
>>ex

なんだか思い切り

励まされてしまったような気分

がんばろう、ex!!先は長いけどね。

東芝生きてるかー?!

503 :歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :03/12/11 17:10 ID:E1ceOEle
>>498
墓場の風車って人が来ると廻り出すよね。

奇妙な雰囲気。少女の霊が半ば神格化されているような感じ。
ゲーテの『ファウスト』では、死んだ子供の霊は汚れを知らないから
必ず天使になれるんだとか。

>童女の墓石に苔
>乾いて赤くかざぐるま
洗練された表現だと思いました。

504 :東芝:03/12/11 21:11 ID:5Gdo9jmm
>>三菱・ex
これからバイトよ。いっちょ働いてくるわ

ぃらっしゃいませぇえ(右肩上がりな発音)

んで明日は朝から学校なので、寝ないでレポート仕上げる
・・・そろそろ氏ぬかも

505 :ex:03/12/11 23:00 ID:dpjeU0fz
>>503歌川さん

はい、いらっしゃいませー!
このスレにようこそ!



506 :ex:03/12/11 23:08 ID:dpjeU0fz
あ〜〜〜、俺のジョニー・・・
そのカッチョイイフォルム、ナイスなエンジン音
あ〜〜〜、俺のジョニー・・・
素晴らしすぎるところだらけなのに・・・

たかが、霜柱でパンク・・・
たかが、霜柱でスピン・・・
たかが、霜柱に埋まり・・・
たかが、霜柱に散った・・・

お前ちょっと車庫で寝てろや!


507 :三菱:03/12/11 23:10 ID:bw5mqNo0
>>503
まさかまさか
このスレにひとが来るなんて
奇跡だ
歌川さん
いらっしゃいませー!!ようこそこのスレに
>>498です
ついでに1000までいてください!!!


508 :三菱:03/12/11 23:12 ID:bw5mqNo0
>>ex
PCは生きてるのか…?

509 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/11 23:15 ID:Y5czLOES
>>508
俺は生きてるぞ

510 :ex:03/12/11 23:18 ID:dpjeU0fz
>>三菱
何とかなってる。

昼間はガッコーからレスしてるから自宅のを使わずにやれてるで。

しかし、さっきバイクが逝ってしまったからなあ・・・
明日からどうするんだろう、俺・・・

ま、何とかなるわな・・・

511 :三菱:03/12/11 23:18 ID:bw5mqNo0
>>快楽

◎■♪泣☆%☆★#*&喜

512 :ex:03/12/11 23:20 ID:dpjeU0fz
>>快楽

ご苦労さんです。

>>501で書いたとおり、I'm not DEAD!!でございます。

513 :三菱:03/12/11 23:20 ID:bw5mqNo0
>>ex
うちのはもうすぐ氏ぬと思う。

514 :ex:03/12/11 23:24 ID:dpjeU0fz
>>三菱

まさか、ここってPC破壊系スレ!!

んなわけないけどさ、三菱が休暇をとっても、俺が引っ張り続けるで!!

そしてゆくゆくは「イト2」っていうのを作ろうかと・・・

515 :ex:03/12/11 23:26 ID:dpjeU0fz
カワイイと

思ったあの娘は

小学生


俺最近何もかもがまずいなあ・・・

516 :三菱:03/12/11 23:45 ID:Q65ZQdqZ
東芝が今労働してるから
一発

東芝!がんばれ!
どうせわたしも徹夜だ!

体壊すなよ

517 :名前はいらない:03/12/11 23:52 ID:m4x4nudF
きらきらさらさら
あなたを思うとき
私の血は速度を増して
流れはじめる

全ての毛細血管まで
ぴかぴかに
めぐりはじめる

少し背の高い
あなたにむかうように
わたしの顎は反り返り

やがて全ての血が集まり
凝縮されて

沸騰しそうな心臓を
持て余しながら
自分を哂う

518 :別れ:03/12/11 23:57 ID:FhXJpeBX
さよなら、じゃなくて
おやすみ
夢で一日だけ長く
いられるから

ありがとう、じゃなくて
どうして
今度会ったときに
話の続きが
できるから

またね、じゃなくて
元気で
遠くにいても
あなたを
見守れるように

どっちにしろ
もう
他人なんだけど

出会った季節は
きれいだったから

519 :名前はいらない:03/12/12 00:08 ID:+XLTabSH
「風の話」2回目


今なんて言ったの
聞こえなかった

残念
この話は
おしまい
また会ったときに
違う話をしてあげる

きょうの、
きょうのは?

聞き逃したから、
それでおしまいさ
笑い声残して
遠のく風

今度は
絶対に聞いてやるぞ
耳をすませて
次を待つ


520 :おやすみなさい 11:03/12/12 00:30 ID:Sx31BCNf
お願いだから
灯り消して
お願いだから
目を閉じて

透きとおる夜に
耳をすまして

哀しい夢にならないように

お願いだから
すこしわらって
あったかい
ココアみたいに

つらい今日が消えるように

すぐ明日になるよ
すぐ朝が来るよ

おやすみなさい
疲れたこころ

521 :東芝:03/12/12 03:40 ID:+X2WATAD
コテハン増えてイイカンジだ
このまま家電メーカー増えればいいけど・・・
松下とか日立とか何処にいったんでしょ

>>歌川様
スンマセン、バイトに行く時にあわててたもので満足に歓迎レスも出来なかったッス
ホントだってば!

あと、じょにーと三菱のPCの冥福を祈ります
快楽は平気か?

522 :デムパ系解読不能:03/12/12 11:26 ID:V8bEQyEB
「対の魂」

古い樹の枝に、大きな鳥が私を待っていた。
南国を思わせる嘴の、見知らぬ鳥。
舞い降りた背中に、私は乗った。
そうするのだ、と思ったから。

みるみる町は足元に遠ざかる。

「いきたいところはありますか」
家族や友人や、離れた故郷の山々が、
けれど、今そう想うだけで充分なようで、
「いいえ」

「つらかったですか」
別れ、確執、死別、病む体などが、
しかし、どれを想っても、
「過ぎたことです」


523 :デムパ系解読不能:03/12/12 11:27 ID:V8bEQyEB
「楽しかったですか」
夢に燃えた日、恋、新しい家族、
いくつ思い出しても、
「懐かしいだけです」

暖かな闇をわたり、鳥はゆったりと飛び続ける。
私は時々うとうとし、目覚めては話し、また眠り、目覚め、
やがて鳥を思い出す。

「鳥の次は何に生まれるのでしょうね」
「生まれるまではわかりませんね」

「今度は私が迎えにいく番ですね
 あなたは忘れているでしょうが」
「こうしてゆっくり会えるでしょう
 ふたりの旅の間に」

524 :デムパ系解読不能:03/12/12 11:28 ID:V8bEQyEB
闇をわたって旅をする
対の魂 
 
「いつかあなたはエジプトの川に
 捨てられた子犬でしたね」
「あなたはいつか砂漠で力尽きた
 駱駝でしたね」
 
次のあなたは

永遠に引き裂かれない
対の魂

525 :遊園地2:03/12/12 11:52 ID:pLdTTwdG
待ちきれない子供
疾走する絶叫の塊
興奮した大人
金の鞍をつけた木馬

てっぺんまできた叫び声
「富士山!富士山がみえるよ!」

紅生姜のせた焼きそば
バターまみれのポップコーン
はずれてばかりのスロット

植え込みの白いベンチ
夕暮れにそまる頬
新しい恋

降りてきた叫び声
「富士山!富士山がみえたよ!」

またこようね
またこようね
ぜったいこようね

愛されて愛されて
今日も遊園地が
満足そうに閉まる

526 :名前はいらない:03/12/12 13:19 ID:jfBy/+WJ
「上空」

一瞬あどけない瞳が問う
「なに?」
柔らかな肉を俺は突き刺す

赦してくれ 
子兎
俺にはどうにもならないのだ

痙攣するおまえの命
跳ね上がる肢
草陰に潜む母兎
憎悪と絶望の目

赦してくれ

どうにもならないのだ

赤い目の光を払い
重く風に乗れば
南斜面に鉄砲の鈍い光
巧妙に陰を渡る猟師

中腹には子兎を待つ
俺の雛

527 :478:03/12/12 15:39 ID:QgQeyTp4
「消失」2

小さな竹篭あけるのは

ゆうべ小鳥が逃げたから


流れる雲を探すのは

そこにわたしがいないから


静かな音が好きなのは

騒いでばかりの胸だから


小さな魚を放つのは

命の旅におくるから


わたしのうたは

どこにある

528 ::03/12/12 15:43 ID:bnRdx4zc
白く漂うひとつ群れ
からん、とぶつかりまた離れ

馬の頂骨
鼻のあと

からん、とぶつかり対に浮き

犬の肩骨
首のあと

からん、とぶつかり潮に乗り
掠れて光る生のあと

魚が齧って減っていく
洗われながら
消えていく

529 :名前はいらない:03/12/12 18:49 ID:v9A+JZsK
風(工事中)

両肘を浮かせただけで
たちまち押し上げられる翼

ここにいるぞ
飛べ

あなたのにおいに酔いしれながら
岸壁を蹴る

耐え切れずに
一枚の尾羽

全ての爪をたたみ
灰色に沈む森をめざし

離れないで
離れないで
土色のわたしだけど

あなたの熱は溢れ
陶酔と眩暈の狭間を翔る

ここにいるぞ
行け

前方2キロ
右15度
野兎

530 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/13 00:54 ID:YvKsgu5C
東芝よ、俺のPCのことなら規制中をのぞけば快調だ!!

いや気にするな
携帯なら手慣れたもんさ

531 :欅に:03/12/13 03:53 ID:aV4+dAAF
おしあてた両手から染み入って
甲まで透ける幹の色
すっかりあなたの色になったら
寄り添う枝にしてください

あなたの樹齢に
つれていってください

透明に待つからだと
あなたに添いたいこころ
揺れる幾千もの葉隅々まで
わたしをおくりたい

つれていってください
もう聴こえない胸の水を
吸い上げてください

肩に
あなたの枝先
両肘に
きれいな新芽

532 :三菱:03/12/13 11:37 ID:HUCMQ+nh
>>ex、東芝

もう固まってばかりでだめ。
キー2つだめ。動作音ヘン。修理不能だって。

ノートでCDーRW/DVD−RW搭載の新品同様が落ちてたら
連絡してください。拾いにいきます。

あとはよろしくお願いします。



買う金など
ない。

533 :三菱:03/12/13 11:40 ID:BD02A3Hj
「慌しさに紛れた日々を」

休む日は特別疲れて
暇がほしいわけじゃなくて
取り戻したいものがある
りんごの蜜が茶色に濁り
まんまるな夢もなくすから

すれっからしになる前に

ささくれ指先あたためて
よけいなかなしみ見せないで
うつむく心もちあげて
なんにもきのうを捨てないで
らくだに乗って取りにいく


534 :ex:03/12/13 12:20 ID:RzibNUpz
ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜〜〜
ジョニーを乗せて〜〜
ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜〜〜
レッカーは行く〜〜

さっむいなあ!!

535 :1時間450円:03/12/13 18:49 ID:0h1He2fU
「悟くん」

元旦の夜東北道で
悟くんは死にました
吹雪が舞い散る道でした
あっという間の事故でした

わたしたちが着いたとき
50に近いおかあさんが
ぽつんと座っておりました
白い刺繍の祭壇でした

「みなさんよくきてくれましたね」
おかあさんは泣きました
泣き出す友達にかくれるように
わたしも涙をふいていました

おかあさんが愛した悟くん
悟くんが愛したわたし
わたしを知らないおかあさん


536 :1時間450円:03/12/13 18:50 ID:0h1He2fU
「東京に出てから悟は
 荷物おくってもそっけなく
 ほとんど話もしなかった
 帰れないと言ってたくせに
 急にこれから帰るって
 めんどくさそうに電話してきて」

いっしょにお参りにいこうって
甘えたのはわたしです
振袖見てもらいたかった
破魔矢買って御神籤ひいて
明治神宮で遊んでた

537 :1時間450円:03/12/13 18:51 ID:0h1He2fU
たくさんギターをききました
たくさん話してくれました
いつも笑顔の人でした

手作りのおせちが三段重に
ひっそり供えてありました

わたしが愛した悟くん
大事に育てたおかあさん
わたしを知らないおかあさん

538 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/13 21:46 ID:YvKsgu5C
>>535-537

(快∀楽) イイ!!


539 :東芝:03/12/14 05:57 ID:9e9AGJCt
デスクトップに張ってあったファイルを開こうとしてフリーズ。
ゲームを起動させようとしてフリーズ。
再起動させたら何故かファイルが表示されなくてフリーズ
俺のPCもダメだ。みんなダメダメだ。

旅に出たいよ、誰も居ない場所で膝を抱えたいよ
三日ほど経って俺は叫ぶ
「人に会いてぇ」
薄暗い部屋を照らすのは止まったPCのモニター
手が乾くのは、決してキーボードの叩きすぎで無いことを信じたい


短いけど詩です。タイトルは「引き篭もりの孤独」

540 :ex:03/12/15 09:42 ID:kGFGBHJ7
もう私は駄目ですか?
私の何が駄目なのですか?
生きている事が駄目なのですか?
夢見る事が駄目なのですか?



541 :空いてるPCは他人のでも使う:03/12/15 10:49 ID:RlPGW55d
「男」

なぜ大して生きてもいないころからの
苦しみを重ねるのだ
14歳の失恋やら旅行の恥やらが
いつまでも刺さっているのだ

お互いスピリッツ読みながら
黙って炒飯掬うなら
どうして男同士で食いにいく

なぜ甘えだしたらきりもなく
子供にかえっていけるのだ
サムライをけなされたぐらいで
そんなに激昂できるのだ

542 :空いてるPCは他人のでも使う:03/12/15 10:50 ID:RlPGW55d
寒くても日が暮れそうでも
「ここまできたらもう終われない」から
鼻水たらして磨き続けるバイク

肩が触れただけで取っ組み合い
駅の階段を落ちていく男たち
目を逸らす人々


はぐらかすような笑いに隠して
美しい瞳を煌かせ
カラ騒ぎにうつつをぬかしながら
正義感はふつふつ心に滾り

どうして心のそんなところが痛々しく
抉れているのだ

543 :ex:03/12/15 14:12 ID:kGFGBHJ7
昨日、pm3.00〜pm11.00までというレコーディングを経験した。
もうすっごい疲れた・・・。
しかもできたのは五曲のみ。
辛いわー。

544 :空いてるPCは他人のでも使う:03/12/15 14:21 ID:isDtXcJP
>>ex

楽譜ここに貼ってくれればいいのに。
それより気になってたけどジョニーに乗っていた
exはケガしなかったのかとひとこと仕事中の名無しが

545 :ex:03/12/16 23:16 ID:Et1V3gzN
>>544

楽譜は書いてないのよ。皆でデモ作って、録って、はい次ねってやってるから。

ジョニーは年明けに復帰だア!!
俺は無事だったよ。

546 :三菱:03/12/16 23:24 ID:gNNbnEBt
よかった。マジよかった。

547 :ex:03/12/16 23:32 ID:Et1V3gzN
>>三菱

しかし結構不便だわ。足を殺がれた気分だよ。
久々にチャリこいだら一キロも走ってないのに筋肉がズキズキやってた。


548 :三菱:03/12/16 23:36 ID:gNNbnEBt
>>ex
もともと「膝が…」のころから心配してたw
わたしは今仕事中なのに80年代の歌詞スレでworkerになって遊んでる

無理しちゃダメだよ

549 :ex:03/12/16 23:42 ID:Et1V3gzN
つめたい雨が雪に変わる
暖かな冬がやってきたよ
君はやけに嬉しそうな顔して
両手にきれいな袋を下げてた

その時限りの化粧をした小さな部屋の中は
脱がされた包みと鮮やかな光が満ちていた

どのくらい時が過ぎたの・・・
雪が降るから思い出すね
君の好きだった曲を弾くね
長い間練習したんだからさ・・・




にあわねえ・・・


550 :ex:03/12/16 23:45 ID:Et1V3gzN
>>三菱

Thanks!!
さて、寝ますわ。
他スレでも頑張ってや!!

551 :三菱:03/12/16 23:49 ID:UTmDWxXE
「恥」

好きな詩人の名など挙げられない
病や貧困や恋やらで苦しみぬいた人生を知り
どうして軽々と

モーツァルトが好きだなどと言えない
演奏旅行に追われながらかきあげたカルテットを聴き
どうして平然と

キルケゴールに感動したなどと言えない
苦しみと絶望に翻弄されておくった生涯に触れ
どうして傲慢に


552 :三菱:03/12/16 23:50 ID:UTmDWxXE
わたしはもう恥を知っている
わたしをかざることばにあなたの名をを加える資格は
まだ持たないことを

あなたの慟哭を残酷に愛でてもいいですか
ソナタを楽しんで弾いても
気持ちがわかるような気がしてもいいですか
いつか、他人に堂々とあなたが好きだといえるように

「若いときは生意気でいいんだ」
恥知らずな生意気盛りの17歳に
80歳がくれたこの言葉を
わたしは決して忘れない

553 :三菱:03/12/16 23:52 ID:UTmDWxXE
>>ex
おやすみ

そして東芝も

554 :男(夕焼けの中の):03/12/17 01:24 ID:mYiROTd2
ビルの裏で、よくおじさんが怖い顔でひとりお酒飲んでるの、カラのコップを
きちんと並べて置いていってお店の人が捨てるんだけど、またいつのまにか
ひとつ、ふたつ、って、

煙草の煙を吐く友達。

ほらあそこ、通るたびに気になって、おじさんを見るとついお疲れ!!なんて
声かけたくなる、でもそんなの変だよね、だってすごく変じゃん

ゲームセンターのドアを見やる友達。


555 :男(夕焼けの中の):03/12/17 01:25 ID:mYiROTd2
あ、あの人、いま蓋あけてるおじさん

急にコンビニに入り、小さな袋を買った友達は、出したのをなにか1本
くわえてすたすた歩いていって、おじさんのお酒のコップに袋くっつけて

あの、つまみに1本どうすか!?
すこーんと晴れた空みたいな、バイトのときの友達の笑顔。

ボイラーの資格のことや、麹町のビルの話なんかをぽつぽつおじさんは話し、
それはキツいわー、いやあ俺もネズミはちょっとなー、などと相槌を打つ友達は
わたしを一度も振り返らず、

お酒の匂い、焼きウルメの匂い、冬の初めの空気。


556 :男(夕焼けの中の):03/12/17 01:27 ID:mYiROTd2
「いや、ごちそうさま」ゆっくりとお酒を飲み干すと、そのコップを丁寧に並べ加えて
おじさんは帰っていったけど、その背中に友達は、

お疲れでしたあっ!!
かきーんと飛ぶ硬球みたいな、バイトのときの挨拶。

7つのコップは夕陽に光って、ひとつひとつがおじさんの一日みたいな気がして、
でも友達が煙草をくわえてわたしもイワシをくわえさせられたから何も話せなくなって、

いつもよりピカピカの八百屋の林檎、鮎みたいにすり抜けていく子供の自転車。

男に生まれればよかったかな
踏切の音が風に乗ってくるのをききながら、わたしはなんだか少しそう思っていた。

557 :ex:03/12/17 18:00 ID:VnM2LKEp
>>555->>556

え?女性?

そうでなくても新しい観点の詩ですね。

558 :名前はいらない:03/12/17 18:02 ID:UsHrKSUG
>>557
誰が女性?

559 :三菱:03/12/18 09:21 ID:laxNm7UK
「白いクリスマス」

雪が見たいなんていうから
高速降りて
2時間走った山道で白い冬を見つけた

子犬みたいに 走り回る君の影が
そのまま溶けてしまいそうで
慌てて追いかけて

中古の白いクルマ アクリルの白いコート
僕らのためだけの
白いクリスマス

まだ帰らないなんて泣くから
エンジンとめた
舞い落ちる雪たちがやさしくのぞきこむ

ことば忘れて ふたり迎えた冬が
いつまでも繰り返せるように
そっと祈ってる

中古の白いクルマ やわらかな白い頬
僕らのためだけの
白いクリスマス

  …似合わねー(泣



560 :三菱:03/12/18 09:28 ID:laxNm7UK
「冬石榴」

耐え切れず石榴は
僅かな隙間を泣き
葛粉の水がもりあがる

うきあがり、撓り

耐え切れず石榴は
双の枝を裂き
葛粉の水をつつみこむ

せりあがり、霞み

石榴はもう
結べない

もう
石榴は
もどれない

561 :名前はいらない:03/12/18 16:41 ID:eWt9kpij
つかわないから あけない
かなしくなるから さわらない
わたしの奥の左上
光も届かない場所にしまいこんで
決して風も当てないで

なみだ出るから 持ちあげない
色褪せるから みせない
幾度心が引っ越しても
いっしょに思い出の箱

革手袋やCDやジッポのライターや
へたくそな字の年賀状とかなんだけど

寒い朝には首をすくめて
「こりゃ雪かもよ」って
当たらない天気予報なんかして
いつも私の温度を知ってる
ふしぎな思い出の箱

あけたくないから あけない
かなしくないから かなしくない

562 :三菱:03/12/18 18:38 ID:Z9Cmpl1c
  I'm still ALIVE!!

     …と仕事中のはずの三菱が吼える
  
東芝、生きてるかー!?

生きてるなら生きてると言えとひとこと三菱が

563 :東芝:03/12/19 06:35 ID:ETeirjgj
バイト明けで睡眠なしの状態だから
生きてるかどうか怪しいなぁ。蟲の息だ

564 :風と(工事中):03/12/19 10:38 ID:xIUd3j1q
両肘が浮いた瞬間
押し上げられ撓る翼
ここにいるぞ
飛べ

迷わず岸壁を蹴る
耐え切れず1枚の尾羽
背に金の陽

羽根の裏に寒田のいろ
不透明なわたしのふちを
染め変え続けるうねり
離れないでいて
土色のわたしだけど

灰色に沈む山へ旋回
裾野を鳥影がすべる
狩りの気配にざわつく森
離れないでいて
土色のわたしだけど

前方2キロ 右15度 野兎
ここにいるぞ
行け

急降下
ふたりの呼吸瞬断

565 :麦穂の道:03/12/19 11:43 ID:U+9qT/vo
踏み分けても踏み分けても
立ち上がる麦穂は
歩みを阻む枷のようだ
何を急いでいるのだろう
あやふやな土を蹴りながら

それでも微かに風は揺れ
そよぎぬくまる唄を聴き

掻き分けても掻き分けても
撓ってくる麦穂は
心に巣食う不安のようだ
どこに向かいたいのだろう
両手の皮膚を裂きながら

それでも明るく陽は注ぎ
いつも確かに見守られ

歩いて行きたい
麦穂の道

566 :三菱:03/12/19 12:17 ID:Cb/QV3PF
>>563 東芝
生存確認しました

ここにばーんとクリスマスツリーとか貼ってあげたかったけど
AA全然だめでやっぱり無理だった
でも
がんばれ!!!!!!!

567 :ともみちゃん:03/12/19 16:53 ID:ANeoNggh
ありがとう
きれいな林檎だね
ね、ともみ、うれしいね、おいしそうだね

今日はともみの誕生日だから
赤飯炊いてるんだ
いっしょに食べてってよ
早いもんだねえ、あっという間に成人だよ、
ともみ

ともみちゃんの年を数えて
いっしょに生きてるおとうさん

少しせっかちだけど
ついでにツリーも出しちゃったよ
イブにはおかあさんがケーキ焼くって
苺もいっぱい乗せるからね
そうだそんときには遊びにきてよ
にぎやかなのがともみは好きだから

4年生のともみちゃんの写真が
ピンクのブラウスの襟で
にこにこ笑っている

568 :名前はいらない:03/12/19 16:54 ID:62+PCdCD
「消失」3

痩せた竹篭捨てるのは
ゆうべ小鳥が逃げたから

流れる雲を探すのは
そこにわたしがいないから

静かなところにいたいのは
騒いでばかりの胸だから

小さな魚を放つのは
命の旅がすきだから

楽しい椅子にすわるのは
いっときわたしが消えるから

会いたいうたは
どこにある

569 :520:03/12/20 09:40 ID:SZtQvq1v
「おやすみなさい11」書き直し

灯りを消そう
かさつく心の目も閉じよう
闇夜の気配に委ねてしまえば
つらい夢が生まれないから

すこしわらおう
あったかいココアの息で
滑らかな毛足に絡ませれば
涙のあともくるまれるから

もうすぐ朝が来る
群青色に小鳥の声がして
朝刊も届いて

おやすみ
疲れたこころ


570 :さばビタカレー味(はごろも):03/12/20 09:50 ID:RIlsEoHY
缶詰の蓋のうらに
いっぱいカレーがついていた
なめた舌に蓋のふちが刺さって

大出血

それでも血が止まった途端に
おなかもすいてることだし、と
食い始めてしまう自分は
少しりりしくて逞しくて
男らしかった

イトかなし
イトおかし


571 :ex:03/12/24 17:51 ID:RsnvtstT
おひさしぶりっす、皆さん。
ex、復帰しましたよー。
クリスマスイヴの夜、いかがおすごしですか?
私は今、大学からレスしてますが、この後、彼女と獅子鍋を食いに行ってきます。
ではまた今度。
see you!!

572 :東芝:03/12/24 20:00 ID:rNmnqjhI
うちの家系がプロテスタントだから
今日は教会のイブ礼拝にいきましたわ。
いやー、アベックがウザイウザイ。

573 :三菱:03/12/24 22:11 ID:wPWx0FZ7
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574 :大通り(見たまんまの):03/12/24 23:15 ID:29LEDWEA
おかあさんに纏わりついて
ケーキの箱に膝をぶつける子供
青いリボンの蝋燭
あたたかく手を繋ぐふたり
冷えた肩を並べる夫婦

急ぎ足
ぶらぶら歩き
吸殻を拾うおじさん
大通りのイヴ
ビルを覆うネオン

ばらばらに歩く心たちが
いっせいに今立ち止まった
からくり時計から流れる
クリスマスソング

ミケランジェロの天使が
頬っぺたとお尻にえくぼつくって
くるくる回る

数十秒の魔法がとけて
またばらばらになった心たちが
大通りをゆく

575 :名前はいらない:03/12/25 10:28 ID:gY3sI4IZ
「イト」

髪が額をすべる音
肺がため息つくる音
黙っていよう
ことばはすぐに冷えてしまう

暖かな部屋に氷河の沈黙

微かに背骨が捩れる音
睫毛がそよりと流れる音
動かないでいて
伸ばす腕が風を生んでしまう

このままでいい
このままがいい
今心臓が破裂してもいい
撚れも弛みも甘さもなく
鉄線のように厳しく
いつの間にかわたされていたイト

毛糸のように編めなくてもも
ロープのように救われなくても
いつか切れるとしても
ぴーんと張りつめた
このままがいい

576 :存在:03/12/25 10:31 ID:RwP0uxUN
踏みしめる両脚に
大地の息吹
僕の右手は
君が乗る自転車のハンドルへ

君の指が触れる硬い冬の芽
その枝は桜の樹に
樹は確として大地に
何が欠けても
僕たちは存在できない

真剣に繋がっている僕たち
ますます力を込めて踏ん張る僕
緊張は高まる

大地から桜の枝に
冬を越える芽が君の指に
君が自転車を伝い僕へ
僕の足は大地に

僕たちが消えないように


577 :535:03/12/25 11:25 ID:CtVQE/e8
「悟くんのお葬式」

渡されたピンクの蘭を
足元にあっさり置いて棺を離れた
たくさんの手が顔を撫でている
髪に触っている
頬に蘭をくっつけている
その頬は髪は額はわたしのものだ
わたしだけが触れるものだ
「こんなとこにゃいねーよ」
あなたが笑う

ゆっくりと箸で運ばれる骨が
冬の空気を暖めている
わたしは拾わないし掻き集めない
その脛骨はなぞって遊んだライン
その骨はわたしの腿にいつもあったてのひら
「こんなもんだよ田舎の火葬なんて」
またあなたが笑う

「テキトーにそこらへんウロウロしてりゃ
 すぐ終わるから
 それより帰り気をつけるんだぞ
 おまえんち周り暗いんだから」
 
枯れて残った松ぼっくりが気になるふりして
しゃがんだ足元の雪に
ぼとぼと涙が大きいあなぼこをつくる
悟くん
つれていって

578 :ex:03/12/25 11:59 ID:/V4jf9HS
三菱がAAを入れるようになってる。

579 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/25 12:41 ID:BrNA4eLC
はい今日はこの白滝スレをのっとります
今からこのスレは私のものです
少しはみでたオナラですら私の許可なしにはしてはいけません
もししてしまった場合それは「無許可少しはみでたオナラ」になるので
ただちに「第2」にて申請してきてください
申請後でも「無許可少しはみでたオナラ」は有効ですので私がその前におしおきです
いいですか 腐った鯛にはハエがよりつくんですよ
そういうことです

では今からこのスレの主旨をかいつまんで要点だけを抜きにします
 シシ・カバ・ブゥ
唱えなさい唱えなさいほらとなえなさい
R-230は私の管理ではないのですから私の手をわずらわすぇ わずらわせないでほしいわ

なんなのよ あんたたち でていきなさいよ
いやー!この変態アクロバチック!なにすんのよ!
私が欲しいならそういいなさいよ!きゃー!このデカダンス!!
どこつれてくのよ!言いなさい!何度でも言いなさい!!この!!
そういえば
このスレができるころにあの

580 ::03/12/25 13:31 ID:4dOEzf2C
ぷ〜っ、出てしもた。

(′Å`)ショボーン


581 :名前はいらない:03/12/25 17:49 ID:lzgg5PBR
「異国のうた」

もともとは
たったひとりの
くるしみ
ペンをわたり
風を旅し

覗いた心たちに
少しずつ
柔らかく泣いて
時をかけながら
慰められ
透きとおり

いつか優しくつぶやかれ
微笑む

くるしみは海を越え
うたになり

582 :名前はいらない:03/12/25 17:59 ID:lzgg5PBR
>>579

?   …シシ・カバ・ブゥ


583 :形見:03/12/25 20:13 ID:jEz+r1JS
いつもあなたがいますから
ほかのどこにもないでしょう

乾いた骨を齧っても
形見に腕を絡めても
どこにもゆうべがないように

どこにもあなたがないのなら
わたしのここにあるでしょう


いつもふたりがいますから
ほかのそとにはないでしょう

ぬれた傘をひらいても
今朝の息が白くても
どこにもきのうがないように

どこにもふたりがないのなら
わたしのここにあるでしょう

584 :三菱:03/12/26 00:03 ID:MZhT3paa
>>ex、東芝

ししかばぶう…

585 :三菱:03/12/26 00:08 ID:MZhT3paa
シシカバブウ

586 :三菱:03/12/26 00:10 ID:MZhT3paa
 ↑(ごめん文字化けするかどうか試したかっただけ)


シシカバブウ

587 :東芝:03/12/26 02:48 ID:KGIWXDGI
>>快楽、北、三菱
分からん・・・
お前ら一体どうしたんだ!?寒さでクるには早いぞ!
気をしっかり持て!!

それとも・・・俺だけ?解かってないの俺だけ?
俺だけ違うのか!?

