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ひたすら描写するスレ。

1 :名無し物書き@推敲中?:02/11/19 20:27
名詞、形容詞、説明文、写真、絵を描写しましょう。

☆ルール☆
1、お題の語意に適切なものを書くこと。
2、書いた人は次の人にお題を出すこと。
3、お題がかぶっても泣かない。とりあえず書き込め。

例 
お題 覗き見

その穴に、彼はへっぴり腰で目を近づけた。
この世の誰にも見られてはならない姿だ。

次 大爆発に遭遇した男。

2 :大爆発に遭遇した男:02/11/19 20:27
炭酸水が弾けるような音が、耳の中に響く。
同時に視界を押しつぶした光量に男は悲鳴をあげた。
熱風が汗ばんだ髪を乾かす。

次は「きれいな花が咲く」

3 :文谷良介:02/11/19 20:44
「きれいな花が咲く」

 小さな、名前も知らない、花だった。ただ、その回りだけ空気が違った。
おさえきれない元気さと、か弱さを同時に感じさせる茎は太陽の光を少しでも
近いところであびようと伸び、それをたしなめる母親のように葉がついている。
それに黄色い花びらがくっついている様子は、小首をかしげ、私を褒めて
という子供のように見えた。
 彼女の体を構成する色は緑と黄色。しかし全体の印象は金色に輝いているのだった。

次「別れ」


4 :名無し物書き@推敲中?:02/11/19 20:53
>>3
残念。それじゃ咲いている花だ。
咲くという動作を表現してない。

次は「別れ」らしいです。

5 :名無し物書き@推敲中?:02/11/19 21:14
Aは左へ、Bは右へ。それぞれまっすぎあるきだす。
次「死」

6 :文谷良介:02/11/19 21:19
>>4 ごめんよ、気づいてなかったわけじゃないんだが、難しかったもんで。

7 :名無し物書き@推敲中?:02/11/19 21:37
バンプオブチキン好きでしょ?>文谷

8 ::02/11/19 21:53
 奈落の世界へ落ちるところまで落ちたというのか、はたまた途方もない
長さの階段を昇りきったとでも言えばいいのか、とにかく私は死んだ。色
はない。ないという事象すら「ない」。表現のしようがないのはそれが死と
いうものだからであり、今まで「生きていた」私には述べようもないものだ。
 強いて言うなら澄んだグラスに入れられた、きんと冷たい水のようなも
のだろうか。それが死というものだ。媒体がなければ言い表しようもない
のだから。

ちょっとお題が抽象的過ぎて書きづらい……
スレの始めなんだし簡単にいかない?
次「満員電車にすし詰めのコニシキ」。

9 :名無し物書き@推敲中?:02/11/20 00:12
 それは奇妙な光景であり、ある種の神秘的なものすら感じられた。
無機質な銀色の箱の内部には澱んだ空気が漂う。外部から伝わる規則的な
振動に任せて、吊り輪は右に左に揺れていた。そうして、そこから伸びる、
丸太のように太い毛むくじゃらの手。前に後ろに吊り輪が揺れる。慣性の
法則に、掴まっているコニシキもどたどたと前後に振られる。
 延々と続くドミノ倒し。

これが簡単なのかと小1時間(略
次、「着替え」

10 :名無し物書き@推敲中?:02/11/20 06:40
 カーテンの隙間から、肩紐にかける指先が見えた。
 二つの指で弾くようにすると、なだらかな曲線を描いた肩から
腕に滑り落ちていく。あらわになっただろう胸元への興味よりも、
あの弱々しい肩に惹かれた。
 開いたブラウスの襟元が、曲線を昇っていく。
 僕の視線に背を向け、それを閉じているのか、ボタンの一つ一
つを止める度に、肩が小さく上下する。命の通った、弱々しい肩
が息をしていた。

これじゃあ>>1の覗きだなぁとオモタ。
次「大きなのっぽの古時計」

11 :名無し物書き@推敲中?:02/11/20 09:19
足元の地面を突き破り、突然にょきにょき伸びだした。
ビルをはるかにしのぎ、巨大な振り子で民家をなぎ倒し、
100年も昔の時間を刻み始めた。
次「野球」


12 :大きなのっぽの古時計:02/11/20 19:10
>9
ワロタ 無理言ってすまんね。

 街の中心にそびえる、古びた時計塔。まるで天を突き破るかのような荘
厳な外観は、見た者の心に真実の畏怖を植え付ける、圧倒的な破壊力
を持っている。おどろおどろしいその煉瓦色の時計塔は、三時間毎に、
地の底から何者かが振るうような低く重たい鐘の音を鳴らす。時計塔は
人々の意識に深く恐怖心を植え付ける、悪魔が成した拘束具なのである。

のっぽすぎ?
ageついでに書いたんで、お題は引き続き「野球」で。
野球は分からんのよ……

13 :文谷良介:02/11/20 19:45
>>7 ああ、好きですよ。と言っても特にハルジオン思い浮かべて書いたわけじゃ
ないです(あれは「白くて背の高い花」だし)

14 :Vu ◆sAO62Cbyi. :02/11/20 21:19
剛球――
一閃。
花火のように木屑が散って。
アーチは何よりも美しく、勝者を告げた。

次「拳銃に弾を装填する男」

15 :名無し物書き@推敲中?:02/11/21 14:12
誰か…おねがい

16 :名無し物書き@推敲中?:02/11/21 14:14
>>13
新曲聞いた?

17 :文谷良介:02/11/21 14:36
新曲出てましたっけ?てかここで雑談するのは邪魔かな?(w

 男の指は震えていた。唇は紫に変色し、眼は大きく見開かれていながら、
虚ろで何も見えていないような印象を受ける。
 いくつかの弾丸が男の指の隙間からこぼれ落ちる。彼の顔からは隠しようも無い
焦りがありありと見てとれた。とうとう一発の弾丸が、拳銃に入った。一発で
十分だと思ったようで、彼はそれで装填を終え、男の顔に安堵の微少が
表れた。
 その表情は、男の死に顔となった。

18 :名無し物書き@推敲中?:02/11/21 18:48
「死んでいる花嫁(他人のでも可)」

19 :名無し物書き@推敲中?:02/11/21 19:17
>>17
公式HPいってみな。

20 :死んでいる花嫁:02/11/21 23:26
純白のドレスを身に纏った彼女が棺の中で横たわっている。
唇はあおざめ生前の艶はない。
「愛してるよ」
僕ははそっと彼女の唇に口をあてキスをした。

ウーん臭う。

次は「迫り来る戦車」

21 :ゆに子:02/11/22 13:28
すまん、趣旨と違う……
この後ちゃんと同じお題目で描写するから許してくれ。


逃げる 逃げる 逃げる。
滝のように流れ落ちる汗を拭う暇も無く
背中に感じる不気味に冷たい「怪物」の違和感から逃れるために
私は恐怖感を感じる時間すら惜しむが如く キャタピラで動く金属塊から逃げようとする。

 『けけけけけ』

怪物のハラワタに座り、それを操る異国の人間が
逃げ惑う私の姿に滑稽さを感じて、冷たく笑ったような気がした。

22 :迫り来る戦車:02/11/22 13:42
深く、重たく、そして鈍く輝く巨人が
砂埃を巻き上げ金属片で繋がった両足で滑るように市街地を走る。

自分の街で聞きたくなかった この鉄の大きな力が近づく音、
昔まだここに平和があった頃、現実感を感じぬままにみたTVのあの音を
実際にこのみみで生で聞くとは思わなかった。

マットカラーに彩色された大きなその悪魔達は
ミシミシと小さな街の街路樹の枝をまげ、ねじ伏せ、
そして折り倒して 程なく街の中を凱旋するのだろう。


次は「自分にとっては美人に感じる10人並の想い人(片思い可)」

23 :名無し物書き@推敲中?:02/11/23 13:13
挑戦者いない?

24 :名無し物書き@推敲中?:02/11/23 18:07
僕が高校生だったころ、好きな女の子がいた。
見た目は別に美人とか可愛いいとかではなかった。太い髪を短く切って、同じく太い眉の下には鋭すぎる目があり
厚い唇はいつも一文字に結ばれていて、ハキハキと男子のような雰囲気の娘だった。
柔道をやっていたというその身体は女の子らしい膨らみにも欠けていて、わりと背が高いその姿に制服の
スカートがまったく似合っていなかったのが今でも印象的だった。
通学路が同じで、何となく時間が合うと二人一緒に帰路につき、他愛の無い会話ばかりしていた。つまりただの友達同士だった。
僕がさりげなく話を持っていこうとしても、口の悪い友人の「後姿が兄弟みたいだ」と言う言葉に本気でその友人を
蹴り飛ばしにいくなどばかりして、まったく僕の気持ちに気が付いていなかった、と思う。
誰にも話すことなく気持ちを胸に仕舞い込んだまま卒業して、それでも、よく電話で会話をする。電話の向こうの大きな声に、ああ変わってないな
と思う半面、自分のこの煮え切らない態度を一転させて、この娘との関係も一新させたいと言う気持ちが、日に日に募っていった。
だから、僕は今から彼女に電話をかけようと思う。

ああ、なんかイマイチになってしまったか。そもそも描写じゃない。
次回「木枯らしの吹く沼で釣り」

25 :木枯らしの吹く沼で釣り:02/11/23 18:27
びょうびょうと風が吼え、落ち葉を巻き上げている。
森の一角である。
沼に糸を垂らす男がいた。
沼は赤茶けており、湖面は浮きを中心に波紋を作るのみである。
どう見たって魚なんぞ住んでいるとは思えん沼だ。
にもかかわらず、このみょうちきりんな男はあたりをまっていた。

だんだん、小話みたくなってきたな。
次は「空を走っている馬」


26 :空を走ってる馬:02/11/23 23:38
彼(あの雄雄しさは彼だったと信じたいが、今となっては確かめるてだては無い)をはじめてみたとき、
ボクは腰を抜かしそうになったんだ。
とうめいの秋空に躍動する白い馬の下肢を下から覗くなんて考えた事も無かったし
彼がボクの上を通り過ぎた後も 何度も何度も目を擦ったりしばたいたりしていたくらいだった。

でも、ボクは実際の時間にしては一分にみたなかったであえろう彼との遭遇を忘れないだろう。
白い四肢の筋肉が踊り、ボクの目に見えない何かを地面のように力強く蹴って
高く遠く嘶き 体毛とよりも一層明るい純白の鬣と尻尾をなびかせながら
向こうの空の鱗雲に向かって走りとおくとおくへ消えていったあの姿を。


次は「父親の革靴を悪戯に履き、転んでしまう幼女」

27 :名無し物書き@推敲中?:02/11/24 01:32
幼女は顔から転んだ。地面に顔がめり込んだ。後頭部に父の靴が降ってきた。

次は「にんじん」


28 :にんじん:02/11/24 06:51
祖母の畑には、趣味の領域を完全に越えていた自家栽培の野菜たちがひしめき合っている。
その一角にぼわぼわとした葉をもち、茎に固い芯を持ったパセリのような植物も生えていた、
―というか、自分は長い間それが噂に聞いたイタリアンパセリだと信じ込んでいたのだ。

ある日 駅からの帰り道、ちょうど祖母が野菜の収穫をしていた
あのイタリアンパセリの根元に手をかけていたのを見て
「まるで大根やカブを収穫するような扱い方だな」と不思議に思い、その姿を見入ってしまった。

きちんと手入れされた肥沃の大地からはほど無く容易にそれは抜き取られた
土にまみれながらもきちんと自己主張している赤い小さくは無いその根っこ。


……僕はあの日はじめて人参の全貌を知った。


次は「扇風機の生ぬるい風」

29 :ゆに子:02/11/24 06:51
あ、sageちゃったんであげときます。

30 :扇風機の生ぬるい風:02/11/24 07:18
なんだよ、あついじゃないか。
僕が寝そべっている縁側は、さんさんと輝く太陽からは守られていたが、
それでもどうにかなってしまうくらいあつかった。
カタン、カタンという音がいくらか涼しさを演出してくれるとはいえ
せいぜいトータルプラマイゼロの働きしかしない扇風機に怒りをぶつけてみた。
カカカ、カタタ。
それでもけなげに働き続ける扇風機のプラマイゼロのなまぬるい風に、
なんだか感謝したくなってきた。

次は「サンタクロースの存在」

31 :サンタクロースの存在:02/11/24 07:47
サンタクロースはいないということを幼い妹に教えたのは
何時だったか。あれから十年以上経った。今は朝日新聞は
デタラメだと教えるのに苦労している。

次は「ザリガニ」






32 :訂正:02/11/24 07:50
サンタクロースの存在は嘘だということを幼い妹に教えたのは
何時だったか。あれから十年以上経った。今は朝日新聞は
デタラメだと教えるのに苦労している。

次は「ザリガニ」











33 :ザリガニ:02/11/24 09:14
 小汚い川からスルメで引き上げたザリガニを、水道で洗って油に
放り込んだ。どす黒かった姿が赤に変わるのを見て、なるほどカニ
に近いのだと納得する。よく火を通した殻にかぶりつくと、景気の
よい歯ごたえとともに、香ばしい香りが口中に広がった。
 コップ酒を片手に釣ったスルメを炙って齧れば、これはもう立派
な晩酌だ。魚河岸あがりの料亭などでは勝負にならない。
 裏手の溝は鮮度が良い、と気分を良くする次第である。

 ……なんかワザとらしすぎたな。次は「杏の実をもいだ老人」

34 :名無し物書き@推敲中?:02/11/24 09:37
「ザリガメ!」
「ザリガニね」
「ザリガメ!」

そんな親子の会話を僕は微笑ましく思った。

次のお題は「チョーヤ梅酒」

35 :名無し物書き@推敲中?:02/11/24 09:38
かぶったのもアレだがお題もかぶりぎみw

36 :ザリガニ:02/11/24 09:54
近いですねw

37 :杏の実をもいだ老人:02/11/24 14:37
自宅の庭の垣根の横には杏の木があった。
父が小さなの頃におやつに食べ そのままタネを捨てたものが偶然に芽吹き、実を結んだ訳だが
その息子たる自分が中学に通う頃にはりっぱな木になっていたものだった。

忘れもしない、ある日の夕方
向かいのじーさんが家の前でフラフラしているのを見かけた。
でも、僕はこの説教くさいじーさんが大嫌いだったので
この老人の目にとまる前に、そおっと三件手前のうちの門の後ろに隠れて
じーさんが自分の家に帰るのをまった。
しかし、コイツはなかなか家に帰らない
それどころか、何故か家の前でうろうろうろうろしている、
僕は見たいTVもあるのでイライラしつつ、そのじーさんの動向を観察し続けた。
―すると、じーさんは大げさなほどに周りをキョロキョロと見渡し
年寄りとは思えないはやさで我が家の杏の木からはっしと実をつかみ、
そのまま果実をもぎとったではないか!
「あ」
カタブツのじーさんの行為に対し僕は思わず、言葉を発してしまった。
するとじーさんはさっきと同じ速さで僕の方を見た、
最初はすごい形相だったが すぐにバツの悪そうな目をしてこそこそと家に帰って行った。

それきり、僕はあの老人から説教を受けなかった。


>>1のとおり 先に投稿された方のお題を尊重してみました。

次回お題「徹夜でゲームをしてる父」

38 :徹夜でゲームをしてる父:02/11/24 21:34
 暗闇から舌打ちが聞こえる。両手を上げで歩いてきた男の背後に信彦は揺らぐ空気を感じて転がった。
 時計を確認する。夜明けには遠い。ポケットの中からチョコレートバーを取り出して、齧りながら前進する。
 荒い息を耳にして、信彦は身を沈めた。背後からだ。
 ──いつの間に。
 慌てて振り返った信彦の目に、白い獣がのしかかってきた。
「やめなさい、コロ!」
 じゃれ付く犬から介抱された信彦の前に、サンダル履きの両足が現れた。
「お父さんこそ、庭でサバゲするの止めてって行ったじゃない。ウルサイのよ!」
 我が娘ながら仁王像のように怖かった。信彦は大人しく正座する。隣の椿の垣根からは、魚屋の光三郎も現れた。
 説教は、空が白むまで続いた。

 次は、「ボート下り(渓流下りでも)」でお願いします。

39 :、「ボート下り(渓流下りでも)」:02/11/24 22:11
ボートで川を下る事になった。それも、日本の急流をである。
欧州のあの広い雄大にして緩慢ともいえる流れに一枚の木の葉をはらりと落とし水面に浮かべたような小さな小船に
さながら人生と言う大きな流れにゆったりと身を任せ腰を据えて日々を送る老人のような、心地よい倦怠と
緩慢にして悠久を感じさせる有閑のひと時と比べ、日本の川はまるで滝のようである。
腕も折れよと力の限りに、汗みずくになりながら船頭が櫓を繰り、時に流れに逆らい時に流れをわが身と一つにする操舵は
見ていて決して心地よいものではなかった。まるで血の気の多い若者、分別を知らぬヤクザ者のようである。
肝心の船はただただ速さを追及したような美しさに欠ける、丸太を切り出しただけのような小船で、浪の一煽りで壊れそうなそれが
魚が川を走るように鳥が空を翔るように疾走するのである。死地たる戦場へ向け輸送車に乗せられろくに舗装のされていない道を
体のあちこちをぶつけながら送られる兵士の心持である。飛沫が顔と言わず服と言わず飛び散りさまざまな形状のしみを付け
階段を橇で転げ落ちるような、水面と言うことを忘れさせる異様な段差の数々に船が上下するたび胃の腑を掴み掛れるような嘔吐感感と一緒に腰が浮いた。
人生を感じさせる欧州の大河が、ラインがドナウが懐かしい。なぜ、この世界の僻地において、目もろくに開けられず情けない格好で船縁にしがみ付いているのだろう。
私に一体どんな失策があって、このような野蛮の地に――

纏められませんでした。
次回「よく考えたら恥ずかしいことをした、と気が付き一人赤面する男/女」


40 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 00:05
いま、男と女は性交をおえた…。

次「ギター」

41 :ギター:02/11/25 03:16
 子供のころに使っていたのは、プラスチックの玩具だった。
 バイオリンほどの大きさで、ウクレレといった方が近いのかもしれない。
 弦を引き締めると、安いナイロンの糸でも面白い音を出す。
 得意な曲を覚えたわけでもなく、積極的な習い事に発展することもなかった。
 机と壁の間に置いたギターは精神安定剤のように、いまも単調な振動を腕に伝える。
 爪弾きながら、思考する。

 次は「カレーライス」!

42 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 03:59
真っ白いさらに盛られたそれは、
ぽってりとした茶色い艶と、冷めかけて表面に膜の張った所の
グラデーションにうっすらと玉葱の飴色が浮かび上がり、
あたかも足立区は毛長川、日本で三番目に汚染された川。
ってな風情のルーに対し、炊き立て新鮮!とかって謂う
うたい文句がついてきそうな程に、水分の飛んでしまって
つや消しオフホワイトのライスが程よくマッチ、
香辛料は食欲をかきたてるっていう定説すら、それの前では
毛長川的淀みに沈みきってしまいそうである。







43 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 04:00
すみませんでした。

次は「ニット帽」で、お願いします。


44 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 04:02
山形浩生

 リンクを張らせろとかいうしゃらくせぇメールはよこすなバカ野郎! ケチなんかつけねーから、
どこへでも黙ってさっさと張れ! そういうメールをよこしやがったら、断るからな。いちいち相手
の身元を確認していいの悪いの判断するほど暇じゃねーんだ! そんなけちくさい真似するくら
いなら、最初っから無料でこんなもん公開したりしねーぞ! 世間様におめもじさせられねぇと
思ったら、その時点で引っ込めるわい。

 黙って張る分にはなんの文句もつけない。絶賛リンクも結構、「こんなバカがいる」的罵倒嘲笑
リンクも大いに結構。煮るなり焼くなり好きにしやがれ。ファンメールもかねた事後報告もオッケー。
あとおひねりでもくれるってんなら、もらってやるからありがたく思え。いいの悪いの返事も書いて愛
想の一つも振りまこうってなもんだ。

でも、そうでなきゃそんなメール受け取って、読んで、おまけに返事書くだけのコストを、なんでこ
のオレが負担してやんなきゃならんのだ。しかもそういうメールに限って、クソていねいでまわりっくどくて
あいさつと社交辞令ばっかで、いつまでたっても用件がはじまんないで、長ったらしくて官僚的で、
他人に配慮してるようなツラして実は自分のケツをカバーすることしか考えてねーのが見え見え。

 どうしても許可がないとリンク張りがリスキーだと思うんなら、明示的に許可がないと法的にリンク
が困難とかいうんなら、そんなとこはリンクしていただかないで結構。黙ってリンクしていいという文章
を読んで、それを理解する能力がないやつ(個人法人を問わず)なんか相手にしてられっか!

 丸ごとコピーしたいときも、文章自体を変えないで(変える場合にも変えたところを明示すれば
オッケー)、もとのURLと版権と、転載自由だってのさえ明記すればなーんも文句はつけないので、
これも黙ってやってくれ。

 でも山形が死んだらどうなるんだ、という心配性の人のために、遺言もつくっといてやろう。いたれ
りつくせり。親切だろう。どうだ、これでもまだ文句あるか。じゃあな。


45 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 04:26
ニット某は、平壌生まれ、アリラン育ち、
悪そうな奴はだいたい友達。

46 :木枯らしの吹く沼で釣り:02/11/25 07:53
「チョーヤ梅酒」

47 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 07:59
彼女は一言。
「ウメッシュ」
と、言った。二言はない。味で語れ。

わけわからん。
次、「空を自由にとぶ男」

48 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 09:33
…お題出すために適当に書いてる香具師が存在するな。

49 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 21:06
スレストにはなりたくないYO!
うぇぇぇーーーん。
誰も書けんのか。やーいへたれ。
くやしかったら書いてみよ。

次、「空を自由にとぶ男」

50 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 21:12
びゅ〜ん!
びゅ〜ううん!
僕は今日も貴女を見ている

次「針金ハンガー」

51 :「針金ハンガー」 :02/11/25 21:25
 木枯らしの季節に入ろうとしている。私は朝いつものように着替えよう
と洋服ダンスに手を伸ばしたが、手に何か引っ掛かるのを感じすぐに引き
抜いた。手と一緒に出てきたのは針金ハンガー。私は昔から肌が弱く、
冬には手をあかぎれにしていた。ハンガーのかすった所には赤く線が
出来ていた。血がにじみ出るようで、ひりひりと針で刺されるような
痛み。その懐かしい痛みに、私は母の温かい手で、ハンドクリームを
塗ってもらったのを思い出した。
「新しいカレンダー」

52 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 21:28
ピカピカのツルツル
私は上質紙のこういう手触りが大好きだった。
カレンダー特有の冷たさ、香り。
もう…たまらない…っハアハア…

次「宝くじ」ベタだけどやってみそ

53 :「宝くじ」:02/11/25 21:35
雨のにじみアスファルトに張り付いている紙切れ。
拾うべきか、このまま通り過ぎようか。
道行く人々は踏むのに忍びないのか、避けて通っている。
ついに私の一歩先には「宝くじ」。年末ジャンボ。
もしかするとと思いつつ。
意気地のない私は大股で跨いでいった。

次「焼き芋」ベタだけどやってみそ

54 :焼き芋:02/11/25 22:18
 ここ十年、家庭で美味しい芋を食べたくて実験を重ねてきた。
 茹でる? 蒸かす? 落ち葉焚きを狙ってホイルで包み、焼く?
 どれも素人といわざるをえない。
 全て試した私が最後にたどり着いた方法は、オーブンでじか焼き。これ。
 ホイルなんかで包まず、シンプルに芋を整列させてあぶり焼く。
 ほんのり焦げた皮は中身から離れ、折ればホクホクの黄金色が顔を出す。
 どの調理法と比べても、不思議に甘みが強くなっているのだ。
 口の中でデンプン質を舌でホロホロほぐす。
 火傷しそうな甘さに、冬の幸せを感じる。

 ほんのり吉野家風味で逝ってみました。次は「食中毒」だ(゚Д゚)ゴルァ!

55 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 23:23
果たしてこのような古典的な事があってもいいというのか?
極めてパターンだ。許しがたい。しかし俺が許そうが許しまいが腹痛は続く。
まるで右翼の街宣車が達人の落語家を雇って活動を行い、内容は果てしなく
通り一遍で薄っぺらいのに往年の桂米朝もかくやという深く味わいのある声によって
問答無用に耳を傾けさせられ、噺の軽妙さゆえに余計に引き起こされる
内容のなさが巻き起こす恐るべき深淵の退屈さにも匹敵する、
などとくだらない比喩をひねり出す作業によって意識の位相を持ち上げようとするも
俺の痛めつけられたハラワタが繰り出すズキズキジンジングワングワンという脈動は
容赦なく俺の思考をこの残酷な現実へと引きずり下ろす。ぬああああああああああああああ!

食中毒。それはいい。この東京の夏の盛り、暇な大学生が開店と同時に冷房の効いた
ゲーセンに引き篭もってひたすら斑鳩を連コし、哀れな外回りのリーマンさんが
自販機で買ったただ甘いだけで何の香りもしない伊藤園の500ml缶サイダーで喉を潤しているこの時期、
朝起きて空腹を感じ、何か食べるものはないかと部屋を漁った時にたまたま発掘したあからさまに危険なブツを、
暑さによって判断力が低下したせいで不注意にも口に入れてしまったからといって、誰が彼を責められよう?
しかし問題は、それが実家から送られてきたミカンであり、俺は一浪中の浪人生だって事だ。
ああ神よ、このような残酷なまでに漫画的な記号を以って私に罰をくだされるとは、
俺が一体どのような冒涜的な罪をおかしたというのでしょうか?
という問題は俺のプレステのメモリーカードにあるメガテンのプレイ時間80時間のデータがあっさりと解く。
なるほどこりゃ冒涜的だ。もし俺の心の告解室の反対側に座っているのがアンデルセン神父なら

心の野生の赴くままにキーを叩いていたら長くなりすぎたんでここらへんにしときます、、、
次「キーボード」。楽器の方です。どうぞー

56 :名無し物書き@推敲中?:02/11/25 23:42
>>55
あ・・・おもろ・・・。

白と黒が錯綜する。
半音ずつその音色を変えていく鍵盤は、
一つとして同じ音を奏でるものはなく、
ゆえにそれらを哲学にも似た芸術へと昇華する。
――キーボードが論理の楽器だといったのは誰であったか?

次は「メンソレータム」どうぞなのですよ。

57 :「メンソレータム」:02/11/26 00:06
二つで二百円と一つで二百円。
緑色というところでは遠目にみると図柄がぼやけて同じに見える。
さらわれたナイチンゲールは隣でそっぽを向いている彼の後ろ姿を
遠い目で見ていた。

58 :名無し物書き@推敲中?:02/11/26 00:46
お題プリーズ! >>57

59 :ナイチンゲール:02/11/26 12:05
君は天使だ。神の声を聞いた日から天使になったんだ。
銃弾の中を、血しぶきの中を、悲鳴の中を跳ね回って探すんだ。
何を? 黄泉の国への旅人さ。
ほら、今日も神もとに送る人がいた。
木にもたれ君を待っている男がいるだろ。
君はもちろんわかっているよね。この男が死んでしまうことを……
だって、腹部には穴が穿たれ血がこぼれ落ちてるんだから。
男がしゃがんだ地面はさながら血の池さ。
君の仕事だよ。
手をとって導いてあげなよ彼の国へ。
君は天使。クリミナの天使。

描写じゃないよなこれは、自己満足だよ。
次は「猫から見た、逝きそうな老人」

60 :うり:02/11/26 12:47
「猫から見た、逝きそうな老人」
俺様はジジイの鼻毛が気になって仕方無い。
鼻の穴から束になって飛び出した真っ白な鼻毛。
ご丁寧に黒々とした鼻糞までこびり付いていやがる。
ああ、目尻に目ヤニが固まってるぜ。バアサンよ、きれいな顔でジジイを送り出してやれよ。
この俺様だってそれ位気付くのによ。
「フギャ」クソジジイ、寝返りうって俺様をつぶすんじゃねえよ。

お題は「地面に落ちた雛鳥」でお願いします。


61 :名無し物書き@推敲中?:02/11/26 20:29

茶褐色の羽毛に包まった壊れたラジカセが私の足元にある。
周波数が違うからというわけではなく、やはり壊れているのであろう、
足で突付いてみても、裏返してみても、上から軽く踏んでみても、その
物体は単一な声色で鳴き続けている。チーチーチーと。
アスファルトの地面に雨粒が降り注いでいる。物体が転がる付近に
水たまりがあり、次第にその範囲を広げている。水浴びでもしているかの
ように羽根をばたつかせている物体は、絶えず鳴き、震えている。
――私は上空を見上げる。
そこには樫の大木から伸びる青々とした葉が生い茂っている。葉に隠れて
詳しくはわからないが、巣であるらしい陰影が確認できる。親は餌を採りに
行っているのか、姿がない。
――再び足元へ目線を落とす。
先程より、いくぶん弱々しく鳴く茶褐色の物体がある。首を擡げ、しかし次の
瞬間には自己の生存を主張するかのように頭をあげて嘴を開き、体中から
搾り取るように鳴いている。
と、その時、私の後方でクラクションが鳴った。後ろを振り返ると、赤のスポーツカーが
水飛沫を上げながらこちらへ走りよってきていた。私はゆっくりと路肩へ移動する。
車は段々と近づき、やがて私の目の前を通り過ぎた。グチュリともプチュリともとれる
音を立てて。

次は「飲酒」。既にやり尽くされた感が強いけれど、だから価値がある、と思う。

62 :真十郎 ◆LBzBg/yd5c :02/11/27 00:22
「おゥ!久しぶりだねェ、河内さァ!」
 店主は数ヶ月ぶりに自慢の居酒屋を訪れた私を、汗ばんだ青刈りによく似合う人なつっこい笑顔で出迎えてくれた。
「久しぶりだな、おやじさん。」
「近頃ァあんまり来ないもンだから心配しとったァ!なンにしますゥ?」
「じゃあ……おやじさんのお勧めを。」
「あいよゥ!お勧め、鬼哭き一丁ゥ!」
 ふと右の方に目を流すと、すっかりできあがったサラリーマン風の男がビール瓶片手に
大手を振って踊っている。瓶が隣の男の薄い頭スレスレをかすめていき、なんとも危なっかしい。
 と、私の顔の下で乾いた音が耳をついた。
「エイ、お待ちィ!」
 目下でおちょこと銚子が店主の大きな手に包まれていた。銚子の口からほんのり立ち上る、
深みがありつつもどこか透明感のある香りが鼻をくすぐる。
 おちょこに香りの素を注ぐ。私はこの注ぐ時の音がたまらなく好きだ。この喧騒の中では
耳を澄まさなくてはならないが、そこには確かに誰にも知られない秘境の清流がせせらいでいた。
そしてこの音を聞いているのは私だけという事実に密かに微笑を浮かべてしまう。ある意味では私も
あのビール瓶を振り回す男と同一なのかもしれない。
 おちょこの口まで届いた湖面は滑らかで鏡のようだ。その端を私の口にそっとつける。
その時まで私は湖面をじっと眺めていた。少し乾いた唇が、湖に少しつねられたようだ。
 ほんのスプーン一杯ほどの小川が私の舌の上を流れ、喉の奥へと注いでいく。川はまろやかな辛味を
私の舌に置いていった。そして彼らが私の中を下るのを、胸の火照りから知る事ができる。
私は今、酒の声を聞いているのだ。
 彼らの声を聞きたいがため、おちょこに残ったわずかな湖も傲慢に飲み干してしまう。私の舌が伸びたからには、
湖底に残ったわずかな一滴も逃れることはかなわない。このみっともない仕草は、私なりの彼らに対する最上の礼なのだ。
「河内さァ、どうだいオラのお勧めはァ?」
「……美味い!」
「そかァ!でも飲み過ぎちゃァいけねェよ!」
「わかってるとも。」
そう言うより先に、私の手は銚子のか細い首元へ伸びていた。

次は「老夫婦」お願いします。

63 :吉祥寺公園:02/11/27 01:57
ベンチに座り、自販機の缶コーヒーで手袋ごしに冷えた手を温めていると、
池の前の道を一組の老夫婦が歩いてきました。
二人とも清潔で上品な身だしなみで、おそろいの手編みの帽子をかぶっていました。
いまやすっかり枯れ落ちてしまった木々を見上げながら、ゆっくりと言葉を交わし、歩みを進めています。
それはまるで地に睦む虫と枯葉のようで、空に睦む星と闇のようで、
私の目にはそのイメエジが、どうしようもなく奇麗にうつったのでした。
と、おばあさんが私の見つめる目に気付いたのか、首をちょっとこちらへ向けて、
小さくほほえんでくれました。
私ははずかしくなって、少しうつむいてコーヒーを一口すすりました。
甘くあたたかなコーヒーは、少し皺のよった微笑みと一緒になって冬の寒さをとかし、
ゆっくりと私のからだに沁みいってくるのでありました……


つぎ「電子回路」よろ

64 :電子回路:02/11/27 23:08
 今日も店先で、宣伝文字が踊っている。
『最新機種』『激安価格』『抜群の性能』『これ一台でOK』
 新しい何かに出会えると期待して、そして、その性能に感動した1年前を思い出す。
……今はもう、不満だけが目に付くけれど。
 自動扉を開け、店の中へ入っていく。左右に建ち並ぶ新機種の群れ。変わらない値段、
倍加した性能。
 そんな棚の間に、見慣れた店員が立っていた。古株の中年男性。
「いらっしゃいませ!何かお探しですか?」
 変わらぬ背丈、変わらぬ笑顔、変わらぬ声。…でも少し、髪の毛が減ったかな?
「…人間も変わるんだ。」
「?…何か?」
「…あのメーカー、また新バージョン出したんですってね。」
「そうですよ。全く目移りしやすい時代です。…こちらにございますよ。」
 去年もこうして案内されてたっけ。
 パソコン、デジカメ、携帯電話。今日は何を変えようか。

 ・・・次、「喧嘩する男女」。

65 :うり:02/11/28 12:08
「喧嘩する男女」
茶色いビジネスシューズの踵が小刻みに床を叩いていた。
磨き上げられた黒いブーツは左右ともぴたりと閉じられ、微かに震えていた。
小刻みに床を叩く踵はかなり磨り減っていた。
ブーツから覗いた小さな丸い膝はぎゅっと閉じられた。
磨り減った踵が床を踏みしめた。ここまで「ドン」と言う音が聞こえて来そうだった。
丸い膝が緊張していた。
喫茶店のすりガラスの下から覗いた足を眺めながら、僕は道路工事に勤しんだ。

次のお題は「真昼の月」でお願い致します。


66 :真昼の月:02/11/28 18:05
空を見上げれば月が見える。煌煌と輝く満月が。
その妙に幻想的な存在に、幼少時の自分はひどく感動したものだ。
月にウサギが居ると信じた事は無いが、そう言われるだけの神秘性は間違い無くあった。
しかし、日中の月に魅せられ始めたのはいつだったろうか。
他の星が太陽にその輝きを埋め尽くされている中、月だけがおぼろげに、やんわりと、この星の天井に貼りついている。
闇夜を照らす月光のような力強さは確かに無いが、その存在感は他の天体を圧倒していると感じる。
月が見たければ、いつでも晴れた空を見上げればよかった。全ての生命のお目付け役である太陽ですら、一日の半分は遠い土の中にその身を埋めてしまうというのに、月だけはいつでも当然のように浮かんでる気がしていた。
永劫の時を我らと共に過ごしてきた月は、これからの永劫をどう過ごしていくのだろうか。

輝いている事が必要なのではないと、私に教えてくれた月よ。
最近、新月の夜も楽しめるような気がしてきたぞ。


次は、「愛猫に死なれた男」でお願い致します。

67 :、「愛猫に死なれた男」:02/11/28 18:40
男は表情ひとつない顔で足元の猫を眺めていた。
白くてブチのある猫が足元に転がっていた。しかし不自然に。
口の端から異様な黄色がかった泡を吐いて、横たわっている。
何か殺虫剤でも食べたのだろう。それはもう、死んでいた。
見下ろす男の紫色のマフラーが、風にひるがえる。
静かな目をして、男は猫に言った。
「何してんだ、おまえ」
それはマフラーを通してくぐもって聞こえた。
「ほら、帰るぞ」
分かっていてそう言っているようだった。無表情だった彼の顔に一瞬の悲しみがかげる。
眉が、声の強さとは裏腹に、歪んでいく。
男はふいに上着を脱ぐと、その猫にかけた。そしてゆっくりと、まるで眠る猫を抱えるように優しく抱き上げた。
深緑の上着に覆われた猫を抱えて、彼はそれに顔をうずめた。しばらくそうしていた。
そしてゆっくりと歩き始めた。
風に押された枯葉がくるくると、彼の足跡を辿っていく。


次は「居眠りをしている人」


68 :居眠りをしている人:02/11/28 23:08
まるで緩慢なメトロノームのように一定の間隔をおいて首は左に傾いては、戻るを繰り返している。
隣に坐っているOL風の女は男の頭が肩にもたれてもそのままにしている。
もう肩を揺らして注意しても効果がないことに気づいたからだ。
居眠りしている高校生も隣が優しいOLなのはラッキーだった。

次は「煙草を吸っている女」

69 :「煙草を吸っている女」:02/11/28 23:30
 茶髪に流行の服を着たこちらに向かって忙しなく歩く少女が鞄から箱を取り出した。
箱から一本の煙草を取り出し口に挟んで、火をつけようとするが
風で百円ライターのか細い火は消されてしまう。少女は立ち止まり
手で風を避けてライターをカチカチ鳴らす。少女はいらいらとライターの
石を回すがなかなか煙草に火は移らず、眉間の皺を深くした。ようやく煙草に火がつくと
少女は得意げに灰色の煙を吐いて、また調子よく歩き出した。

「キーボードの上に手」

70 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 01:06
テーブルの向かい側で酒臭い息を吐きながらラウル・ジュリア演じるバイソン将軍の魅力を
滔々と説いていたかおりは、いつも見せる独特のあの動きで突然立ち上がり、俺の部屋の中を見回しはじめた。
この女は俺と一緒に酒を飲むと、俺より酒に弱いくせに常に俺より多く飲もうとする。多分先輩面をしたいんだろう。
でも向こうの方が大学の学年が一つ上なのはただ単に俺が二浪したからであって、
高校では普通に俺の方が先輩だったし、共に入部していた将棋部チェス班では賭け試合でさんざんいじめてやっていた
間柄だったので、正直そんな事をされてもガキがいきがっているとしか感じないのだ。
そうやって無理して酒を飲んだかおりは当然俺より先に酔って、一人でいい気分になりやがる。
で、酔ったかおりは必ず、まるで脳が超新星爆発を起こして頭のネジの鉄分を大宇宙のかなたに
放り出してしまったかのような行動をとるのだった。
今のかおりがその奇行モードなのは一目瞭然であり、俺は半ば諦念、半ば期待でかおりの次の行動を待った。
しばらく無言で俺の部屋を見回していたかおりは、興味を惹かれるものを発見したようで、
まるで毛玉を目の前にちらつかされた猫のような動作で、俺のパソコンが置いてある机に近寄った。
そしてかおりは俺の見守る中で、
ポケットから財布を取りだし、
財布から10円玉を取り出して、


こっくりさんを始めた。


Enterキーの上に置かれた10円玉。
酔ってるくせにやけにかろやかに動く指先。

俺は世界の終末のような気分でその光景を見つめながら、残った缶ビールを一杯ずつあけていった。

71 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 01:09
キーボードのこっくりさんが指し示された単語は、「ポケットティッシュ」です。

72 :うり:02/11/29 09:31
「ポケットティッシュ」
満員電車の中で絶え間無く垂れて来る鼻水ほど困ったものは無い。
アレルギー性鼻炎の僕にとってポケットティッシュは正に神様だ。
グシュ、ズルズル。満員電車に揺られながらポケットから取り出すのは至難の技だ。
腰を左右に捻りながら、上半身をあーしてこーして、右手をぐぐっと。
ようやくズボンのポケットに侵入成功した僕の右手は、緊急信号を発した。
確かにのあの、ポリ袋のカサカサした感触はある。しかし、妙に薄い。親指と人差し指で摘む。スカスカだ。
微かに紙の存在を感じる。だが、どう考えても満面の笑みを湛えたギャル、そう、テレクラの割引券だ。
無い、中身が無い。ティッシュが入っていない!
仕方無く、僕はこっそりとワイシャツの袖で鼻水を拭った。

次のお題は「冷蔵庫」でお願い致します。


73 :名無し物書き@推敲中?:02/11/29 22:48
半分消えかけた意識の中に響く、耳障りな低い音。
辛抱たまらなくなった僕は、布団からがばと跳ね起きると、四角い部屋の隅にどっかりとあぐらをかく黒く四角い箱を睨みつけた。
六畳一間の部屋に置かれた、一人で使うには大き過ぎる冷蔵庫。
先月出て行った彼女の忘れ形見。
「……だからこんなのいらないっていったんだ」
なのに彼女は僕の言う事なんておかまいなしに、五人家族が使うかのような大きさの冷蔵庫を買った。
僕は布団から立ち上がると冷蔵庫の前に行き、そのドアに触れてみた。
手に感じる低い唸りとあたたかさ。
ふっと頭に、この冷蔵庫がはじめて僕の部屋に来たその時の彼女の楽しそうな顔が浮かんだ。
「ええい。うっとおしいっ」
僕は力一杯この四角い悪魔を蹴り上げてみたが、足が痛いだけで一向にその音が鳴り止む気配はなかった。

次のお題は「畳」の予感がしますた

74 :名無し物書き@推敲中?:02/11/30 22:37
だんだん描写じゃなくて小話スレになってるな

75 :名無し物書き@推敲中?:02/11/30 23:38
俺も書きながらそうオモタ

76 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 00:12
それは問題ではなく、むしろ>>45-50のほうが描写として不適切である、と意見を出してみる。
つーか描写なので名詞をポンとだされても書けねぇ。
状況とか、人物の心境とか、動きあるものを書くのが描写じゃないか?

