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黒い百合

135 :201:03/12/20 23:47
>>134 
 綾野の用事は 麻利亜の予想していた通りのもので、その内容に至るまでもが全て麻利亜の予想範疇内
に在るものであった。
 だから 話を聞き終えて麻利亜が持った感想は「そう、やっぱり」というものだった。
 綾野は更に、麻利亜に対して協力を求めてきた。
「……このまま時間が経過していくのは、麻利亜様のご都合に沿わないものかと」
「そう、それで 私にも動いて欲しいと言うのね?」
「はい」
「断るわ」
「……?! どうしてですか?!」
「だって、私が動く必要は何処にも無いし、この状況が私の都合に沿っていないわけではないもの」
 そう、全ては麻利亜の意のままだ。
 今、咲妃が『適合者』で、由香の下に居無いという事も。
 だから、麻利亜にとって今の咲妃の状況は何の問題にもならない。
 故に、麻利亜にとって、この会話は『無駄』であったし、これ以上続ける気も無い。
「用件はそれだけかしら?」
「麻利亜様……」
 尚 会話を続けようとする綾野に、麻利亜は冷たく微笑んだ。
「それだけのようね。
 私からの用は何もないから、もう私の前を消えなさい。
 そんなに何かをしたいのなら由香でも訊ねてみる事ね。
  この私が、あなたごときの為に動くとでも思ったの?
 ふふ……、大した思い上がりね。
 それに……、あなたへの興味は、とうの前に無くなっているわ。
 これ以上此処に居られると……」
 次の言葉を言うのが……引いてはその反応が、麻利亜にはたまらない快感だった。
だからこそ、今一時の芸術の為、麻利亜は何処までも冷たい声で言った。
「目障りだわ」……と。 

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