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黒い百合

1 :名無し物書き@推敲中?:03/12/15 23:38
雑ここ! ─18─ のスレで要望があったので、
単なる百合では無い、ダークな百合小説をこのコーナーで作ろう。

452 :名無し物書き@推敲中?:04/02/23 22:42
>>446
その手があったか!
とりあえず適当に書いてみたけれど。
ハングドマンのルールについてはWEBで適当に調べてくれや。

453 :名無し物書き@推敲中?:04/02/24 03:20
>>1
>雑ここ! ─18─ のスレで要望

どこのスレのこと?




454 :女の子と人形:04/02/24 18:44

 昔々、あるお屋敷に、人形しか友達のいない女の子がいました。
 二人はおそろいのリボンをつけていました。
 女の子は、綺麗な指と綺麗な足と綺麗な髪と綺麗な瞳と、あまり綺麗ではない心を持っていました。
 その友達である人形は、醜い指と醜い足と醜い髪と醜い瞳と、とても醜い心を持っていました。
 女の子はお屋敷で、毎日ピアノのお稽古をしていました。人形はそれを傍で見ていました。
 人形は、けれど醜い身体なので、とても小さな身体なので、いつも車椅子の上に乗せられていました。
 ピアノが鳴ると車椅子も、きぃ、きぃと鳴りました。
 でも、ピアノよりもずっと汚い音でした。

 あるとき女の子はピアノの練習をすることに飽きてしまいました。
 そこで女の子は、どこか他のところへ遊びに行きたいと思い望みます。
 しかしピアノのお稽古は誰かがしなくてはなりません。
 そこで女の子は、車椅子の上にいた人形に頼んで、身代わりになってもらうことにしました。
 人形は車椅子の上ではなく、ピアノの鍵盤の前に立って、ポロンポロンと太い指で鍵盤を鳴らしました。
 女の子は身代わりを人形に任せて、自分は屋敷の外へ遊びに行きました。

 屋敷の外はとても面白くて、女の子は楽しく、楽しく、遊びました。
 しかしやがて日も暮れると女の子は身代わりにしてきた人形のことが心配になり、屋敷へと戻りました。
 屋敷に戻ると、ピアノの鍵盤の前に人形がいました。けれど人形の弾く鍵盤はとても稚拙な音だったので、
屋敷にいた他の人々からは、とても怪しまれていました。女の子は大慌て。
 夜になってから、人形を車椅子の上に戻すと、女の子は人形をめっと叱りつけました。
 しかし人形はこう答えました。
「私の指はとても太くて、醜い。だから上手く弾けないの。あなたの指をくれるなら、きっと見事に身代わり
をできるわ」
 そこで女の子は人形の言葉にうなずき、自分の綺麗な指と、人形の醜い指を交換しました。

455 :女の子と人形:04/02/24 18:45

 さて、女の子の髪の毛はとても綺麗だったので、女の子に言い寄る男の子はとても多いのでした。
 はじめは気分がよかったけれど、女の子は髪の毛しか褒められないのを、すごく嫌に思いました。
 でも女の子はあまり綺麗な心を持っていないので、それしか褒められるようなものがないのです。
 けれど女の子はそれでも、髪の毛だけ褒められるのが嫌で仕方ありません。
 そんな風な毎日を過ごし、あるとき。その日。女の子のために屋敷でパーティが開かれて、男の子たちが
たくさん、たくさんくることになりました。
 女の子はまた髪の毛だけが褒められるのが嫌で、逃げ出そうと思いましたが、しかしそういうわけにも
いきません。
 そこで女の子は、人形を身代わりにすることにしました。
「ねえ、お人形さん。この髪とあなたの髪を交換して、パーティに出てくれないかしら」
「わかったわ。じゃあ、交換しましょ」
 そういって人形は、そのボサボサの醜い髪と女の子のサラサラした髪とを交換しました。
 女の子はパーティを抜け出して、人形はパーティに出ました。
 でも、女の子は人形のことが心配になって、日が暮れる前に屋敷へと戻りました。
 するとそこで人形は、男の子たちに囲まれて、髪を褒められながら、笑っていました。
 女の子はどうしてか、胸がずきっと締めつけられました。 

