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燕尾服仮面ゼンダマン

1 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:15
宵の夕べ、ゼンダマンは激しい腹痛がしていた。
空を飛ぶことが目的で買った乗り物は車輪が空転するばかりで、使い物にならなかった。
台所で料理をしていた恭子が、出来たての卵焼きを持ってゼンダマンが
仰臥しているソファまで運んできた。
「ゼンダマン。料理が出来ました」
ゼンダマンは喋るのも大儀だったが、両足を揃えて寝そべると、
「ピストルを持ってきてくれ」と言った。
恭子はことさらに驚いた表情を作ると、たしなめるように、
「そんな体で敵と戦えますか、甘い相手など日本にはいませんよ、あなたらしくもないわ。
さあ、卵焼きを食べて元気をつけて」

2 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:22
>>1ハァ?

3 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:26
ゼンダマンの体はみるみる衰えていった。
恭子が心配して病院に行ったほうがいいよ、と言ったが、
ゼンダマンは頑として拒否した。
ゼンダマンはソファに横たわったままの姿勢で、
ゼンダカッター、ゼンダボンバー、などの技をくりだした。
病床に伏しているとはいえゼンダマンの技はなまってはいなかった。
かつてはゼンダボンバーで幾人もの悪人を懲らしめたものだった。
「ゼンダマン、なぜ泣いているの」
臥しているゼンダマンの傍らに立っていた恭子が言った。
「俺は今の自分が悔しくって」ゼンダマンは起き上がりながら言った。

4 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:40
三人の仲間たちはゼンダマンの元気がなくなった姿を見るのに堪えれなかった。
三人はゼンダマンを山奥の小屋に連れて行った。
山小屋には生活必需品がすべてそろっていた。テレビもあった。
ゼンダマンは聞くに耐えない恭子の、ゼンダマンの意思を無視したゼンダマンに
対する慰めの言葉、それは確かにゼンダマンへの愛情から発された言葉であった
にしても、ゼンダマンには耐えられなかったのだ。
ゼンダマンは恭子から逃げるようにして、山小屋で生活し始めたのである。
三人の仲間たちのうち、リーダー格は、零次だった。零次はゼンダマンの良き理解者で
幾多の戦いでゼンダマンを良く補佐した実績もあった。
知力、体力、ともに備えたゼンダマンの真のパートナーだった。
零次に任せておけば何も心配はない、という甘えもゼンダマンにはあった。

5 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:46
ゼンダマンの名前が問題ありと思われ。

6 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 13:55
三人は夜が更けると、木のテーブルにろうそくを立てただけの薄暗い山荘内で、
ゼンダダンスを踊った。一番うまいのは栄一郎だった。
零次と栄一郎は恋人同士であるかのごとく、肩を寄せ合い、普段から接していることを
ゼンダマンも知っていた。
ゼンダマンが零次とであった時、すでに栄一郎は零次と暮らしていた。
栄一郎は競輪の選手で、ゼンダマンや零次には劣るとはいえ、体力があった。
沸き起こる正義感に突き動かされていた当時の栄一郎は、かなわぬまでも、
ババが送り込んでくる怪物たちに立ち向かっていた。
栄一郎の母親はババの手下たちに殺されていた。母だけではなく、父も、姉も、殺されていた。
それはゼンダマンや零次とて同じ事だった。ましてや武雄までもがそうであったのである。
武雄は身の丈百八十センチの大柄な体躯を持った青年で、無口であったため、
ゼンダマンや、零次たちに軽んじられていた。しかし潜在能力ではゼンダマンを
上回っていた。

7 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:01
宵の夕べと言う表現はどうかと思うぞ

8 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:13
ガラスが割れる音がした。ゼンダマン達は気色ばった。
「シェイー」と叫びながら、全身黒塗りの男達が山小屋の中に入り込んできた。
ババにゼンダマンの居場所を嗅ぎ付けられたのだった。
ババが送り込んだ男達は、閂をしてあったドアを開け、外にいた大勢の仲間を招き入れた。
殴りかかってきた男の腕を零次が極め、へし折った。栄一郎は日本刀で切りかかってきた
男どもの攻撃をかわすためにテーブルの上に乗ると、ゼンダマンの顔を見て言った。
「ゼンダマン。ゼンダボンバーだ」
ゼンダマンは病床に伏しながらゼンダボンバーの腕が落ちないように訓練していたとはいえ、
練習と実践はまったく別のものであることを知り抜いていた男であった。
だが、悠長なことは言ってられなかった。
武雄がババの手下に捕まり、首をはねられそうになっていたのだ。
「ゼンダボンバー」ゼンダマンが叫んだ。
すかさず、ゼンダマンは懐からピストルを取り出し、ババの手下どもを狙い撃ちしていった。
ババの手下どもは次々に倒れた。かなわぬと見た馬場の手下どもは武雄を連れて退散した。
「武雄が連れていかれたぞ」ゼンダマンが叫んだ。

9 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:41
ババは美女に囲まれていた。ババのいる場所は塔の最上階だった。塔は巨大だった。
ババが奴隷達に十五年かけて立てさせたもので、高さは三千メートルをゆうに超えていた。
ババの周りには連れ去ってきた美女たちがはべっていた。
ババはワインを一口飲むと、椅子に座ったままナイフを取り上げた。
ババが放ったナイフは的の真ん中に突き刺さった。ババは満足そうに美女に微笑みかけた。
ババが女の肩に手をかけ、「どうだい?」と言った時、ブブカが許可なく
ババ・ルームに足を踏み入れた。ブブカは密かにババの暗殺を図っている男だった。
「総裁。武雄を捕らえました」
ババは不愉快な気持ちを顔に出さず、いかにも嬉しそうに、
「そうか。でかしたぞ。それで、他の奴らは?」
「そう焦るものではありません。ゼンダマンは予想以上に体力を回復しています」
「それはおかしいな」
不敬にあたるともとれる視線で、
これ以上俺は言うことがないというようにブブカはババを見つめた。ババはじれた。
「情報ではゼンダマンは燕尾服を所持していないはずだ。ゼンダマンは燕尾服を着ていたか?」

10 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:47
>>1よ、素晴らしい作品だ。
またり文庫に投稿してくれ、たのむ。

11 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:49
おつかいを見習え。

12 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 14:59
「暗くてよく分かりませんでした。しかし、ゼンダマンがゼンダボンバーを出せた以上、
燕尾服を着ていたと思われます」
ババは心の底から驚いた。「ゼンダマンがゼンダボンバーをだしたと?」
「はい」ブブカがいった。
ババが唯一恐れていたものはゼンダボンバーだった。金も地位も女も得たババは
塔の最上階で裕福な暮らしをしていたが、その楽園を破壊する者がいるとしたならば、
それはゼンダマンをおいて他にはいなかった。
燕尾服を着たゼンダマンの繰り出すゼンダボンバーの破壊力を侮るほどババは権力に酔ってはいなかった。
ババは心のよりどころを求めるかのように壁にかけられている仮面に視線を移した。
仮面は赤い色をしていた。能面に似ているようだが、目の部分から触覚のように鋭い
えらが二本出ていて、えらの先端がワインレッド色に変色していた。
その仮面は先年、ブブカがゼンダマンと渡り合って奪った物だった。
仮面と、燕尾服を身につけたゼンダマンにかなう物はいなかったが、ブブカが
ゼンダマンから仮面を奪った時、ゼンダマンは燕尾服を着てはいなかった。
しかし、それでもブブカは重傷を負った。相打ちといってよい。
ブブカの傷が癒えたのもごく最近の事だ。

13 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:07
ゼンダマン、作品は投稿場にに出した方がいいよ。
またり文庫、http://bun.abk.nu/
ここは素人が投稿できるところだし、多くの人が読んでくれるよ。

14 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:16

  ●●●創作文芸板ガイド●●●
一、創作文芸板は文章による創作と創作にまつわる議論を行う板です。
一、作品発表のスレはあまり好まれません。無闇にスレを立てずに専用スレッドの活用を。


15 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:27
ババは我に帰るとブブカに言った。
「とにかく、武雄を連れて来い」
その声には、ブブカに対する嫌悪の念がありありとこもっていた。
「はっ、ただちに連れてまいります」
ブブカはそう言うと、ババルームをあとにした。
見るも無残に変わり果てた武雄が縄で縛られた姿でババ・ルームの床に蹴倒された。
武雄はもう虫の息だった。
ババは倒れている武雄の近くまで歩み寄ると、
「武雄、お前はなぜわしにたてつくのだ」
武雄はババを睨みつけると、ババのマントの裾に唾を吐きつけた。
ブブカが武雄の体を片手でババの顔まで持ち上げると、ババは武雄の顔を平手で張った。
「おぬしは大切なわしの部下どもを何人殺せば気がすむのだ」
ババはそう叱責しながら、武雄の顔を右手と左手を交互に使って張っていく。
ブブカは武雄を抱え上げると、支柱めがけて投げつけた。
武雄は頭をぶつけて、血を流した。動かなくなった武雄にババが言った。
「武雄、貴様はまだ殺さん。お前のような悪人にはそれ相当の扱い方というものがある」

16 ::02/11/29 15:34
>あまり好まれません

こんなアホな言葉が混じったもんをコピペすんな、馬鹿


17 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:39
>こんなアホな言葉が混じったもんをコピペすんな、馬鹿

言いえて妙ですな。
このスレに近いものが感じられます。

18 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:48
「ゼンダマン、助けてくれよ!」
さびれつつある彼らに活気を与えてやってくれ!
行け! ゼンダマン! またり文庫へ!