77 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 01:26
初期:「ただそのもののあるがままを書く」
今:「人物や状況の流れの中にあるものを書く」

描写ってのは普通は前者だよなあ
ただ後者の方がやりやすいし面白くもしやすい
さあどうする?

78 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 02:11
だな
読むのも書くのも後者の方が想像力を刺激されて楽しいな
まあその辺は好き好きかもしれんが
俺はそう思うよ
しかしそれをするとスレタイから大きく外れるからなあ
>>1の降臨を待つか?


79 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 03:25
名詞をポンと出されるとどうしようか悩むんだよなぁ。
いや、頑張れば書けないこたないけど、「真昼の月」とか「煙草を吸っている女」のほうが
お題にふさわしい気がしてさ。

やっぱハッキリさせないとやりづらいよ。

80 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 03:31
名詞だけだと回りの状況とかも考えなきゃならんから必然的に小話になっちまうってのもあるな
イメージしやすい、それでいて表現力を問われる出題を求められるのか

81 :お題「畳」:02/12/01 05:13
彼は呆然としていた。そして、溜息を吐きながら他に向けようの無い憤りを感じていた。

前々から嫌な予感がしていたのは判っている。しかし、時にはやらねばならない事があるのもまた事実。
新しいベッドを購入するに当たり、部屋の模様替えをするのは当然の事だ。
しかし、彼はその事に躊躇した。マットレスはどかしたものの、今あるベッドを動かしてはいけない、開けてはいけないという気持ちが心の奥にあった。
彼は僅かに顔を動かし、自分の後ろにあるケージと、その中で餌を食べているウサギを見た。
「まさか…ね……」
一度だけ、一度だけこのウサギをケージに入れず、外出した事があった。
部屋は絨毯が敷かれ、いつもはそこでウサギと遊ぶ程度だったが、ベッドの下まで絨毯が伸びていた確証は無い。
畳が青いのは仕方がない。ベッドの足の形に凹んでいるのもまぁ許そう。
しかし、ウサギとなると…………。
彼は意を決し、ベッドの天板を思いきって外した。


――――そして、ズタズタに引き裂かれ、ささくれ立った畳の無残な姿を目の当たりにし、涙目になった。



全然畳の描写に出来ない……。お次は「好き嫌いの多い子供」とかどうかな?

82 :好き嫌いの多い子供:02/12/01 10:58
「これマズイ」
私が手土産に持って来たデパ地下の高いハンバーグを食べながら
その幼い少年は言い放った。
ムカツク! もう、コイツときたら自分の甥っ子ながら可愛げが全く無い。
私がそんな思いで一口だけ食べられたハンバーグを睨みつけていると
彼はその横に盛り付けられたキャベツにケチャップを掛けてもりもり食べ始めた。
「え?恭介くん キャベツ好きなの?」
私はキャベツにはソースだと思っているのもあって不思議に思えたので、
その思いのままの言葉を発してしまった。
「ううん ケチャップがすきなんだ、キャベツだけとかソースかかってたらマズイもん」  
そういうと彼はお茶碗に盛られた白いご飯にもケチャップを掛け始め
あ と、嬉しそうに小さく言葉を発して さっきの「和風キノコと大根おろしのハンバーグ」にも
躊躇することなく 赤いそれを嬉しそうにかけはじめた。


あんまり描写じゃないかもしれぬ……。
お次は「仕事の合間に2chするOL」で、どーでしょうか?

83 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 12:08
さがりすぎ。

84 :「肉」:02/12/01 12:44
4歳の頃、祖父が死んだ。
葬式に出て出官の時に「これからどこにいくの?」と訊ねた私に
「おじいちゃんを焼きに行くんだよ」と父。
何の事だかさっぱりわからず寝てしまい。気が付くと家に。
しばらくして「ご飯よ〜」と母。で、その時のメニューが豚の生姜焼き。
急に感極まった父が泣きながら食っているので、その肉を間違いなくおじいちゃんだと
思って食べはじめた私。祖父が大好きだったので、私も泣きながら
「おじいちゃんおいしいね」と言うと父はさらに激しく泣き始めて、母が「おじいちゃん
みえるの?」と私に聞くので、目の前にある肉が祖父だと確信している私は「おじい
ちゃん目の前にあるよ」と答えると両親は二人で泣き出し、私も泣き出し、どうしようも
ないお馬鹿家族状態に。(豚の生姜焼きは祖父の大好物だったのをしるのは10何年後)
それから肉が我が家の食卓に上がると私は決まって「だれ?これだ〜れ?」と聞いた
そうだ。そのたび母は「だれじゃないでしょう・・・な〜にと聞きなさい」と小言。
本当に恥ずかしい話だが、小学4年位まで肉は全て人肉だと思っていた。なぜか
給食の肉?(南蛮鯨)はベトナム戦争の犠牲者だと思っていた。だから手を合わせて
いただきますと言うのだと思っていた。


85 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 13:08
◆◆◆2ちゃんねる住民調査実施中◆◆◆

・アンケートフォーム
http://cgi.din.or.jp/~norihide/cgi-bin/2ch2/2form.html

2ちゃんねるをテーマにした「論文」を書いています。
(先行研究→http://www5.airnet.ne.jp/umakoya/2chtext.html
その過程で「2ちゃんねら〜」の実態に興味が湧き、
アンケート調査を敢行することにいたしました。
個人情報が外部に漏れることはありません。
2ch利用者の方は一人一回のみ、全16問のアンケートにご協力ください。
データ収集期間は11月30日-12月1日の予定です。

なお2ch全体から、広く、偏りの無いデータを集めたいと考えています。
もしよろしければこのアンケートの存在を、
2chの各板・スレッドに宣伝して頂ければ幸いです。
みなさまのご協力よろしくお願いいたします。

86 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 15:06
その刹那、高島正は白銀の眩い稲妻を見た。
その白い閃光が抽象的な平面を描きながら視界を遮る。
無論、高島正とて、何かしらの不吉というものを予感していなかったわけでもなかった。
ただ、そこへ露わになった顔……。
そこへ高島正は注視せずにはいられない。
なぜならこれはまるで
――確かに、真紅に血走るその瞳は正気の沙汰とは思われぬが
その像は鏡のように、今の自分の本性を捉え、透かし出していたかに感ぜられたのだ。
不意に、高島正は首筋を凍りつかせて辺りを振り返った。
――何者かが吼えている。狂気の綱渡りを繰り広げる気狂いの声であろうか。
「何者だ!」
その時、高島正が眼にしたのは、
――幾分不穏に揺らいでみえないでもないが
いつも目にしてきたのと寸分違わぬいつもどおりの自らの自室の、埃くささも否めないただの日常の気配に過ぎない。
にもかかわらず、狂気の絶叫がその日常をずたずたに切り裂いて何かが生まれ始めているのを感じさせずにはいないこの焦燥感。
マンネリズムのうねりの中に目に捉えられぬ特異なる何かが、隙間風のごとく噴出している。
――それは冷たく、また同時に黒い、一種異様ともつかぬ、何か別な現実があるときふと垣間見せるような、マンネリズムの外から偶然その姿を捉えられ、混入してくる何かだ……。

ふと、高島正はそのようなことを呟いている自分に気がついた。
くわえタバコの吸い殻を灰皿にねじ込むと、彼は目の前の一組の男女に視線を浴びせる。
それはペニスのような逞しい鼻を持つ天狗と、
ヴァギナを思わせる縦に裂けた分厚い唇を持つ情婦であった。
二人はまるで口づけでも交わすかのように抱き合い、
互いの鼻と口を一心不乱に擦り付け合う行為に耽っている。
高島正はその様子を冷めた目つきで観察した。
二人が熱く火照った互いの顔に、熱く乱れる吐息を吐きかける様子は、先日目にした尿道に針を刺す芸人の見せた芸ほどまでとまでは行かぬまでも、ある程度彼の心を慰めるに足るものであった。
――果たしてこれは、この奇形児たちの交尾なのであろうか。
正はそのことを確かめてみたいという禁じがたい誘惑にかられた。
「ちょっとキミ」
高島正は天狗男を呼びつけると、おもむろに自分のズボンのベルトに手をかけた。


87 :名無し物書き@推敲中?:02/12/01 21:09
次は「仕事の合間に2chするOL」

88 :名無し物書き@推敲中?:02/12/02 00:18
「仕事の合間に2chするOL」

彼女はできるだけ平静を装い慣れた手つきでURLを直接打ち込む。
程なく現れた無数のスレッドに彼女の胸は高鳴った。
乱れ飛ぶ言葉は日常生活で彼女が決して口にするようなことのないものばかりだったが、
すでに彼女の感覚は麻痺してしまいまったく気にする様子もない。
お目当てのスレを目ざとく見つけた彼女は一瞬のためらいもなく書き込みボタンにカーソルを合わせた。
「おい、君。」
人知を超えた速さでブラウザの最小化ボタンが押される。
「これコピーしといてくれる。」
「わかりました。」
何事もなかったかのように資料を受け取り彼女は静かに微笑んだ。
手際よくコピーを済ませ上司の机に置くとすぐにブラウザを確認する。
幸い彼女のレスは正常に書き込まれていた。
「逝って良し!」と。

次は「こたつを狙う猫」でお願いします。

89 :こたつを狙う猫:02/12/02 16:17
子猫のまんまるのめんたまはそれを一点凝視していた。
その視線の強さは、今にでもその先にある「こたつ」に飛び込まんとする勢いだが、
小さな生き物はいつの無く冷静・かつ慎重になっていた。
それもそのはず、実は先程までその暖かい空間に入っていたのに
家人の心無い手によりつまみ出され、
その人間の「ノミが入っちゃったらヤだから入っちゃダメ」の一言と同時に
暖かな空間の入り口はガードされ 何度か大きな手により進入を阻まれて居たからだった。

しかし、彼は諦めない。
野生の本能に火が点いたが如く 狙いを定める。
抜き足差し足 距離にして40cm程先の楽園に向かっての突破口を目指し
彼はそおっとそおっと進み続ける。

「おかーさん またミーちゃんがおコタに入ろうとしてる〜!」
彼は先程とは別の人間に隠密行動を察知されてしまい ビクリ と、体を動かしたが
そのまま知らぬ顔を決め込み またその場所でまるく身体を縮めた。

--目線はその楽園を見据えたままで。


お次は「眠気と戦う試験中の学生」でよろしくお願いします。

90 : :02/12/03 01:29


91 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 16:20
白くなった。一瞬の後、色が戻った。升目があった。空白のまま。
シャーペンの尻を押し、升目に文字を埋めていく。文字がかすんだ。
額を打った。終了のチャイムが鳴った。

次「はさみ」


92 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 17:11
>>84
面白い。
描写はあんまりないと思うのだが、
ひとつの話として面白かた。家族の雰囲気の描写が欲しかったな。
でも一人称で描写ってなかなか難しい気がしますけどね。

93 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 21:13
>>84
ってコピペじゃないの?

94 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 21:14
「では、これをノートに貼っておいてくださいね」
先公はそう言って教室から立ち去った。
(このプリントは少しデカイな…例の凶器が必要か)
俺はすぐさまお道具箱を取り出した。
ノリ・セロハンテープ・ホッチキス・折り紙…
カラフルに彩色され、出番を待っている大事な文房具たちに満足しながら
まず見つけたノリを机の上に出した。
・・……………?
はさみがねえ…
プリントを貼れなかったから勉強ができなかった。
だからテストの点が悪かった。俺は完璧主義者だから一度つまづいたら
とことんつまづく主義なんです。
-----------------------------終了----------------------------------

次は「神」でよろしく!

95 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 21:56
存在しないゆえに存在する存在として
それは存在している。
ヤスパース。キルケゴール。遠藤周作。
かつて誰がその存在を見受けただろうか?
誰もその存在が真に存在するという所以を
知りはしないのにその存在を信じる。無根拠の存在。

短くてごめんなさい。
次「めざし」お願いいたします。

96 :名無し物書き@推敲中?:02/12/03 23:10
>>84
>>92
判りやすい 自作自演。

97 :めざし:02/12/03 23:23
思いのほか脂ぎった体、その身体に見合わぬミイラを思わせる顔
やはりいつ見ても気持ちのよいものではない。
でも、金欠には勝てない 仕方なく買い物かごに投入する、
―日本酒のアテはやはり魚で無いと、例え安いモノでも。

明日は待ちに待った給料日、次はししゃもを買おう。




描写するというのが条件である以上描写しやすいお題を出してたんだけど
どうも自分のお題ではレスストッパーになるようで……
短いお題の方が良いのかな?
そんな訳で「迷子」で願います

98 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 13:35
むすうの足が歩いている。見上げると、見知らぬ大人の顔ばかり。

次「窓」

99 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 15:40
>>98
それは迷子の描写ではなく、迷子からみた描写では?
手の抜き過ぎもたいがいにしないとなぁ…

100 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 16:44
>>96
君は一生その疑心暗鬼の迷宮で彷徨うが良い。

101 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 16:50
>99さん
いや、いや、ロングでひいて見ると
うろたえている迷子の姿が目に浮かぶぞ。
この作品の視点は物語の中にでは無く、外にある。


102 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 16:50
>>84=>>92=>>100


103 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 16:51
98=101
自己弁護やめよう

104 :101:02/12/04 18:14
98さんの名誉のために言うと、
オレは98さんではありません。

105 :名無し物書き@推敲中?:02/12/04 23:58
>103
おまえそんなんだから…

106 ::02/12/05 00:15
世界を支配している物は何か?
と、問われたら僕は間違いなくこう答えるね。
窓だ。
君は外の世界に旅立つときどうする?
窓を使わないか。
え? 扉を使うって。
馬鹿だなそうじゃないよ。電脳世界に旅立つときさ。
君はいつも窓を起動してブラウザを開いてるだろ。

まーたりしようぞ
次は「太陽を神様と崇める人」

107 :ラブクラフト風:02/12/05 23:14
またあの音だ。あの音だ。あの音だ。あの音だ。あの音だ。あの音だ。
まったくもって完全に何の意味も無い、それでいである意味不道徳的な、人間の脳の根元の領域を
丸裸に剥いて、そこを直接デッキブラシでゴシゴシと擦り付けてくるような一種異様な力で
私の注意を呼び起こす不可解な音だ。音だ。
そして幻視がやってくる。そもそも音からして幻聴ではないのか?全てが幻覚?どれが幻でどれが本物なのだ?
だが今の私には頭に発したその命題、疑問を通りこして苦悩の域まで行った代物の正体を確かめる術はない。
私にあるのはこの音だけだ。音だ。音により構成される単語的な音節。しかしそれは単語ではない。
その単語には意味がない。あのような無機質的なものに意味があるはずがない。故にそれは音である。
そして、幻視だ。
おお!あれだ。まさにあれだ。奇怪な直立歩行する小動物が手を広げている。その上には太陽。
私の心に恐怖が広がっていく。恐るべき異次元の念を以って私の心が攻撃される。
抵抗など無駄だ。打ち負かされる!
そして私は私自身の体が歪むのを感じた。手がゆがんでいく。あしが。からだ。がい。たま。さ。


                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
                 \_/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜〜〜!   >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
________/ |    〈 |   |
              / /\_」 / /\」
               ̄     / /

108 :ラブクラフト風:02/12/05 23:17
次は「騒音に悩む人」

109 :名無し物書き@修行中?:02/12/06 05:23
男は狭い部屋の真ん中に立ち、首だけで四方を見廻した。
その殺風景な部屋には、音や振動のありそうな電子機器はなにも置かれていない。
ドアには防音クッションがはめられ、その蝶つがいには滴るほどの油が注がれている。
窓は当たり前のように防音ガラスの二重窓で、掛けられた鍵は未だかつて外されたことはなかった。
しかし、それでも男は満足しなかった。微かに、まだ微かに雑音が聞こえてくる気がする。
彼は机の上の小皿からマシュマロをひとつつまみ、少し千切って右の耳に詰めた。
思ったより具合がイイらしい。左の耳にも詰める。
これで何も聞こえない。男は満足げに部屋の真ん中に寝転んだ。
静寂を愛する男はそのまま眠ろうと目を瞑ったが、五分と経たないうちに再び目を覚ます。
目をつぶるだけで聞こえてきた、あの音をどうしても消したいと――――

男は、自分の心音と息づかいを消す方法を本気で思案した。



悩み過ぎかな?w
次は「貯金箱を開ける瞬間」でどうぞ。

110 :うり:02/12/06 11:33
『貯金箱を開ける瞬間』
ついに財布の中が空になった。
貯金はとっくの昔に尽きている。
でも、煙草が吸いたい、どうしても吸いたい。今すぐ吸いたい。
灰皿は、もうこれ以上は吸えないだろうと言う程吸い尽くされたシケモクの山だ。
オレは何気無く本箱を見た。貯金箱が埃を被っていた。
貯金箱に手を伸ばし振ってみる。ジャラジャラ。ああ、これだ、これで煙草が吸える。
この音と重さなら余裕で煙草を買えそうだ。ジャラジャラ。
そしてオレは思い出した。ジャラジャラ。
一円玉貯金だった事を。ジャラジャラ。
二百六十枚も入っているだろうか。ジャラジャラ。

次のお題は『ごきぶりホイホイに捕まったゴキブリ』でお願いします。

>107
その手はちょっとルール違反の気もするが、面白い!


111 :名無し物書き@修行中?:02/12/07 04:52
※この文章には一部気分を著しく不快にさせる表現が含まれておりますかも。

呪われた道具は、その真価を遺憾無く発揮していた。
人に対して有害無益とされる、"ヤツら"を生け捕るためだけに開発されたそれは、台所の隅、炊飯ジャーの下に設置されていた。
その真ん中に仕掛けられているのは、まさに地獄への片道切符だ。
そして今日も、その為に造られた異臭に耐えられる筈も無く煉獄に落ちる虫が一匹。
蟲惑的なその香りに魅せられて、充満しているはずの死の匂いに気付く様子もない。
踏み込む。一歩。同胞の気配がする。さらに一歩。
彼がその部屋に五本目の脚を踏み込んだ時、死の匂いが彼の全身を包み込んだのに気が付ける者はいなかった。
薄暗い中で蠢く同胞が何を意味するのか、彼に予測できるだけの神経球があったなれば。
否、そんな知恵がないのなら、これから始まる責め苦に絶望を感じる事もないのか。

――二週間後、彼はまだ生きていた。先にこの檻で死を噛み締めていた牢名主は、前のように動き、もがく事を止めていた。
無理もない。後から来た彼もまた餓えに苦しんだのだ。例えそれが眷属だと判っていても、口元に当たるものであれば貪るほかない。
首の届く範囲に居たのが不幸か、先に居た御器被りはその腹に大穴を穿たれて絶命していた。
二週間のうちにどれだけ逃げ出そうと暴れたろうか……。
昆虫界一の韋駄天の脚は、その創造主にすら分解できない粘着液に絡め取られ、既に半分が胴から離れている。もはや彼らが生き延びる事など、誰に想像がつくだろうか。
その蟲は、かつて自分がしたように後続に残った脚を齧られながら、ようやく自らに死が訪れている事を悟った。


次は「学校に遅刻しそうな学生」で。

112 :名無し物書き@推敲中?:02/12/08 01:42
その女の子にとって、後悔の時間は後ろへ流れて行き、約束の時間
はこぼれるように無くなっていく。バス停から、足音だけは誰にも
負けずにスカートをひるがえす。急いた息も少し滲んだ汗も、その
一日の重要事項のために費やされていた。
人生がもし大きな賭け事の一つだとしたら、彼女はまた分の悪い方
に賭けているのかもしれない。少しずつだが学校までの道のりは静
かに時間を流そうとし、彼女は時間を止めようと必死に道を辿って
いる。そのせいで彼女は疲労し、制服の中にも熱さを纏ってしまっ
ていた。
それでも、自分の人生において辿り着ける場所をもっている事には
喜びも感じて欲しい。
そう願って見ていた。

ごめん、描写じゃないか。
次は「タクラマカン砂漠への道」でどうでしょ。

113 :ルゥ ◆1twshhDf4c :02/12/08 03:36
「タクラマカン砂漠への道」

広大な砂漠……と一言で片付けてしまうには、あまりにも説明が足りな過ぎる程、巨大な砂漠だった。
その中をうら若い女性……と呼ぶよりは少女と呼ぶに相応しい黒い長い髪を一つにまとめた少女と、十前後の少年がゆっくりと、しかし着実に歩を進めていた。
砂漠の太陽は容赦なく絹のようにきめ細かく白かった少女の肌を焼き尽くす。
その熱気からは「チリチリ」という音すら聞こえてきそうだった。
「次はタクラマカン砂漠へ行きたい。チャルチャン川を渡ればそう遠くは無いでしょう?」
そう言いながら、笑っていたあの笑顔はどこに置き忘れてきてしまったんだろうか。
少女は無言のまま、前方だけをきりりとした漆黒の瞳で睨んでいた。
一粒の汗が、きちんと分けられていた前髪を伝わり、音もなく金色の砂の中に消えていく。
少女の脇を歩いている少年は、心配そうに少女の顔を覗き込んだ。
しかし、その口から出た言葉は表情とは裏腹に毒を含んだものだった。
「だから言ったでしょう、紫乃お嬢様。タクラマカン砂漠への道のりは厳しいって。お嬢様は何にも知らないんだから。大体そんな服装で砂漠を渡ろうなんて言う方が無茶なんですよ」
少女は自分の着物に袴といういでたちをちらと見てから、苦しそうに口を開いた。
「……いいでしょう。私は…この…服装が動きやすいん…だから。……大体、路望はいいわよね……。ロボットだから…熱いとか感じないんでしょう……」
袴を手でめくり上げながらも、砂に足を取られるたびによろける少女の姿は滑稽だった。
しかし、少年は笑っていない。
静かに少女の苦しそうな表情の裏に隠された思いを読み取ろうとしていた。
「……路望が何と言おうとオアシスがみたいの……。苦しい生活の人々に…少しでも潤いを与えるオアシスを……」
少女の境遇を知っている少年はその言葉を聞いても、今度は皮肉らない。
少年はそっと少女に寄り添って無言で歩いた。
前方に鮮やかなグリーンと澄んだブルーが映るその時まで。

☆次は「泣き叫ぶ大人」で。

114 :文谷良介:02/12/08 12:31
「泣き叫ぶ大人」
 両膝が急にがくりと折れ、それに伴って彼の前進もがくりと崩れ落ちた。
右の拳を強く握り締め、彼は首を強く上に向けた。それはあたかも周囲の
様子を伺おうとするカメのようだった。
 下唇は大きくまくれ上がり、剥き出しになった歯は強く噛み合わされてい
る。頬の筋肉が左右交互に伸縮し、彼の顔をいっそう醜くしていた。しかし
その中で、目だけは、彼の目だけは大空をきっと見つめ、威厳を保って
いるようだった。
 やがてその目から、涙が一粒溢れ、頬を転がって落ちていった。それは
壊れかけたダムへの一撃となった。
 口が大きく開かれ、さっきまでどうにか封じ込めていたたくさんの奇声が
飛び出した。その声を聞いた者は誰でも、一生それを忘れることはできず、
何度も夢に見ることだろう。それくらいその声には、悲しみと、怒りと、甘え
と、退廃とが、凝縮されて詰まっていたのだ。しかし、その声は誰の耳にも
届かなかった。
 誰にも届かない。誰かに届くとしたらそれは彼自身であったろう。しかし
彼は、誰にも、彼自身にさえも決して届かない涙と声を、地面にぼたぼた
と落とし続けていた。

 次は、「花火」

115 :名無し物書き@推敲中?:02/12/08 15:08
友人は、もう冬を迎えてしまったこの夏の花火をどこからか持ってきた。
華やかな装飾のせいで、使われなかった花火はより寂しく見える。
夕暮れの訪れが早い冬の空き地で、私は仕方なく、友人は少し楽しそうに花火を送ることにした。
ぱち、ぱちぱち。
手に取った花火は独特の火薬のにおいがし、まだ宵も迎えたばかりの薄闇に浮かぶ火花は、
勢いをあげることもできずに静かにその役目を終えていった。
咳き込みそうになる煙だけが、どこへも行けず私たちの周りに残っている。
「でも、今年のうちに咲かせてあげたいと思う。この花火も。」
友人はそう言うと、まるで花火の執行官のように火をつけ、色を赤から緑へ、
オレンジから白色へ変える火の花を見つめている。短い生涯を季節はずれにやっと終えた
花火は、何故か優しそうにバケツの水の中に沈んでいった。


次は、「真夜中の水たまり」で。

116 :ルゥ ◆1twshhDf4c :02/12/08 23:44
「真夜中の水たまり」

少女は水たまりを眺めるのが趣味だった。
別に雨降りの日が好きという訳ではなかったが、ただ水溜りを探すのが好きだった。
真っ赤な長靴、真っ赤なレインコート、そして真っ赤な傘。
いつも決まって絵本に描かれる女の子の格好をした少女は、冷たい3月の雨が絶え間なく降りしきる中、道路の真ん中の水たまりだけをじっと凝視していた。
雨の中の水たまりは、少女を飽きさせないかのように、波紋を広げる隙もなく飛び跳ねながら踊っていた。
雨粒とともに軽快なリズムを刻みながら。
時には遅く、時には速く、そして激しさを増したかと思うと急に小さく小刻みに踊り続ける。
少女は飽きもせず、その雨に踊らされている水たまりを無言で見つめていた。
水たまりは少女の作り物のように白く小さい顔を歪めて映す。
それとともに真っ赤な雨具も揺らしながら映し出した。
少女の身に着けているそれではないかの様に。
少女は水たまりを見つめ続けていたが、その顔はどこまでも無表情だった。
笑顔のかけらさえも見受けられない。
むしろ、どこか少し不満足そうな印象すら与えていた。

「これじゃないわ」

時間も大分経過した頃、少女は水たまりを眺めてから初めて、小さく声を漏らした。
そして少女はあの晩の……あの真夜中の水たまりを思い起こす。
真っ赤なまだ生暖かい液体が無数に飛び散る水たまりを。
真っ赤な丸い月を映し出した水たまりにそれが飛び散る瞬間を。
その水たまりを少女はただその美しさに圧倒されて無言で見つめ続けていた。
たとえそれが自分の母親の……自分をかばって車に引かれた母親の死を意味する血であっても。
そして今日も少女は水たまりを求め続ける。
あの晩のように美しい水たまりを。

☆次は「生物兵器」で。

117 :;:02/12/09 01:03
GF

118 :名無し物書き@推敲中?:02/12/09 11:39
なんかだんだん描写じゃなくて、お題で小話を書くスレになってるな。

119 :名無し物書き@推敲中?:02/12/09 16:18
>118
禿げ同。しかも長文のものは大概つまらん。

120 :名無し物書き@推敲中?:02/12/09 16:32
なんかできの悪い三語スレみたいになってるから、軌道修正しろよみんな。

121 :Vu ◆sAO62Cbyi. :02/12/09 17:10
ではこういうのはどうだろう
お題は全てメール欄に書き込み、隠しておく(題○○ 次○○というように)
読んだ人は後からお題がなんだったかを見る。そうすれば純粋に描写力を問わ
れるんじゃないだろうか。

そんな提案。メール欄の字数がキツイかな。あとsageれるか心配。
提案だけではなんなので実践。


 汚怪――私の頭の中はその一言に占められた。

122 :名無し物書き@推敲中?:02/12/09 17:45
まだるっこしいからそんなことしなくていいよ。
お題で小話書いたやつはスルーでよし。
ついでに一行だけ書いてるやつもスルー。描写になっとらん。

123 :名無し物書き@推敲中?:02/12/09 19:19
小話は三語でやれ、ってこったね。

124 :名無し物書き@推敲中?:02/12/10 14:57
いやならやめろ

125 :名無し物書き@推敲中?:02/12/10 15:15
なにやら背ばかり高くぬめぬめとした光沢覆われているその物体は
露出させた緑色の血管と赤黒い筋肉を静かに震わせ時折深く呼吸するように
ぶるりと全身を蠕動させていた。どうやら生き物らしいその物体、近づくと頭だか
しっぽだか分からない体のある部分を擡げ、明らかにこちらを意識した動きを見せる。
暫くすると静かにゆっくりと元の位置にその持ち上がった部分は収まりまた僅かな
筋肉の収縮がかすかに観察できるだけとなる。所々白や青が混じった粘膜質のその
表面には地面のゴミや埃が汚らしく付着して醜怪な印象をこれでもかと持ち上げ
それ以上に生肉を夏場一週間ほど容器に詰め日なたで放置したような悪臭が当たり
一面漂っている。そのもはや生物と呼ぶのも嫌味な物体に、私以外近づく人間はいなかった。

途中でやめました。

次回「ヴァイオリン少女」

126 :ルゥ:02/12/11 02:13
「ヴァイオリン少女」

なだらかなで心地よいメロディがその場の空気を優しく包み込む。
長く緑がかった黒髪がそのメロディーとともに静かに揺れている。
少しの絡まりも見せないその黒髪は、少女の奏でる美しい旋律のようだった。
ヴァイオリン。
この弾き方一つで悪魔とも天使ともなりうる魔性の楽器で、少女は楽園を作り出していた。

☆こ……こんな感じでしょうか。
 次は「赤信号を無視するおじさん」でお願いします。


127 :ルゥ ◆1twshhDf4c :02/12/11 02:13
トリップ入れ忘れ。
すみません。

128 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 02:15
描写をしろよ

129 :ルゥ ◆1twshhDf4c :02/12/11 02:20
描写のつもりだったんですが……。
出直してきます。

130 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 02:24
>>128
高いところから物を見る態度はどこで養われたのか。
貴様にとっての描写だけが一般人に通用する描写か。
ぷっ。


131 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 02:33
長いのは…い、嫌‥‥ぁ‥…

132 :名無し物書き@修行中?:02/12/11 07:48
どういう文章がこのスレの描写という主旨に相応しいのか誰か教えて欲しい。
>>1>>2のように書けばイイのかな?
それに長文でも描写の文は描写の文だと思うので、文が長いだけで読まないのは浅はかでは?


……と、長文ばっか書いていた身で訴えてみる。

133 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 09:13
ルウタンのは問題無いんでないかい?
『ヴァイオリンを弾く少女』では無く『ヴァイオリン少女少女』だからなあ。
>132さん
規準を定める為に、みんなで一つのお題について描写してみる。で、どの描写が
どうのこうのと意見交換した上で規準を定めるってのはどう?

134 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 09:36
>130
ぷっ。に無理がある

135 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 09:45
一般人に通用する描写しろや

136 :ラブクラフト風:02/12/11 09:57
まあ「ヴァイオリン少女」って指定されてりゃあんなん以外に書きようがないし、
ちょっとでも捻ろうと思ったら小話にするしかないしな

137 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 09:57
クッキー消し忘れ鬱

138 :うり:02/12/11 10:27
『赤信号を無視するおじさん』
歩行者用の信号が点滅している。片側三車線ある国道なので無理をして渡らない事にした。
渡り切らない内に信号が赤に変わり、ヒヤヒヤした経験があるのだ。
脇を一陣の風がすり抜けた。黒いビジネス鞄を脇に抱えたおじさんだ。
もぐらの様にずんぐりした背中は、通りの向こう側を目指し大きく左右に揺れている。
あの背中だ、お腹もそれ相当に迫出しているに違い無い。
きっと本人は必死なのだろうが、ペンギンの様な足の動きが失笑を誘う。
運動と縁の無い生活が窺い知れる走り方だ。
信号が赤に変わった。
おじさんはまだ一車線を越えた程度しか進んでいない。
信号待ちの車からけたたましいクラクションが浴びせられた。
おじさんは中央分離帯で両膝に手をついて中腰になると、肩で大きく息をした。
息遣いがここまで聞こえて来そうな肩の動きだった。
赤信号の間におじさんの息は整うだろうか。

次のお題は『ビールの一気飲み』でお願いします。


139 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 10:45
ちょっと生意気を言うようだけどさ、
描写って言うのはその主人公の感情とストーリーがあって始めて成り立つものでしょ?
だからこのスレはどうかと思うな…。

140 :うり:02/12/11 10:57
>139さん
いや、いや、このスレは書き手には意義あると思うよ。
(読み手にはどうか分からないけど)
例えば、殺人事件の凶器となった『ナイフ』。ふられた男の切ない表情。
怒りに震える拳。青空で囀る小鳥。
印象的なシーンを書く為に、或る一つの事物をひたすら描写するのは意味あるよ。
あと、主人公の感情とストーリーは確かに大切だけど、主人公の外に視点を置いて
事物を眺める事も描写になると思うよ。

141 :139:02/12/11 11:00
>>140
なるほど、勉強になりました

142 :初です:02/12/11 16:36
『ビールの一気飲み』
あふれんばかりのビールが大ぶりのジョッキに注がれ、お決まりの囃し文句が嵐のように場を包む。
尋常な量ではない。まず一口では無理だろう。
しかし、期待の視線にさらされた男に逃れるすべはない。
やれやれ、とばかりに苦笑しながら、それでも男はジョッキへと手を伸ばした。
場は一気に盛り上がり、男がジョッキを傾け勢いよく飲みはじめると、割れんばかりの歓声と拍手喝采が沸き起こった。
しかし、その喧騒は徐々に静まってゆく。ビールはみるみるうちに減ってゆく。男は喉を鳴らしつづける。
誰も、本気で飲み干せるなどとは思っていなかったのだ。しかしジョッキの傾きはぐんぐんと大きくなってゆく。
みなの驚嘆は期待へと変わり、だれもが男を凝視する。それでも男は止まらない。
そしてそれが極致に達し、垂直に固定されたジョッキから最後の一滴が滴り落ちた時――。
ふたたび怒号のような歓声が、夜の酒屋を震わせた。

う〜ん、これも小話かなー? 次は『飛び降り自殺』でお願いします。

143 : ◆KgnLeN/Trw :02/12/11 17:02
su-nn

144 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 18:40
 描写だけなら

 彼は金網をよじ登ると、恍惚とした表情ではるか下の道路に向けて身を躍らせた。

 で十分だろうけどねぇ。ひたすら描写すると。

 あの子はいまどうしているだろう、あああれはタンスの裏に落ちたんだったけれど
取れなかったなぁあのシュート取れれば受験もどうにかなったかもしれないのに畜生
録画し忘れた程度で怒ることもないだろうに番組が終わって砂嵐がでるとなんだか寂
しいなぁいやこれはコンクリートのゆか――
 ぐしっ。

 次「髭抜き」

145 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 18:45
ただの描写では無く、ひたすら描写するってのが
このスレの面白みかと。

146 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 18:52
こういうサイトに来る人の描写って劣等感にまみれた人間の立場から
描かれてる気がする。
ようするに話の中心が引き篭もりの自己陶酔だもんな。
引き篭もりはNHKあたりで話題にはなるが、
商業的には失敗してるな。
結局ここは村上春樹ファンの同人誌サークルかよ。


147 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 19:09
>>146
何故に誤爆?(w

148 :名無し物書き@推敲中?:02/12/11 23:30
なんで内面描写になるの?