 ところで女の子は人形と指を交換して以来、たびたび屋敷の外へ出ることができるようになりました。
 色々なものを女の子は見ました。綺麗なもの、醜いもの、変なもの、愉快なもの。女の子はとても目が
よかったので、本当に様々なものを見ることができたのです。
 昼間、ふと女の子は屋敷へ戻って人形に、自分の見てきたものを見せてあげようと思いました。
 一緒に、屋敷の外へ出ようと誘いました。
 人形は断りました。
「どうして?」
「だって私の目は、ガラス玉で、何も見えないのですもの。あなたが目を交換してくれるなら、たくさんの
ものが見えるようになるのでしょうけど」
 女の子は人形と自分の瞳を、交換しました。
 そして人形の喜ぶ声を聞きながら、人形のリボンと自分のリボンを繋げて、はぐれないようにしながら、
一緒に屋敷の外へ出て楽しみました。
 とても、とても楽しい一日でした。

456 :女の子と人形:04/02/24 18:46
 目の見えなくなった女の子は、足元も見えなくなり、あるとき躓いて、細い足を挫いてしまいました。
 痛みに泣く女の子へ、人形は優しい、優しい声で語りかけ、もしもよかったらこの痛みを感じないけれど
歩けない足と、あなたの足を交換しない? と言いました。女の子は涙ながらにうなずきました。
 やがて、取り替えた人形の足は治りました。

 女の子は、人形のリボンに自分のリボンをくくりつけられたまま、人形の膝の上で、弾かれているピアノの
音を聞いていました。美しい、美しい音色を聞いていました。
 そのとき車椅子は鳴っていませんでした。ただ、ピアノの音が鳴っていました。
 膝の上は暖かいのだと、女の子は知りました。
 ピアノの音が鳴っていました。

 恋する二人の四つの耳に、ピアノの音だけがいつまでも聞こえていました。

457 :名無し物書き@推敲中?:04/02/24 18:48
>>453
雑談はここで! の18スレ目じゃないかな。多分。


458 :名無し物書き@推敲中?:04/02/27 00:28
>>女の子と人形
ゾクッとしましたでも恋をしてるんですかね?
殆んどパーツが自分のものだったものになってしまった人形に恋をする
ま、それもありかも
それならもっと濃く恋心の描写も欲しかったです

459 :名無し物書き@推敲中?:04/02/27 02:02
女の子ははじめから恋をしていますよ〜。
だから、それほど怖い話じゃありません。むしろほんわかした静かな話。
「あまり美しくない心」は人形を離したがる、幼い恋心のことです。
人形と比較すると、これは"まだ醜くない心"になりますね。
髪を交換したときに初めて自分の心に気づき人形と一緒に居たいと望みます。
まあ、心だけは交換できないという変な教訓の入った童話なので。

460 :名無し物書き@推敲中?:04/03/06 14:52
保守

461 :名無し物書き@推敲中?:04/03/12 18:38
201さん召喚呪文・・・

462 :名無し物書き@推敲中?:04/03/13 14:21
ゴゴゴゴゴゴ………
何処からともなく音が響いてくる。
201が現れた。 201の攻撃。
「上げ〜」
上げるだけ上げて201は帰っていった。

463 :801:04/03/15 23:53
201が801に進化した! 属性が百合からやおいに変化した!