教えてくれ・・・シシカバブウってなんなのさ
どうして俺だけ?
俺だけ変人だ

588 :東芝:03/12/26 07:23 ID:7X6mKYkQ
「紅い海」
見上げるビルは赤
足元には青
朝の到来を告げる色

高い所へ登れば良く見える、世界が今何色なのか
根源に照らされた、コンクリートの群

力強さに大気も染まる

今高速バスの中です。
いや、高速道から見える朝焼けがあんまりに綺麗だったもので。つい携帯から書き込み
これから帰省してきますわ

589 :三菱:03/12/26 07:29 ID:I5ID3SEE
>>東芝

違うってば  どうしたらいいかわからんのでとりあえず
ししかばぶうって書いといてあとはexと東芝にまかせようと思った
ししかばぶうなんて知りません

文字化けを見たかった (半角カナは化けるって聞いてたから)

…ここのっとられたんですか?  ディビディバビデブゥ

590 :三菱:03/12/26 07:33 ID:I5ID3SEE
追伸

気をつけて



591 :名前はいらない:03/12/26 17:24 ID:ZZwa1BOs
「友禅」

指が登る雲の裾
ぼかしの真ん中に指を当てると
俺があっためてつくったみたいだね
きんの小鶴
ちょうど心臓のとこにいるね、

白い鶴
尾羽がミニスカートそっくり
みんなここにむかって飛んできてる
肩先に指が熱くとまり
遠慮がちに半襟をなぞる

うーなんか寒いや
わたしのショールに鼻つっこんで
あなたは少し笑った

母が振袖を出して
丁寧に掛けている
わたしの心のひとかけらも
知らない母
わたしの心のひとかけらも
あけわたさないわたし

きんの小鶴
まだ心臓のとこにいる
あなたはもう
どこにもいないのに

592 :名前はいらない:03/12/26 17:49 ID:R6+bb2BF
あなたのゆったりした話し方が好き
北国の肩でぽつぽつ歌う
ふしぎな民謡の響き

あなたの残したピックが好き
鼈甲いろのとくろいのと
つやつや光って指のあと

あなたと歩いた道筋が好き
つつじの横 桜のした
カルピスを買う販売機

1文字あなたがいるだけで
馴染めない漢字ばかり並んだ
あなたの戒名は
嫌い

593 :暖冬:03/12/26 20:04 ID:SX4/Mgaz
遠い国の
かかわるはずもないひとのうたに
つらい日を癒されて
生涯負っていくはずだった傷も
いつしか薄らいでいたりする

わたしは
ふしぎなイトとイトにひかれ
知らず知らずに
救われたかったのかも知れない

救ったひとはそれを知らずに
今も歌い続けて
けれどわたしは決して忘れず

何ひとつ返せない自分を悲しみ
戸惑う日々を重ねながら
秋を越えて冬を迎え
誰にも直せるはずのない傷が
少しずつふさがろうとしている

お元気ですか
めげずに生きていけるように
助けてくれたのは
きっとあなたです

594 :暖冬:03/12/26 20:19 ID:7QUmd68Y
天気予報の雪だるまだけで思い出す
迷惑だった
冬山の写真は瞼がつらくなる
迷惑だった
白いイメージだけでたちまち引き戻される
余計なお世話だった

降っても降らなくても
積もっても凍っても
涙のかたまりにしか見えない

おそらくわたしは生涯
あなたを憎んで生きるだろうと
泣き声さえ上げられず
かきむしられるような私の胸を
放っておいてくれと
思っていた

今年もし雪が降ったらてのひらで
ふうわりとまっしろなあなたを
受け止めてみたい

声になれなかった心が
静かに溶けはじめる音がする


595 :三菱:03/12/27 09:38 ID:APl+P0lN
「朝」

あんまり気持ちよさそうに
猫が伸びをするから
眠っている間に
屋根がうっすら雪色になっていたから

目まで青く染まりそうな
きーんと冬の朝だから
目覚めたらなんだか
楽しい夢を見てたような気もするし

サイフォンはこぽこぽ
やさしく歌って
食パンの新しいかどもこんがり
かりかり

行くぞ
猫 君も見回りばかりしてないで
なんか始めたらどうだ

工事現場のブルドーザーが
はりきって動き出してる

596 :名前はいらない:03/12/27 14:50 ID:wZJSY4lq
「冬の夜、桜並木が」

夜の道に
桜が灯りをともしている
ふつふつと内から染み出す
花の色

燃える枝
花よりも熱く
冬の枝

数ヶ月を耐えてふくらみ
すべて解き放つまで
耐えて

ああ
もう咲かずにはいられない
もうすぐ
はじけずにはいられないと
涙ぐむ枝に
幹はほほえみ
冬が鎮めて

桜の枝が耐えながら
耐え切れずに
夜の歩道に命を洩らしている

597 :闇に:03/12/27 15:28 ID:Aq20ATN+
わたしの背が輪郭を失い
肺があなたに満たされて
膝の位置さえ見えなくても

わたしの内臓は血の色に
たしかに燃えさかっている
灯りもあたたかく橙に
心を照らし出している

その強い火種が
何に与えられたものかは
まだわからないが

いくらからだを冷やされても
芯は轟々と生きていて

むしろあなたに囲まれて
わたしは安らぎ
新しい薪をくべている


598 :名前はいらない:03/12/27 20:45 ID:PPiCHITI
なんとふくよかに
抱えていてくださるのでしょう
蹲る実生の松を
大木にお育てになるのでしょう
生き物を恋に導き
気の遠くなるような未来まで
お繋ぎになるのでしょう

思い出は必ず
あなたと共にあります
呆けたように過ぎた夏も
夜明けに涙した冬も
小路を駆け抜けた春も
あなたの景色と共にあります

599 :名前はいらない:03/12/27 20:45 ID:PPiCHITI
なんと壮大な力で
支配してくださるのでしょう
海と陸の命を
見事に配分なさるのでしょう
生き物たちの道筋を
肌理細やかな手間をかけて
正しくお決めになったのでしょう

作物は必ず
あなたと共にあります
荒れた土を耕す冬も
寒さを越える苗床の早春も
黄金色に染まる大地の秋も
あなたの微笑みと共にあります

約束という言葉は
あなたから生まれたのですか
あなたから贈られたのですか

600 :名付け親:03/12/29 18:21 ID:AOOefHfE
しっとりと藁の寝床、湿って差し込む朝の光
確かに生きてるもののすばらしいにおい
がふう
相撲取りみたいな牛の息
話さなくていいよ、涎ばっかりじゃん
鼻ぐしゃぐしゃになってる、ほら、もも

鼻面おしもどすてのひらもべとべと
めんどくさいからまた鼻面になすっちゃえ
相変わらず斜視ですねえ、もも
がふふう

よくがんばって大きくなったね
心なしか哲学的な感じもするよ
もう一回だけ顔見にきた、見送りはできないから
ばふう、ごう

601 :名付け親:03/12/29 18:21 ID:AOOefHfE
最後にわたしが一番好きだった
背中の逆撫でさせて
ざりざりざり
いててててて 刺さりそう
尻尾も一発ひっぱらせて
ぴしっ
いててててて ケチ 蝿じゃないぞ
やめてっ四角い舌出すのやめてっキモチワルイ

柵にゆったり頭乗せて、もも
めー、って君は羊か
牛のくせにときどきせっかちで
あたたかく湿って湯気たてて、大きくなって、もも

元気でね、って変だけど
達者でな、も変だけど
もういくよ、もも、もういくね

602 :名付け親:03/12/29 18:23 ID:AOOefHfE
最後にわたしが一番好きだった
背中の逆撫でさせて
ざりざりざり
いててててて 刺さりそう
尻尾も一発ひっぱらせて
ぴしっ
いててててて ケチ 蝿じゃないぞ
やめてっ四角い舌出すのやめてっキモチワルイ

柵にゆったり頭乗せて、もも
めー、って君は羊か
牛のくせにときどきせっかちで
あたたかく湿って湯気たてて、大きくなって、もも

元気でね、って変だけど
達者でな、も変だけど
もういくよ、もも、もういくね

603 :名付け親:03/12/29 18:25 ID:AOOefHfE
だぶった…

すまなかった

赦してくださいPCのせいです

604 :川底:03/12/30 10:01 ID:EbGhYSAD
その苔、少し僕にも残しておいて
ちょっとダッシュできないんだ
拗ねてるわけじゃないんだけど
うーんとね
あと4つ数えたらいくよ
10まではいかないよ
15になってもだめだったら
適当なとこで呼びに来て

たった今釣針から逃げてきたんだ
まだ心臓がぎくぎく痛い
涙とめるのにもう必死
無意味に毛抜いたり
まばたき繰り返したり
わからないよね
血が流れてないもんね

僕を壊れて
僕を死んでしまいたいくらい
つらかったんだ

605 :記念会館:03/12/30 11:22 ID:Zmxy5tIz
花嫁と親族は
シャンデリアの下で
一回忌の親族は
ロビーの片隅で宴を待つ

黒い服のエレベーターに
晴れ着の人々は眉を顰め
開けて待つドアを拒否する

「縁起がわるいわね
 もっときちんと区別すればいいのに
 気が利かないわね」
 
花嫁は気にもとめない
最高の気分なのだから
黒い服が自分の影だなんて
気づきもしない

「ああやっぱりお嫁さんは
 幸せそうできれいね
 見るだけで気持ちが明るくなるわね」
 
少しだけ体を小さくした
黒い服の一族が微笑んで
厳粛な宴を待つ

606 :名前はいらない:03/12/30 11:45 ID:UCmLBYkw
天に差し出された両腕は
何に引導を渡されて
だらりと下ろされるのだろう
おそらくそれは終わるとき
命の消える日

探し求める両の目は
何に暗幕を引かれて
さびしく瞼を落とすのだろう
おそらくそれは風になるとき
大地に還る日

生き生きとした夢は
何に封じ込められて
過去に沈むのだろう
おそらくそれは諦めたとき
胸が灯りを忘れる日

607 ::03/12/30 12:35 ID:Q8cEvmK6
呼び捨てにするのも
ホントあほだな、って笑うのも
どうせまた泣いてたんだろ、って小突くのも
おまえだけだったぞ

半分になった飴もらったのも
指やけどしてケーキ焼いたのも
40分の遅刻を怒らないで待ったのも
おまえだからだったんだぞ

ハンカチ貸せって勝手にバッグ開けても
荒れた唇の皮ぴりって剥がしても
冷えた缶ビール背中にいきなり押し付けても
おまえだから許したんだぞ

目つぶれ、って言われれば
わけも聞かないでとりあえずつぶったさ
じっとしてろ、って言われれば
よくわからんけどとりあえずじっとしてたさ
今のは忘れろ、って言われれば
おかしくてたまらなくても忘れた、って答えたさ

勝手にひとりで行ってしまったから
あなたは「おまえ」に降格されちゃったんだぞ
大バカ野郎
夢に出てきて土下座してあやまれ
わたしに一度も見せなかった
泣き顔であやまれ

608 :三菱:04/01/02 00:11 ID:Emru7VwS
「おみくじ」

ときくれば
かれきとみえし
やまかげの
さくらも
花のさき
にほひつゝ

609 :三菱:04/01/02 00:17 ID:Emru7VwS
「運勢」

初めは冬の枯木の葉、落ちて花もなく淋しく比末如何ならんと
気遣うも其の内に春となりて花さく如く末よき運なり何事も
慎め退屈せず時を待てば必ずよし

友達(冷たく)
「正月のおみくじはみんな大吉なんだ」
やっぱりそうなのか?

あけましておめでとうございます

610 :ex:04/01/03 20:47 ID:gbFFx+zm
ひさしぶりっす。
PC死にました。
またしばらく冬眠します。

611 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/01/03 22:24 ID:cAXXFwet
ほぅ・・・みんなよいシシカバブゥじゃな・・・とくに

612 :東芝:04/01/04 04:28 ID:cTRd3VDP
帰って来た。実家もいいけど今の家もいいわ

あと新年おめでとうございます

613 ::04/01/04 13:12 ID:iq/Hgqg6
カップに夜の湯気
揺らしてないのに
少し首をかしげる紅茶
映りそうで霞んでる
鏡のそこに
沈みそうで浮かべない
昔のボート
波たてないで


カップに夜の冷気
気にしてないのに
少し急いで走る時計
滲みそうで我慢してる
白い淵を
昔のひと懐かしんで
なぞる親指
かすれないで


614 :名前はいらない:04/01/04 16:58 ID:iDhWYmWM
断言できるなんて、偉いな
僕は70年以上生きてても未だに不確かなんだ
経験してもわからないことはある
でも経験せずにそれはいえないし

幸せな時期だ
生意気に叫んでいろ
そのうちに顔も上げられず
黙り込むときがきっとくる

悟ったはずの当たり前
赤面物の理想論
発見したつもりの古いルール
叫び回ってわざわざバカを喧伝
許されておだてられて鼻高々

いつもいつも
若さは鈍くて哀れで恥の上塗り

おはようございます
若者と話せるってうれしいでしょう
老人性欝もふっとんで
元気ももらえるでしょう、
毎日玄関掃くふりでひそかに楽しみなんでしょう
気持ちはわかりますよ

いつもいつも
若さは切なくて無様で恥の上塗り
生涯苦しめる苦い後悔

615 :名前はいらない:04/01/04 22:31 ID:oJbN1/fh
「冬の夜、桜並木が」やり直し

夜の道に
桜が灯っている
ふつふつと染み出す
花の色

燃える枝
春よりも熱く
冬の枝

耐えてふくらみ
解き放たれる日を待ち焦がれ
耐えてふくらみ

ああ
咲かずには苦しくて
もうすぐ
はじけずにはいられない

涙ぐむ枝に
幹はほほえみ
冬が鎮めて

桜の枝が耐えながら
耐え切れずに
夜の道に命の色を洩らしている


616 :防御:04/01/06 07:18 ID:+krfLBGP
聞きたくないときは
心のとんでもないとこに
カボタストつける
はら、平気

ぴん、ぴん
きん、きん
まるで水琴窟
遠くで響くことばのない音楽
もう意味なんてない

かなしい事実も
かなわない夢も
きん、きん
ぴん、ぴん
ただの水琴窟
反響だけの

石の橋わたって
缶のお茶1本飲んだらおしまい
もう聞こえない
もう来ない観光地

617 :名前はいらない:04/01/06 07:28 ID:a08cujbg
大人の心になるにつれて
意地悪になったらどうしよう
まあ、そんなことも知らないの、とか
10年早いんだよ馬鹿、なんて
思うようになったら

大人の心になるにつれて
叱られなくなったらどうしよう
ごめんなさいごめんなさい
もうしないから怒らないでって
言えなくなったら

お願い大好きだから
嫌いにならないで
あっちに行けって言わないで
そんなふうに泣けなくなったら
どうしよう

いつまでもそんな自分で
いられるはずもないのに


618 :母に:04/01/06 08:02 ID:Tw2vkRPW
そうです
あなたが思い込んでるわたしが
わたしです
動物好きだけど蛇は怖い
青い服が好みで窮屈な帽子が嫌い
唐辛子には昔からむせて
柿は種のまわりのゼリーがいや

かよわいメクラヘビは平気なんです
黒いセーターも帽子も買うんです
天ぷらそばにはしこたま七味振るんです
干し柿なら平気なんです
でもあなたが自信たっぷりに今
説明してるわたしもわたしでしょう

あなたにわかりやすいように
さびしい思いさせないように
これでも努力してるんですよ
もうあなたの手から遠いことを
悟らせないように

これでもけっこうつらいことは
いろいろあるんです
知らせないだけで

あなたの散らし寿司を見れば
どんな不機嫌も吹っ飛ぶはずの娘は
わりとヘッドフォンかけてごまかして
泣いてたりもするんです
無理して笑ったりもするんです

619 :616:04/01/06 14:52 ID:TWUT7aDb
4行目 はら→ほら

サイテー
しくしく

620 :名前はいらない:04/01/07 14:44 ID:QjG9HUHK
「加藤先生」

病みつかれた体をするりとぬけて
還ったあなたの棺を
大勢の園児たちが囲んでいます
手に手に花、折り紙のリボン
むかしあなたの園児だったわたしも
少し離れて立っています

大きな両手でなでるふりして
いきなり頭持って持ち上げて
わたしを驚かせた先生
黄色いかばんに隠しておいた
嫌いなインゲンのミイラを見つけて
母に密告した先生
本当はお酒が好きなんだ、って
大きくなったわたしにささやいて
にやりと笑った先生

621 :名前はいらない:04/01/07 14:44 ID:QjG9HUHK
いつか小さな子供が死んだとき
愛しているから神様は特別に
早くお召しになったのだと言いましたね
あなたは90を超えるまで牧師として待って
今ようやくお許しが出たのですね

長い賛美歌に飽きて
思わずくすくすしちゃう子供たち
歌にあわせて足で踊っちゃう子供たち
なにも知らないで
全部わかっているのかもしれませんね
あなたが微笑みながら天に昇ることを
わたしのこの涙もきっと
悲しみではないのですね

園長先生
動物には心がないってあなたが言ったから
わたしは腹を立てて洗礼を拒否しました
でも先生のことは大好きだったのです
神の子になれなかったわたしを
あなたが愛してくれたように

622 :ヘルプレス:04/01/07 14:54 ID:QjG9HUHK
王道を行く人生
糞塗れの人生
のし上がる人生
捨石にされる人生

分、てあるやね
諦めなきゃならないやね
神様あんたにだってできないよ
どうにかするなんて
スロットと競艇とぱちんこと
ピンサロの女と賭け麻雀にもえてる俺に
救いなんて

でももすこしいたいやね
野垂死覚悟で
もすこし今生にしがみついて
無縁の餓鬼のボール蹴りかえしたったり
コケた婆さん起こしたったりもして
たまーに仲間になった気分で
頬緩めたりもしたいやね
だめかい
ヘルプレスかいやっぱり

623 :しあわせ:04/01/07 15:20 ID:Sbq//j+2
花ってたぶん
不機嫌なおばあさんが
しぶしぶ出した財布の
夢みたいな春の小菊模様
店員さんにきれいですね、って言われて
ぱあっと色づいた美しい頬

愛ってたぶん
酔って自転車ごと倒れてたおじさんが
8年前に逝った家内がね、って
ゆっくり帰っていく遠い目
もうだいじょうぶ、って手を振って
よたよた遠ざかるライト

半年も会ってなかった黒猫が
尻尾がきーんとおったてて
まっすぐに走ってくる
わたしの膝を噛んで挨拶する

なんだかね
ときどき
泣きたくなっちゃうのよね

624 :名前はいらない:04/01/07 17:32 ID:kOBvLrp/
「不幸」

吉野家の

牛丼が

消えた

625 :名前はいらない:04/01/07 17:34 ID:cH7GlWV4
「幸福」

松屋の

牛丼並みが

並々ならぬ

美味さだった

626 :名前はいらない:04/01/07 17:40 ID:kOBvLrp/
笑い死ぬところだった

627 :名前はいらない:04/01/07 18:00 ID:cH7GlWV4
ん? 好評だったようでw

628 :名前はいらない:04/01/08 21:57 ID:wbG/jfFQ
「希望」

失われた命
生まれた希望

枯れた林を見下ろす煙突から
紫と灰色を混ぜて
大気に溶け込んでゆくあなたの煙

それは雨の粒子になり
やがて大地に降り注ぎ
命を継いでいくだろう

荒れた海に突き刺さり
潮をゆたかに撹拌しながら
命の糧になるだろう

旅立つ希望を
共に見送るように
白い川辺から風が吹き上げ

今あなたは
垂直に高度を上げた

629 :時の流れは:04/01/08 22:30 ID:6WLmFdIh
風化する思い出
薄れていく悲しみ
霞んでいく感触
目白通りの夏
後楽園の花火

とくん
とくん
とくん
それでも打ち続けるわたしの命
確かに紡がれる毎日
生きようとする収縮と拡張

新しい街の景色
複雑な形のドアキイ
知らないひとの挨拶
陶器の鉢に新芽
あなたが買った八朔の種

こつん
こつん
こつん
いつか歩き出しているわたし
新しい朝の電車
美しく流れる色とりどりの風

流されてしまう心に
誰かこれでいいんだ、って言ってください
息のような音でいいですから
わたしに
救いをください

630 :おやすみなさい:04/01/08 23:07 ID:3SZ014rW
歯磨きしながら
考える
今夜の夢を
どうしよう

今ごろ咲いてる南国の
花の香りに泣きましょか

それとも怖い魔女になり
箒に乗って飛びましょか

お骨になって壷のなか
カラカラ笑ってみましょうか

盗賊団のボスになり
あの絵盗んでみましょうか

枕に頬を
あずけたら
おやすみなさい
またあした

631 :おやすみなさい:04/01/08 23:13 ID:3SZ014rW
歯磨きしながら
考える
今夜の夢を
どうしよう

今ごろ咲いてる南国の
花の香りに泣きましょか

それとも怖い魔女になり
箒に乗って飛びましょか

お骨になって壷のなか
カラカラ笑ってみましょうか

盗賊団のボスになり
あの絵盗んでみましょうか

枕に頬を
あずけたら
おやすみなさい
またあした

632 :三菱:04/01/08 23:16 ID:3SZ014rW
またやった

まただぶった

わたしのせいじゃない(泣


…うそですすみません

633 :季節:04/01/09 09:27 ID:AC3aIKTU
冬の公園厚い雲
すわるわたしの白い息
冬の公園手を当てて
ベンチと春を思い出す

春の今ごろももいろに
屋台が並んで誘う旗
はしゃぐ子供の靴の音
ベンチといっしょに待っている

蛙も眠って冬の池

冬の公園枯れた芝
ひゅうひゅう風の吹き渡り
冬の公園手を当てて
ベンチと秋を思い出す

秋の今ごろきんいろに
染まって歩く散歩道
ボートが揺れて笑い声
ベンチといっしょに待っている

凍てた落ち葉が走る音

634 :名前はいらない:04/01/09 14:32 ID:vWmn1KaB
「男」

男は毎朝3時に起きて
8時にはもう粉のついた手で
ぱんを売っていた

赤茶けた白髪
俵のように荒れた手触りの手
どんなにやさしい声のときも
眉間のたてすじは消えなかった
15の年から焼いてきたのだ
北海道で父親が死んだ日も
長女が破傷風で死んだ冬も

さらさらほっかりねじりぱん
くるくるこんがりちょこころね

635 :名前はいらない:04/01/09 14:32 ID:vWmn1KaB
配達車のドアに指を挟んでも
次の朝にはつぶれた指でいつものように
ふんわりぱんを焼いていた

かりかり揚がってかれーぱん
ふかぶか切れ目のめろんぱん

家族はぱんを焼けなかったので
男の死とともに「みなみぱん屋」は突然
終わった

9歳の私にとってあなたが世界中でいちばん
働き者でえらくて正しいひとで
粉にまみれた手のひらが憧れでした
ぱんを袋につめる素早い手に酔っていました
今でもあなたを尊敬しています
「みなみぱん屋」のおじさん

636 :名前はいらない:04/01/09 15:19 ID:+e/tV20G
「未来」

この場所は
一時の住まいか
終の住家なのか

差し込む光は
一過性のものか
照らし続ける導なのか

熱い心は
刹那的なものか
生涯添ってゆけるものか

今歩き出すのは
逃避への旅か
前進を望んでの出発か

わからないままに
はかれないままに
一歩を踏み出す

指先まで溢れる
緊張と不安と
幸福

637 :煉瓦の家:04/01/09 15:50 ID:rco7vbkx
どうして
慌てて逃げるの?
何もしないから、おちついて

眩しいんだよいきなり
屋根剥がすのってルール違反だ

ごめん
ね、なんていう名前?
屋根の色にぴったりの渋いグレー
繊細にさわさわ揺れてるのは睫毛?

煩いんだよこの野郎
すきなだけ見ればいいさ
日陰者の俺を

ううんかわいい つるんころんとして
変な動物のマスコットよりずっときれい
触りたくなるような薄い背中もすき

おだててんじゃねえよ
この嘘つきが

それでも、くるり、と回ってちらり
こっちふり返って照れた足掻いて

名前はさ
だんごむしってんだ

638 :名前はいらない:04/01/11 01:45 ID:NI69vQYN
「月に」

あなたに会うたびに
目を閉じるわたしの心を
どうか受け止めてください
たったひとことしかことばを交わさなかった
あのひとのために
わたしは祈っていたいのです

忘れたくないからじゃありません
感傷なんかでもないのです
淋しい思いをしているでしょう
幸せなんかじゃないでしょう

わたしはうたい楽しみながら
これからしばらく生きるでしょう
でもあなたに会うときには
静かに心を澄みわたらせて指をきつく組んで


639 :名前はいらない:04/01/11 01:46 ID:NI69vQYN
24年の間息子を育てたあのひとのかなしみは
どんなにふかかったでしょう
たった7ヶ月いっしょにいたわたしでさえ
胸がちぎられるおもいをしたのに

二度と会うことのないあのひとに
やさしい光を投げてください
どうかやさしい光を投げてください

あのひとの涙がゆっくり
おだやかな思い出に変わるように
祈る心を受け止めてください

今夜のあなたは少し青ざめて
あのひとの淋しい頬みたいですね


640 :1月:04/01/11 07:38 ID:Sq/stEYi
烏の羽が起こす風
雀の群れは寒田を走り
偽アカシアの枝に休む

小さな肺に氷点下の冷気
霜に凍える赤い肢
ひよどりの影もかすれ

声に声に鳥は集まり
凍り散る稲穂を啄む
厚い雲に切れ目

垣間見る冬のかなしみ
ひよどり声たかく啼いて


偽アカシアの硬い新芽
鳥たちにこもる熱い体温
冬を越す命の合唱

春の微かな気配

641 :名前はいらない:04/01/11 10:53 ID:PwfScPXP
「恋」

外耳の軟骨のラインが
少し細いですね
うらにめがねのあとが
ありますね
ゆっくりと前に倒して
ひみつの挨拶

初めて飼い主と会う猫みたいに
そっとうしろにまわって
背中のにおいをかいでみる

こわいから動かないで
じっとしていて

642 :名前はいらない:04/01/11 10:56 ID:PwfScPXP
鎖骨の荒いラインは
何だか強そうですね
膝にちいさな軟骨が
ありますね
人さし指でなぞって
ひみつの挨拶

はじめてのぞく万華鏡みたいに
そっと心をかたむけて
次のもようをうつしてみる

小さく開いた空間は
むかし失くしたあとですか
わたしが入れる庭ですか

かすかにあなたの目が揺れて
やさしい息を吸いました
わたしも吸われていきました

643 :名前はいらない:04/01/11 13:24 ID:56wtQ86X
「散歩」

歩きなれた土手に
日差しが降り注ぐ

細い肢でくらくらしながら
ついてきた小さいもも

好きな草集めてふたりで作った
80センチ四方の草畑が
しっかり根を張って
春を待っているよ

行こう、て言えばいつまでも
のろのろ草を噛んでいて
座ろう、って言えば先に歩いた
変な牛

おじいさんの羊そっくりに鳴いて
いつもわたしを笑わせた
かわいいもも 内気なもも
もういないもも

もう二度とわかれない
わたしの中のももと
ももの中のわたしが
暖かな冬の土手を
ぜんぜんあわせる気のない足取りで
ぽかぽかのんびり歩いている


644 :名前はいらない:04/01/11 13:40 ID:56wtQ86X
…と
しみじみ書いているわたしは
実は今日仕事のあと7時から新年会で
焼肉を食おうとしているのだった


645 :名前はいらない:04/01/12 07:51 ID:N5wBoHDI
「別れの猫」

白髪がふえて
おなかの皮が下がって模様が変わり
あちこちに毛束ができて
風邪ばかりひくようになったら
もうすぐお別れ

声がかすかになって
じょうずに飲み込めなくなって
半分瞬膜で覆われた目に
ヤニが固まるようになったら
もうすぐお別れ

いつもいつも別れの猫は
桜色の舌を少し見せて
観音様みたいに神々しく


646 :名前はいらない:04/01/12 07:52 ID:N5wBoHDI
いちばんあたたかなところと
いちばんかなしいところを
わたしに教えながら
いつもいつも別れの猫は美しくて

あんなに元気に走り寄ってきた野良猫が
立ち上がりもせず
わたしが近づくのを
猫じゃないような瞳で待っている
指の重さをかけないように
そっと眉間を撫でながら
わたしはぼろぼろ涙をこぼす

ひとさし指に寄り添うように
鼻先を浮かせて
猫は静かに目を細め
最後の季節を生きている

647 :名前はいらない:04/01/12 09:20 ID:eCeF7qDf
「詩人」

詩人の肩書を持つ男がいた
読み書きもできずひどい吃音障害
笑いを知らぬ彼に与えられた嘲笑の肩書
ほとんどを孤独な農作業に生きたから
ほとんどの彼を誰も知らない

収穫を報告する度大恥をかいた
監督官の前で村人は庇う
「こいつは詩人なもんですから」
冷夏に鶏を盗んで捕らえられた
番人の拳を村人は掴む
「こいつは詩人なもんですから」

庇ってやらなければ
なぜなら彼は哀れな詩人なのだから
村人は皆そう思っていた
病で短い生涯を終えた彼の
やがて不思議な噂が生まれる


648 :名前はいらない:04/01/12 09:22 ID:eCeF7qDf
確かに聞いたことがある
ありがとうと、微かだったが
ひくく呻いた声を覚えている
苦しいと、喉の奥で
山羊が荷車を引くのにあわせて
小さく歌っていたはずだ
草の葉をそっと揺らして
長いこと誉めていたらしい

一人なら笑っていられただろう
一人なら涙をこぼしていたのだろう
一人なら歌っていられただろう
そういえば
まなざしはいつも静かに微笑んでいたような

子供たちは言った
あの人はいつも笑って雲を数えていたよ
じょうずに鳥の声を真似ていたよ

649 :名前はいらない:04/01/12 09:22 ID:eCeF7qDf
なかったはずのことばと微笑みは
次第に膨れ上がり
子供は孫に物語を継ぎ
孫はその子供たちに継ぎ
時を経て言葉は数千になり
微笑みも数千に溢れて

誰もが彼のうたを口ずさむ
微笑みに満ちた肖像画を描く
村人のくらしをいつも潤す
懐かしい数々のゆたかなうた


彼の生涯そのものが詩だったのだ
彼こそが詩人だったのだ

一編の詩も残さなかったが

650 :名前はいらない:04/01/12 10:36 ID:Ydc9jRBL
「ふたり」

3本の指あつめて
ふすまに映る
影の狐

藤代清治の影絵みたいに
大きくて淋しい瞳
わたしの狐

あなたの指3本あつめて
少し大人の狐
並んで映る
2匹の影

やっぱり淋しい狐、って
思おうとしたとたん
あなたは大きな両手を組んで
大笑いしてる犬作った

影だけになって
ふたり
わたしも親指組んで
ひらひら
蝶作る

いっしょに
笑おう

651 :名前はいらない:04/01/12 12:28 ID:D9kUAoTa

↑ 藤代清治→藤城清治の変換ミス


理由は今日休めなかったストレスによる(嘘 ただのバカです

652 :名前はいらない:04/01/12 19:29 ID:/5tCv6y/
「勧誘して下さったあなたへ」本当はこう答えたかったのです

結婚して子供をふたりぐらい(なぜか男女ひとりずつ)産んで、
30代に家などを購入し、グレもせずに育った子供に孫が生まれたら
その家族と同居してたまには旅行などしながら悠々と老後を送るなんて
そんなのがしあわせな生き方って決まってるんだったら

まっぴらです
本気でそれをめざすのがいちばんだと思っているんですか
そんな人生に近づけるための保障などいりません

不倫に走りコンビニで万引き繰り返して引き取り手もなく警官の前で
嘘泣きしながらペロリと黒い舌出して釈放された帰りに郵便局襲って
局員に切りかかるかもしれないじゃありませんか、わたし

アルコールにはまって仕事もなく上野公園で行楽客が捨てていった
ゴミを漁りながら通行人に絡んでお金せびったり置き引きしたりして暮らして、
そのまま一生おくるかもしれないじゃありませんか、わたし

藤村操の自殺で有名な滝にとびこんで、老後なんてぜーんぜん心配しなくて
よくなるかもしれないじゃありませんか、わたし

夫殺してバラバラにして山の中に埋めるかもしれないじゃないですか、わたし
明日乗る地下鉄に爆弾仕掛けるかもしれないんですよ、わたし

自分のことさえまだわかってないのに、一生の計画立てる力なんてないんだぞ
将来の見えない人間の不安煽っちゃいけないなあ
わたし、まだ悪人なのか善人なのかすら自分でわかってません決めたくも
な い け ど ね

先がわかんないからおもしろくて
い き て る の さ

653 :心配ごと:04/01/12 19:32 ID:/5tCv6y/
その先の
もうひとつ先が
不安だったの
その中の
もうひとつ中は
嬉しかったの
そのかどの
もうひとつかどが
痛かったの

その夢の
もうひとつ夢が
懐かしかったの
そのきのうの
もうひとつきのうが
苦しかったの

さくさくかき氷みたいに
こころが掘り起こされる
苦い粒も溶けていく

両耳つかんで
ひきよせて
わらって

654 :名前はいらない:04/01/12 19:34 ID:/5tCv6y/
「鳩の抱く卵は」

鳩の卵はほんのりと
おかあさんの羽根のいろ
ほっかりさわさわ
くすぐられ
育つ子供の青いあし

子守唄はとくとくと
おかあさんの脈のおと



鳩の卵はすこやかに
おかあさんの夢のいろ
ふくふくまあるく
守られて
育つ子供の淡い息

小さな羽根はふくらんで
いつか飛ぶ日の朝がくる

655 :5t以下小型船舶操縦:04/01/13 17:37 ID:WvE3OmBx
「村の正月」

帰省の時期を迎えて村は俄かに活気づく。都会に住む子供達は皆
老齢化した親の様子を確かめるために数日間滞在する。孫は高額の
小遣を与えられ天気がよければ釣りにゆき後はもう持参したゲームに
熱中する。一万円札入りのポチ袋は千代紙の手作りだ。