149 :名無し物書き@推敲中?:02/12/12 19:40
前後関係あっての場面描写だと思う。

150 :吉沢逸彦:02/12/12 20:18

「今日借りてきたニューハーフ物のビデオより」

その女にはペニスがあった。
男にフェラチオさせていてた。
白いメッシュのタンクトップを身に着けていた。
キッチンの床は赤かった。
もう一人の男は床に手をついて肛門を女に差し出した。


151 :名無し物書き@推敲中?:02/12/12 22:05
>149
出直せ

152 :名無し物書き@推敲中?:02/12/12 23:20
ところで、「髪抜き」ってなに?
自傷の一種でOK?

153 :名無し物書き@修行中?:02/12/13 00:20
>152
「髪抜き」ではなく「髭抜き」であると。カミではなくヒゲであると。
具体的にどういう行為かは知らん。が、毛抜きを使用する可能性高し。

154 :名無し物書き@推敲中?:02/12/13 01:29
描写って物語から抜き取った1コマってことでしょ?

その風景が読み手に伝わるもの、
オチはここのスレには必要ないってこと?
でも個人的に背景描写をするのは主人公の内面を暗示させるものと思ってるので
そこらへんは個人個人の違いということで。
でも小話にはならぬようにしたい。

155 :名無し物書き@推敲中?:02/12/13 01:32
背景じゃないんだよ

156 :名無し物書き@推敲中?:02/12/13 01:35
ひたすら情景の輪郭だけを描写するだけってことか?
風景画かくみたいに?

157 :名無し物書き@推敲中?:02/12/13 01:37
なんで風景なんだよ

158 :名無し物書き@推敲中?:02/12/13 01:46
風景て例えだっつの。
ここでは叙事にしろってことなのか?
内面の感情におわすのはあんまり描写でないわけか?

159 :髭抜き:02/12/13 07:04
まあ、つまんねぇ事考えないで「ひたすら描写」しろってことじゃないの。

男は震える手で毛抜きをつまむと、それを鏡を見ながら自分の顎の持っていった。
僅かに飛び出た太い髭をピンセットがいやにごつくなったような毛抜きではさみ
いったん止めてしっかり食い込ませる。抜かんとするほどに髭と一緒に皮膚が盛り上がり
痛みがじわりと沸き起こる。なかなか抜く勇気が出ない。何時までも顎を突き出した間抜けな
顔を鏡に映したまま、痛みw伴う恐怖に晒され続けた。無数に密集する無精髭。ゆっくり抜いていては
日が暮れてしまう。一度、毛抜きを離して大きなため息を漏らした。痛みはじんじんと確実に増し
それでいてつまんだ髭は確実に皮膚に根を下ろしたまま微動だにしていない。
もう一度、毛抜きを目当ての髭に押し付け、今度こそとしっかり食い込ませる。
抜く。ゆっくりと毛抜きを皮膚から遠ざける。プチプチとおぞましい音が聞こえてきて
男はまた葛藤にとらわれる。しかし途中で止める訳にもいかず、涙を浮かべ毛抜きを持つ手に
力を込めた、髭が生えている皮膚の感触はもはやたとえようも無い痛みに覆われ
僅かに手が震えるだけで皮下の組織はぐずぐずに破壊される。抜こう。改めて毛抜きを引き抜く。
最後は何の音もせず、ずるりと髭は毛抜きによって引き抜かれた。表層に現れているのはごく僅か
想像以上に長く太い髭が一本はらりと机に載った。不気味なほど白い毛根が吐き気を起こさせた。
目をそむけ鏡に移ったままの顔は片方の頬には涙が伝い、鼻水まで出ている。
そんなことより、今一本抜き終わった、恐怖から介抱された安堵に満たされ、男は顔の事など
気にもしていなかった。痛みはまだ残っていたが時間とともに霧散していった。
酷く汗をかいていた。そしていまだに、安心とは別の、さっきの吐き気はまだ残っていた。
顎を見ると、毛穴からは、赤い血液がどろりと盛り上がっていた。

小話と言うか、小話と言うなら、じゃあ諸君の描写を見せてくれよ、って感じですか。
次回「喫茶店で冷めたコーヒーを啜る男」

160 :うり:02/12/13 12:36
『喫茶店で冷めたコーヒーを啜る男』
何杯目のコーヒーだろうか。
お代わりを繰り返すのも、さすがに心苦しくなって来た。
それに何よりもお腹が張ってしまった。
手首のロレックスを見る。
約束の時間から二時間経っていた。
文庫本を読み終え、コーヒーカップとのお見合いが続いている。
湯気はとっくの昔に消え、香気さえも記憶にしまわれてしまった。
カウンターの向こうのウェイトレスと目が合った。哀れみの視線だった。
居たたまれなくなりカップを持ち上げた。
コーヒーに、私の輪郭が影となってうつる。
わざとらしく口を窄め、湯気を吹く真似をした。
私の心を映す鏡の様に、コーヒーは沈黙を守っていた。
そっとカップに口をつける。
飲み終えるまでに、あの人は来るだろうか。

次のお題は『固まっちゃったパソコン』でお願いします。

161 :保全:02/12/29 23:51
 『固まっちゃったパソコン』

 ダブルクリックをする。ポインタが砂時計に替わる。・・・やけに静かだ。
 マウスを動かす。ポインタの動きが鈍い。・・・嫌な予感がする。
 深呼吸する。気分転換に本を読む。モニタを見る。・・・砂時計のままだ。
 諦めて『ctrl、alt、del』を押す。反応が無い。狂ったように何度も押す。
 ・・・そして現れる『青画面』。キーを押す。『通常のWindows』には戻らない(笑)。
 ・・・だから、電源に手を伸ばす。データが壊れる事を覚悟して。
 脳裏を掠めるは、『不良品』の三文字。
 だけど苦情は、ツレへの愚痴に、変わるだけ。

 次は『誘う女』でよろしく。

162 :名無し物書き@推敲中?:02/12/30 00:45
 『誘う女』
皺がよって紅の光る唇。
長い足の爪は少し長い。

163 :名無し物書き@推敲中?:02/12/30 00:45
次は『雨の猫』

164 :名無し物書き@推敲中?:02/12/30 00:47
 満員電車の中、彼の左腕に柔らかいものが押さえつけられている。
彼は額に汗を掻き、顔を歪めて外を眺めていた。ときどき、ちらと
その方を見るが、直ぐに何か隠し事をしているように、辺りを見回す。
景色はだんだんとゆっくりと流れるようになり、人々は慣性によって
一方に傾いた。右隣の男が彼の右腕にのし掛かってきた。男に押されると、
彼の左腕は、さっきからずっと当たっている柔らかい膨らみに埋もれた。
しまったという顔をして、彼は左腕の辺りを見た。そこにあるのは、張りのある
胸に包まれた自分の腕だ。青ざめた彼は、口をぽかんと開けたまま視線を上げた。
美女が視線を彼に向け、口元に微笑を讃えていた。
「こいつ痴漢です」
 美女は彼の腕を掴み、高々と人混みの天井に向けて、持ち上げた。周りの男も何人か彼を囲んだ。
 彼は次の駅で下ろされ、駅長室で詰問にあった。

おだいそのまま

165 :名無し物書き@推敲中?:02/12/30 01:21
なんだそりゃ

166 :エントランス:02/12/30 03:49
>>159 さま。
アンタ神だ。
神だよ。
上手い。
これぞまさにって感じがする。

167 :山崎渉:03/01/06 16:02
(^^) 

168 :書いてみた:03/01/06 21:16
 雨が降り出した。始めはパラパラと、やがて大粒に、そして勢いよく。
 空には黒雲が広がっている。しかもそれが、雨脚が激しくなるにつれて、
どんどん、どんどん、暗さを増していく。
 路面に広がる波紋の先に、一台の車が止まっていた。雨に叩かれ、水煙と
飛沫に包まれて、その輪郭もぼやけてくる。
 その下に、猫がいた。黒一色で、さほど大きくもない、猫。そいつは四つの足を
きれいに畳んで、『外』の景色を眺めていた。
 やがて、何かに齧り付くような、大きなあくび。
 雨は止みそうにない。

 徹底的って難しいなぁ。俺が書いたのは許容範囲内だろうか?

 次、『女子高生の徒競走(笑)』

169 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 08:30
明日デート何着てこう?
早く給料日にならないかなー
卒業したらどっかイギリスあたりに留学したいなぁ
果たして体育祭にまじめに参加する女子高生なるものがこの世に存在するのであろうか?
すべてが形骸化し、恐るべき空虚につつまれた行事。この国の縮図。
…駄目だ!自分で言うのもなんだけど退屈極まる。そもそも発想が○×新聞の社会面レベル。こんなんじゃ私が文芸部を掌握することなんて不可能だ。ボツ。

三者三様の想いを抱いた四人の女生徒は各々様々なタイミングでゴールラインを割り、おざなりに順位つけがなされ、
かくしてクラスの得点競争にあまり影響しない徒競走のプログラムは終了した。
これぞまさに徒な競争。いいオチがついたと思いながら、体育祭実行委員は厳かに口を開いた。「次は2年男子による組体操です」

次のお題、鮭の塩焼き

170 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 11:29
描写してよ

171 :葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/10 11:34
母親が 小柄な身体をかがめながら 
グリルの小さな扉を開け、
薄紅色をした鮭の小片を 
さい箸でつまみ上げる様子を、
少年はぼんやりとみつめていた。
母親のさい箸が、切り身の表面をほぐすと
細く湯気が立ち上り、
内側から さらに鮮やかな紅色が顕れた。
少年は、けだるい動作で茶碗を手に
席を立った。

次のお題「じゃれつく子犬」

172 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 14:03
>>11
>>17
>>47
>>53
>>98
>>162
好き。


173 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 15:56

どれも詩になっている。いいね。


174 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 23:03
俺の足に触れるな
舌を出すな
くるくると回る
俺は走る
追いかけてくる
また、赤い舌を出している
くるくると回る
白い息が俺の頬に触れた
生暖かい。そんな目で見るな

175 :名無し物書き@推敲中?:03/01/10 23:16
>>174 お題だせ

176 :174:03/01/10 23:20
じゃあ「パソコンの前の自分」

177 :ルゥ ◆1twshhDf4c :03/01/11 01:37
「パソコンの前の自分」

パソコンのキーボードをたたく手をふと止め、
目を細めて液晶の画面を凝視する。
最初は、ほんの1、2秒の間、次の文章を考えるつもりで止めた小さな手は、
もう5分もの間その上から動いていない。
部屋の温度はそう寒くないのに、手だけがどんどん冷たく、
そして硬くなっていく。
それと同時に思考もだんだん鈍くなっていくのがわかった。
今日はもう終わりにしよう。
少しためらいがちに、WORDを閉じた小さく冷たくなった手。
その手は、いつも「ほんまに手、ちいっさいなぁ」
と微笑む友に言葉を綴るために、再びキーボードの上を忙しそうに走り始めた。

☆次は「読み古された本」で。

178 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 02:02
机の上に、小さな本が置いてあった。ハードカバーは付いているけれど、それが逆に
本が手垢で薄汚れている事を強調していた。
あぁ、懐かしいな。小学生か中学生の頃に、こんな本を読んでいた記憶がある。
小説や伝記ではなく、ただの詩集だったのに、狂ったように朝から晩までページをめくっていた
ような気もする。この本は大好きだったから、大掃除や引越しの時に転がり出てくるとその度に
読みふけっていたな。内容もすっかり憶えていたのに。
手に取っていた本を机に置き、暫し記憶の綱を手繰る。確か、こうだったと思うが……。

『われ星に甘え、われ太陽に倣岸ならん時、人々自らを死物と観念してあらんことを! われは御身等を呪ふ。心は腐れ、器物は穢れぬ。「夕暮れ」なき競争、油と虫となる理想!――言葉は既に無益なるのみ。われは世界の壊滅を願ふ!』

昔はちゃんとそらんじる事が出来たはずだが、今はここまでしか思い出せなかった。
この詩集を読むきっかけになった詩――地極の天使。
そうだな、隠居するようにでもなったら――その時は、またこの本を読んで暮らしてもいいかな。

179 :名無し物書き@修行中?:03/01/11 02:04
名前間違った。

お次は「雨の降った直後の雑木林」でやんす。

180 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 09:17
面白いぐらいに下手クソ揃いだな。これが創作板の平均レベルか。
まぁ、上の方でも似たり寄ったりなんだろうが。
君達じゃ何がどう転んでも作家にはなれないよ。絶望的に才能が無い。


181 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 09:40
>>180
まあ折角だからつられて見ますか。ええ、ひょっとしたら
作家にはなれないかも知れませんね。でも取り敢えず
頑張ってみたいんです。

182 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 10:01
つか、なんで揃ってみんな小話にすんの?


183 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 11:12
>>181
ひょっとしたら、なんて夢物語を見たいんなら見てもいいけど、作家は無理だって。
本気で「頑張ったら」製本されて書店に並ぶとでも思っているの?
小説というものはスポーツの世界と同じで、素質が全てなんだよ。
「頑張る」精神なんて入る余地は無いの。最高でも、それは中学の部活まで。
それなのに、「頑張れば」道が開けると思っている人は、早々と違う世界を目指した方がいい。
例えば、宮大工とか。どう?「頑張れば」確実にスキルが付いて、女にも男にも尊敬される職種だよ。
エゴイストの土方とはワケが違うよ。宮大工には素質なんて必要ないから。あるとしても
高い所が好き、ぐらいのモノだよ。

184 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 13:05
敗者の気持ちがよく分かる敗者。

夢をみるのは寝てる人。

痛みがわかるのは転んだ奴

哀れむのは臆病者


185 : :03/01/11 13:55
題「スポーツの世界と同じで、素質が全てなんだよ。」

「スポーツの世界と同じで、素質が全てなんだよ」
そう友人は言い放ち、ふんぞり返った。その弾みでひっくり返りるんじゃないかと思ったが、
丸々とした体はは微妙なバランスを保っていた。
おれは酔っ払いの戯言と聞き流そうとしたが、デブは挑戦的なまでに鼻の穴を広げてこちらを
見ている。気に食わない。
もう一人の友人がおれに酒を勧め、気をそらそうとした。おれもせっかくの場を気まずいものには
したくなかったので、軽く息を吐きお猪口を差し出した。
「頑張れば道が開けると思っている人は、早々と違う世界を目指した方がいい。
例えば、宮大工とか。どう?「頑張れば」確実にスキルが付いて、女にも男にも尊敬される職種だよ。
エゴイストの土方とはワケが違うよ。宮大工には素質なんて必要ないから」
と、さらにそいつは畳み掛けてきた。
今度は俺に酒を注ぎかけていた友人の手が止まった。その友人は大工だった。
これは言い過ぎだ。
「確かお前、中高と帰宅部だったよな」
おれは反撃を開始した。
「そうだよ。残念ながらおれには運動の才能はなかったからな。無駄なことはしないんだ。
おまえらと違ってね」
「そうかい。で、28歳無職のおまえになんの才能があるんだ。無才能も才能のひとつか。
それとも引きこもりの才能か?親泣かせは天才的らしいけど」
「小説家さ」

続く

186 :185:03/01/11 13:58
そいつは唇を曲げて笑った。デブには似合わない笑い方だ。
「へえ。今までになんか入賞でもしたことあんのか」
「まだ、ない。」
「それで才能があるのか」
「ある」
「何でわかる」
「才能がある奴にしかわからないよ。おれの才能がわからないのは、おまえたちに才能が
ないからさ」
またデブはニヤリとした。どうやら自分ではニヒルに笑ってるつもりらしい。
殺意が芽生えた。その笑い方はやめておけと忠告しようかとも思ったが、こんなデブがどこで
誰に殺されようと知ったことか。
「実はな」デブは重大な秘密でも話すかのように、身を寄せて声を潜めた。暑苦しい奴だ。
「おれはまだ小説を書き上げたことがないんだ。いつも途中であきちゃってさ。
でも1本完成させればそいつがおれの文壇デビュー作になるはずだよ。かなり衝撃的だと思うね」
おれと友人は顔を見合わせた。お互いに考えていることは一緒だった。夢見るデブ。怒りよりも
こいつの考え方に吐き気を催してきた。
「なぜならね」デブはこちらの考えなどおかないなしに続けた。脂ぎった顔はアルコールのせいか
自己陶酔のせいかトロンとしている。
「おれには才能があるからね・・・・・・
「だから・・・・・・
「努力する必要なんて、ないんだ・・・・・・」

次のお題
「蟹を食べなが別れ話をする恋人」

187 :185:03/01/11 14:00
あ、悪い。
>>179にお題があったね。
それでお願いつまつ。

188 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 14:01
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189 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 14:02
(・∀・)イイネー

190 :雨の降った直後の雑木林:03/01/11 14:10
小話にならずに書けるものか……

見上げる空にはまだ雲が残っており、足元まで満足に光は下まで降りきっていなかった。
腐葉土独特の臭気はが充満する林は、暗く、深く、無数の枝葉と微かに残った霧が視界の悪さを助長している。
枝葉に隠れた獣道が歩くたびに湿気に沈む。水は靴の中ににじみこんでくる。背の低い、名前も知らない木々の枝が
頬や腕に当たり、雫が飛び散り衣服を濡らす。目を凝らして歩くべき道を探すが、叢に覆われ地肌は見えず、道とただの地面の
際を判断するのは困難だった。見上げる空は、背の高い杉やブナに覆われただ暗い。風も通らぬ中で、時折大量の雨粒が振り落とされ
草木にあたり盛大な音を立てるほか、何も聞こえないし、何も動かなかった。


191 :雨の降った直後の雑木林:03/01/11 14:12
じゃあ次は「とんでもない夢を見ちまったお兄さん」

192 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 14:16
>190
小話にならずに書けてるじゃん

193 :うずら:03/01/11 19:06
 ベッドから跳ね起きた男は上唇に滴り落ちた汗を舌で掬い上げ、右手で
額にたれた湿った髪をかきあげた。肩を小刻みに震わせながら、
「ふざけやがって‥」と呟いた。そしてその直後、男は、眼を剥きながら
「うッ」と呻き、ブランケットを引き剥がした。
「ああ‥やっちまった。何てこった。ハタチにもなって、小便漏らすと
 は‥」
男は空ろな視線を中空に据え、股間のひんやりとした感触をあじわいながら、
いま見たばかりの悪夢を、ゆっくりと、噛みしめるように反芻していた‥   

194 :うずら:03/01/11 19:11
つぎは、「警察官の職務質問」を。

195 :名無し物書き@推敲中?:03/01/11 19:26
プチアイドルの姿などに刺激され、プチ美容整形手術を受けるプチ女子小中学生が増えている。
プチ10代にじわじわと広まっており、このプチ冬休みに毎日プチ小中学生がプチ来院したプチ美容外科も
ある。プチ雑誌やプチチラシのプチ広告がきっかけとなり、プチテレビにプチ出演すればプチ料金がプチ無料になる
プチ特典制度などもプチ呼び水になっている。だが、プチ多感な年頃でプチ整形することに、プチ根強いプチ反
対もある。

 あるプチ10代向けプチファッション誌。「プチメスを使わずに、こんなにプチキレイに」「プチわずか
プチ10分 あっという間にプチ二重に」。プチ複数のプチ美容外科がプチカラー広告を出し、プチ手軽さをプチア
ピールする。
 プチ大阪府内のプチ中学1年のプチ女子生徒(プチ13)はプチタウン誌のプチ広告を見て、プチ昨年9月、プチ大阪
市内のプチ美容外科で、プチメスを使わない「プチプチ整形」を受けた。プチまぶたをプチ糸で縫い、プチ一重
をプチ二重にした。
 プチ東京、プチ大阪、プチ名古屋など5カ所にプチ医院を持つプチコムロ美容外科では、こんなプチ小中学生
がプチ3年ほど前からプチ増加。プチ00年はプチ21人、プチ一昨年はプチ33人、プチ昨年はプチ約50人をプチ手術し
た。ほとんどがプチプチ整形だ。


196 :葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/11 23:27
>「警察官の職務質問」

「あー、君。ちょっと止まりなさい」
Rは、古ぼけた自転車を転がしていた手を止めると、
呆けた顔つきで、振り返った。
熟年警察官の鋭いまなざしが、制帽のひさしの下で、
一種独自の光を放っていた。
「君、何処へ行くんだね?」
「あー・・、ル、ルートセールスの途中なンすよ・・」
警官は、Rの、今朝起きてからくしを通していない
鳥の巣状の髪の毛と無精ひげを、無言でねめつけた。
「新聞くらいは読んでるだろうな?右に折れたとこの
住宅街で、強盗未遂事件が発生してんだよ」
警官は言いながら、横柄にあごをしゃくって見せた。
「あ、あー・・、でも自分、なンもする気、ねえスよ・・」
「ちょっと、そこまで来てくれねえかな」
警官の屈強な腕が、ボールペンらしい染みのついた
ビニール製のコートの上から、Rの震える腕を掴んだ。

お次「OLが昼休みにバレーボールやっているとこ」

197 : :03/01/12 03:56
小さな公園でOLがバレーボールに興じていた。
平和の象徴のような、ほほえましい光景だった。
だがに何かがおかしかった。
その理由はすぐにわかる。
真剣なのだ。
いや、真剣というより、異様なほど激しいのだ。
経験者の集まりという様子もない。
OLたちはバレーというよりも、ひたすら相手にボールをたたきつけることに必死だった。
自分のところにボールが来ると、力の限りスパイクを叩き込む。
もちろんまったくボールはつながらないが、彼女たちはそのゲームにひたすら熱中している。
みな髪を振り乱し、鼻血を流しているものもいた。
渾身のスパイクが、もろに相手の鳩尾に入る。
崩れこみ食べたばかりの昼食を吐き出す女を気にかけることもなく、ゲームは進んでいく。

昼休みが終る時刻になると、彼女たちは手を取り合って去っていった。
仲良さそうに、普通の友達同士のように。
微笑ましい風景だ。
だがいまだ鼻血は止まっていない。

198 :197:03/01/12 04:33
つぎのお題は
「好きでもない女が部屋に押しかけてきて泊まろうとして、途方にくれる男」

199 :名無し物書き@推敲中?:03/01/12 04:43
このサイトについて教えて
http://digikei.kir.jp/

200 :名無し物書き@推敲中?:03/01/12 06:06
「ねぇホントに何もしないぃ〜?」
「何もしないから。本当に。だから帰って。」
と言ってみたものの、この女一人じゃ帰ることができないことは自分が良く知っていた。
全く。こんな女の面倒みなかきゃいけないんだ。明日は朝早いのに・・・。
「ほんとぅかなぁ・・・う〜んん・・・じゃもう最終もないし、お邪魔しちゃおうかなぁ・・・」
彼女が言った通りもう最終電車は行ってしまった。この女が唯一帰る方法、それは
「わかった。わかったから、家まで送るから。」
「え〜川島クンに悪いよぉ・・・うちまで30分もかかるんだよぉ〜」
と、いいつつ彼女はドアを開けようとしているが開かない。
そりゃ鍵は自分が持っているからだ。
「ドア開けて。」
「だ〜め」
「開けて」
「ダメ。」
「私と寝たくないの?」
「ない」
彼女は顔をしかめていたが、ぱっと笑った。
「そんなに私を大事にしなくてもいいのよぉ〜!早くお食べぇ!」

もうどうにでもしてくれ。



つぎのお題は
「深夜のTV」

201 :名無し物書き@推敲中?:03/01/13 00:42
彼は仕事から帰り、テレビをつけた。
番組らしい番組は終わっている。
時計はもう午前三時を指していた。
仕方なくテレビを消した。また静まりかえった六畳一間になった。
彼はジャケットを脱ぎ、冷凍庫から夜食を取りした。
電子レンジで五分。
おでんを冷凍したものだが、野菜の組織は破壊されている。
液体に近いおでんを彼はむさぼった。
六畳一間に虚しく響く、すすり泣きのような音だった。

202 :名無し物書き@推敲中?:03/01/13 00:52
つぎは、寝不足のコンビニ店員

203 :名無し物書き@推敲中?:03/01/13 01:10
あ〜ねみ。

次は・・工藤伸一。

204 :名無し物書き@推敲中?:03/01/14 04:48
私は悩んでいた。
なぜ自分が工藤伸一というお題のために
こんな時間にこうして頭を悩ませているのかと。
たまたま寝付けないから暇つぶしにと思って見てみたら

「工藤伸一」

これは困った。
私は工藤伸一なんて人物は知らない。
工藤といえば故 松田優作の工藤ちゃんぐらいしか思いつかない。
だから調べた。
こんな深夜に。
グーグルで。
そしたら出てきた431件。
どうやら才能に恵まれる名前らしい。
町職員だったり、微生物部ウイルス科長だったり、
スーパークリエイターだったりと色々な工藤さんがいるじゃあありませんか。

私は迷った。

こんなに迷ったのは久しぶりだ。どの工藤さんを選べば良いのやら・・・。
数多くの工藤伸一さんの中、私は微生物部ウイルス科長の工藤さんにひときわ強い印象を持った。
どうやら彼はHIV感染症に関するスペシャリストであるらしく
「第14回 国際エイズ会議」に御出席なされたらしい。
きっとそこまでの地位を築くには相当な労力と時間を要しただろう。
数々の苦難や挫折もあっただろう。
しかし彼は見事にそれを克服し、今日における地位をその手で築き上げたのである。
私はそんな彼に賞賛の意を惜しまない。
おめでとう、工藤伸一。


ハァー・・・次は「部屋の陽だまりに置かれたギター」

205 :「部屋の陽だまりに置かれたギター」:03/01/14 10:39
寒々とした真白な部屋で
とんと置かれた古いギターの弦を弾くと
薄く積もった埃が日の光に泡立ち
それもしばらくすれば
また静かに陽だまりに落ちていくのです。

次は「車の通らない交差点」でお願いします。

206 :井の頭そば:03/01/14 23:42
おれは途方にくれていた。
明け方の、新宿駅近くの交差点で立ち尽くしていた。
目の前の歩行者の信号は赤。
10分近く変わっていない。
しかもその間、車の一台も通っていないのだ。
周囲には朝帰りのサラリーマンやらキャバ嬢やらが重く、それでいて完全燃焼した満足感を胸に、
通り過ぎていく。
だが誰もの隣に並ぼうとはしない。
カラスでさえもおれのそばには近寄ってこない。
そもそも律儀に信号待ちなどすべきではなかったのだ。
奇跡的に車の影もなかったのだから。
でも今となってはあとには下がれない。
信号が青になるまでおれは待つしかない。
車の一台も通らない交差点で。

今だに奇跡的に車は通らないし、奇跡的に信号は変わらない。

次のお題は、
「休日(生ビールと井の頭そば)」

207 :(´-`)?:03/01/19 01:23
 井の頭ってどんなとこ?(地方在住者。)

208 :休日(蕎麦と生ビール):03/01/19 01:43
井の頭そばワカンナカッタ。スマソ
==========
休日の昼。コタツで蕎麦と生ビールを食す。
爽やかな竹の器に盛られた蕎麦はツヤツヤと炊き立ての米のような光沢を放っている。
キンと冷えて擦りガラスのように曇ったビールジョッキには、黄金色の液体が爽やかな気泡を弾けさせ、
その上部には真綿のような細やかな泡がふわりと鎮座ましましている。
さぁ食うぞ! うまそうだなぁ…。

次「警察署の前の道路」

209 :警察署の前の道路:03/01/19 02:55
夕暮れ、生まれ育ったニュータウンを背に煙草に火を点ける。
くゆらせた煙に目を細めながら思うは、淡い恋の切れ端。
いつだったか、あの子がただの一度だけ笑った時。
そうあれは確か、警察署を挟んだ道路から、ふと目を留めた先に見た
当月の事故被害者数の並びが、誰からも祝われたことのない、自分の誕生日だったからだっけ?
きっと今頃、26回目のハッピーバースデイ。未だに口に出せずにいます。

次は「弁天さま」

210 :山崎渉:03/01/19 03:37
(^^)

211 :名無し物書き@推敲中?:03/01/19 04:24
>>210こいつオナニー純文学質問スレの>>1だった!
マジで!

212 :弁天さま:03/01/19 10:48
空気の中を土埃が舞っているのが、冬の午後の柔らかな日差しで、輝くように見て取れた。
往来を歩む人々は、時折その土埃に顔をしかめながら、年の瀬を迎える準備に追われ、
忙しそうに、だが少し楽しそうに、鏡餅を買い求めたり、注連縄を抱えたりしていた。

善吉は、往来の真中に座り込み、人々が彼を訝しがるような顔で見ながら除けて歩いていく事には目もくれず、
一心に、よく晴れた、それでいて澄んでいるわけでもない、真冬の空を見上げていた。

日輪が彼の網膜を灼く。次第に、善吉の視界は真白な靄に覆われ始めた。
善吉は、期待に胸を弾ませながら、涙の滲む目を一所懸命に見開き、日輪を凝視する。
眩しさの最後の欠片がそっと積まれ、善吉は、ただ、白い眩しさをだけ見ていた。
どこにも境界の無い、のっぺりとしながら、それでいて奥行きもあるように感じられる白の世界の、
そのまさに中央の部分に、善吉は、ある像が立ち現れるのを、歓喜とともに待ち受けた。

白の中で、差異によってその在り方を際立たせるように、絢爛な振り袖の派手な色柄が浮かび上がった。
善吉は、眩しさと、喜びとで、見開いた両の目から大粒の涙を零しながら、乾いた唇をすり合わせるように呟いた。

「弁天様……」

-----

次「大学」

213 :大学:03/01/19 22:43
数年ぶりに郷里に帰った。
鄙びた住宅街はいつの間にか灰色のコンクリートに変わり、木造の吹き抜け駅舎は
ガラス張りになって俺を迎えてくれた。遠くで増設中のビルが、まるで時代の進行を
計る時計のように規則正しい打音を響かせている。

十数年ぶりの同窓会だ。待ち合わせは懐かしい映画館の前。
ふと高校時代によく屯ったラーメン屋を思い出した。「ラーメン大学」そんな名前
だった。小さな町の唯一の娯楽場だった映画館の前には、少ないながらも歓楽街があった。

そして高校生だった俺達の入れる場所と言えば、ラーメン大学だけだった。客が出入
りしても挨拶一つしない無愛想なオヤジ、長年の靴裏の垢を染み付かせて薄汚れた
店内。そんな環境だから俺達は何時間も他愛も無い話を続けていた。
ラーメン一杯と言えど安くは無かったが、喫茶店一つ無いこの街で高校生が落ち着い
て話を出来る場所はラーメン大学しか無かったのだ。

「ラーメン大学は無試験入学」
昔テレビでやっていた宣伝のフレーズを呟く。
すっかり変わってしまった映画館前の歓楽街。ほどなく待ち合わせ場所に着いた俺は、
ただ佇みながらそれを見ていた。
反吐とビラで汚れた歓楽街は無かった。火事じゃないかと見紛うほどの煙を排出して
いた焼き鳥屋は小じゃれたブティックに、PTAが目の敵にしていたキャバレーは
24時間パーキングに。
ラーメン大学は・・・喫茶店に。俺の郷里は本当にここなのだろうか。

そしてまだ、遠くで建設工事の打音が響き続けている。
ぽつぽつと集まり始めた同窓生たちの変わりきった顔を見ながら、もう一度呟いた。
「ラーメン大学は無試験入学」

-----
次は「ビールの栓抜き」でお願いします。

214 :名無し物書き@推敲中?:03/01/21 21:30
風呂上がり。タオルを腰に巻いたまま
一目散に冷蔵庫へと向かい、その扉を開いた。
ヒンヤリとした感覚が皮膚に伝わる。
その中から、まるで金属のような冷たい茶色瓶を一本、そしてその向かい側の戸棚の引き出しの中。
そこから鈍く光る栓抜きを取取り、床にドカッと腰を下ろす。
体からは、まだ汗がにじみ出ていた。
王冠に穴を引っかけ、そのまま上へと持ち上げる。
ポン!という小気味よい音がして、白い煙がフワッと上がり―――何に気づいたのかキッチンの流しに
乱暴に転がっていたコップを取ると、茶色のビンの中身を注いだ。
気泡が弾ける爽快な音がして、コップの透明がみるみるうちに、黄金色に染まり、
きめ細かやに泡立てた白いクリームが上部に上がっていく。
何度見てもこの色はいい。
グイッと、それを喉に流し込んだ。喉から広がるような清涼感が体を包む。

あぁ、生き返る。

描写になってねぇじゃん(ワラ
次『華麗な手品を披露するマジシャン』


215 :名無し物書き@推敲中?:03/02/11 00:43
age

216 :華麗な手品を披露するマジシャン:03/02/11 01:45
小粋な山高帽に魔法のステッキ、ステージ上で動きを止めない彼はちょびひげがお似合いだ。
リズムに合わせて空中ダンスをするクマのぬいぐるみは彼の十八番。
愛らしい仕草に観客の拍手は鳴りやまない。
美女の切断はショーの山場だ。
口をあんぐりと開けたままのおじさんは、さきほどのハトが頭上にとまっているのを気づきもしない。
消えるボールに、無限にわき出すカード……
この世の法則とやらもこの場ではうたた寝を決め込んでいるのかもしれない。

――
次『石につまずく猫』

217 :エントランス:03/02/13 01:16
春の温かい 風が茶色の塊りの 白くしなやかな 髭を揺らす。
茶色の塊りは 二つの小さく尖った 耳を 数回 動かしつつ 伸びをする。
口を開けると 小さな 牙と ピンク色の舌が あらわになる。
カプッ と口を閉じると、黄金色の目を 開ける。
両手を 舐めると、そのまま 動きを 止める。
目の先には モンシロチョウが 舞っていた。
茶色い塊りは 尻尾を立てて 身を低く構える。
そして、跳んだ、両方の後ろ足は、大地を蹴り、前足は、モンシロチョウ(獲物)
目掛けて、爪を振るが、
それは、届かなかった。
モンシロチョウは 何事もなかったように 舞い続ける。
茶色い塊りは、それが悔しかったのか、一心不乱にモンシロチョウだけを見て走る、
その直後、後ろ足が、石を 踏んで バランスを 崩した。
慌てて、バランスを 立て直した、茶色い塊りは、一度体を丸めると、
黄金色の目を、モンシロチョウに向けて、名残惜しそうに、見送った。 

次は『犬と散歩をする少年』

218 :sissy:03/03/02 14:19
「◎%△&×※〜!」
 少年は前方を見据え、言葉にならない叫びを発しながら坂道を文字通り転がるように駆
け下りていった。彼の右手には黒い革製の引き綱がしっかりと握られており、その先には
これも革製の緑色をした首輪がついている。そしてその中には少年の愛犬であるところ
の、金茶色の見事な毛並みのゴールデン・リトリーバー『アレック』が納まっていた。
 この2月に11歳になったばかりの少年の背は140センチと年齢の割には小柄で、こ
の大型犬を制するには少々役不足に見える。だが、普段のアレックは温厚にして従順であ
り、この幼い主人に対しての愛着も十分に持っているため、制御できないような事態にな
るなど考えられないところであった。
 ところが今、彼は綱の先についた主人のことなどすっかり忘れ果て、何かを目指して突
進していた。少年は少し赤みを帯びた栗色の髪を風にはためかせ、濃茶の眼を恐怖に引き
つらせながら、転ばないことだけを念頭について行くより他無かった。母親に大見栄を
切って散歩に出た手前、この引き綱を持つ手を離すわけにはいかなかった。
−−頼む!止まってくれぇぇぇぇ!