19 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 15:52
零次のアパートに引き移った三人は夜遅くまで話し合った。
「武雄の事は忘れろ」栄一郎が言った。
またそれは零次の意見でもあった。「あいつは俺たちの足手まといになるだけだ」
ゼンダマン、本名、群条達吾郎は反対した。
「今の世の中、ババに立ち向かおうとするほどの気骨がある奴はそうそういないぞ」
「だが、しかし」と零次が言った。「あいつはもういないんだ、しょうがないだろ」
「ババのとこへ取り返しにいくのみだ」群条は立ち上がった。
栄一郎が叫んだ。「それこそババの思う壺だ!」
「お前達は残っていればいい。俺一人で行ってくる」
「勝手にしろ!」
燕尾服を身にまとった達吾郎はさっそうとアパートを出、夜明け前の中華街に足を踏み入れた。

20 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 17:42
栄一郎は胸糞の悪い夢から覚めると、台の上に置いてあった零次のペプシコーラを一気飲みした。
『ゼンダマンはどうなっただろうか?』栄一郎は零次の寝顔を見ながら思った。
反対したにもかかわらず行ってしまったゼンダマンを零次は罵っていた。
『俺もやはりゼンダマンについて行くべきではなかったのか?』
栄一郎は何度も自分自身に問いかけた。
『しかしババの本拠地にはブブカ、オルテガ、ウガンダ、スミスの四天王をはじめとして、
腕の立つ者がそろっている。とてもじゃないがババのいる最上階まではたどり着けない』
「しかしゼンダマンを見殺しにすることは出来ない」栄一郎は自分に言い聞かせるように言った。
「俺は何度、ゼンダマンに窮地を助けてもらったことか」栄一郎は決意を固めた。
零次を起こすことなく栄一郎は塔へ乗り込むための身支度を始めた。

21 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 18:23
その頃、達吾郎は頭を冷やしていた。
いざババの本拠地に行くとなると、ゼンダマンの体の震えが止まらなかったのだ。
ババの手下の数は四万といわれている。
それに仮面の無いゼンダマンがてこずるだろう相手も数十人の数をくだらなかった。
しかし、零次や栄一郎の前で大見得をきった手前、いまさら零次のアパートには帰りにくかった。
達吾郎は一度、アパートの前まで来て、窓ガラスの明かりを見つめていたが、
やはり零次たちになんと言っていいのか分からなかった。達吾郎は途方にくれていた。
たとえゼンダマンであってもババのもとに乗り込むのは気違い沙汰だと悟ったものの、
その思いを、さらりと仲間に言ってのけるだけの度量をゼンダマンは持ち合わせていなかった。
ゼンダマンの宿無し生活が始まった。
ゼンダマンはまず燕尾服を質に入れた。燕尾服姿だと目立っていけなかったのだった。

22 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 18:45
ババはババ・ルームで大笑いしていた。
「何だって? 栄一郎が一人で乗り込んできただと?」
「はい。武雄を取り返しに来たと思われます」スミスが言った。
「我々も舐められたものだな」オルテガが言った。
「本当にゼンダマンはついて来ていないんだろうな?」
ババがやはり信じられないという疑いの顔をしてガルシアに尋ねた。
「間違いありません百メートルごとに見張りを五人つけていますが、ゼンダマンの姿は見当たりません」
「いったい栄一郎は何を考えておるのだ。我々に捕まえられに来るようなものではないか」
ブブカが言った。
「わかりませんが、気を抜いていてはなりません。あいてはあのゼンダマン何を企んでいる事やら」
「ところでそのゼンダマンだが何をしている?」
「ゼンダマンが今どこにいるのか我々も把握しておりません。零次のアパートにいない事は確かですが」
「なぜちゃんと見張っておかないのだ」ババが部屋中に響き渡る大声で叫んだ。
「すみません総統」ガルシアは恐縮の態で弁解しはじめた。
「我々は燕尾服姿の男を追跡していたのですが、どうやらゼンダマンは燕尾服を捨てたらしく……」
「何? ゼンダマンが燕尾服を捨てただと?」ババが全身で喜びを表しながら言った。
「でかしたぞガルシア! 燕尾服の無いゼンダマンなど虫けらそのもの」
ババは興奮してやたらに水を飲んだ。「まずは栄一郎を血祭りに上げるのだ!」

23 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:25
太鼓が鳴り響く宮殿内部の温度は熱気に蝕む摂氏45℃。
着飾った男女ら数百人が縛っせられた武雄と栄一郎を中心に、テーブルに乗った
さまざまな料理をたいらげ、酒を飲み交わしていた。
クンニ神を祀る宮殿は、ババの塔から南に四十キロ降った大河イヌイシ川の下流に築造されている。
太鼓がいっそう激しく打ち鳴らされると、四天王を小脇に従えババがご尊顔を宮廷貴族の前にさらけ出した。
「ババ様。クンニの用意が出来ております」シムラーがいった。
産婦人科で使う妊婦の両足を固定できるようになっているベッドが数百台運ばれてきた。
もちろんベッドの上には、金髪、青い目、あるいは赤毛、黒髪、褐色の肌や、透き通るような
白人の娘などさまざまな人種の全裸の美女達が股を広げられた格好で乗っている。
「これがわしにとっては何よりのご馳走なのだ」
そう言うババをブブカが軽蔑のまなざしで見ている。
ババはジャイアントな男であったが、唯一の欠点が女色におぼれることだった。
ババは次々に女の股間に顔をうずめていっては、女をいかせ、潮を吹かせていった。
ババの顔の顔は数分でまん汁まみれになった。しかしババにはそんな事はいっこうに気にならなかった。
ババは性欲に支配されていたのだ。ババの舌技は苛烈を極めていた。
一秒間に、二十回、舌が膣内を出入りした。
ババはそうしながら右手中指を女の肛門に入れ、指を回転させながら激しく肘を縦に横に振った。
「さすがババ様」誰からともなく感嘆の声があがった。
宮廷貴族らはご馳走を食べる事も忘れ、ババが繰り広げるエンターテイメントショーに見入っている。
ババは五時間かけて、四百人の女に潮を吹かせると、露天風呂までシムラーに案内させた。
道すがらシムラーが、「ババ様のテクニックは神の領域に達しておられます」といった。それは満更お世辞ではなかった。
シムラーは宮殿を預かる神官で、何人もの女をはべらせハーレムを作っている女好きであった。
そのシムラーの研ぎ澄まされた目から見ても、
ババの性技は余人の真似できるものではない天性のものであると写っていた。シムラーはババを崇拝していた。
「ババ様。ブブカの目を見ましたか。あやつは謀反をたくらんでおりますぞ」
ババの目が妖しく光った。
「まずはゼンダマンを片付けるのが先だ」