虎屋の羊羹や大阪名物の塩昆布が自慢気に土産物としてあちこちで
ばら撒かれる。宮前の奥さんは息子に「そばぼうろ」を20箱持って帰る
ように電話した。息子はデパートに注文して宅配便で先に送った。聞かれも
しないのに彼女は配達員に言う。息子もね、これから家族で帰ります
けんね、気にせんでもいい言うたのにまあこげに気い使って土産だけ
先に着いてまって。

656 :5t以下小型船舶操縦:04/01/13 17:39 ID:WvE3OmBx
活発な消費活動が一斉に巻起こる。2万円の蟹やら生雲丹やらが豪勢に
振舞われる。普段住人の口に入ることは決してない特産物。

信じ難いほどの数の明りが家々に点り古家を怖がる孫のために便所の
明りも付けっ放しにされる。若者向の番組を大音量で流し続けるテレビ。
関節痛の辛さを息子に訴え続ける老いた母親はテレビの音に負けまいと
声を張上げる。

干物の紙袋を幾つも持たされて子供達が去ると村はまた静かな過疎に戻る。
墓地には線香の燃残りと花が置去りにされて凍るのを待ち色とりどりの
洗濯物が消えた物干竿に鳶が帰ってくる。
鳶の声はまた村中に響通る。

657 :279:04/01/13 18:41 ID:pIRpXcUv
「見送り」→「すすきの風」

十三夜を教えた
僅かな月の欠け
時を忘れた秘密の川辺

三つ編み揺らしてステップ
笑い疲れた芝の公園
清々しい風の息
ちくちく刺した草の香り

雷つれてにわか雨
雨宿りした境内
老いた大木の傘
夢中で拾った椎の実


ゆっくり最後の欠伸をして
あなたが息ををとめた
穏やかな午後の日差し
大地に還ったあなたの体温

懐かしい日々
ゆるやかに廻る季節
新しい秋の十三夜

ひとりですわる秘密の川辺に
すすきの穂

658 :277:04/01/14 14:19 ID:jYsrlbqK
「椿」我慢できないからやり直し

残念だったわね
見られなくて
つんつんしながら
椿は言った

むかしはきれいだったのよ
ふっくら桃のいろをして
風もそうっと手をとめて
わたしの笑顔を待っていた

残念だったわね
間に合わなくて
とがった涙で
椿は言った

ほんとにいちばんだったのよ
みんなが思わずかけよった
わたしに頬を寄り添わせ
うっとり夢に目を閉じて

かなしいことばをさえぎるように
茶色い花を両手で包むと
やさしい目にかえった桃のいろが

もう眠るわね
ありがと


659 :名前はいらない:04/01/14 22:37 ID:dk2TYS10
「生物」

届かなそうで届かないから
好き
危なそうで危ないから
好き

幸せな夢の中の私が眠って
幸せな夢見てる夢を見るくらい
遠いところで

聞こえなそうで聞こえないから
好き
なさそうでない電線に引っかかってゆらゆら
ソックス片方ずり下げてきっと笑ってる

透けていそうで透けてないとこも
好き
音たてなければ気づかないから
いる

今ひかった

660 :無題:04/01/14 22:38 ID:dk2TYS10
些細なことに一喜一憂する心は厄介な不要物
脚は臆病で鈍重な運搬機
腕は伸びきらず掴めそうなものも逃がし
心臓は無駄に騒ぎたて喧しい
私は意思を持たず
奇妙なこののりものの眼球深くに喰らいつき
蟹のようにここにいる

窓枠に手を当て下を見るといつも何やら
洗ったり塗ったり指輪したり殴ったり食ったり
意味もなく膝を抱えていたりする
限りなく脳の整備も不良だ
瞳は私を巻き込んで他ののりものを見てばかり
首は振られ続けて酷く不快にさせる

私は名前を持たず
これが止まり朽ちるまでの短い時間をここにいる

大音響をたててのりものが事故を起こした
これはこれでよい
まっすぐ海に落ちても
それもよい

661 :overwork:04/01/15 07:50 ID:a8QUYanw
左肩に打ち寄せる
波のおとに
すこし甘く見ていたかもしれない
車は海岸線に背をむけて
怖じながらとまった
むきあった海は見透かすような
屑鉄色をしていた

俯くこともできず
叱られて
おもりをつけた石を
ひとつ波にわたして
閉鎖した海のかたさを確かめたら
右頬に波の目を感じながら
また高速にのるしかなかった

真鶴半島は白い顔で
近づく朝を吸いこみ
蜜柑の木は灰色に沈んで立っていた。

662 :防御:04/01/15 08:05 ID:BNajkpve
出来得る限りフランクで
干渉にも柳に風
そこからさきは
入れないよ

セクハラまがいも受け流し
テキトーにありがちな未来語って
そこからさきは
入れないよ

握手ぐらいはかまわない
でも気持ちは篭ってない
女のとこには
入れないよ

ぜんぶかわむいたら
女だって
たったひとりにわかれば
それでいいのさ

663 :netgame:04/01/15 09:32 ID:NQY1ijRX
君はただ見栄はって
生きてるふりをしているだけ
結構体裁はいいよね、少なくとも
カッコイイ男って信じちゃう奴もいるしね

君は愛すべき人間で
いかにも豪快に笑っているのではなく
巧妙に練った自分を必死で演じているだけ
充分魅力的ではあるよね、惚れちゃって
本気で手紙なんか出しちゃう奴もいるしね

気をつけて
足元の氷にひびがはいっているよ
胸のポケットのところに少し
腐臭が漏れ出しているよ

気をつけて
まわりが少し気づいて引いているよ
4人ぐらい

もうすぐゲームは終わるよ
リアルが帰ってくるよ
途方もなく長く続くリアルが

誰もおだてててはくれないよ

664 :netgame:04/01/15 10:16 ID:NQY1ijRX
どひゃ

最後の一行  おだててては→おだてては

宇宙に漂うバカをひとつに集め凝縮して輝くバカの中のバカ

665 :「旅」:04/01/15 18:46 ID:aqNNeYqQ
宿を転々と変えながら
この世界を通り過ぎていくような気が
わたしにはする

根づいて認知され回覧板をうけとったり
祭りには受付係になったりもせず
ずっと通りすがりの見物人としていくような気が
わたしにはする

よそ者に人はみな優しくて
迷った袋小路では駅を教えてくれ
名物の蕎麦の店に案内してくれ
でもひとときのふれあいは
重ねられずまた薄い出会いをくりかえし


666 :「旅」 続き:04/01/15 18:46 ID:aqNNeYqQ
人に添わず家族を構成せず
子孫を残さず老いて消えてゆくわたしは
浅い微笑みをその地その地の住人と交わして
憎みあったりもせず
愛しあったりもせず
誰にも深く思われず
決して心に刻まれず

しがらみに苦しまず
誰にも死を悲しまれず
無縁仏としてやがてどこかの
知らない地のざらついた塔のしたに加えられ眠るのだ

何も持つものはない
何も残すものはない
あるのはひとつの魂の
思い出のない旅

667 :名前はいらない:04/01/16 13:20 ID:fbwtNqbT
「昼休み」

珈琲館とドトールとスタバに押されて
古い喫茶店は息も絶えだえ
ちっちゃなカップに400円のコーヒー

ゴキブリが出てもわかんないように
掃除してなくてもめだたないように
薄暗くした店内は漫画読みにくい

浮浪雲 いつまで続く 浮浪雲

漫画本覗き込んで店主は笑った
ここはじめたときはもう連載始まってたな
そうなの?そんなに長いの?(和やかに答えるお約束)
もう年だしやめちゃおうかな(時々言うお約束)
ここのナポリタンなくなるから駄目(引き止めるお約束)

(なんとなくそれで話は途切れるお約束)

からんからん
ドアチャイムが鳴って30分ぶりのお客さんだ
ナポリタン注文しちゃおうかな
サクラになって


668 :名前はいらない:04/01/16 15:34 ID:cAMeoVSd
「冬の窓」

果実は硬く置かれ
静かに椅子を押している

春のような花々の出窓も
見れば小菊の一輪一輪にまで
もう正確に影が刷かれているのだ
閉じたカーテンの縦糸にも
周到に染込んでいるのだ

皆が身じろぎする
掠れた咳を繰り返す
無造作に開かれる喉
青白い顔筋の群れが
シーレの男のように歪み崩れる

寝床は色づき受け止め
しっとりその重みを増し
果実は辛抱強く息を殺して
椅子を押し続け

4メートルの不到達距離
振り絞った香りを送りきり
木乃伊のようになって桃が
椅子を転がる


669 :糸巻:04/01/16 23:18 ID:19Qe9YMf
何を芯に糸巻こう
くびれた心に冷えた絹糸
するする滑ってとまらずに
巻いても巻いても抜けていく

何を芯に糸巻こう
疲れた心に硬い麻糸
きしきし擦れて馴染まずに
指からいつか血がにじむ

何を芯に糸巻こう
あなたの心にモヘアの毛糸
ふんわり囲んで固めずに
静かな夜をあたためて

670 :糸巻:04/01/16 23:20 ID:19Qe9YMf
わたあめの細い糸つまんで
こよりみたいにそろそろ
紡いで
紡いで
紡いで
たどりついたらなかは
からっぽ

あのひとはどこにもいない
手のひらに甘いにおいの糸だけ

くるくる巻いて溶かしてしまおう
もうつかまえない糸だから

671 :三菱:04/01/16 23:23 ID:19Qe9YMf
>>東芝

明日からしばらく携帯しかないので
exに続き冬眠します

あとはよろしく

寒いけど風邪ひかないでね
ここは東芝のスレッドです

672 :三菱:04/01/16 23:30 ID:19Qe9YMf
>>670の題は「わたあめ2」

最後まで大バカでごめん

673 :東芝:04/01/18 04:07 ID:OsDr5nVR
書き込むのすっごい久しぶり
>>三菱
俺に任していいのか!?かなり放置気味だったのに

あと気付いた。過去レス観てて
「イト」というスレッドの経緯を

コテハン&名無しの皆様 →詩板としての構築
俺           →破壊

674 :三菱:04/01/18 09:46 ID:jcGOSRgF
東芝
まかせたぞ
破壊などしないからだいじょうぶ
携帯からはなんか全部見渡せなくて
詩が書けないのよ
exの復帰を切に願いつつ
しばらくがんばれ
あと、バイトも学校もがんばれ



675 :仕事中:04/01/22 16:55 ID:6PX5M4Kh
「不法投棄」

通りがかりのペールに押し込んで
墓標はありふれた街灯
埋葬無事終了

捨てられないくせに、と蓋
ほらすぐにあわてて駆け戻ってきて
また拾い上げるんだろうが
顔押し当ててめそめそ泣くんだろうが

笑い声返しておむすびに食らいつく
そんなことしないよ、
梅干で充填されちゃうから平気
ただの、コンビニのおむすびだけどね

捨てたこと後悔するのは
あした、それとも今夜
かたかたしてるのは
蓋、わたしの心臓、それとも中の

違う
これはただの風
きっと、うしろ見ないで早く行けって、

遮断機が降りはじめた踏切を
最高速度で駆け抜ける
ふりむくな
ふりむくな
せっかく遠くまで捨てにきたんだから

676 :名前はいらない:04/01/22 16:58 ID:wCGy7w5Y
「ブナの林」

かさかさ
こそこそくすくす
はしゃいで走りまわる枯葉の子たち

まだ土になんか
かえらないよ
もう少し遊んでるんだい

今度の風に乗ったらあっちまで飛ぶよ
眠ってる虫くすぐってびっくりさせたり
みんなで輪唱なんかもしたりして
もう少し遊んでるんだい

ワイパーにはさまって
うわあきれいね、なんて
彼女に言わせちゃうんだい

かさかさ
こそこそくすくす
まだだよ


降らないでいて

677 :名前はいらない:04/01/22 17:03 ID:+CvaxY1Y
「未来」

まっくらだから
気楽に歩けていたのに
懐中電灯を持たされたから
見えないところが怖くなった

はだしだから
どかどか進んでいられたのに
長靴履いたから
水溜りがいやになった

ひとりだから
いくらでも暴走できてたのに
下手にふたりになったから
何も決められなくなった

はだしでひとり闇の中を
またわたしは歩く
前より臆病になって
でも決してだれにも悟られないように
突っ張って進んでゆく

もう誰もとなりにいない
誰も心にいらない




678 :名前はいらない:04/01/22 17:09 ID:ldNURYyi
「ふしぎなイト」

火星人でも
手の指が3本でもいいじゃない
なんだかとてもいっしょにいよう
きょうもあしたも

好きなおかず教えあって
子供のときついた嘘うちあけあって
きらいな歌確かめあって

なんだかとても話したいだけ話そう
やっと巡り会えたふたごみたいに
なんだかとてもお互いのこと教えあおう
重要な連絡事項みたいに洩らさずに

いつか波が静かにゆっくり引いて
面倒になって
腹立たしくなって
厭わしくなって
消えていってもいいじゃない

なんだか目覚めるたびに
会いたくなる今を
なんだかもう思い切りせつなくていいから
いっしょにいよう

離れるくらいなら死ぬと思いあえる今は
きっと短いから


679 :名前はいらない:04/01/22 17:11 ID:ldNURYyi
再冬眠します

680 :高速道:04/01/26 01:40 ID:BM/7bujC
まっさおに晴れた高速道は
80キロから200キロまでのレース場
5秒でおいつき
5秒で抜き去る爆音
ドカッティーの悟くん
KAWASAKIの悟くん
事故らないでね
誰にもかなしいおもいさせないでね

風と一体になったあなたの
目もくらむような幸福感も爽快感も
痛いほど知っているけれど
くまんばちみたいにうなりながら
遠ざかるあなたを見送りながら呟く

GTRの悟くん
産地直送便の悟くん
いつも同じ名前でわたしは呼ぶ
事故らないでね
無事についてね

疾走するいのち
なんの跡も残らない冬の高速道

推定時速180キロ
そろそろ落とせよ
みるみる遠ざかるフルフェイスの悟くん


681 :名前はいらない:04/01/26 01:43 ID:BM/7bujC
「おばあさんになったら」

おばあさんになったら
マジックテープで留める靴で
天気のいい日は散歩する
一歩ずつ(きしっと痛い
また一歩(もっときしっと痛い
4センチの段差も気合いれて
よっこらしょ

おばあさんになったら
じぶんががすこしせつなくて
何だか白髪を染めてみる
とおい夏に(木枠の窓辺で
あのひとが(笑って手をふった
根元はじきに真っ白
あーあ、やっぱり

おばあさんになったら
夜明け前には目が覚めて
遠い朝を思い出す
おはよう(冷えた息のにおい
しらんぷり(照れている
生きているやらいないやら
あのひとも

おばあさんになったら
沢庵みたいにしわしわな腕
でもたしかににその両腕は
あのひとを


682 :名前はいらない:04/01/26 01:47 ID:BM/7bujC
「月に」

今ふたりここにいます
あなたに照らされたあの宵から
まだほんの僅かしかたっていないのに
こうしてしらけきって
お互い目をあわせることも厭わしく
穏やかな別れへの思いやりすらもう面倒に
冷ややかなあなたに見下ろされて

あの宵のふたりに決して嘘はなかったのですが

どうにもうまくいかなかったのです
幸福に酔いしれた季節はたちまち駆け去り
苦しんでも苦しんでも
苛立ちと失望だけが澱のようにいつか

親指をそれぞれきつく握りこんで
どちらかが踵を返すまでをひたすら耐えている
はやりすぎた愚かな恋をしたふたりが
言い訳のことばもなく俯き恥じ入っているのを
せめてわかってください

白々とめぐるあなたは
誰にも邪魔されずにきれいです
初めから何もなかったように
不確かでちっぽけな恋になど
初めから気づいてもいなかったように

683 :名前はいらない:04/01/29 07:43 ID:L0HmncMM
「わたし」

そこそこ敬語もあやつって
新しい子の面倒みたりして
結構うまく渡ってるつもりだし
いやなことも大概ポーカーフェイスで
さらりと流して大人の顔してんの
でも雪道では
前を歩く人の足跡をぽくぽく追って踏んで
すごく楽して歩いてる
うわーそんなには食べられないなんて言って
本当は脂っこいもの苦手で押しつけてたりね

きっと今度はうまくいくなんて
わかりもしないこと言って
他人慰めたりしなきゃならないこともある
つらいことは遊んで紛らわして適当にわりきりながら
またがんばってるふりしてんの
でもひとりの部屋に帰ると
いつまでも結構ひきずって後悔して
爪なんかガシガシ噛んだりしてる
もう全部放り投げて出家しちゃって
一生わずらわしいことから目を背けたかったりね

まんなかへんでいられればいいのに
どっちかにする決心もつかないし
だから中途半端なままおろおろと
右往左往しながら生きてるのさ
一日三回も無駄飯食ってね

684 :名前はいらない:04/01/29 07:46 ID:L0HmncMM
「無題」

言えない心ひとつぶ
誰かに送りたい
言葉が通じない相手でもいい
無理に人間じゃなくていい
梅雨の朝
紫陽花の葉にいたカタツムリ
わたしの手のひらをのんびり這って

竹藪に穴掘って
頭突っ込んで喚いても
涙はぽたぽたまっすぐ落ちて
わたしの頬に流れもしない

言えない心ひとつぶ
誰かに送りたい
返事をくれない相手でもいい
宛先不明で戻らなければそれでいい
公園でしゃがんで泣いてた
黄色いてぶくろの女の子
どうかかばんのすみに入れておいて

防波堤のさきっぽで
波にむかって怒鳴っても
声は風に吸いこまれて
わたしの鼓膜に届きもしない

消えない心ひとつぶ
遠い誰かに話したい

685 :名前はいらない:04/01/29 07:48 ID:L0HmncMM
「旅」

こども遊園地を出たら
矢印はてんでばらばらで
どの方角をも拒否しているようだった
見なかったことにしてとりあえず
今つまさきが向いてる方に行こう

赤ん坊は道端で息を引きとった

自分の将来を見つめよう
疑わないことにしよう
まっすぐな道はただしいから

火炎瓶が鳩小屋で火を吹いた

傘の準備もしておこう
靴紐をしっかり締めなおそう
いつでも逃げられるように

母の両脚は壊疽でおちた

車を気分を住まいを変えよう
好きなものに囲まれて
耳は真珠で飾って映ろう

腫瘍は男の眼球ごと摘出された

私はなぜ
こうして生きることを
許されているのだろう

686 :名前はいらない:04/01/29 07:51 ID:L0HmncMM
「白梅が咲いた朝」

脱水した喉は見事な職人芸で道を細めていく
息をのむように美しいからだの技
瞼も指先も既に安らぎを与えられ
やさしいまるみを帯びている

出産に立ち会う夫のように
ゆっくりゆっくり合わせていくと
もう添いきれない息がひとつ、
途切れてまたふたつ、
短くひとつ半、
はんぶん、そのまた三分の一の呼気

聞き逃すな
オルゴールの捩子がとまるように
いまゆっくりと起こる神聖な音を
決して聞き漏らすな

深海魚の泡の音を
肺はひとつ残す
ぷく

(おつかれさま  がんばりましたね)
心だけでそっと囁く
(長いこと 本当に長い人生を おつかれさまでした)

神聖な音を声で汚しては
いけない


687 :名前はいらない:04/01/29 10:04 ID:w2ELZu86
「好きなもの」

どんな食べ物が好きですか、と聞かれればいつも
その場その場をいいかげんに切り抜けてるけど
まじめに答えれば

つるんと丸いかまぼこの端っこ
羊羹のきゅっとつまんだような端っこ
少し具がはみ出した海苔巻きの端っこ
丸めたふとんみたいな伊達巻の端っこ
ちゃんと焦げ目のついた厚焼きたまごの端っこ
ぜったいにはずせないロールケーキの端っこ

つまり「好きな食べ物の端っこ」が好きです
でもそんなアホなことは言えん
それを踏まえて

指の数や家賃や体重や財布の中身なんかの
どうでもいいことはいくらでも答えますが

好きな場所、いろ、本、しぐさ、歌や
思い出、趣味、夢なんかのことは
みんな適当でデタラメばっかりです
誤解されてもかまわないんです
ほかでは違うこと言ってるかも知れません
わかってほしいひとにだけ本当のこと言うんです

大嘘つきなんですよ、わたし
これは、ほんと

688 :名前はいらない:04/01/29 11:23 ID:rkeBsQY1
「うさぎ」

びっくりして食っちゃうから
だめだっていわれたのに
しゃがんで入りこんだ
ばかな子供

顔見知りだしまだ小さいから
許してくれたうさぎのおかあさん

おなかの毛でできたふわふわのベッドに
ピンクのおだんごななつ
耳はえてないよ

だいじょうぶ、ある
自信たっぷりなおかあさん
それならいいけどね
これはお祝いのサツマイモです

ピンクのななつは
あったかいくせにふるふるふるえて
笑いをこらえていた

689 :名前はいらない:04/01/29 12:04 ID:Iu63mzbd
「わたしが奪ったものたち」

わたしが奪ったものたち
許さないでください

折り取られた花なら
滴ったかなしい涙を
苦くわたしの舌に残してください

殺されたいのちなら
動かすたびに熱を生む筋肉として
その痛みを思い知らせてください

荒らされた土壌なのなら
ぬかるんで長靴を掴み
膝をついてあやまらせてください

殺戮を繰り返して生きるしかない
わたしのいのちですが
わたしもまたあなたがたであることを
決して忘れてはいません

いつかあなたがたがわたしになり
わたしがあなたがたに捧げられるまで
祈ることを忘れずにゆきます

許さずに待っていてください
巡り合うまでの日々を

690 :名前はいらない:04/01/29 12:08 ID:Iu63mzbd
巡り合う→巡り会う?→廻りあう?

わかんないからもういいや

だって大バカだもの

          みつびし

691 :名前はいらない:04/01/29 13:05 ID:RVTQuIkx
「心は」

息をつめるふたりって変
安心させたくておたがい
無理してほほえみあう

たどるふたりって真剣
指さすあとつぎつぎ
思い出ができる

流れるふたりって安らいで
葉影を映す水面を
すべるようにすすむボート
風いそがないでいて

寝そびれたひとりってわたし
すやすやねむる首筋に
息だけのキス
夢とぎれないでいて

おかあさんみたいな
こころになるってふしぎ

692 :名前はいらない:04/01/30 14:23 ID:WG2gb7dy
「男」

周りの大人より少し気弱な笑み
黒い帽子 硬そうな白髪
ノーネクタイに寒がりのジャケット

子供にもきちんと敬語をつかい
挨拶はいつも大きな両手で長々と
力いっぱいの握手
まじまじと覗き込んでくる大きな目

酒が入れば限りなく涙もろくて
手当たりしだいに議論を吹っかけ
些細なことで感動したり大笑いしたり
喧嘩腰で立ち上がったり

請われれば太く通る声で
命短し恋せよ乙女、や
誰が風をみたでしょう、と
無伴奏で目を閉じて
岸壁で咆える狼みたいにうたった
別れる時には何度も振り返り
出船の港の両手をふった

693 :名前はいらない:04/01/30 14:24 ID:WG2gb7dy
あのひとは芸術家肌だから
感情表現が大げさなのよ
みんなからちょっと浮いてるのよ
大人はそう言って
ほんの少し距離を置いて
煙たがっていたけれど

あなたが好きだと言っていた
いくつもの詩を忘れません
涙を入れる壷があって
紙風船は高くうちあげられて
蛙はぐりまとるりだ
遊子は小諸なる古城のほとりに悲しんで

あなたはカッコいい男だったぞ
ものすごくカッコいいって
一度ぐらいは言っておきたかったぞ


694 :名前はいらない:04/01/30 14:32 ID:FHnRaztv
「ふたつ」

ふたつはいつもふたつ
白いソックス
バイクの車輪
指きりにわらう小指も
古い神社のこまいぬも
坂道をいく夫婦の影も

ほんとの嘘と俯くめがね
てぶくろくるくるうらおもて

ふたつはいつもおなじ
涙のわけ
善人と罪びと
夢もさめたうつつも
今泣くのを明日にしても
やり過ごしても掴んでも

きのううまれてきょう生きて
ひらりと返せば喪中の袱紗

695 :名前はいらない:04/01/30 14:51 ID:B59bpfQ4
「内田さん」

思わずなでた指の爪は
鮮やかすぎるサーモンピンク
秋からはほとんどを猫と過ごしてた84歳

兎の仔抱かせてくれた
こっそり飼ってる雉を見せてくれた
トマトのもぎかた教えてくれた
お正月には餅つきにつれてってくれて
初めて黄色い九重のんだ
あなたの自転車の荷台から
何度きれいな夕日を見ただろう

「大学生になるまでは内緒だよ」って
大学芋つくりながら嘘ついたね
「うちの孫のようなものです」って
郵便局のひとに笑ってたね

お祭りの夜にはあなたに抱かれて
ほおずきの浴衣も手作り
ひとり暮らしになったわたしに
毎年梨をおくってくれた

696 :名前はいらない:04/01/30 14:52 ID:B59bpfQ4
サーモンピンクはお別れのいろ
焼きついて消えないさよならのいろ

なにもしてあげられなかった
受け取って受け取って面倒かけて
ただかわいがってもらって
楽しい思い出いっぱいにわたしは育ったのに
なにもしてあげられなかった

顔を見たとたん泣き出して
枕カバー目に押し当ててた内田さん
大好きです


697 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/01/30 19:30 ID:TUt9Bvr/
ギンギラギンにさりげないスレだな

いや、ここの「なんだってー(MMR)」の
AAもらいにきただけなんで・・・じゃっ

698 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/01/30 19:31 ID:TUt9Bvr/
スマン・・・あげるつもりはなかったのよ・・・

699 :名前はいらない:04/01/30 19:52 ID:xtDsRoKI

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /

700 :名前はいらない:04/01/30 19:53 ID:xtDsRoKI
700

701 :三菱:04/02/01 10:42 ID:FHl2fhu4
コピーして貼れるのだろうか
どうしてもどうしてもやってみたい

 ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /


702 :三菱:04/02/01 10:44 ID:FHl2fhu4
…だめだった

やるんじゃなかったやるんじゃなかった

忘れよう

703 :名前はいらない:04/02/01 10:47 ID:FHl2fhu4
「冬の桜」

おばあさんは花柄のブラウス
のんびり歩くサンダル
ひくくきこえるのは何のうた
こどものころに習ったうた、それとも

サツキの植え込みをなでたり
ベビーカーを覗き込んだり
ゆっくりゆっくり
夏みかんに手を伸ばして爪先立ちしたり

小さなかわいいおばあさん
襟もとに名前と住所縫い付けて
綿あめいろの髪がきれい

暖かな風の午後
誰もおばあさんに気づいてもらえない
声をかける資格も持たない
あまりにきれいなので



704 :名前はいらない:04/02/01 10:48 ID:FHl2fhu4
5メートルあとには
目元のよく似た息子さん
邪魔しないように用心深く
自転車引いて

守られて守られて
おばあさんがくるりと駒になる
小鳥のようにわらう

美しい親子が
それに気づかずに
桜並木の下を行く

705 :名前はいらない:04/02/01 10:50 ID:FHl2fhu4
「夜の海」

あんまり胸がざわついて

どうにも熱いので

冷やしてください

穏やかな呼吸のテンポを思い出させてください

ここに待ちますから

ひそめて泣いていますから




706 :名前はいらない:04/02/01 16:28 ID:4vpaD3Sx
「暖冬」

冬の街をゆく恋人たちが
花の色を纏っている
ブラウンのコート
白いブーツ
しゅっと伸びた水仙のつまさき
上気した頬

足元はステップダンス
アスファルトを笑わせ
踊り、絡み、ときには先走って
笑い転げながら

白い息はあたたかくふたりの頬を包み
女の子はふざけて手をのばし
男の子の頬は照れて強張る

笑い声
きれいに弾けて
まるで歌のように

ふたりの打つ踵から
花の色がアスファルトにうつる
ベールになってさらさら広がり
わたしの踵に打ち寄せる
笑い声までつれてくる

707 :名前はいらない:04/02/01 16:31 ID:4vpaD3Sx
「港」

長靴の軋みが俄かに慌しくなる
男たちの叫び声が飛び交う
港に船団が帰ってきた

みるみる水揚げされ積まれる蟹
肢を損ねないように周到に、しかも迅速に
あたり一面に蟹
鋏を振り上げる怒りの蟹

君たちになんの罪があろう
不幸だったといえば
どうにも旨すぎることか
生来のお人好しがたたって
怪しげなかごに嬉々として入り込んだことか

黒光りの目をぐっと強張り
叫びもせず
烏賊のように共食いもせず
腹を見せて耐えている暗赤色の鎧

願わくは僧侶が紛れ込んでいて
ありがたい蟹の説教でひとときでも
皆に安らぎを与えてくれることを
あの不幸な強制収容所にさえラビがいたように

茹蟹の湯気が観光客を呼ぶ
歓声をあげて子供も走ってくる
次の蟹は両の鋏をひきよせて
静かに泡で祈っている

708 :Overwork:04/02/01 16:41 ID:4vpaD3Sx
「仕事の公正な配分というものについてわたしは
 声を大にして訴えたいものである」

歯科定期検診もキャンセル
髪も切りたいのに8時までだから不可能
買った文庫本は積まれたまま放置

幸福な一月
三日月が星をつれて
眠る蕾を見まわっている

帰り道には酔っ払いの歩いた跡
ほかほかの吐きたて
見ないぞ絶対見ないぞ
まちがっても踏まないぞ
未消化の焼きソバやらサラミやら

幸福な一月
まっかな顔の学生たちが居酒屋の前で
次に行く店の相談をしている

今うちに暖房はない
買いに行く根性も選ぶ時間もない
慣れてきて風邪もひかない
春になっちゃうではないか

幸福な一月
盗んだ他人のたこやきが
何だか妙においしい

709 :東芝:04/02/02 06:54 ID:vN6tLEf5
>>三菱
生存確認、PCは無事か
どうでもいいけどMMRの「なんだってー!」は無意味に迫力あるよな

       ‐┼‐   ‐┼‐ ヽ   十_"    ー;=‐         |! |!
        ノ     ノ  _ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・

ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i


710 :名前はいらない:04/02/02 09:53 ID:/v9PjnSS
「子供」

あのね、実はね、
大人びた口調で幼稚園児が言った
ぼくは輪ゴムのにおいがすきなんだ

ほう それはまたラッキーじゃん
そういえば輪ゴムっていいにおいよね

もうひとつね、ガソリンのにおいもすきなんだ
秘密だよ、だれにもいっちゃだめだよ

初めて会って少し遊んだだけの男の子
なんてかわいいんだ
なんてかわいいんだ

子供の秘密は隠し事じゃなくて
とっても大事なはなしのこと
だからほんとはもともとつつぬけ
家族にも幼稚園の先生にも
親戚のおじさんにも
でもいいのよね
びっくりしてていいのよね

あ、そうだ、わたすものがあったの
わたしはゆっくりポケットから
50円の極太輪ゴムをとりだす

男の子
きらきら
笑いをこらえるのにせいいっぱいの
しあわせなわたし

711 :三菱(PCは×):04/02/02 10:15 ID:/v9PjnSS
>>東芝
生存確認しました 元気そうでよかった
exは今頃ジョニーに乗って
ロスからグランドキャニオンまでの一本道を
ばりばり走ってるのかも知れないねw

712 :名前はいらない:04/02/02 17:55 ID:Q7/VdbiN
「あきちゃん」

ちっちゃかった近所の小学生
眼鏡を気にしていて
でもいつもランドセルバカバカ鳴らして
かけよってきたあきちゃん
眼鏡ふくかわいいクロスあげたら
顔くしゃくしゃにしてわらった
見て、レンズぴかぴかだよ

わたしは家を出てあきちゃんとわかれて
そのまんま
中学校は追われるように卒業して
高校半月でやめて家出して帰ってこないって
母に聞いたのはずっとあと

あきちゃん
口癖はいつもおんなじ
おねえちゃんばっかり
おねえちゃんばっかり

713 :名前はいらない:04/02/02 17:56 ID:Q7/VdbiN
うちの鍵なくして玄関にしゃがんでて
いっしょにマクドナルドにいったね
シェイク吸ってるの、鼻水なの
急に声あげて泣いたね
あきちゃん
喉の奥から低く細く糸のように
まるで何年分もためてたみたいに

わたしがもっと大人だったら
ちゃんとわかってあげられたのに
わかってあげられたのに
悔しいよ
わたしはまだ自分のことで精一杯のガキだったの

どこで生きてるんだ
ちゃんと食ってるのか
やさしいともだちはいるか

泣いてないか
あきちゃん


714 :三菱:04/02/03 17:21 ID:lrucbJsX
310 名前:   ◆PhxXOOBGGU :04/02/03 16:39 ID:vWVpUWtd