 次は『彼女の膝枕』でお願いします。

219 :パス:03/03/02 14:21
描写にどうしてこんなに長く書くんだ?
無駄な文章ばかり目立つよ。

220 :sissy:03/03/02 15:37
>219
そうかなるほど。言われてから改めて読み直してみると自分でも
ここ無駄かな〜というところありました。精進します。

で、どなたか膝枕おながいします。

221 :名無し物書き@推敲中?:03/03/02 22:04
『彼女の膝枕』

「なんでこんな事をするの?」
 低いトーンで尋ねられ、僕はオロオロしてしまった。
 酒の席でのちょっとしたおふざけのつもりだったからだ。
「いや、いつもいつも洋子ちゃんのこと好きだ、好きだって言ってるのに、全然
 取り合ってくれないから、勢いで……」
「そうじゃなくて、私の膝の上に頭を乗せて、何が面白いの?」
 ますます狼狽。
「そりゃあ……寝っ転がるって、気持ちいいジャン。そして枕に好きな女の子の
 柔らかくて、でも弾力があって、しっかりと頭を受け止めてくれる暖かな太股
 があったら、とろけそうになるし」
「私は骨太で筋肉質だからあまり気持ちよくないないと思う」
「いや、それだけじゃなくって、太股みたいなところで自分を受け入れてくれる
 って言うか、洋子ちゃんの顔を近い位置で見上げて、頭ナデナデされたら、も
 う死んでも良いって感じだし。それに太股って女の子の……その、なんだ……
 中心部にちかくて、お母さんの匂いっていうか、そんなのもするような気がし
 て……」
「イヤァッ!キショイよー!セクハラー!」
 彼女は泣き出しそうになってしまった。
 確かに自分で考えても今の発言は気色が悪い。

 三十分後。同じ課の山浦に彼女が膝枕をしているのを目撃した。
 朗らかに頭ナデナデしていた。事態は至極単純だったようだ。
 僕は泣きながらカラオケで尾崎を熱唱した。

次「サンバカーニバル」

222 :名無し物書き@推敲中?:03/03/02 22:05
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223 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/03 02:05
『サンバカーニバル』

信じられない光景だった。気がつくと南米の陰影の濃い日射しを縫うよ
うに汗みどろのサンバカーニバルがおれに向かってやってくるのだ。露
出度の高い派手な衣装を着たボニータたちの腰がまるで独立した生きも
ののようにシェイクし、両脇でトランスし踊り狂う観衆たちの投げかけ
る深い影を貫通し練り来るのを見たおれは昔深夜放送で見た竹中直人の
テンションを瞬時に取り戻した。おれはやにわに振りかぶって太陽に向
かい頓狂な声をあげた。

「よし、この速さなら行ける!」

-----
次「深夜の自販機」

224 :エントランス:03/03/03 03:24
暴走族の爆音と、ほとんど、意味をなさない、警察とのいたちごっこが
遠くなり、サイレンの音も、聞こえなくなった。
耳を澄ませば、蛍光灯の、切れ掛かった、ジジジッという音が鳴り続いている。
たまに、トラックがその巨体を震わせて、走り去ってゆく。
カツカツカツ、靴底がアスファルトとぶつかり音を立てる。
その音は、近づいてくる、が、しかし、一定のリズムを欠いていた、
酔っているのだろう。
音が止まり、ドンドンドン、何かがわめきながら、叩いている。
わめき散らしている言葉は、おそらく、文句なのだろう。
が、お金が足りないいじょう、喚いているものが欲しがっている物は、出てはこない。
もしかしたら、売り切れなのかもしれないが、押しているボタンは、一つや、二つではない、
すべてのボタンをランダムに、連続的に、叩くように押しているのだから、それは無いだろう。
しばらくして、一際大きな怒鳴り声をだすと、靴音は、遠くなっていった。
そして、太陽が、照らし始めた。

次は
「寂れた田舎の列車の中の風景」

225 :「寂れた田舎の列車の中の風景」:03/03/03 10:33
駅弁を食う箸を止め、ふと列車の窓の外を流れる風景に目をやる。
白い帽子をかぶった山々の連なりは、私に郷里に戻ってきたことを実感させた。
たった2両しかない列車は、今も自然の中、谷間を縫って走りつづけている。
ボックスごとに区切られた車内には、乗客は数えるほどしかいない。ほとんどが還暦を過ぎたような老人だ。
これが寂れてしまった故郷の現実なのだろう。
私はつい凝視してしまったのだろう、ふと目を上げた老婦人は私の視線に気づくと、
ちょっと当惑した表情を浮かべて目をそらした。
私は再び、食べかけの駅弁に注意を戻した。まだ半分以上も残っている。
幕ノ内と書かれたその中身は、包みに似合わない貧相な内容だったが、
それは寂れたこの列車の雰囲気に妙に似つかわしく思えた。

次は「自動車事故現場」

226 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 11:16
下手だな。。。
批評しないと伸びないと思う。
ふとふとうるさいよ。寂れたも二回。
だろうも続けるな。
まずそこから。

227 :自動車事故現場:03/03/03 12:08
我に返った。
元は赤いスポーツカーだったらしい鉄の塊が、歩道橋の上からシュシューと唸り、悔しそうに俺を見下ろしている。
衝撃音とゴムの焼ける臭いから置き去りにされていた俺は、今何が起こったのか整理した。
確か、信号を待っていた俺の視界には、女が映っていたはずだ。正面で信号待ちをしていた白いワンピースの女。
何かが視界を塞いだのは、あのワンピースの女と真っ直ぐ目があった瞬間だった。
ああ、事故か。交通事故だ。たぶん。
周囲を見渡そうとした俺の視界に、さっきから異物が映っている。
振り切りたい視線が吸い寄せられた先には、元女だった上唇から上の部分が悔しそうに俺を見上げていた。

次は「うんざり」

228 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:29
>衝撃音とゴムの焼ける臭いから置き去りにされていた俺は、

衝撃音はもうしてないだろ。

信号どっちが待ってたんだよ。女かオレカ。
見下ろす、視界、視界、目があう、視界、視線、見上げる。
悔しそう、悔しそう。
振り切りたい視線が吸い寄せられた先には、元女だった上唇から上の部分が悔しそうに俺を見上げていた。
なんだそりゃ。
うんざりだよ。

次は「駄文」で。

229 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:36
言うに事欠いていってしまったと言うことに気付いた俺は、まだ本当に気付いていなかった。
時折そう後悔したかのように思い直して、でもまだ考えがまとまらない。
それが俺の通常の状態より遙かに異常だと俺自身を見つめた。
ただ、そう、いくら考えても駄文が頭を世切るだけだった。

「まずまず」

230 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:41
朝、起きて歯を磨いて顔を洗った。
朝飯を食った。
会社へ行ったが、仕事はなく、昼飯を食った。
5時になり、退社し、家に向かった。
家につき風呂に入り、テレビを見た。
眠たくなり寝て夢を見た。
目が覚めたらまずまずだった。

次「下手」

231 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:42
なんだこれは? 
男は激しく当惑した。
その文字列は、どう努力しても全く理解できない不可思議な記号の羅列だった。
 もうやめだ…… 
諦めた男は、その紙を無造作に放り投げた。
男の手から解放され、ひらひらと舞い落ちていく紙。その様相はまるで、晩秋に散る寂しい葉のようだった。

次は「ダンボール箱」で。

232 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:43
>>229
わざとやってる?
下手すぎない?
適当だろお前。
そもそも駄文を描写するなら、
どんなものが駄文か伝えないといけないだろう。
お前が駄文そのものを書いてどうすんだよ。

233 :下手:03/03/03 12:45

必死に技術を磨き上げ、多くの文献を参考にし、ある程度のご託を並べられる知識も付いた。
人に聞かれこそすれ、聞くことはまず無くなった。
どこに出しても、自分の技術は問題ないと自信を持った。
ただ、多くの場合この程度の技術を、下手という。

「無駄」

234 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:45
>>230
だからさ、文中にお題(まずまず)を入れるスレじゃないんだよ。
読解力が無いのに書くのはやめたら?

235 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:48
「無駄」を書くなら、読者に無駄だと思わせなければならない。
無駄だな。という印象を与えるのが、伝えるのが描写でしょ。
その表現をこのスレに書くんだぞ?

236 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:49
もしかして>>1-233まで、ずっと下手を描写してるのか?
だとしたら天才だ。

237 :無駄:03/03/03 12:50
いつか俺もと思い、人より苦労を重ねた気になり、模索し模倣し、満足した。
失われていくオリジナリティー共に、技術と御託に自信を持った。
まさにそれらの全て。

次「二番煎じ」

238 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:51
>>237
だめだこりゃ。

239 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:53
多くの作家を目指すものがたどる最初で最後の未知の道。

次は「リストラ」



240 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:55
>>239
描写の意味分かってる?

241 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:56
>>231
平凡すぎて無意味な文章。
この文章からは何の感情も出ない。

242 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 12:57
>>227
既存からの引用はダメです。

243 :  :03/03/03 12:59


>>242
彼は釣りをしている。
放置と言うことで

244 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 13:01
次は「大量の札束」で

245 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 13:05
>>244
お題は良い。期待してるぞ。

246 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 13:09
>>245
オマエがやれよw

247 :宮嶼翔 ◆y.1ghKbpOo :03/03/03 13:16
リストラ

リストラされたその男はさげたりあげたり___というHNにしたりして複数を装って煽っていた。
午後。彼一人しかいない部屋で。もう死ぬしかなかった。

次は「大量の札束」で

248 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 13:24
>>247
全然面白くない
100点万点中2点
一行一点です

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/03 13:26
犠牲者6千万人以上!!
日本に核が落ちたぞ!!

ソース
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Toys/2215/newpage2.htm
北朝鮮+アメリカの誤爆核にて日本撃沈

参考スレ
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/bakanews/1046131290/l50

250 :宮嶼翔 ◆y.1ghKbpOo :03/03/03 13:32
万点だって。

251 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 13:36
>>250
>万点だって
まあ、この程度ですわ
全然面白くない
ねらい通りの誤変突っ込み
しかもそれオンリー
原点3 よって−1点

















減点

252 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 14:34
的を射た煽りと低能煽りがいるな。

253 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 14:37
>>252
それこそビンゴ
そう来ると思った

254 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:19
ほらね。

255 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:29
>>254
ヤター!パパ!また釣れたよ。

256 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:30
>>255
ホットキなさい。ここの板の子はみんな馬鹿なんだから!

257 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:30
釣れた発言は敗北宣言と同意w

258 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:31
>>256
ハーイ!パパ!

259 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:32
勝った。。。。。けど嬉しくない。相手が低能では。。。。。。。。。。。。。。。。

260 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:34
>>258
でもパパ>>257が負け惜しみ行ってるよ。

アハハ!よく見てごらん。アレを価値観の押しつけって言うんだよ。
サア!もう相手にしちゃダメだよ!

ハーイ!パパ!でも、馬鹿だねぇみんな!

そうだね。あんな風になっちゃダメだよ!

ウン!ワカッタ!

261 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:36
>>259
>勝った

フッ昼間からモニター相手に戦ってる馬鹿もいるこの時代。
俺も頑張ろうかな……

262 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:37
>>260なぜひらがなのあとの!も小文字なのですか?
どうでもいいん話ですがw

263 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:37
負け惜しみだな。俺の勝ちwww

264 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:38
いや、俺の勝ちだなwwww

265 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:38

いやいや、俺の勝ちだなwwwww

266 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:39
負けだよお前は。

267 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:40
判定

>>263がぶっちぎりで馬鹿道選手権優勝です。

おめでとう!世界一!

268 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:40
おめでとう!

269 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:41
>>265
おm(ry

270 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:42
>>265
おめでとう!新馬鹿王!

271 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:48
まだ負け惜しみ言ってるの? 暇だねWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

272 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:52
>>271
負け惜しみという言葉の意味を、学習しましょう。
加えて貴方は、冷静を装いたいにもかかわらず、冷静に成りきれていないのが
手に取るように解る、単純な思考回路の持ち主ですね。
同情いたします。
あまり、カッカなされると、また動けなくなる注射を打たれますよ。
あの注射、とても嫌っていらっしゃるでしょう?
まあ、無理などなされて、体調などお崩しにならないように、せっせと氏ね。

273 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:54
また負け惜しみかよWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

274 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 16:55
しかし、この板の住人はホントに馬鹿でつまらない。
偉そうに言いたい気持ちも解るが、残念なことにフルスイングでミットをぶん殴るくらいユーモラスだ。
そうだね、オマエの無様さを一言で語るなら、チェーンの外れた自転車を全力で漕ぐ馬鹿だね。

275 :>>273:03/03/03 16:58
もうヤメレ
端から見たら大人と子供
お前芸無さ過ぎ
完敗じゃん
あとwwwwwwwってのも馬鹿丸出し

276 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:00
またもや負け惜しみだよWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

277 :>>274:03/03/03 17:02
もうやめてヤレ
こいつのレベルも解っただろ?

>チェーンの外れた自転車を全力で漕ぐ馬鹿だね。
激ワロタ!


278 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:03
また負け惜しみキたーーーーーーーーーーーWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

279 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:06
>>277

>>278=酷ぇ無芸
ということで……

280 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:07
またWW負けWW惜しみWWWかよWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

281 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:14
荒らしだろうけど、面白い(w
ただ、相手が役不足なのが残念。
wwwwwって、俺には何度見ても、『悔しい〜』としか読めない(w

282 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:17
またWW負けWW惜しみWWWしかもWWWWW役不足のWW意味WWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWW分かってWねぇWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

283 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:20
>>281

>ただ、相手が役不足なのが残念。

禿同!

>wwwwwって、俺には何度見ても、『悔しい〜』としか読めない(w

重ねて禿同!!

284 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:22
いーからお前等コンビニ行ってダイエットコークでも一気飲みしてこい。
傍から見ててイタすぎる。

285 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:24
スマソ
見てたら面白かったから、茶々入れてしまった。
逝ってきます

286 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:26
>>284
それ面白くない

287 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:32
役不足とは(略

288 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/03 17:43
『大量の札束』
英巳子は瀕死の隆治から麻袋をつかみ取ると容赦なく顔面に蹴りを入
れた。隆治は蹴られた反動でコンクリにラミネート貼りの壁へ後頭部
をぶつけ、失神したのかそのまま動かなくなったが、彼の右腕だけが
英巳子へ向かって勃起したペニスのように屹立していた。それを一瞥
してフロアへ出た英巳子を非常ベルのけたたましい音が追い立てる。
まだ大丈夫だ、音以外はなにもかも死んだように静まり返っている。
英巳子は振り返って隆治を見た。
「あんたが悪いんじゃん」
この期に及んでまだ隆治の身体に未練を残す自分に違和感を覚えなが
ら、英巳子は非常口を塞ぐように倒れている太った警備員を難儀して
脇へずらして建物の裏手の駐車場に出た。
雪は激しくなっていた。

---------------
次は「激しい雪」

289 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 17:48
>>288
巧いじゃん。だけど札束に対する描写が少ないかな。
札束の重さ。対する軽さ。を描けたらプロだね。

290 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/03 17:52
>>289
ありがと、精進するよ。

291 :名無し物書き@推敲中?:03/03/03 19:25
『激しい雪』
ふざけるな、そこをどけ。
苛立ち掻き分ける両腕をすり抜けて、ぶ厚くて重さのないカーテンが僕を飲み込もうとする。
クソ野郎、邪魔するな。
一歩、また一歩進むごとに僕の体から熱と、方向感覚と、音とを奪っていく。
おおおおお!
追いつめられたように無様に叫んでも、その叫びをさえ包み込んで冷やしてしまう。
力任せに踏み込んだ足がずるりと滑って、僕は尻餅をつく。
そんな風にして僕は毎朝目を醒ます。
どんな夢を見ていたのかは思い出せないけれど、無力感とその暗示に満ちた僕の一日はここから始まる。

――――――
次は「奇妙な煙」 なんてどうでしょう。

292 :「奇妙な煙」:03/03/03 21:28
初めて見たときから心を奪われた。
河原に立つ一本の古惚けた煙突から毎日昇る煙は、まるで命を持っているかのように
風に乗って縦横無尽に空を巡り、空に一筋の石灰色の痕跡を残していく。
時に無尽蔵に広がり、また時には糸ほどにも細くなって、様々に表情を変える。
それは汚れて薄暗い地上から開放された喜びのようでもあり、
この世界から旅立っていく前に、眼下に別離を惜しんでいるようでもあった。
子供の頃の僕は、いつも日が暮れるまでそれをずっと眺めていた。
やがて成長してからその煙突が何なのかを聞いて、僕はどこか納得できた気がする。
むかし僕が好きだったあの煙突の煙は、火葬場の煙だったんだ。

――――――――――――
難しい・・・・。
次は「都会の猛暑」でお願いします。

293 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/04 02:11
『都会の猛暑』
熱気のカゲロウのなかに歪んでいく彼女の白いワンピースを見送りながら一刻も早
くここから立ち去りたいとおれは思った。熱く淀んだ大気が液体のように身体にま
とわりついてくる。地面を覆ったアスファルトは角度の深い直射日光を乱反射して
一帯のコントラストを強くして、ビルとビルに挟まれた狭い道で渋滞に巻き込まれ
た数百万台の車のラジエターとエアコンの室外機は気温をさらに底上げしていた。
しかし気温がいくら上がっても湿度は一向に下がろうとはせず、いつまでたっても
汗で濡れたおれのTシャツは乾かない。もう限界だと悟ったおれは落下するように
地下鉄の階段を滑り落ちると厚く沈澱した地下の空気層へと沈潜した。地上に横溢
するアスファルトの熱気とはまた違う冷たい湿度を含んだコンクリートの臭いを吸
い込んで一息つくと、おれはさらに地下深くへと逃亡を開始した。

----------
次は「教習所」でお願いします。

294 :名無し物書き@推敲中?:03/03/04 02:41
僕は病室のブラインドを開けた。藤色のブラインドは父さんの書斎にあるのと似ているけれど
それよりもずっと新しくずっときれいで、僕が引っぱっただけでもするっと音を立てて上がった。
手触りの粗い化繊の紐を離すと遠いほうの端が少し斜めに下がって止まった。
窓の外は自動車の教習所だ。蛍光灯が映らないように目の周りを手のひらで包んで、僕はガラスに
顔を寄せた。学校のプールよりも運動場よりも広い敷地に道や交差点、踏切、上り坂に下り坂、
見通しの悪いカーブ、おもちゃのレースコースみたいにあっちへ曲がってこっちへ曲がって、その中を
一、二、三、三台の白い車、タクシーみたいに頭の上にランプを載せた車が動いてる。一台は交差点
ごとに止まりながらコースの中をぐるぐる、ぐるぐる行ったり来たり。一台は赤いコーンポストを
立ててその間を通る練習をしてる。もう一台は今坂道の途中で止まって、人が出てきてタイヤの
ところでうずくまって… きっと、輪止めを噛ませたところなんだろな。助手席から降りてきた
のは体の大きい、たぶん男の人。それで運転してたのは髪の毛が長いから女の人かな。先生に怒ら
れてるみたいだ。その横を別の車が通り過ぎてく。横断歩道で一旦停止をして、また走り出す。
塀の外では違法駐車に車線を取られて渋滞した車が、信号無視のスポーツカーに向かって一斉に
クラクションを鳴らした。交差点の中を越えて信号待ちをするトラック。バス停でタクシーを止める
背広の男。歩道を猛スピードで突っ切る自転車。


――――――――――
新参者です、よろしう。
次は「卒業式の片付け」で。

295 :291:03/03/04 04:17
 体育館は、もういつもの体育館だった。
 すすりなく女の子も、カメラのフラッシュも、埃臭い紅白の垂れ幕も、別れと哀惜の歌声も、消えてなくなってしまった。
 きっと僕が死んでも世界はこんな風に自動的に修復される。何事もなかったかのように、体育館は体育館に戻る。明日には僕の欠けた体育館が僕を無視して僕以外の誰かを愛するのだ。
 恨めしい。
 そんなことを思った。僕は今、もう死んでしまった人間のようにここにいる。
「帰らないの?」
 不意に、戸口から既に帰ったと思っていた彼女が顔を出した。僕は振り返って、頷く。
「もうすぐ、帰る」
「そう。じゃ、あたし帰るね」
 彼女はそう言って遠くから僕の目を見て、言葉を待った。
「さよなら」
 と僕は言った。そうして僕たちは別れた。
 ふと見ると、足下に、誰かの花束から零れたらしい赤い花弁が落ちていた。僕はそれを親指と人差し指で拾い上げ、ポケットにしまって体育館を後にした。僕はまだ幽霊になるわけにはいかなかった。

―――――――――
長いかな。すみません。
次は「汚れた手袋」とか。

296 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/04 04:25
『卒業式の片付け』
混乱した講堂の中に折り重なった折り畳み椅子を片付けているとひしゃげた
針金のような光る物体が目に付いた。拾い上げるとそれは滝川先生が組合員
の教師と揉み合った時に落として踏まれた眼鏡だと分かった。レンズは割れ
てなくなっていた。信じられないことにそのへしゃげた眼鏡を見ていたら込
み上げて来るものがあって、おれはあわててそれをポケットにねじ込んだ。
端っこで倒れたテーブルを畳み終わってやってきた黒江が「馬鹿なことした
もんだよなぁ滝川も」と独りごとのように言った。「どうする? いつもみ
たく帰りスタバ寄っていくか」そう聞く黒江の言葉に曖昧な返事をしながら
おれは、舞台の上でべそかきながら破れた布切れを丁寧に畳む女子たちに目
をやった。多少黄ばんではいるがかつては純白だっただろうその破れた布の
端々の赤黒い染め抜きは、なぜだか包帯から滲み出し乾いてしまった血液を
連想させた。

おれこんなとこにいたのかよ。

そう思った刹那、舞台は暗転しまわりの人影は消え失せ、おれはぽっかり空
いた奈落の底へと吸い込まれていった。

-------------
毎度すいません。
次、「坂道」なんてどうでしょう。


297 :291:03/03/04 04:28
あれ、かぶっちったw

次「坂道」でいいっす。

298 :坂道:03/03/04 21:37
灰色の線が蒼い空に、まっすぐに伸びている。立ち上がった入道雲は、夕立を予感させつつもその成長を止めない。見上げたその線を手前にたどると、次第にその幅を増し
中央に白い破線が走っているのが判る。どうやら、アスファルトコンクリートで造られた道路である事が判ってきた。目の前に広がる風景は、果てしなく続くかのように見える
丘陵地だ。緑色の草地は、ただただ広がり、空へとうねり上がっている。自動車が走る為のみに造られたそれは、ここに立つ私の視界を左右真っ二つに分けていた。



初めてで、緊張しました。次は「空き地のペットボトル」で、お願いします。

299 :文谷良介 ◆qNVJf9gkMU :03/03/04 22:54
じゃあ、「汚れた手袋」の方。

 僕が見つけたそれは、土にまみれてあちこち破れ、ぼろきれと大差ないものだった。
しかし、拾い上げてみると確かに手袋であるということが分かった。それも、軍手ではない。
れっきとした手袋だ。手が汚れるのを防ぐための軍手ではなく、かじかむ指を暖めるための
手袋。なんとなく、この手袋はそんな気品を持っている気がした。
 どうしてこんなところに、片方だけ、落ちていたのだろう。僕は悩んだすえに、またそれを
もとあったあたりに捨てた。

#さいごの二行は全然描写じゃないです。すみません。
これで次は「空き地のペットボトル」ですね。

300 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/05 00:29
『空き地のペットボトル』
腹の底に鈍痛のような焦りを感じながら自宅のある新興住宅地の空き地に
車を乗り入れたおれは、エンジンをかけたまま携帯を取り出し由宇子のメ
モリを消去した。
喉がカラカラに乾いていた。
会社をクビになり女にも振られカードの残高も溜まる一方だ。
夕闇にシルエットになった安っぽい建て売り住宅を眺めながら、以前なら
明るく光って迎えてくれていたはずの自宅の暗い窓辺に目をやった。
不倫のあげく家族を失いけっきょくその女もおれから去っていった。
抜け殻のようなあの家ももう今のおれには必要のない代物だった。
すべてが安っぽく感じられ、いま運転してきたこの白い国産中古ワンボッ
クスもひっくるめてハリボテのようなこの世界全体がおれをあざ笑ってい
るように感じる。
おまえだ、安っぽいのはおまえだよ。
そもそも世間並みにまっとうに生きられるだけの器じゃなかったんだ。
そう思うとフッと楽になり、ドアを開け外に踏み出したおれの足がバリバ
リと空のペットボトルを踏み潰した。

------------
次、「水玉模様」なんてどうでしょうか。

301 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 01:10
「水玉模様」

水玉模様のパンツ、いやパンティーを見たのは昨日の午後5時。
小雨がパラパラとウザいこの繁華街の細い路地だった。
仔猫になにかしらの餌を慣れた手つきで親しげに与えている中学生。
女子中学生! そして対面20メートルの俺。
なぜだかこの細くカルキ臭いような路地に俺と仔猫と中学生の3者の屹立した
妙に柔和な時間が外界から切り離されていた。
うんこ座りの中学生の足下に飼いならされた子猫が振り返って俺を見る。
「なんだよ てめー なんかくれよ 腹へってんだよぉ」
少女の手から半ば強引に抜け出した仔猫がズームアップしてきた。
「おいおい なにつったてんだよ おい」
仔猫が近づいてきた。
パンツ、いやパンティーをはいていた。
水玉模様だった。
「パンツ買え  売ってやる とりあえず金くれ」
仔猫はそういうと、ペロッと舌なめずりして媚びを売ってきた。


302 :弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :03/03/05 01:13
わりぃ。301は俺。

次のお題は

【魔法】で

おねがい。

303 :291:03/03/05 14:23
『魔法』
 煙草の煙を想像してほしい。
 深夜のバーのカウンターで、女の人差し指の爪の隙間から、細い薄紫色の煙が漏れ出てきた。
するすると上に向かって伸びた煙は、空気に溶けて薄くなるどころか、徐々に白く不透明になっていった。細い帯状のそれは旋回を始めたと思うと、綿菓子のように幾重にも絡まり、次第に固さを増していく。
 やがて女の爪先からへその緒が切れたように離れ、それは夏の空の入道雲のように彼女の手の甲の上でかすかな風に揺れた。その塊の奥で、青紫の火花が、糸くずが舞うように跳ねるのが見えた。
「これが雲」
 と彼女はけだるげに言った。すごいね、と答えた舌先がもつれた。

――――――――
次は「予想外の驚き」など。

304 :「予想外の驚き」:03/03/05 17:01
喫茶店の窓際のテーブルについて数分後、彼女は唐突に口を開いた。
「分かれたいの」
それまで車の中で、昨日見たテレビは面白かったねとか、他愛のない話題で二人で盛り上がってたから、
僕の耳にはその言葉はまるで他人事のように響いた。
途端にこれまで居心地の良かった僕らの空間は反転し、
思わず逃げ出したくなるような重苦しい空気が僕ら二人を押し包む。
アルバイトらしいまだ二十歳そこそこの若い女性は、その雰囲気を察しているのかいないのか、
先程僕らが注文したホットコーヒーを二つ、愛想笑いとともにテーブルに置くと、
マニュアル通りの言葉を口にしてテーブルから背を向けた。
僕はその間ずっと彼女の言葉を反芻することしか出来なかった。
コーヒーから出る微かな白い湯気の向こうに、表情を失った彼女の顔が見えた。

――――――――
次は「阿鼻叫喚の地獄絵」でお願いします。


305 :298:03/03/05 20:42
「阿鼻叫喚の地獄絵」

 そのとき、世界はすべての動きを止めた。少なくとも、私の目にはそう映った。

 私の視点は上空にある。いわゆる鳥瞰で見たその町並みは、何処かは判らないがありふれた地方都市に見える。都市計画で区画された碁盤の目に走る
幹線道路の両脇に、ビルや商店、住宅、工場、学校等が、それぞれのテリトリーを主張するかのようにかたまっている。昼時を過ぎて、道路は工事中の交
差点を中心に渋滞し始め、下校途中の小学生たちがかぶっている黄色い帽子の列が、その交差点で信号待ちをしている。その反対側の歩道で、子供たち
の中に我が子を見つけたらしい母親が、買い物袋を片手に手を振っていた。信号を少し離れたところで止まったタクシーに、商談相手をにこやかに握手で
送り込む若い会社員。穏やかな日差しに、ふと足を止めて街路樹の若い繁みを見上げる老人。その樹に繋がれた仔犬は、散歩中の主人がいつまでたって
もおしゃべりを止める気配がない様子に、話相手の主婦を恨めしげに見ている。肩を抱き寄せ、寄り添うようにゆっくりと歩く恋人たち。白い日傘をかざして、
白いワンピースドレスの裾を気にするかのような仕草で、振り返る上品そうな女性。手には花束を抱えている。変わり始めた信号を見ながら、勢いよく自転
車のペダルをこぎ始めた少年。渋滞に不満げな自動車達は、それでも、暖かな風を気持ちよく迎えているようだ。
 皆が幸せそうだ。それらすべての人たちを、何故か瞬時にして感じ取り、そして、理解した。

 不意に、眼前をつがいのツバメがよぎったかと思うと、世界は再び動き始めた。そう、いまはどうする事も出来ない。
この、落ちていくエアバスを誰が止める事が出来よう。


そんなわけで、次は「樹氷」なんていかがでしょう?

306 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/05 21:57
『樹氷』
背中の激痛で目が覚めた。傷みを分散させるために身体をそり返したい
がまったく動かない。背骨が折れているのだろうか。
冬山の風景を撮りに来たのは良かったが崖から滑落し吹き溜まりに仰向
けに叩きつけられた。
寒さはなく、むしろ体はポカポカ暖かいように感じた。すでに凍傷を負
ってるのかも知れない。顔の左右を塞ぐ雪の壁ごしに青空が見えた。落
ちてから何時間たったのだろうか。まだ日は高いようだが体が動かなく
ては助からない。しかも落下した勢いで雪面から沈みこんだのだから、
例え誰かが通りかかっても気付いてもらえない可能性が高い。
「見てキレイ」
このまま夜になり誰にも知られずにおれは.........ってオイ。
「こんな低いところに樹氷があるよ、あ折れた」
ポキっと小さな音がしたと思ったら、青空を塞ぐようにしてふたりの少
女がおれをのぞき込んだ。少女たちの顔がすぐさま歪んだ。
「馬鹿やろう返せ、それは樹氷じゃない、おれの指だ!」
ズボズボと足音を残して逃げ去る少女たちの足音を声にならないおれの
叫びが追っていった。

--------------
次は「センター街」でお願いします。

307 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/05 22:02
>>306 すいません、最後のところ推敲不足でした。

>ズボズボと足音を残して逃げ去る少女たちを声にならないおれの叫びが
>追っていった。

308 :名無し物書き@推敲中?:03/03/05 23:33
「センター街」

ただ路肩に座っていると、たくさんいろいろな脚が細かく動いていくのを見ていた。
アイボリーに染まった太いブーツにはめられた太い足。
裾の摺れたジーンズから隠れて見える薄汚れたスニーカー。
なめなめしく光る革の靴から伸びる毛穴の見える脚。
右往左往に規則性もない脚たちは混じりあっては離れていく。
とどまることもなく、よどみもなく。
行き交う人の片隅で、僕はぼんやりと携帯電話を弄りながらひとりそんな街を眺めていた。

次は「溺れる女」でどうぞ。

309 :溺れる女:03/03/06 00:12
ホテルのベランダから見下ろすと、荒波に打たれた岩が並んでいる。
岩の上には子供らしき姿が見え、子供は何かをたぐり寄せるように地団駄を踏んでいた。
子供乗った岩に打ち寄せる波の中、赤いモノがちらと見えた。
押し引きする波に翻弄されるそれは、子供の母親だろうか?
首まで海水に浸かりながら猫じゃ猫じゃをおどっている。

「静寂の中の静寂」

310 :298:03/03/06 00:33
「溺れる女」

 景色がぐにゃりと歪んで、女は崩れるように倒れた。呑んだのはタンブラー一杯のビールだったが、それ以前に
がりがりと噛みながら飲み込んだ、およそ20錠の睡眠薬が女の身体から自由を奪っていた。赤いレザーコート
は、女を昨晩捨てた男が選んだ物だ。振り払うようにコートを脱ぎ捨てた女は、真っ白な上下のスーツがすでに
何度もこんな風に倒れてぼろぼろになっている事を気にするでもなく、むしろ、剥ぎ取ろうとするかのように身体を
身悶えさせている。多くの飲み屋や風俗店が軒を連ねる繁華街の裏通りには、そんなに珍しい光景ではない。
 女がこの先どうなろうと、この街は、いや、女が今縋っている大きなポリバケツすら、関わりを避けているかの様
に見える。



次は「熱砂に泳ぐ男」・・・・・・無理かなw

311 :298:03/03/06 00:35
ごめん、かぶったw

312 :静寂の中の静寂:03/03/06 00:40
夜眠る前にほんのすこし耳をすませてみるといい。
消えたばかりの蛍光灯がちりちりと音を立てて冷えていく。
遠くの国道で車が走り抜けていく。
冷蔵庫の低くうなる音が張り詰めている。
単調に時計の針が刻まれていく。
目を閉じた暗闇に漂う音と音との間の静寂に意識を研ぎ澄ます。
醒めているのか眠っているのか分からないほどの隙間まで潜りこむ。
深く暗い臨界点に落ちこむと、ため息の漏れるほどの静寂が体感できる。
そこで柔らかく安らかに休むことができれば、もう世界に戻ることはない。

次は「旅に出る男」

313 :291:03/03/06 01:44
『熱砂に泳ぐ男』

月面の昼は、昔話に聞いた砂漠の昼に似ている。
のしかかるような太陽と、焼けこげた砂。乾き、ただれる皮膚。絶え間ない痛みの世界だ。恐怖はない。そこは純粋な痛みに支配されている。
数十年前にデブリに衝突したシャトルが月の昼側に落ちたことがあった。数時間後、救助が到着したが生存者はいなかった。熱と放射線の地獄の中で、立ち上がった者はいたのか。歩いた者はいたのか。
時折、岩石だらけの地平線に人影を見ることがある。褐色の肌の男は、裸足で、裸の肩を晒しながら、この重さのない熱砂の海を泳いでくるのだ。そしてスーツの上から僕の心臓を掴んで笑う。怖いか、と。
僕はいつも悔しさを押し殺して一目散に逃げるのだ。

―――――――

挑戦してみたけどネタ倒れ( ´Д`)
次は「旅に出る男」ですね。

314 :名無し物書き@推敲中?:03/03/06 04:01
殺伐としてるなぁ、ここ。

315 :菊池 ◆fNqo5vRsCQ :03/03/06 07:15
『旅に出る男』
渋滞に巻き込まれたタクシーを乗り捨てて歩道を走るおれの肩に重いショルダー
バックの紐が食い込む。雑踏をすり抜け目に入ったスクランブル交差点の歩行者
用信号が点滅を始めるが構わず走り渡る。一息ついたのもつかの間、いや重いバ
ックをブラ下げて走っているのだから実際のところ息は荒いのだが、駅の手前に
停車したバスから降りてきた大量の客がおれの進行をさまたげる。あと5分しか
ない。しかし改札をすり抜けエスカレーターを駆け登り、跨越橋を一番端の1番
線まで駆け抜け階段を滑り落ちても3分はかからないだろう。そう思うと少し安
心し油断したのか、バスの昇降客をかき分けている時に足がもつれて思いきり歩
道の上に転んでしまった。いい歳して転んで恥ずかしいのと、こんなクソ重いバ
ックをぶらさげていなければすぐバランスを取り戻せて転ぶなんてことはなかっ
ただろうという思いがない交ぜになった。考えてみたら何時もおれはなにをする
にもギリギリで、しかも肝心なところでドジを踏む。だけどそんなおれとももう
オサラバだ。
手の平と膝の痛みがおれの目を醒したのか、吹っ切れたような誤魔化したような、
少し照れ笑いを浮かべながらおれは早朝の駅ビルの中へゆっくりと歩きだした。

---------------
毎度すいません。
次、「嫌なヤツ」とかどうでしょうか。


316 :名無し物書き@推敲中?:03/03/06 16:01
「嫌なヤツ」
顔つきが不愉快だ。
目と目の間が離れすぎている。まるで魚のようだ。
不自然なくらいまばらに生えた髭が、優柔不断な性格を
そっくり表している。
薄く開かれた口から、煙草で黄色く汚れた歯がぬらりとした
光沢を放っている。ヘドロに近い口臭を想像して吐き気がした。

次、「夜の公園」

317 :298:03/03/06 20:17
>>313
感謝します。

318 :夜の公園:03/03/06 21:58
僕は夜の公園で犬の散歩をする。
おぼろげな灯りが柔らかく点在している。
乾燥した地面がゴム底にこすられて音を立てる。
樹の作る影が深い闇を露わにし、潜んでいる。
誰も座らないベンチが空気に冷やされていく。
前を歩く犬は単調に歩を進めている。
僕は犬を連れながら自分のなかに横たわる疲労感をあらためて認識する。
静止された風景のなかで、自分の意識がやけに生々しく感じる。
ふと空を見上げれば、月のない暗闇が空を覆っていた。

次は「シチリア島」で。

319 :エントランス:03/03/06 22:06
wとWが流行ってるのか・・・・大流行だね。
いま、思ったんだが、描写だけを書くならば、シナリオと同じになってしまうよ。
それを、工夫して、書くのもまたいいと思うのだけれど・・・・・・・。
描写の場合、僕 ではなく、少年だったり、男・(なになに風の男)とか
そう言う 書き方しなかったけ?とか 思ってみたり?