464 :名無し物書き@推敲中?:04/03/16 00:32
ここって…201のネタスレだったのか
タイトル通り素直に反応して覗いちゃったじゃんか

465 :ハングドマン2:04/03/21 03:20

 最近、お姉ちゃんがボクを見なくなった。
 どうしてだろう。ボクはお姉ちゃんに嫌われているのだろうか。
 ボクは、ただお姉ちゃんとセックスしたいだけなのに。
 もしもお姉ちゃんが処女ではないとしても――少しその相手に腹立つけれど
――ボクはそんなこと、気にしないのに。
 それともお姉ちゃんはボクをセックスしたくないのだろうか? 小さい頃から
ずっと同じだったお姉ちゃんが、このことは一致しない? そんなことは考えら
れない? ボクはお姉ちゃんを信じている! そう? ボクはお姉ちゃんとセッ
クスしたいから。つまり。
 きっとお姉ちゃんもボクとセックスしたいはず。
 今日の夜はお父さんもお母さんもお出かけだ。ボクはお姉ちゃんとずっと。
 いっしょ。


 小さな頃、ボクは性欲の意味さえ知らなかった。エッチという言葉は知って
いたけど、その中身までは、まるで分からなくて。裸を人前に晒すことが恥ず
かしいことだということ。コンビニエンス・ストアや狭い書店の、誰もその前
では立ち読みしていないコーナーがエッチな本の置いてあるところだ、と知っ
ていただけだった。
 お姉ちゃんもセックスの意味なんて、まるで知らないようだった。

 知らなかったから、なのかもしれない。
 ボクは時々お姉ちゃんとキスをした。抱き合った。手を繋いだ。ボクはお姉
ちゃんと何度も胸がドキドキすることをしていた。お姉ちゃんとそういうこと
をするのはとても勇気がいて、気持ちよいこと。
 けれど、いったいどこで。ボクはそれを止めてしまったんだろう。気がつくと、
ボクの掌からお姉ちゃんの温もりは消えていた。ボクはあの気持ち良い感覚を
忘れていった。あんなに気持ち良いことを。失くしていた。

466 :ハングドマン2:04/03/21 03:22
 小学生の頃だと思う。ボクが始めてエッチな本を読んだのは。クラスメートに
誘われて、コンビニエンス・ストアの店員に見えない位置にある本棚から、そっ
と取ってその本を覗いた。
 その本では男と女の人が抱き合って性器を擦りあっていた。ボクは男の股間に
生える陰茎を見たとき、それが男性の性器であることを知った。ボクには無いもの
だった。もちろんお姉ちゃんにもないものだった。ボクはそれを見たとき。
 
 醜い、と。
 おぞましく醜悪で卑しいものだと感じた。そして嫌悪した。一緒にいたクラス
メートははしゃいでいたけれど、ボクは嘔吐すらしかけた。黄色い吐瀉物をあた
りに撒き散らしそうだった。こんなものに、ボクのお姉ちゃんが取られるのかと
思うと――。 
(ああ)
 ボクはお姉ちゃんを。
 こんな醜いものをつけた男などに奪われるのだろうか。お姉ちゃんはこんな
ものに自分の身体を差し出すのだろうか。美しい身体を、この醜いバケモノに。
そんなことが許されるのだろうか? 許されていいのだろうか。
 そして男性器などというものを笑って許せる女ども――こんな奴らにも、
ボクのお姉ちゃんの身体を触る資格はない。そんな権利があっていいはずが
ない。
 たとえ世界中の人間がお姉ちゃんを狙っていようと。
 お姉ちゃんの肉体はボクだけのもの。

467 :ハングドマン2:04/03/21 03:24

 ――セックスしたいよ。

 ――分かる? 今、濡れているんだよ。お姉ちゃんを思って。

 ――お姉ちゃんも濡れているんだね? ボクに知られるのが恥ずかしいんだね? 
 ボクが「スカートを脱いで」って言ってもお姉ちゃんは脱いでくれないもの。

 ――でも、ボクは見せてあげる。お姉ちゃんが、ほら、目を逸らしても。
 だってボクはお姉ちゃんとセックスしたいから。ねえキスをしてよ。小さい頃
はしてくれたでしょ? 駄目なの? いいよ。だったらボクから勝手にするから。

