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探偵小説専門誌「幻影城」

1 :名無しのオプ:03/11/09 02:08
1975年2月創刊〜1979年7月廃刊。
島崎博編集長のもと、埋もれた佳作を発掘しつつ、
泡坂妻夫、連城三紀彦、栗本薫、竹本健治、田中芳樹ら、次代を担う作家を輩出した、
伝説の探偵小説専門誌「幻影城」を語れ!


2 :名無しのオプ:03/11/09 02:41
((((;゜д゜)))ガクガクブルブル

3 :草間 滴:03/11/09 07:16
幻影城ノベルズの狩久『不必要な犯罪』を持っているんですが、封を切るのがもったいなくて未だに読めない(W
 日下さん編で扶桑社から出ないかな? エロティックミステリー系を出していた時、絶対に出ると思ったのですが(朝山さんは出たし)。
 筑波孔一郎さんも、『紙の罠』とか『密室のレクイエム』とか、初期の短編って新本格以降の読者にもある程度受けると思うのですが。

4 :名無しのオプ:03/11/09 10:03
「不必要な犯罪」は、
気だるい雰囲気が醸し出された、いい小説だった。
もちろん山場では (;´Д`)ハァハァ しますたw

筑波孔一郎はデビュー当時はバリバリ書いていたが、
幻影城廃刊後はさっぱり名前を聞かなくなったね。
一時は角川から文庫も出ていたんだが。
最近ダイソーの100円ミステリに何か書いてたようだが、
どんな作品だったのだろうか。

5 :名無しのオプ:03/11/09 11:33
>>4
ここでその話題がある。>筑波

ダイソー100円ミステリスレッド
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1003152950/l50


6 :名無しのオプ:03/11/09 12:41
>>5
見た。さんざんな評価だなw

筑波はねえ、
1つ2つの作品を取り上げるとそこそこ読めるんだが、
どれも同じような感じの小説なんだな。
一応の水準には達していても、華がないので印象に残らない。
そのへんが泡坂や連城との差。

7 :草間 滴:03/11/09 13:26
>4「不必要な犯罪」は、
  気だるい雰囲気が醸し出された、いい小説だった。
 4さんがうらやましい・・・。自分も読みたいです。本当にどこか出してくれないかなあ。
 そういえば以前角川で幻影城のアンソロジーが出ていたんですが、そこに朝山さんの作品で選ばれていたのが『凍て付く夜の惨劇』でした。”せい斎志異(すいません字が出せません)”の第一話だから選ばれたのでしょうが、内容から言えば

8 ::03/11/09 13:31
すいません切れてしまいました・・・。
内容から言えば古めかしい恐怖が一転して(メール欄)になる『怪談ホスト・ピアズア』か、作者が一番得意な題材を扱った『まおうたいに学べ』(ああっ字が分からない)だと思うのですが。
5のメール欄読んでしまった方、申し訳ありません・・・。

9 :名無しのオプ:03/11/09 14:53
津井出とかいう人が評論部門で入選して本も出したけど、
正直権田萬治の二番煎じの論調でつまらなかった。
今どうしてるんだろ。
評論部門で入選して大物になったのは栗本薫くらい?

10 :名無しのオプ:03/11/09 14:55
そういやこないだの神田の古書市で買った「探偵文芸」が島崎博の旧蔵書だった。
蔵書一代とはいえあの膨大なライブラリが散逸したのは悲しいことだ。

11 :名無しのオプ:03/11/09 16:21
>>8
「凍てつく夜の惨劇」は、話を無理にミステリにしようとした感じ。
作者が開き直ったのか、「蜻斎志異」はだんだん幻想小説・風俗小説に変貌し、
最初読んだときは「これのどこがミステリなんだよ」と思っていた。
でもそれが本当の作者の持ち味だったね。
漏れは「カニ」が好きでした。