320 :名無し物書き@推敲中?:03/03/06 22:13
>>319
なるほどね。でも下手したらくどくなるからむずかしいところ。

321 :エントランス:03/03/06 22:53
>>320
そうだよね、いかにして、表現出来るかが、腕の見せ所ってやつかね?
 


322 :名無し物書き@推敲中?:03/03/06 23:40
描写はやっぱりクールにきめてなんぼ。

323 :298:03/03/06 23:49
>319
でも、こと心理描写となれば、一人称でも問題はないと思うが・・・?
まあ、特別規制する必要無いということで、お願いします。
兎角自己満足になりがちだけど、色々試してみたいので・・・。

324 :名無し物書き@推敲中?:03/03/07 02:00
殺伐としてますかね?ちょっと前の悶着は別として。
短文お題付きと、敷居も低くてちょっと面白いスレだと思う。
切磋琢磨スレにするにはもうちょい見てる人からの刺激が要るだろうけど。
そういうスレでもないのかな?

325 :名無し物書き@推敲中?:03/03/07 02:03
人称はどちらでもいいと思うのですが。要はお題の達成度だと思うので。
それよりここでの描写というのは視覚的に彷彿とさせることを目指す方向なんでしょうか?それに限らない?

326 :325:03/03/07 02:05
>>325
いや、お題にもよるだろうけど。たとえば物質的なものだとして。
すみません。

327 :名無し物書き@推敲中?:03/03/07 18:29
海を見ていた。
岸から吹き上げる風が、仄かな潮の香りとともに僕の顔を撫でる。
地中海からの風はまるで揺りかごを揺らす手の様に、優しく暖かい。
この島に来て良かったと思うのはこんな時だ。村に一つしかない古びたホテルに宿を定めて、もう一月になる。
太陽はその身を、ゆっくりと水平線の向こうに沈めつつある。それは去り行くものへの郷愁を僕の中に呼び覚ました。
そのとき背中から、僕を呼ぶ声が聞こえた。
振りかえると、オリーブの林の中から一人の若い女性が手を振っている。
オーナーの一人娘だった。まだ20歳前なのだろうが、
素朴な田舎の服を着ていてもその姿は見惚れるほどに美しかった。
どうやら夕食の用意ができたらしい。彼女は軽快なステップと大袈裟な手振りを交えつつ、
笑顔で僕を呼んでいる。
よくシチリア娘は陽気というが、本当なんだな。
脳裏に浮かんだつまらない感慨に心の中で苦笑して、僕はホテルへの帰途についた。


次のお題は「大洪水」でお願いします。

328 :298:03/03/08 02:38
「大洪水」
 
 彼は、その集落の中では一番の働き者であった。大きな食い物を見つけては、自分の身体の2倍もありそうな
それを、平気で担ぎ貯蔵庫へと運ぶ様は、皆の尊敬を集めるに充分だった。また、獲物を見つけ出す勘の良さも
他の者より秀でていて、食糧確保に旅立つときは必ず彼を先頭にした隊列が組まれた。
 その日、いつもの様に先頭に立ち仲間を導く彼に、突如神のお告げがあった。
「おまえは働き者で、仲間を大切にする気持ちには感心している。そんなお前の行いに、私は賭けてみようと思う。
是より7日後に、大洪水を起こし思い上がった者どもを滅ぼそうとしている。お前は、仲間をあの、アララト山の頂き
に導き大きな船を造り待つがいい。」
 彼は、神を信じて仲間を説得し、お告げ通りにその日を待った。そして、事はお告げ通りに起こったのだ。

 かくして、洪水の難を逃れた彼ら、蟻の一族は生き残り、この世は蟻の支配する世界となった。


ネタにこだわって描写も何も無くなってしまった。本末転倒とは、このことか・・・。

次は「疲れたおじさん」でどうじょ。

329 :エントランス:03/03/08 02:57
ポツポツボツ、雨の音の中に全て飲み込まれていた。
レインコートを叩く雨が痛い。
男は、レインコートのフードを取り払っていた。
レインコートはもはや、防水性の意味を持たなかった。
男は疲れた顔で、うめき、歩を進めた。
ざぶざぶ、という音をたて、目の前にある壁につかまり、一息つく。
足が重い、壁につかまっていいなければ、足元から、すくわれそうだ。
大型のトランシーバーを腰から、外すと、耳元へ近づける。
否定するかのように、一際大きな声を上げる、
しかし、トランシーバーからも、怒鳴り声が聞こえた。
それは、ダムが決壊したことを伝えていた。
ボチャン、水が飛んだ、男の足元にミルキークラウンを造った。
トランシーバーは男の膝まで水位ある、道路の上に、空気を吐きながら、
沈んでいった。
男は、この町のことを熟知していた。
だからこそ逃げ場がないことを知っていた。
男は濡れた髪をかき上げると、ダムのあった方に目を向けた。
ド〜ン
轟音が響いた。
そして、水の勢いと、水かさが、急激に増えていく。
男の足の間を大きな魚が泳ぎ去ってゆく、
男の目には、水の壁の様な波が映っていた。

次のお題は「ダイビング」でお願いします。

330 :エントランス:03/03/08 03:00
かぶってしまって、申し訳ない。
誰か先に書いているだろうと、放置していたが、この時間まで書かなかったんで、
書いたのだが、328さん優先ということで。
ネタと描写を絡めながら書かないと かなり難しいよね。
描写だけだと、話にならず、殺伐とした文章になるからね。

331 :名無し物書き@推敲中?:03/03/08 18:51
またWW負けWW惜しみWWWしかもWWWWW役不足のWW意味WWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWW分かってWねぇWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW

332 :疲れたおじさん:03/03/08 23:39
おじさんは家に帰る。
薄い頭髪を風になびかせながら。
ワイシャツは汗ですこし汚れている。
有名な俳優を想定しながら真似するように煙草を吹かす。
家に帰れば欠かせないビールと巨人戦のナイターが待っている。
ナイターが終われば風呂に入って寝るだけだ。
交差点の信号が点滅しだしたのでおじさんは駆けだす。
渡りきれば息を切らして脂の浮いた肌に汗がにじみだす。
俺も年取ったなとおじさんは自嘲的に苦笑しながら思う。

ちょっとユーモラスな感じで。
そして次は「ダイビング」で。

333 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 01:48

『ダイビング』

 背中に太陽が照りつける。うなじを水滴が伝っていく。腰をゆっ
くりと曲げ、腕を伸ばして台のエッジに手をかける。見下ろすと、
真っ青なスクリーンを光がまだらに引き裂いている。短く甲高い試
技の笛に弾かれて、膝を目一杯引き延ばす。

 僕の身体はゆっくりと上昇し、次第に下に引きずられていく。僕
の眼はまず太陽を捉え、継いで急回転する世界を映し出す。音のな
い世界で、天頂の白と地上の青とが交互に僕の頭の上を通過してい
く。回転するたびに白は段々遠くなり、青はどんどん近づいていく。

 5回目の青は既に僕の周り全てに広がっている。その向こうに飛
び込む前に、僕は全ての関節を伸ばし、張りのように全身を固くす
る。


次は「雨の日の山道を車で登る」


334 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 01:52
   。  *    。 ☆   。 + 。 + ☆  *
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ryo-kyo/osukon.html
   。 ☆ 。 * ☆ + 。    。   +   +   ☆ ☆

335 :298:03/03/09 03:05
「雨の日の山道を車で登る」

 完全に方向が判らなくなった。どしゃ降りのままだったので、太陽の位置さえ判らなくなっていた。もう陽が沈む
頃だ。舗装路をはずれ迷い始めてすでに道なのか、繁みの隙間なのかさえ判全としない。幸いにして、4駆だった
のでここまで来れたが、そろそろ集中力も切れてきた。車を止めて、休憩する事にした。
 窓をあけて、吹き込む雨に顔をしかめながら、ワイパーに絡んだ小枝を取り除いた。慌てて窓をしめると、後部
席のバックに手を伸ばして、タオルを取り出す。濡れた頭を拭きながら、助手席の妻に目をやると、彼女は座らせ
た時のまま項垂れて身動き1つしていなかった。「死後硬直」そんな言葉が浮かんだ。
 妻は死んでいる。私が殺したからだ。だが、彼女には外傷は無い。直接の死因は、心臓発作だからだ。薬を与え
なかったから、死んだ。そうして、この山奥で道に迷って私ともはぐれた彼女は、薬も持たずにさ迷いながら発作
を起こして、死んだ。と、云う筋書きだったが、あいにくの天気で少し予定が狂った。
 タバコに火をつけると、深く吸い込み、目を閉じた。指先は震えている。
「もう少しで、保険金がたっぷりと入る」煙を吐き出しながら、不倫中の彼女の顔を思い浮かべた。
「待ってろよ」
 再び車を動かしながら、そうつぶやく。道は、ますます険しくなっていく。視界も悪くなる一方だ。
「ここらでいいかな・・・」妻を降ろそうと思った、その時、不意に妻の身体がもたれ掛かってきた。驚いて、慌てた
はずみでハンドルを切ってしまった途端、車が藪を突き抜けて切り立った崖に飛び出していた。落ち始めた車の
中から逃げ出そうとしたが、妻の腕が何故か絡みついてはずせない。車は落ちていく。重力の虜となったその時、
妻の顔が、笑っているように見えた。




お次は、「くまさんのバンソーコー」

336 :やさいぢる:03/03/09 03:55
ばかなことをしたものだと、われながら思う。一体何度同じことをくりかえしているのか
暗がりで伸ばした指先に触れたものがそのぬいぐるみでなかったら、今度こそ私は果てる
まで手首から流れる血をただながめていただろう。その、赤ん坊くらいの大きさのテディ
ベアにはほんとうに小さい頃からリストカットをするその度にお世話になっている。だか
ら彼の茶色い毛皮にはところどころじんわりと黒い斑模様がある。西日の差し込む部屋で
手首を押さえたまま私はゆっくりと起き上がった。絨毯にテンテンと残る血痕に雑巾をト
ントンと叩きながら染み込ませる。ふと、血痕の先にころがったままのぬいぐるみに目が
いった。そして血をとめようとはったばかりの手首のばんそうこうをみた。うん、いいこ
とを思いついた。私は彼をひきよせると斑模様のそのひとつひとつにばんそうこうをはり
つけていく。彼もなんだかそうされるのが当然のように、そして長い間それを待っていた
ように私の膝にのっかったまま両の目をじっと私に合わせた。

337 :やさいぢる:03/03/09 03:57
お題
「冤罪と失われた日々」

338 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:13
最悪のお題ですね。
描写とシーンを書き顕すを混同しすぎ。
「デカい大根」みたいなお題を二三行以内で書かないとこのスレの意味ないよ。
会話文出してる馬鹿とかそのへんよく考えなさいよ。

339 :やさいぢるJr.:03/03/09 10:21
お題変更。

340 :やさいぢるJr.:03/03/09 10:23
「事故発生直後の乗用車の追突現場」

341 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:24
age

342 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:26
「デカい大根」

でかいだけ?結構じゃないか。
オレはおまえの才能を伸ばす事は出来ても、
おまえの身長を伸ばす事は出来ない。

次、「オレなら止められるとでも思ったかい?」

343 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:27
「事故発生直後の乗用車の中の死体」とかのほうがいい。

344 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:43
「デカい大根」

放射状に広がる幾本もの青々とした葉はどれも太く長い。
それは連結する白き根を育てるのに充分であった。
雄々しいパルテノンの柱を連想させる根は地に深く突き刺さり、是が非でも抜かれまいと未だ育ちをやめなかった。

345 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 10:45
ネクスト・タイトル・プリリーズズッ!

346 :344:03/03/09 10:46
「沸騰する鍋」

347 :298:03/03/09 12:09
「沸騰する鍋」
鍋にはられた水は、とうに蒸発して無くなっていた。20リットルは入ると思われる、銀色の寸胴鍋だ。きんきん、と
音を立てて鍋は真っ赤に染まっている。放射熱によって、近くの水切りケースに掛かっていた布巾が発火した。
たちまち燃え上がったそれは、出窓のレースカーテンに燃え移り、台所を火の海に変えるのにさほどの時間は
かからなかった。渦巻始めた炎の中、鍋は文字通り白熱し、じきに爆ぜながら熔け始めた。鍋が沸騰するには
いま少しの温度を必要とするようだ。

348 :298:03/03/09 12:14
ごめん、次は「未確認飛行物体を見た老人」

349 :298:03/03/09 12:18
スマソ「事故発生直後の自動車の中の死体」で、どうじょ。

350 :冤罪と失われた日々:03/03/09 14:58
私は「やるせない」以外の言葉を見つけられなかった。
もう何年前か、数えるのも億劫になるくらい昔、私自身が見たであろう私の書斎。
私は、間違い探しをするように、自分の臭いが失せた部屋を私は見渡した。
私が本当に戻りたかった場所は、ここで間違いないのか?私に答えは出せない。
私の机におかれた在りし日の私の写真。
今、鏡に映る私と、私であっただろう写真の中の笑顔が失われた時をまざまざと私に見せた。

「事故発生直後の自動車の中の死体」

351 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 14:59
なんかいきなりレベルが落ちたな。

352 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:00
>>350
私を多用しようと思ったら3行目後の「私」をミスタイプした。
後のはいらん。


353 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:11
事件発生直後、自動車の中に横たわっていた死体

354 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:14
=余談だけど
ところで、ここに書く人は、みな基本に忠実な文章を目指してるの?
例えば、何かのテーマで、指示語被指示語をうやむやにしたり、
同じ表現でわざと違うシチュエーションを書くような遊びはやらないのかな?
例えば、コンサート会場で
・コンサート会場の熱気に私は鳥肌を立てた。
・アーティストのプロ意識に頭が下がり私は鳥肌を立てた。
・会場から出た私は、外気の寒さに閉口したが、もう鳥肌は出なかった。
・次に鳥肌が出たのは、コスプレに興じる若者を見たときだった。
簡単すぎるけど、こんな感じでわざわざ鳥肌にこだわったりしないのかな?
俺は好きだけどな。



355 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:14
>>353
そういう、グロいのやらすな

356 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:17
はやく誰か描写してお題だせよ。

357 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:21
悪いのは、>>350だな。お題が悪い。

358 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 15:59
>>355-357
上からの引継だろ?
能書き並べずに描写だけやってろ
お前はいつも能書きだけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


359 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:08
>>358>>350
自分のお題、貶されて切れたか オモシレ


360 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:12
>>359
いやぁただお前が嫌いなだけ

361 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:13
>>360
禿同俺も>>359が嫌い

362 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:14
>>361
禿同!

俺も>>359が嫌い

363 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:15
>>362

いやいや待てよ、ここはそういうスレじゃないぞ。

しかし俺も>>359が嫌いなだけ

364 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:16
>>363
オマエらそんなこと言うなよ

だが俺も>>359が嫌い

365 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:16
>>360>>361
ついに自作自演か…。
何してんだ?面白くない逝ってこい。


366 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:17
>>364
モマイらもきちんと描写汁

が俺も>>359が嫌いなだけ

367 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:17
んで、お題は結局なんなのかを決めて欲しいんだが。

368 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:17
まだしてるし…。粘着厨房(笑

369 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:18
>>366

いい加減にしろ!


結局俺も>>359が嫌いなわけだが

370 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:19
>>369

そんなことはどうでも良いんだよ!

ところで俺も>>359が嫌い

371 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:20
>>370
まあ待て、俺の話を聞け

俺は>>359が嫌いだ

372 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:21
いや、もう飽きたから。
お題は結局なんなんだよ。

かくいう俺も>>359が嫌いなわけだが。

373 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:21
>>371
俺は>>359が好きだ。

やっぱり嘘でつ

俺も>>359が嫌いでつ

374 :359:03/03/09 16:22
そんな事言うと、切れちゃうぞ

375 :359:03/03/09 16:22
自作自演うざすぎ。

376 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:23
>>373
じゃあ俺がお題を決めるよ

「俺も>>359が嫌い」

377 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:23
sage

378 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:24
>>376
ワロタ!

ところで
俺も>>359が嫌い

379 :359:03/03/09 16:24
本当に切れるよ。アボンさん呼ぶぞ?

380 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:25
>>379
で、お題は
「俺も>>359が嫌い」で良いのか?


まぁ俺も>>359が嫌いなわけだが

381 :アボンさん:03/03/09 16:27
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382 :アボンさん:03/03/09 16:28
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383 :アボンさん:03/03/09 16:28
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384 :アボンさん:03/03/09 16:29
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385 :アボンさん:03/03/09 16:29
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386 :アボンさん:03/03/09 16:29
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387 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:30
359、あいつは今頃どうしているんだろう。
彼はそんなことを考えていた。
クラスでも嫌われ、家族にも見放された359。
359は何故生きているのだろう。そんなことだけが頭に浮かんでいた。

お題「359の夏休み」

388 :アボンさん:03/03/09 16:32
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389 :「事故発生直後の自動車の中の死体」:03/03/09 16:32
>>380
それはまだ暖かかった。
たった今まで2ちゃんで能書きを垂れていた>>359は既にこときれている。
「あれほど運転中の2ちゃんはダメだと言ったのに」駆けつけた身内は、まだ生々しい事故現場でため息をもらす。
>>359の体はほぼ原形をとどめていなかったが、奇跡的に顔だけ無傷だった。
その顔は、憎悪に歪み苛立ちをあらわにしていた。
「こんな事なら顔ごと潰れてくれれば良かった」駆けつけた>>359の身内は声をそろえた。

次「極限の寒さ」

390 :アボンさん:03/03/09 16:32
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391 :アボンさん:03/03/09 16:32
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392 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:40
雪山は寒かった。死にそうだった。っていうか、死んだった。
極寒の寒さだったった。

393 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:43
>>392
お題出せよ

394 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:45
お題は「苦い思い出」だったった。

395 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:47
>>394
ガキの頃不思議だったオヤジのタバコ。
悪戯で吸ってみたっけ
苦かったよ。

次はまじめな「苦い思い出」で

396 :極寒の寒さ:03/03/09 16:51
隙間風が吹くボロ屋、一人のオタクがパソコンのキーボードを叩いている。
もう金も、仕事もない。ガスも止められ、この寒さの中暖も取れない。
それでもオタクは、かじかむ手でパソコンを打ち続けた。
このパソコンの世界が、自分の居場所。どんなことがあっても、手放せない。
そのオタクは、今や自分のアイデンティティである2ch、
「ひたすら描写するスレ」での自作自演を必死に続けた。
寒さの中、意識が遠のく。
(でも止められない>>359を煽らなければ、彼は僕ちゃんの相手をしてくれた唯一の人だから…)
そして最後の煽りを終え、オタクの意識は闇に沈んだ。

次、「オタクの生活」

397 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 16:54
僕は、おたくなんだぁ〜。あはは〜。生活はねぇ〜、
食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけて
また寝て食べて寝てパソコンをつけて
また寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝て
パソコンをつけてまた寝て食べて寝て
パソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て
食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて
寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて寝てパソコンをつけてまた寝て食べて
ってかんじなんだよぉ。
お題は「歓喜」

398 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 17:02
>>396ー397
お前ホントにセンス無いな。
面白くないよ。


399 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 17:05
     }                     }
     }                    /  o ゚.  私はメーテル。
.     〉'' ,、,,,__               ノ} 。 :∴   任意で自演のバレない板を彷徨う時空の旅人…
     i ムツッ=,ニ_゙゙"''‐- 、、,,,__,,..,,,.. -‐'''"/ 。 X,,     
     l {{ ハ` `゚'~`  ,‐-,ニ二ヾ,,_ヽ   /   i'(_,.l\
      〉、`ハ    }  ` `゚'゙゙” }}'゙   ,'    ti=ti、iiヽ
.     / ハヽハ  ノ       //    {      ゙ヾヽ}  
    / /ハヽヘ  `、_   (Cノ/  /  ハ      ノラ  
   / // } Y゙\ `   Cノイ  /    \    〆' 
. / / / /  ,ゞ,, `-‐ ''´〆⌒ヽ{  ,' ハ   \      
 ;''"''ヾノ /_,/  `'' ァ''7/     \l l ヽヾ   \
 ゞ..,,.'' ̄//    ''´ //       \  \ヾ   \

400 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 17:08
>>398
あまりにもぴったりで、ソレしか言えない。
マジ、真剣に、お前おもしれぇーーーー!!
せいぜい凍えないようにな(爆笑

401 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 17:36
次のお題は「春一番」

402 :>>400よ:03/03/09 17:53
>>400
おい>>400。お前あの>>400だろ?
ウチの組を破門になった>>400だよな。元気にしてたか?
お前愉快な奴だったっけ。ウチの組に来て、刺青入れただろ。
だけど、アンパンマンの刺青はないだろう?
ウチのかみさん、お前の刺青見て笑い死にしかけたんだぜ。
お前、パンチパーマに失敗したよな。あのときのお前、可愛かったよ。
まるで癌になったムックみたいだった。癌は治ったのか?
お前、下手打って、指詰めたよな。頑張ったよな。痛かっただろう?
だけど、あの指、オヤジが怒ってゴミ箱に捨てたんだ。
「こんなカッパえびせん使えるかっ」てさ
お前いつも自分の車、自慢してたな。
言えなかったんだけど、みんなアレのこと自転車って呼んでるんだぜ。
お前、人一倍苦労してたよな。前歯が無くても、頑張って固いもの食べてたよな。
お前、腰低いよな。良く中学生にカツアゲされてニコニコしてたもんな。
でも、お前強いよな。金がなくなると、良く自分の父親をカツアゲしてたもんな。
お前、今でもアンパンマン好きなのか?
ジャムおじさんの帽子、時々洗濯した方が良いぞ。
お前、パソコン始めて買ったとき喜んでたな。
だけどあれ、誰が見てもワープロだったぜ。
元気でやれよ。オヤジもお前のこと心配してるんだ。
「ウチの組に居た事だけはしゃべらせるな」って

403 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 17:59
>>402
本気でその程度なのか?もう一度読み返してみ。
何にも面白くない、センスもない、所詮オタクか…。
せめてお題に合せて書けよ。

404 :めっさ:03/03/09 18:04
>>403
文章には文章で返したら?
アンタいつもずるいしおもろくないよ。
もう来るな。

405 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:06
隙間風が吹くボロ屋、一人のオタクがパソコンのキーボードを叩いている。
もう金も、仕事もない。ガスも止められ、この寒さの中暖も取れない。
それでもオタクは、かじかむ手でパソコンを打ち続けた。
このパソコンの世界が、自分の居場所。どんなことがあっても、手放せない。
そのオタクは、今や自分のアイデンティティである2ch、
「ひたすら描写するスレ」での自作自演を必死に続けた。
寒さの中、意識が遠のく。
(でも止められない>>359を煽らなければ、彼は僕ちゃんの相手をしてくれた唯一の人だから…)
そして最後の煽りを終え、オタクの意識は闇に沈んだ。

なんだこれ?

406 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:08
>まるで癌になったムックみたいだった
意味不明
>前歯が無くても、頑張って固いもの食べてたよな
前歯なくても食えるだろ、奥歯あれば。

何だこの文は?はずかしぃ。
こんなのを時間かけて、得意げに、悦に入って書くなんて…。
本当、凍えるなよww

407 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:08
>>359
クズだな、コイツ。アボンさんって何?脳内フレンドか(プ
しかも警告までして開始した荒らしがたった9レス。俺が見た中で最短。
誇りも根気も執念も無いヤツなんだな。せめてその薄っぺらい人間性に
掛けて、もうこのスレには来ないと誓ってくだちゃい。

408 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:09
隙間風が吹くボロ屋、一人のオタクがパソコンのキーボードを叩いている。

品粗な描写力

もう金も、仕事もない。ガスも止められ、この寒さの中暖も取れない。

品粗な描写力

それでもオタクは、かじかむ手でパソコンを打ち続けた。

品粗な描写力

そのオタクは、今や自分のアイデンティティである2ch、

品粗な描写力

−以下略−

409 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:11
品粗な描写力

品粗な描写力

410 :402:03/03/09 18:11
>>406
まあそう言うな。構想3分執筆2分のミスタイプ誤変換付きだ。
オリジナルなわけだし、こんなモンで良いだろう?

411 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:11
自作自演に必死。
その実力のなさに気付き、絶望して荒らしか…
もう相手すんの疲れた。
才能無いオタクらしく、絶望して死にな。

412 :402:03/03/09 18:14
>>406
ちなみにムックって言うのはガチャピンとセットで幼児番組に出てくるさえないキャラクターだ。
癌になる前の鈴木ヒロミツに似ている。

「前歯が無いのに長いものを一生懸命かみ切っていたな。」
これの方が哀愁漂って良かったかも知れない。

413 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:15
>>410
コピペじゃないんだ…。なかなかやるな(w

414 :402:03/03/09 18:16
>>411
消える前に何か書いて消えろよ。
お前のそういう負け犬根性が嫌いだ。
ちなみに俺は、389以降自演してねぇぞ。

415 :負け犬根性:03/03/09 18:18
一生懸命やったんだ、できる限り、その日その時それができる限りだった。

だからほんの少し妥協しよう

416 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:18
>>414
分った書いていく、>>413のスレがおもしろすぎ。
がんばって、自分を慰めな(爆笑

417 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:21
>>416

いや俺じゃないってそれ。
まあいいけど。

でも>>416は却下。つまらなすぎ。

418 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:21
>>411
何か書いてくれよ。良かったら評価するからさ。
それこそ的得まくりの褒め言葉駆使して全身全霊かけて汚名挽回に邁進し
アンタの煽りは役不足だった事も認めるよ。

419 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:23
ここオモロイ。

420 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:25
お題は>>401でいいの?

「春一番」
風が、議論にまみれたスレッドを洗い流してゆく。
春がくる。
長く冷たい、不遇の時代をったこの地に、暖かい春が。
春の予感を含んだ風に、蟲たちが地上に這い出してきた。
蟲たちがスレッドを食い荒らすとも、やがて訪れる春がスレッドを蘇らせるだろう。

議論スレ違い。
次回、「湯豆腐」


421 :402:03/03/09 18:26
>>400
俺、飯喰ってくるよ。帰るまでに何か書いておいてくれよ。

422 :420:03/03/09 18:26
>>420
すまん、
>不遇の時代を送った
ね。

423 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:27
>>413のスレってどこにあるのか知りたいんだが?

424 :402:03/03/09 18:30
>>423
無いよ。
さっきここで作ったんだって。
じゃあマジ飯行って来る。

425 :402:03/03/09 18:30
>>424
ああ、意味解った。
誤爆スマソ

426 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:33
湯豆腐ってどんふうに書けば良いんだろ。
次の描写する人に期待。

427 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:35
このスレにいる奴は馬鹿ばかりだから、
湯豆腐書くのに台詞入れたりこたつ書いたりするんだろうな。
湯豆腐だけを二三行以内で書けない意味ないのにさ。

428 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:35
http://bbs.1oku.com/bbs/bbs.phtml?id=rantyan
★その目で確認すべし!!★超おすすめ★

429 :修正:03/03/09 18:36
書けないと意味ないのにさ。

430 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:36
湯豆腐食いてえから、うまそうに書いて。

431 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:37
>>427
まだ居るこいつ。しつこい。
自分でなんか書いて見ろ。
ヴァカ

432 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:39
>>431
書いたよ。
デカい大根。

433 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:42
 沸々と、熱を放つ物があった。
 お世辞にも綺麗とは言えない一室の、誇りまみれのPCに向かい、沸々、沸々と煮えたぎる物。
 トップの擦り切れたキーボードを、見事な一本指打法で打ち続けながらも沸々。
 ディスプレーに映る己の醜態に対面しては沸々。
 まるで火に掛けられた鍋の様に、沸々。
 突然、
 音を立て、その鍋物は煮えたぎる中身をブチ撒けた。
 無様に煮くずれたのは、>>359と言う名の湯豆腐だった。


434 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:42
「デカい大根」

でかいだけ?結構じゃないか。
オレはおまえの才能を伸ばす事は出来ても、
おまえの身長を伸ばす事は出来ない。

次、「オレなら止められるとでも思ったかい?」

これ?

これより

デカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい大根
の方が良い

435 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:43
それじゃない。

436 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:44
>>434
意表をつかれてワロタ

437 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:44
344 :名無し物書き@推敲中? :03/03/09 10:43
「デカい大根」

放射状に広がる幾本もの青々とした葉はどれも太く長い。
それは連結する白き根を育てるのに充分であった。
雄々しいパルテノンの柱を連想させる根は地に深く突き刺さり、是が非でも抜かれまいと未だ育ちをやめなかった。


なかなか巧い。

438 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:46
そうそれ。

439 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:47
>>433
誰かの小説で頭蓋から露出した脳を湯豆腐に例えてたのを思い出したヨン

440 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:47
誰が誰だか解らないよーーーーーーーーー

441 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:47
鍋の中にはぐつぐつと煮えたぎる熱湯がそそがれていた。
そこに、白い豆腐を入れる。ぽちゃんという音ともに豆腐は底に沈んでいった。
数秒たった後だろうか、男はお玉に豆腐をのせ、小皿に取り分ける。
醤油がベースのタレに豆腐をよくかき合わせ、男はそれを食べた。

お題「ガラスのコップ」





442 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:48
     ∧_∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ´∀`)/<先生!こんなのがありました!
 _ / /   /   \___________
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ||\        \
 ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
http://saitama.gasuki.com/shinagawa/

443 :433:03/03/09 18:49
>>441
湯豆腐がどういう料理か思い出せました。ゴメンナサイ(w

444 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:50
441はただの説明文

445 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 18:53
熱々の豆腐が口の中でどうなっていくか見たかったな。

お題「ガラスのコップ」


446 :ガラスのコップ:03/03/09 18:59
深夜の居間でテーブルのうえにグラスがおかれてある。
電子レンジのデジタル時計が放つ蒼白い光がグラスのふちをなぞっている。
透き通るガラスは闇に溶けこむどころか、輝きを放ちながら輪郭が浮かびあがっている。
夜が明けるまでの限られた時間、ほのかにグラスは誰にも知られることなく煌きつづける。

次は「図書館」

447 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:01
せっかく書いたから。

「湯豆腐」
ぼこぼこと沸き立つ鍋の中で、怒りのダンスを踊っていた。
不気味な白い巨体を震わせながら、貪欲に熱を溜め込んでゆく。
その身を喰らう者に地獄の悲鳴を上げさせることを夢見て。

スルーして下され。

448 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:04
深夜の居間の風景って感じかな。
ガラスのコップというお題とはちょっと違う気がする。

次は「図書館」



449 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:07
>>447
いい感じかも。

450 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:08
>>447
悪くない。描写ってそういうことでしょ。

451 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:16
>>447>>449>>450
コメント早すぎるんだよ

452 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:17
>>451
なんか書けまちたか?

453 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:17
>>451
的外れ。

454 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:19
>>451
ちょっと待ってくれ。449だけど自演じゃないよ。

455 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:27
>>454
それが解ってないヤシは一人しか居ないから無視して良いだろ。

456 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:29
>>447
自演とかは置いておいて、面白かったw 確かにダンスしてるw

457 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:33
>>447
スンバラスィ!! 白子と間違えそうになる以外は完璧だ。

458 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:34
>>457
そうそう。表現力豊かなのはいいが、当たり前な一文を入れないと混乱するね。
だからデカい大根もいいでしょ? ね? ね?

459 :447(白子):03/03/09 19:37
意外と好評で。
>>451
自演って意味でつか?
でしたら、盛大に『ハズレ』ですよ。

次は「図書館」

460 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 19:55
図書館まだか

461 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:02
 その建物は、本で埋め尽くされていた。
 右を見ても本、左を見ても本。四方八方、カビ臭い紙の塊に支配された空間。
 壁や柱にすら、何らかの書物が塗り込められているのではないかと錯覚する程に、
そこには本があった。

次は銃床でおながいしまつ。


462 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:03
早く書くのも才能のうちだ。
図書館まだか 。

463 :461:03/03/09 20:03
>>461は図書館の描写のつもりでつ。ゴメソ



464 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:04
このお題は・・・・。
まあ、がんばれ

465 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:06
「壁や柱にすら、何らかの書物が塗り込められているのではないかと錯覚する程に」
ここがイマイチかな。俺の個人的な意見だから気にしないで。

466 :461:03/03/09 20:11
>>465
うーーんムズカスィ。
描写で錯覚は不味かったかな…?

467 :銃床:03/03/09 20:14
元の木がなんなのか解らない木製のそれは良く使い込まれている。
表面の光沢は、磨いたり、何かニスのようなものを塗ったわけではないだろう。
ただ、人の手にも揉まれるうちに、ここまで見事な光沢を放つっているようだ。
端々の角は丸く、優しさすら感じさせる。

次「騒がしい家族」

468 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:18
>>466
何ていうかそういう錯覚を受ける人って、少ないような気がするんだよね。
個人の感覚だからどう書こうと自由だと思うんだけれど。
俺はやたらとリアリズム派だからそう感じただけだよ。
気にしないでね。

469 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:20
>>467
いい感じですね。

470 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:25
>>467
「なんか」を使わないようにね。

471 :467:03/03/09 20:37
推敲足りず。スマソ
上の方のスピードって言葉を意識して誤爆しますた。
あまりに表現がオーソドックスすぎると、つまらないですね。
これだと麻雀牌も同じ文章でイケる罠w

472 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:41
早く書くのも才能のうちだ。
騒がしい家族まだか。


473 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 20:48
家族まだぁ〜?

474 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:02
「騒がしい家族」
獣のような叫びを上げたのは、父親だった。
その声を合図に、息子が父の顔に拳を叩きつけた。
母親の悲鳴が響きわたる。息子は壊れた機械のような動作で父を殴りつづけている。
突然、床板を突き抜けて現れた老婆が、ボサノバを歌いながら息子に加勢する。
──いつからそこに居たのか。部屋の隅で念仏を唱えているのは、息子の祖父だった。

次のお題、「時計」

475 :騒がしい家族:03/03/09 21:06
お盆を持ったお母さんは猫の尻尾を踏んで躓いている。
娘の頭には湯飲み茶碗が向かっている。
あくびをするお父さんにお茶がかかろうとしている。
3秒後この家族に大変な騒ぎが待っている。

次「高速バス」

476 :475:03/03/09 21:08
かぶっちゃった。お題は474ので。
しかしまあ、475→474のような内容で。息子と娘の違いはあれど。

477 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:17
>>474
婆さん頑張れ。

478 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:19
>>474
オヤジ2対1かよ(w
世知辛い世の中だ。

479 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:23
早く書くのも才能のうちだ。
時計まだか。

480 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:24
>>479
お前が書けよ

481 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:25
>>479
おまえもヒマだなー

482 :479:03/03/09 21:26
マッタクナー

483 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:26
暇だからここにいるんだよ。
時計書いてくれよ、俺の為に。

484 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:30
もう3回もリロードしたぞお前達。
早く書くのも才能のうちだと言ってるだろう。
時計まだか。



485 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:32
>>484
俺もリロードするといつもあんたがいるよw

486 :時計:03/03/09 21:35
 純銀から削り出された台には螺鈿が敷かれ、金の針が3本留められている。
 それらが周回する要所要所にはダイヤモンドが埋め込まれ、触れなければ
気付かない程の透明度を誇る水晶で蓋がされていた。
 盤面の一部はくり抜かれ、日付が表示される様になっていたが、それはこの
時計の美しさをやや損なっていた。
 時刻を調整するツマミを引き出すと、その軸には恐ろしく小さな字で制作者の
メッセージが彫刻されていた。
「次は松阪牛でおながいするヨン」



 



487 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 21:41
盤面の一部はくり抜かれ、日付が表示される様になっていたが、それはこの
時計の美しさをやや損なっていた。
ここが上手だと思った。
「次は松阪牛でおながいするヨン」 だ。
何度も同じ事を言わせるなよ。

488 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 22:25
遅レスすまんが>>485はいいこといった

489 :298:03/03/09 22:29
何だか、帰ってきたら別のスレになってしまいましたね。スレのタイトル変更するのですか?批評したいなら、批評スレが
あったと思いますが・・・?それに、仕事でもあるまいし特定の個人に命令されて描きたくもありません。また、元に
戻った頃、来てみる事にします。ごきげんよう。

490 :名無し物書き@推敲中?:03/03/09 22:36
荒れぎみになってたからマターリさせてやろうとしたのに、うう・・・。
まあ皆様、頑張って腕を磨いて下さいませ。

491 :エントランス:03/03/10 00:33
>>332さん
>>333さん
ダイビングでわざわざ繋いでくれてありがとう。嬉しいよ。
>>490さん
乙!