 ――お父さんも、お母さんも、いない夜は。ふたりきりだね。

 ――お姉ちゃん、セックスしようよ。ボクは性欲が溜まってどうしようもないの。


 ねえ、お姉ちゃん。
 今日学校で面白いことを聞いたよ。セックスは好きな人とするんだって。
 だからなんだね。何度も、何度も、セックスしたってボクはお姉ちゃんを好きな
まま。ずっとずっとボクはお姉ちゃんを好きな人。お姉ちゃんもボクを好きな人。
 ねえお姉ちゃん。抱いて。もっと強く。ぎゅって。
 何もかも、お姉ちゃん以外の何もかも手放したいくらい、いい気持ち。
 この手綱だけは離さないけれど。たとえ明日世界の車輪がボクたちを轢き殺しても。

 死が二人を別つまで。ボクとお姉ちゃんは恋人同士 
 ――お月さまがきれい お星さまがきれい
 お姉ちゃんの白い肌を ボクの肌を 黒いクロイ クルクル廻る瞳を
 きらきら照らしてる――

468 :名無し物書き@推敲中?:04/03/21 03:28
前設定無視ですよっと。

469 :名無し物書き@推敲中?:04/03/21 20:31
いいね!

470 :名無し物書き@推敲中?:04/03/22 21:42
なんじゃこりゃ。ここって百合スレだろ?
それとも主人公がボク女とか?
ああ、そんなら納得。直接的に男の部分が書かれてないし。
よし、ボク女ケテーイ。

471 :名無し物書き@推敲中?:04/03/23 11:58
>470

>ボクは男の股間に生える陰茎を見たとき、それが男性の性器であることを知った。
>ボクには無いものだった。もちろんお姉ちゃんにもないものだった。

472 :名無し物書き@推敲中?:04/04/01 21:00
>ハングドマン

続きにちょっと期待してみる。

473 :201:04/04/01 21:19
 衝撃のリレー小説、感動の最終回!

 夜のこと。
 雪の空の下 乙女は二人 白く柔らかな床を踏みて 足の裏は白さに塗れて 
 乙女は二人に旧図書館へ向かう。白い肌の乙女たちよ 白い手をひらめかせ
 黒い髪の艶やかさを輝かせる 雪の中を歩く乙女たちよ。
 そして今こそ辿りつきぬ。乙女と乙女は廊下を歩く。寒いのだろうか、二人は
その手を片手同士でつないでいる。
 然るに聞け、扉の開け放たれる音を。見よ、外の風が吹き抜けて、乙女と共に
部屋へと入り込む姿を。白い雪は乙女たちの肩から降り落ちる。

「綾野、やっとここまで来たね……」
「うん」

 遠くで梟の声が聞こえる ああ、薄暗い部屋には 乙女二人の他は誰もいない。
 ただ虚ろな風の音と 囁くような乙女たちの声 二人は何とはなしに口付けを
交わし 唇から漏れる息の暖かさで互いの冷えた口元を 物も語れぬ桃色の口元を
ほんのりと 熱で温める。

「咲妃……疲れた?」
「うん。少しだけ……」

 咲妃の美しい顔は青ざめて 瞳は薄暗い土の色。もしも命の蝋燭に白い色が
あるならばよもやこの暗さはあるまいと。ああ哀れな乙女なり 綾野の瞼も深く沈む
 咲妃はすでに失われた姉のため 石家の住みかに消えうせた 愛する姉を求めるため
 死者の声聞く噂の吹きそよぐ この旧図書館へと参ったものを
 いまやその命も姉の元へと駆け急ぐ


474 :201:04/04/01 21:20

 その時 風が吹き抜けて 一陣の風が捲り上げる 一幕のカーテンを
 はっと咲妃の眉が上がる あっと声が漏れ出でて はたして綾野は咲妃を向く。

「どうしたの?」
「姉さま……姉さまが、そこに。見て、綾野」

 乙女の一人は幻を 乙女の一人はただその開いた幕を

「咲妃……酸素欠乏症にかかって……」

 嘆きの言葉も すでに命尽き果てるかの乙女には届かず
 ほっとかの乙女は安堵の息 そして綾野に語りかける

「綾野、私なんだか寒いんだ……」
「――そうなんだ」
「一つだけ、一つだけ、私の言葉を聞いて」
「うん。一つだけ。本当に、一つだけだよ」
「綾野……私、私ね」

 そして咲妃は最後の言葉を 最後の言葉に翼を開いて

「綾野。私は人間じゃないの。M666星雲から来たカイライオン・ナナなのよ!」
西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んでいく。それが私なのよ」
「だからマゾだったのね……」
「今まで黙っていて、ごめんなさい」