錯誤する過激なダイエット 助長させれば会社が急成長し
華麗なビル建ち世間は凌駕 遺伝の崩れた子を産み落とす母体
過去に偉大だと風靡した男 今の時代では鉄格子裁判待ち
神の子だと大衆の権利を利用 傀儡される今の時代もいいかな

空気は変わり 匂いは変わり 今からはじまったボクの夢
自由とか 時代とか 受け入れる勇気は期待となる

このボクが やっと今 身体を手に入れて動いている
待ち焦がれた今の事 呼吸を待っていた 何百年とは表せない

民族を追い出し大陸を乗っ取た 世界を操ろうと泥人形達
鯨狩りしては種の絶滅寸前 他の文化に対して禁止と運動
聳え立つタワーが無残に崩壊 軍事施設の被害は情報操作
輸入の再開要求してみたり 輸出の事までは壁際で埃被るまで

大気と漂っていた近い永遠 私以外の人間は忘れたの
大きな夢 誕生を 望んでいた仲間達が静かに消える
見えないなら見えないで 気にもしなく動き続けたい
語りかける世界が 今 今 今のこと

715 :三菱:04/02/03 17:22 ID:lrucbJsX
(続き)

数字で表す支配された世界 スポーツや法律をも笑いに利用
取り上げるのは自国の選手 写るは日の丸がトップの表彰台
競技で高成績残す外国人達 知らされないのは数字の問題
拉致被害者と騒ぎ立てても 帰って来ぬ者には一切話題にもされぬ

気温は変わり 地上は変わり 今からはじまったボクの旅
権利とか 自分とか 受け入れる勇気は試練となる

このボクが やっと今 身体を手に入れて動いている
待ち焦がれた今の事 痛みを待っていた 言語ではとても表せない

飛ばされて 与えられて 前は理解はできていなかった
追いかけた理想が 今 今 今のこと

716 :三菱:04/02/03 17:40 ID:lrucbJsX
わたしは何を考えて感じて生きてきたのだろう
何を愛して憎んで生きてきたのだろう

絶対に届かない遠い遠いここから
Aに1000掛けてプラスつけて
プラスも1000ぐらいつけて
評価をこっそりおくります

717 :三菱:04/02/03 17:46 ID:lrucbJsX
ごめん上の三つは
透明な文字で見えないレスです

718 :名前はいらない:04/02/04 15:24 ID:BLkW1XWM
子供のころの夢 「パーティー」

会場はまるで大きな遊園地
仮装した子供たち、トンボをうつ小人
あちこちではじけるクラッカー、鳴り響く音楽
なぜかドナルド・マクドナルドもおどけた仕草で

夢中になっていたわたしがふと目をやると
そっと出て行こうとしている両親がいた
もう帰っちゃうの? ねえ
もっといたいのに

ああ、本当に楽しかった
でもそろそろ行かないと
預けたコートはどこだったかしら
上気した頬で母が言った

もっといようよ
もうすこし遊んでいようよ
返ってきた白いコートの袖をわたしは掴んで

君はまだここにいていいんだよ
僕たちはこれで失礼するけれど
にこにこして父がわたしの頬をはさんだ

719 :名前はいらない:04/02/04 15:24 ID:BLkW1XWM
次にいくところをもっと楽しみにしているように
ふたりはいそいそ出て行った
まわりからパーティーの音が遠のいて
わたしはひとり立ち尽くし

なんだかぼんやり
もう会えないことがわかっていた
パーティーの光もいつか遠く引いて

目覚めると枕がぐちゃぐちゃにぬれていた


これがパーティーなのなら
今こうして生きているこの世界が
パーティーなのなら

やっぱり母は楽しかったと言ってくれるだろうか
父も微笑みながら手をふってくれるだろうか
わたしを生んで、育てて働いて歳を重ねて

コートの袖など掴まずに見送れるだろうか
うなずいて、静かに手をふって

わかった
もうすこし残って遊んでからいくね
さよなら、と


720 :名前はいらない:04/02/04 17:49 ID:8Knu9jmv
「ことば」

やさしいことばはあたためて
あなたにおくりたい
無責任に差し出して
もっともらしくささやいても
ぱりんと割れて寒いだけ
甘い声さえ残らない
おもう心はふくふくと
伝わらなくても育てたい


厳しいことばはとがらせたまま
心にしっかり受け止めたい
オブラートでまるく包んで
だましだまし飲み込んでも
残らず流れて消えるだけ
受けた跡さえ残せない
いやな自分にきしきしと
ゆさぶりかけてとどめたい


あなたのことばはくりかえし
あなたのことばはくりかえし


721 :名前はいらない:04/02/04 17:51 ID:8Knu9jmv
「海」

錆色のフードをかぶり
錆色の釣竿で立つ防波堤に
波が砕ける

糸は荒んで潮をふき
錆色のリールに絡む
わたしの軍手がためいきをつく

魚が夜を滑りおりていく

わたしは酸化し続けている
単体で存在できぬ鉄のように日々酸化し続けている
潮風に放置され朽ちてゆく車

朽ちるものを心に重ね
朽ちるものであるわたしを忘れぬために
錆色の釣竿で防波堤から
錆色の海を見据える

月は錆びた漁船を照らす
魚の腹が白く跳ねる

わたしは酸化し続けている
今見開いている眼も
強い力でいたい心も
抗えず休むことなく酸化し続けている

竿先に揺れる鈴に今
月が一掃きの光を投げかけてきた

722 :名前はいらない:04/02/04 17:53 ID:8Knu9jmv
「かのちゃん」

夜中にかのちゃんが
泣きながらおかあさんのふとんに入ってきて
かのちゃんね、かのちゃんね
地獄にいくの

ゲームばっかりでおにいちゃんが
遊んでくれないから
物置の横にゲーム埋めちゃって
知らない知らないってうそついたの

先生がきょういったの
悪いことをして黙ってる人は地獄にいくって
それでね
埋めたところ探したんだけど
みつかんないの

おかあさんはわらって、
大丈夫、先生言い忘れてる
ちゃんとうちあけてごめんなさいっていえば
絶対天国にいけるんだから

安心したかのちゃんの頬にまた
洪水のような涙

よかったよかった
くうくう眠るかのちゃん
もしもしおかあさん
あなたも今うそついて、しかも黙ってますけど



723 :名前はいらない:04/02/05 15:22 ID:quMWZde6

隣のひとの

煙草の煙が

ふうわり

知らないひとの

ためいきが

漂う

724 :名前はいらない:04/02/05 18:21 ID:m6ukSK3M
気づかないふりをしてわたしは

ソルティードッグのふちで遊ぶ

知らないひとのためいき

知らないひとのかなしみ

決して交差しない人生

725 :名前はいらない:04/02/06 18:52 ID:KNcQPifU
「孫」

あなたの髪はきれいね
はやりのいろに染めないで
やっぱり自然の黒いのがいちばん

ちがうのおばあちゃん
今週面接があるから
ブローネヘアカラーで今だけごまかしてんの

あなたはやさしい子ね
としより気にかけてくれて
やっぱりこういう煮物はてづくりね

ちがうのおばあちゃん
ものすごくおこられたの
それ届けにいかないと今晩外出禁止だって

みじかい爪はいいわね
派手な色もつけないで
おさいほうもきっと上手にできる

ちがうのおばあちゃん
誕生日のケーキ焼くからいやいや切ったの
そんで
映画って親騙してこれからおとこにもってくの

おばあちゃん、わたしね
嘘ばっかりついてんの
そうしないとうちでうまくやっていけないの
自分にも嘘ばっかりついてんの
そうしないと涙ばっかりでちゃうの

726 :酔っ払い(真性):04/02/08 01:09 ID:eZRFjEl7
「酔っ払い」

酔っ払うのは夜だから
それともひとりの冬だから
こくりとひとくち流し込み

払いたいのは今日のこと
避けて通れぬあすのこと
やるせぬ思いの過去のこと
ぽつりと一粒膝小僧

酔って払ってあなたの目
酔って払ってあなたの手

眠くなるのが待てぬから
闇夜の音が怖いから
酔っ払うのは楽だから
誰にも知られず泣けるから
かりりと齧って膝小僧

傾くボトルはつやつやと
寄り添うあなたの肩の線
とくとく注いでかたむいて
とくとく逸る心拍の
耳押し当てて聞き入れば
私の胸もとくとくと

酔っ払っても戻れない
泣いてもごねても戻れない
ぎゅっとつかんで膝小僧
きゅっとつねって思い知る

727 :酔っ払い(真性):04/02/08 02:40 ID:yYlEt5Kd
「本音」

いいか
打ち直しなし推敲なしだぞ
しかも二度といわないぞ

私は一生ひとを裏切りたくない
他人への態度を
相手に合わせて変えたりもしたくない

いやな野郎を嫌ったりしたくない
痔が辛いんだ
あるいは抜け毛が辛いんだ
姑が意地悪なんだ
癌検診でひっかかったんだ
みんな言わないだけで
生きていくのに苦しんでる
そんなふうに思いたい

結婚したらぜったい生涯添い遂げたい
先立たれたときには棺に取りすがって大泣きしたい
またいっしょになりましょうね、なんて
なみだなみだで約束したい
決してひとには言えないことだけど
恥ずかしくて言えないことだけど


728 :酔っ払い(真性):04/02/08 02:41 ID:yYlEt5Kd
やがて長く生きても
悟ったようなことは言いたくない
「所詮」とか「結局」とか使いたくない
そのうちわかるよ、なんて3歳児にも言いたくない
どんな話にもにこにこ相槌打ちながら
耳を傾ける老人でいたい

誠実でいたい
わたしは誠実に生きたい
怒りを知り業を知り別れを知り
罪を知り癒しを知り渇えを知り
両手をのばしてくるしみを受け止め
せいいっぱいの気持ちを差し出し
あなたを愛していたい
甘くてもきれいごとでも馬鹿でも低脳でもいい
嘲笑されてもいい
涙ぼろぼろ流しながら苦しみながら
本気で今生を貫きたい

これが本音だざまーみろ
こんなこと書いたら変だろーが
やーい ゲラゲラ

729 :酔っ払い(真性):04/02/08 03:04 ID:yYlEt5Kd
「欲望」

掴みたいかわされたい
逃げたい
憎まれたい
失望したい

追い詰めたい噛みつきたい
引き戻されたい
歯軋りしたい
弾かれたい

眠らせたい
充填されたい削れたい
捨てられたい
あふれたい

黄泉を見たい
覚醒したい
産み落とされたい
戻りたい

帯電したい
壊されたい
許されたい

まかせたい
ぜんぶ

730 :酔っ払い(酩酊):04/02/08 03:29 ID:dYv1j+FB
3本めのキリンラガー缶350ml入りを
左足のつま先に落として
薬指の根元から今
うっすら出血

もうやだ
もうやだ

酔っているとき詩を書くのはやめましょう

おやすみなさい

おまえに言ってるんだぞ
    
    ↑
   嘘でい



731 :名前はいらない:04/02/09 10:16 ID:8G7oWbGB
「けむり」

煙草のけむりがふうわり
知らないひとのためいきが漂う
たなびいて途切れてふわり、ほわり
わたしは知らないふり
ソルティードッグのふちで遊ぶ

小さなドーナツがひとつ、またひとつ
ぽかり ふんわり
もうとまらないドーナツ工場
いつつ、むっつ、ななつ
細く捩れてドーナツが舞う
ひとつひとつ穴に指差し入れて
触れてみたい

知らないひとのためいき
知らないひとのかなしみ
知らないひとの人生

732 :名前はいらない:04/02/09 10:16 ID:8G7oWbGB
またひとつ、ほわん、
思わず製造元を見たら工場長はすこしわらった
家族の誰かが病気なのですか
仕事がうまくいかないのですか
それとも
声のない問いの答えも、ふわん

人間って好き
瞬間瞬間に出会い別れる不思議な心の交差点も好き
ドーナツは途切れて
お客さんたちの弾ける笑い声が耳に戻ってくる

知らないためいきがきっと今も
どこかのかたすみで、ふうわり

733 :名前はいらない:04/02/10 11:19 ID:pXnn+t/A
「青鷺」

ボートは岸から遠く漂う

わたしの背中はボートのかたち
ボートが抱かれる水のかたち
湖は抱かれて大地のかたち

オールをはずしてしまいたい
届かないほど遠くへ
もう帰れなくなるように
オールを捨てたボートなら
湖はわかってくれるだろうか
寂しく荒れたわたしの心を
汽水をこえて外海へ
潮に流れてしまいたい
もう帰れなくなるように



734 :名前はいらない:04/02/10 11:20 ID:pXnn+t/A
山に巣を持つ青鷺が鳴く
巣を持たないわたしが泣く
鳥の声は響きわたり
わたしの声はボートに沈む

空いろの風
もう少し、吹かれていよう
そしてもう少し、わたしが洗われたら

湖いろの風
両腕をマストにてのひらで孕み
甲がむいた方角の岸に漕ぎ出そう

湖は夕方にむかっている

735 :名前はいらない:04/02/11 22:05 ID:6TDFvA94
「思い出  深夜のファミレスのカウンターで」

せつなさ100息
うらみのことば100種類
言いたかったきもち100通り
でも声にはならなかった
どれも違うような気がした
黙りこくって
黙りこくって

紙ナプキンで何羽も鶴折って
前髪が気になるふりして何度も指で梳いて
黙りこくって乾いた唇で
氷より冷たいことばを選ぼうとしたとき

わたしの左ひざをそっと包んだてのひらは
あんまり熱くて
あなたの体温よりももっと熱くて
深夜なのに店は混んでいたから
歯くいしばって声殺して
あなたの手の甲につめたてて
わたしは泣いた
顎の骨が割れるほどくいしばって
泣いた

体はあなたの手よりも熱くなり
ガラスのソースビンにそっと
人差し指で放熱してごまかした

会いたかっただけ
会いたかっただけ
バカヤロー

736 :しょうことの電話:04/02/12 09:36 ID:MMC75wZ4
もしもし、元気だった?
おお 生きてるぞ
そっちこそ死んだのかと思ってた
ゲラゲラ

年賀状きてないぞ、来たら出すつもりだったのに
こっちだってそうさ、この薄情者
ゲラゲラ
メールしたじゃん去年、返事きてないぞ
あんなのに何て返せばいいのよ
見なかったことにしといた
ゲラゲラ
あ、某青年から電話きたよ
今の君のアドレス教えてくれって
(ともだち2秒ほど沈黙)
……死んだっていっておいてください
そんなこといえないから
ずっと音信普通だと答えておきました
ゲラゲラ

忙しい?
うん、ものすごく
そっちもたいへん?
うん、わりと結構かなりむちゃくちゃにしんどい
なかなか世の中わたっていくのもタイヘンよね
食ってるか?
うん、今貧乏だから肉まんばっかり食ってる
158円のじゃなくて98円のね
ゲラゲラ

737 :しょうことの電話:04/02/12 09:37 ID:MMC75wZ4
ねえ、わたしたちってたまたま席が前後だっただけよね
うん 別になんか騒いでただけだよね
成熟してみたら(成熟って何よ成熟って ゲラゲラ)
趣味も考え方も男の好みもぜーんぜん違うニンゲンよね
今会ってたらきっともっと違ってたよね
うん
気も合わないよね、きっと
うん
変だね
ゲラゲラ

わたしたち、大バカだったよね
うん、ものすごくバカだった
信じられないほどのバカだったね
うん

結婚しようか
(ゲラゲラの嵐)
電話代高いんだから笑い声で時間食うのやめよう

今度会おうね
うん、別に話すことないけどね
だまってそこらへんぶらつこうね
いつも会おう会おうって言って会えないよね
いいんじゃないの?
ちょうど新幹線で二時間だからまんなかへんの駅あたりで


738 :しょうことの電話:04/02/12 09:38 ID:MMC75wZ4
けっこういやなこともありますよね、
ありますね、こっちの方が苦労してます
いえいえ、苦労では負けませんよあなたには
本当に会おうね、今年は一回以上
うん

じゃあね
うん、死んだら知らせてね
そっちもね
ゲラゲラ

ぷつん

なんだか
あのころに帰りたくなった

739 :640:04/02/12 15:54 ID:ikRoUlqB
「1月」  やりなおし

烏の翼が起こす風に
雀の群れは寒田を走り
偽アカシアの枝に隠れる

鳥たちの肺に氷点下の冷気
凍える赤い肢
ひよどりの声も掠れ

声に声に鳥は集まり
凍り散る稲穂を啄む
垣間見る冬のかなしみ
めぐりくる春を知ってか知らずか
ひよどり声たかく啼いて

偽アカシアに硬い新芽
鳥たちの羽根にこもる熱い体温
冬を生きる命の叫び

痩せた美しい鳥たち
凍てついた稲の刈跡
約束された春の訪れを
伝える術もなく




740 :名前はいらない:04/02/13 17:52 ID:GyprkDjC
「電話」

もしもし、わたしだけど
さあ、どなたですか
わたしだってば、いやだなあ

娘のことですか
そうです、わたしわたし、あなたの長女

わたしわたし詐欺もあるしねえ

遊ばないでよおかあさん
暇なのねおかあさん
ひとりでテレビ見てるのね

今週帰るよ、おかあさん

何時ごろ着くの、夕ご飯にまにあうの

早起きするからだいじょうぶ

運転気をつけて、待ってるから
ありゃりゃ、わたしわたし詐欺かも知れないよ
簡単に信じちゃいけませんねえ

いっしょにテレビ見ようね
おかあさん


741 :633:04/02/13 18:00 ID:GyprkDjC
「季節」→「冬」 七五調病のまんま

冬の公園厚い雲
すわるわたしの白い息
冬の公園手を当てて
ベンチと春を思い出す
春の今ごろ桜色
屋台が並んで踊る旗
弾む靴音笑い声
ベンチといっしょに思い出す

冬の公園日が翳る
蛙も眠って冬の池


冬の公園褪せた芝
ひゅうひゅう風が吹き渡り
冬の公園手を当てて
ベンチと秋を思い出す
秋の今ごろ金色に
染まって歩く散歩道
拾う椎の実銀杏の実
ベンチといっしょに思い出す

冬の公園日が沈む
凍った枯葉が走る風


742 :「桜」:04/02/13 18:10 ID:GyprkDjC
パンジー、プリムローズ、サイネリア
きれいでしょう、とエプロンのひとが笑う

リーガスベゴニア、レウイシア、ハツコイソウ
もう仕入れしきれませんよ
新しいのがどんどん出てきちゃって

葉っぱだけのアネモネ、カタクリ
これから咲きますよ
今買っておけば楽しめますよ

ブルーレース、スターチス、金魚草
今は一年中なんでもありだからね
桃の大枝を捌くのに大忙しの花屋さん
これからこれはかなり出ますよ、雛祭りまで


八重桜の鉢980円がいくつも
暖房に煽られてひらいた花弁は乾燥して皺よって
ああそれはね、やっと咲いて今朝出せたんですよ
咲いてくれないとわからないお客さんもいるからね

咲くはずのない桜が
濃い桃いろのとなりで
しらじらと

商売だから当たり前だし別にいいんだけど
色薄く
ほんとにそんなことわたしは気にしてないけど
哀しげに

743 :名前はいらない:04/02/13 18:50 ID:GyprkDjC
Googleの検索バーが突然
ピンクのハートをつけている

恐ろしい


744 :「チョコレート」:04/02/14 23:08 ID:md8FTN1h
もっと声出せ
うろうろしないで動け
売り場から離れた柱の陰で見張りながら
携帯で指示しているのは
しかめっつらの中年

バレンタインのチョコレートはいかがですか
トリュフおひとつから包装承ります
お好きなリボンの色がお選びいただけます
声を張り上げる女の子たち

あと2,3人補充してくれますかね
もたもたしてますし、レジもねえ
眉間のしわも隠さずに見張り人

745 :「チョコレート」:04/02/14 23:09 ID:md8FTN1h
商売うまくいくといいですね
女の子に女の子煽らせて
そう、バレンタインだから
あしたは大切なバレンタインだから

目標通り売れたらうれしいでしょう
帰り道で口笛なんて出ちゃうでしょう
実績認められるもんね

あしたはバレンタイン
恋してる女の子煽って煽って煽って
思うツボ
恋なくした女の子も
恋探してる女の子も煽って思うツボ

あなた
恋忘れてるでしょう
野菜みたいに叩き売ろうとしてるでしょう


746 :名前はいらない:04/02/15 00:16 ID:n3ieiIxy
Googleのハートが消えた

めでたし
めでたし
これで熟睡できる

747 :736:04/02/15 08:32 ID:QoTjjGMz
訂正
音信普通→音信不通

大バカ

748 :「宛先は秘密だ」:04/02/15 09:22 ID:QoTjjGMz
才能は雄孔雀のひろげた羽根のようなもの
人を圧倒し魅了しときには自己嫌悪すら与えて
きらきら輝いてる

でもね
体育館に貼られた数百枚の絵から
母親は迷いもせずに自分の子の絵を見つけるでしょう
上手下手じゃないの
名前も見ないのに必ずわかる

同じお弁当箱に同じおかずで作って母親たちが並べても
子供は即座におかあさんのがわかる
まっしぐらにかけよって叫ぶ
ぜったいこれ!
上手下手じゃないの
きれいだからじゃないの


749 :「宛先は秘密だ」:04/02/15 09:23 ID:QoTjjGMz
上手なひとが突然妙なのをつくると
何これ? らしくないじゃん
手抜いてるのかな、ネタ切れで失速かな、
それともわたしがおかしいのかな、なんて思うけど
もしそれがあなただったら
どうしたの、なにかいやなことがあったの
それとも人生観変わったの、どうしてそんなふうに思うの
なにか新しいことに出会ったの、なんていろいろ考えちゃう

わたしはあなたの詩をいくつか見つけながら
「あなた」を見ている
上手下手じゃないの
元気そうなあなたについ笑い出し
つらそうなあなたを不安に思う

何篇かの詩はいつしかつながり、結び
あなたがいきいきとうかびあがってくる
自分で「下手」とか言わないでね
ずっと見てるから

750 :名前はいらない:04/02/15 23:42 ID:a1Q7ytTR
696 :抑揚 :04/02/15 23:18 ID:5ANF+L45
「子守唄」

子供心にふしぎと思うほどに
健やかなる眠りに誘う母の歌が
僕という人を作り上げたのか

歌って日銭を稼ぐ女と笑われて
恋をしても生活の糧だと罵られた
そんな母が今は笑ってる

いつも行き止まる僕の行き方を笑いもせずに
賛成も助言もなく ただ放って置いてくれる

母を笑った人々が僕に自由を与え
僕から母の母親たる矛盾を奪った

感謝も憤りも
行き止まりで振り返る先に広がる
70年代と変わらない夕焼けが
時代がゆたにたゆたにと流れる間は
誰かが何かを失い続けるからと
生温い陽の光が諭すように眠りを誘う


751 :750:04/02/15 23:52 ID:a1Q7ytTR
えーとこれはさっき評価スレで見つけた知らない人の詩です
他にどこで書いているかはわかりません
「もっつあれら」だけは読みましたが

適当な評価をされるくらいならここでもらいます




752 :「おやすみなさい」:04/02/16 00:12 ID:bhE69Z3Z
次々新しい歌がCDショップに流れて
新人作家の本が書店に平積みされて
新しいお菓子が売り出されて
春の口紅が並ぶ

でも眠る前にあいたいのは
遠い明治のころの詩だったり
子供のときに親しんだ絵本だったり
昔聴いた歌だったりするのね

どうしてかわかんないけど
それで眠りにつくと
朝がやさしく来たりするのね

おやすみなさい
またあした

>>東芝
生きてるか


753 :名前はいらない:04/02/16 01:10 ID:bhE69Z3Z
汚れているから
きれいなものが見える
どろどろしてるから
透きとおるものが好き

醜いから
すれちがうやさしい心に触れる
矛盾だらけだから
迷いのないひとに焦がれて

見たいから
好きになりたいから
ひとつでも多くに触れたいから
ひとに焦がれていたいから

わたしは汚れてどろどろして
醜くて矛盾だらけ

どうも
それでいいらしい
そういうふうなわたしのままで
捉え続けていたいらしい

わたしは
目としてだけ生まれてきたらしい


754 :名前はいらない:04/02/16 09:00 ID:zZWCDjW9
  【愚痴スレッド】

都合によりしばらく愚痴スレッドになります

755 :名前はいらない:04/02/16 09:22 ID:zZWCDjW9
なぜ車を洗うと
狙いすましたように鳥が
糞をするのだ
しかも手が届きにくいところに

なぜ疲れて帰った日に限って
スイッチを入れた途端に
電球が切れるのだ

なぜお金がないときに
新聞屋さんが来るのだ
3925円は高すぎる
今のわたしには辛すぎる

なぜわたしの前のひとが
五つしかなかった肉まんを
全部買うのだ
予約していたわけではないが

なぜこんなに渋滞しているのだ
次の信号も青なのに
幼稚園児の手を引いた母親が
のんびり追い越していく

なぜわたしは
ここにいるのだろう

756 :「お金」:04/02/16 10:37 ID:wLqmhG84
あまりいろいろ拘らなければ
中古の船が500万
5人で買えばひとり100万
つないでおく費用だけで年60万

ひとり欠けたら負担が増える
だからがんばってるんだけど
お金使えないのは
けっこう辛いよ
マニキュアうすーくしたり
高いカットスタジオやめたり
モスでオニオンリング諦めたり


757 :「お金」:04/02/16 10:38 ID:wLqmhG84
コロンの瓶が
もうすぐからになる
ベビードール
好きなのに
新聞やめたろうか
肉まんなら32個になる
ベビードールひとびんになる

ベビードール
ベビードール
お昼ごはん一日おきにしても
ベビードールは諦めきれない
…お、その手があったか

穏やかな熱海の波
もうどこかにいる白い船
あと少しだけわたしたちを
待ってて

758 :「悲願」:04/02/16 10:43 ID:wLqmhG84
お願いします
お年寄りのかたいましばらく長生きしてください
恋愛中のかた早まって挙式しないでください

冠婚葬祭は辛いです

759 :「不機嫌」:04/02/16 11:43 ID:wLqmhG84
「うちの子がお世話になりました」
「この子がお世話になりました」
何度その言葉を聞きながら育っただろう

「どこの学校にいくの」
外で聞かれれば曖昧に笑って
なんとなくやり過ごしていたけれど
家ではいらいらしていた
外で他人と笑い
家に不快な感情を撒き散らして

ひとりにならなくてはいけない
他人の中で生きていかなければならないのに
他人とわたしの間にもうひとつ
緩衝材の役目を負ったものがあってはならない
家族とも他人のように
「人間」として生きている他人として
扱わなければならなかったのだ


760 :「不機嫌」:04/02/16 11:43 ID:wLqmhG84
ふしぎなことにひとり暮らしになると
家族とぶつかることはなくなった
会えばいつも和やかに
「元気」だと答えれば済んだ
知り合いのひとと話すように穏やかに
時が過ごせるようになった

友達とぎゃあぎゃあ騒ぎ
とてもひとに聞かせられないような
愚痴をこぼしあってふっとばして
わたしはひとりの家に帰る

わたしの不機嫌面をのみこむひとは
いないから
不機嫌にはならない

761 :「人工肛門」:04/02/16 12:11 ID:wLqmhG84
いつもぐちぐち難癖をつける男の人が
人工肛門になった

「文句だけなら誰でも言える」
「自分でやれるならやってみろ」
あんなに陰で罵っていたわたしたちが
もう一ヶ月も沈黙している
口にふたのできないわたしたちが
もう一ヶ月も話題に出さずにいる

難癖に言い返す気力を殺ぎ
文句を言おうとする気持ちを萎えさせ
わたしたちの誰もそれに触れない
誰もなにも言わない
そのひとの悪口だけすっぽり抜けて
そのままの
どういうわけか明らかに
従順になっているわたしたち
そのままの

よくわからない気持ちがずっと重い
その名も
人工肛門


762 :「情景1」:04/02/16 15:37 ID:CIWraaBx
19の冬、わたしは「信州郷土料理の店」にいた
店長の奥さんがお産間近だったので
三ヶ月の短期バイトだった
ハチノコやザザムシ、串揚げ、エノキのベーコン巻き
馬刺し、桜鍋、山葵蕎麦、焼き鳥、揚げ出し豆腐
暖簾は手垢で真っ黒に汚れ
「酔った学生さんお断り」の張り紙があった
学生街だったから

店長はいつも学生を「学生さん」と呼び
「いいですねえ、羨ましいなあ」と笑った
6時半から11時まで
「食事つき時給800円」のわたしがいた

8つの椅子のカウンターと
テーブル3つの座敷ひとつ
大鉢が3つ
里芋の煮たのだったり
キンピラゴボウだったり
肉じゃがだったり
べっこう色の大根だったり

店長と、見習いの19歳と19歳のわたしの
3人の冬だった


763 :「情景2」:04/02/16 15:47 ID:CIWraaBx
刺身皿の糸底をくりくり洗ったり
鉄のフライパンをお湯ですすいだり
桜鍋のコンロをセットして点火したり

決まって茶蕎麦の板ごはんを食べて
だんだんわたしは馴染んでいった
毎日帰る家のように

食べてみろ、と
丸々太ったハチノコやザザムシや
馬の刺身を客につきつけられても
わたしは平気で食べた
客はつまらなそうな顔をしたけど
実際わたしは平気だった

佐々岡さんが来た

764 :「情景3」:04/02/16 15:49 ID:CIWraaBx
佐々岡さんは中学を出て上京し
マクドナルドで訛りをからかわれ
いじめられて根をあげて
どら焼きの工場におちつくまで
職を転々とした
帰ってもいるところがないからさ
50歳の佐々岡さんはわらった
やけどだらけの、ものすごい手をしていた

製品として出荷できないどら焼きの皮を
大きな袋に詰めて持ち帰り
朝ごはんにしていた
マーガリン塗るとこれが旨いんだな
味に変わりなんかないんだ
いい卵使ってんだから

角が割れた皮
まだらになった皮
焦げ目が薄すぎた皮
ほら、もったいないだろ
全然たいしたことないんだよ
でも駄目なんだってんだから
山のように捨てられてるんだよ

毎日仕事の帰りに来て
ビール2本飲んで何か食べておしゃべりして
佐々岡さんは「おやすみ」と帰っていく
店長は佐々岡さんの顔を見ると
「お帰りなさい」と笑って迎えた

あの人が来た

765 :「情景4」:04/02/16 15:50 ID:CIWraaBx
「あの人」は毎日来るけど絶対名前言わない
 仕事もわからない」
店長がそっと言った
ビール注文して
2本半ごろからそろそろ揺れてきて
注文聞くと「なんでもいい」っていうから
見繕って毎日違うもの出してる
なるべく精のつくやつね

揺れてくる?