24 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:26
武雄と栄一郎は為すことなく柱に縛られていた。
「武雄、俺たちはゼンダマンに裏切られたのだ」栄一郎がいった。
「違う」武雄は激しくかぶりを振った。「ゼンダマンは仲間を見捨てるような卑怯者じゃない」
栄一郎は悔いていた。ゼンダマンの言葉を信じた自分自身に失望していたのだ。
思えばゼンダマンは昔から緊急事態になると、用事があるだの腹が痛いなどと言い出し、
零次や栄一郎に厄介な事件を押し付けていたのだ。
「武雄、ゼンダマンは来ない。あいつは、あいつはへたれなんだ」
武雄は黙っていた。武雄にも思い当たるふしはあった。
ゼンダマンは仮面と燕尾服を着ている完全装備の時は尊大に振舞ったが、ブブカに仮面を取られた時などは、
あれが本当にゼンダマンなのかと情けなるぐらいに落ち込み、涙さえ流しながら、
「俺は仮面がなくなったらもう何も出来やしない。お前ら何を見てるんだ、あっちに行け、俺が仮面を奪われたんで笑ってるんだろ」
と女々しい声で言ったのだ。
その後、ゼンダマンは仮病を装い恭子をソープランドで働かせて金を貢がせていた事を武雄も聞き知っていた。
「ゼンダマンは……」武雄が言った。「ゼンダマンはきっとうまれかわって、俺たちを助け出しにくる」
栄一郎が武雄の言葉を一笑に伏した。
「ゼンダマンが性根を入れ替えて真人間になるとでも言うのか? あいつはコカインもやってたんだぜ」
「コカイン?」武雄が栄一郎を見つめた。
「そうさ、お前は知らなかっただろうが、あいつはコカインをやってたし売りさばいてもいたのだ」
武雄はうなだれ、黙り込んだ。やはりゼンダマンは見た目どおりの男なんだろうか。武雄はババに捕まってから初めて気落ちした。

25 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:30
風呂から上がってさっぱりしたババが縛られ無抵抗になっている二人の勇敢な男の前に立った。
「お前らは胸に星を七つつけたペンタゴンにし、頭に鉄の杭を打ち込んだ鉄製の生き人間に改造し、
わがババの塔のてっぺんに設置し、世界中の電波を受信するわしの僕となるのだ」
「ナイフを持って来い」ババが手下にそう言ったあと、武雄と栄一郎を笑いながら見つめ、
「その前にお前らはダーツ遊びの的となるのだ」
「俺たちはどうなるのだ」不安に駆られた栄一郎が情けない声を出した。武雄は覚悟が出来ていた。
ババが武雄めがけてナイフを投げようと腕を振りかぶった時、
「待てっ」と、ゼンダマンの叫び声が宮殿にこだました。
ババは恐怖した。「ゼンダマンっ」
ゼンダマンは燕尾服を見事に着こなし、顔には、何と仮面をつけているではないか!
「ゼンダマンっ」武雄が叫んだ。
ゼンダマンは切りかかってきたシムラーをゼンダカッターで切り刻むと、ババをにらみつけ、
「貴様はゼンダマンを本気で怒らせたようだな」
「何を世迷言を。ブブカ、スミス、ウガンダ、オルテガ、かかれっ」
名を呼ばれたスミス、ウガンダ、オルテガがゼンダマンに踊りかかった。しかしブブカはババの命令に従わずその場に立ったままだ。
「ゼンダボンバー」ゼンダマンのピストルが唸った。スミスとオルテガの二人は床に倒れた。
だがウガンダはゼンダボンバーをたくみにかわすとゼンダマンの腹部にこぶしを入れた。
ゼンダマンが前によろけたところをウガンダの足が蹴り上げようとした、が、ウガンダはゼンダマンを蹴ることが出来なかった。
何者かがウガンダの額に矢を貫通させたのだった。

26 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:31
ババの視線が宮廷入り口に釘付けされた。そこに立っていたのは紛れもなく零次だった。零次は矢を放ったあと戦況を見守っていた。
さすがに四天王と呼ばれるだけあってウガンダは額に刺さった矢を自らの手で抜きながらはやくも起き上がろうとしていた。
ゼンダボンバーにやられて気絶していたスミスとオルテガももぞもぞと動き出し始めている。
「ゼンダマン、はやく栄一郎と武雄の縄をほどくんだ」零次が叫んでよこした。
ゼンダマンを押しのけようとするババの手を、零次の陰に隠れていた恭子の放ったナイフが突き刺した。
武雄と栄一郎を奪還したゼンダマンはその場でババとの決着をつけることを避けた。
力の最高潮にあるゼンダマンといえどもババ一味が形勢を立て直した時、こちらが全滅させられるということを知っていたのだ。
居並ぶ、四天王、シムラー、ガルシア、ワタゲス、キンカーン、サルガオアサダオバビロンネーダーなどの実力者、
そして老いたとはいえババの力も決して侮る事は出来なかった。
だがそのババは十六文光線を目から出す事もなくナイフで傷つけられた右手を左手で抑えて、
縄をほどかれた栄一郎と武雄を加えたゼンダマン一行が逃げ去っていくのを目で追っているだけだった。

27 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:31
「きみはもはや粘り気すらない精液をあそこの先から発射し、あへあへあえいで喜んでいるが、
ちんこの小ささはありゃいったいなんだ」ゼンダマンが言った。
関羽雲長は穏やかにゼンダマンの叱責の言葉を聞いていたが、おもむろに立ち上がり
ゼンダマンを見下ろした。
「勝負。ゼンダマン」
ゼンダマンと関羽の一騎打ちが始まった。たがいに馬に乗り、どんどんと近づいていく。
「待った、その勝負待った」張飛の声だ。張飛が戻ってきたんだ。
「張飛か」関羽が喜びの声をあげた。
「関羽、逃げるか」ゼンダマンが言った。
「逃げるのではない。勝負は一時お預けだ」
「そんな馬鹿な」ゼンダマンは必死だ。
「ゼンダボンバー」ゼンダマンが叫んだ。
「うわっ」不意を打たれた関羽が落馬した。
「卑怯だぞ。ゼンダマン」張飛の怒りは想像を絶する激しさだ。
率直に言ってゼンダマンは張飛が恐ろしかった。ゼンダマンはきびすをかえして逃げ出した。
「あっ、逃げるか、ゼンダマン」張飛はゼンダマンを追おうとした。が、零次がとめた。
「張飛、まずは関羽の手当てが先だ」零次は冷静だった。
「あいつめ、命拾いしおった」
ゼンダボンバーの威力は何と凄まじいのであろうか。
零次、栄一郎、武雄、張飛、関羽の五人は五虎猛将と呼ばれ恐れられていた。
すべてババの妖術である。逃げ去ったゼンダマン一向にババが隙を見て術をかけていたのだ。
そうとは知らずゼンダマンらは異国の地で踊らされていたのだ。
「ゼンダマン、怪我はなかった?」恭子が言った。
「怪我はないさ。だけど張飛の奴そうとう怒ってたな」
「あの人、やばいよね」
「どういうところが?」
「どういうところって。ゼンダマンはそう感じないの?」
「俺は他人の事なんかどうでもいいんだ。ゼンダボンバーを磨くだけさ」
恭子はゼンダマンのこの一言によって、ゼンダマンを惚れ直した。

28 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 22:33
このスレを再利用するか

29 :名無し物書き@推敲中?:02/12/23 11:43
全身全霊で必死になって、美女の尻を揉みながら、ババはソファに巨大な、
豚みたいに太った体をうずめながらゼンダマンたちにうんうん唸って術をかけ続けていた。
見かねたキンカーンが、
「ババ様、お体にかかわります」と言った。
「うるさいっ、気が散るわっ」
ババは胸ポケットからナイフを取り出すとキンカーンの禿げた頭に突き刺した。
「ぐわぁ」キンカーンは死んだ。
「死体を遺棄しておけ皆のども」
そこへブブカがやって来た。
「総裁。ブブカです。やってきました」
「呼んでいないのになぜ来た。お前はババ・ルームへの出入りを禁じていたはずだ」
「はっ、仮面の事で少しお話が」
「仮面はゼンダマンが盗んだのだ。わしがクンニに気を取られている時に」
ババがブブカを見ると、ブブカが襲い掛かってきた。
妖術を使ってゼンダマンを懲らしめていたババの体力は失われていたので、
ババはブブカに組み敷かれてしまった。
「何をするっブブカ。わしを誰だと思っている? わしが死ねばゼンダマンにかけた術が解けるぞ」
ブブカはにたりと笑うと、
「総裁、そんな事はゆわれなくてもわかってます」

ゼンダマンたちは南国の島でアイアイという猿を繁殖させていた。その時である。
零次が言った。「俺たちはなぜ猿など繁殖させているのだ」
ゼンダマンが答えた。「猿を絶滅から守るためじゃないか。零次どうした? 仕事に熱意を持てなくなったのか?」
「違うんだっ!」零次が叫んだ時、ゼンダマンたちにかけられていた術が解け、
彼らは新宿コマ劇場前の道路に姿を現した。
「ここは? ここはコマ劇場前だ!」栄一郎が最初に気づいた。