 そして咲妃は綾野に見守られ 今こそ空へと消えていく
 しかしそのとき 見よ、空が輝いて 綾野が驚くその光 そして乙女はその姿を見た 


475 :201:04/04/01 21:22
「姉さま……」
「私は命を二つ持ってきた。面倒なので以下略」

 そして光ははるか広がる空へと消える
 ありがとう、カイライオンナナ! ありがとう、咲妃!

(完)

476 :201:04/04/01 21:28
痛みを知らない子供が嫌い。心をなくした大人が嫌い。
優しいSSが好き。バイバイ。

477 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 21:06
 ――イッポリートはデルフィーヌに征服されました――

 もしも恋の御心が 人の全身を焼き尽くすものなら
 この身はとうに塵へと帰る

 その人の 白濡れるスミレの芳しき 艶かしい肌は
 気まぐれの 蝶をば引き寄せる 赤の燭台に首を吊り 死にたる蝋人形が燃え盛る
 それはさながら我が心の 恋の情炎とも名付くもの 白の前身はたちまち黒く染まり
 悪臭の煙をもうもうと渦めかせ 獣の持つ六六六の牙が 桃色の乳房に歯型を彩ること

 青暗い宵闇の頃へと デルフィーヌはイッポ・リートを誘う イッポ・リートは初花の娘
恋も知らぬ 初雪の降るような 穢れない初心の娘 心には清らかな流れのほとりに咲く
あやめの花が芽吹いて青し 指先は曙の光が満ちあふれ 尊い男性(ヒト)を待ち焦がれていた
 夕霧に紛れ 悪心のデルフィーヌは娘を誘う デルフィーヌは薔薇のつま先を持つ女
大きな乳房はたわわに実り 谷間からはいいしれぬ芳香が漂い、愚かな心を奈落へと導く
肉欲は子宮よりも深く 唇のさらに先、喉の奥よりも暗い 瞳は獣 猛獣のように恐ろしい
欲望の歯を剥き出しに デルフィーヌはイッポ・リートを誘う 巧みな言葉は弓よりも速く
長い槍よりも鋭い そして首元にはギロチンの番(ツガイ)が掛けられる
 捕えられる娘 逃げなくてはならない 恐ろしい言葉から 妖しき女の誘いから けれど、
ああすでに遅い デルフィーヌの邪な刃はイッポ・リートの胸を突き刺した 胸から 
滴る朱の色彩 朱から漏れる切なさの吐息 デルフィーヌとイッポ・リートは口付けを交わした

478 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 21:09

 青暗い宵闇は 亡霊たちがひしめくよう 地の底のレーテーを古びた顔のカロンが渡る
 その頬は痩せこけている 骨が頬から覗いている 頬は笑っている 骨の顔で笑っている
 笑っている 笑っている デルフィーヌも笑っている カロンのように恐ろしい顔で微笑み
 欲望に醜く顔を歪ませて 白の娘を汚す 汚らしくさせる 全身を牡蠣の貝殻で削り落とすように
娘を赤の唇で血まみれに染める 血の色の デルフィーヌの唇は 汚らわしく 情熱的だ
 イッポ・リートは落ちていく 泥の澱みの更に深く 夜の闇の更に深く 奈落の果てまでも
その身には肉欲が刻まれて 肉体には汗が流れる 純潔の花は萎れ、枯れて、腐り 異臭を放つ
蝋燭の火が消えて 獣の情炎だけが夜の闇を照らす 恐ろしい猛獣たちが影に蠢き
お互いの穢らしい愛欲を確かめ合っている 女たちは欲望の渦に包まれる 初心な娘は
海のように数多い接吻に流され 金銭の執着よりも逃れがたい欲望に襲われ もうここにはいない。
ただ海に漂う海藻が混沌に絡み合うように 二人は浅ましい契りを交わす
 