>>9
津井手郁輝な。でも「探偵小説論」は力作だとオモタよ。
あれほどミステリを体系的に論じた評論はあまりないんじゃないか。

評論部門から出た中には、他に友成純一がいる。
大物かどうかはともかくとしてw

12 :名無しのオプ:03/11/09 16:26
友成純一なら大物認定していいかと

13 :名無しのオプ:03/11/09 16:27
あ、それと細かいことだが、
栗本も友成も、評論部門入選ではなく佳作ね。
評論では最後まで入選は出なかったはず。

14 :名無しのオプ:03/11/10 11:20
鮎川哲也の「探偵作家尋訪」というシリーズがあったね。
あれは面白かった。

15 :名無しのオプ:03/11/10 20:30
>>14
買え
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794959656/ref=sr_aps_b_/249-2946746-5589920
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794960891/ref=sr_aps_b_1/249-2946746-5589920

16 :名無しのオプ:03/11/10 21:18
>>14
胴衣。
地味井平造とか水上呂理とか瀬下耽とか西尾正とか、
それまで全く知らなかった作家が紹介されるのが楽しみだった。

17 :名無しのオプ:03/11/10 21:23
>>16
リアルタイム読者の方でつか? 四十代ぐらい?

18 :名無しのオプ:03/11/10 21:37
>>17
ハイ、恥ずかしながらリアルタイム読者です。
年はまあ当たらずとも遠からずということで・・・
バックナンバーはほとんど持ってます。

19 :名無しのオプ:03/11/12 03:15
「刑務所の中」でやたら有名になった花輪和一のイラストがけっこう使われてるのもうれしい。


20 :名無しのオプ:03/11/12 12:15
イラストといえば、泡坂妻夫と楢喜八のタッグは最強だった。

21 :名無しのオプ:03/11/12 19:50
楢喜八の絵は嫌い

22 :名無しのオプ:03/11/19 19:03
>>20
香住春吾と楢喜八モナー

23 :名無しのオプ:03/11/28 22:04
ところで幻影城の新人賞って
どんな人がどんな作品で受賞してたのよ?

24 :名無しのオプ:03/11/29 13:23
第1回<幻影城>新人賞

【小説部門】 入選作 「乾谷」      村岡圭三
       佳 作 「DL2号機事件」 泡坂妻夫
           「さすらい」    滝原 滿

【評論部門】 入選作 なし
       佳 作 「探偵小説と笑い−私的探偵小説論」 津井手郁輝
           「ゲームの規則」          寺田 裕


25 :名無しのオプ:03/11/29 13:23
第2回<幻影城>新人賞

【小説部門】 入選作 なし
       佳 作 「殺人・弥三郎節」 加藤公彦
           「拒まれた死」   辻 蟻郎
           「炎の結晶」    霜月信二郎

【評論部門】 入選作 なし
       佳 作 「編集者の不安−赤い家の秘密をめぐって」 麻田 実
           「都筑道夫の生活と推理」         栗本 薫
           「透明人間の定理−リラダンについて」   友成純一


26 :名無しのオプ:03/11/29 13:24
第3回<幻影城>新人賞

【小説部門】 入選作 「緑の草原に……」 李家 豊
           「変調二人羽織」  連城三紀彦
           「蒼月宮殺人事件」 堊城白人
       佳 作 「異次元の構図」  高羽融二

【評論部門】 入選作 なし
       佳 作 「屍後の芳香」         佐藤貞雄
           「夢野久作「氷の涯」への構想」 佐藤 齊
           「三次徹と風の世界」      中村良樹
           「シァーロク・ホウムズの呪術」 滝川秀人


27 :名無しのオプ:03/11/29 13:25
第4回<幻影城>新人賞

【小説部門】 入選作 なし
       佳 作 「贋作たけくらべ」 中上正文
           「鶏の子」     津端英二

【評論部門】 入選作 なし
       佳 作 「現代探偵小説の構築」           渡辺和靖
           「夢の通い路−探偵小説の「剰余」について」 黒山 猛


28 :草間 滴:03/11/30 19:23
 李家 豊さんは後の田中芳樹さんですね。最近ブックオフで加藤公彦さんの『新撰組殺人事件』(これが遺作らしい)を手に入れたので近いうちに読んでみます。

29 :名無しのオプ:03/12/01 21:13
>>28
幻影城新人賞佳作の加藤公彦
「新撰組殺人事件」の加藤公彦
これってホントに同一人物なの?