ババは生きたまま頭に鉄の杭をブブカに打ち込まれ、胸に星を七つつけたペンタゴンに改造されて、
ババの塔のてっぺんに設置された。世界中の電波を受信するブブカの僕となったのである。

30 :名無し物書き@推敲中?:02/12/23 13:02
「ブブカ様。ババがゼンダマンのいどころをキャッチしました」
「そうか」ブブカは葉巻を一口吸うと煙をガルシアの顔に吐き出した。
「ババはよく役に立つ。死なないように点滴をかかすなよ」
「は。心得ておきます」ガルシアが言った。
「よく胸に叩き込んでおけ。おれもそうする」
ブブカはババが飼っていた中でも一番の美少女アイフルの股間をまさぐりながら言った。
「ケツまんぐり返しにももう飽きた、俺は戦いを求めているのだ。わくわくと胸騒ぎがおさまらない戦闘を!」
ブブカはアイフルをまんぐり返しすると、
「まんぐり返しにはもう飽きた。俺は戦いに出る。だが死ぬかも知れんぞ俺が。ふふん」
「どうかごぶじで」アイフルが言った。
「敵はコマ劇場前だ!」ブブカが叫んだ。
「しかしなぜゼンダマンたちはコマ劇場前にずっといるんでしょうか?」アイフルが尋ねた。
「俺にはわからない! 俺にはわからないんだ!」ブブカが叫んだ。
ババ様の罠だ、ガルシアは思った。ババ様はまだ生きていらっしゃる、これはきっとババ様の罠だ。
ブブカが叫んだ。「ガルシア! コマ劇場前まで行き、ゼンダマンを殺してまいれ!」
「ブブカ様は行かないのですか?」ガルシアがおずおずと言った。
「俺はここで戦況を見守る」
俺を殺す気だ、と、ガルシアは思った。ブブカは俺を憎んでいる。こうなったらババ様のもとに行こう。
ガルシアはババ・ルームを出ると、ババが設置されている屋根の上へ、翼をはためかせ飛んでいった。
しかし、そこにはブブカのまな弟子イチヂクカンポがいた。
「ガルシア、なぜここに来た。おまえはゼンダマン討伐の命がくだっているはずだ」
「イチヂクカンポ、ブブカではゼンダマンにたちうちできない。ババ様を復活させるしかないのだ」
「何だと! 裏切り者め!」

31 :名無し物書き@推敲中?:02/12/23 13:02
イチヂクカンポは肛門をガルシアに向けた。ガルシアは逃げるひまがなかった。
イチヂクカンポの肛門から下痢状のウンコのかたまりが噴射され、ガルシアの全身に浴びせられた。
ガルシアの体温が上昇し、身動きの取れぬまま死ぬのは時間の問題だった。
その光景をババが横目で見ていた。ババは他人が生死をかけて戦っているのを見るのが三度の飯より好きだったのである。
ババは屋根の上に設置されてからというもの人が変わったようにおだやかになり、終始ニコニコしていた。
もちろん設置された当初は鉄の杭を打ち込まれた痛さもあって、
絶望していたババだったが塔のてっぺんから見下ろす、絶景の風景がそんなババのすさんだ心をいやしていったのだ。
ババは夢ばかり見ていた。
「父さん待ってよ、父さん」夢の中の幼いババが言った。
「ハハハ、ショウジ。父さんにおいついてごらん」
「ずるいや父さん」
ババの父親は背中に生えた大きな羽根を拡げると宇宙の果てに飛んでいった。
「父さーん。帰ってきて、父さーん」
ババは目覚めた。ババの細長い目に涙が浮かんでいた。それは心地よい涙だった。

32 :名無し物書き@推敲中?:02/12/23 15:33
“ゼンダマンたすけてくれ”「誰だ! 俺の脳にかたりかけてくるのは誰だ?」
「ゼンダマンどうした? 幻聴か?」武雄が言った。ゼンダマンは武雄のケツを蹴りつけた。
「うわぁ、何をするゼンダマン。気でも狂ったか!」
「俺を狂人呼ばわりするな」ゼンダマンは吸っていたタバコを素手でもみ消した。
「熱くないのか? ゼンダマン?」零次が驚いていった。ゼンダマンは鼻で笑った。「おれは人造人間だ」
“たすけてくれゼンダマン”「何者だ! 俺の名を呼ぶのは何者だ!」“ゼンダマン、わしだ。ババだ”
しゃがんでいたゼンダマンは立ち上がった。「ババが俺に何の用がある」
“ゼンダマン、わしはブブカにやられ、はずかしめを受けているのだ。ゼンダマンよく聞け、もうすぐそこへサルガオアサダオバビロンネーダー率いる赤十字軍がやってくる”
ゼンダマンは何かに気づいたように栄一郎に顔を向けると、「おまえの親父は赤十字軍にやられたとか言ってなかったか?」
栄一郎は苦悶の表情で、「お袋もだ」
“ゼンダマン、赤十字軍は実在する。わしがアニメからインスパイアされて粘土から作ったのだ”
「こねて作ったのか?」“そうだ”「うわさは本当だったのか……」
“ゼンダマン、奴らにはゼンダボンバーもゼンダカッターも通用しない。なぜなら粘土だからだ”
「なぜあんたは俺を助けようとするのだ?」“それは”
ゼンダマンは全身で聞く姿勢をとった。
“おまえはわしの息子だからだ”
「嘘をつけ! 俺の親父はお前に殺されたんだ。密林で秘密特訓をしていた親父をお前が十六文光線で……」
ゼンダマンはそれ以上言う事が出来なかった。ゼンダマンは激しく嗚咽した。
“ゼンダマン、確かにお前は群条義彦の精子と群条愛子の卵子から生まれた。だがお前を人造人間に手術したのはわしなのだ”
「おれは、おれはお前など助けん! 行くぞ、零次、栄一郎」“ゼンダマン、待て! ゼンダマン!”
ゼンダマンは待たなかった。だがゼンダマンはゼンダマンらしからず真剣な面持ちであった。
「俺を手術したのはババだったのか……」
あの日……

33 :名無し物書き@推敲中?:02/12/26 20:26
ゼンダマンションの一室に立て篭もったゼンダマンたちは、敵の襲来に備えて窓に鉄格子をはめ込む作業におおわらわだった。
「もう暮れか」武雄が淋しげに言った。「俺たちはいつまで戦い続けるのか?」
「正義がこの世を支配する日までだ」
「ゼンダマンっ、テレビを見て!」恭子が叫んだ。
テレビ画面にはサルガオアサダオバビロンネーダー率いる赤十字軍らが善良な市民を鋭い爪で切り裂き、鋭い牙で食い裂き、殺人行為を行っている。
画面中央に映し出された猿顔の小男、サルガオアサダオバビロンネーダーが、
「ゼンダマン、出て来い! 出てこねば新宿区民を皆殺しにするぞ」と、叫んでいる。
「ゼンダマン、言ってはダメだ」零次が言った。
「そうだ。奴らにはゼンダボンバーは通用しないんだろ?」栄一郎が言った。
「俺には……」ゼンダマンが言った。「俺にはゼンダハリケーンがある」
ゼンダハリケーンとはスカンクの屁のようなもので、緊急事態に陥った時、ゼンダマンが使う最終兵器だった。しかし、ゼンダハリケーンを使うとゼンダマンは死ぬのだった。
「死ぬぞ! ゼンダマン!」みんないった。
「だが、区民が殺されるのを指をくわえて見ているわけには行かない」
「ゼンダマン。俺はゼンダハリケーンを使う事は反対しない」黙って聞いていた武雄が言った。
「ゼンダマンは命と引き換えても人々を守らなくてはいけない。だが、赤十字軍ごときにゼンダハリケーンを使ってはダメだ。ババに使わなければならないのだ」
ゼンダマンはため息をつくと、「テレビを消してくれ」といった。