492 :名無し物書き@推敲中?:03/03/10 03:02
己の曲がった信念を押し売り、周囲に異臭を撒き散らす輩は何処にでも居る
ものですな。しかもその信念・描写・自演内容、全てにおいて上手いとは
言い難く、それを当人が自覚していない所が正に定番。

ところで何故突然、この時に現れたのか。日曜だから?しかし一般的に、
休日に左右される類の人間と仮定した場合、その内容は余りに陳腐かと。
単に巡り合わせの問題だと思って諦めるのが正解かな。

挑発するな?まあ確かに否定しないけど。これで少なからず心に波風が立つ
人が居たとして、何故そうなるか分からない程愚鈍なら、ね。
“熱い”人間が此処にも沸いて出たと、認識するまで。

493 :エントランス:03/03/10 03:57
描写:実際の様子や感じたことをあらわすこと。
表現:言葉・絵・音楽・身振りなどによって、自分の表したい内容をあらわすこと。
心理:心の動き・働き方。
さて、こんなところ、だと、電子辞書は伝えています。
つまり、私の言うことは、間違っていたと言うこと。
たったそれだけを、辞書は伝えてくれた。

494 :名無し物書き@推敲中?:03/03/10 04:02
>>490
モツ!

495 :エントランス―連続ですまん。:03/03/10 04:11
>>486さん
あんたの書いた、時計 上手いな。
凄いと思う。
凄くいいよ。
 
それは、モーモー鳴いていた。
尻尾を一定のリズムで振っている。
わらが敷き詰められた、狭い仕切りの中で、
それは、一生を送り、そして、肉になるのだろうか、
それは、貪欲に餌を食う。
その動きは、俊敏さを欠いて、のったりとした。
その速さで、時を刻み、草を食む。
それは、食われるためだけに生き、そして、死ぬ。
食われるためだけに生まれてきた種、
てか、描写に固有名詞かよ、と、その高そうな、
艶のある、肉体があざ笑う。
皆、それを見て、歓声を上げる、自らの腹を満たす
ものとして、哀れみの眼を向けながら。
しかし、それは、気にせずに鳴く、そして、タグのついた、
耳を2、3振った。

さて、駄文、されど、駄文、どー見たって駄文。
と、この位、言っとけば、いいかな、この前が上手かったからね。どーにも。

お次は、「山奥の川で釣りをする人」でお願いします。

496 :やさいぢる:03/03/10 04:29
ひゅん、ひゅん。竿が一定のリズムで朝の刺すような空気を切る。心地よい細かい振動が手に伝わる。
何度目かの、とりわけするどい音でハエを模した疑似餌が放たれた。
渓流が深いところで流れを少し緩めて白い清流が緑のにごりとなって淀んでいる
その場所に、餌はすっと、命を終えた虫が舞い落ちたかのように小さな波紋を起こす。
男は一瞬息を詰めた。

「石切り」




497 :「石切り」:03/03/10 11:36
深緑に染まった深い森が山肌にまるで苔のように張りついている。
古色蒼然としたその山にはしかし、北半分がなかった。
かつて山の内部であったはずの北側は、元から平地であったかのように切り取られ、
白い岩肌をまるで傷痕のように青い空の下に晒している。
その横では無数の白いヘルメットの男達が、蟻の群れのようにせわしなく動き回っていた。
いつか石が採れなくなるまで、彼ら石切り場の男達は山に深い傷を増やしていく。
ここに再び緑が戻るまで、どれくらいの月日が必要なのだろうか。

次は「自販機で買ったばかりのホット缶コーヒー」

498 :名無し物書き@推敲中?:03/03/10 12:53
熱い!あっっっっっっいって!!
うわ、こぼれた。こぼれちまったよ。


499 :298:03/03/10 20:00
>>ALL
おとなげない発言でした。陳謝いたします。また、いずれ宜しくお願いいたします。

500 :エントランス:03/03/10 23:22
500げっと。できたかな。

501 :エントランス:03/03/11 00:40
>>498さん
えっと、お題を書いてない・・・・それとも、それは?


502 :名無し物書き@推敲中?:03/03/11 03:08
仕切りなおしするよ?

「自販機で買ったばかりのホット缶コーヒー」
コーヒーを閉じ込めた、無表情なスチール缶。
凍てつく冬の冷気を相手にするには、あまりに小さな姿だ。
しかも、暖を求める者の手には、少々熱すぎる。
まるで、必死になって冬と戦っているようだ。

お次は「丸めたアルミホイル」

503 :名無し物書き@推敲中?:03/03/11 03:08
彼女は自販機の取り出し口に手を突っ込んだが、すぐに引っ込めてしまった。
もう一度挑戦し、小さな缶を取り出す。袖を鍋つかみ変わりにして缶コーヒ
ーを両手にのせた彼女は、自分のアパートへと小走りに向かった。

次は「深夜の通販番組」で

504 :名無し物書き@推敲中?:03/03/11 03:09
かぶってごめん

505 :502:03/03/11 03:11
>>504
絶妙なタイミングに運命を感じるよ(w

506 :名無し物書き@推敲中?:03/03/13 02:35
 デジタル時計の数字は既に仕切りなおされ、内外を問わず辺りは夜の帳に音も光も
覆われている。なのに、この番組だけは昼も夜も関係なく生き続ける。
いつだってそこで売られる品物は大差なく、番組構成も変化を知らないのにだ。
僕はここで数多くの無用の長物を自ら目にし、そして自ら購入し続ける。
我に帰れば必要ない事は一目瞭然にもかかわらずそれでも浪費を続けるのは、
魔法にかかっているからかもしれない。
 恋かな? 少しだけ考えてから、意識的にかき消した。答えを知りたくない。
僕のジレンマを嘲るかのように、ご夫人達の感嘆が新たな品の到来を告げた。

へたれでスマソ
次のお題は「生ゴミの収集場所」

507 :深夜の通販番組:03/03/13 03:14
 深夜。寝苦しさに耐えかねて床を抜け出した私は、歪んだ視界の中、台所へと辿り着く。
 冷蔵庫のライトに目を焼かれ、取り出した麦茶を注ぎながらテレビの電源を入れる。
 いつもはいらつく画面表示までのもたつきも、今は気にならなかった。
 唇に触れる麦茶の冷たさが脳を刺激する。徐々に鮮明になっていった私の意識は
画面からの情報をようやく把握できるレベルに達した。
 闇に浮かぶテレビには、懐かしの、と言う言葉が相応しいタレント達が並んでいる。
いつの間にか視聴者に飽きられ、ゴールデンタイムから消えていった人々だ。
 彼等は中央に据え置かれた商品を囲み、口々にその性能を褒め称え、驚き、興味
津々という様を見せる。
 それに合わせ、壊れた電子オルガンの様な驚嘆を漏らす主婦達。
 デモンストレーションを行う男も、しきりに商品の良い所ばかりをアピールし、丸太の
様な腕で、軽いというふれこみの商品を、いかにも軽々と取り回す。
 そしてクライマックス。今まで影も形も無かった代物が次々と出現し、高いか安いか全く解らなくなった
セット価格を、男が冷や汗混じりにぶちまける。
 大歓声。
 すぐに場面が切り替わり、ナレーションによる商品の再説明が始まったかと思うと、またスタジオに
とんぼ返り。
 今度は外国のVTRが始まった。透明な円筒の中で、銀色の、球体と呼ぶにはややいびつな、金属製の
脳味噌の様なものが浮かんでいる。訳の判らないデモンストレーションだ。それが丸めたアルミホイルで、
宇宙エネルギーがどうのと言い出した辺りで私はテレビを消した。
 空になったグラスを流しに置いた時、遠くから今まで見ていた番組の続きと解る音声が漏れてくる。
 またお隣に大荷物が届くのか?考えながら、私は寝床へと戻った。


様なが多い様な文章になっちまった…。
おつぎは「合体ロボ」の描写キボンヌ。


508 :507:03/03/13 03:19
>>506
まさか被るとは…鬱だ氏脳…。

次は「生ゴミの収集場所」でつ…。

509 :名無し物書き@推敲中?:03/03/13 16:17
ブロックを積み上げ、畳1畳分弱の四角いエリアを囲ったそこは生ゴミ収集場所。
昨晩に積み上げられていた生ゴミは、既にそこには無く、異臭だけが漂っている。
回収用の袋からこぼれ落ちた、回収されるには小さすぎる生ゴミがその底面に敷き詰められている。
その小さな生ゴミの中、ゴキブリか、それに近い何かが蠢いている。

次「合体ロボ」で

510 :合体ロボ:03/03/13 16:32
合体する必要が、実際にあるのかという議論の果て、それは完成した。
乗用車と同じくらいの5体の車両が今まさに合体しようとしている。
5体の車両はそれぞれ、神経質に計測された白線に、ミリ単位の正確さで停車されていく。
一号機が停車し終えると、2・3号車が角度、速度を誤ることなく白線に停車していく。
ドライバー達は、この日のために相当な量の運転練習を繰り返したが、周囲を囲む官僚達の視線に緊張を押さえることが出来なかった。
「一番の問題は合体部分のクリアランスでした」この日の主役らしい禿学者がかすれた声で総理に媚びを売った。
五号機が所定の位置に停車し、配置完了の旗が係員全員から上がる。
「合体っ!」禿学者は声を少し裏返らせながら吠えた。
カチカチという、連結音が聞こえ、取り囲んだ係員達が揚げた旗を左右に振る。合体完了の合図だ。
「発進っ」と一歩体を前進させながら禿学者。
合体した5体は5メートル程前進して停車した。
「実験成功っ!」得意気に禿を少し赤くした学者が鼻の穴を少し大きくした。
巻き起こる拍手は乾いていた。

次は「満員電車」

511 :今見て思ったが:03/03/13 17:58
>>510
削りすぎたw

512 :298:03/03/13 22:36
「満員電車」

瓦礫の山を蹴散らしたような廃墟が、彼方まで続いている。瓦礫の量からかなり大きめの建築物が、集まって
いたのだろう。コンクリートの残骸で形成された地平線。その中に、まるで場違いに感じるほど原型を留めた
構造物があった。夕闇に包まれ始めた蒼空にうかぶシルエットは、電車の高架と、そこで動くものの何も無い
世界を見渡すかのように無傷で残った電車の車両だ。無論、夕日を反射する窓ガラスの向こうに、人影は無い。
だが、それは偽ることなく、満員電車だ。
 日も落ちた今、都市の亡霊たちは、いつまでもそう有り続けたかったかのごとく、この車両に集まってくる。



辛抱できず参加スマソ。次は「ゴムの伸びたパンティ」

513 :298:03/03/13 22:43
慌てて書いたので添削不足ナリ
  >いつまでもそう有り続けたかった →そう在り続けたかった
・・・スマソ

514 :エントランス:03/03/17 02:21
ま、参った〜〜〜!!!
とか〜言ってみたり?
まは〜おらには無理だわ。


515 :ゴムの伸びたパンティ:03/03/17 23:23
「間違いありませんね?」
 問いかけたのは婦人警官。目線は調書に置いたままで淡々としている。
 対面の少女は目の前にある、ビニール袋に入ったモノを凝視したままで
小刻みに震えている。
 それは、つい数日前まで彼女の持ち物だった。他の洗濯物と同じに干し、
取り込む時になって無くなっている事に気付いたのだ。
 恐る恐る、色を失った指でそっとビニール越しに引き延ばしたそれは、間違いなく
自分のパンティだった。
「イヤッ!!」
 突然、何かに気付いて、少女が下着をはね除けた。ぱさりと軽い音を立て、
パンティは2人しかいない取り調べ室の角に落ちた。
 少女が大声を上げて嗚咽する。
 どのような仕打ちを受けたのか、彼女のパンティはだらりとゴムが伸びきっていた。

じゃあ次は「首狩り十字固め」を描写してください。出来れば技名は出さずに(w


516 :298:03/03/18 01:38
「首狩り十字固め」

 柔道着の襟はすでに擦り切れてぼろぼろだった。長い放浪の果てにここに立った事への、後悔はすでに消えた。
その襟を正しながら、殺気をぎりぎりで押さえつける間合いで対峙する宿敵を、深い呼吸と共に見据える。
 草叢の中で、これから始まる仕合い、いや、見届けるものもいないこれは、すでに殺し合いと言ってもいいだろう。
素足の摺り足で、足元の小石を蹴散らしながら、じりっと間合いを詰める。あたりには、人影はおろか民家すら見
当たらない。夕闇が拡がりはじめた山あいの、道から外れた草叢を、冷たい風が強まりながら流れていく。
殺意が、お互いの間合いを詰めている。おそらく勝負は一瞬で決まるだろう。相手は空手使いだ。育ての親であっ
た師範は、やはり一瞬の虚を突かれた。先手は必勝では有り得ない。緊張で汗が滲む。だが、それは相手にとっ
ても同じことだ。何処でもいい、相手を掴むことさえ出来れば、一瞬で絞め技を決める事が出来るのだ。相手も、
それを熟知しているから迂闊には仕掛けられない。
「殺す為に修練してきた訳ではない」不意に亡き師範の教えが殺意を抑えつける。その刹那。
 
 呑み込まんばかりの殺意を全身の毛穴から噴出させながら、宿敵は襲いかかってきた。瞬時に反応して構えた
右腕を反転してかわしつつ、そのままの勢いで廻し蹴りが空気を裂いてかすめた。と、同時にかわした半身の鳩尾
を狙った左肘が胴着を引き裂いた。同じ方向に廻り込みながら、次に来るであろう攻撃に反応した。反応出来たの
は、それが師範の命を奪った連続技であったからだ。それは、忘れたくも叶わぬほどに、記憶に焼きついていた。
空気を焦がすかの速さで繰り出される手刀の突き。喉を狙ったそれをかわして、身体は宙に在った。相手の上背
を超えて浮かんだその時、技をかわされ見失った姿を探し、宿敵は見上げた。上がった顎には、すでに右足の
脹脛が巻きついていた。そのまま体重をかけて後ろに倒れこむと、右足首には左足の膝関節ががっちりと組つい
ている。右足の脹脛が、相手の喉を完全に絞め付けた。さらに、右足に掛けた左足に力を入れながら、自身は受
身をとるかのように身を捻る。「ごきっ」と骨が外れる音がして、宿敵は絶命した。倒れて地面に激突するまでの、
一瞬の事だった。






517 :298:03/03/18 01:45
実は・・・知らない技でしたw(想像で書いた事、お許しください。しかも長文)
次は「冷蔵庫の掃除」なんていかがでしょ・・

518 :冷蔵庫の掃除:03/03/20 13:17
 こびりついているのは容器の口から垂れたトンカツソースだ。いつついたの
かもわからない直径四センチほどの茶色い輪は、サイドポケットの底面に、す
っかり水分を失って張り付いている。こうなると濡れ布巾で擦ったくらいでは
落ちないのでやっかいだ。
 仕方がないので庫内のものを全て取り除いて底面自体を外して水洗いするこ
とを決意し、美佐子は腕まくりをした。開け放したドアから逃げ出した冷気を
補おうと、冷蔵庫が甲高いうなり声をあげる。
−−電気代が勿体ないな……
 そんな考えがちらりと頭をかすめたが、作業に取りかかるとあっという間に
忘れてしまった。元来凝り性なのだった。
「わっ、これは半年前の焼き鳥のタレ。しかも開封済み……わぁ、これいつの
佃煮?カラカラじゃん」
 一つ一つを確認しながらの選別作業も時間がかかる。
「そう言えばこないだのテレビで、エタノールで庫内を拭くと消毒になるって
言ってたっけ」
 ここまで時間をかけたのだから徹底的にやっておきたい。が、今この家に目
当ての品は無い。美佐子は財布の入ったバッグを手にすると近所の薬局へと出
かけていった。冷蔵庫の前には取り出したバターや牛乳などの要冷蔵食材が、
美佐子が今までいた場所を中心に半円を描いた状態で並べられ、ゆっくりと温
度を上げていった。


  もっと捻りたかったけど良い案が浮かばない……
  次はタイムリーに『空爆開始』でお願いします。

519 :名無し物書き@推敲中?:03/03/20 15:39
>>518
描写スレでは色々言われるが、俺は捻ってストーリー仕立てになってる方が好きだ。
ただの描写だったら、無個性化して、視点や切り口と言ったおもしろさが見られないからね。

「空爆開始」

世界中が動き出す。
株価は、戦争の短期終結を睨み上昇。
各国首相が戦争開始の是非に各々のコメントを述べ、政治的駆け引きを展開。
ある者は、多くの野心と僅かな使命感から、カメラを片手に戦地へ向かい、
ある者は、家族の安否を最優先し、今となっては戦地となった故郷を捨てた。
「空爆」。莫大な軍事力を背景にしたアメリカ式の戦争方法。
その開始は大量の対地攻撃用平気を搭載した爆撃機が滑走路を離れた瞬間。
投下される対地兵器は、その総数も既に定かではない。
そんな中、一発の爆弾が幸せな家庭を直撃した。
その一発の爆弾がどれだけ人間の尊厳を奪ったかは、多くの人にとってもう問題ではなかった。
「今世紀こそは戦争のない世紀に!」平和を望んだ人々の願いは打ち砕かれた。
今世紀最初の戦争は、多くの予想通りアメリカが口火を切った。

じゃあ次も「空爆開始」で


520 :リサイクルすっか:03/03/20 22:18
「空爆開始」

 闇夜。電車は滑るように走る。月明かりはない。列車の窓にも明かりはなく、
雪はその白さを誇示することなく秘かに降り積もっていく。列車の中では乗客
達が、ボックス席の座席に、床に、乾電池のように寝転がっている。

 突然、光が空に浮かぶ。程なくして轟音が空気を震わせる。乗客達はそれで
も物音をたてない。走る棺桶のような列車はガタガタと機械音だけを発しなが
らトンネルに突入する。

 空襲なんてもう慣れっこなのか? そんな訳はない。頭上から、突然人生の
終焉が降ってくる。そうなったらもう逃れようがない。無慈悲な確率によって
脈絡なくもたらされる暴力。その恐怖はヒトを耐え難い緊張に誘い込む。そん
な状況に慣れることなどあり得ない。

 ただ、この地帯を抜ければ、比較的安全な穀倉地帯に行けるかもしれないと
いうかすかな希望と、一瞬で全てが終わるかも知れないという絶望によって、
今は皆声を発する機能を失っているだけなのだ。

 (昔の三語スレ投稿作品。お題は「雪」「乾電池」「空気」)

次のお題は「爆発的なフリータイピング」

521 :298:03/03/21 20:44
参りました・・・私には無理です。っていうか、かなりアバンギャルドになりますよね(多分)
描写として意義つけるのは、かなり困難な作業と思われ・・・
描けない云い訳で申し訳ない。他の方、いかがですか?


522 :爆発的なフリーダイビング:03/03/22 01:32
時間は無かった。秒刻みで上昇する室温。迫り来る炎は既に扉のすぐ外まで届いているのだろう。
出火元が何階なのか当事者には判断が付かない。
窓から下を覗き込むが巨大なインテリジェントビルの階下は視界に入らない。
焦燥感に負け叩き割った窓から飛び降りる者。泣きすくんで身動きのとれない者。
取り残された者は、窓から見える水平線を、遠くその目に映す。
火の手は70階の仕事を終え、71階にその勢力を終結しつつある。
何度か限界だと思われた灼熱地獄。もう余裕はない。
刹那、涼風。西の角部屋が火を噴いた。南向きの窓から吹き出す内容物。
その怒号はこの巨大ビル最後の叫びへと織り連なる。
切れたダムの決壊か、如何なるものも歯止めにならない。
姿勢を崩し瓦礫へと姿を変え行く巨大ビルから、人が粉のように吹き出す。
否応なしに彼等を地上60メートルの支持無き空間に導く風圧。
自由落下する人々。あり得ない映像。

次は「南の島」


523 :名無し物書き@推敲中?:03/03/22 01:37
>>522
集結だった。
誤変換スマソ

524 :名無し物書き@推敲中?:03/03/22 02:33
>>522
悪いんだが、タイピングなんだよな。ダイビングじゃなくて。
飛び込むんじゃなくて、キーボードに打ち込む。
サカーファンはいないのね……

あ、スレ進めて良いから。
お題「南の島」で。

525 :名無し物書き@推敲中?:03/03/22 02:50
>>524
しまった。タイトル入れてしまった。
物まねみたいに、タイトル入れなくてもその間違いを指摘されたら自分的にOKだったのに。
前の人がギブしたから、イイかなと・・・ゴメンね。

526 :298:03/03/24 01:22
悔しいから描こう・・
「南の島」

 ゆるやかにうねり続ける波に身を任せていた。幸い、救助胴着を身につける事が出来たので、溺れる心配もなく
さらに墜落した機体から撒き散らかされたバックや木箱を、一つ一つ集めたおかげで海水に身を浸す事無く浮か
んでいられた。胴着に装備された非常食もある。あとは救助を待つのみだ。が、かれこれ1昼夜過ぎたがそれらし
い影は見えないし、聞こえてくるのは波の音だけだ。
 喉が渇いているが、海水を飲むわけにはいかない。不安は増すばかりだった。そのとき、うつ伏せになって見据
えていた水平線に、小さな島影が見え隠れした。「助かるかも知れない」という希望が、自然と両手を動かしていた
 気が遠くなるほどに、サーフィンで言うところのパドリングを繰り返していた。見据えたままの島影は、一向に近づ
いては来ない。時折、休もうかと思うのだが、潮流に任せるにはあまりにもリスクは大きい。もう限界かもしれない。
何度もそう諦めかけては、とうにふやけた両手を動かして、波を掻き続ける。彼は、諦めなかった。
 
 その、見据えた先の波間には、赤道を超えて南下し続ける大きな鯨がゆっくりと、泳いでいるばかりだった。
  

ちと、無理があったかな・・。次は「湿った布団」

527 :298:03/03/27 00:41
スレストップ懺悔age

528 :名無し物書き@推敲中?:03/03/27 05:23
「湿った布団」

部屋の窓から外をうかがう。
外は真っ暗だった。遠くの家明かりがちらちらと霞んで見えた。
「・・・忘れてた。」
そう言葉を漏らして、冷え切ったベランダのコンクリート床へ降り立つ。
背後からの部屋の明かりが体を通り抜け、周囲にボォっと感じられる。
その明かりとは対称の位置に、みずみずしい白色をたたえて布団があった。
「白いな・・・」
心無く布団に歩み寄り、手を触れた瞬間の感触に、布団に抱いた神秘は離散してしまった。
「うお・・・ぐしょぐしょだ。夜霧にやられたか・・・」
そう呟きつつも、俺は先程の余韻に浸っていた。
いずれ神秘とは、直接触覚に訴えた途端に失われてしまうものだ、
などとくだらない哲学を思い描く陶酔をよそに、
意識は今夜分の布団をどうしようかと考えていた。


次のお題「深夜の静寂」でお願いします。

529 :名無し物書き@推敲中?:03/03/27 22:31
「深夜の静寂」

乾いた空気が肌を刺す。黒い空には光が散らばっている。
闇だけが耳に響いている。


530 :529:03/03/27 22:34
次は「目覚まし時計」で。

531 :298:03/03/27 23:31
「目覚まし時計」

 深い奥底から、ゆっくりと浮上してきた。よく思い出せないが、良いことがあったかも知れない。体は疲労から
解放され、エクスタシーにも似た心地よさが全身を満たしていく。その時、唐突に目が開いて、温もりの結界とも
言える布団から左手が無意識のうちに外へ伸びる。
「かちっ」というスィッチ音と同時に、左手がそいつのボタンを押さえつけて、その唯一の存在理由である朝の静寂を
破る作動音を、止めた。ついに、目覚ましが鳴る直前に、止められるようになった。
存在意義を失って、目覚まし時計は、ただ時を刻むだけだった。


次は「仮面ライダー」なんてどうですか・・?

532 :仮面ライダー:03/03/28 06:00
迫るショッカー!地獄の軍団。我らを狙う、黒い陰。
世界の平和を守るためGO!GO!LET’S GO!輝くマシン。
ライダー、ジャンプ。ライダー、キック。
仮面ライダー!仮面ライダー!ライダー、ライダー。
仮面ライダー・一文字隼人は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!

いつもオイタしてごめんね。
次も「仮面ライダー」でどうぞ。

533 :仮面ライダー:03/03/28 06:22
それは、生物として成立する不自然さを周囲に与えた。
同時に、漆塗りを思わせる肌は、呼吸によって振幅し、生命の躍動感を感じさせる。
体毛は規則的に全身を覆い、その配置と分布は幾何学を思わせる。
一般に人間の肉体は、この生命体のようなシンメトリーを実現できない。
全ての映像が、この生物に対して、生命体であり人間では無いと物語る。
この生命体を見た者は一様に、思考を読みとることが出来ないその生命体の視線に恐怖を感じた。

とりあえず自分で書いてみた。
こんなんで勘弁してちょ。

次「重役会議」で

534 :298:03/03/29 00:37
>>533
ライダーへの「愛」を感じました。ありがとう。

535 :名無し物書き@推敲中?:03/03/29 01:12
「重役会議」
ナイロン製の靴下は蒸れる。足の親指と人差し指の間に手の指を入れる。
不快感を伴う湿り気が手の指についた途端、指の落ち着く場所がなくなった。
ワイシャツはおろしたて。ズボンはクリーニングしたてだ。
指の主はにやりと笑うと、隣に座るずれた老眼鏡を治している男の腕をみやった。
だれていた重役会議が緊張した会議に変わった。老眼鏡を直している男以外は。
指の主は、湿ったその指を、そっと老眼鏡を直している男の頬に向けて伸ばし始めた。
今日も会社は派遣社員の酷使とサービス残業で忙殺されている。

作成時間 一分。
どうですかね。

536 :名無し物書き@推敲中?:03/03/29 03:13
age

537 :名無し物書き@推敲中?:03/03/29 12:35
>>535
次のお題が書かれていませんが……

538 :名無し物書き@推敲中?:03/03/30 04:04
次「鏡」age

539 :名無し物書き@推敲中?:03/04/01 00:11
誰か採点しろよ。

540 :名無し物書き@推敲中?:03/04/01 00:20
500以降ではどれが一番いい?

541 :名無し物書き@推敲中?:03/04/01 01:29
>>539
じゃあ、描写を採点するスレ作れよ。
「ひたすら」に採点なんか要らないだろ?
文藝板は、頼みもしない採点をして、自分は何も書けない評論家が多すぎ。

542 :名無し物書き@推敲中?:03/04/01 01:39
ルール決めが難しいね。

543 ::03/04/02 12:07
 四角い部屋の一面に、横長の鏡がでかでかと取り付けてあった。
「マジックミラーでしょ、コレ」
 女は鏡を軽く叩いてみる。反響音が鈍い。反対側が空洞であることを示していた。鏡の向こうには、スチールパイプの机とイスが、ポンと投げ出されたように置かれている。
「あそこに座らせて取り調べるの?」
 女が向こうに見えるイスを指差しながら、後ろをふり返った。女のすぐ後ろには警官が立っていた。
 警官はおうようにうなずく。歳を取っているせいか、やけに動きがトロい。
「そうだよ。そこに座って、取り調べるんだ」
 女はふうんと言うと、鏡の向こうに視線を投げかけた。
「で、私はなにをすればいいの? 誰の取り調べを、見ればいいの?」
 警官が女に歩み寄った。手を伸ばして、女の手首にはめられた手錠を手にとった。
「君を取り調べるんだよ。さ、手錠を外してあげよう。落ち着いて、イスに座りなさい」
 マジックミラーに、女と警官の姿がうつった。

次は『砂漠の夜』をお願いします。

544 :名無し物書き@推敲中?:03/04/02 13:17
>>1の例が既におかしいと思う。
穴を描写してないじゃん。

545 :名無し物書き@推敲中?:03/04/02 16:51
題名を本文に使ってはいけない、とかは?

あと、小話入れる人も主題は必ず題名に。

546 :298:03/04/03 00:05
>>544
例題は、「覗き見」だから、穴を描写する必要は無いと思われます。むしろ、余分な物を削除してあって
簡潔で良い例題だと、私は思います。(無駄な長文ばかりの私が言うのも何ですが・・・)

547 :298:03/04/03 00:37
「砂漠の夜」

 満月の白金色に照らされた景観は、生あるものを容易くは受け入れない、絶対的な存在が支配しているかの
ように思えた。零下にまで下がった気温が、日の出と共に灼熱の地獄へと変貌する様は、すべてが風化されて
砂と化したこの世界をひたすらに肯定し続ける。ゆえに、移動はこの夜間に限られる訳だ。
 果てしなく歩き続ける。何も変わることのない、砂しか存在しないこの世界を。
  



次は「カレーライスを作る」でお願いします

548 :298:03/04/03 01:04
>>547
読み返したらひどく冗漫で中途半端だった。勘弁してください・・・

549 :名無し物書き@推敲中?:03/04/03 21:50
10分ばかり弱火で煮込まれていたカレーライスは、
お玉をぐりぐりかきまわす少女の食欲によって、
すでに最初の半分ほどの量になっていた。

鬼の母親の顔がよぎり、さすがにまずいと気づいた彼女は
小さいながらに脳を働かせ、
コップにたっぷりの水をそそぎ、なべに入れを、数度くりかえした。

こうしてできあがった物は、カレーというよりむしろ水そのもので、
彼女は母親にひどく怒られたことは言うまでもない。

550 :549:03/04/03 21:50
お題書き忘れた。

次は「テレビ」で

551 :298:03/04/08 23:19
「テレビ」
 
 その箱はシンプルなデザインだった。およそ飾り気というものが無いまま、機能性のみを主張しているようだ。
リモコンの信号を受光するダイオードが一つ、赤く点いていて、他には30インチの画面が黒い静寂を守っている
のみであった。電波さえ発信されれば、その箱も「テレビ」と呼ばれるのだが、如何せん先の戦争で放送局は瓦礫
になったままなので、その箱はとりあえず「役に立たない箱」にすぎなかった。




次は「風邪薬をのむ」で、お願いします。

552 :名無し物書き@推敲中?:03/04/09 22:56
お題  「風邪薬をのむ」

 透明な袋の中には白い粉が入っていた。
 揺らしてみれば、縦に横に歩きまわっている。
 彼は、それを見つめながら眉をひそめていた。
手にもっているそれを飲めば、苦く舌にまとわりついてくる事を知っていたからだ。
 覚悟を決めたようにして、彼は透明な袋を広げた。
顔を仰向けにし、口元にその袋を持っていく。
 白い粉がさらさらと彼の口の中へ走りこんでいっている。
 透明な袋から白い粉がなくなれば、彼は先ほど蛇口から水を汲んでおいたグラスへ手を伸ばしそれを唇につけた。
 水道水で口の中を洗浄し、それが終われば一気に飲み込んだ。
 彼は一度嘆息してから、台所を後にして自室へと戻っていった。


次は「箱船」

553 : ◆a9oShqBXU. :03/04/10 17:38
何何はこうでどうして、どう思って、どう感じて、どう行動して、どう考えて、どうなって
どうなった。みたいなことをつらつら書かれても、知ったこっちゃないわけ。言いたい事を
ズバット言えよ。遠回しに下手な描写ばっかしやがって。
銀色の食器はまばやく〜〜とか、部屋の片隅には、木目調の〜〜 そんなんいらねーよ
眠くなるわ    


554 :298:03/04/11 00:14
>>553
誤爆??

555 :298:03/04/12 10:31
「箱舟」

 少女は不幸な生い立ちだった。幼いころに両親を亡くして、引き取られた伯母には学校にも行かせてもらえず
日銭を稼ぐように言いつけられる日々を過していた。マッチ売りは、すでに商売にならない時代だ。が、売り物はこ
れしか無い。雪の降るクリスマスの晩に、少女は家に帰れずに泣いていた。暖を取るためにつけ始めたマッチは
もう無くなってしまった。空箱を見つめ、幸せな家庭を夢見ていた。凍える体にはすでに感覚は無い。力を無くして
手から離れた空箱が、凭れたビルの傍らに添って流れる側溝に落ちた。
少女の空想とともに、マッチ箱の船は流れていった。





まったりといきましょう・・・次は「カラスの群れ」でいかがですか・・・?

556 :エントランス:03/04/12 18:04
553
誤爆ではないにせよ。
自分独自の書き方や、自分の好きな書き方が
あってもいいやろ?
それが、たまたま、あんたが嫌いなだけで・・・・・・。
君のだけに、君のためだけに、書く訳ではないし、
それこそ、君が評論家であって、君に見てもらうならまだしも・・・・。
それは、わがまま?になるような気が、微妙にするんですけども?

