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砂漠の夢

1 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/12 00:16
 彼は、親友と共に日が沈みつつある中砂の上を歩いていた。
進む先はわかったものでもなく、水も体力も残っていなかった。
絶望と恐怖が、彼を狂わせた。
「もうお前となんか歩きたくねぇよ!来るんじゃなかった・・・」
 やがて・・・気が付くと、いつの間にか後ろの足跡が1人分になっていた。
彼は、親友が自分に失望して別の道へ進んでしまったものと思い、自分の言葉をひどく後悔し、
涙を流しながら、こう叫んだ。
「俺、本当はお前のこともっと好きだったよ!お前に見捨てて欲しくなんかなかった!」
 すると、いないはずの親友の返事が、すぐ近くから返って来た。
「大声出すなよ。悪い夢でも見てたのか?」
彼は唖然としながらも、尋ねた。
「俺・・・ここまで独りで歩いてきたんじゃ・・・?」
親友は呆れたように笑って答えた。
「あの足跡、お前のじゃないよ。俺が、お前を背負って来てやった。安心しろ」

 ―――町が見えてきた。

2 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/12 00:29
 私は彼の話を聞いた時、感動したのと羨ましいのとで涙が出そうになった。
目の前で泣くのは恥ずかしいので、その場はなんとかごまかした。
しかしながら、私はすぐさま席を立ち、注文した料理には手も付けずに店の外へ出た。
どうもこらえきれそうにない。
 歯を食いしばり、強く閉じた目から大粒の涙を流した。
壁にもたれ、すすり泣いた。本当は、泣き叫びたかった。
 私は、君に何度もお願い事をした。その度に君はなんとか手を打ってくれた。
しかし私は君の望むことを何ひとつ成していない。そればかりか、私はいつだって
君にひどく冷たくしてきたし、汚い言葉も投げかけた。
 私はまだ、人生の一番苦しい時まで進んでいない。しかしまもなく到達する。
君は私を見捨てずに背負ってなどくれるだろうか。君が苦しんでいる時、君を背負って
安全圏まで導いたのは、私ではなかった・・・。その時私は、君をののしった・・・。
他に頼れる人のいない私を、君は背負ってなどくれるだろうか・・・
 悲しくてたまらなかった。そして、あの話は二度と聞きたくないと思った。

 ―――涙と嗚咽は止まらない。本当に、すまなかった・・・。

3 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/12 00:30
書いたはいいが何していいかわからん。

とりあえず、慰めてくれ!

4 :名無し物書き@推敲中?:04/01/12 00:33
http://www.pandora.nu/kansai/up/src/gk2282.jpg

5 :(σ・3・)〜♪救世主 ◆Kb0AgaLLxA :04/01/12 00:33
ニイハオ

6 :名無し物書き@推敲中?:04/01/12 01:26
>>1
単発スレはやめれ。

まあ、説経はさておき、
題名みたとき、安部公房関係かと思つた。
題材はそのままで、舞台を都会にうつしてはどうか?

7 :(σ・3・)〜♪エージェント ◆Kb0AgaLLxA :04/01/12 03:01
お昼のウキウキウォッチングに出てるのは私ではない。

8 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/13 00:42
>>6
スマソ。勢いでやってもうた。
あぁ、なるほど。安部公房は知らんけども
いい勉強になったよ。都会かぁ、俺もそんな気がした。

9 :名無し物書き@推敲中?:04/01/13 10:47
なーんだ。石原のスレかと思ったよ。

10 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 20:58
(メ´_ゝ`)。oO(一応、続き考えよう。一応)

11 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 21:21
 私はその日の体験を息子に伝えた。息子はまだ8歳だ。
「こんな大人にはなるな」
「人を大切にするっていうのがどういうことか考えるんだ」
「お前が独りのとき、きっと誰かが見捨てないでいてくれてる」
「よく覚えておいてくれ」
 私はもうもたないが、妻に託すのは遠慮した。妻は私の抱えた問題の答えを知っていた。