30 :草間 滴:03/12/02 19:29
 >29
 作者の奥様によるあとがきを読む限り同一人物で間違いないようです。それによると『新撰組殺人事件』以外にも未刊の原稿があるそうで、気になります(ていうか早く『新撰組〜』読めよ、俺)。

31 :名無しのオプ:03/12/02 22:32
>>30
おおサンクスコ!
ぐぐっても一致しなかったんで奇妙に思ったんだが、
それなら確かだね。

32 :草間 滴:03/12/18 08:43
 やっと読了しました『新選組殺人事件』(一字間違っていたので検索できなかったのだと思います。31さん申し訳ありません)。
 作者は相当新選組に詳しいようで、それでも詳しくない人間が読んでも分かるように書いてあるのはさすがだと思いました。ただ登場人物の書き分けが悪いので区別がつきづらいのが難です。
 ロジカルな本格を期待しなければ楽しめる作品だと思います。

33 :名無しのオプ:04/02/28 02:54
age

34 :名無しのオプ:04/02/28 03:08
島崎博って失踪してからどうなったの?

35 :名無しのオプ:04/02/28 06:43
台湾に帰って今でも健在

36 :名無しのオプ:04/02/28 23:24
幻影城スレなんてーのがあったのか。
しかし閑散としてますなw
2chでは読んだことのある人は少ないんですかな。

37 :名無しのオプ:04/02/28 23:35
>>36
メフィスト読者が多いスレだから幻影城なんて雑誌はおろか乱歩の評論集ってことさえ
しらない奴らが多いんじゃないか?

38 :名無しのオプ:04/03/03 03:12
厨のころ角川から幻影城傑作集みたいなの出てたから買ってたな
名前失念したが凄い小栗虫太郎チックな文体の人いなかったっけ?
プロフィールに元鉄道員とか書いてた気が

39 :名無しのオプ:04/03/03 07:15
字が出ないけど亜城白人(「亜」はホントはなんか難しい漢字)かな

40 :名無しのオプ:04/03/03 07:52
堊城白人「蒼月宮殺人事件」

白亜紀もほんとは「堊」の字を使う。

41 :名無しのオプ:04/03/04 23:53
「蒼月宮殺人事件」は新人賞に入選はしたものの
選評ではけっこう叩かれていたなあ

42 :名無しのオプ:04/03/06 10:04
>34
島崎氏が編纂した、日本ミステリのアンソロジーを
台湾の本屋で見かけたことがある。
黒崎緑とか、若竹七海とかが載ってた。
他にも何冊か出してるらしい。



43 :名無しのオプ:04/03/26 20:58
泡坂妻夫の「DL2号機事件」の評価はどうだったんかな?
佳作ということは絶賛されたわけでもないんでそ?

44 :名無しのオプ:04/04/02 21:38
権田萬治の「DL2号機事件」評

泡坂妻夫の「DL2号機事件」は風変わりな作品であり、
個性的という点では最もユニークな内容を持った作品といえよう。
とくに前半の軽快なストーリー運びと、後半の奇想天外ともいえる論理展開には新鮮さを感じた。
しかし、作品としてはどうも構成上分裂しているきらいがあり、
前半と後半のブラック・ユーモア的部分にバランスの欠けているうらみがある。
しかし、将来、何かとてつもないものを書く可能性を秘めている感じもするので、
佳作とすることに異議はなかった。


45 :名無しのオプ:04/04/02 21:39
都筑道夫の「DL2号機事件」評

しかし、私はこの作品(村岡圭三の「乾谷」)を、当選作とすることに、反対だった。
理由のひとつに、『幻影城』が推す新人らしくない、ということがある。
探偵小説の専門誌から、登場する新人としては、
むしろ「DL2号機事件」の泡坂妻夫氏のような人こそ、ふさわしい。
中井さんは、この作者の発想法を、高く評価しておられた。
私もそれには同感だけれども、出来あがりのバランスのとれていない点、文章技術の点では、
「乾谷」よりだいぶ落ちる。