34 :名無し物書き@推敲中?:02/12/26 20:49
「何? ゼンダマンがいなかっただと?」ブブカが言った。「おかしいな。さては感づいたか」
イチヂクカンポが顔を真っ赤にしてババ・ルームに飛び込んできて言った。
「ババがゼンダマンの居場所をキャッチしました。奴らはゼンダマンションにいます」
「よし、誰か殺してまいれ」
「私にやらせてください」イチヂクカンポが言った。「きっと殺して見せます」
窓ガラスが割れ、ゼンダマンションへ肛門を拡げたイチヂクカンポが飛び込んできた。
「うげぇーっ、イチヂクカンポ!」みんないった。
この狭いマンションの一室でイチヂクカンポのウンコ噴射を食らっては全滅する事をゼンダマンらは知っていたのだ。
「ふふふ、えらい嫌われようだな」
イチヂクカンポが肛門をゼンダマンらの方へ向けようとした時、
「ゼンダハリケーン!」ゼンダマンが叫んだ。
ゼンダマンの体が高速で回転しだし、宙に浮き、
一陣の風を巻き起こしながらドリルのようにイチヂクカンポの体に突き刺さった。
戦いは終わった。
絨毯の上に二つに切り裂かれたイチヂクカンポの死体と、ゼンダマンの亡骸が横たわっている。
恭子の好きな曲、シューベルトのますがゼンダマンションの一室にかけられた。
泣いている恭子の肩に零次が手を乗せ、
「ゼンダマンは幸せな生涯を過ごしたさ。好き勝手に生き、うまいものをたらふく食ったんだ」
ババはゼンダマンが死んだことを悟った。
「ゼンダマン、ゼンダマン、ゼンダマンーゥ、許してくれぇ、俺がお前に真実を語らなかった事をぉ……」
世界に平和が訪れた。

35 :名無し物書き@推敲中?:02/12/29 00:49
「ルシファー、起きなさい」
「うう」
ゼンダマン、いや、ルシファーは暗黒の宇宙空間に浮かぶ宝石がちりばめられた大理石大理石の上で凍えていた。
「ルシファー、世界は救われたのです。あなたはよくやってくれました」
「俺は……」
「ルシファー、思い出すのです。私をよく見なさい」
ゼンダマンはすべてを思い出した。地上での戦いの事、かつて天上で過ごした幸福な日々のことを。
「ああ……俺は天使だったんだ」
「そうです。あなたは地球を救うために人間界に降りていっていたのです」
ゼンダマンに強烈な睡魔が襲いかかった。
「ルシファー、眠りなさい。再び戦う日まで」
ゼンダマンは眠りに落ちていった。

36 :名無し物書き@推敲中?:03/01/02 22:05
ババの父親、大ババがゼンダマンが安眠している大理石に近づきつつあった。
「ルシファー起きなさい」聖マリアが危険を察知してゼンダマンを目覚めさせた。
大ババは宮殿の上まであっというまに羽ばたいてきて、上から唾液を落としてくる。
「大ババ、何をするのだ。ここは神聖な宮殿であるぞ」と、ゼンダマンは叫んだ。
「そんなことしってるぞ」大ババが言った。
大ババはゼンダマンらのいるところまで降りてくると、長い尾でゼンダマンをぐるぐる巻きにし、地球へ飛んでいった。
大ババは光の速さで宇宙空間を飛ぶ事が出来た。地球までおよそ八百万光年あったが、
大ババはワープを繰り返しながら、ぐんぐん地球に迫りつつあった。それは危険なトリップだった。
「バッドトリップだぞ、大ババ」
大ババは長い耳をそばだててゼンダマンのたわごとを聞いていたが、ふと飛ぶのをやめて静止すると、薄ら笑いした。
そして、八本あるうちの四本の足でゼンダマンののどを締め付けながら大ババはゲソのようなペニスを長く伸ばし、
ゼンダマンの肛門に挿入した。だが、ゼンダマンが括約筋を強く締め付けたので大ババのペニスはちぎれた。
「何だ。切ったのか。何度切っても生えてくるトカゲの尻尾と同じだ」
「生えてきたらまた切るまでだ」
「そうか楽しみにしているぞ」
大ババは羽根を拡げ、前よりも加速して飛ぶ事にした。

37 :山崎渉:03/01/06 16:06
(^^) 

38 :ハバナ:03/01/15 21:04
アリストテレスの詩学を読むスレにする

39 :山崎渉:03/01/19 03:55
(^^)

40 :名無し物書き@推敲中?:03/02/10 00:59
(-_-

41 :名無し物書き@推敲中?:03/02/17 13:54
>>1
日本語の勉強をしなおしたほうがいいですね。

42 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:03
大馬場は大気圏を巧みに避けながらワープを繰り返し、地球に戻った。
大馬場にはすべきことが二つあった。ひとつは息子を救い出すことだ。
これは親なら当たり前のことであるが、もうひとつ、重大なことをした。
それは恭子とゼンダマンの子供を授かるということである。
ゼンダマンションに連れられてきた恭子とゼンダマンが久しぶりに対面した日の午後のひと時、
ゼンダマンと恭子の間に座る大ババは二人の仲人役を勤めるつもりか席を退こうとしなかった。
二人っきりにさせておいた方が良いのではないかとも思われる情景だったが、大ババの不安は的中した。
かねてから交際のあったケンダマンが窓辺に寄り添っていたのだ。

43 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:10
ケンダマンはケンタウロス型の体をもつ超人で怒っていた。
手にサーベルを持っていた。
「ゼンダマンは何度でも生き返れるからいいなあ」と、言った。
「なぜそれを知っている」ゼンダマンはゼンダカッターをちらつかせながら脇差を抜いた。
地震が起こった。震度二くらいの軽いものだったのである。それは天変地異の前触れだった。
雨が四千日降り続くことになるのだが、ゼンダマンたちやババや大ババもすでにこれから何をすべきかという
目的を喪失していた。ただ、平穏な暮らしを望む恭子だけは別だった。
宗教法人のようなものを作ろうと恭子は考えていた。

44 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:25
太平極楽道が創設されたのはゼンダマンが戻って来た日から三ヵ月後のことであった。
思想内容に共鳴した栄一郎を筆頭に信者を獲得するために、まずすべきことは宣伝だった。
カルト教団天かける虹の支社が恭子率いる太平極楽道に事あるごとに嫌がらせをしてくるので
温和な恭子も栄一郎とつながりのあるヤクザの協力を仰いで長谷川の暗殺を図ったが、カルトのカリスマ
長谷川は恭子の計をたくみに逆手返しし、恭子討伐のため信者を率いて自らゼンダマンションに乗り込んできた。
ゼンダマンはこのようなことには興味を持っていなかった。
恭子は長谷川に一目ぼれした。長谷川は年齢こそ六十の声を聞いていたが、百九十センチ近い長身にロマンスグレーの長髪を
なびかせ、狼のような鋭い眼光の持ち主で裸の上半身にマヤ文明の首輪をはめていた。
手袋は薄い金色のものを着用しており、手先の器用さをうかがわせた。

45 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:43
恭子は長谷川の愛人として果たして満点だったといえるか?
長谷川の瞳に映っていたのは恭子ではなかった。しかし恭子は尽くした。
長谷川は厳格なしきたりを教団内に強いていた。一般市民も長谷川を恐れていた。
長谷川はかつてオリックスブルーウェーブの一投手に過ぎなかったが大リーグでも投げたことから、
目利きできる男から興味を持たれ今日の地位を裸一貫から作り上げた成り上がりものだった。
その体から発散されるオーラに男も女もメロメロになった。
長谷川はすでに己の目的を喪失していた。そこへ恭子が飛び込んできたのだった。
傍目から見れば恭子が長谷川の野心を再び燃え上がらせようとしているかのような具合だった。

46 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:48
一方、ケンダマンはこの世で一番強いとされている悪の化身を倒すために、
険しい山麓で修行をしていた。安寧山に格好の修行スポットがあった。
滝に打たれ、荒野を走り、月に向かってほえた。修行らしいことは全部やった。

47 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 16:56
そして修行の課程で同性愛に目覚めてしまった

48 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 17:01
仲間たちがそれぞれの活動に精を出す中、ゼンダマンは寂れたアパートを借りて
ニーチェの善悪の彼岸を読みふけっていた。
人それぞれに歴史あり、というニーチェの言葉に思わず身の危険を感じた。
それから、働く人になりたーいなーと歌った。探検発見ぼっくの町〜と言いながら
外に出てた。彼は近頃ひどくなってきた憂愁を振り払おうとよからぬことを思い描いていた。