ほんとだ
目を閉じてゆっくりと
体をゆらゆら左右に揺らして
にんまり笑い顔してる
「いいことでも考えてるんだよ」
見習いの19歳が暖かな目を向ける

ゆら
ゆら
今度目をあけたら「あの人」は帰るよ
お、もうこんな時間だ、って
失敬するかな、って立ち上がるよ

ほんとだ


「こんばんは」
串田さんが入ってくる



766 :「情景5」:04/02/16 15:51 ID:CIWraaBx
串田さんは地質調査をしている
地質調査なんていってもねえ
土方だよ土方
トラックに乗って走りまわってさ
日焼けした顔でわらう

うちのはねえ
美奈子っていうんだ
不細工な顔してるんだけど名前は
かわいいだろ
名前がかわいいから、なんだか
名前だけ気に入っちゃっててね
名前だけなんだけどねえ
店長が答える
「羨ましいなあ、うちなんてもう
そんなのとっくにありませんよ」

「んなこと言っちゃってもう
また子供生まれるくせにさ、よく言うよ」
「いやあうちなんて
ちょんちょんってやったらできちゃって」

はいはい
聞こえてませんわたし

ひとりでふらりとはいってきた女のひとが
トイレから出てこない


767 :「情景6」:04/02/16 15:54 ID:CIWraaBx
ちょっと見てきて
店長が目で合図する

ノックしても無反応
ノブまわしたらかぎもかかってなくて
便器にまたがったまま
女のひとは吐いていた

抱き起こしたらそのひとは
わたしの黒いエプロンにまた少し吐いて
ごめんなさいね
ごめんなさいね
迷惑かけちゃって
ごめんなさいね

すぐ近くのマンションなの
ひとりで帰れるから、だいじょうぶ

店長は無言でわたしの方を向いて
首ふった
(無理だよ)

わたしは送っていく
ふらふら歩く女のひと
街灯もとぎれがちな幹線道路
寒々として立つマンション

768 :「情景7」:04/02/16 16:47 ID:CIWraaBx
びっくりしたでしょ
ちょっと覗いたらあんまり雰囲気がよくて
あったかそうで、いいなあ、って思って
おたくのお店にはいったの
(そんなこと言わなくていいのに
 気使って言わなくていいのに)
あたし
嫌な仕事してるの
とっても毎日嫌な仕事してるのね
いくらお金もらったって
本当に嫌なのよ

武富士にいるの

嫌な仕事しちゃだめよ
絶対後悔するから
わかった?覚えておくのよ
また必ず行くわね、いってもいい?
何度も転んだから女のひとのヒールは
ずたずたに剥がれてて

待っています、と
わたしは答えたけど
もう二度と来ないことを知っていた

店に帰ったらなんだか騒がしい

769 :「情景8」:04/02/16 16:49 ID:CIWraaBx
まっかな顔の大学生が3人
「あいてるじゃないですか
ふたりでひとつの椅子で充分ですよ」
あいてない
椅子はとびとびに2つしかあいてない

「すみません、ちょっといまいっぱいなんで」
店長の声は完全無視

うわ、なつかしいなあ
常連のおじいさんの禿げた頭を
大学生のひとりがピタピタ叩き出した

おやじも毛が薄くて
こんなふうな感じで哀れに後退してるんだ
俺もこんなんになるのかなあ
いや、ひとつよろしく
一斉にゲラゲラ笑い出す連れの学生たち
困った顔で、でも諦めたように
握手に応えるおじいさん

店長の目からふうっと
作り笑いが消えた

冗談じゃないよ
うちの大事なお客さんなんだ

770 :「情景9」:04/02/16 17:03 ID:CIWraaBx
………
数年のちに店をたたみ
店長は一家で長野へ帰った
「むいてなかったんだ
 いろいろやったけどむいてなくて
 この仕事はじめたけど
 これもやっぱりむいてなかったよ」
 
見習いの19歳も故郷の大島に帰り
店の跡は今小さな不動産屋になっている

19歳のわたしの冬

ときどきふっと思い出す
白熱球の橙色
あの女のひとが「あったかそう」って言った
店のあかり
カウンターの肌のいろが
飴色に照らされてつやつや

771 :名前はいらない:04/02/16 17:15 ID:CIWraaBx
訂正
>>759 家族とも→家族をも
>>763 板ごはん→晩ごはん(板は食えん)

ただバカとしかいいようがありません

772 :「時間」:04/02/18 18:24 ID:4iSldeZJ
とりあえず朝起きて、とりあえず夜は眠る

仕事にいくには靴とか服とか要るけど
その仕事でそういうもの買えるから
仕事やめないでいられるわけなんだし

ご飯食べないと辛くて仕事できないけど
食っていくために働いているのか
仕事のために食って命を維持しているのか
死にたくないから仕事をして食物を求めているのか
本当言うとわからないね

一応一生は生きていくつもりだけど
睡眠時間と仕事時間足して
それにどうしてもお風呂やトイレも抜かせないし
体のメンテとかセットアップ時間なども足して
通勤時間とか洗濯とか掃除の時間も入れていくと

…大してないのさ
好きなことしてる時間なんて
新幹線より速く休みの日は過ぎちゃうし


773 :「時間」:04/02/18 18:25 ID:4iSldeZJ
そんなふうに思うと
一生のうちの大部分は平和に同じように
淡々と過ぎていくみたいだけど
残ったほんのわずかな時間に
うわーっとしかいえないことがどっちゃりある

心臓発作としか思えないほど
心がばくばく暴れることがどっちゃり起こる
1分でもはやくひとに会いたくて
傘閉じて駅まで全力疾走したり
セーターのモヘアの毛がぺったり寝るまで
涙で濡らしちゃったり
環七の陸橋から意味もなく
星みたいに流れていく車のテールランプ数えたり
こないだなんて喧嘩して思わずグーで殴って
男の唇が切れてしまった

わたしは
そんな時間があるから
生きているんだと思う

774 :名前はいらない:04/02/19 10:04 ID:zRFrWg0+
「墓地」

落葉樹の小路に目印の白い椿
去年見つけた
百年前の童女の墓
吹き寄せられた枯れ葉に埋もれ

春にわたしが立てた
赤いかざぐるまが乾いて

ひっそり立つ小さな墓標
墓参りの人々は知らず
落ち葉を掃く手も知らず

寒椿の下に眠る
百年前の四つの子
刻まれた年号も薄れ
石の肩もまるく

今日供える白い小菊の一枝
藍色のお手玉もふたつ

わたしは手をあわせない
まるい肩を撫でて話しかける
じょうずになったらもひとつ足して
三つでもできるようにしようね
わたしも、まだへただけど

小さく眠る童女の墓
巡る夕暮れの風に
竹のかざぐるまが揺れる

775 :名前はいらない:04/02/19 10:49 ID:Eo/v+eAr
「すみれ」(恋のあと)

あはくすみれて、たほくざかりて

なのさわむれど、ねのたわらみ
おのふりえきて、けさなじかむ
いくさわめり、とふまつのほ、かうざわめり

まるむすぎれて、とひすぐれ
たずむすみれて、おくるすみれ

ほずむこよひな、むせこよいなど
ときしれ、いひしれ、つたひこよのえ
すぎさののさらとおくるも

あはくすみれて、たほくざかりて
えむかすらい、なうかうらい、うるるざかりて

はくらみて、とりみてとじしれいひしる
まきのまろみて、ともふちの

あはくすみれて、ひとじれて
あはくすみれて、たはくざかりて

こふらいの



776 :名前はいらない:04/02/19 10:56 ID:Eo/v+eAr
「夢の子」

弾けて落ちた夢の子が
涙といっしょにつぶやいた
ねえさんにいさんどこ行った
とうさんかあさんどうしてる

弾けて落ちた夢の子が
自分を忘れてみまわした
ともだちともだちどこ行った
けむしもカラスもなにしてる

弾けて散って夢の子は
どこにも行き場がありません
はなし相手もありません

かわいていきます
いてください
きえていきます
みてください

弾けて落ちた夢の子は
なんだかすっかりあきらめて
顔をおおって待ってます
いないあしたを知ってます




777 :名前はいらない:04/02/19 18:27 ID:9H9/W+X/
「青い毬」

波いろ雨いろ流れいろ
いろんな音の糸まぜて
くるくる括ってできてます

あなたのななめにあたったら
とおくころがりかくれます
あおいくさむら息ひそめ
さがす足音待ってます


あさいろつゆいろゆうべいろ
いろんな顔の糸まぜて
きりきりねじれてできてます

あなたのこころがさわいだら
小石にあたってあらぬほう
坂道いそいで砂まみれ
ぽろぽろおとして泣いてます

ゆびでぬぐってゆうべいろ
いとはし継いで夜明けいろ

やさしい耳に気づかれて
わたしの芯には鈴のおと

778 :名前はいらない:04/02/21 09:34 ID:BfAS00++
「心の中は」

鼻に酸素の管が挿されたので
わたしは少し笑ってしまった
鼻呼吸などするゆとりはなかったから

かわいいひかりのたまのかたち
わたしの心音は電子音になり
ぴょんぴょん目の端を飛んでいく
向かいのナースステーションからも
ぴったりあわせてぴょんぴょん聞こえる
お、見事なシンクロ

犬のように息をしても肺は
破れたゴム風船のようだった
ついでだから舌もだして
本物の犬のまねをしたりした
吸っても吐いても痛かった
でも心の中で喝いれて
自分を励ましながら呼吸した
やめるわけにはいかなかったから

779 :名前はいらない:04/02/21 09:35 ID:BfAS00++
すべての声が煩かった
見られているのが嫌だった
歩けるならトイレか庭の隅に隠れて
ひとりでがんばりたかった

すべての手が煩かった
誰にも任せずいたかった
死ぬにしてもひとりでやるだけやって
死体も見られたくなかった

「今夜はみなさんいられますか」
ドアのところで話す声がして
思わずわたしは少しわらった
「できれば帰っていただきたい」
出ない声でつぶやいて

象みたいだな

780 :名前はいらない:04/02/24 14:19 ID:Ez4NQbIa
「雪」

重くて脆そうだった

てのひらで受けようとしたら

突き抜けて足元に落ちた

かしゃーん

かなしい声だった

細かすぎて集められもしない

水のかけらになった



781 :531:04/02/24 14:21 ID:Ez4NQbIa
「欅に」

おしあてた両手からたちまち
肘まで伝わる幹の色
めぐる血まですっかりあなたの色になったら
枝にしてつれていってください

もうもどれない胸を吸い上げてください
揺れる幾千もの葉隅々にまで
わたしの水をおくらせてください

このまま風に揺れて雨に濡れて
あなたと季節をおくれるものなら

つれていってください
葉の囁きにいつも耳を澄ませていましょう
あなたの思い出
俯いた涙
譲れないわけ、遠い景色、あかい傷口
引きちぎられたかけら、新しい夢、笑い声、それから


瘤にして
あなたの樹齢にそっと寄り添わせてください

肩を胸を、首筋の脈を熱く辿られながら
もう頬まで染められていきます

つれていってください

782 :名前はいらない:04/02/25 05:31 ID:eSFoqq6z
>>781の4行目「枝にして」は削除忘れ

なかったことに

783 :名前はいらない:04/02/26 17:59 ID:NF08hasD
「鮟鱇」

なんだって皮を嫌うんだ
鮟鱇は身以外が命なんだぞ

わたしたちはくすくす笑う
だってゴムっぽいし、ぶよぶよしてて骨も怖いし
白菜や椎茸は大丈夫なんですけど

白髪で禿の先生は溜息をつく
むかしは、こんな栄養のあるものは
食べたくても食べられなかったんだ
贅沢な世の中になったもんだ

くつくつ湯気をたてて鮟鱇鍋
あんなに気難しかった先生が
退職してからいつか穏やかに
自分の話なんかするようになってる

味噌の香りでいっぱいの部屋
ライターに火がつく音
来るぞ来るぞ来るぞ
いっせいに5人のバカは鍋に集中するふりをする
昔の話が出たらとまらないぞ


784 :名前はいらない:04/02/26 18:00 ID:NF08hasD
「痩せた眼鏡の学生がふたり栗林の続く道をゆく」

汽車を降りて、バスに長いこと揺られて
降りてからまた坂道
黄金色の紅葉、ワカサギのいる湖
山深い秋
妹を見舞う友達はいつも無口だった
食料はもう乏しくて
持っていくものもろくになかった

葉書が何通も下宿に届いた
お兄さん会いにきてください
きてください
もう痩せるところがないほど細い少女だった
ひとつに編んだ髪を辛そうに手で隠した
汚れているんです
今日とわかっていたら
頼んで髪を洗ってもらったのに
汚れているんです

どうにも貧弱な昼食が手もつけられず
午後の病室に冷えていた
なんだか、今日だけは食欲がなくて
前にきたときもその前もそう言って
恥ずかしそうに彼女は笑った

785 :名前はいらない:04/02/26 18:01 ID:NF08hasD
「湯気は部屋にたちこめて」

それが、全然汚れてなどないんだな
むしろ僕たちよりはるかにきれいな髪なんだ
決して山の空気のせいじゃなくてきれいなんだな

粗末な部屋なんだが窓が大きくてね
まるで額縁をかけた秋の見事な絵なんだよ
今の日本が嘘のようで
見とれてしまった

立ち上がろうとした誰かがよろめいて
わたしたちはゲラゲラ笑う
たちこめる鮟鱇鍋の湯気
頬が赤い友達
他人の割り箸間違って使ってるバカ(わたし)
場違いにも小銭などばらまくアホ

(誰か相槌うちなさいよ)
(おまえが打てよ)
(そっちこそ)
(嫌だ)

にこにこしながら彼女は言ったんだ
体力がまだないから手術はできないんですって
もう少し食べられるようになったら
考えると先生が、


786 :名前はいらない:04/02/26 18:05 ID:NF08hasD
「鍋はぐつぐつ煮詰まって」

先生の顔はまっか
わたしたちは全員知らんぷり
熱い湯気

いや、助かるはずもなかったんです
ろくな食べ物だってないし
だいいちもう体がうけつけないんだから
もちろん、当然ながら駄目だった

ひとりで話してる先生
禿げた頭皮までまっか

うたが好きなひとでね
ノートにいろいろ書いていた
本も好きでね
本を一番喜んでくれた
それでもお姉さんが梨を持って会いにきてくれたら
つれて帰ってくれつれて帰ってくれと
ひどく泣いたそうだ
僕たちの前ではにこにこしてたのにね

787 :名前はいらない:04/02/26 18:07 ID:NF08hasD
「鍋は煮詰まりきって」

もうあまり昔のことになったから
見せてもらったうたもほとんど忘れてしまった
いや、ひとつふたつは不思議に
今も残ってるんだけど

亡くなったときは実に気の毒だったねえ
実に気の毒だった
実に気の毒だった

誰かが肘でお銚子を引っ掛けて
わたしたちはぎゃあああああっと立ち上がる
おしぼりおしぼりおしぼり
店の座布団店の座布団店の座布団
あとはめちゃくちゃ

もうこんな時間か、と
先生が言う
来年は泥鰌にでもしようか

いやです先生去年泥鰌でした
河豚にしてください
ゲラゲラ笑ってお開き
鮟鱇のにおいに送られて

788 :名前はいらない:04/02/26 19:05 ID:pq/NSnMf
「うたは命と共に消えるようでいて」

先生は夜中に心臓発作を起こしてもういない

時々今でもわたしたちは話す
だってさ、あんなのどんな顔して聞いてればいいのさ
困っちゃうよねホント
困っちゃったよね

あの時泥鰌まずかったね
うん、でも途中から味全然わからんかった
もともと苦手だったけど
なんだか牛蒡の味もわからなくなったね
隣のおっさんの足が臭いの忘れたね

そう
先生その話するの2回目だった
泥鰌屋さんでみんな聞いた
きついから鮟鱇鍋のときは知らんぷりしてたのさ
2回目はあのひとのうたまでいかないうちに終わったけど

でもバカ全員覚えてる
あのひとのうたふたつ、完璧に

第一泥鰌屋さんで書いてくれた紙まだあるんだよ
酔ったときの独特の字でふにゃふにゃと残ってるんだよ
だから当分
消えないのさ

789 :名前はいらない:04/02/27 23:02 ID:thTM1MXd
乾いた足場で
ひたすら石を運ぶ
肩に食い込むこの石は
ピラミッドの、どこになる
今潰れても横の男が
その男が倒れても次の男が押し上げ
なんということもない

石の落ち着き先が
ピラミッドの、どこでも
昨日力尽きていれば妹が
妹が死ねば隣の女が押し上げており
どうということもなかった

そんなものだ
蜃気楼すら指差せぬこの世界で
積み上げていくとはそんなものだが

歯に首に砂がこびり付いた子供たちが
いつまでも笑い転げている
駆け回り、突つきあい、弾んで
楽園にいる小鳥たちのようだ
山のような切石の半分はおそらく
おまえたちに用意されているというのに

ひとつでも急ぎ多く石を運ぼう
その幸福な笑い声が
一日でも長くあることを願って

790 :名前はいらない:04/02/27 23:17 ID:thTM1MXd
「死」

死はいつもわたしを忘れないで
そばにいてくれる

陸橋から見た轢死体だったり
夜中に聞こえる救急車のサイレンだったり
友達の納骨式だったり
猫との別れだったり

「大丈夫、最後には必ず助けてやる
 俺が引き受けたらもう永遠に誰も
 おまえを苦しめたりはできない」

音もなく散っていく花だったり
目覚めなかった栗鼠だったり
切り落とした髪だったり
老いた人の力ない足取りだったり


いつか抱きとりにきてくれる死
わたしはいつでも確かな約束に甘えて

安心して思い切り今を遊んでいる
今の苦しみを味わえる
そのときまで、暖かく見守られ

791 :やりなおし:04/02/28 11:29 ID:EBZrM6UM
死はいつも近くにいて
わたしに囁きかけてくれる
救急車のサイレンの音
コップの割れる音
きしりと鳴る心臓も
遠ざかる列車の響きも

死はいつも形を変えて
わたしに会いにきてくれる
ころんとした蜘蛛の屍骸
突然舞いこむ死亡通知
はらはら落ちて消える花弁も
老人の頬にひろがる染みも

死は一番確かな約束
いつか去る日に抱いていってくれる
暖かい腕
もう何にも苦しめられることはなく

約束に支えられているから
わたしは幸福に生き
幸福に苦しんでいける

近くでまた頼もしい声がする
忘れないから、安心して笑っていていいよ
思い切り遊んでいていいよ

792 :名前はいらない:04/02/28 11:46 ID:EBZrM6UM
一行一行が短いから
縦に長くなってしまうのか

「アポトーシス」

わたしは人間の形をした生物だが中まで人間になるためのアポトーシスが未だ
完了していない 「こんなものさ」と声高に叫びはじめたらその時点で
おそらくわたしはただ酔いしれて漂うだけになるだろう 愉快な会合やら
ピクニックやら2時間もかけた食事やらで埋め尽くそうとするだろう でも
追うものがいつもそんなのだったらわたしは自分を覗き込んだときにいったい
どんな円グラフを

大バカの嵐  そして突然きのう訪れた不幸の手紙

793 :名前はいらない:04/02/28 12:03 ID:EBZrM6UM
「不幸の手紙」

拝啓 時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

賃貸契約を更新してほしければ家賃一ヶ月分に更新手数料も足して
3月末までに来い。
手数料には消費税も添えて払え。
印鑑も身分証明書も連帯保証人の判も持って来い。
身分証明書等はコピーする。

                    敬具


794 :歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :04/02/28 12:28 ID:2TTYOz0N
プロの人かな?
薬っぽいね

リアルだけれど
演技性深いね

ひととおり読んだら
でも他の人と違うの
わかるね

リアルだね
本当に近いね
でも演技性は強いね
他の人と違うの
わかるね

795 :名無しはいらない:04/02/28 15:25 ID:eKpejUdX
「・・・吉野家・・・」

ぼくんちの今日の夕食は牛丼
お母さんお手製の牛丼

お客はいない
従業員はいない
お金は払わない
カウンターはない

ぼくの名前は吉野太郎
ここは吉野家のようで吉野家じゃない

明日から一人暮らしをはじめよう
どこか遠いところでこっそりと

796 :名前はいらない:04/02/29 06:29 ID:1Ibso3/P
「牛丼」

昼休みでも手が離せないとき
吉野家にいくひとに頼んで
買ってきてもらってた牛丼

きしきしこすれる容器の音が少し苦手で
でも充分まだあったかくて
割り箸わるのにたいてい失敗した牛丼

蓋の裏の水滴を中にたらさないように
慎重にあけて
七味半分紅生姜半分かけて
大きなたまねぎから最初に食べた

夜お店の前を通ると明かりがあったかくて
まるで吉野さんちの子供たちが
おなかすかせて帰ってきて
夕ごはんに食らいついてるみたいだった
今子供たちは
いつ見てもあんまり帰ってきていない

ごはんがあとに残っても嫌で
先にごはんがなくなっても嫌で
微妙なかげんが難しかった牛丼
家で作ってみたらすき焼きの残りみたいな
変なのしかできなかった

牛丼  吉野家の牛丼
なんか寂しい

797 :名前はいらない:04/02/29 06:39 ID:1Ibso3/P
「夢で会いましょう」

明け方の夢であなたと風の草原にいた
草を食む馬の白い息
わたしたちの白い息
どこだろう
雲が垂れこめる無彩色の草原に
夜明けが近づいていて
つめたい指押しつけあって笑って

その前には知らない観光地で
地図片手に大喧嘩してた
疲れてレストランにはいったら
メニューが1000種類もあった

そのまた前には三日月の夜
お化け屋敷に忍び込んで
どえらいことになっちゃった
抱き合って涙目で絶叫しちゃった

いつも
なんだかふたりでいる
今でも
夢ではふたりでいる

たぶん、次の夢でも
あなたと冒険にいく

798 :名前はいらない:04/02/29 07:17 ID:1Ibso3/P
「予測外」

信じている
チャラにしたい
裏切りたくはない

守っていきたい
守られたいのはこっちだ
放り投げたい

勝手に涙が落ちる
頬がひりひりして不快だ
ただの水分に決まっている

地道に暮らしている
愚かにも舞い上がっている
沼底に潜んでいる

咲いて差し出している
閉じて憎んでいる
封印しようとあがいている

俯けば両の胸に落ちる涙は
馬鹿な恋を諌める力もなく
冷やす力もなく


799 :796:04/02/29 10:37 ID:6xUDrMsI
訂正

大きなたまねぎから最初に→はじめに大きなたまねぎから


バ カ で す

800 :東芝:04/02/29 14:10 ID:9ZzJWLRd
>>三菱

ゴメン、しばらく2ch離れしてた。
お詫びにバカな詩を

「石庭グラップラー」
竜安寺を訪れた。とっても綺麗な石庭が
子連れによって荒らされた。ガキ追いかけるヤンママが
砂利を撒きつつ荒らしてた。見かねて飛び出た和尚が
ガキにティンポを蹴られてた。泡噴き倒れる和尚を
ヤンママ気付かずふんずけた。未だ冷めやらぬ憤慨に
オレが遂に腰上げた。はしゃぐクソガキ目掛けて
オレ一発ぶちました。泣き喚くクソガキを
眼にしたヤンママ キレました。オレに詰め寄るその姿
怒れる闘神のそれでした。オレ逃げずに身構えた
俺達石庭グラップラー。


801 :「予想外」やりなおし:04/03/01 10:56 ID:ak1v3V5z
信じている
チャラにしたい
裏切りたくはない

守っていきたい
守られたいのはこっちだ
放り投げたい

勝手に涙が流れ落ちる
ひりひりして不快だ
ただの水分に決まっている

地道に暮らしている
愚かにも舞い上がっている
沼底に潜んでいる

咲いて差し出している
閉じて乾いている
封印しようとあがいている

俯けば両の胸に涙は
諌める力もなく
冷やす力もなく


802 :三菱:04/03/01 11:10 ID:ak1v3V5z
>>東芝

ごろごろにゃおん 



803 :名前はいらない:04/03/01 11:58 ID:Zs8MymAp
「幸福な散歩」

まだひとの誰でもなくて
その他の誰でもないわたしが
くるくる回るかさ差して
雨に笑われながら歩いている

柔らかな雨粒の重み
淡い色しかないわたしの心
毎日がいつも幸せなわけじゃないけど
しっとり雨のぬかるみは
わたしの大事な散歩道

いなせな心もちたくても
一歩一歩テヌートつけて
鈍重に歩む人生の

いさぎよい心でいたくても
何度もふりかえり手をふって
さよなら引きずる人生の


出会いと別れくりかえして
痛みやら憎しみやらたくさんの泥はねを
外から内から浴びながら
いつかきれいな黒いいろになれるまで

回るかさでくるくる笑い
重るぬかるみに転びながら
いつか本物の泥だんごになれるまで

804 :名前はいらない:04/03/01 12:44 ID:XE54yQoD
「め」

すきまゆめ
こわれゆめ
めざめて

ゆすらうめ
ゆれるうめ
あかいうめ

しらずそめ
おもいそめ
しみわたり

いきをとめ
かげひとめ
あしとめて

あいたいめ
おいたいめ
あめ

805 :名前はいらない:04/03/01 12:46 ID:XE54yQoD
「すごく細かいこと言わせてもらえばだね」

地下鉄の駅の冷え切ったトイレがきらい
しらじらした鏡がきらい

知らない大勢で食事するのがきらい
正面むいて口あけるのは
なんだかいや

水道の蛇口がきゅっとなくのもきらい
見えないひとの泣き声に
触れてしまったようで

拾えないこねこの声がいつか途切れるのもきらい
見捨てられたのはわたしなのが
はっきりわかるから

遠ざかる海はまだ見えてるのに
波音と別れる瞬間にはいつも
どこかが少しゆれる

手首をもって高く上げられると
わたしの裸の胸が突き出して晒されるようで
ものすごく殺してやりたいほど
嫌なんだよこのヤロー

806 :名前はいらない:04/03/01 14:59 ID:t5Sg1Oho
「深く長い夜には」

深く長い夜には生きていたい
いつも置き去りにして走っているけど
深く長い夜のなかでは、闇の力を借りて
名前を

わすれて
あしたの段取りや
つまらない意地や拘りを

すてて
クリーニング屋さんの券や
冷蔵庫の卵の数や
定期の期限なんかも

追いやって
内側に耳を澄ませ
脈打つ生物のからだを聞くと

リンパ球はごうごうと腺を巡り
足の小指が脈打っている
喉が腋が大音響で時を刻んでいる
雌は絞りあげられ闇に熱い吐息を吐き

深く長い夜には、からだの声だけで生きていたい
闇の力を借りて
名前を

わすれて


807 :東芝:04/03/01 15:18 ID:Cczi9ogb
>>三菱
寂しがらせて御免よタマ。

808 :名前はいらない:04/03/02 23:15 ID:w0GBEViq
「ことり」

強風にころころ転がる
茶色のかたまりを拾った
卵より小さくて手のひらのくぼみにぴったり

包んだ手のひらが悲鳴をあげた
こんなに寒い夜なのにどうしてこんなに熱いんだ
ここは人通りが多すぎるし
暗くて蹴られまくっちゃうよ
だから、うちじゃだめ?

茶色のかたまりは答えてくれなかった
あたりまえさ、迷惑な話だもんね

うちで一番きれいな缶に
土の色に一番近いハンカチ敷いて
暗くして、音殺して

809 :名前はいらない:04/03/02 23:17 ID:w0GBEViq
かさり
しばらくして、ことり
今また、かすかに、ことり

わたしは思わず、くすり
教えてくれたね
そう、あなたはことり
最後の日の、あなたの音

わたしと、脚の折れた雀と
静かに夜を過ごしている
棺にするチョコの箱には
コシヒカリの粒しきつめたるわい
だから、心配しないで

ほんの少しだけ先に行く命

また、ことり、かすかに

810 :三菱:04/03/02 23:22 ID:w0GBEViq
>>東芝

にゃあにゃあにゃあにゃあにゃあ
にゃあん 

…バカだ(泣


811 :名前はいらない:04/03/03 00:28 ID:85XBCR7a
「かのちゃん2」

おかあさん
うちはおとうさんとおかあさんと
おにいちゃんとかのちゃんだから
いつかおじいさんふたりと
おばあさんふたりの家族になっちゃうのよ

本気で心配してるかのちゃん

おかあさんはやっぱりわらって

だいじょうぶ、絶対そうはならない
おかあさんの言うことは全部ほんとだから
安心して、かのちゃん

みんな年寄りのうちになっちゃうかと思って
怖かったの
だいじょうぶならよかった
ああよかった

まだ、そこから先は聞かないでね、かのちゃん
どうしてだいじょうぶなのかは
もう少しあとになるまで


812 :名前はいらない:04/03/03 10:45 ID:eFrjo/Z1
外環道の夕暮れに車は
富士の影を遠く捉える
すっくりと高い山のすがた
裾野の角度に、その頂に
晴れた空の下で
はるかな富士の険しい冬を思う

東北道の朝に車は
清々しい安達太良を見る
どんな絵にも再現できない山のいろ
遅い春を待って眠る蕨
広大な裾野を指で追い
噴火に失われた頂の高さを思う

宍道湖の午後には車をとめて
水面の輝きに酔って歩く
オールを休めて少女が目を閉じる
一人乗りのボート
海ととけあう水に松の枝影が揺れ
去年出会った白い鷺を思う

813 :歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :04/03/03 11:35 ID:c7y73mNp
三菱さんってプロなんですか?
なんか2ちゃんに書き込むのは勿体無いような詩ですけど。

814 :名前はいらない:04/03/04 11:29 ID:rqtAW/DW
「書店」

立ち読みしていたわたしの背になにかがどすん、
思わず振り向いたら立ちつくす子供がいた
まあ、餓鬼だからしょうがないな、などと
ぼんやり思った瞬間
みるみるうちに
子供の顔が耳が真っ赤に染め上がり
そのほてりが伝わってきそうなほど熱いのがわかった


一年生になりたてのころ
教会の長い廊下が嬉しくて嬉しくて弾丸みたいに走ってて
曲がり角でわたし
ロビン・ウィリアムズみたいな体型のシスターに激突したのね
ぼすん、と頭がシスターのぶっといおなかに
めりこんだのよ

あらまあ、おやおや、
そんな目で彼女はまじまじとわたしの目を
覗き込んで

815 :名前はいらない:04/03/04 11:30 ID:rqtAW/DW
全身の血が沸騰して爆発するかと思った
ごめんなさい、の声も出なかった
その間おそらく数秒(わたしには一時間)
じりじりと後ずさりかけたとき
大きな手が頭にそっと置かれ
そのまま頬に滑り降りて
ぽんぽん、とやさしく叩いてにっこりわらって
ふわり、とベールの彼女は去っていったけど
しばらくその場でわたしは固まっていた

怖かったのよ
大人が怖かったのよ
どんなにやさしい親戚のひとでも大人は怖かったのよ

許してもらえてないような気がして
この餓鬼はその後
シスターを見るたびにこそこそ避けるようになったのさ


816 :名前はいらない:04/03/04 11:31 ID:rqtAW/DW
すみません
息のような声で言って子供は去った
さっきまで聞こえていた友達との笑い声が嘘みたいに
まるでみるみるしおれたかなしい花みたいに
真っ赤な頬のいろでわたしを打ちのめしたまま

あたしゃ
あんたのこころを取り戻したいよ
思い切りやられちゃったんだなこれが
その頬のいろに

ありがとう


817 :三菱:04/03/04 11:58 ID:rqtAW/DW
>>813

>>748>>749の宛先は「歌川からす様」だったんでい




818 :名前はいらない:04/03/04 16:50 ID:JOG3tqmR
「次にもし男に生まれ変われるなら」

次にもし男に生まれ変われるなら
バカボンのパパみたいなおやじになりたい
鼻毛ぼうぼう出してガニマタで
もうむちゃくちゃかっこ悪くて
でも本人はけっこう幸せ

サラリーマンだったらきっと女の子たちに
いやよねーホント目障りよねーすごく
チビだし痰がいつも絡んでるような声で
話しかけられるとぞっとするよねーなんて
思い切りいつもバカにされまくってるけど
うちに帰ると

やさしいおかえりなさいが迎えてくれる
拗ねて畳をむしっていれば
なにかあったんですかって顔のぞきこんで
額にやわらかく手をおいて
熱がないかどうか確かめてくれて
にっこり

819 :名前はいらない:04/03/04 16:51 ID:JOG3tqmR
転げまわって足バタバタさせて
ワンワンないてもいいおやじ
子供にバカにされまいとして
付け焼刃の学問に走らなくてもいいおやじ

にっこり
いいじゃありませんか、ひとにバカにされても
パパはがんばってるじゃありませんか
パパのいいところはわたしがちゃあんと
わかってますよ
わかってますから

うわーん、ママー
おやじは鯨の潮みたいな涙吹き上げて
ママにしっかり抱きついて泣くのよ
で、またそれを無神経にバカボンが
ポカンと見てたりしても
ハジメちゃんがまつわりついてきても
絶対離れないで気がすむまで泣くのよ
ママは、きたねーひげ面をちょんちょん、と
あやしてくれるのよ

820 :名前はいらない:04/03/04 16:52 ID:JOG3tqmR
次にもし男に生まれ変われるなら
バカボンのパパみたいなおやじになりたい
鼻毛ぼうぼう出してガニマタで
もうむちゃくちゃかっこ悪くて
でも本人はけっこう幸せ


でも女にしかなれなかったら
バカボンのママみたいにきれいじゃなくていいから
抱きついてわんわん泣けるような
やさしい胸を持てるひとになりたい


821 :名前はいらない:04/03/04 23:43 ID:FCoNL8fo
「最前線」

あまりに美しい月にひかれて
塹壕を離れ出会ってしまった君と僕と
少しだけ鎧をはずして
向き合わないか

夜明けになればまた号砲が轟きわたり
今度こそ僕たちはとまれなくなるだろう
お互い死ぬまで走り続けることになるだろう
でもこんなに美しい月の下では
せめてそれまでのひとときでも
鎧をはずして

君の国の子守唄を歌ってくれ
僕の故郷の歌のようにやさしく

君の妻の瞳のいろを教えてくれ
君がキスした涙まみれの頬の感触も
列車に乗り込んだ小さな駅の名を
足元に咲いていた見知らぬ花の名前を


822 :名前はいらない:04/03/04 23:44 ID:FCoNL8fo
息子の得意なうたをきいてくれ
君の子供であるように、微笑んで
ハモニカを辛抱強く何週間も教えて
いまでは僕よりうまくなった