557 :名無し物書き@推敲中?:03/04/15 20:55
小説は読者にとって想像力を働かせる余地が大きいのがイイ、とよく言われるけど
最近の若者は、そうやって想像力を働かせること自体がメンドイと言いますな。
なにしろ(ラノベではない)一般小説の表紙にも、キャラ絵が登場したり


558 :山崎渉:03/04/17 13:00
(^^)

559 :名無し物書き@推敲中?:03/04/18 22:28
 見る者の心を貪欲なまでに呑み尽しそうな赤い夕日。
 その大きな炎の球に見下されるように存在する黒々とした森。
 夕暮れのチャイムが大気を揺るがすかのごとく、鳴り響く。
 その巨大で無機的な音に反応し、木々の一つ一つから小さいながらも悪意を感じさせる黒色の点が
まるで墓場から甦るゾンビのように、ゆっくりと舞い上がり、縦横無尽に飛び交う。
 それは炎の中から浮かび上がる灰の塵を思わせた。
 不気味な黒い点は聞く者の喉を痛めつけるような声を上げていた。
 一つの鳴き声が幾多もの鳴き声を呼ぶ。
 カラス。
 それはカラスの群れだった。
 カラスは自らの黒を有した体であたりを飛び交い、これから訪れる漆黒の闇夜を
土の中から呼び寄せているようだった。

こんなんでイイのかなぁ…次「このスレに描写を書き込む自分」

560 :298:03/04/19 00:39
「このスレに描写を書き込む自分」

 「自分」は悩んでいた。PCの前でいつものようにこのスレに書き込もうとして、躊躇していた。テーマが問題なの
では無い。おそらくは、かつてここに書き込んでいた殆どの人が感じていることであろう、ある特定の「読み手」を
意識してのことである。
「自分」が考える描写スレへの付き合い方は、ひどくシンプルなものだった。それは、描きたいように書く。これだけ
だった。制約は勿論、科せられたテーマにある。要は、評価を求められるものではないのならばテーマから逸脱さ
えしなければ、何でもありだ。あとは、これも一つの「付き合い」なのだから、それなりに失礼の無い程度にレベルを
向上させる努力をする。後は、何も無いはずだった。
 が、彼(もしくは彼等)はそうではないらしい。「自分」は打ち込もうとする手を止め、またしても溜め息をついた。
「はぁ、1がどう考えてたのかな・・・降臨しないかな・・・」






次は「苔むした石」

561 :名無し物書き@推敲中?:03/04/19 08:21
太陽の光が強い。
歩いて外へ出てみると白い光が差し込み、辺りを照らして
いた。庭先にはごろごろとした石が大量に転がっている。
僕は苔の生えた石を見つめ、ため息をついた。

祖母の代からある池を見つめていると、水面に葉っぱ
が大量に浮かんでいた。
「いい加減掃除しないとなあ…」
小石を蹴り飛ばして、しばらく庭先をぶらついていた。

562 :561:03/04/19 08:24
描写というかボロ小説の一編そのものじゃん自分

お次は「海」

563 :名無し物書き@推敲中?:03/04/19 17:59
 海。
 僕の家からは海が見えた。
 僕は妻の手をなでるように握りながら、窓の外の海に視線を伸ばしていた。
 ソファーに座った妻は、新たな命がやどった少しふくらんだお腹をさすっている。
「あ、蹴った」妻が珍しい花でも見つけたときのような口調でいった。
 その幸福感がつないだ手を通り、僕にも伝わってくるようだった。
「今日は、これで五回目だ」僕は妻のお腹をやさしくなでた。
 妻は、かつて僕を何度も見るだけで幸せにした笑顔を浮かべる。
 医者はあと三ヶ月というが、もっとはやく生まれそうな気がした。あと一ヶ月でもおかしくないとさえ感じる。
 とても元気な子に違いない。
 僕は再び窓の外の光景に目をやる。
 控え目な砂浜に、すべてをやさしく包み込むような海原。穏やかなさざなみの音が、潮風にのって届く。
 海。僕が海をはじめて見たのは小学校の臨海学校のときだ。
 幼いころは海を見ることなく育った。ただ、小さな僕だけの小さな海はあった。
 宝石をちりばめたような水面。ひんやりとした水。僕はそこにうつった太陽を小さな手のひらで
 ぱしゃぱしゃと叩いて、喜んでいた。かたわらにおじいちゃんが立ち、僕に水しぶきを浴びせる。
 そして小さな海の底にはミッキーマウスがいた。
 庭でふくらました、青いビニールプールが僕の海だった。僕だけの小さな小さな海。
 僕は妻の顔に目をうつし、再びお腹をゆっくりとさする。
 今度は言葉をこめてなでた。
 生まれたら、海で遊ぼうな。

564 :563:03/04/19 18:02
次は「映画館」で。

565 :名無し物書き@推敲中?:03/04/19 22:32
>>563
リリカルなSSだな。
そんな感じ目指して。

 小さな映画館だった。彼女を先導して明るいエントランスを抜けると、僕は重いドアを押し開いた。肩でドアを抑え、彼女を招く。彼女が僕の前を掠めるように通り過ぎると、シャンプーの芳香が追うように香った。
 薄暗い照明の下、僕は彼女の手を取ると、中央の通路をスクリーンへ向かって歩いた。画面が視界いっぱいに広がる距離で歩を止め、硬い座席についた。手は握ったまま。
 照明が完全に落ち、後方から一条光が伸びた。光の中で埃が舞う。スクリーンに像が結ばれると同時に、四方から音声が発せられ、空気を震わす。
 彼女が僕の手を、少しだけ強く握って言った。
「楽しみだね、これから」
 これが僕らの初めてのデートだった。

566 :565:03/04/19 22:33
次のお題は「キーボード」

567 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 00:46
「キーボード」
 
 やれやれ、またかよ、と、俺は思った。
 そいつが、薄汚れた俺のボディをいじくりまわすよう乱雑に叩く。
 指がヤニくさい。少しぐらいは清潔にして欲しい、と俺はいつも思う。
 いらついた様子でHが三度ほど叩かれる。Hの調子を悪くしてやったのだ。
 キーボード界の法律では、文字の自主入力を禁じられているが、キーの反応を悪くするのは
 罰せられないことになっている。
 H。
 Hはそいつが一番叩くキーだ。それを愛しているらしい。
「明日は映画館だー」俺にそう打ち込まれる。
 俺はいつも言葉を入力、変換させられるたびに思う。
 どうしてよりによって、こんな奴のパソコンのキーボードになってしまったのだろう。
 自分に自信がなくて、涙もろくて、いつも怯えている。
「俺、嫌われてんのかな?」とか「どうしよう…電話かけようとしてから、もう一時間経過しちまったよ」とか。
 どうせなら、もっとかわいい子のパソコンのキーボードになりたかった。
 やさしてなでるように俺をさわり、こまめに掃除してくれるのだ。
 俺の持ち主がいうHでも構わない。「笑顔がマジで最高なんだよ」だそうだ。
「もちろん恋愛映画だよ」そいつがまたもや乱暴に俺を叩く。
 俺の持ち主はチャットというものを毎夜している。俺はキーボードなので相手との会話は見えないが、
 会話相手はいつも「ナオキ」という奴で、俺の持ち主はいつも恋愛相談をしているのだ。
 深田さんというバイト先の女の子にほれたらしい。HUKADA。Hだ。
「深田さん俺のこと、どう思ってるんだろ…」
 あれ、と俺は思う。Hが一度も叩かれなかった。「深田さん」という文字があったのに。
「ありがと」と、ナオキに返事をしたとき、俺は気づいた。
 Fだ。フはFUで代用できるのだ。くそっ、こいつも賢くなってきやがった、と俺は心中毒づく。

 ↓

568 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 00:47
「ああ、明日、どうやって告ろう…」
 何? 明日、告るだと?
「おう。ちょっともう寝るわ。すっげぇドキドキ」
 ちょっと待て。告白するのなら、俺がもっと前に気づいてもいいはずだ。
「うん。ありがとよ」
 わかった。電話だ。あのいまいましい電子機器で俺にさとられないように、ナオキと相談したのだ。
「おやすみー」
 待て!電源を切るな!もっと色々と――。
 俺の体内から魂が吸いとられるように、電気の命が断たれた。
 思考停止。

 俺は目覚める。おそらくあれから一日は経過した。
 告白の結果も出てるはずだ。
「ナオキイイイイイイイイイイ」今夜もナオキとのチャットだ。
 俺は困惑する。これは絶望の叫びなのか、喜びをあらわす叫びなのか。
「電話でいったとおりいいいいい」
 また電話か。まぁいい、はやく先を言え。
「OKだ!!!!!!!」
「はっはー!」
「ありがと、ありがと!」
「マジ幸せ」
「あれ?」
「ナオキ、お前『おめでとう。今日は存分に打ち込め』なんて入力したか?」




 これは描写じゃないな…完全なショートショートですな。ごめんなさい。
 次「爪きり」

569 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 01:11
ワナビーの断末魔のよーなスレだな。

570 :山崎渉:03/04/20 01:30
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

571 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 10:42
悪徳勧誘業者に大人数で押し掛けるオフ
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/offevent/1044439342/l50

572 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 13:58
畳の上で膝を立ててうつむく、ぱちん。
あいつが何か話しかけてくる、ぱちん。
話す事はいつも同じだ、ぱちんぱちん。



深爪、ちくしょう。
微妙にいらついたまま、食事の支度に立つ。

次「知恵の輪」

573 :298:03/04/20 14:00
「爪切り」

 陽当たりのいい縁側で新聞紙を広げて、年老いた父は一人で爪を切っていた。最近では見かけることのない、
大振の爪切りはさみで、慎重に少しずつ切っている。かつては、亡くなった母の仕事であった作業を、時折肉を
挟んだらしく「痛い」と、顔をしかめながら。まだまだ、慣れるにはしばらくの時間を必要とするようだ。


次は、「軋むダブルベット

574 :298:03/04/20 14:02
「知恵の輪」でどうぞ・・・

575 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 17:18
「知恵の輪」

 かれこれ一週間は悪戦苦闘している。
 知恵の輪タイム、と、私は名づけた。テレビにも、雑誌にも、紅茶にも飽きて、
することが何もない暇なときに、知恵の輪タイムははじまる。
 いつもの知恵の輪タイムは、たいていおやつの時間に来るのだが、今日は夕方。
夕方は晩ご飯の買い物に行ったりと、忙しいのだが、今日は違う。月に一度の外食だ。
 夫から電話がかかってくるまでの知恵の輪タイム。
 私は小さな指を駆使して、流動的な鉄の細工の謎に一週間――気づいたら、そんな
に経過していた――挑み続けたのだが、繊細で嘲笑うかのような金属音はいっこうに
消えない。
――これ、プレゼント。
 夫は会社帰りに買った知恵の輪を渡した。なんの記念日でもない。
 私が、どうして、とたずねると、
――なんとなく。
 と、答えるのだった。
 かちゃかちゃかちゃかちゃかちゃ。聞きなれた音が耳をうめつくす。
 私は三日前に、キレて――キレたのだ――知恵の輪を床に投げつけた。おかげで
床に傷がついてしまった。
 夫の、もうやめたら、という声にも耳を貸さず、私は知恵の輪に挑戦し続ける。
 もう一時間が流れた。
 私はこりずに、こっちかな、とか、こうでしょ、とか、ばか! とか思いながら、
知恵の輪を手から離さない。
 電話がかかってきた。久しぶりに聞いた知恵の輪以外の音だ。
「駅についたよ」
 夫だった。湿りけを含んだ、やわらかい声だ。
「わかった。今から出るわ」
 従順そうな妻の声で私は言った。
 私はすぐにコートをはおり、家を出た。
 知恵の輪は、今日もはずれない。

 次、「軋むダブルベッド」

576 :エントランス:03/04/20 21:40
暖かい光が部屋の中に差し込んでいる。
それはベッドを白く浮き立たせている、まるで雲のようだと、
彼は思った。
だから、彼は、彼女を誘ってみた。
彼女は少し鬱陶しそうに彼を見たが、仕方が無いと言った様子で、
重くも軽い身体を起こした。
彼女は今まで寝転んでいた場所を惜しそうに一度振り返りながら、
彼について、そのベッドに飛び乗った。
そこは、雲のようにフワフワしていた。
暖かく、気持ちがよかった。
彼を見ると、
彼はシーツに丸まって遊んでいる。
彼は彼女を誘うが、彼女は子供ねと顔をそむけ、その場所で丸まる。
目の前で、シーツと格闘している彼が彼女の目に映る。
と、そのベッドが軋んだ。
上下に体が弾む。
彼と彼女は思わず爪を立てて、身構える。
それは見慣れた顔だった。
その顔は怒ったような、笑ったような声で、
「ベッドの上に乗っちゃ駄目でしょ?」
そう言って、彼が包まっているシーツを引っ張る。
彼はベッドの上に落ち、彼女のもとへ向かう。
シーツに顔を近づけ、
「ああっ、穴があいてる・・爪立てたのね」
はあ、とため息を漏らすと、
ベッドがさらに軋み揺れた。
おいで、と顔は言う。
彼女と彼は日の光より暖かい、顔の元へ向かう。

次は「雨の降る、路地」

577 :名無し物書き@推敲中?:03/04/20 21:53
徐に人差し指を立てた。指先は暗黒の魔境に吸い込まれて行く。
鬱蒼とした木々の葉を擦り抜け、限界点でもどかしく蠢く。
粘着質な感触を愉しみ、やがて歓喜の身を震わせて勝利の凱歌を挙げる。
「鼻くそ、取れた」

578 :298:03/04/21 00:33
「雨の降る、路地」
 
 全く馬鹿げたことだった。かろうじて街の形を残していたその地区まで、彼は走り続けていた。折り重なるように
倒れた瓦礫と化したビルの隙間を走りぬけて、爆風を免れたそこには、まだ「日常」が残っていた。
 蓋のしめ切れないほど、ごみを詰め込まれたポリバケツ。壊れかけた飲み屋の看板。ほっとして、立ち止まった
つま先がゴミ箱の蓋を小さく蹴った。見上げたビルの谷間の隙間に、真黒な雲が覆い被さっていた。
 敵の姿も見えない戦争だ。間もなく、雨が落ちて来た。彼は、もう走らなかった。どこにも逃げられない。致死量
に近い放射能を含んで、大粒の真黒な雨が彼をつつみはじめた。





次は「4番 清原」


579 :名無し物書き@推敲中?:03/04/21 06:33
だから、それは描写じゃねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

580 :298:03/04/21 19:32
>>579
あなたは1ですか?もしそうであるなら、「描写」の定義を明文化して下さい。1で無いならば、お門違いな発言と
思われますが?

581 :名無し物書き@推敲中?:03/04/21 19:58
確かに「描写だけ」ではないよな。
お題の描写を含んだ、文章っていう感じのが多い。けど、そっちのが書きやすいし、
このままでよいと思う。

つか、四番 清原って難しいな…
今は五番だし…

582 :名無し物書き@推敲中?:03/04/21 21:31
だって、描写にセリフが入ってんだぞ・・・・・・。


583 :堕天使:03/04/21 22:13
http://life.fam.cx/

584 :298:03/04/21 23:52
>>582
話をしている場面、しゃべり続ける場面、モノローグのみで綴られる描写も、この世には存在していると思いますが
確かに、セリフのみで状況描写を兼ねるのは安易な手段ではありますが、それも使いようだと思います。
 肝心なのは、ルールの範疇を定めることではなく、如何に皆が楽しめるかにあるのではないでしょうか。
うまい下手だと、感想はあるかと思いますが、それを求めるスレではなかったとも思いましたので、一筆執りました
御一考ください。

585 :弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :03/04/22 03:05
別に安易じゃねーだろ。逆に難しいぞ。

586 :名無し物書き@推敲中?:03/04/22 03:18
まぁいい、誰か清原書け。
俺には無理だ。

587 :名無し物書き@推敲中?:03/04/22 07:48
たとえば>>575なんて知恵の輪じゃなくて、知恵の輪に苦闘している人ってかんじじゃん

588 :名無し物書き@推敲中?:03/04/22 17:49
>>587
書いたのは俺だが、確かに知恵の輪の描写ではない。でも知恵の輪の描写は含んでる。
文句をいわれても言い返しはできんが、俺は書きたいように書く。
お題の描写を含んだ文を書く。それがこのスレの流儀じゃねーっていって、全員に否定されたら、
俺は出てくぞ。つっても、俺と似たように書いてる人多いけどな。
あんたはあんたなりの描写で書けばいいじゃねーか。

589 :名無し物書き@推敲中?:03/04/22 21:51
エキセントリックである、と表記すればなんとなくマシに聞こえるかもしれないが、平たく言えば彼は’変人’である。
大木を思わせる図体-ーー-木種はおそらくウドだと思われる----に、岩から荒く削りだしたようないかつい顔。土臭い大根さながらの四肢に、心なしか不恰好に見えなくも無い醜い腹。
その嗜好も尋常ではない……おそらくは。彼の棲み処は同僚達に「清原の巣」と呼称され、その実態は謎に包まれている。
すべてが明かされるとき、それすなわち世界の滅亡と同義であるとか言うウワサがあったり無かったり。
あれ……? 何か違うような。この清原じゃなかったっけ……?



書きにくすぎだよオイ。文学板初心者には厳しすぎる題だ。
じゃあ次は、「紅茶」

590 :298:03/04/23 00:46
>>589
お疲れ様

「紅茶」

 カップから匂い立つ香りは、情熱を秘めつつも強いて前に出てこようとはしない、薔薇の花のそれだった。
鼻腔の奥まで堪能した後は、静かに喉へと流し込む。カップが唇から離れるまでに、かつて世界の海路を
制した国の栄華を偲ぶ。荒くれの船乗りたちですら、この時ばかりは紳士然となったのだろう。



次は「買い物をするノバうさぎ」

591 :名無し物書き@推敲中? :03/04/23 01:51
それはとてもショッキングな。

PINK。

ウィンドウに映るのはハレーションを起こしそうなピンクのボディ。
と、蒼い空。絶好の御買い物日和だわ――とノバはこちらを振り返った。
かわいらしく揺れる腰。
きっとノバには豊かなドレープの入ったスカートが良く似合うだろう。
きっと狼のような顔をして僕はそう思った。

「おまたせ」

君は天使だ。



次はねー、「うなぎ」

592 :うなぎ:03/04/23 15:16
幼い頃、私は交通事故で両親を失い、祖父母と共に暮らしていた。
それは決して裕福とは言えず、時には何度もひもじい思いもしたが
私の事を思いやってくれる祖父母のお陰で大変幸福なものだった。
そんなある夏の日、祖父がたらいを抱えて我が家に戻ってきた。
私がたらいの中を覗き込むと、そこには黒く輝く、くねくねと
艶かしく動く、細長い奇妙な生き物が泳いでいた。
「たかし、じっちゃんな、さっきな、このうなぎ、魚屋の政さんにもらってきたんじゃ。
どうだ、ちょっと触ってみろ。」
祖父はそう言って私の手をたらいの中へ押し込んでいった。
私は今でもその時の水の冷たさ、そしてその生き物ぬるりとした
不思議な手触りを覚えている。
当然、その日の夕食は祖父が持ち帰ってきたその生き物であった。
私は生まれて初めて食べた、その生き物のとろけるような舌触りと
それ特有の匂いに食欲をそそられて、いじきたなくも御飯を3杯も
おかわりしてしまった。
あれから十年経ち、上京して色々な物を食べる機会があったが、
2つ驚いたことがある。
一つはこれほどの多くの料理店があるにも拘らず、あの時以上に美味いものに
未だ巡り合ってないこと。
そしてもう一つは、あの時食べたのが鰻ではなく、どじょうであったということだ……

593 :名無し物書き@推敲中?:03/04/23 15:17
あっ、次のお題は「パンチラ」でお願いします。

594 :298:03/04/24 00:24
「パンチラ」

 本厄を過ぎたこの年になって、見慣れた通勤風景の中にとてつもないドラマを期待していた。それは、まさに
限界ぎりぎりのところで男たちの欲望を断ち切っていた。だが、歩くたびにその誘惑は果てなく続く。絶望と期待
の狭間で、舞台はクライマックスを迎えた。後に続く男たちの視線を、その欲望を一身に背負い、彼女はホーム
へと上がる階段を上がり始めた。これほどの美人が、ミニのタイトスカートで階段を上がる様は、天女が空へと
帰っていくかのようだ。そして、そのときは突如として訪れた。彼女がつまずいたのだ。形の良いお尻をつき上げ
手をついたそのとき、そのドラマを直視できない小心者達は、私同様目をそらせていた。幸せそうに、困った素振
りを忘れずに。



次は、「初恋の女の子が遊びに来た」

595 :名無し物書き@推敲中?:03/04/24 13:22
「初恋の女の子が遊びに来た」


机の上を整理した。
部屋じゅうに消臭芳香剤をふりまいた。
妹の部屋から白い円卓を借りてきた。
掃除機は二回かけた。
粘着ローラーを念入りに転がした。ベットの下にも。
いつもはそこに隠しているものはすでに別の場所へ移してある。

開け放たれた窓から五月の空が見える。
すべりこんでくるのは、今年はじめての薫る風。




次は「急須」で。


596 :298:03/04/28 00:34
「急須」

「落ちない」というよりも、すでに茶渋色となっていた急須は、祖母の嫁入りの時からのものだった。茶漉しの
金網は、私が憶えているだけで三代目だったが、急須そのものはすでに私の年齢を遥かに超えていた。
茶の間の祖母と常に供にあったそれは、持ち主であった祖母の葬儀の際に、最後の務めを終えた。祖母の手順を
なぞりながらお茶をいれる母の手は、幼い頃に見ていた祖母の手と見紛うように思えた。
 さまざまな家族の出来事や、食卓での話をずっと聴いてきた急須は、納棺の際に祖母と供に納められた。






次は「笑う狂信者」ってのは・・・・・・だめかな。

597 :298:03/05/01 20:14
どうやら、ダメだったようですね……。









                                             


                                         逝ってきます

598 :名無し物書き@推敲中?:03/05/01 21:45
このスレも598 で
          糸冬 了 
            ですね。

599 :名無し物書き@推敲中?:03/05/01 22:43
fぎうおfxhclk、;うyっhxfh

600 :笑う狂信者:03/05/02 23:26
白装束の男はにやりとした。

これで勘弁してくれ。次、「湿布」。

601 :エントランス:03/05/03 01:14
少し日焼けした黒い大地に、それは不自然なほど、目立っていた。
ツーンとする匂いが鼻を刺激たのだろうか?
彼女は顔を一度そむけて、匂いの流れを消し、
日焼けした肌とは対照的な色の角を指で摘まむと、
少し眉を曲げた。
痛かったのだろうか?
少しずつ、剥がされてゆくそれは、
悲鳴を上げるかのように、彼女の皮膚にしがみ付いていた。
それは元あった物とは違い、すこし熱を帯びていた。
支えを失ったそれは、死体のように、ベラベラと揺れて、
口を開けたゴミ箱に吸い込まれていった。
そして、新たな命が生まれた。
新たな命は、透明なフィルムを剥がされ産声を上げる、
そして、熱を帯び、すこし腫れ上がっている火山を、
雲のように被うと、雪崩のように下から順に落ちていった。
そして、雪山が形成された。が、
しばらくすると、
雪山は白いベールで覆われて、その姿を見る事が出来なくなった。

次は「掘り起こされた宝箱」

602 :565:03/05/03 15:18
「笑う狂信者」
 二人がいつから付き合い出したのか、周囲の人間は誰も知らない。
小学校からの幼馴染だということだけは周知だった。同じ中学同じ高校同じ大学。会社こそ違ったが業種は一緒。傍目にも、二人は共に励まし合い、互いが互いを支え、深く理解し合おうとしていたのは明らかだった。
 社会人になり数年が経てばきっと結婚するのだと、周囲の人間は誰もが思っていた。おそらく当人たちもそう信じていたに違いない。信じない理由などどこにもなかった。
 ただきっかけだけがないままに、時が流れる。
 彼女の妊娠が発覚したとき、それが結婚の契機になるはずだった。しかし、彼は別の女性を選ぶ。義理ですすめられた見合いの結果だ。彼に似合う女性になろうと努力を重ねた彼女とは違って、何も知らず何もできない幸せな女性。
 
 彼は、この子が産まれれば、きっと帰ってくる。私は彼のことを信じている――そう言って彼女は笑う。腹に手をあてて、丸いふくらみに沿ってゆっくりと動かす。その所作は、母親になろうとする女性らしい、穏やかな仕草だ。
 彼女の笑みは、慈愛に満ちたものになるはずだった。しかし今、彼女は口角を上げて口元だけで笑顔をつくる。目元には笑みの欠片もなく、瞳はせわしなく視線をさ迷わせる。
 それはひとかけらの疑いも挟まない、純粋な狂信。

今更だけど、ずっと書き込めなかったので…。


603 :掘り起こされた宝箱:03/05/04 03:30
 シャベルをどけると、土に塗れた木の箱が見えた。
 穴に手を突っ込み、持ち上げようとする。……まだ、ぴくりとも動かない。
 シャベルを持ち直し、箱の周りの土に差し込む。汗が眦に流れ込んできた。手を止め、それを
ぬぐう。すると今度は泥がつく。俺はシャツの裾を掴み、乱暴に顔を擦った。
 そしてもう一度、シャベルを穴に差し込む。土を抉り取る。そしてそのたびに、箱は微かに震え、
その重みをシャベルに伝えた。
 やがて穴は、箱が見えた時の倍に広がっていた。
 土汚れはすっかり取り除かれ、まるで安置してあるように見える。粗末な木箱。何も知らなければ、
中にあるのはゴミか、藁か、どちらにしろガラクタだとしか思えなかっただろう。
 俺はシャベルを放り捨て、穴に飛び込んだ。腰を落とし、指を箱の下に差し込む。湿った土の
柔らかさが、冷たさが、指に伝わるけどそれを無視する。もう目前なのだ。後は運び出すだけなのだ。

 力をこめると、少しだけ箱が浮かぶ。
 そしてジャラリと音がした。


 次は『美女』

604 :名無し物書き@推敲中?:03/05/05 16:41
びしょびしょに濡れた女がいた。


次は『夕日』

605 :298:03/05/06 00:43
>>604
それは、「洒落」ですか?っていうか、終わってなかったんですね。ちょっと嬉しかった。

606 :夕日:03/05/08 01:50
目を覚ます。
赤い光がカーテンの隙間から差し込んできているのが分かる。
汗の匂いのする布団を出て、窓の方へ向かう。
夕べは友人達と麻雀に明け暮れ、床についたのは太陽が昇ってからだっただろうか。
テーブルの上の灰皿を見ていると、片付けるのが憂鬱になる。
空気が悪い、でも窓を、カーテンを開けるのはゴメンだった。
隙間から差し込む赤い光、それを放っている太陽。
それを見ると、一日が終わってしまう事を否応無く知らしめさせられるから。

次は「台風」

607 :エントランス:03/05/11 18:22
空は重々しく、悪意の闇に満ちていた。
木が苦しげにたわみ、空から逃げようとしているかのようだった。
ごう と風が一段と強く吹く、
それに見合わせたように、
雨のツブテが一層激しく叩きつけ
大地を砕こうと言う意志さえ感じられた。
ここには風が無い、
ガタガタと窓が揺れ、風がその強さを見せようとする。
風の牙が窓を傷つけ、窓が悲鳴を上げる。
雨は集まり、
大地を押し流そうとする濁流となって、その姿をあらわした。
蛇の様にうねり色々な物が飲み込まれてゆく、
この景色に絶望と恐怖を覚えないものは居ないとそれは思った。

次は「逃走劇」でお願いします。

608 :動画直リン:03/05/11 18:29
http://homepage.mac.com/hitomi18/

609 :名無し物書き@推敲中?:03/05/14 23:14
「逃走劇」
夜気を切って男が走る。
スニーカーのつま先でアスファルトを蹴り、
ジーンズを突っ張るようにして腿を引き上げ、
踵を前へと突き出して接地させる。
寝静まった住宅街をひたすらに走り続けて、幾つもの角を曲がり路地を抜けた。
両足が交錯するたび、白いシャツの裾が夜目にも鮮やかに翻る。
既に男の呼気は荒い。口元はだらしなく開いて、両肩が大きく上下している。
硬く握り締められていたはずの両掌も今はひらかれ、汗でじっとりと湿っている。
走りながら男は、引きつった顔つきのままで背後を窺う。
瞬く街灯に照らされた路地には、どんな気配も感じられない。
一連の走る動作を緩やかに止め、男は路地の真ん中に立ち止まった。
荒い呼吸を整えるように、大きな溜息を一つ吐く。
遠吠えが聞こえた。
男はぴくりと体を縮ませる。
消えかけた遠吠えに応えるように、近隣の家々の庭先から犬の遠吠えが続く。
男の背後で、ガチャリと音をたてたのは、犬を繋ぐ鎖。
いまだおさまらない息を再び荒げて、男はその場から逃げ出した。

次は「揺れるカツラ」……なんてどうでせう。

610 :298:03/05/15 08:02
「揺れるカツラ」

上品そうな奥様、といった感じの女性が、スーパーのレジ前で転んだ。決して取り乱したりはしないのが上品な
奥様らしい所以ではあったが、頭の上で付けていたウィッグが外れかけた。後頭部で、地毛との間に大きな隙間
を作ってしまい、それはまるで笑う口のように揺れていた。




次は「情熱の汗」

611 :名無し物書き@推敲中?:03/05/18 00:05
きらきらとひかっていた。


次は「熱血の汗」

612 :名無し物書き@推敲中?:03/05/18 10:11
ぎらぎらとひかっていた。


次は「雲」

613 ::03/05/18 13:09
空の一角を広大に占めもはや風景の一部と化している巨大な雲は東の方からすがたをあらわしその身を重そうに横たえている。
視界の隅にある程度では、空の一部、山の一部と見紛うほどの薄い存在感に確かな物量と迫力を併せ持った入道雲である。
蒼穹に映える白いからだは山脈にかかった足の部分がわずかに黒ずみ、鮮烈過ぎる白い頭を先へ伸ばして山のごとく鎮座している。
細い切れ雲が風に吹かれて運ばれるそのはるか上空にあって、寝ている牛か熊が大儀そうに身を動かすように僅かずつその形を変わらせ
雲そのものが渦か台風のように、それ自体がうねりそれ自体で身を構成する物質を転変しているのは不気味な異形の生物かそれとも
宇宙の神秘を見せ付けられているようであった。日の光を反射したからだに陰影を作りながらもどこまでも白いそのからだを、
しっかりと凝視するうちに少しずつ中天を流れてゆくのがわかる。山脈を離れ身を空に完全に躍らせ溶け入るように浮かぶ
足元には、雨雲に転じつつある一部を覗かせ遠雷を響かせ驟雨を予感させた。
視界一杯に、空の全体を覆いつつ白いからだを灰から黒へ変えながら西へ移動し、光を遮り暗い影を地上に大きく落としつつ
一歩先へ出た、今だ僅かに白さを残す頭が西の果てに姿をくらませ他の部分に同化してしまうと、
東の山脈には更に黒い雲か次々とわきでてきていた。

60点


次回「一杯の灰皿」で

614 :山崎渉:03/05/22 02:46
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

615 :名無し物書き@推敲中?:03/05/24 08:10
保守

616 :エントランス:03/05/26 00:20
銀色の色を放ちそれは、
苦しそうに見えた。
大きく開けた口には
許容量を遥かに超えた煙草が乗っていた。
それは、不気味で不恰好だった。
幾重にも重なったそれらは、お互いを締め付けあい、
一つの生命体のように存在感を放ち、
銀の皿の上に居座っていた。

・・・・・・わけわからん。

次は「銃・・・狙撃手の引き金を引く瞬間」が適当かと思うので、どぞ。

617 :名無し物書き@推敲中?:03/05/26 00:46
男は、目標に左手の拳を向けた。
突き出された拳、その拳からは天に向かって一本、親指だけが高々と立っている。
拳がゆっくりと逆さまになっていき、完全に逆方向を向いた所で動きを止めた。
天に向かって伸びていた親指は、今や地獄への道標。
彼はゆっくりと微笑み、そして、右手を…

次は「破壊力」とりあえず、示されていればなんでもいいです。

618 :破壊力(…か?):03/05/26 02:31
 男が左拳を持ち上げた。大きい。腰を落とし、やや半身の体勢を取った彼の目線は
俺とほぼ同じ高さだ。しかし、巨大だった。
 背筋の隆起、殴る為らしい筋肉が、異常に盛り上がっていた。それらと一繋ぎにうねる両腕も太い。
俺の足首程もあるリストの先、両の拳はさながら生きたアスファルトだ。
「叩くよ」
 抑揚無くそう告げた。相手は目の前のチンピラだ。俺は数秒前までこの不良を絵に描いた様な
クソガキに命を脅かされていたのだ。
 しかし今は違う。奴は俺の胸倉を掴んでいた左手をそのままにして硬直している。俺が縛を解き、
数歩距離を取った事にすら気付いていない様子だ。
「いいね?」
 男のそれは問いであり、問いではなかった。言葉と同時に目が変わった。眼窩に内包されたモノだけが、
スッポリ肉食獣のそれと入れ替わったかの様な変化だった。
 チンピラは顔色を無くし、口をパクつかせている。しかしもう男には情けなど無い。
 ぬるりと、本当にぬるりと男の筋肉は動いた。右膝が浮き、左の爪先が地を蹴る。体勢が低い。
「ヒィィイッッ!!」
 チンピラが叫んだ。悲鳴だった。両手で顔を覆い、只悲鳴を上げていた。先程の俺などとは比べものにならない
程の圧倒的無力。顔を守るその右手には、まだ凶器が、俺を脅したナイフが握られているにもかかわらず。
 ぱんッ!!
 それは腕が砕けた音でも、胸板がぶち抜かれた音でもない。鋼鉄の右拳は、マッチ棒の様な両手に覆われた
顔面の寸でで制止している。男は全力で加速した拳を、寸止めにしていた。その衝撃に、自身の纏った胴着が
破裂音を立てたのだ。
 拳から人差し指と中指が持ち上がり、伸ばしてナイフを摘んだ。チンピラは半狂乱のまま訳の判らない事を
喚いてそれを振りほどこうとしたが、ナイフにぶら下がる様にへたり込んだ。見事に腰が抜けていた。
「警察行こうか?」
白い歯を見せる胴着の男。俺が道場の門を叩いたのは翌日だった。

えっと次は胴回し回転蹴りを技の名前を用いずに描写してみてくだちい。





619 :名無し物書き@推敲中?:03/05/26 02:55
二人の人間が対峙していた。共に白い胴衣を着ている二人の男。
一陣の風が吹きぬけた時、両者が同時に走り出した。
片方の男が正拳を繰り出す、それは容赦の無い、そして回避不能の速さで男に襲い掛かる。
しかし、その拳は空を切った。動揺した男が、慌てて構えるが…もう遅い。
前転をするような格好、遠目から見たら転倒したようにも見えただろうが、実際はそんな生易しいものじゃない。
前転した男の身体が地面に近づくと同時に、天に向かって足が伸びる。高々と上がった足は、そのまま防御しきれなかった男の肩に降り注ぐ。
ゴキリ、という鈍い音が辺りに響き渡り、そしてゆっくりと蹴りを喰らった男が地面に倒れこむ。
勝負はその一撃でついた。蹴りを放った男はゆっくりと立ち上がると、そのまま背を向き、何処かへと歩き出していった。

あるいは、ただ単純に、
「竜巻旋風脚!!」

次は、スタント(映画とかでよくある奴、スタントマンがする奴です)ヨロシク。


620 :山崎渉:03/05/28 10:25
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

621 :名無し物書き@推敲中?:03/05/28 21:11
     /VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVN\
( ・∀・)∩ ウンコビ━━━━━━━━━━━━━━━━━ム  > ( ´_ゝ`)   
    ⊃  VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVN/

                                人人人人人
( ・∀・) ニヤニヤ                       ≪ 煤i: ´_ゝ`)≫ ビリビリ
                                ^Y^Y^Y^Y^Y 

(;・∀・)                              ( ´_ゝ`)  

・゚・(ノД`)・゚・うわぁぁん                      ( ´,_ゝ`)プッ

 (ノД`) !?                             煤i: ´_ゝ`)ウ・・・

ヽ( ・∀・)ノ ウンコー                        ヽ(・∀・ )ノ ウンコー


622 :名無し物書き@推敲中?:03/06/05 21:38
坂道がきついので後ろ向きに歩き、曇った空と遠い町
並を視界の上下に当分に捉えながら汗を拭いつつ両親
の家に向かった。マッチ箱のような小ぢんまりとした
建物にに真紅のブリキ屋根を乗せた家作がヒステリッ
クなまでの込み入り方でどこまでも増殖してしまった
この街で、両親の家だけが緑と紫のツートン屋根を頂
いた異様な建造物であった。/おかしいのは屋根だけ
ではなかった。ベージュの外壁全体が常に濡れている
のである。水で濡れているのならまだしも、いつだっ
たか私が触ってみると長く糸を引いたのだ。その謎の
液体は薄い琥珀色で匂いはなく、しかし舐めてみるだ
けの勇気はなかったので味は判らない。/しばらく経
つとその液体は粘性を増し、子供が投げる石がそのま
まくっつくようになった。その頃になると外見が明ら
かに普通ではなくなっていたのでちょっとした話題に
なり、小学校では大変なセンセーションが巻き起こっ
ていたらしいのである。くっつくのを見た子供らは面
白がり、石はどれくらいの大きさまでなら大丈夫なの
だろうかと実験したらしく、当時高校生だった私は下
校の際に玄関脇の壁面に大小さまざまな石礫が気味の
悪い虫のように貼り付いているのを目撃したのであっ
た。驚いたのは直径15センチ程もあるほとんど岩と呼
びたいようなものまで完全に貼り付いていたことであ
る。液体はすでに水飴よりも硬く、厚さは10センチに
達しようかという所まで来ていた。/



623 :名無し物書き@推敲中?:03/06/28 23:55

もの凄い基地外が暴れてます!
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1040108875/l50

624 :名無し物書き@推敲中?:03/07/04 23:57
描写の上手い、みなさんのお勧めの作家は誰ですか?

625 :名無し物書き@推敲中?:03/07/05 01:22
OK、こっからは俺の仕事だ。
有名俳優の代わりに、ビルから飛び降りる。
頬を押し固めるような風、危険と隣り合わせの高揚感。
地面が遠い、腕に巻きつけたロープが、体重を感じてギリギリと鳴る。
飛び降りたショックで、ゆらゆらとゆれるロープから片手を離し、銃のグリップを握った。
「シーン54スタート!」
背後から監督とカメラマンが、撮影ヘリに乗って見ているのを感じる。
OK、こっからは顔だけの役者にゃできねぇ演技だ。よぉく見ておけ!
ロープを支えに一気にビルの壁面を走った。タン、タン、タンと軽やかな音。
幾らか跳べばビルの窓ガラスの向こうに敵役の役者が見える。
男の任務はその役者に向かって銃を向けること。
劇場では20秒ほどのシーン。
それだけが、男の生きがいだった。

次は死に際

626 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 00:24
随分と、蛍光灯の光が眩し過ぎやしないか?
碁盤の目のような天井をただぼんやりと眺める私の側で、
いつもの白衣の眼鏡と私の娘がこちらの様子を窺っている。
厄介なのは、娘の目頭から滴が零れ落ちて行く事に
気が付いてしまった処だ。
そうか。私もいよいよ、駄目なんだな・・・。
だが、その前にひとつ気掛かりがある。この潔癖な部屋に
相応わない、小抽斗(こひきだし)の上にあるカメラ雑誌だ。
私は未だ、それをきちんと読み終えていない。
絹子。小抽斗の上だ。雑誌をとって呉れないか、
返事は無い。朧げに聴こえて来るのは、
調子はずれの電子音と硝子窓を叩く雨音だけだ。
20頁か23頁だったか・・・、まだ総て読んでいないんだよ。
いつも通り「はい」と私に手渡して呉れないか、絹子・・・。
そこで私は事切れた。
まるで展望台の双眼鏡が、コトンと音を立てて
真っ暗になるように。

次は停車場でお願い致します。

627 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:55
二年もつきあっていた彼女と別れてから俺は何もかもがつまらなかった
毎日同じ時間に起きて同じ時間に家を出る
変わらない日常に新しい発見なんてない
変わるのは天気だけだった

傘から時折こぼれてくる水を感じながら
早歩きで停車場へと向かう
停車場に着き、傘を折り畳んでいると背中に誰かぶつかった
後ろを振り向くと――――――

――――――――――――――――――――雨の降る停車場のこと

628 :名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:56
次は「夏の夜」でお願いします

629 :お題 夏の夜:03/07/07 02:10
 
サイダーめいた夕立が過ぎ
電車通りの水銀灯が翡翠色に変わる頃
僕は母の眼を盗み、裏庭から自転車を拝借した。
遠くの空から連続して轟くものが
雷ではない事を確信した時、机の上の図画工作は
ひとまず放棄しようと思った。
いま自転車を漕ぐ僕の中で、スターマインが次々に開花している。

次は「商店街」でお願いします。
  

630 :商店街:03/07/07 20:02
楽しそうに雑談に花を咲かせているおばちゃん達
時折聞こえてくる子供達の笑い声
見知らぬ人とすれ違い続ける
平凡を象徴したかのような場所
明日も人が集まるだろう

次は家族との日曜日なんてどうでせうか?

631 :お題 家族との日曜日:03/07/08 14:36
人工的でありながら、暖かく円い灯りの下
幼稚園にあがったばかりの息子は
しきりにランチの小旗を突付いている。
妻はそれを叱りつつ、サラダのレタスに手を延ばす。
辺りは僕らと似た様な子連れや、カップル達がテーブルを囲んでいる。
僕はもう少しハンドルを握らなければならない。
だから、いまは目の前のインスタントコーヒーで
茶でも濁しておこうか。

次は パニック!東京大地震!

632 :パニック!東京大地震!:03/07/08 19:37
地面が割れ、次々にビルが倒れていく
耳にはいるのは建物の崩れ落ちる不協和音と断末魔だけだった
くそ!さっきまでの平穏な時間はなんだったんだ!
アスファルトがごりごりと音を立てて砕ける
人だった物の苦しげな『ああ〜』という低い声
逃げ場は!逃げ場はないのか!
安全な場所を探していると
後ろのマンションのベランダが壁ごと落ちてきた
――――――――――ニゲバナドアルモノカ

633 :パニック!東京大地震!:03/07/08 19:39
すまん、次は夜中の散歩がいいなぁ

634 :夜中の散歩:03/07/08 23:17
テレヴィジョンの砂嵐が、深夜放送の終わりを告げるころ、
俄かに波の畝りが恋しくなる。
ハマはそう遠くはない。江ノ電の線路を渡って、階段を降りた場処だ。
下駄履きでパタパタと砂を跳ね上げる。
祭りの後か、粒子に埋もれた落下傘(パラシュウト)を拾う。
潮の香はいつもより優しく、星ひとつ見当たらぬ夜空と
波風なき海原は、何処までも留紺(とまりこん)である。
時折、遠くで燈台が閃く。
こんな夜、江ノ島に棲むトビやカモメは、どんな夢を観るのだろう?