泡坂妻夫氏の「DL2号機事件」は、平凡な題名からは、
想像もつかないような奇抜な展開をして、おどろかしてくれた。
ブラウン神父が出てきて、解決しそうな事件なのだが、
発端の飛行場の場面が悪すぎて、全体的にはバランスがとれていない。


46 :名無しのオプ:04/04/02 21:40
中井英夫の「DL2号機事件」評

その中でさまざまな難点は持ちながら、奇妙な味として最後まで心に残り、
ともすれば後ろをふり返るように原稿のページを繰って未練を絶ちきれなかったのは
「DL2号機事件」だが、どうしてもこれだけをという気になれなかったのもやむを得ぬ仕儀であろう。

さて最後に「DL2号機事件」だが、難をいえばこれほど欠点だらけの小説もない。
ペンネームも感心しないし、登場人物が最初から宮前空港の羽田刑事というのも
余計な混乱を招くだけだし、“ああ”“だぶだぶ”“端麗”という呼び方もしっくりしていず、
“ひょろりとした青白い男”が緋熊五郎で“ふよふよした白い男”が柴でとなると、
作者の語感そのものに問題がある気がしてくる。
そして最大の難点は加害者が実際に手を下して殺す筈はないという、
誰が見ても明らかなことを泥絵まがいに行わせる点で、
これでは作者自身が物語を投げていると見られても仕方はないだろう。

だが、こうしたすべての欠点を超えてなお深い印象を残すのは探偵役の、従って作者の
特異な発想法の魅力であろう。AだからB、BだからC、だからこうしてという論法に
何ともいえぬおかしみと凄さとがあり、それは冒頭の雨と地震との、まことに爽やかな導入部とともに
ひとときみごとに何もかも洗い流してしまうようだ。そして作者がこうした発想法を持つ限り、
まだまだいくらでも奇妙な味の傑作が生まれそうな期待も持てるのだが、
同時にまた何だって柔道家の娘なんてことが出てくるんだろう、
正月に人身事故を起して免許の方はといった疑問がすぐにも湧き、
どうしても第一位にというほど推す気持は保てなかった。


47 :名無しのオプ:04/04/02 21:40
中島河太郎の「DL2号機事件」評

泡坂妻夫氏の「DL2号機事件」は、一年前に大地震に襲われた宮前市が舞台である。
空港には爆破予告のあった飛行機の到着を待ちうけて非常体制が敷かれたが、
どうやら無事に着陸した機内から降り立ったのは、この市の財政を左右できる企業家であった。
一度事故があれば、引き続いて同種の事故は起らないという論理の惹き起した惨劇を、
地震前兆雲の観測者が解明するのだが、
この論理は殺人などには当て嵌まりそうもないのが気がかりである。
ブラック・ユーモア式にうまく処理できているといいのだが、奇抜なアイデアをリアルに扱っているので、
結末ががたがたになってしまったのは惜しい。


48 :名無しのオプ:04/04/02 21:41
横溝正史の「DL2号機事件」評

泡坂妻夫氏の「DL2号機事件」は面白い小説である。
この小説の書き出しだけが妙に幻想的で、登場人物の描写にもひと工夫、ふた工夫が凝らされていて、
私ははじめこれが当選作かと思ったくらいである。
小説のテーマも非常に突飛で皮肉で、うまく書けば現実的な小説とも、幻想的小説ともつかぬ、
いっぷう変わった小説が出来上がったろうと思われるのに、
最後になってなにもかもぶっこわしてしまった。
ここまで書ける作家なのだから、終わりにもうひと工夫凝らせる才能がないとは思えない。
急に力を抜いたのであろうか。与えられた枚数にはまだ相当余裕があったはずである。
もうひと工夫ふた工夫あってしかるべきである。


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