49 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 17:20
ケンダマンはケンタウロスだったので、自分のチンポに手が届かなかった。
常日頃悶々としていたケンダマンは雌馬を性処理便器にしていたが、
彼の意識は自分を人間と思っていたので、人間の女に相手にされないことを恨んでいた。
彼の馬並のちんぽでは通常のマンコを破壊してしまうことをケンダマンは十六歳のときに知った。
その時から彼は悩みに悩んだ。大穴マンコだといわれている金髪熟女に興味の対象は映っていったのもそのころからだった。
さすがにパツキン女は性に開放的でフィストファックは当たり前であったのだ。
「こぶしが入るのなら俺のちんぽだって突き刺せるはずだ。それにアナルにもこぶしを入れられているではないか」
ケンダマンはそう言って自分を慰めていた。
だが、ケンダマンの体は人間のものではなかった。だから女に相手にされない日々が続いた。
それにつれてケンダマンの興味の対象もフィストファックされる外人女から獣姦される女へと移っていった。
馬のちんぽを膣に入れられている女の写真をはじめて見た時、十八歳だったケンダマンは小躍りして喜んだ。
だがそんな幸福な日々も長くは続かなかった。

50 :名無し物書き@推敲中?:03/03/12 04:15
          川川川川川Щ
         川川川川川川川
         川 〜 〜 川
         C V V 川
         川  ∪  川
         川\ ▽ 川川
         川 \ /川川
         川__||__川
         /     \
      //     |\\
       //| ,  , |//
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∪\\ |  Y  |  / /∪
      \\/ /\  \/ /
       \__/   \__/

51 :名無し物書き@推敲中?:03/03/12 04:17
          川川川川川Щ
         川川川川川川川
         川 〜 〜 川
         C V V 川
         川  ∪  川
         川\ ▽ 川川
         川 \ /川川
         川__||__川
         /     \
      //     |\\
       //| ,  , |//
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∪\\ |  Y  |  / /∪
       \\/ /\  \/ /
        \__/   \__/

52 :山崎渉:03/04/17 14:01
(^^)

53 :山崎渉:03/04/20 01:52
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

54 :山崎渉:03/05/22 03:29
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

55 :山崎渉:03/05/28 10:42
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

56 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 19:40
再出発の時が近づいていた。
「俺はまだやれる。まだいろんなことがやれる」
ゼンダマンは麻薬を止め、再起を志した。

57 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 19:46
そんなゼンダマンのやる気を支えてくれる女性がいた。
「頑張って」と、その娘はゼンダマンを励ましてくれていた。
明美といった。年齢は十六歳になったばかりで高校に通っていた。
ゼンダマンと彼女は歩道で出会い、恋に落ちた。ゼンダマンが声をかけると、
彼女は「いつも見かけますね。この辺に住んでるんですか?」と言った。
ゼンダマンはあわてて、「すぐそこのアパート」と言った。

58 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 19:53
「へえそうなんですか喫茶店の横の?」
「ええ、そうです」
「私の家、あなたのアパートのすぐ裏だわ」
「えっ、そうなんですか。知りませんでした。パチンコ屋の横の?」
「ええ、あそこの駐車場に隣接してるの。あなたこの前、あそこで何か吸ってたわね」
「えっ、見てたんですか。あそこってあれでしょ、柵と塀の間の狭いスペースでしょ」
「私、お母さんに言われて気づいたのよ。二階でお勉強してたらお母さんが紅茶持ってきて、窓から下見て御覧なさいって」
「いや、止めたんです。あれはもう止めたんです。二度と吸いません。あれは事故です。若気の過ちです。見逃してやってください」
「私、お母さんが通報しようとしたのをやめさせたのよ。あの人はきっと更正できるって言って」

59 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 20:01
ゼンダマンの目から涙がこぼれ落ちた。
「知らなかったよ。そんなことがあったなんて知らなかったよ。俺は地面ばかり見つめてあれを吸っていた。
俺の頭上でそんな会話が交わされていたなんて思ってもいなかったよ」
「もう泣かないでいいのよ」
ゼンダマンは明美の胸に顔をうずめて、何かを必死で思い出そうとしている顔をしていた。
「あなたの名前聞いてなかったわね」
「僕、ゼンダマン」
「私は明美っていうの」
「知ってる。咲丘学院高校二年生だろ」

60 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 20:09
ゼンダマンは偏差値70の超有名進学私立高校咲丘学院高校の女生徒を二月頃から物色していた。
ポニーテールの女が好みのゼンダマンは早くから明美に目を付けていたが、彼女のボーイフレンドを殺す必要があった。
「あいつさえいなければ」
ゼンダマンはゼンダ・カーに明美の彼氏、飯田尚吾を連れ込み薬付けにした後、殴る蹴るし、
海に投げ捨てたのは六月中旬の雨が降りしきる丑三つ時だった。

61 :マン滓 ◆C.k2k3TiHw :03/07/02 20:25
処女の生き血を吸う馬場マンも明美を狙っていた。そのことにゼンダマンが気がついたとき、
明美はすでにゼンダマンの目の前から消え去ってしまっていた。
馬場マンはババの善意と悪意が分離して出来た人格パンパマンと婆マンが結合と分離を繰り返して出来た残り滓だった。
それだけに今までゼンダマンが戦った敵の中でも特に手ごわい相手だった。それでもゼンダマンは明美を取り戻そうとした。
明美の居場所を探し出そうとした。なぜゼンダマンは明美にこだわったのか。それはゼンダマン自身にも分からない強大な愛の力がゼンダマンを突き動かしていたからだ。
ゼンダマンは馬場マンという悪のカリスマに、弱い自分をぶっつけ、挑戦しようと、物凄い闘志を燃やしていた。そして、憎かった。

62 :山崎 渉:03/07/12 11:21

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

63 :山崎 渉:03/07/15 12:00

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

64 :生まれ変わり ◆xQ25YREQAs :03/07/15 19:35
馬場マンは明美を家に連れ帰り生き血を吸おうとしたが、明美が処女でないことに気づき大きなショックを受けていた。「お前が処女を失ったのはいつだ?」 馬場マンの本棚に置かれてあった酒ビンの一つを手に取ると、「12だったっけ。よく覚えてないわ」 「12!早すぎる」

65 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 19:38
あほか

66 :生まれ変わり ◆aoaU3b.DQQ :03/07/15 19:54
「そうかしら。今どきの女の子はそんなもんよ」 「誰と、誰とやったんだ!」 「誰だっていいでしょ」 「良くないよ」馬場マンはポツリと言うと、大きく息を吸い込み、ゆっくり吐き出した。何か考え事をしているようだった。 「俺は残り滓なんだ」 「どういう意味?」

67 :生まれ変わり ◆aoaU3b.DQQ :03/07/15 20:04
「俺はパンパマンと婆マンの残り滓なのさ」 「詳しいことは分からないけど、たとえ残り滓だろうとあなたはあなたじゃない。もっと自信を持ったら?」 ゛馬場マン、馬場マン″ 「誰だ!」 ゛馬場マン。わしだ。ババだ″ 「ババ!」

68 :名無し物書き@推敲中?:03/07/15 20:07
とりあえずサンプル
http://www.k-514.com/sample/sample.html
  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~ 見たらどうだ・・・

69 :生まれ変わり ◆aoaU3b.DQQ :03/07/15 20:13
「長い間、お前を放っておいてすまなかった。わしはお前を滓だと思っていたのだ。滓を育てる必要はないと思っていた。滓に愛情をかけてやるなど馬鹿げたことだと思っていた。だがそれは間違っていた。滓は滓なりに滓として役に立つだろうとわしは気づいた。

70 :生まれ変わり ◆aoaU3b.DQQ :03/07/15 20:24
馬場マン。ゼンダマンがお前のところにやってくるだろう。奴を殺すのだ。そしてお前がただの滓でわなかったことをわしに見せてくれ。お前はお前自身で残り滓ではないことを証明しなくてはならぬのだ。馬場マン、聞いているのか? 馬場マン″

71 :生まれ変わり ◆aoaU3b.DQQ :03/07/16 00:26
ゼンダマンが馬場マンの居場所をつき止め、臭い一室に入ると、そこには馬場マンの冷たい死体があった。ババが馬場マンに呼び掛けていた時、パンパマンと婆マンがババの中で分離してしまい馬場マンは死んだのだ。善神と悪神の狭間でゼンダマンは長い夜を過ごした。

72 :山崎 渉:03/08/02 01:15
(^^)

73 :山崎 渉:03/08/15 12:55
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

74 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 11:57
   ____
 /(・e・)~~/\
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|  鯰   |/
   ̄ ̄ ̄ ̄

