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黒い百合

110 :201:03/12/20 10:21
>>109の続き

「あの……、私……なにか……」
「ふふ……? いいえ、まだ何もしていないわ。
 そうね…今のところの あなたは……」
 そこで急に麻利亜は咲妃を正面から緩やかに抱きすくめた。
「可愛らしくて……好きよ。
 だから、つまらない子になっては駄目」
 もしも、……そう、もしもそうなったら……。
 腐った部分を削ぎ落とす。
 その時に上がる悲鳴もまた捨て難いものがあるが、それは麻利亜の望む所ではない。
 熟練された麻利亜の抱擁は同姓である咲妃にすら何の嫌悪感も与えず……
それどころか、その抱擁のあまりの心地良さに 咲妃は僅かにおぼれかけていた。
「は……い……」
 熱に浮かされたような声になって、咲妃は麻利亜の命令に従属した。
 
 防腐が済んだ事を確信すると、麻利亜は咲妃を離れ、「またね、咲妃ちゃん」
と、……優しい顔ではあるが、実に 熱が冷めたような素っ気なさで咲妃を残して
去っていってしまった。
「あ……」
 それで、その麻利亜の背中に 言葉にならない切なげな声を投げる。
 その声は、差詰め、麻薬を取り上げれた 中毒患者。   

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