暖かな母の料理が僕は恋しい
君の母親もきっとことこと何やら煮込んでは
君を待ち続けているのだろう

こんなに美しい月の下だから
せめて少しだけ向き合わないか

鎧をはずして
最後の夜に

823 :名前はいらない:04/03/05 08:04 ID:bA/t5GlX
「喉仏」

そんなに大きなのがあって
下を向くとき
じゃまにならないの

おまえにだってあるさ
大きな親指が
かるくわたしの喉を捉えた

指は銃口のようだった
ちょっとの気まぐれで
わたしの命は
なくなるようだった

息が凍りつき
怯えを隠すために
目を閉じた

「撃ち抜いてください」

気づかずにいた
わたしのこころの声だった


824 :名前はいらない:04/03/05 10:06 ID:Ofbfrqhy
「無題」

疲れてしゃがみこんだ子供を軽々と肩に抱えあげて
のんびりとまた父親はゆく
足をゆらゆらさせながらかわりに歩いてもらう幸せを
とうにわたしはなくしてしまった

日の落ちた住宅街にあたたかな煮物の香りが
ふんわりと漂っている
帰宅時間にあわせた暖かい食事に迎えられる幸せも
もうわたしは手放してしまった

かわりに与えられたものは
自分のにおいだけの心の部屋だったり
夜更けにはじめる気まぐれな遊びだったり
ベランダにコートを着て夜明けを待つような
小さな自由だったりする

働かなければ食べ物はないし
熱があれば一人布団で震えていなければならない
眠れなければ文字や音楽を友に
くるしい胸は両手でつつみこんで
朝を待たなければならないのだ

懐かしい時間を抱きしめながら
今を生きて、あすをくらして
わたしはどこへゆくのだろう
どこにたどりつくのだろう

825 :歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :04/03/05 11:11 ID:npuy6aQu
>>817
それってなんだかすごいことだなぁ。
人に読まれてるんだな、っていうのを実感させられます。
素直に嬉しいですよ。

やっぱりなんだろう、周波数みたいなものがあるんだな、きっと。

826 :名前はいらない:04/03/05 16:34 ID:6rpNubyt
てっきり抑揚氏かと思ってた。>宛先

827 :三菱:04/03/05 18:32 ID:8NAl/h2/
>>826さんへの長い手紙」

あのね、その名前だとわたしと同じでしょ(泣

とりあえず、こんにちは
歌川からすさんはこのスレッドの折り返しあたりで一度
来てくれて、「奇迷裸」を見つけてからずっと
読んでるのね

ところが2月あたりから、自分がつまらない人間だとか、
俺の人生って一体なんだろうとか、
がっかりするような凡庸さだとか劣化コピーだの
人生が既に終わっているだの
どんどんドツボに入っていって
バレンタインにはなんとついに

omnia sol temperat

どうしたの
どうしたの
どうしてそんなに煮つまっていくの
悩むのはいいんだけど

828 :三菱:04/03/05 18:32 ID:8NAl/h2/
だけどスレに闖入できないじゃない
だからここに書いたのね
あなたは、たったひとりしかいない大切な人間なんだって

でも今戻って読んでみたら
宛先が違うように思えるのも無理ない
次にくっついてるからw

わたしは詩の技量とかじゃなくて
いつも書いてる「ひと」しか見えないのよ

こんな過疎スレ読んでくれて、ありがとう
もし今度きてくれるなら
あなただって、わたしにわかるようにしてくれw

風邪ひかないでね


829 :名前はいらない:04/03/05 19:07 ID:5Vg8tHtP
>三菱さん

長い手紙、届きました。
実は、そのような経緯があったんですねw
陳腐な推理を展開してしまったようで(汗
くだらないミステリの読み杉かもしれませんw
とりあえず、バカは風邪ひきませんので(笑

長居してもあれなんで、早々に。
ではでは。

830 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/07 02:15 ID:NwWZA8lN
母さんが糸を巻いていた
首をすこしかしげて
いまにも
鼻歌でも歌いだしそうに

玄関で音がして
糸は転がった
ぼくはその糸を眺めていた
橋の上から眺めていた


まだ糸は転がっている
やがて畳のへりにぶつかって
ぽちゃんと音がした

ルゥルゥと猫がないていた
それにつられて僕も
ルゥルゥとないていた

831 :名前はいらない:04/03/08 11:06 ID:in+JXZyw
「最前線」やりなおし

あまりに美しい月にひかれて
塹壕を離れ出会ってしまった君と僕と
せめて少しだけ向き合わないか
鎧をはずして

夜明けにはまた号砲が轟きわたり
今度こそ死ぬまでうちあうことになるだろう
誰にもとめることはできないのだろう
でもこんな月の下では
せめてそれまでのひとときでも
鎧をはずして

君の故郷の子守唄をうたってくれ
僕の母のうたのように目を閉じて聴こう

恋人の瞳のいろをわらいかたを教えてくれ
君たちのまちに流れる美しい季節の音楽を
湖畔に咲く白い花の名前を
声もなくわかれた小さな駅を


832 :名前はいらない:04/03/08 11:07 ID:in+JXZyw
僕の故郷にも青く澄んだみずうみがあって
空を旅する鳥たちが憩っている

辛抱強くハモニカを練習して
いまでは僕よりうまくなった息子の
得意なうたをうたわせてくれ
僕の肩車をたかくこえるような
逞しくやさしい男に育ってほしい

君の家もきっとことこと何やら煮込んでは
帰りを待ち続けているのだろう

こんなに美しい最後の月の下だから
せめて少しだけ向き合わないか
二度と会えない君と僕と
鎧をはずして

833 :名前はいらない:04/03/08 12:16 ID:1fXtq2RU
「さくら」

さくらがさいた ぽん
さくらがさきはじめた                
虎猫は無関心               ぽん
指差したって見上げもしない
もちあげて花びらに鼻ちかづけても
いやな顔                      春

さくらがぽこり、ぽこん
うっすら春のおとたてて
                  ぽこり          蜜柑の木は無表情
隣をちらりと見もしない                 
自分のことでせいいっぱい          さくらといえば
枝に棘
                    ぽこぽこん
さくらが次々  ぽこぽこぽこん
もうとまらない
ポップコーンみたいにもうとまらない        さくらもち
これからはじまるさくらの洪水
街を覆うさくらの山並み
さくらのなみ                    お花見だんご
                  ぽこ
さくらさくら         春
ぽん                            ぽわん

             ぽこぽこ     道明寺

ぽわん                       ぽこん
                   さくらもち      道明寺

834 :「ゆくひとへ」:04/03/08 15:22 ID:1fXtq2RU
窓辺にいても
あなたがすきとおっていくのがわかります
きのうまでの唸り声が嘘のように

いくら手をにぎりしめても
あなたの痛みはわたしたちをかなしく覆うだけで
わけてもらうことはできませんでした
ほんのわずかも

今あなたはすべてを手放してゆきます

大きな音でドアが閉まっても
もうあなたは聴覚を手放し
注射針の刺される痛みも
家族のよびかけるかなしみも
これから訪れる春も手放し

内臓がやさしく仕事をやめるにおいがします
あなたが旅立つにおいがします
いきものとしてのあなたがのこしてゆく
なまの息の風です

すべてに別れを告げて
青くつむられたままの美しい瞼で
あなたはいくのですね

告別式の日には
もう少し桜がひらいて
共にあなたを見送ってくれるでしょう
その色でやさしくつつみこみ
穏やかな法事になるでしょう

835 :「PAIN」:04/03/08 16:22 ID:+0M70R8U
男が苦しんでいるときは
背中から抱きついて胸の熱をつたえながら
しゃくりあげる心の声を
静かに聞いてるしかないんだけど

いつか男はやっぱり男だから
わたしのまわした手の甲を
逆になでてくれていたりする

わたしは
役にたたないわたしがかなしくて
どうにもかなしくて
ぼうぼう涙なんか出ちゃって
よしよし、どうしたとかいわれちゃって
説明できなくて
隙間から少しだけふたりが逃げていく

わかるよ、なんて言えないけど
わかってないと思わないで

無理にわらってくれなくていい
そんなことするくらいならわたしの胸に顔を埋めて
硬い髪だけなでさせて

わたしも、なんて言えないけど
俺だけだって思わないで

そんなのが、恋してるときの
PAIN

836 :名前はいらない:04/03/08 17:06 ID:+0M70R8U
「西瓜とおぢさん」

おぢさんは西瓜をぶらさげて
とぼとぼ師走の駅前通りを歩いていました
西瓜西瓜西瓜西瓜西瓜西瓜すいか
あのおぢさんが冬にすいかを

一気に教室中に話は広がり僕たちは笑い転げました

生徒の顔もろくに見ず
勝手に計算式解いて勝手にすすみ
テストの間はぼんやりと外ばかり見ていて
死んだような目の数学教師でした
緩んだ頬など一度も見せませんでした
くたびれた背広としらける授業でした

笑いものにして
笑いものにして
あれだったら生きているとはいえないよ
死んだほうがましだよと陰口叩いて
僕たちはいましたが


837 :名前はいらない:04/03/08 17:08 ID:+0M70R8U
クリスマスのあとに奥さんが亡くなったことを
2月に誰かが知りました

おぢさん
腎臓の悪い奥さんを看病して2年も
どんなに僕たちがうざかっただろう
仕事どころじゃなかっただろう

西瓜が食べたいと奥さんが言ったことを
母が噂で聞いてきました

おぢさんは僕たちなんて見えてなかったんですね
僕たちもおぢさんを人間だと知らなかったのですね

厨房だった僕の苦い思い出です
冬の西瓜を見ると今でも
心がひりひり痛みます
いつまでたっても痛みます

838 :名前はいらない:04/03/08 17:24 ID:+0M70R8U
「最前線」3回目  しつこい(泣

あまりに美しい月にひかれて
塹壕を離れ出会ってしまった君と僕と
せめて少しだけ向き合わないか
鎧をはずして

夜明けにはまた号砲が轟き
今度こそ死ぬまでうちあうのだろう
誰にもとめることはできないのだろう
でもこんな月の下では
せめてわずかなひとときでも
すべてわすれて

君の故郷の子守唄をうたってくれ
母のうたのように目を閉じよう

恋人のわらいかたを瞳のいろを教えてくれ
君たちに廻る美しい季節の音楽を
湖畔をふちどる白い花の名前を
声もなくわかれた小さな駅を

839 :名前はいらない:04/03/08 17:25 ID:+0M70R8U
僕の故郷にも青くみずうみがあって
旅立つ鳥たちが憩っている

辛抱強くハモニカを練習して
僕よりうまくなった息子の
得意なうたをうたわせてくれ
僕の肩車をやすやすと超え
逞しくやさしい男に育ってほしい

きっと君の家でもことこと何やら煮込んでは
君を待ち続けているのだろう

こんなに美しい最後の月の下だから
せめてもう少しだけ向き合っていよう
君と僕と惜しんでいよう
鎧をはずして

840 :名前はいらない:04/03/09 12:20 ID:KAn2JlyN
どんぐり
くぬぎ
秋の日
都会の小さな林
木の実拾うふりして
しゃがんで泣いた

静かな
夜更け
春の日
風に揺れる欅
幹に両手おしあて
すがって泣いた

真夏の

海辺
靴にたまる砂
虻を追うの忘れて
痛くて泣いた

もうすぐ
消える
冬色
山椒の枝に新芽
アゲハの卵待ってる
やさしい乳母の木

841 :5t以下小型船舶操縦:04/03/09 13:16 ID:GKSS306r
「のしゃ、この線から出んな、危ないけん」
流木を足元に置かれたら小さな子供はもう出られない。荒い岩肌ぎりぎりのライン。
裸の中学生が6人、一斉に海に潜っていく。息をつめ前のめりで子供は
次々浮かび上がる真っ黒な腕を待っている。
「浅いとこにもまだおっど」得意気にサザエ、アワビ。

浜に積んだ流木にさっそく火がつけられる。
「うあああ」きらきら光る子供の目。よちよちついてくる彼が邪魔にされたりはしない。
30をこえる貝の山。漁協の組合員にならなくても中学生は大目に見られている。

殻をはずし、火傷しないようにふうふう息をふきかけ、年かさのやさしい目はもう
嬉しくてたまらない。かぶりつく子供、飛び散る貝の汁。夏の海のおやつ。
子供の目は漁の達人への尊敬でいっぱいだ。照りつける太陽、穏やかに凪ぐ日本海。
「こぼすな」子供の口のまわりはもう絶望的に汁まみれだ。別にかまうこともないのだが、
一応中学生は大人として声をかける。

カンカンと釘を打つ音が響く。造船所からかすめてきた板で中学生たちはそれぞれの
船作りにまた没頭し始めている。筏やら漁船風やら箱舟式やら様々だ。危ないからまだ
金槌を持てない子供に、口々に声がかかる。「乗せてやっけん、一番に乗せてやっけんなあ」

子供の目はきらきらと海の色にも負けずに光る。幸せそうなくすくす笑いが続く。海に育つ
夏休み。


842 :名前はいらない:04/03/09 13:45 ID:q7T6Beld
「夜」

疲れて眠る夜には
わたしはあなたにすわるの
ひざのかたちあわせて
椅子みたいに

背中からすっぽり抱かれて
とろとろ眠りかけてると
いつかあなたは波になるのよ
ゆっくり満ちては引く
波になるのよ

知らんぷりして流して
夢に落ちかけると
あなたのてのひらがわたしの胸で
きゅん、って泣くのよ

でも知らんぷりして
わたしはとろとろ

とろとろ、夢の国へいくの
ひとりで

843 :842:04/03/09 19:15 ID:+cmhzLfp
訂正

ゆっくり満ちては引く→ゆっくり寄せては引く

もうとまらないバカの嵐(大泣

満ちるのは潮  寄せるのが波

わたしのバカヤロー


844 :名前はいらない:04/03/10 16:12 ID:68pcuXEp
シートベルトしめたらそこらへんのCDかけていいよ
でも風が強いからちゃんとはきこえないと思う
暖かくなってもう春の空ね
ぼんやりかすんで       
                 車は外環道から東北道に入る
               風がびゅうびゅう鳴っている
             80キロ制限  わたしは静かに速度を落とす
                    
ふたりで、すこしだけ走りにいこうか
こんなにきれいに晴れた午後だから
大丈夫わたしは安全運転
一度もつかまったことないじゃん
                 いつか180キロ出したら車は嫌がった
               当たり前だよね、ポルシェじゃないもんね
             無理させてごめんね       
               

もう少ししたら一気に視界がひらける
そこらへんに上だけ見えるのはラブホ
高速から降りて行けるはずもないのにね
あのころは夢中で走ってて気づかなかったね
ベルサイユ
パール                

845 :名前はいらない:04/03/10 16:13 ID:68pcuXEp
                   坂を上りきると
                 左ぎりぎりに建つ高層マンション
               右には昔ながらの2階立てが続いて
              あのころと変わらない東北道の景色
             吹流しの位置も同じ    大きな橋を渡って
                            
今年は桜がはやく咲くんだって
もううっすらピンクになりかかってる
数え切れないほどの桜並木
ずいぶん増えてるね
                   佐野 藤岡  乾いた山中に一本
                 燃えるような梅の木が立っている
                山に入る目印のように
               宇都宮まで55分    混雑する休日のSA
               
何もなかったように青い空だね
何もなかったように、ふんわり            
               トラック、ベンツ、高速郵便車、グランディス、
             左は桜並木
           風に雲がちぎれていく   春の、スフレみたいな雲
                 

846 :名前はいらない:04/03/10 16:14 ID:68pcuXEp
ウインカーなしで縫ってくるグレーのBMWがいる
かかわらないで前に流そう
温度がもう2度も下がってるね                   
                わたしは助手席にあなたの面影をのせて
              たったひとりで生きている
            たったひとりで走り続けている 
          あなたはわたしの車を知らない     
どこまでいこうか 
宇都宮を過ぎちゃったから              
那須高原までいこうか
450円の鮎買って牛乳飲んで
そこから引き返してこよう
もうけっこう何回も行ってるよね


だいじょうぶ           矢板にかかったら大声で歌うたって
              大声でバカな歌うたって
            杉の森を右に見ながら    気づかないふりして
          あなたの命が消えたカーブをこえて 

847 :名前はいらない:04/03/10 16:15 ID:68pcuXEp
まったく
どえらいことになっちゃったもんだ
ほんとにもう
                今度くるときに桜は満開になっているだろう
              桜の波がわたしをむかえてくれるだろう
            かなしいほどきれいな桜が    山いっぱいに
          PAいっぱいに植えられた桜が、今年も                
                                
ちょうど帰るころには夕焼けが見られるよ
富士山もくっきり見える          いっしょに見よう
遠くて小さいんだけどいつも嬉しい
見つけられただけで嬉しい  富士山                                     
                 塗りかえられた鉄塔がくっきりと美しく
               山をつないで立っている     赤と白の
             巨大なキリンの足元をわたしは走りぬける
             
あなたの知らない青い車にあなたを乗せて
わたしの生涯にずっとあなたを乗せて

あなたの左頬遠くに牧場が見えてるよ




848 :名前はいらない:04/03/10 23:05 ID:vk/BpMeq
「河童」

群青色の川面から
ぬらり
保護色でつるんと顔ぬぐって笑った

あんまり長く座っていたから
日暮れに気づかずに草編んでいたから

「やあ」

川べりをゆく電車の警笛なのか
カラスのなく声なのか
親を呼ぶ子供の声なのか

いない河童に
陽気な挨拶まで加わったんじゃ
もういけないや

帰ろう
ひとりの窓に明かりをともすために

ぽちゃり

いない河童もゆっくり
川底の家へ帰っていく

わたしを心配する
もうひとりのわたしが

849 :名前はいらない:04/03/11 07:38 ID:zDx3NMTo
青い特急列車が
気づいてくれなくてもいいんだ
横風をくれるなら

白線ぎりぎりに立って
ぶわああん
かばんもこころも浮きあがり
ほわっとわたしはひとりでわらえる

目を閉じるのが秘訣さ
元気な風は少し涙にいたいからね
耳をふさぐのも秘訣さ
まだあのひとの声がどこかににじむからね

両肘あげて表面積ふやして
ぶわああん
花粉みたいにきれいさっぱりふっとばされて
くすっとわたしはきのうをあきらめる

青い特急列車が
通過してしまってもいいんだ
遠ざかる姿を指で追って
見送るのもたのしいから


850 :名前はいらない:04/03/11 13:31 ID:HDa/uqbt
夏がくる前に、とわたしは日付にしるしをつける
来月よりは来週が、と友達と約束する
今週中には住民票をとりにいく
でもきのうはしらなかった

エレベーターで降りて紅茶を買いにいく
なんて今なんだろう
異国からの観光客がゾロゾロとおりすぎる
なんて今なんだろう

信号機の故障で交差点が混乱している
なんて今なんだろう
通り過ぎてゆくときはいつも

わたしはあしたのわたしをしらない
5年先のすみかをしらない
納められる墓をしらない
それでもやっつけ仕事のように流れてゆく日々
落ちる毎夜の眠り

5年前のわたしは今の心をしらない
10年後のわたしもそのあしたはしらない

流れてゆく

851 :名前はいらない:04/03/11 17:10 ID:QGGV03ri
「けんちゃん」(長いぞw)

けんちゃんはパン屋さんではたらいている
自分の店を持つことはできないから
いつまでたっても店員のままだ
でも毎日変わらずふわんふわんふわんのパンを焼く

女子高生のお客にけんちゃんは真顔で言う
ああ、このパンが売れるとうれしいなあ
ぼくはこれが一番好きですから
まあるくて真っ白でおっぱいに似てる
おっぱいはちょうどこんな感じなんだよね
嫌がりもせずになじみの彼女はくすくす笑う
「またきてね、おねえさん」
彼女は本当にやさしく手をふって帰っていく
本当に、やさしい目をして

踵をぴっと正して「それだけがとりえですから!」というのが
けんちゃんの癖だ
ほめられたと思ったら必ず大真面目にそう答える
けんちゃんに嫌味は通じないから
いつか「いつもノー天気でいいなあ」とからかわれたときも
やっぱり嬉しそうにそう答えた
新米の兵隊さんみたいに

852 :名前はいらない:04/03/11 17:12 ID:QGGV03ri
けんちゃんの理想のひとはみゆきちゃんだ
演歌の好きなけんちゃんの理想のひとは川中美幸
みゆきちゃんはいいなあ おかあさんみたいでさあ
あんな嫁さんがいいなあ、みゆきちゃんがいてくれたらなあ

けんちゃんは53歳
心臓疾患もあるし左足にも障害がある
熱を出すと決まってそのまま肺炎までいってしまうと
パン屋さんのご主人は心配している
けんちゃんは3万8千円の部屋に一人暮らしだ
家族はもうバラバラでつきあいもない
アパートの保証人はご主人だ
倒れちゃったときが不安だよ
たぶんあんまり長生きする人間ではないから
けんちゃんとご主人は同じ歳


853 :名前はいらない:04/03/11 17:13 ID:QGGV03ri
ミスをしてきついことばを投げられると
けんちゃんはおろおろと唇を震わせてなみだをぽろぽろこぼし
ぷいっと帰ってしまって呼びにいくまで三日も四日も来ない
ご主人があんぱんなんかを持って訪ねるともうにっこにこ
「頼りにしてるって頭下げるからねえ、戻ることにしたんです」

お酒が好きなけんちゃんの鼻の血管はアルコールで拡張してしまって
いつでも鼻のてっぺんが赤い
なにやらあやしい飲み仲間などもいて
月に一度ぐらい安い風俗店に連れて行ってもらう
けんちゃんはそこがいちばん好きなところだ
土曜日に朝から鼻歌が出ていれば
必ずその夜は池袋だ
「ディズニーランドにたいなとこだよ、ほんとうだよ」
けんちゃんがディズニーランドに行ったことはない

854 :名前はいらない:04/03/11 17:15 ID:QGGV03ri
訂正  下から2行目

ディズニーランドにたいな→ディズニーランドみたいな

バカヤロー(泣

855 :名前はいらない:04/03/11 17:16 ID:QGGV03ri
売れ残ったパンをお店の隅で晩御飯にして
みんながいるところで食べるご飯はいいなあ、と
笑うけんちゃん

頼んでないのに急に思い立ってにこにこと
「歌をプレゼントします!」 
渡哲也なんか歌いだしちゃうけんちゃん

お釣りなんか一生間違ってていいんだよ
一生きれいなまま生きていく
少し白髪のめだちはじめたけんちゃん

長生きしてね

長生きしてね


856 :名前はいらない:04/03/12 09:41 ID:Qyvm1YPB
Microsoft Bookshelfから

し【詩】 〔文学の一形態として〕自然・人情の美しさ、人生の哀歓などを語りかけるように、
また社会への憤りを訴えるべく、あるいはまた、幻想の世界を具現するかのように、
選び抜かれた言葉で表現したもの。〔広義では、渇き切った現代人の心に憩いを与える
純粋で清らかなものをも意味する〕

さんぶん【散文】
音数に制限なく、韻も踏まず自由に書きしるした文章。 ⇔韻文

いんぶん(ヰンブン)【韻文】
1 〔漢詩や賦など〕韻をふんだ文。
2 〔詩や和歌・俳句など〕韻律を持った文。 ⇔散文

さくぶん【作文】
―する
(何かの課題で)文章を作ること。また、その文章。
〔体裁を整えるために文章を書いただけで、内容を伴わないものの意にも用いられる。
例、「―に過ぎない報告書」〕

857 :名前はいらない:04/03/12 16:38 ID:XyH3a981
「別れ」

ああ、おいしそうですね
でも、もうすこしあとから
たった一口分のアイスクリームにそのひとは笑って言った

いつのまにかひとつひとつ
最後まで残った鞠をを足元に落とし出している
次々てのひらを離れていく淡いいろの鞠

水が飲み込めないからくすりはもういいです
ぽとり  ころころ
ひとつ静かにどこかへ消える

もう漏れるばかりだから輸血もいいです
ぽとり  ころころ
またひとつ痩せた手が手放す

もっとおはなししていたいけどなんだか疲れてしまって
ぽとり

明かりがつらいから少し暗くしておいてください
ぽとり

いいえ のどは渇きますけどかえってむせて苦しいから
ぽとり

858 :名前はいらない:04/03/12 16:38 ID:XyH3a981
夏と秋とが重なる夜
秋の気配に耳を澄ませて

ああ、虫が鳴いている、僕は夏を越せたんですね

おにいちゃんおにいちゃん
おにいちゃん
家族が呼びかける
でも「家族」というなまえの鞠も最後に
ぽとり、とやさしく手放して

もうなにも持たずに
かけつけた秋と少しだけ笑いあって
ひとりでさよなら

859 :名前はいらない:04/03/12 18:21 ID:AsWkArUc
「うさぎ」

うさぎうさぎしあわせか
7匹生まれて3匹死んで
農家のひとにもらわれた
4匹うさぎしあわせか

納屋につまれた芋袋
齧って食べてしかられて
ひっそりないたりしてないか

大きなカラスに狙われて
ゆるんだ網戸のすきまから
離れておびえてないだろか

かあさんうさぎにあいたくて
ひとりでにげたりしてないか
林に迷ってないだろか

4匹うさぎしあわせか
あかいめをしたうさぎのこ
たおした耳がないていた
別れを惜しんでないていた



860 :名前はいらない:04/03/12 18:33 ID:AsWkArUc
訂正
ひとりでにげたり→こっそりにげたり

4匹なんだからひとりでにげるわけがない

バカ

861 :名前はいらない:04/03/13 02:18 ID:GEKlwCR1
「ひみつ」

ええとね、右手だしてみて
そこにね、見えない卵一個そうっとのせてごらん
てのひらが卵のかたちにまあるくなっちゃったね

くるっと裏返して
鍵盤の白いところに、すとん
シュークリームみたいにふわっと指ひろげたら
ほうら、右手がもうピアノをひけるかたち

じゃあね、きょうは指を1本ずつ呼ぶから
その指だけぴょんってあげてあいさつしてね

小指さん、小指さん、ぴょこん
まあ元気がいい
親指さん、親指さん、ぴょこん
うわ、はやいね親指さん
中指さん、お願いします、ひょこん
あらら、長いからちょっとおもそうね
薬指さん
薬指さん、呼びましたよ、もしもし、薬指さんだけなんですけど


862 :名前はいらない:04/03/13 02:28 ID:GEKlwCR1
心配しないで
そんなに心配しないで
あのね、この指だけはね、どんなひとでもぜーったいに
じょうずにあがらないの

帰ったらおかあさんでためしてごらん
ぜったいおかあさんじぶんでびっくりするから
はじめてのきょうの
最初のひみつ

二番目のひみつは
このつぎに教えてあげるね


863 :名前はいらない:04/03/13 03:47 ID:GEKlwCR1
「料理」

用意するもの
豆腐 醤油(ポン酢も可) 楊枝(プラスチックも可)

調理手順
皿にのせた豆腐の上からそっと1センチ角に縦のきりこみだけいれる。
(くれぐれもここで鰹節胡麻青葱生姜紫蘇を用意するなどの
 小賢しい技に走ってはならない)
醤油を適量かけて、豆腐がしみじみそまっていく風情を楽しむ。

食し方
あまり風情に気を取られていると水が出てえらいことになるので、
楊枝で垂直にひとかけずつ刺して食べていくのが正当であるが、
この場合無神経に端から進むのではなく、5個に1個の割合、2個抜かし、
互い違いなど趣を変えてたのしむのがよい。豆腐はできれば、背が低いほうが
うまくいくかと思われる。
(不器用な輩は木綿豆腐にするのが賢明であろう)
半分程進んだところで大抵建築物は崩壊するから、あとはまあ投げやりに
してよい。
わたくしは思いついてのりたまを振りかけてみたが、複雑な味になった。

864 :名前はいらない:04/03/14 08:15 ID:0pIFEW1z
わが胸のあつきに
むなさきふるえ
いとしき名をなぞらん
仕草もまねん

過ぎた季節の
いろを惜しまん
いきいそぐはなの
こころに添わん

かなわぬおうせ
夢をわたりて

わが胸のあつきを
はるかおくらん
夜に手をのべ
つめたき風に

かなわぬおうせ
夢に重ねて

わが胸のあつきは
こいにこがれて
よしなしうたを
君に届けん

君の窓をたたかん
夜風になりて

865 :名前はいらない:04/03/14 08:24 ID:0pIFEW1z
「あなたにはきっとこれがラブレターだということがわからない」

あたしのまわりは
まいにちがおまつり
とくに楽しいことがおこらなくても
いきいきした街の景色にかこまれて
あかるいテラスでともだちと飲む紅茶があって
ながれてゆく風がさやさやと心地よく
やすらいだ気持ちになれれば      
さびしさなんて忘れていられる
さむい冬の道もうたいながら歩ける
でもほんとは
うたいながらポケットの右手ではいつも
書いたばかりの手紙をそっと引き裂いて
ただちいさな紙くずにかしゃかしゃまるめてる
だけどどうにも捨てる場所は見つからなくて

石のベンチにひとりでこしかけて    
あちこちに散らばるポップコーン数えたり
いちどに羽ばたく鳩たちを見送ったりしてると
すこしだけつらかったあの夕暮れのいろや
気づけなかった笛の音を思い出したり    
目で確かめられないものが
いちばん大事だったのに今ごろ気づいたり  
泣いても悔やんでももう遅いけど
あれからもう季節はいくつも過ぎて
あれからもうあたしはなにかを少し失ったまま


866 :865:04/03/14 08:43 ID:0pIFEW1z
「会いにきてください もう一度 一度だけでいいから」

ななめ読みでこれにあっさり気づいてしまったひとは
きっとわたしが愛しているひとです

867 :名前はいらない:04/03/15 07:01 ID:bWq7exK+
「夜に」

あなたをたいせつに思う心は
いつもわたしの胸を熱くします
あなたが走り書きしたサインを何度も指でなぞっては
シャイなしぐさをこっそりまねしています

もう帰るはずもない
あなたとの淡い思い出
春の花もきっと
あっという間にひらいて消えてしまうのでしょう

あなたと笑いあうしあわせな夢が
どんなにわたしの夜を癒してくれているか
伝える術もありませんが


868 :名前はいらない:04/03/15 07:02 ID:bWq7exK+
あなたをたいせつに思う心を
この窓辺からそっとおくりましょう
両手を眠れぬ夜に差しだし
ひんやりとした風にたくして

あなたとの夢から醒めるたびに
もう幾度なみだを流したでしょう
かなうはずもない、逢瀬をくりかえし

特に用事などないのです
ただ、話しかけてみたいだけなのです
遠く離れてしまった今では

ひとり眠るあなたの窓を
夜風のふりをしてそっと訪れ
あなたをたいせつに思う心を
かすかにでもとどけられたらいいのに

869 :名前はいらない:04/03/15 07:16 ID:bWq7exK+
わがほほに
けものみちあり

なみだといふけものの
みちすじあり

よたびたどりて
ちひさきののはなが
ちのいろにもえおり

870 :名前はいらない:04/03/15 11:52 ID:rPhyPdz+
「あの頃」

どちらも生意気で意地っぱりであやまるのが苦手
あんまり似すぎてるから前世はひょっとして
ふたごだったのかと思いました

小さいころ好きだった歌もテレビ番組も同じ
似たような系統の本にふたりともはまってて
テストではいつも同じ科目に苦しんでた
音楽きくなら小規模系統
オーケストラよりアンサンブル
アンサンブルよりカルテット
どういうわけかふたりとも
「ちゃんちきおけさ」が完璧にうたえて

おとこともだちおとこともだち
ほんとにたのしかったのに
かたほうおんながばれてから
どうにもきまずくなっちゃって

871 :名前はいらない:04/03/15 11:53 ID:rPhyPdz+
お互いのたぬきうどんの底に七味をどっぷり潜ませて
ひいひい苦しみ食べながら
意地悪の仕方まで似るのは奇跡に近いなどとアホ丸出しに
図に乗っていたふたりです
今にして思えば超超超アホです

どちらも生意気で意地っ張りであやまるのが苦手
あんまり似すぎてたからある日大喧嘩したまま
もとに戻れなくなりました

おとこともだちおとこともだち
ほんとにいいやつだったのに
きゅうにおんながばれたあと
どうにもかなしくなっちゃって

中年すぎてもたまに会い
屋台で茶碗叩いてちゃんちきおけさ大声でうたえるような
お互いネクタイゆるめて家庭の愚痴なんてこぼし合えるような
そんなふたりでいたかった

今ごろ記憶喪失になっていてくれると
いいのだが

872 :Mana魔名:04/03/16 01:18 ID:xv/vCUKU
実に白く細い線
大きい魚、泳ぎ遊び
赤い糸で吊り上げられる
通りでおしゃべりする女の子達
髪を結い、白亜の首筋うるわしく
あそばれおかされおぼれてしまう
風乗れないこの想いはいつから忘れ去られ
濡れる頬にきらりと光り、指先には何も無い