75 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 12:00
   ____
 /~(・e・)~~/\
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|  鯰   |/
   ̄ ̄ ̄ ̄

76 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 12:01
    ____
  /(・e・)~~~/\
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  |  鯰   |/
   ̄ ̄ ̄ ̄

77 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 12:04
   ____
 /(・e・)~~~/\
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|  鯰   |/
  ̄ ̄ ̄ ̄

78 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 12:05
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79 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 12:06
   ____
 /(・e・)~~~/\
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  |  鯰   |/
  ̄ ̄ ̄ ̄

80 :名無し物書き@推敲中?:03/09/29 19:32
頑張

81 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 19:37
「ゼンダマン、バンテリンを持ってきたよ」
ババの手下らに粉みじんにやられてレンガ壁の中でうずもれていたゼンダマンを
ようやくのことで見つけ出した恭子と武雄はゼンダマンの顔を見下ろしながら
バンテリンを手渡した。インドメタシンがゼンダマンの局所に吸収されていった。
「これでまた戦える」ゼンダマンは疲れた目をしてそう言い、目をそばだたせ、耳を澄ました。
聞こえてくる。風の歌が。この日本の最北、何も無い稚内に。武雄の進めもあって秘密基地をこの地に作ることにした
ゼンダマンであったが、ババの手下どもの力は日に日に増していくばかりであって、おおよそ地球上の88%はすでに
ババの占領下におかれてしまっていたので、ゼンダマンの居場所が知れるのも時間の問題だった。
ゼンダマンはすでにババにとってどうでもいい存在だった。いまのゼンダマンをババは恐れていなかった。
ゼンダマンもババを倒すことはもうあきらめていた。ゼンダマンはこれからの人生をいかによく生きるかを真剣に考え始めていた。
その答えが地球上に無いことにゼンダマンはうすうす感ずいていた。それに幸福とは女性や、セックスの欲求を満たすことでもないことは明らかだった。
ゼンダマンは愛されていた。恭子。智美。加寿子。それにナンシー。
ゼンダマンはこれらの女性と魂が燃え尽きるような恋愛をした。
だが、そこに待っていた結末は、殺戮と、裏切り、拷問に虐待、恥辱、暴力が暴力を生む血みどろの、男と女の修羅場、人生悲喜劇であtった。
ナンシーと別れて男やもめになったゼンダマンは、ババとの対決に自分の人生を賭けた。そして敗れて今の境遇に甘んじているわけである。
一日一本のゼナキングが無ければゼンダマンの体はもう動かなかった。

82 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 19:55
「さあ、このお湯に手をつけるんだゼンダマン。そうすればまた手が動くようになるよ」
武雄がゼンダマンにすすめた。
「余計なお世話だ。武雄」
「ゼンダマン。そんなことを言っちゃダメだわ」恭子が眉を吊り上げて言う。
「はは。俺はもうダメさ。なぜそんな目で俺を見る?俺はもうダメだ。もう働けない。作業がきつすぎる」
「ゼンダマン。これを聞いて」
「これは誰のCD?」
「中島みゆきよ」
ゼンダマンと武雄と恭子は小屋の中で中島みゆきのCDを聞いた。三枚組みのベストアルバム全曲聴いた。
静かになった小屋の中に武雄の声が、「ゼンダマン。せっかく引きこもりをやめて働き出したんだから、もう少し頑張ってみようよ」
「そうよゼンダマン。もう半年も働き続けれたじゃない。もう大丈夫よ」
ゼンダマンは立ち上がると、「いままで君たちに言っていなかったんだが……」

83 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 20:03
「ゼンダマン待て。それ以上言うな」と武雄が言った。
「わかった。俺の言いたいことが分ったんだな」
「ええ。私にも分ったわ」と恭子が言った。
「ゼンダマンはすぐ顔に出るから、昔から」そう言い武雄はマッチを吸って葉巻に火をつけた。

84 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 20:17
「俺もう寝るわ」いたたまれなくなってゼンダマンが言うと、
はしごで屋根裏部屋にあがっていった。テーブルを挟んで恭子と武雄の二人きりになった。
ゼンダマンがいなくなると「いやらしいわ」と恭子が言った。
「まったくだ」武雄が答えた。
ゼンダマンは屋根裏部屋の床に耳を押し付けてそれを聞いていた。
そして言った、「知らなかった。あいつらできてやがる」

85 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 20:23
屋根裏部屋の床に音を立てないように静かにカッターナイフで穴を開けたゼンダマンはさっそく除いてみた。
そして悲しみに打ちひしがれた。裏切りの光景がそこに展開されていた。
「お前はそんな女だったのか」ゼンダマンは泣き、「下など覗かなければ良かった。そうすれば知らずにすんだのに」
と、つぶやいた。

86 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 20:33
"ゼンダマン。戦うのだ。ゼンダマン””
「お前は! ババ!」
そうだ。ババだ。ひさしぶりだな。ゼンダマン。ええ?””
「まだ俺の心を傷つけ足らないのか! ババ!」
いやそうではない。今までのことはすべてお前のことを思ってのこと。言っただろ。お前はわしの息子だと””
「覚えてるぜ……」
ゼンダマン。逃げるな。戦うのだ。武雄を殺すのだ””
「しかし、武雄は……」
武雄がどうしたというのだ?””
「武雄は俺の友達だ。たとえ女を寝取られようとも」
そんなバカな……””

87 :ライン工 ◆uqdZ30nhdY :03/09/29 20:45
「信じられるかババ。それが友情というものだ。お前には到底分るまい。
お前は少しでも気に入らないことがあると何のとがも無い部下を自らの慰みのため
ダーツの的にするような卑劣漢だ。友情とはそれほど尊いものなのだババよ。
自ら愛し、恋焦がれ、最初に手を握ったとき心が振るえ、真の幸せとはどういうものかを
教えてくれた最愛の女性を寝取られようとも、男と男の友情は消えるものではないのだ。
男と男の友情とは、愛する女性を共有し、一人でも違う女と交わることができるように、
情報をこまめに交換し合う、互いに互いから利益を得ようとたくらんでいるものなのだ。分るかババ。
お前のように気に入った女性を拉致してくさって、恥辱を加えるようなことをする奴にはわかるまい」
ゼンダマン。言いたいことはそれだけか。お前も偉くなったものだな。あまり俺を甘く見ないほうがいいぜ””
「ババ、消えろ。おまえに用は無い」
ババはその夜ひとりつらい酒を飲んだ。

88 ::03/12/08 18:51
そして三百年の月日があっというまに過ぎたった。ゼンダマンの物語は伝説となって知らぬものはいない。
アゼルバイジャンに住む貧しきみなしごマンコリもゼンダマン伝説に心を奪われている少年の一人だった。


89 ::03/12/08 19:04
「おいマンコリ金出せ」
「お前らにやる金などない!」
「何だと?俺たちには向かうのか?いい度胸だ。助平な名前の癖して。おまんこ野郎」
そのときマンコリの体に異変が起こった。マンコリのチンポがマンコに変わったのだ。
それだけではない、マンコは黄金色に輝き、膣からは大量の金塊がブフブフパヒュパヒュという
まんこ屁の音たかだか放出されるではないか。
「おお金だ、金だ」と浮かれ騒ぐ群衆をよそに、みすぼらしいやせぎすの大男が目を輝かせて、
「まんこだ!おれは生まれて初めてマンコを見た」と喜びの声をだし、マンコリのクリトリスに吸い付いた。
マンコからの金の放出が収まるとその男はマンコリのマンコにむしゃぶりつき思う存分クンニした。朝方からクンニ
していたのだが、いつしかマンコリのクリトリスがチンコに戻りつつある宵の晩、道端でチンポをしゃぶられている少年と
しゃぶっている大人の二人は倫理に反するとして投獄されたのであった。

90 :シタイシタイ病 ◆5edT8.HnQQ :03/12/11 20:18
「地獄です。死んだほうがましです」
「マンコリ、死ぬなんていつでもできるさ」
「4日に一度しかパンが食えないのですよ」
「腹が減ってるのはみな同じさ、見ろよ、あいつら毛布食ってやがるぜ。馬鹿だ」
ゼンダマンとは似ても似つかないゼンダマンブロンズ像を拝む囚人たち。異教徒には激しい鞭打ちが待っているのだ。
「ゼンダマンに祈りをささげる時間だ。さあ早く服を脱げ」
「こんなの無意味です!」
「マンコリ、鞭で打たれたいのか?」
「・・・ぼくは、」
「マンコリ。お前がゼンダマンの燕尾服と仮面を探す旅に出たいと俺に言ったことが本当なら奴らの儀式に付き合わなければいけない。
たとえ無意味であっても。こんなところで死んだらそれこそ無意味だ」

