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黒い百合

127 :名無し物書き@推敲中?:03/12/20 18:43
>>124の続き

第二話 十月

 教壇では数学の教師が黒板になにやら数式を書き込んでいる。
 コッコッとチョークが黒板に当たる音はなにやら眠気を誘う音でもある。
 欠伸を堪えながら望月綾野は藤宮咲妃に視線を飛ばす。
 ここ数日、咲妃はいつも北川菫と一緒にいる。
 登下校も一緒のようだ。
――堕ちた……、のかな。
 それならそれで構わないとも思う。
 北川教の信者には興味はない。
 しかし綾野には咲妃のことが気になって仕方がない。
 咲妃にはどこか他の北川教信者とは違うところがある。
――藤宮さん……、時々凄く不安そうな目をしてる。
 そう、まるでかつての綾野自身のように。
 藤宮さんは、北川のことをどう思っているのだろう。
 かつての綾野が感じていたように、『お人形』にされてしまうことに対する不満はないのだろうか。
 咲妃の見せる不安そうな目はなんなのだろうか。
 綾野は咲妃に視線を向けたままで考え続けていた。
――私はどうしたいのだろうか……、私も北川と同じように藤宮さんを手に入れたいと思っているのだろうか。


すいません>>125を読んでなかったので、綾野の反応を多少変えてしまいましたが……。
続きをよろしくお願いします。

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