873 :名前はいらない:04/03/16 04:00 ID:ZQTVeLrn
「アクセント・音符」
                     と                     
               た    ひ                                                
    ら     た           つ
  く     い    ま       
さ     さ              


             み       と
          と   て     ひ
               た      り
    し   っ                       
  た   そ           
わ            
       
だ れ も          
      い な      
               あ け
          い         に
             よ
          
    り             
  と   き り        け     
ひ              あ    
          の         に
             よ           

874 :名前はいらない:04/03/16 04:48 ID:ZQTVeLrn
「白い糸で結ばれる(ことば遊びはむずかしい)」

わたしの白いコートが春の今も
うすれていくふたりの季節を懐かしんでいる
あなたといつもわらって過ごして
帰らないときの儚さに気づかず
たのしいできごとをただ当たり前みたいに味わっていた

くすり指結んで見つめあって微笑みあってふたり
いられればそれだけでよかった
恋におぼれて、先のことなんてどうでもよくて
こころ逸るままに、愚かに過ぎた日々の名残りを



875 :名前はいらない:04/03/16 15:20 ID:FrR4jlNK
「白い糸で結ばれるかも」

日暮れの白い半月に
渡る黒々鴨の群れ
塒は何処冬の夜の
彼等の何れ辿り着く
(高々と長い一声
 短声で切なくふたつ、またひとつ長く引いて)

飛び行く群れのゆく空に
安らぐ住家の近きこと
嗚呼霜柱の音軋み
いや増す冷気をゆく鴨の
膨らめる羽根軽きこと

祈りて川原にただひとり
疲れた裳裾で立ち尽くす


876 :名前はいらない:04/03/16 15:23 ID:FrR4jlNK
懲りもせずもう一発だけ

「白い糸で結ばれる 無理だ」

岸に寄りそいボートは春の湖水に
白い船尾を洗われている
濃い夕闇に迎えられてボートは
最後の仕事を今日も終えた
人影も途絶えた船着場
既に灯も落とされて 微かな水音だけの

眠る前にボートはひとり思い出す
差す木漏れ日の眩しさに弾けた笑い声を
野薔薇のような頬を膝小僧を
すれ違うボートに振られた白いつばの帽子を
知るはずもない子供の名 いくつも反芻して

眠りにつく孤独なボート
降り注ぐ星の下で 微笑みながら
ただ水音を子守唄に 揺られて




877 :名前はいらない:04/03/16 15:42 ID:FrR4jlNK
>>875は「鴨」
>>876は「観光ボート」

頭わるいからもう言葉あわせは

やめます

878 :「宝くじにはずれた哀しみのうた」:04/03/16 21:41 ID:Wei6QdzZ
夢の かけら ちぎってすてた
白い 紙のきれはし
夢の かけら かすかに泣いて
風に なみだふかれて

夢の かけら 見送るだけで
あたし 何もできない    
夢のかけら あたしもあした (みみら らしど れみししらそし
きっと あなたとおなじ   (そそふぁ ふぁふぁどし そらら


夢の かけら 枯葉にまぎれ
風に つれていかれる
きのう 買って きょうで おしまい
もう ふりむかないで 

夢の かけら 見送るだけで
あたし 何もできない
夢のかけら あたしもあした
きっと あなたとおなじ


夢の かけら 忘れないで
あたし いえにかえるね
夢よ あすは ちがうどこかの
ひとの こころに生まれて

夢の かけら 見送るだけで
あたし 何もできない
夢のかけら あたしもあした
きっと あなたとおなじ


879 :名前はいらない:04/03/16 22:00 ID:Wei6QdzZ
>>東芝
ごめん、うっかりあげてしまった
殺してください(大泣

880 :5t以下小型船舶操縦:04/03/17 04:54 ID:jOnR1WJa
島にはひとつだけ山があって、展望台から大陸が見える、
本土ではなくて大陸だ。女は月に一度やってきて、ぼんやりと
景色を眺める。白内障のすすんだ目にぎらぎらと光る海の色は痛い。

ふたり暮らしだった92の母親をおととし失って、とうとう女はひとりになった。
夏の日の明け方、母親は入り江に浮いているところを漁師たちに発見されて
騒ぎになった。家からほんの数分下ればそこは海だったし、夜中に母親が
抜け出したことに彼女が気づけるはずもなかった。泥のように眠っていたのだ、
いろいろなことに疲れて。年々不調になっていく自分の体に、呆けて一日中
財布を探し回る母親との暮らしに、若いころと同じようについてまわる
こまごまとした近所づきあいに、村の行事に。
ここにくれば半日はひとりですごせる。


881 :5t以下小型船舶操縦:04/03/17 04:56 ID:jOnR1WJa
老人性欝でよくあることだと医者は言った。けれども当たり前の話だが
村の噂は避けられなかった。
「実の娘に冷たくあしらわれて辛抱できなかったんとちがうか」

はて、と女は考える。そんなつもりも意地悪をした覚えも自分には毛頭ないが、
そう周りの人間が思うならそうだったのだろうか。

戦争中台湾に疎開していた数年を除けば、親子は一度も島を離れることなく
暮らしてきた。親戚の結婚式で一度大阪のホテルに泊まったきりで
旅行にでかけたこともない。毎朝この山を仰ぎ、この山の下で、70年。


882 :5t以下小型船舶操縦:04/03/17 04:57 ID:jOnR1WJa
タバコと花札が何よりも好きで、近所のひとを集めては昼間から花を
打っていた母親を彼女は思い出す。これ以外に何の楽しみがある、と
世間体を思いたしなめるといつも母親は答えた。とうさんが台湾で死んだに、
あとは苦労ばっかりだったに。
それでも医者に、煙草か長生きかどちらかを取れといわれた日から
すっぱり煙草を断った母親を彼女は少し不思議に思う。それでも、そんなに
やっぱり生きていたかったのだろうか。

おばあさーん、
わたしもおんなし呆け方をするのだろうかねえ、
声に出すことはないが海に向かってそう聞きたい気持ちに女はなる。
二度と答えてはくれない、生涯共に暮らした母親に呼びかけたくなる。
顔つきも体質もそっくりだとよく言われた、しっかり者と評判だった母親。

鳶が山の斜面を滑るように村へ向かっていく。五時にはボランティアガ
弁当を持って様子を見に来るので、いなければ申し訳がたたない。、
ゆっくりと杖を使い、背中に翳り始めた陽を浴びながら、女は山を降りてゆく。

883 :5t以下小型船舶操縦:04/03/17 07:29 ID:5xfmf+Ow
訂正
>>882  ボランティアガ→ッボランティアが

もう頭ひっこ抜いてしまいたいざんす



884 :名前はいらない:04/03/17 11:10 ID:ogxY6Qjc
「ふたり」

人の一生は旅と同じだとか
人間として生きる意味がどうだとか
そういうわかったようなこと言うのやめて
もしあなたがが犬だったら
あたしも四つ足で吼えたいの

連れていきたいだとか
幸せにしたいだとか
そんなつまんないこと思いつめるのやめて
地獄にいくなら自分で決めて
思い切りドツボに落ちてやる

他人よりは苦味を知ってるんだとか
周りと自分は違うとか
そういう恥ずかしいこと言わないで
何百年生きてきたの
何億もの人間の人生でも見たの

885 :名前はいらない:04/03/17 11:10 ID:ogxY6Qjc
おまえの気持ちがわかるだの
そういうやつに決まってるだの
笑わせるようなこと無理に言うのやめて
あたしあしたには蠍になって
その首筋深々と突き刺すかも知れない

わかろうとしてわからなくて苦しんで
禿げるほど悩んで失敗くりかえして生きて
山ほど恥かきながら死んでいく
それがゲラゲラ笑ってるあたしたちなんでしょ

すごくすごくおもしろいじゃん
あなたがもし大鋸屑になるなら
あたしも鉋になる
あなたが右耳になりたいなら
あたしめがねの蔓になる

886 :名前はいらない:04/03/17 16:03 ID:rKoR1Wk+
test

887 :名前はいらない:04/03/17 18:31 ID:va4+dXJ9
突然ですがギコナビになれるため>>886から
しばらくここは練習スレになります

何度もDL失敗するので(どうしてだろう)

AA貼ってみよう

┌──────
|シラネーヨ
└─v─────
  ∧ ∧
  ( ´ー`)∧ ∧
   \ < (´ー`)      /|
    \.⊂ヽ \/|____//
      \ ⊂ _,ノ   /
       ∪∪ ̄∪∪





888 :名前はいらない:04/03/18 04:43 ID:HUN6Ie6w
天文学の話を聞きながら何気なくあたしは言った
「星のことはよくわからないな」
今まで優しかった先生の答えはこうだった
「ほう、じゃあ君は何だったらよくわかるんだ
星のことは、じゃなくて星のことも、じゃないのか」
子供のころ誕生日にはクマのぬいぐるみくれたのに
おとながあたしを叩きにかかる始まりだった


889 :名前はいらない:04/03/18 04:44 ID:HUN6Ie6w
いつまでも忍び笑いをやめないあたしたちに背を向け窓辺に立ち
手編みレースのカーディガン握り締めながら老いた教師は言った
「わたしは確かに結婚もできずこうしてお花だけに生きてきました
たぶん、あなたがたにはみっともないことなのでしょう」
彼女は戦争で婚約者を亡くしていたのだ
何も知らないあたしたちの残酷さ、ひとのこころを知らない子供の

890 :名前はいらない:04/03/18 04:45 ID:HUN6Ie6w
さくり
あたしは黙って椿の枝に鋏を入れる

891 :名前はいらない:04/03/18 04:46 ID:HUN6Ie6w
膝の靱帯断裂が痛くて泣くのをこらえてたあたしに外科医は言った
「つらいときは、遠慮しないで、いくらでも泣いていいんだよ」
その医者は脳腫瘍しかも手術もできない箇所だった
「変なことを言い出したら教えてもらえるようにまわりに頼んである
それまでは仕事をしていたいからね、頭がおかしくなるまでは」
学校を休めなかったからお葬式にも行っていない


892 :名前はいらない:04/03/18 04:48 ID:HUN6Ie6w
自分で決めることなんだからほっといて、とあたしは母親に言った
与えられたいのち与えられた衣服与えられた食事、寝床、学費
なにひとつ自分で得られぬあたしが言い放った厚顔無恥のことば
あのとき吐いたことばの通り結局は生きるしかなかったが
あの日夕方まで母親は家中の靴を玄関に出して
もう履けなくなった兄の古い革靴までいつまでも磨いていた


893 :名前はいらない:04/03/18 04:51 ID:HUN6Ie6w
どうせ自分のことなど自分に都合のいいようにしか見えない
おまえがどういうものなのかは見ている他人が決めるのだ
誤解されているのではなくておまえが自分を誤解しているだけだ
こう思われたいというほどのものがおまえにあるのか
あたしは、
じゃあこうしてここで悔し泣きしているあたしはまだ
なにものでもなく


894 :名前はいらない:04/03/18 05:05 ID:n8RKMpQw
おとなたちにあたしはどう映っていたのだろう
生意気で言いたい放題で他人の生き方まで批判して

苦しみながらすすむあしもとに滴らせた
黒々とした血のあとのような詩を読み散らし
この詩人が好きだなどと無神経におとなに話したりした
無神経な餓鬼のあたしは

こう生きたいだのこうなりたいだの
決められもしないことを傲慢に語っていたあたしは

その日からあたしのこころはゴミになった

895 :名前はいらない:04/03/18 05:19 ID:n8RKMpQw
自分のためになるならないとか
将来役に立つ立たないとか
経験しておいても損はないとか
そういう自分の愚かな判断からあたしは
離れなければならなかった
尊敬する人間を勝手に選んでしまうバカな自分と
戦わなければならなかった

判断力など
あるはずもなかった

あたしは見なければならなかったのだ
ひたすら見つめなければならなかったのだ
本屋で本を選ぶようにではなく

896 :名前はいらない:04/03/18 05:20 ID:n8RKMpQw
ここにいる

あたしはここにいる

そう主張できるだけのあたしなど

どこにもなかった

897 :名前はいらない:04/03/18 05:30 ID:n8RKMpQw
あたしは見る

おそらくずっとあたしという偏った眼鏡をはずせずに

それでもいろんなかたちのレンズをもちたい

そしてすべての存在を認めたい

いつかあたしが確かにいることを

だ絵かに教えてもらいたい





898 :名前はいらない:04/03/18 05:32 ID:n8RKMpQw
「あたし」で揃えてストレスになってきたので「わたし」に帰る

899 :名前はいらない:04/03/18 05:34 ID:n8RKMpQw
しかも訂正
>>897 だ絵か→(バカらしくて書く気もせん)

900 :名前はいらない:04/03/18 07:35 ID:h5W5YYT6
「正統派ゴミ袋」

燃えるゴミ置き場にしゃがんでるわたし
こうしてここで待ってたら
清掃局のひとがいっしょに連れてってくれるかな

無駄だからやめとけ、とうんざりしながら白いゴミ袋
あんたはあちこち燃えにくそうだ
あっと言う間にはじかれちゃうよ
違反シール尻に貼られて置き去りさ

あ、そ
じゃああさっての燃えないゴミのみなさんに混じって

同じことだからよせって
やっぱりはじかれるに決まってる
あんたはだいたい中途半端なんだ
気の毒だからゴミじゃないとは言わないが
俺みたいに何ていうか
すこーんと潔いきっぷみたいなもんが足りねえ
まだまだだな

901 :名前はいらない:04/03/18 07:37 ID:h5W5YYT6
どうしたらいいのさ

悪いこた言わないからもうしばらく
そこらへんの田んぼで転がってなよ
そのうちちょっとはうまくいくようになるから

ぱんぱん
お尻の埃払ってわたしは立ち上がる
うん、そうする

振り返ったら
さっきからいらいらしてたカラスがいそいそ

ゴミ袋は得意気ににやり
な、本物ってのはちゃんとわかるもんなんだよ姉ちゃん

902 :名前はいらない:04/03/18 17:32 ID:m3f/W8pk
難しい詩はいつもわたしを困惑させる
メビウスの輪に沿ってくるくる走り回って
つるりと滑り落ちておしまい

引き込まれるのは好きだけど
圧倒されるだけなのは堪らない

ねえ、サヴァン、わたしのサヴァン
ふたりでここにひっくり返っていていいのよね
うっとり春のにおいに目を閉じて
難しい言葉は、利口なひとたちにまかせて

ねえ、サヴァン、わたしのサヴァン
上に行きたいって思うことはきっと
ひとを軽蔑することでしょ
まわりを置き去りにしたいってことでしょ
でも落っこちたときには
結局そのひとたちに慰めてもらうんでしょ

あなたがやさしい目でいてくれるなら
わたしもそんなふうに笑っていられる
ゴム鞠みたいに弾んで生まれた
かわいい中学生のうたに会いにいこう

心が躍るのは好きだけど
読み解けって言われるのは堪らない

ねえ、サヴァン、わたしのサヴァン
きっとわたし詩には向いてない

903 :名前はいらない:04/03/18 17:41 ID:xqYGPl8T
「白昼夢」

道路と空の際に向かいスピードを上げてゆく車
このうっとりと捨鉢な気持ちはなんだ

あの立ち塞がる雲に吸い込まれてしまおう
この世界のどこにももう居場所を見出せぬわたしは

ハンドルを握る両手が石灰化してゆく
みるみるひびわれて剥落してゆく
力いっぱい掴んでいくつもりだったのに
決して捨てぬつもりだったのに
今包まれる開放感はなんだ
浚われるこの恍惚感は

ハンドルを捨てアクセルを踏みきって
今車輪は浮き上がる
車線のない空の道へ
ぐずぐずと去り難く居座っていたわたしの
ゆくべき道へ

空の道へ
あたたかい君のところへ


904 :名前はいらない:04/03/18 18:30 ID:xqYGPl8T
女たちよ!とあなたはわたしたちに呼びかけますが

あなたが男に見えません

あなたが男に見えません

隠したつもりの痛々しい小心さがきらいです

頼りにしろと豪快に笑いながら

横目ではいつもちらちらと他人の反応を窺っているような

狐の目もきらいです

あなたが男に見えません

人間にしか見えません

905 :名前はいらない:04/03/19 10:37 ID:C/jhVwpc
「世界でもっとも美しいr音の  サーティーへ」

窓枠まで白く塗られた部屋
粗悪なトイレットペーパー、造花の花瓶、
靴磨きにも使えそうな歯ブラシ
コーヒーメーカー、トースター、レンジ、
わずかな食器と鍋
最上階のレストランも朝食サービスもない
ここはインド人の、インド人によるインド人のためのホテル

モルニング、ファイン?
早くてもいいと言ったから彼女は朝7時にドアをノックする
モルニング、国で大きな停電事故があって
朝からニュースが気がかりです
でもここは大丈夫、遠く離れているから
今朝の心配はそんなことだけ


906 :名前はいらない:04/03/19 10:37 ID:C/jhVwpc
モルニング・レディー、わたしがつけた
ひとときだけのあなたの名前
モルニング・レディー、美しい娘
古いエプロン、山のようなリネン積んで
トイレットペーパーも台車に両手でおさえて

テレビはインド音楽を一日流し続ける
浅黒い肌の若者たちが集団で腰をくねらせ踊り求愛しあう
愛し合え、産め、増えていこう、
愛し合え、産め、増えていこう、神の意思のもとに
よりうまく愛し合う秘訣をカウンセラーがにこやかに解説している
「こうすれば恋人はより自然に受け入れるでしょう」
ここはインド人の、インド人によるインド人のためのホテル


907 :名前はいらない:04/03/19 10:38 ID:C/jhVwpc
モルニング、港に豪華客船がついて
弟たちが朝早くから見物に行っています
ついでに絵葉書やお菓子を売ります
靴を磨いたりもして稼げるでしょう

モルニング・レディー、わたしがつけた
ひとときだけのあなたの名前
モルニング・レディー、ポッキーあげたら食べないで
大切に弟に持ってかえった

レンティルを煮るにおいが廊下に満ちている
夜中には決まって礼拝があるから
従業員はみな地下のフロアに消えてしまう
礼拝は各部屋のテレビに映し出されて弱った客も
ベッドの傍らで敬虔に膝をつく
ここはインド人の、インド人によるインド人のためのホテル

908 :名前はいらない:04/03/19 10:39 ID:C/jhVwpc
モルニング、これがわたしの大きいブラザール
となりがひとつ下の双子のブラザール
四つ折にした写真に15人家族が笑っている
大切にたたみ直して、胸のポケットに

モルニング・レディー、ピンクのマニキュア
塗ってあげたらくすくす笑って陽にかざして
剥げないように消えないように
そっと親指でなでていた

モルニング、これがきのう話したインドの鳥です
色はつけられなかったけどここがみどり色で
家の前を流れる川にいつも水浴びにきます
絵が下手でごめんなさい

909 :名前はいらない:04/03/19 10:42 ID:C/jhVwpc
モルニング・レディー、明日早くに
わたしはひとりでここを去るけど
モルニング・レディー、一月だけの
あなたはきっとわたしの妹

モルニング・レディー、どうか刻ませて
乾いた心にあなたの瞳を
モルニング・レディー、あなたが結んだ
スーツケースの赤いリボン

小さなキャンディーをコインの横に
メッセージはそっけなくマニキュアの陰に

This is for you,lady


910 :名前はいらない:04/03/19 18:03 ID:98DUOr0F
◕ฺ◕ฺ◕ฺ◕ฺ◕Ŭ◕ฺ

911 :名前はいらない:04/03/19 18:06 ID:98DUOr0F
? 失敗してる

◕ฺ◕ฺ◕ฺ◕ฺ◕ฺ◕ฺ

912 :名前はいらない:04/03/19 18:08 ID:98DUOr0F
もういっちょ

        i l l            ヽ    ヽ\\
        ヾy ‐- ̄ ̄ ̄ ヽ、    \    ヽ ヽ
         ィ   ヽ ̄\    ヽ        ヽ `、
        /         ー-、      \     `、
        /   ヽヾヽ\ ヽ\  ヽ、          、
       // /  |\      ヽ、   ヽ ヽ  |   l`、
       / |  |   l , 、\\\\       \  |   l 丶
       | l   |.   、! \ \ ー '''' ヽ、ヽ     l  |  | `
.      |.l  |  r'} 、 \,,、  、__,,、-‐''`ヽ  | |  |  |
       l.l  |  ( {  `ー''丶   '''ー- '´  |/ヽ | | | ii  |
        l   |  ヽ;      |         |' i| l | | |  i
       ヽ  .l   `i.     i       ノ, / / ///  /
         \. l   ヽ.    ヽ      /`" / // | ̄ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ.    ヽ  _,,,,,,_     /r、 / /  |   |  < またつまらぬ物を斬ってしまった
           \ /llヽ  ‐-、`'   /1| ヽ / /|   |    \___________
            /  ||∧.      / | |  \-‐'   |   |
        _ ,、 -/l   ||{ ヽ,,,,,,,,,/  .| |   |ヽ、、 |   |
    _,、- ' ´    |.   ||{        | |   |ヽ、 ゛|   |、,,



913 :「こころ」:04/03/19 19:00 ID:98DUOr0F
子供のわたしは弱くって
見学ばかりの日々だった
日差しをよけた校庭で
いくつも土に絵を描いて
こっそりかくれて泣いていた

かわりにわたしはこころの空に
大きな鳥をかっていた
見えない鳥に乗っていた

わたしの鳥は強くって
雄々しく空に舞い上がり
走るみんなに追いついて
飛び越し高く飛んでゆく

つまんで捨てる青野菜
売れずに残る傷りんご
みんなわたしのようだった

今ではおとなになったから
わたしは鳥を手放して
こころの羽根で舞い上がる
こころで空を飛んでいく

914 :「こころ」続き:04/03/19 19:02 ID:98DUOr0F
子供のわたしは弱くって
待ってるばかりの日々だった
日差しがまぶしいふりをして
プールサイドに目をふせて
ぽっちり涙を落としてた

かわりにわたしはこころの海に
きれいな魚をかっていた
魚にまたがり泳いでた
わたしの魚はしなやかで
みんなにまじって楽しげに
きらきらうろこを光らせた

咲けずにしぼんだつぼみたち
生まれずおわったたまごたち
みんな仲間のようだった

今ではおとなになったから
わたしは魚を見送って
こころの鰭で水を蹴る
こころで海を渡ってく


915 :名前はいらない:04/03/19 20:09 ID:98DUOr0F
<FONT COLOR="#5555ff">青</FONT>

916 :名前はいらない:04/03/19 20:10 ID:98DUOr0F
あ、やっぱりだめだった(泣

917 :名前はいらない:04/03/20 04:34 ID:E63Xm8sy
「さよなら」

いのちを終えた小鳥が
今目を閉じる
美しく朝を知らせ
啄み風と遊び
日暮れの枝に休んで
すべての役目を終えて

迷うことなく
拗ねることなく
嵐の日には啼いて
餓える季節を忍び
雛を守り育て
すべての役目を終えて

閉じた羽根の小鳥を
送り出すのは
澄んだ朝の空気と
そっとなでるわたし
小蝿もいつか寄り添い
別れをうたう

きっといのちを
つないでくれる
茱萸の若木が
あなたの墓標


918 :名前はいらない:04/03/20 05:08 ID:E63Xm8sy
「先生あんたはえらいひと」

社会に出たら当たり前のことなんだ
働かざる者食うべからずだよ

あたしはぼんやり肘ついて
飛行機雲を追っていた
先生先生ごもっとも
寝たきりのひとの枕元
あんたの声で言ってみろ


夫婦の絆は子供を育てて作られる
子供を持って初めて人の心もわかるんだ

あたしはなんだか眠くって
梅干飴を探してた
先生先生ごもっとも
子供のできない夫婦の前で
おんなじ言葉を吐いてみろ


人間なんでもやればできる
がんばる気力を持たないやつは最低だ

あたしは荒れた唇の
皮をぴりぴりむしってた
先生先生ごもっとも
つらく沈んだ欝の耳
あんたの持論を投げてみろ

919 :「窓」:04/03/20 05:33 ID:E63Xm8sy
かたかた鳴らして夜風
怖いだろう
いいえ全然なんともありませんが

びりびり震わせて夜風
不安になるだろう
なんのことかわかりませんが何か

ばこばこ叩いて夜風
さびしいくせに
結構楽しくやってますよゲラゲラ

見透かしたように風が笑う
耳塞いであたしは怒鳴り返す
おまえは暖かく生きているのか
おまえは暖かくいるのか
生きているのか
おまえは
そこで


いつしか風は去ったけど
ついでに夜もあけちゃって
ガラスに頬つけてわたし
ぽろぽろ

ずっといてくれても
ほんとはよかった

920 :名前はいらない:04/03/20 11:57 ID:e5PIxQNq
ぴかぴか雲が終わる前に ガラスのカップで受けとめよう
冬の冷たい朝焼け雲は  蜜柑いろしたシャーベット

ほっこり雲がきれる前に アケビの小かごで受けとめよう
春に霞んだやさしい雲は ふんわりかおるメロンパン

もこもこ雲が過ぎる前に エプロンつまんで受けとめよう
夏の海辺で見上げる雲は シュークリームのてんこもり

きんいろ雲が消える前に 両手をひろげて受けとめよう
秋の日心に思い出抱いて 戻らぬ夕陽を泣かないで


921 :名前はいらない:04/03/20 11:58 ID:e5PIxQNq
「春菊へ捧げるうた」

牡蠣鍋牛鍋湯豆腐常夜鍋ネギマ鍋
鍋物に恨みも悪意もなく
むしろ楽しくて好きだけど
極めて遺憾ではあるがひとつ我慢できないものがある
用もないのに必ずはいる臭いやつ
春菊 緑いろのひねくれたツラ
おまえが嫌いだ

そのうち平気になるから残さず食えといわれてきたが
平気にならない

法蓮草小松菜水菜京菜菜花どれでもないおまえ
隣人にまでくさいにおいつけまくって平気でいるおまえ
春菊 買えば結構高いやつ
おまえが嫌いだ




922 :名前はいらない:04/03/20 12:00 ID:e5PIxQNq
おまえがはいったとたんに台無し
すべてが春菊鍋に変わる
豆腐も椎茸も白菜も白滝も春菊の味
春菊の湯気が部屋中にたちこめ
割り箸のさきはに毒々しく染まる

大人になればわかる独特の味だと教わってきたが
皆目わからない

春風春巻き春高楼春・杜子春どれでもないおまえ
菊人形除虫菊菊正宗菊・菊池寛どこにもないおまえ
春菊 たった半日で萎びる
おまえが嫌いだ





産地のみなさま
すみません
努力はしております

923 :名前はいらない:04/03/20 12:48 ID:Wjmh6Hlx
訂正
>>922 割り箸のさきはに→割り箸のさきは



               -― ̄ ̄ ` ―--  _          もうだめ
          , ´  ......... . .   ,    ~  ̄" ー  _
        _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
       , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
    ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
   と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
  (´__  : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
       ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: : ●::::::::::::::::::::::: : : :_>
          ,_  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
        (__  ̄~" __ , --‐一~ ̄ ̄ ̄



924 :名前はいらない:04/03/20 14:56 ID:6wPqGTOm
         ,..-‐−- 、、
       ,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,、
        /:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ヤi、                  ゴミのようだ
       i::::::::::::;:"~ ̄     ::i||li
        |:::::::::j'_,.ィ^' ‐、 _,,. ::iii》               ゴミのようだ
      |:::i´`  `‐-‐"^{" `リ"
        ヾ;Y     ,.,li`~~i         ゴミのようだ
          `i、   ・=-_、, .:/
        | ヽ    ''  .:/
ー-- ,,__,,, |   ` ‐- 、、ノ                ゴミのようだ
;;;;;;;l;;;;;;;ヽ_ ̄``''‐- 、 , -‐}
;;;;;;l;;;;;;;;;;;ヽ ̄`''‐- 、l!//{`‐-、                      ゴミのようだ
l;;;;;;`''=‐- \‐-ッ'´ ', ' ,ヽ;;;;ヽ\_                       ゴミのようだ
;;;;;;;;;;;`'‐ 、;;;;;;;;;;;>'   ', ' ,ヽ<;;;;;; ̄`'‐、           メ / )`) )
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'‐ /     ,   ' ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ        メ ////ノ
;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l      ,    l;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;l!      メ /ノ )´`´/彡    ゴミのようだ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-‐`‐-‐i''‐-、   _ ,, l;;;;;;;;;;;l::::::::::::l      /   ノゝ /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐'´-‐''' ´ {_,,r'' _,,r''-‐'';;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;l     /| 、_,,ィ '__/,;'"´``';,.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;l   /;;;;;;\ _/  |ニニニニ|



925 :名前はいらない:04/03/20 14:58 ID:6wPqGTOm


                                  
                                   
                                 
                    _,, ィェ 、,,,,,__             
               _,, ィ ''"~壬丑圭圭圭~"''ャ 、,,_
           _,, ィ '"壬圭圭午丑圭圭圭圭圭圭圭~"''ャ 、,,_
       _,, ィ '"壬圭圭圭午圭丑圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭''ャ 、,_
    _,, ィ '壬壬壬壬壬午ヱヱヱヱエエエエヱヱヱヱヱヱヱヱヱヽ、
   イ壬方シン亠''''''""~'三(ハ,-、i! _,,-    ,,_ )ヽ≡ヽ≡ヽ≡ヽ≡ヽ~''-ヽ
  /-'''""≡/≡/≡/≡/≡_i`!、!.i! ィ_・ュ  ィ・シ三 \三\≡\三=--'''"
  `'''-==---------ー'フ''"⌒~"ヽi!     ィ、 j  i、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            / ◆,,,,,,,,_◇入   ー=ァ ノ )
            〉' ◇  !、 ヽ、 ヽ、_____/゙/`┌──,──┐
            | `ー、,,, >テ>-、 /(人)'____,゙ |. .冰( ; . . .....:|
           /|  ) ◆<ノi /⌒ー‐( ̄ テiミ三 三三i三三三三l
           ヽ弋    / | トー-----ァ---、ン  `ー’
            ヽ戈,◇ ィ  | | | ,,ソ彡'、◆ノ |
            人_ ◆ノ ノ ノ l ラー''::::\ノ .ノ
          ノ 个、 ̄""~ _ノ ノ) :::ノ::::::::::ト'"
       __,, -"ノノ人 `ー____,,,,ン((:::::::/:::::::::::ノ
       `'' ンノノ ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::ノ;;;;;;;;;ノ
       `''ー'ー'   i、;;:::::::::::::::::::::;/  |
              | `''-ァ---''"ヽ   |
             /   /     ヽ  ~ー-.,,_,、
            (    ヽ、__   〈_  _  _ノ
             `ー 、_ )ー、)    ̄   ̄

926 :名前はいらない:04/03/20 14:59 ID:6wPqGTOm
もうひとつだけ

            ("""""""\
         / ̄、、ミヾヾヾヾlll〃〃
         |  ミ ミ ゛ ゛ ゛ ミ ミ
         |⌒彡 ミ″∞∞=@  ミ ミ
         `-' 〃ノノノノノノ丿丿〃▽、、、ミ ミ
            / ヾ\   ″ミ ミ```
            〈  ヾミ  |       ヽ
            |   ,--、 |  へ、 、/_〉
             |  /  | | liヘ.ヽ<.〈
             ヽ、|   | |   ̄  ヽ~/
   ____,------,冫、  |/     ヘ、 ヽ、
  /|| || || || ||// //  |  ヽ-|       ̄|~
/|| || || || || // // /    /  '~ ̄ ̄ ̄/
|| || || || || // // /     \____     〈
 || || , '⌒`// // /       __ \_/
|| || |((=々// // /       /  || || ̄ |
|| || ヽ _// // /     /  __|| || ≡≡|
ヾ、|| || // // /    /  / || ||     |
┃┃ // // /   /  /   || ||≡≡≡|
┃┃// // /  /  /    || ||       |
 | // // /∩ ( , -、(     || || ≡≡≡|
 |// // 〈/ L// |     || ∩  , -、-、
|// //|ー′   ,二⊃|  \/ ||/ l、///
|/ // |_    ,二⊃|   /ー-′   __二⊃
| //  |\ ̄ ̄\ヽ、 |  /__    `,二⊃
//|  レ' \____丶' ノ /   /  ̄ ̄ ̄   |
  \       ,`〜ヽ   /  \      |
   \____//ヽ、___ノ /   )      |