91 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/15 23:24
「そう無意味だ」
二人の頭上から声がした。
牢獄の天井からカラスマンがぱっと降りてきて、マンコリを連れ去ってしまった。
一人取り残された男は、暗闇の中ただ茫然自失状態で悲しんだ。
「また俺一人か、嫁は何処で何をしているだろうな」


92 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/15 23:29
マンコリが連れ去られて三ヶ月経った冬の厳しい夜明け。
「ヘイ! ヤマモト! 奥さんから手紙だぜ!」
「何だと! 早くその手紙を寄越せ! 確かに嫁の字だ!」
「ヤマモトさん。良かったねえ」
「バカ、俺の嫁は、俺の嫁は……」
「ヤマモトどうした! 大丈夫かっ! 誰か! 救急車を呼んでくれっ! ヤマモトが変だ!」

93 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/15 23:38
病院にてヤマモトは生気を取り戻し、60年におよぶ自らの自伝を書き始めた。
それはこういう内容だ。
   *   *   *
   1
拝啓。お母さん。ぼくが生まれたとき、アゼルバイジャンにて大いなる戦争がありました。
ちょうど大隕石が地球にぶつかるとかぶつからないとかさまざまな学者による討論会があって、
それでお父さんはぼくの顔を見ることも無く火星に赴任したそうですね。お父さんはその後冥王星
最高統治者を歴任したりして、ぼくらの町のちょっとした英雄になりました。

94 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/15 23:45
   2
ぼくもその頃は精神状態は今よりだいぶ良くて、学級委員長に推薦されたりしました。断りましたが。
ちょっと鼻たかだかですね。ぼくの人生はその後平板に続き、ダフ屋などをした後、刑務所に入りました。
刑務所ではしたくもない労働を科せられ、なんか嫌な感じでした。

95 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/15 23:56
   3
revoru-syonn。
おっす。
だいだい、だ、だい、だい、大好き。

96 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/19 21:11
    4
第一章 前編
草深いこの大地に生れ落ちたその男の名前はヤマモトといった。
大和猛の血を受け継ぐヤマモト姓の男たちはその男の誕生の日に
盛大な祭りをおこなった。ヤマモト祭りである。
皆この男の存在が武雄の生まれ変わりだとうすうす感じていた。
赤ん坊ながらにある凛々しい眉などは武雄にまつわる言い伝えどおりであった。
「こいつは絶対将来女の子を泣かせるよ」
「そううまくいくかなしかし」と老人たちは不安がっていたが、


97 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/19 21:23
ヤマモトはその期待を裏切ることなく立派な若人になり女の子を泣かせていた。
そんなのどかな日々を続けていけるほどのゆとりはヤマモト家にはなかった。
ヤマモトは12歳になると里へ出され、親方の激しい暴力に苦しんだ。
左足のくるぶしが変形し、歩けなくなりそのくるぶしは一生治らなかった。
使い物にならなくなったヤマモトをおいて置ける余裕は里には無かったから山本は
15歳になると冒険に出ることになる。いつもどおりヤマモトが朝仕事場へゆくと
そこに親方の亡骸が横たわっていた。
「親方! 死んだんですか? だから働きすぎだっていってたのに……」
「ヤマモトどうしたんだい? 朝っぱらから大きな声を出して? あんたそんなとこで寝てたら風邪引くよ」

98 :アップル ◆pnQcZfvhkY :04/02/19 21:45
   5
激しく風がうなる五月だった。ヤマモトを乗せたロバは残雪ものすごし冬山下山を試みていた。
宵の夕べごろから激しい嵐になりヤマモトと娘たちは一時洞穴に非難することにした。
天然の鍾乳石に迎えられて山本たちが松明をともすと壁面に映し出されたのは古代の壁画だった。
ゼンダマンと鷹が組み打ちしている。
「見ろよ」
この洞窟は奥へ進めば泉があった。
「なんてところなんだろうここは。きっとなにか昔重大なとこだったのだろうよ」
しかし蝙蝠の大群に辟易した。

99 :名無し物書き@推敲中?:04/02/19 21:54
このペースでいったらあと9年で1000か

100 :100 ◆9c73DVl7IU :04/02/28 13:27
   6
寒さに凍え抱き合って眠っていたヤマモトと娘たちを起こすものがいた。
「ヤマモト、やっもと。おきろ。さあ目を覚ますんだ」
肩を激しくゆすられて夢からさめたヤマモトは眼前に広がる世界に驚いた。
洞穴で寝ていたはずのヤマモトは意外なところにいた。
そこはかつてヤマモトが住んでいたようないなかったような良く分らなかったが、
たしかに一度見たことのあるような、見たことのないような、
「デジャブか」とつぶやくヤマモトに、
マンコリはやさしく、「いや今まで見ていたのがすべて夢だよヤマモトさん。僕らは夢の世界にいたんだ。
いままで経験していたこの世なんて全部嘘さ山本さん。現実はもっと、もっと、僕らをやさしく生きさせてくれるさ」

101 :100 ◆9c73DVl7IU :04/02/28 13:38
「明日のことさえ分らず不安でとパーソンズも歌っているが、マンコリ。
どうして現実が俺たちをやさしく見守ってくれるなどという?」
「ヤマモトさんそれは間違っている。見ろよ、この大地。この青空。と誰かが歌っていた。
誰かは忘れたけど」
「大地、青空の美しさは俺にも分る。しかしだなマンコリ、いくら大地や青空が美しかろうと
人生の厳しさが楽になるだろうか?」
「そんなことは知らんな。それより、お前の口調がムカつく。年上だといえども殴るぞコラ」

102 :名無し物書き@推敲中?:04/03/09 09:50
さて、ヤマモトがかつて自分がそこに住んで暮らしていたと思ってしまったところは、
とても分厚い壁の前で、こんな壁だ、
 ______
/        |
|         U
|         |
|  潤@     |
|______|

それはかなり頑丈そうな花崗岩であった。

103 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 09:52
さて、ヤマモトがかつて自分がそこに住んで暮らしていたと思ってしまったところは、
とても分厚い壁の前で、こんな壁だ、
 ______
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|         U
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|  潤@    |
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それはかなり頑丈そうな花崗岩であった。

104 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 09:54
さて、ヤマモトがかつて自分がそこに住んで暮らしていたと思ってしまったところは、
とても分厚い壁の前で、こんな壁だ、
 ______
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|         U
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|  潤@     |
|______|

それはかなり頑丈そうな花崗岩であった。

105 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 10:01
   7
さて、ヤマモトがかつて自分がそこに住んで暮らしていたと思ってしまったところは、
とても分厚い壁の前で、こんな壁だ、
 ______
/         |
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|  潤@     |
|______|

それはかなり頑丈そうな花崗岩であった

106 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 10:12
燕尾服仮面ゼンダマン
   第二部 昭和の息吹を感じろ

「昭和……、懐かしい響きだ」善三はポツリとつぶやいた。
善三は昭和と彫られた壁から生まれその破石によりヤマモトとマンコリを粉みじんにした。

107 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 10:16
すると壁の文字は、
 ______
/         |
|         U
|         |
|  盾フ狼   |
|______|
に変わった。



108 :◆4w5OIIhDnQ :04/03/09 10:23
   8
ヤマモトは執筆に疲れふと病室の窓を見つめた。
紅葉している葉っぱに雪が積もっている。ああ、雪が降っている。
俺は、俺は、俺は、この先、どうなるのだろうか?とりあえず明日、というか今日の晩どうなるのだろうか?

109 :ゾエ ◆5K8goWSGWM :04/03/25 17:24
   9
病室の窓からヤマモトを見つめる奇怪な男たち。
醜怪に歪んでて焼け爛れてる皮膚から生えてる産毛が朝の日差しを目いっぱい浴びて輝いている。
心は優しそうな男たちなんだろうとそれだけで判断したヤマモトがバカだったのだろう。すぐに逃げればよかったのだ。
窓ガラスを割って病室に飛び込んできた男どもはヤマモトをベッドごと抱えあげると、用意していたダンプに
ヤマモトを乗せ、何重にも縄でくくりつけて拉致し去っていった。

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