 かんざしは薔薇の指先 口紅は鈴蘭の接吻 瞳には月の煌きの宝玉(レンズ)を嵌めて
また指先は水仙の蔓が巻きつく 芳しい芳香は 墓土に咲く美しい花々 比類なき恋を知れば
イッポ・リートはベッドの上で 親しい女性の胸を抱く 頬をその大きな果実に委ね
無邪気な恐れと喜びに 恋しい方へ胸の切なさを打ち明ける 
 二人の肩は並びあい 地獄への道しるべを肩の上へと掛けられる 道しるべが二人を繋ぐ
 恋の腐臭を漂わせ 二人は地獄へ落ちていく どこまでも。

479 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 21:24
元ネタは、ボオドレール詩集「悪の華」にある、
「地獄に堕ちた女たち『デルフィーヌとイッポリート』」。
そちらにまで元ネタがあるかどうかまでは分からず(オイオイ)。

480 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 22:09
b

481 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 22:15
>>479
ちなみに訳者は? 堀口大學? 日夏耿之介ではなさそうだな(って日夏は
英米文学の翻訳者だっけ)

482 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 22:36
>>481
私が見たのは、岩波から文庫で出ていた鈴木新太郎という人の訳です。赤537-1.
筑摩書房の世界文学大系にも同じ訳者のものがあるとかなんとか。


483 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 22:37
あ、信太郎でした。

484 :名無し物書き@推敲中?:04/04/08 23:00
>>481-482
サンクス、後学のために知りたかった。
しっとりとして香気がほのかに立ち上ってくるような文章は、やっぱいいもんだな

485 :マリみて(エロパロ板)スレ住人:04/04/22 21:00
勝手ながらエロパロ板のマリみてスレから応援を呼びました。
201氏の作品が大好きなもので。
私が201氏の代わりを書ければよかったのですが、どうも出来る気がしなくて・・・・・・
ちなみに>473-476は偽者ですよね?
ストーリーは>371の続きからお願いします。

486 :名無し物書き@推敲中?:04/04/25 08:25
ここに少しでも職人さんがいるなら、別のリレー小説を始めることもできるけれど……。
もう少しリレーさせやすい(と思う)もの。でも、百合創作文芸のほうにも最近は
職人さん来ていないみたいなので。
リレーは最低三人はいないと無理ですから……。

487 :名無し物書き@推敲中?:04/04/27 18:01
災害で周囲から隔絶された学園を舞台にザッピング、とか面白そうかも。
もちろんスレタイにそってダーク系で。

488 :イラストに騙された名無しさん:04/04/28 03:17
なんにしろ、始めるならまず土台をしっかりしてないとね。
どこかで齟齬が生じて、結局は誰か一人の独走状態になりやすい

489 :名無し物書き@携帯:04/04/28 07:27
あー、懐かしい。まだあったのかぁ。
201氏のリレーにほんのちょこっと参加した者です。
マリみてスレから来てみたら、やっぱりここだったか…。
何かあれば参加したいけど、名前の通り携帯からだから難しいかも。

とにかく、呼んでくれたら参加させていただきますので。
では。

490 :名無し物書き@推敲中?:04/04/28 15:16
とりあえず、

・先の展開を一人で決めない。
・やたら仕切らない。
・無闇にageない。

の3つは必須かな?