927 :名前はいらない:04/03/20 15:03 ID:6wPqGTOm
どうしてこんなにじょうずなひとたちがいるんだろう

豆腐小僧なんてうなされそうだ

それではここでAA貼り付けスレッドを終了します

           .,,illlii,     ,illlll!
           ,,illllll!゙    ,,illllllliii,,、
         .,,iillllll!゙,   ,,,iilllllll!llllllll
        ,,,illllllllllllllll! ..,lllllll!゙゙.,illlll!゜
       .,,,illllllllllllllll!゙゜ .゙゙゙゚゙゙!lllllllll,,,
       .!!!!!゙illlllllllllllliiii,  ,,illll!!!!llllllliiiii,,,,,
         .゙゙゙゙゙,,iilllll!lll゙ ,,,ill!!゙!lllllliiii!!!!lllllllllllii.
         ..i,ii!!゙゙,,iiilll!!!!!゙゙  ,,illll!!!!  ."゚゙゙゙″
      ,,,,,,,,,,iil!゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙°  .iilllli,,,
      ゙゙!!!!!!!°       ..゙!!!lllllllll
                   ..`゙″

                 ..,,,,,,,,,,,,,,,、
           ,,,,,,,,,,,,iiiiiiillllll!!!llllllllllllト
         .l!!!!!!!!!゙゙゙゙゙゙゙°,,,illlllll!!゙°
                ,,iillll!!゙゙゜
               lllllli,
               .!lllllll,
                llllllllll
                llllllllll
               ..,illlllllll
             l!iiiilllllllll!°
              .゙゙!!!!!゙°


928 :名前はいらない:04/03/21 04:22 ID:FiFqgu/P
「あたしの、おやすみなさい」

たった7日の別れをぐずるあたしの左腕に
ロンジンの自動巻きはめてあなたはわらった
茶色いベルトは汗と革のにおいがして
ふとい指輪のようだった
ムーンフェイスは星空で月はなかったけど
三日月が出るころにはまた会えると
約束してくれたのに

そのまま帰ってこなかった
あなたは帰ってこなかった

耳に腕時計おしつけて
あたしはあなたののこした音をきく
ふとんのなかでいつまでも
小さく刻む音をきく


929 :名前はいらない:04/03/21 04:23 ID:FiFqgu/P
ねえ、だいじにすれば百年はもつって
だってあなたいないじゃん
百年たったらあたしもいないじゃん
ふたりとも消えたそのころには
誰が時計を持ってるの
誰が音をきいてるの

バカなのはわかってるけどもしとまったら
思い出もなくなってしまうようで
毎晩眠る前にふりまわして
動いてるのたしかめてあたし生きてる
バカなのはわかってるんだけどね

そしてあなたい話しかける
ね、今そっちでも眠るころなの
眠るところなの


930 :名前はいらない:04/03/21 04:24 ID:FiFqgu/P
桜が咲き始めてる
梅雨に出会ったあたしたちだったから
とうとうふたりでお花見にはいけなかったね

夏はね、ちゃんとおぼえてんのよ
蒸し暑い夜でもおそくまで
咲いてない桜の下でおしゃべりしてたね
またこれで汗かくんだってわらいながら
ジンジャーエールやカルピスウォーター買ったりしてね
少しだけ汗くさくなったのがはずかしくって
あたしの方から風が流れるのがつらかった

風呂はいりてーな
髪かきあげてあなたはつぶやいたけど
あたしあなたのにおいが好きだった
不思議なにおい
石鹸でもなくて煙草でもなくて、もっと別の、

931 :名前はいらない:04/03/21 04:30 ID:2HOv2SVO
ぎゃおおお
訂正
>>929 下から3行目
あなたい→あなたに

    , ´  ......... . .   ,    ~  ̄" ー  _
        _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
       , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
    ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
   と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
  (´__  : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
       ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: : ●::::::::::::::::::::::: : : :_>
          ,_  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
        (__  ̄~" __ , --‐一~ ̄ ̄ ̄
               -― ̄ ̄ ` ―--  _          もうだめ
      

932 :名前はいらない:04/03/21 04:32 ID:2HOv2SVO
秋もね、残ってんのよ
三鷹でバイトはじめたあなたを待って
ミスタードーナツで本読んで時間つぶした
おなかが紅茶でごぼごになったころ
夏よりもっと馴染んだにおいつれて
「まいったぜ人がたりなくてよ」
あなたは大人みたいに眉顰めてあらわれた
「なんだこれ氷ばっかり」
アイスティーはたしかにそうだったね

冬はさ、今思えばどうしてかわかんないほど
みょうにあたたかな季節だったのよ
手袋も忘れてたし外もいやじゃなかった
つめたいっていえば手に熱い息かけてくれた
両手であっためてくれた
さむいつめたいさむいつめたいさむい死にそうだ
あたしわざと何回も言って遊んだ
「あとから腋の下でもっとあっためてやるから」
ゲラゲラ
ぴくぴく

933 :名前はいらない:04/03/21 04:34 ID:2HOv2SVO
日焼けのとこと白いとことくっきりわかれてて
くりまんじゅうみたいだってなぞってた
いつも別れたあと
てのひらに肩に残るあなたのにおいにあたし目閉じてた
バカみたいだけどね、やっぱり

最後だってわかってたらあの日
おふろになんかはいらなければよかった
あなたが指にくるくるあそんだ髪も膝も
洗わなければよかった
まあそれは無理な話なんだけど

おまえの黒目はぴかぴかでやさしいって
いつものぞきこんでくれたじゃん
白目のところはちっちゃい子みたいにブルーがかって
きれいだって言ってくれたじゃん
そのあとウサギの赤目になったのさ
ずっと赤目になったのさ


934 :名前はいらない:04/03/21 04:35 ID:2HOv2SVO
日焼けのとこと白いとことくっきりわかれてて
くりまんじゅうみたいだってなぞってた
いつも別れたあと
てのひらに肩に残るあなたのにおいにあたし目閉じてた
バカみたいだけどね、やっぱり

最後だってわかってたらあの日
おふろになんかはいらなければよかった
あなたが指にくるくるあそんだ髪も膝も
洗わなければよかった
まあそれは無理な話なんだけど

おまえの黒目はぴかぴかでやさしいって
いつものぞきこんでくれたじゃん
白目のところはちっちゃい子みたいにブルーがかって
きれいだって言ってくれたじゃん
そのあとウサギの赤目になったのさ
ずっと赤目になったのさ


935 :名前はいらない:04/03/21 04:37 ID:2HOv2SVO
ああああ だぶっている

    , ´  ......... . .   ,    ~  ̄" ー  _
        _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
       , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
    ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
   と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
  (´__  : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
       ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: : ●::::::::::::::::::::::: : : :_>
          ,_  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
        (__  ̄~" __ , --‐一~ ̄ ̄ ̄
               -― ̄ ̄ ` ―--  _          ほんとにもうだめ
      

936 :名前はいらない:04/03/21 04:39 ID:2HOv2SVO
ねえ、春の思い出はからっぽだからすこしは
気楽にいられると思ってたけど
やっぱりふたりで桜を見たかった
咲き始めも満開も散りぎわも
やっぱりふたりで見たかった

あしたになればまた少し
ひらいた桜が増えています
そっちももう、眠るころですか
あたしも腕に厚さが1.6センチあるでかい時計をしたまま
ひとりで眠るところです


937 :名前はいらない:04/03/21 04:47 ID:2HOv2SVO
また訂正
>>932
ごぼご→ごぼごぼ

推敲しよう
推敲しよう
まじめにやろう
書いたまま発射しちゃだめだ

    , ´  ......... . .   ,    ~  ̄" ー  _
        _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
       , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
    ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
   と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
  (´__  : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
       ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: : ●::::::::::::::::::::::: : : :_>
          ,_  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
        (__  ̄~" __ , --‐一~ ̄ ̄ ̄
               -― ̄ ̄ ` ―--  _          絶対もうだめ
      

938 :名前はいらない:04/03/21 05:20 ID:2HOv2SVO
「それでも」

行きつくところは同じなのかも知れない
孤独なのかも知れない
死にむかって歩いているだけかも知れない
それでも

信じても虚しいだけかも知れない
理解は所詮誤解なのかも知れない
寂しいから他人を見ていたいのかも知れない
それでも

生きるのはつらいかも知れない
病は苦しいかも知れない
老いは残酷なものかも知れない
それでも

それでも、をわすれたら
あたしは生きていけない
それでも、をわすれられるほど
あたしはあきらめきれない


939 :名前はいらない:04/03/21 05:22 ID:2HOv2SVO
風があって
きれいな雲がうまれて
約束された花が咲いて
あたらしい波がよせる

あきらめたくない
肩頬で皮肉りたくない

まっすぐ
ダサくてもバカでも無意味でもキモくても
まっすぐ
寂しくても後悔だらけでも失敗しても
まっすぐ

あたしがちっぽけな埃のひとつぶにすぎなくても
まっすぐ

940 :三菱:04/03/21 05:55 ID:2HOv2SVO
「ご挨拶「」

はじめに
勝手にスレッドを乗っ取りご迷惑をかけた
>>1さんに心からお詫び申し上げます

板の迷惑も省みず書きたいことは膨れるばかりで
想いが言葉に追いつけずに精進するゆとりもなく
ただ走ってまいりましたが
議論されているいくつかのスレッドを先日から見て
「掲示板」はこういうかたちであってはならないのが
わかりました
「わたし垂れ流し」のスレッドをふかくお詫び申し上げます
東芝、このスレッドの守護神
元気でいてください

遠いスレッドで偶然出会った名無しさん
ROMしてるからがんばれ、といってくれた名無しさん
たったひとりの読者に感謝しています
うれしかったのに、話が流れて
ちゃんとお礼も言えないままになってしまいました


941 :三菱:04/03/21 05:58 ID:2HOv2SVO
東芝、このスレッドのわたしの守護神
元気でいてください
わたしの「三菱」というHNはもともとあなたが東芝だから
ついた名前です
時々出てきてくれるあなたの言葉に
どんなに励まされていたかきっと知らないでしょう

ありがとうございました
東芝、もう一回ぐらい会いたかったぞw、にゃああ


942 :名前はいらない:04/03/24 00:40 ID:U9IEHOs4
三菱さんの詩を読みたいのですが僕はどこへ行けばいいの?(初カキコ)

943 :名前はいらない:04/03/24 18:27 ID:to/g9X2C
(初カキコ)になんだか嬉しいのかかなしいのか
わかんなくなったw

こんにちは
読みたいっていってくれてありがとう
あなたに、ひとつ置きます

944 :三菱:04/03/24 18:31 ID:to/g9X2C
「卒業祝い」

高校生になる女の子に
何あげよう
すんなり首のきれいな
まつげの長い女の子

小さいガラス玉がついた
華奢な銀のしおりにしようか
ずっと本好きのままでいられるように

ピンクの壜のコロンにしようか
香るようで香らないようで、ふわり
風だけそっと染められるように

ほしいものなんかより
したいことのほうがたくさんある15歳
ママ、ママって甘えてたのにいつのまにか
静かにひとを見つめられる目になったね

おとななのにまだ子供
子供だけどじゅうぶんおとな
一番きれいな季節に気づかず生きてる

春高校生になる女の子に
何あげよう
すらりと手足ののびやかに
真珠のこころの女の子




945 :名前はいらない:04/03/25 23:09 ID:HuVOpKI1
942は、僕が書きました。上の詩をありがとうございます。
よくわからんのですけど、僕、こないだこのスレ発見して、
ずっとロムしてたわけですけど、あなた、そりゃ、
突然やめますとかいいだされていて。
非常に残念なのです。よかったら、あの。続けられないんでしょうか?
あなたの詩をよみたいのです。

946 :東芝:04/03/26 18:13 ID:Sd4Ur0s1
>>三菱
……あれ?ちょっと待て!
もしかして居なくなるのかい!?
ゴメン、最近全然此処に来てなかったから、話も出来なかった……

もしこのスレがdat落ちするまでに、君が一度でも見てくれてるのなら。
そういう意味でも、このレスはあえてsageにしない。その経緯で板の住民に迷惑がかかる事を先に謝っておく。

本当の事を言うと、俺は詩板ではなく創作文芸板の住人だった。
自分の駄目文章ぶりに嫌気がさして、コッチに引っ越してきた。近所だったし、詩なら小説より楽だという安直な理由で。
その板の中の、比較的書き込み数が少ないこのスレで、なんか荒らしてやろうという気持ちになって最初に書き込んだのが、>>12の乗っ取り宣言でした。
そこに真っ先に反応してくれたのが君だったね。
その後、なし崩し的にコテハンの住人となってレスを重ねていきました。勿論君と一緒に。
くだらないネタを投下したこともありました。
くだらない詩を書き込んだこともありました。
痛いレスをしたこともありました。
その全てに応えてくれたのが、君でした。
あまり書き込まない日々が続いても、君は俺の事を忘れずにいました。

今では、詩の深さを一端でも知り、最初の移住の理由が恥ずかしくも懐かしくもあります。
奇しくも今は、別れと出会いの季節。こうやって人の繋がりは増えていくのでしょう。
三菱、あるいは何処かのスレで互いを知らずに意見を交わすこともあるだろう。
その時は、俺のことに気付かなくてもいい。俺のコテハンもこのスレッドオンリーのモノだから。
でも、そんな書き込みに俺のクセの残滓でも見つけたなら、似てるなコイツって笑ってやってくれ。

最後に、このスレッドでお世話になった方々へ。
ex、北と快楽(自分達有名人だったんだな)、五t以下、歌川様、そして名無しの皆様。荒氏の俺は早々に立ち去るよ。

あと三菱、自分の詩は皆が認めているのだから、出来ればこれからも書き込み続けてくれるのを願うよ。
次スレが立てられたら、だけど……(立つのだろうか?)

禿しく長文スマソ

947 :東芝:04/03/26 18:38 ID:Sd4Ur0s1
詩なら小説より楽だという→詩なら小説より楽だろうという

最後まで詰めが甘いなぁ俺

948 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/26 22:16 ID:r6jA+RVT

立ち去る君の背中にまたなと落書する
髪型変えたくらいの変化で再会の喜び
楔(くさび)は打ち込むものではなく
投げ与えるものであると信じて

君のテリトリーに棲む猛獣は
君にしかなつかないようだ
宣誓するために手を上げて
誰もいない場所に振り下ろす
そっちの水は甘いかい
こっちに水はないようだ

君は東へ
俺は西へ

蛍の光を
探しにいくんだ


949 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/26 22:18 ID:r6jA+RVT

立ち去る君の背中にまたなと落書する
髪型変えたくらいの変化で再会の喜び
楔(くさび)は打ち込むものではなく
投げ与えるものであると信じて

君のテリトリーに棲む猛獣は
君にしかなつかないようだ
宣誓するために手を上げて
誰もいない場所に振り下ろす
そっちの水は甘いかい
こっちに水はないようだ

君は東へ
俺は西へ
蛍の光を 探しにいくんだ


950 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/26 22:20 ID:r6jA+RVT
(ノ∀楽) アチャー スマン 

951 :バカ三菱:04/03/29 06:36 ID:MHA2yQht
「桜」

きれいね、とあたしが先にあふれてしまったら
きっとあなたを傷つける
そうだね、と答えるしかないあなたを

あたしが見上げる桜
あなたが歩み寄る桜
どんなふうに桜は夢のようで
そんなふうに桜は悲しい?
どんないろに春は重なって
こんなふうに明日は怖いみたい?

きれいだね、とあなたが先にあふれても
きっとあたしを傷つける
そうね、と答えるしかないあたしを

あたしが触れる枝先
あなたがひとまわりする幹
どんな夜風に桜は抱かれて
そんなふうに桜はふくらむ?
どんなふうに春は散って
こんなふうに空に溶ける?

あふれたら桜も傷つけてしまう
あたしたちのことばなんてきっと
桜にはわかってもらえない

ふかく吸い込むふたりの息に
老いた桜が笑ってゆれる

952 :バカ三菱:04/03/29 16:05 ID:vDWMxEC6
最後までしつこく直す(泣
「桜」

きれいね、とあたしが先にあふれてしまったら
きっとあなたを傷つける
そうだね、と答えるしかないあなたを

あたしが見上げる桜
あなたが歩み寄る桜
どんなふうに桜は夢のようで
そんなふうに桜は悲しい?
どんないろに春は重なって
こんなふうに明日が怖い?

きれいだね、とあなたが先にあふれても
きっとあたしを傷つける
そうね、と答えるしかないあたしを

あたしが触れる枝先
あなたがひとまわりする幹
どんな夜風に桜は抱かれて
そんなふうに桜はふくらむ?
どんなふうに心は散って
こんなふうに春が消える?

あふれたら桜も傷つけてしまう
あたしたちのことばなんてきっと
桜にはわかってもらえないから

ためいきだけのふたりを
満開の桜が笑って見下ろす


953 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/30 01:46 ID:8foLMT0c
あっかる〜い、東芝
あっかる〜い、東芝
ふにゃらふにゃ、な〜んでも
と、お、、し、ば〜

はっ!
東芝の歌とちがう!

954 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/30 01:52 ID:8foLMT0c
というか、おもいっきり三菱おるやん

955 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/03/30 02:13 ID:8foLMT0c
「あっはっはっは」

俺の笑いはあっはっはっは
気をつけろ ツバがとぶ
俺の笑いはあっはっはっは
気をつけろ なにもない

天高く 肥ゆる乳母
眠気をさそう春だから

だから
あっはっはっは わらいなさい
あっはっはっは パラピリポン

らりるれらりお れるれる れれれ

だから
あっはっはっは おくちをあけて
あっはっはっは かなしみこえて

アッハッハッハ チイサクワラウ
アッハッハッハ ダンダンチイサク
アッハッハッハ ナミダガデルネ
ダカラ

だから

あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは
あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは
あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは
あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは
あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは あっはっはっは

956 :ex:04/04/10 16:58 ID:fww+JthA
ふっか〜〜〜〜〜〜つ。


三菱、東芝!!お久しぶりねぇ!!!!!



PC直ったぞ〜〜〜!!!

957 :名前はいらない:04/04/13 14:38 ID:3lLI7OQz
からっぽになった部屋に
超元気なexの叫び声を響かせたまま
このスレッドを落とすことはどうしてもできないから

あと少しで1000だった「イト」を
わたしはここで惜しもう




958 :名前はいらない:04/04/13 15:15 ID:eQw8YP5+
exが長い冬眠に入り
いつか1000が近くなっていた

わたしは考えはじめた
このまま1000までいったら
勝手にわたしがここを閉じてしまうことになるかも知れない

住人の東芝も、exも気づかないまま

わたしはペースを落とし始めた



959 :名前はいらない:04/04/13 16:16 ID:nUbJdehP
でも一週間以上放置したら落ちるっていうし
かといって書いてたら1000になっちゃうし
どうしたらいいんだ


困ってるときに限って東芝もexも

ゼ ん ぜ ん こ な い




960 :名前はいらない:04/04/13 16:22 ID:nUbJdehP
テーマから思い切りはずれたスレなんか
新しくたてられないし
勝手に1000までいってとめていいのかもわからんし

それで

961 :名前はいらない:04/04/13 16:24 ID:nUbJdehP
(さりげなく埋めにかかっている)



962 :名前はいらない:04/04/13 16:34 ID:nUbJdehP
それでなくても占有状態のスレは削除対象

ビビる三菱

963 :名前はいらない:04/04/13 16:36 ID:nUbJdehP
ヘタレの三菱

逃げました

964 :名前はいらない:04/04/13 16:37 ID:nUbJdehP
>>946で東芝も去り

965 :名前はいらない:04/04/13 16:44 ID:tfmvvLG+
>>955さんの笑いの大合唱ををフィナーレに
dat落ちを待つばかりだったこのスレ

しかしそこに思いもかけぬ人物が
その名もex

966 :名前はいらない:04/04/13 16:46 ID:tfmvvLG+
         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /




967 :名前はいらない:04/04/13 17:54 ID:tfmvvLG+
「さくらんぼ」

さくらんぼの植木鉢がふたつ
ひとつは佐藤錦で
ひとつはナポレオン
同品種じゃ結実できないから
なかよく並べてあるのに
開花期間がずれていて
どうにもふたつは出会えない

君はどうしてもっと早くきてくれないの
僕にはいつも時間がない
あなたはどうしていつも後姿だけわたしに残して
急いで行ってしまうの

真っ白なさくらんぼの花が
それぞれに泣く
花は震えて
豊かな花粉にそれぞれ泣く
花な染まって



968 :名前はいらない:04/04/13 17:55 ID:tfmvvLG+
黒い小蜂が
最後まで残った散りかけのナポレオンから飛びたって
最初にひらきそうな佐藤錦になにか伝えに行った
みずみずしくふくらんだ白いつぼみは
小蜂のやさしい足に唇を少し割られて、耳をすましてから

わかった、こんどはもっと急いで咲くわ
あなたも少しだけ我慢して、待ってて

うれしなみだが
1メートル離れた最後のナポレオンから
はらり



969 :名前はいらない:04/04/13 18:01 ID:tfmvvLG+
訂正

>>967最後

花な→花は
バカです

970 :名前はいらない:04/04/13 18:13 ID:tfmvvLG+
つい脱線しました

>>966の続き

それはまさしく冬眠から覚めたあのexであった!
しかもスレの流れなど知ってか知らずか(読んでないのかいないのか)
底抜けのいつものexなのであった!!

罪悪感に三菱は打ちひしがれ

すまなかった
すまなかったexこんなことになって
と、ただ思うばかりで


971 :名前はいらない:04/04/13 18:18 ID:tfmvvLG+
しかし謝っても、もう東芝はいないし

おなかもすいてきたので

花天丼食べにてんやへ逃避します

あしからず


972 :名前はいらない:04/04/13 18:29 ID:tfmvvLG+
…こんな悪質な荒らしがあるだろうか

でもあと30切ったし

(さりげなく埋める)

>>ex
元気そうでよかったよかった
もう会えないと思ってたぞw

乙!そして Still ALIVE, not DEAD ! !





973 :ex:04/04/13 19:21 ID:5MdX9VJb
まぁ〜私が来たからには安心じゃ。

とりあえず1000までいくぞ


974 :東芝:04/04/14 00:15 ID:CBc61cGu
スレの終焉まで見守るよ。
乗っ取った責務もあるし、

975 :Microsoft:04/04/14 04:34 ID:I72rDYE2
イトは僕が頂く。

976 :名前はいらない:04/04/14 04:42 ID:bQBri0b+
わちゃきは前が見えません
赤く染めらんし
それがどうあらんとも

いと悲し
いと恋し
いと淋し

977 :ex:04/04/14 13:58 ID:gmMM7pac
あ〜、ちなみに「イト2」立てるつもり。
もちろん>>1の意向なんぞ無視。このままの状況を引っ張るのみ。

そして私はやはり進行役。

978 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/04/14 14:20 ID:5ajNHOjw
な、なんだってー!!

979 :名前はいらない:04/04/14 14:22 ID:N4jqVAQR
1000鳥ワショーイ!!

980 :名前はいらない:04/04/14 15:29 ID:G8N9sTuk
>>Microsoft

すごい名前だw

乗っ取ったひとはかつていないので
(宣言だけしたひとしか今までなかったし)

無 理 か も


981 :名前はいらない:04/04/14 15:41 ID:G8N9sTuk
>>976
「自分の為の自由詩〜」スレに今
同じ詩が書き込んであるのを見ましたがw

982 :976:04/04/14 16:36 ID:bQBri0b+
気に入らなかったので一文字変えましたが

983 :名前はいらない:04/04/14 17:16 ID:G8N9sTuk
976さんへ
書き込みの時間から、あとの「紅」が直されたものだというのは
わかりましたが
そのあとしばらく「赤い糸」と「紅い糸」のことを思っていました

今あなたのレスを見つけて
「気に入らなかった」という言葉に、つい笑ってしまいました
同じ読みかたの漢字に悩むのは本当にわたしも同じだったので

ただ、わたしは詩をいつも音にして読むくせがあります
関東に育ったわたしには「わちゃき」がどうしてもきれいに音にできない
(音で聞いたことがないから微妙な響きがわからなくて)
それが悔しいです

…って音のないここで話しても無理だけどw


984 :976:04/04/14 19:24 ID:bQBri0b+
私は到底前を見る事が出来ません…
貴方の言葉に頬を染められ
それがどんなに嬉しい事でも悲しい事でも

貴方を見つめ返せる事が出来なかった私が悲しいです
私を見つめていてくれた貴方が恋しいです
貴方が居なくてとても淋しいです…


詳しくするとこうなりますね
悲恋歌にしたかったんですが…どうでしょう

>>983
わちゃきはわたしという意味ですね
わちゃきの発音はわたしと同じような感じですね
何処で憶えたか口癖になってます
遠い過去にそんな口調の女の子に恋をした記憶があります…(苦笑

赤い糸と紅い糸
前者には無邪気さと夢があり
後者には艶やかさと妖艶さを私は感じますよ


彼女が前を見れないのは泣いているからです
その理由は悲恋歌ですから。聞くのは無粋というものです

985 :名前はいらない:04/04/14 20:12 ID:mBXpg2py
「猫」

猫と枕カバーが
あんまり似合うので
あたしは思わず笑い声をあげてしまった

猫はきょとんとしてからつまらなそうに
またきゅうっと鼻をしずめてしまったけど
オレンジの毛並みとベージュのタオル地は
やわらかに寄り添ってぴったり

似合っても似合わなくても知ったことじゃない
ただぬくぬく目を閉じて
あしたの朝は特別金缶なのも教えてないのに
口の両端きゅん、って上げてにっこり

なんの夢をみるのやら
誰を追ってる春なのやら
なんにも教えてくれない

ふわふわ、ただやさしく十数年を生きる
そんなのが
そんなのが


986 :名前はいらない:04/04/14 20:14 ID:mBXpg2py
猫がかりりと
突然膝を咬んだので
あたしは思わず悲鳴をあげてしまった

猫はぎくりとからだを凍りつかせてから
あわてふためいて逃げ去ったけど
足元に灰色ねずみの仔が一匹まるまると
死にたてのほやほやに、あたたかく

怖くても怖くなくてもあなたのプレゼント
ありがとう、ってほめればよかった
ちっとも怒ってなんかいないのに
夜更けになっても帰ってこない

今夜は誰と戦うのやら
どこに怪我してくるのやら
なんにも教えてくれない

ふわふわ、ただ厳しく十数年を生きる
そんなのが
そんなのが


987 :名前はいらない:04/04/14 20:35 ID:mBXpg2py
976さんへ

丁寧な説明をありがとうございます
一連目でわたしは(恋のうたではありませんが)ものすごく昔のフォーク
「チューリップのアップリケ」を思い出していました
「あちゃき」ではなく「うち」でしたが
限りなく「なま」の声に聞こえたのです

でも声にして読んで二連目に入ると
テンションの差に違和感がありました
二連目は「なま」の声から離れて静まった声が
淡々と

とても不思議でした

言葉は不思議なものだとつくづく思います



988 :976:04/04/14 20:57 ID:bQBri0b+
遠いあの人への想い
灯篭に込め届け

恋心想えば久遠く


明るく話そうとしていた彼女は彼女で
その堰が外れて泣いたのもまた彼女

墓石の前に立つ彼女は強いのでしょうか弱いのでしょうか

私は弱いと答えるでしょうね…(苦笑

>>987
その違和感はきっと彼女の心を汲み取って頂けている証拠だと思います…(笑

989 :名前はいらない:04/04/15 00:45 ID:Tfiw0XvD
>>999はget! ロボ ボディー
>>1000年は一瞬の光の矢

990 :名前はいらない:04/04/15 09:13 ID:z5RZclBh
>>978
快楽大尉
わたしはもっと驚きました

このくらい
  ↓

991 :名前はいらない:04/04/15 09:15 ID:z5RZclBh
       ‐┼‐   ‐┼‐ ヽ   十_"    ー;=‐         |! |!
        ノ     ノ  _ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・

ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i


992 :名前はいらない:04/04/15 10:01 ID:z5RZclBh
業務連絡

>>ex
「イト」は現在ほとんど占有、テーマから大はずれだから
新スレは無理かと(どうせ削除対象になる)

>>東芝
「責務」なんかないよ
ここを占有状態にしたのは三菱だから
気にしないで
学校も、バイトも
がんばれ
「いらっしゃいませ〜(右上がり)」
わたし、お店で男の子の声聞くと
いつでも東芝を思い出してわらってるよ
がんばれ

993 :名前はいらない:04/04/15 13:41 ID:GdANwYuW
今年わたしは5評価スレで
自分がほかのスレに書いた糞文にあって仰天した
名無しの名でコピペされていた
詩のつもりでもなく、ただの落書きだったのに

安心していられるのはここしかなかった
ここがなくなったらわたしはまた行き場をなくしてしまう

荒れた海に浮かぶ流木を探すように
住人の絶えたスレッドを見つけ
「コテ占有」を避けて名無しでこそこそ書き始めた
つなぐために

でももうそこは「名無し」の占有状態になってしまっている
しかもスレタイは「新人・私物化・荒らしに煽り」
決して「イト」にはなりません(泣

だからもういいや
合掌


994 :快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/04/15 20:57 ID:RRtH9CXP
いっぽ、
また一歩とこの不安定なイトを進む
なあ君のイトと僕のイトをとりかえないか
そちらのほうがスムーズにいけそうな気がするんだ
サンシャインが崩れてしまっても世界が闇にならないように
サンライズが居座ってもぼくたちが一緒のバターにならないように
なあ 手をつなごうよ
イトを二重にして楽に歩いていくことはできないけれど
手ならつなげると思うんだ ほら
もう今立ち止まってしまったから次の一歩は
ものすごく勇気がいるんだ
なあ世界を組み立ててみないか
とてもすっぱい果実をふくんだ風船が見えるから
半身と半身がくっついても全体にはならないように
繊細に、慎重に、
このイトを残して飛ぼうよ 

995 :976:04/04/16 08:41 ID:UfHQst18
匿い見失い繰絡


なんだコレは…急に思い浮かんだ…

996 :Microsoft:04/04/16 09:08 ID:MeArlNRu
イト2は僕が頂く。

997 :名前はいらない:04/04/16 09:27 ID:K/t92Ujm
>>995 読めないのよー(泣) なんて読むのよー(大泣き)
>>996 手にいれるからにはここが占有スレにならないように詩を書かなければならないのを
わかってるのならいいんだけど
どうしてこんなギチギチに書いてるのかというともうあと4レスしかなくて
しかも>>994を今見つけてどうしてもひとつ書きたいので、しかも最後二つは
絶対exと東芝に残したいから  でギチギチで悪いけど題「日暮れに」
駅に隣接したビルの屋上から
わたしの部屋が小さく見える
窓辺にひらひら洗濯物がゆれていて
窓ガラスが強い夕日を受けていて
内側のカーテンはそよりとも動かない
無人の部屋

わたしはそこを住処に
暖色の明かりを灯したり青いソファをおいたり
ペルーの音楽を流したりアラスカの写真を飾ったり
雑多なものにこまごまと囲まれて暮らしているけど
いま、
あの部屋が、もし火事になったら

死に物狂いでとりにいきたいものがあるだろうか
これから生きていくためにどうしても手放せないものがあるだろうか
炎に飛び込んででも抱きしめたいものが
あの部屋に、ひとつでも


998 :名前はいらない:04/04/16 09:34 ID:K/t92Ujm
なにもない、とわたしは充分知っている
思い出は形がなくなってもしっかりと生きているし
なくしてもあきらめるしかないものばかりだ
あそこがなくなればまたどこかの部屋を探し
なくしてもあきらめきれる程度の住環境をつくり
わたしは生きていくのだろう

同じようなものだ、と
わたしは今の自分を思う
誰も死に物狂いでわたしを取りにこない
誰も炎に飛びこんでわたしを抱きしめはしない
失くせばあきらめきれるほどの、わたしという人間

ひとりで、先の見えないまま生きることは
そういうことだ
ひとりで、自由気儘に生きることは
そういう自分を選択することだ

夕日は
濃い夕闇にかわって

東芝とexに「イト」の最後を託します
>>Microsoft 本気なら「新人・私有化・荒らしに煽り」で受けてたちましょうw

>>大尉
撃沈
                         逃亡

999 :東芝:04/04/16 14:56 ID:vmUQfuRM
exが立てなくても多分俺が次スレ作る。
ここの雰囲気好きだから。
誰も書き込まなくても作っちゃうよ?

んで三菱に任せっきりにする悪寒

1000はexに譲るわ

1000 :ex:04/04/16 15:06 ID:2O79LRCA
1000

そして始まる新たなる伝説・・・(?)

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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