 ―――私の代わりに答えを見つけてほしい。次は君の番だ。

12 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 21:39
 僕は、大人にはなりたくないよ。父さんの背負ってたものは、多分大きすぎる。
僕、働くなんてできないよ。ずっとこのままでいられたらいいのに・・・。
 最近、学校のみんなが僕で遊んでる。僕が悲しい顔するのを喜んでる。
みんな、ひどいこと平気で言う・・・僕が怖い目にあうように、仕組んでる・・・。いつもいつも。
 父さんが言ってた「人を大切にする」って、本当は何なの?みんなは僕のこと大切にしてないけど。
「人を大切にする」って・・・助けてあげること?ひどいことされても、助けてあげるのが正しいの?
でも・・・みんな、困ってるようには見えないや。助けも必要ないみたい。
 じゃあ大切にするには何をすればいいんだろうね。みんなは僕をいじめる・・・。
僕の気持ちがわかれば、いい人になれるかもしれない。僕がわからせてあげようかな・・・。
うん、そうだ。怖いけど、もし成功したら、いいクラスになるよ。きっとね。

 ―――それから僕は、勇者になった。正義の、本当の勇者になったんだ。

13 :うしゃぎさん:04/01/14 21:56
あ、ここの>>1は頑張りだしたねっ。
私はすべてのスレの>>1を愛するうしゃぎさんだよ。
あなたのこと、見守ってるよっ。

14 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 21:56
 その一週間・・・。たったの、二人だけだけど・・・僕のことを怖がった。
僕はもっと怖い思いをしてきたんだって、その二人に教えてやった。
そしたら、誰も僕のものを隠したり、僕に変なこと言ったりしなくなった。
じゃあきっと、もうすぐ学校が楽しくなる。みんながいい人になるんじゃないかなぁ・・・。
 ・・・なんて望んでたけど、なんでかうまくいかなかった。
みんなが僕を見てこそこそして笑ったり、わざとらしく逃げたりするようになった。
なんか・・・変わったような、変わってないような・・・。
 僕、みんなに嫌われてるんだね。やっぱり僕は独りだよ。誰も助けてくれそうにない。

15 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 22:11
 父さんはどうして「考えろ」って言ったんだろう。それが正しいからじゃないの?
僕は言われたとおり、人を大切にすることが何なのか、よく考えたよ。
けど、僕自身には何もいいことない・・・父さん、こんなことのために僕に言いつけたの?
父さんは僕のこと、どう大切にしたの?
 僕・・・・・・


   
     テメェらとは付き合ってらんねぇんだよ!!ぶち殺すぞ!!

16 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 22:20
 俺は泣きながら生活した。鏡なんて嫌いだ。俺は情けない顔だから。
自分が大きくなったことにも気付かなかった。何にも興味を持てなかった。
人を殴ったときだけ、妙な優越感と不思議な力が腹の中で湧いていた。
 親父は結局、ただの偽善者だったんだ。自分に酔ってた、ただの馬鹿だ。
俺を、自分が悲劇のヒーローになるための小道具にしたんだ。
 何が「見捨てないでいてくれる人」だ。今さら俺なんか誰も味方しねぇよ。
俺はあの頃から孤独なんだよ。奇麗事で済ませやがって・・・ふざけんじゃねぇ!

 ―――俺は泣いて過ごした。血の涙を流しながら。俺と目が合う奴・・・全員敵だ。

17 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/14 22:34
 教師だのカウンセラーだの、どいつもこいつも言うこと同じでやんの。
俺みたいな奴が何を言えば喜ぶか研究でもしてたんだろ。
 気付けば高校生になってた俺。成績も友達関係もクソ中のクソ。
根暗な俺と、まともに関わろうとする人間なんていなかった。
 そんな時、結構ブサイクな女が俺にプレゼント持って来やがった。
箱を開けたら爬虫類、なんてオチは予想がついた。女を突き飛ばして箱を思いっきり踏みつけた。
 公衆の面前で醜い顔をさらに歪めて泣きじゃくる女が用意してたプレゼントは、
今となってはぐちゃぐちゃの生ゴミ同然のチョコクッキーだった。バレンタインデー?何それ。
あぁ、お菓子の中にガラスの破片とか仕込んで人に渡すドッキリの日か。忘れてた。

18 :偽者 ◆wY.7vOSg46 :04/01/15 23:34
 女への暴力で停学処分。
俺は明日も、泣いて過ごす。
 『人を大切にする』?
思い出す度に湧き上がるこの苦しい感情は何だろう。
 涙を流しながら、知らない人との喧嘩で傷ついた。
俺を見捨てない人間なんているもんか。

 ―――引きずる体に襲いかかる赤信号。俺は天地が入れ替わるのを見た。

19 :うしゃぎさん:04/01/17 00:22
>>1
いつも読んでる。応援してるよっ。
またくるね。

20 :名無し物書き@推敲中?:04/01/24 00:28
せめて嗤えるものを

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