491 :イ名無し物書き@推敲中? :04/04/30 02:29
とりあえずある程度は設定を決めておきましょう
自由度が減るのは確かですが、そもそも途中で崩れてはもともこもありません

492 :名無し物書き@推敲中?:04/05/01 00:01
元ネタあると便利なんだけどね。ハカロワにとってのバトロワみたいな。
リレー小説の場合、作者の意思を個々に表現するには、複数のキャラ視点が必要。
が、下手するとキャラの性格が把握できなくなる恐れがある。
とりあえず一般的なリレー形式について書いとく。

・シナリオのロープ結び
 201の形式がこれ。……というと何かイメージ悪いが、
実際は比較的オーソドックス。一人の作者が書いたものを、後を引き継いで
別の作者が書く、これを繰り返す。展開がダラダラになりがち。安定性がある。
作品内容が把握しやすい。少し自由度を上げたものなら、ifやelseもOK。
・TRPG形式
 雑誌の読者参加などで使われるのがこれ。あらかじめ作られたNPC達と
作者の作ったPCを交ぜながら話を進めていく。作者ごとの個性がよく
現れ、NPCのキャラクター性も高まることから、ゲーム形式ともいわれる。
大きく二つに分かれ、PCがNPCの行動を決める ものと、
NPCの行動に基づきPCが書く ものがある。 
キャラクターごとの展開変化が大きい。作者の意思がバラバラで進む。
ルールがより多く必要になる。統一感がない。作品内容が把握しにくい。
・システム形式
 決められた世界観・設定に則り個々の話を書いていくやり方。
聖書・神話などはこの形で書かれていく。
リレーか否かはあまり定かではない。二次創作を書いていくようなもの。
厳密な世界観を必要とする。その内容は、もはや一作品と見るのが難しい。
作者の個性が現れ、自由度も高い。

大体この三つかな。どれも長所・短所はあるけれど。
書きやすさなら3番だと思う。

493 :名無し物書き@推敲中?:04/05/01 00:32
元ネタか。
十五少年漂流記・蝿の王・チャイルドプラネット・ぼくらの未満都市・無人惑星サヴァイヴ
系統の「事故か何かのせいで少女達だけでサバイバル」とかどうだろうか。

リレー形式は、作者ごとに複数キャラ視点で時々各視点がクロスする形式とか。

ちなみに俺は、参加したいけど時間と実力が微妙だったりする……。

494 :名無し物書き@推敲中?:04/05/03 15:01
>493
どこかのSSサイトでそれ見かけたことあるな・・・

495 :名無し物書き@推敲中?:04/05/04 10:37
>494
どこ? 思い出したら教えてください。ちょっと興味あるので。

496 :493:04/05/05 03:03
あー、どこだたっけかな?
ただ、人数が15人もいたのでキャラを覚える前に話がどんどん展開していって
正直みてるこっちは置いてきぼりな感じを受けたな・・・
あ、ちなみに15少女漂流記だったかな?>タイトル

497 :名無し物書き@推敲中?:04/05/05 05:25
どこかの百合系スレにリンク貼られていた気もする。
どうにも思い出せないな〜〜。創作文芸かライトノベルかエロパロか
エロ漫画小説のどれかだと思うけど……。

498 :名無し物書き@推敲中?:04/05/07 19:42
うーん、Google検索かけると、電波少年の企画の「15少女漂流記」とか
「喜多郎の十五少女漂流記」がヒットするなぁ。
2ch過去ログ検索では引っ掛からなかったし。むう。

499 :名無し物書き@推敲中?:04/05/08 02:35
じゃ、順当に七人くらいで始めたらどうでしょう?
話が煮詰まってきたら何人か別枠の漂流者登場という感じで。

500 :名無し物書き@推敲中?:04/05/08 06:06
>>498
ttp://www.goti.tv/otaseek/search/book/creation/yuri/original/

501 :名無し物書き@推敲中?:04/05/09 21:56
>499
舞台とかどうします?

・現代・漂流・無人島に少女だけが
・現代・ウイルス・地方都市の生存者が少女だけに
・近未来・ワープ失敗・無人惑星に少女だけが
とか思いつくけど。

最初は7人で後から別の漂流者というのもいいけど、
7人・8人で別々の島に流されるたことにするのかも。で、中盤で合流とか。

>500
おー、これですか。サンクス。

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