635 :夜中の散歩:03/07/08 23:20
おっと忘れた!
次は 香ばしく焼けるお好み焼き
         で、お願いします。

636 :香ばしく焼けるお好み焼き:03/07/12 05:01
まるで生ゴミのようであった混合物が、ただのゴミでないと鉄板上で証明するのに
それほど時間はかからなかった……はずだ、と男は思う。
数刻して、耳目へラジカルに伝わるその刺激を構成しているのは、赤黒いステージの上で
ジュウジュウという拍子にあわせて踊るかつお節の楽隊である。
さらに、鼻がその焦げるような強いにおいに気づくのに時間はかからなかった。
「もういいんじゃね?」
向かい席にすわって、同じく鉄板上のレイブを傍観している友人がいう。ところが男は芝居
じみた態度でチ、チ、チ、チ、とひとさしゆびをメトロノームのように振った。
「だめ。これからソースのかかった焼き面をだな、さらに焼いて食うのが美味いんだよ」
「アホかっ、お前は」
それだけ言うと、男の拘泥にいっさいの関心をしめさず、頃合いをみた友人はマヨネーズを手にした。
とり残された高言を形にしようと、男は言ったとおり、ソースと青海苔とかつお節で賑わう
宴会場の天地をあべこべにした。さっきとはまた別の香りが鼻腔をくすぐって、
それがまた男の食欲をそそるのである。
ただ、友人の方はどんどん真っ黒に染まるそれを、ゴミでもみるような眼でみていた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・では、「空腹」でお願いします。

637 :山崎 渉:03/07/12 11:05

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

638 :山崎 渉:03/07/15 12:03

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

639 :空腹:03/07/18 23:45
 もう何時間がたったのだろうか。彼は先ほどから焦げ茶のフローリングに寝そべって、煙草の灰で変色した天井を虚ろな目で見ていた。
 虫が鳴いた。厄介な虫が。厄介虫だ、と男は衰弱しきった頭で思う。思考回路それ自体が弱化してしまったのかもしれない。
 とにかく――
 口を通さなくてもいい。腹に穴をあけてでも、胃袋になにかを詰めたい。この際黒焦げの焼き魚でも水分でびちゃびちゃのかき揚げでも
なんでもいいから、とにかく腹をいっぱいにしたかった。
 なにも食うものがなくなって今日で何日になるだろうか。仕事はクビになり、やがて貯金も尽き果てて、食料も全て食べきってしまい、そ
れでも彼は白い無地のTシャツにトランクスという霰もない――という表現を男に使っていいのかどうかはわからないが――格好でいる。
 やる気は起きない。起こすには食事を摂ればいいのだがそんな金があるはずもなく、彼はこうして何日も同じ体勢でいる。
厄介虫≠ェまた腹部で鳴いた。そのたびに吐き気を催す。いささか酸性の匂いがするのは胃液が出てきそうになったからだ。
 かすかに頭を動かして雨戸の外を見ると、無情にも外はかんかん照りだった。
 空に浮かぶ雲が食べ物に見えてくる。ステーキだ。分厚い肉に包丁で筋をいれてこんがり焼き、その傍らで一緒にガーリックもあぶる。
一方、ナベの中でぐつぐつと音を立てているのは人参のグラッセ。バターの油と人参のさっぱり感がマッチして、所詮はステーキのつけ合
わせなのにグラッセ一品で立派な料理になる。
 焼きたてを鉄板に乗せて甘いステーキソースをかけると、いい音を立てつつ純白の湯気をくゆらせる。側にあるのはグラッセと、ポテトグラタン。
 ナイフを入れるとまるで分子融合そのものを無視したかのように簡単に切れて、ガーリックと一緒に口に入れると、香ばしい香りと肉汁が口内に
染み渡り――
 ステーキ食おう。とにかく何でもいい。何かをしよう。そしてステーキを食おう。
 男はそこで幾日かぶりに立ち上がり、すっかり弱った拳を握り締めた。


適当でごめんなさい。空腹っていうよりは廃人になっちゃったw しかも途中から料理の描写に変化。精進しなきゃ(;´Д`)
次は、「男と女の運命的な出会い」でお願いします。

640 :山崎 渉:03/08/15 13:14
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

641 :男と女の運命的な出会い:03/09/06 05:48
 まったりとグラタンの香りが口いっぱいに広がり、生まれて初めて母の乳首にしゃぶりついた赤子のような、芳醇な感覚を享受していた。
 昔、これと同じ味をどこかで食ったことがある。
 雨の日のレストラン、彼女は「おいしいわ」と言った。普段、おいしいという言葉を特別に自覚したことはなかったが、彼女の口から出てみると、生き物のように絡み付いてくる。
 本当に美味とかいうのではなく、彼女の口から発せられる言葉に、深い意味を持っていた。
「ガチャッ」
 ドアが開き、赤い姿がこっちに寄って来る。バレンチノの香り、いつも嗅ぎ慣れていた。それしか知らないのではなく、バレンチノの香りに愛着を持っていた。俺はそんなこだわり方が好きで、誕生日にはバレンチノを買っていたのを思いだした。
「久しぶりね」
「相変わらず、きれいだな」
 目の前で腰を下ろすと、赤の上下のスーツの裾を正し、柔らかく微笑みを投げかけてきた。俺はバツが悪そうな顔をして、タバコを取り出すと火を点ける。
「あの人どうしてるかしら」
「武田のことか?」
「いい相棒だったのよね」
 灰皿が無いことに気付き、床に灰を落とした。
「死んだよ。交通事故で……。まだ、あいつに未練あるのか」
「あなたと付き合わなければ、彼と今頃、結婚していたわ」
「その方がよかったな。人生とは皮肉なものだ」
 それからは沈黙が続き、俺はステーキにタバコを突っ込むと、外へ出ようと言った。
 雨が降り続いている。彼女は傘を広げ、俺は中に入った。

次は「ホテル」でお願いします(注:エッチ小説に走らぬように)


642 :名無し物書き@推敲中?:03/09/26 02:51
ロビーとかバーとかになるのか
カジノとか駐車場とかになるのか

643 :名無し物書き@推敲中?:03/09/27 18:08
保守安芸

644 :名無し物書き@推敲中?:03/09/29 19:56
ドアを開けると、独特の匂いが鼻を突いた
今日一日だけ、自分の部屋になる場所。
鞄を投げ出して背広を椅子に掛ける。
早速、ベットに倒れ込んだ、ふかふかとした感触に包まれる
忙しい日々の中での安息の一時を「偽物の自分の部屋」で過ごそう

最近思うんだけど、もう描写じゃなくって「この題で小説を書け」スレになってるよね
いや、漏れとしてはそっちの方がいいけど

次は交差点(書きやすいと思う)

645 :名無し物書き@推敲中?:03/10/13 03:07
信号は赤から青になり、無粋な鋼鉄の塊に妨げられていた時が動き出す。
−お喋りに夢中な女の子達、焦った足取りでツカツカと歩いていくグレーのスーツの男、
 イヤホンを耳に当て孤独に歩く若者、大きな荷物を抱え笑い会う親子連れ−
皆、誰も擦れ違う人間を気にかけない。
いや、違う。人生は一本道ではない、どこかで他人と交差しているのだ。
早計目の前の少女が渡ってきた少年とぶつかり躓き鞄の中身をさらけ出す、あわてて拾い上げる少年少女達。
しかし非常にも青い光は点滅し、彼女は手早くお礼を言い慌てて走っていった。
急がなくってもいい、大きな道の途中、立ち止まることだってできるのだから。
「何を急いでいたんだ、武田?」
交差点の安全地帯、まだ生々しいタイヤの跡に花を供え俺は再び時が動き出すのを待った。

注)私は641じゃないっすw

次は、ひょろ長い男(女)




646 :名無し物書き@推敲中?:03/11/08 15:02
 振り返りもせずに、ひどく面倒そうに手を振って去っていった、それが彼を見た最後だった。丸め気味の薄い背中に夕陽がかっと当たって、影が視界の果てまで伸びて消えていた。予感を信じるほうではないが、そのときなぜか胸が苦しくなったのをわたしは覚えている。
 交通事故だと聞いた。
 恋人・・・・・・あるいは、それに近い人がいたようだ。でなくとも、わたしと彼の間に、色恋沙汰
が持ち上がったとは思えない。彼とは大学時代からの友人であり、たがいにそれ以上踏み込
む意図はなかった。ただ、死なれてみれば、忘れられない部類に入る人物だった。
 夕暮れ、交差点を歩くたび思う。沈み行く日の光の届くぎりぎりの線、昼と夜の境界には、
不可視の入り口がスリットのように口を開けているのではないかと。だとすれば、彼は細長い
足でそこに踏み込んで、わたしたちより少しだけ早く帰って行ったに違いない。誰もが帰る、
黄昏の世界へ。

次は「雀」でお願いします〜

647 :名無し物書き@推敲中?:03/11/08 21:27
SAGARIすぎ

648 :名無し物書き@推敲中?:03/11/09 18:33
木枯らしのような色をした鳥だった。右、左、両方の羽をいっぺんにバタつかせて、大空とやらを飛んでいる。彼が大空を大空と理解しているかは、疑問であるとしてもだ。
チュン、チュン、チュン、と鳴いている。白角しか置いていない赤羽あたりの安いスナックである。あそこのホステスは、よく鳴く。何度も聞いた。チュン、チュン、チュン、である。木枯らしの鳥は、間もなく見えなくなった。見えなくなって当然の、ほんの小さな鳥であった。

次「腐りかけのサバ寿司」

649 :名無し物書き@推敲中?:03/11/22 16:22
シャリの上の鯖は青々と光っていた
軽い酸味を鼻腔に感じる。
鯖は微妙な雰囲気を漂わせている
丁度オリンピック選手が短距離を駆け抜ける
直前のような雰囲気。
覚悟を決めて口に放り込む
口の中には風味と、滋味と、香味と、美味が
広がった。

次「タバコ」でおながいします

650 :名無し物書き@推敲中?:03/12/09 03:15
初めてそれを口にしたのは、本当に単純な理由で、今思い出しても少しくすぐったい。
ただ、初めて異性からすすめられたのが嬉しくて、恐る恐る手を伸ばした。
口に咥えても何の味もなかったが、少しだけ父の部屋の匂いが鼻腔を掠める。
それを私にくれた青年が、顔を近づけた。
首を傾げる思いでただ突っ立っていると、咥えていたそれの先端へ火が移され、赤く灯る。
小さく、ちりちりと音が聞こえて、言われるままにいきを軽く吸い込む。
喉の奥に急に入り込んできた煙にむせ返って、思わず涙が出た。
しつこく咳を繰り返す私の背中を優しく摩る手と、苦笑気味の声がおりた。
視線を上げると、細い煙がゆらゆらと立ち昇っていくのが見えた。

あれから何度もその煙を見たが、あのときと同じ気分には、二度となることは無かった。


次「雨上がりの水溜り」でよろしくおねがいします。

651 :名無し物書き@推敲中?:03/12/11 01:27
流れの無い物は、やがて濁る。

何かの本でそう読んだ気がしたが、何の本かは思い出せないし思い出す必要も無い。
決して綺麗とは言い難いアスファルトの路面。
その更にへこんだ部分に溜まった泥の香りがする水は、灰色に濁っている。
清浄な天空からやってきた、雫達のなれの果て。不浄な物。

だが、今は雲の切れ目からの黄昏時の陽光で、水溜りは光り輝いている。
私は、日の眩しさに目を細める。
一層強くなったアスファルトと泥水の香りが幼い頃の自分を呼び覚ました。
この輝く水溜りは、何処かの世界に繋がる扉だと信じて止まなかった頃の自分。

私の瞳から雫が一つ。輝く水溜りの仲間入りをした。


次「戦場の跡」でおながいします。

652 :名無し物書き@推敲中?:03/12/20 18:41
 風が踊っていた。
 南中した太陽が、周囲を照らし出す。突き抜けるような青が、天上に広がった。
 そこは――地獄、とでも形容すべきだろうか。
 遠くまで見渡せる大地に、幾つもの鉄の残骸が展開している。元がどんな物だったのかもわからないほどに破壊され、
焼き尽くされ、ただそこに横たわっている。
 それだけならまだ、いい。
 散布しているのは、鉄の残骸だけではない。人間の、死体だ。原型は留めていないものの、目玉や手足がそこら中に
転がり、まるで一枚の芸術的な絵画のような、少し幻想的な雰囲気を醸していた。
 草木はしおれ、ただ綺麗な花弁を纏った花が、舞踊を続ける風と共に、その身を左右へ揺らしていた。
 ここが元の状態へ――広大な、自然溢れる草原へ戻るには、どれくらいの月日が必要なのだろう。五年? 十年?
あるいは、永遠?
 答えは神でさえ、知らない。
 それは、人の為した業なのだから。


次は「夜景」でお願いします。

653 :名無し物書き@推敲中?:03/12/25 14:38
 夜もなお薄暗い程度の空に、レーザーで照射された雲が浮かんでいる。
 不規則めいたプログラムで軌道を描く光は、方形に区切られた街から発している。
 建物を縫い地下を縫う網目の電線は、そこかしこで光をともしていた。それは、
奥底を走る溶岩の流れが地殻の隙間から噴出するような光景でもあった。
 街が冷えている。
 ひところは穴だらけにも見えた街の地殻が、今では黒に侵蝕されている。
 金の動きが緩やかになり、住民が照明を抑えたのだ。街の溶岩は金である。

(これは描写とは言えないか?)
(なんか言いたいこと言っちゃったら駄目なのかな?素人でスマソ)

 ※次は「真冬の春めいたもの」、でおねがいします。

654 :名無し物書き@推敲中?:03/12/25 19:04
 乾ききった冷気が家の周りに押し寄せてくるのが分かる。暖房に押さ
れるように窓際に来ると、霜のついたガラスを指でなぞった。冷気が一
筋の雫となって流れ落ちていく。不毛な大地の遥か彼方に季節の繋ぎ目
が見えた気がした。

(訳がワカラン上に短し、スマソ。)
次は「夕暮れの田舎道」でお願いします。

655 :名無し物書き@推敲中?:03/12/26 02:13
少し風が強い。道の周りは田や畑ばかりで風を遮るものなどなく
背を丸め、コートのポケットに手を突っ込んで歩いていた。
自分の靴音だけが一定のリズムで鳴っていった。
風に撫でられて、ざわざわと騒ぐ竹林、ごうごうと叫んでいる森。
大きく伸びた影法師は僕の歩く動作を大袈裟に真似していた。
止まって空を見上げると影法師も空を見上げた。
夕焼けで赤く染まった空に、まだ、ぼんやりとしか見えない青い月が浮かんでいた。
おおきな、とても大きな雲が風に急かされて、いつもより早く流れていた。
ずーっと空を見上げていると吸い込まれそうな感じがして、あわてて足下を確認した。
足下近くの雑草に名も知らぬ虫が忙しそうに動いていた。
顔を上げ、後ろの遠くの山の方を見た。山は、闇によって黒く塗りつぶされようとしていた。
正面の山では、夕陽が沈もうとしていた。
頼りない電柱の薄い明かりが道を照らし出した。
電柱の薄い明かりだけでは、闇にとってはあまりにも無力で、心細さしか感じられないので
夕陽が沈まないうちに帰ろうと歩き出した。


次は「夜の繁華街」でお願いします。

656 :名無し物書き@推敲中?:03/12/26 02:13
気がつくと、もう5時になろうとしていた。
太陽が、空を真っ赤に染めている。
里山のふもとまで広がる田んぼの間の農道も、
穏やかな雰囲気を持って、続いていた。

次は、夜の住宅街で

657 :夜の住宅街から繁華街へ:03/12/26 07:18
 襟巻きに鼻まで埋めて歩いていると、田垣さんちの柴犬がヒステリックに吼えた。
 犬が湯気を吐き出している。田垣さんちの誰かがお風呂を使っているらしい。
 柵むこうの窓が明るい。ざばざばと湯を使う音がする。犬がまた吼えた。
 犬の方が暖かそうだった。
 たまに路向こうには人魂のような明りが灯り、ユラユラと揺れながら自転車の
機関音を残して通り過ぎていく。わたしは足音を消しながら、台所の換気口から
漏れてくる夕餉の名残を嗅ぎながら、明るいほうへ歩いていった。
 夜にも陰と陽がある。あたたかな毛布に包まって円な夢を見る家は夜の陰で、
きらびやかに着飾って昼よりももっと混沌とした衝動を発散するのが、夜の陽だ。
わたしはまぶしい光に目を細め、怒鳴るような歌声に耳をすませて陽気を縫って
歩く。ビルの隙間から、汚れた犬が申し訳なさそうに顔を半分覗かせていた。

あー年賀状で徹夜しちゃったよ…次は「深夜の公衆便所」で。ウホッ

658 :657:04/01/04 02:32
うわ、題が悪かったか? 過疎板だからか?
ネタが出ないようなら自分でやってしまおうかな…


659 :名無し物書き@推敲中?:04/01/04 03:21
瞬く街路灯に衝突を続ける、蛾の羽音さえ聞こえてきそうな、深夜の公園。
枝を縦横に走らせ、肉厚の葉を茂らせた三本の街路樹に囲まれた、その公衆便所は、
刑場にも似た陰鬱さを漂わせて、暗がりの中に沈み込んでいた。
絶えず湿気をまとい、汚れるままの壁には刺激臭を塗り込めて、
何かしら人目を憚る空気を、その内側に潜ませている。

お次は、炎天下のバス停、で。



660 :名無し物書き@推敲中?:04/01/04 16:24
笠松は、国道沿いのバスを待つ人の列に並んだ。風も無く、容赦の無い日差しが
照り付けている。列が長く、笠松の位置では屋根がつくる日陰には入れない。
小脇に抱えた背広が熱を含み、それに触れている部分が余計に汗をかいている。
廃気ガスとべたつく粉塵まじりの空気が皮膚に粘っこく絡みつく。
前に並んでいる背の高い男ののYシャツの背に、汗がにじんている。背の低い
笠松の目線の正面に、前の男の汗の染みがある。その事が、余計に熱さを
感じさせ、不愉快で堪らない。笠松は視線を他に向ける。
容赦の無い日差しが、アスファルトを灼いている。笠松はアスファルトに
揺らめいている陽炎をみて、軽い眩暈のようなものを感じた。
(どうして俺がこんな目に合わなきゃいけないんだ)

次は、廃校で。


661 :名無し物書き@推敲中?:04/01/04 17:37
足元でガラスが割れた。艶を失った床と内側に割られた窓に、丁寧に土埃が
降りかかっている。黒板には当番だった生徒の名前がふたつ書かれていた。
黒板と教壇だけ見ていると、すぐにも入り口から教師が入ってきて、授業が
始まりそうな気がしてくる。
机と椅子もそのままになっていた。窓も床も割れ煤けているのに、机の列は
乱れていない。表面には黒ずんだ彫刻の跡があった。
あいあい傘。プロレス技の名前。友達の噂話。大好き●●さん。あいつ嫌い。
死ね死ね死ね死ね死ね。
風が吹き抜けて、廊下の向こうで蝶番が軋んだような音がした。
笑い声の木霊を聞いたような気がして階段のほうへ歩いていくと、踊場から
こちらを覗き見る人影があった。曇った鏡に目を奪われる。鏡に映った自分
の背後、ずっと奥まで薄黒くのびる廊下にぽつんと靴が揃えておいてあった。
僅かに開いたドアの奥は見えない。割れたガラスのギザギザの向こうに、妙
に濃度の高い影が広がっていた。
破れたカーテンで締め切ってあるその教室に、逆行でシルエットになった影
がある。大人のものだろう。
もう匂いもなくなっていたそれは、無人の教室で揺れていた。

次は、夜の浜辺で。

662 :名無し物書き@推敲中?:04/01/04 18:32
月の光が揺れている。波音だけが静かに流れて、
私のカーディガンを潮風が優しく包んでいく。
誰かが作った砂の城が時間と共に、
あるいは風と共に、あるいは波と共に、
まるで過去を消し去る魔術のように、
消えてなくなる。
そしてあなたの幻も…

次は、歴史小説で。

663 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/04 19:30
本棚の奥に、懐かしいものをみつけた。父が好きだった歴史小説である。
聡子は、軽く埃を払うと、それを手に取った。
明らかにデザインの古めかしいカバーが色褪せ、軽く破れかけている。
今から思えば、父は大雑把なところのある人だったな、と聡子は思う。
文庫本の側面が褐色に変色しているのは歳月と、手垢のせいであろう。
父の手の形に、特に色が濃くなっている。父の手は大きかったような気がしていたが、
それほど指は太くなかったようだ。幼い聡子が父の手を大きく感じただけなのだろうか。
聡子は、父がソファに寝転がって、首を肘掛けに乗せ、文庫本を読んでいた事を
おぼろげながら覚えている。この本が、記憶の中の父が読んでいる本のように思えた。
パラパラとめくってみると、栞が挟んであった。
それぞれ色の違う和紙を重ねた台紙に、小さな一輪草の押し花をあしらった、細工の細か
なものである。既成品にはない、手作りのぬくみのようなものがある。
聡子は、何か、違和感のようなものを感じた。父は、こういうものを持つような人となりで
あっただろうか。


次、鍋と団欒で。

664 :ヘタクソくん:04/01/04 20:37
久しぶりに三世代が揃った食卓の席。
久しく祖父母の顔なんて見ていなかった。
この人たちには、あと何年残っているのだろう。
思わず頭に過る。そんな他愛もない考え。
邪念を捨て去り、祖父母の変わらない笑顔を見つめる。
父も、姉も、弟も、みんな同じ表情をして、食卓に出される料理を心待ちにしている
ダシの香りが鼻腔を通り抜け、同時に鍋の煮えた音が耳を掠めた。
手前に目をやると、煮詰まって茶色くなっている白菜、こんがりと焼き目の付いた豆腐が僕の食欲を誘い出す。
いただきます。
母のよく通る声がゴーサインとなって、皆が待ってましたとばかりに鍋を突付き始める。
皆満面の笑みを浮かべ、湯気の立つ鍋を突付く。
こうして鍋を突付けるのも、もうそう多くはないだろう。

次は、地上波デジタル放送で(難しいかも)

665 :ヘタクソくん:04/01/05 00:53
↑上のお題却下で
代わりに「閑散とした公園」でお願いいたします

666 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/05 14:55
「ふう」
ベンチに腰掛け、溜息をついた。いつまでも妻をだまし通せるものではない。
島田にとって救いだったのは、この公園が穴場であった事である。
たいてい、昼間の公園というものは、小さな子供を連れた母親のグループが
いて、姦しい笑い声や子供達のやんちゃな雄叫びに満ち満ちているものだ。
この公園は、入園料に100円を取られるので、そういう騒音が無かった。
人目がほとんど気にならないというところも、島田にとってありがたい。
母親連中がいれば、島田は必ず怪訝な視線を向けられているに違いない。
毎日、まっ昼間から背広の男が公園のベンチに座っているのだ。
入りくんだところにあり、普通に歩いているとみつからないのも一因のひとつであろう。
島田は、勤めていた頃に営業でこの辺りに来た時、偶然この公園を見つけた。
へえ、こんなところに、と小さな驚きを感じた記憶がある。
街中の奥、入り組んだところに、不意打ちのように針葉樹の森が広がるのだ。
静かな公園というのは、貴重である。以来、よくひと休みするのに利用していたものだが、
今はこの公園で一日を無為に過ごしている。
たばこに火をつける。
柔らかな冬の日差しが頬を撫でる。今年は例年より暖かく、過ごしやすい。
針葉樹の深い色の木々を見ながら、島田は、この先の事を思った。
妻には告げなければなるまい。いずればれる事である。
島田は解雇されたのだ。


うーん、なんだか描写はそんなにしてないような気もします。
次、高校サッカーで。

667 :名無し物書き@推敲中?:04/01/05 20:43
 大観衆の国立競技場で選手たちが浮き足立つのは無理もないことだった。高校生である
彼等にとって、中田英寿や小野伸二といった憧れの選手達が、死力を尽くして戦ったこの
場所に立つということは、夢以上に現実感が乏しいに違いない。果たして彼らのうち何名
が、本来の実力をだすことが出来るのだろうか。せめて、相手高校のように名の知れた名
門であれば、周囲の期待も芝のグラウンドも当然のことと思うことも出来るのだが。しか
し、それでも私は国後が勝つと確信していた。
 それだけ国後の10番は特別だった。
 ―――島田氷野
 一九〇cmを越える高校屈指のポストプレイヤーでありながら、ドリブラーとしてフィ
ールドを我が物顔で駆け抜けネットを揺らす北の核弾頭
 U−23で日本代表に選ばれた文字通り超高校級の男にとって、高校レベルの試合なら
一人で全てを支配して勝ちあがる事はそう難しいことではない。プロ化した現在、高校サ
ッカーというものは単なるトップユースの通過点にしか過ぎないのだろうか。島田の邪魔
にならぬよう、隣で入念に体をほぐす無名の選手が妙にいとおしく思えた。

次は駅伝で「ヘロヘロになって倒れる人」でお願いします。


668 :667:04/01/05 20:56
おっと改行が滅茶苦茶になってしまった失礼。それにしてもひのさんの描写は
簡潔でつながりのある良い文章ですね。佐藤洋二郎先生に少し似ているかな。
よろしかったら、キャリアとどんな小説を書いているか教えてください。


669 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/05 23:44
えっと、キャリア無し、恥ずかしながら全くのど素人です。今年は色々書いてみて
自分にどんな小説が書けるか知る事が目標です。
今、非ポルノのロリコン小説を書く事にチャレンジしてます。

>それにしてもひのさんの描写は簡潔でつながりのある良い文章ですね。
ありがとうございます。なるべく読みやすくを心がけてます。



670 :667:04/01/06 00:22
驚きです、初めてであれだけ書けるとは。風景描写の中に無駄なく人物像を
織り込んあるので、結構書き慣れてる方だと思いましたが・・・
非ポルノのロリコン小説かあ、自分はマザコン小説でも書いてみようかな。

671 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/06 03:57
 自分なりに、会心の走りだった。おそらく、自己最高のタイムが出ている筈だ。
しかし、一人、また一人と他のランナーは軽々と俺を追い抜き、見る間にそいつらの
背中が小さくなる。俺は、暗澹たる思いで小さくなっていくそいつらの背中を含む景色
を眺めていた。俺の後ろを走る奴は、もうそれほどいないだろう。
(すまん、片瀬。みんな)
 俺にとって、この予選会は、最初で最後の大会だった。直前の合宿で、移動中のバスが
事故に合い、怪我をした後輩の代役でこの予選会に急遽、出場する事になったのである。
 うちの大学の陸上部は名門とはいえないが、かつてはそれなりに実績のある部だった。
今はいまいちパッとせず、部員は少なくなる一方だったが、少ない部員は皆、箱根出場は
無理としても、一つでも順位を上げるために、真摯に練習に取り組んでいた。今年は期待
のもてる新人が入部し、松戸や宮部のような四回生のレギュラーが今大会にかける意気
込みは、相当なものだった。もしや、という期待がOB達にもあったようだ。
 ところが、件の事故である。さらに運の悪いことに、レギュラーの代役を努められるような
部員が、揃って食中毒に倒れたのだ。そして、最も大会とは縁遠い、俺が代役を務めること
になったのである。
(すまん、やっぱり俺なんかじゃ)
 足が突っ張っていた。もう、いつ釣ってもおかしくないことがわかる。俺は、自分のもてる
力の全てを費やして、地面を蹴っている。なのに、前を走る奴らと距離が縮まるどころか、
どんどん離れていく。どんどん遠くなる。
 万年補欠の俺が、初めて大会の走者になったのだ。肩に緋の襷をかける事など、自分
には一生不可能だと思っていた。やってやろう、と思った。誰も期待などしてないだろう。
でも、足を引っ張らない程度にはやれる。やってみせる。夢にまで見た襷なのだ。
 だが、甘い考えだった。現実は、ドラマではないのだ。
(くそ。最後だってのに)
 意識が朦朧としている。自分の呼吸する音がやけに大きく頭の中にこだまする。肺が悲
鳴をあげているようだ。



672 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/06 03:58
 みじめだった。うちの大学の順位が俺のせいでどんどん落ちていく。俺が走る事が無け
れば、もっとましな結果になっていた事は間違いない。脳裏に、松戸や宮部、片瀬の顔、
他のレギュラー達の顔、監督やマネージャー、そしてOB達の顔が浮かんでは消えていった。
(あ)
 足がもつれた。俺はいびつな姿勢で、アスファルトに突っ伏した。
(転んだ……)
 何人かが、俺を追い抜いていく気配がした。まるで、第三者が転んでいるのを見ているか
のように、自分がアスファルトに這いつくばっている映像が見えた。足の感覚が消えた。
動かない。
 このまま消え入りたかった。目と鼻がツンとした。俺は涙目になっていた。それが、いっそう
俺を情けない気持ちにさせる。
 そんなに頑張ることないよ、頑張ってもどうせ駄目なんだし。昔付き合っていた春子の軽口
を思い出した。その場は笑って済ませたが、心のどこかに引っかかっていたらしい。こんな時
に思い出すなんて。
 俺は四年間、真面目に練習に取り組んできた。雨の日も。雪の日も。しかし、真面目なだ
けでは駄目なのだ。タイムが優れていなければ。天賦の才が無ければ。それは、頭ではわ
かっていた。しかし、走る事をやめる踏ん切りがつかなかった。
 走る事が好きだった。景色が流れていく事、風を切る事、無心に汗を流す事、自分の足で
地面を蹴り、全てを出し切り、ゴールに飛び込む瞬間が。
「がんばれー!あともうちょっとだから!」
(あと――もうちょっと?)
 沿道の誰かの声が聞こえた。
「もうすぐゴールだ!頑張れ!」
 また声が。
(勝手な事言いやがる)
 頑張れ、といわれても、そんな簡単に頑張れるものか。もう、足が動かないんだよ。

673 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/06 04:00
  今走らなくて、いつ走るんだよ馬鹿野郎。
  ゴールが近いんだってよ。じゃあ、最後まで走ろうぜ。

 誰だお前。
  
  誰だっていいじゃねえか。ほれ、みろよ。あれは、誰だ。
 
 泉だ。次の走者。
 
  ゴールだよ。お前の。

 ゴール。
  
  かっこ悪くてもみじめでも、いいじゃねえか。今までの自分に責任を取れ。ここで投げ出し
  たら、お前は今までなんの為に走ってきたんだ?

 足が痛んだ。
 そうだ。俺は、これまで走ってきた。どんな事があっても、何を言われても走り続けてきた。
ゴールしたその瞬間、何もかもから、軽くなれたから。いま、ここで走る事をやめたら、一生
重いものを背負いこむことになってしまう。
(―まっぴらごめんだ)
 ゆっくり、立ち上がった。
(つうっ)
 大丈夫、走れる。まだやれる。ゴールはすぐそこだ。
 膝が熱い。アスファルトで擦ったらしい。右足が釣っている。ふくらはぎが棒のようだ。
 俺は、走り出した。いや、足を引きずって歩きはじめたといった方が正確だろう。
「頑張れ!」
 沿道の声援が大きくなった。拍手が聞こえる。声援に背中を押されるように、身体が前に進む。
 一歩、また一歩。俺は足を踏み出す。苦痛で顔が歪む。もう少し。もう少し。

674 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/06 04:03
 泉の声が聞こえる。
「先輩!頑張れ!もう少し」
 襷を肩から外し、一杯に手を伸ばす。
「すまん」
 なんとか声を絞り出して、それだけいった。
 襷が、泉に渡った。俺の役目は、終わった。

 これでもう、走らなくていいんだ。
 
 俺は、倒れこんだ。係員が俺を労わるようにタオルで包む。医療スタッフが俺の周りに集まってくる。
「よくやった!」
「頑張ったな!」
 沿道の観客の拍手が、気持ちよかった。
(走っててよかった)
 俺の目は、きっと潤んでいるだろう。みじめな涙ではなく、少しだけ誇らしい涙で。




これ、後でみると恥ずかしいだろうなあ。

次、酒と涙と男と女、で。

675 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/07 14:43
ちょっとお題変更しておきます。

次、暴風雨で。


676 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/08 10:41
叩きつけるような大粒の雨が、乱暴な風に乗って、まさあき君の行く手を阻みます。
頬を張られているようで、痛みすら感じました。
ただでさえ、昼間だというのにあたりはまっ暗なのに、目をあけていられないせいで、
余計に自分が闇の中で自転車をこいでいるように感じます。
まるで黒雲が地表に降りてきて、まさあき君を包んでいるかのようです。
寒さだけでなく、無間に続く闇の中から抜け出せない気がして、まさあき君は震え
ていました。歯がかちかちと鳴っています。
(ハムスター)
不意にそんな事を思いました。
回し車に乗せられ、走れども走れども全く進めないハムスター。
(ぼくはハムスター)
横殴りの突風に煽られて、まさあき君は自転車ごと転んでしまいました。
(うう、まけないぞ)


次、眠っている男(女)で。



677 :名無し物書き@推敲中?:04/01/08 23:44
いまいち…
いいかげん他の人のが読みたい…

678 :名無し物書き@推敲中?:04/01/09 00:05
自分も他の人のが読みたいですね。一人でスレを占拠するのも気が引けますし。
どうでしょう、ひとつ>>677氏も書いてみませんか。


>いまいち
後から初歩的なミスを犯している事に気付いてますし、我ながら粗製濫造気味ですね。
毎回、勉強させてもらっています。
できれば、どういうところが具体的によくないか、指摘していただけると改善しやすい
と思います。




679 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/09 00:07
おっと、名前を入れ忘れました。>>678は自分の書き込みです。
いい練習になるスレだと思うんですけど、過疎板だからかなあ。

680 :新参:04/01/09 00:09
なだらかな曲線を描いた肩が、彼の呼吸に合わせて上下する。
部屋に響くのは彼の寝息と、壁の時計だけ。
しばらく見つめているとやがて彼は、少し震えて、小さくくしゃみをした。

次、過疎化した村の風景で。

681 :667:04/01/10 00:23
 細雨が山間の村に霞を掛けていた。草屋根がしっとりと濡れ、湿った藁の
匂いがした。軒先から垂れる雨音が耳によく届いた。
 村に入ってからかなり歩いた。空き家やばかりが目につく、妖怪があたり
から顔を出しそうな雰囲気だ。村の入り口に立った時は、山彦すら返ってこ
ないだろうと思ったものが、一歩踏み入ってしまえば、空家だろうと住民を
創造してしまう。
 石切を唯一の生業として暮らしていたこの村は、大正の終わり頃から過疎
化が進み、昭和に入ると外に出る事を拒んだ数人の年寄りを残して、誰もい
なくなった。稗と山芋ぐらいしか出来ない枯れた土地に住みながら、いつか
帰ってくるだろうと思い続けた年寄りたちの墓地は驚くほど小さい。罪を犯
した逃亡者を暖かく迎えいれ、最後には自首させたという話まである。それ
でも、出所した彼は戻ってこなかった。
 土地の人。徐々に大きくなる滝の音をききながら、あらためてその言葉の
意味を村の風景に当てはめてみた。

次はパター(ゴルフ)で。
 
 

682 :667:04/01/10 00:26
空き家やになってる・・・、度々すみません。
前半と後半繋がり悪いし、ほんとすみません。

683 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 01:43
>678
いい練習にはなるが、一人で占拠したいなら一人どこかで書けばいい。
描写なのかショートストーリーをやりたいのか分からない。
これは描写なのか?と思うものが多い。よくいる「私を見て〜」に思えた。
連続していたので興味を惹かれて読んでみたが、読みずらいのを我慢して
読んだ割には「描写自体」は特に見るべきものがなく面白くなかった。

俺も参加してるよ。でも色々な人間の描写方法を見ている方が楽しい。
正直、貴方のは何作品も読みたいと思うほどは魅力ない。
でも練習するのはいいことだ。せめて何人か挟んでから参加しては?
読まされる方が辛いです。

684 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 01:48
いや途中から読んでないからあれだけど……偉そうに水刺してごめんな。
暇つぶしに来てたんだけど、なんか詰まんなくなっちまった。
場違いな所で道草食ってないで仕事に戻るよ。
ここで色んな描写見るのは楽しかった。では。

685 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/01/10 02:34
>>683-684氏が何か書いてくだされば、自分も紛れ込む事が出来ます。スレを進めてく
れる人がいないので、自分も困っているのです。
677氏やどんどん682-683氏が良い例文を書き込みして呼び水になってくれれば、自分
も大多数の一人になれますので、是非よろしくおねがいします。

>描写自体に見るべきものが無い
描写自体に力点を置いてはいないので、それは至極当然です。しかし、素直なものを
書こうとしているので、読みづらいという感想はちょっと予想外でしたね。わかりやす
すぎてつまらない、という意見なら凄く納得できるのですが。
内容はわかりやすすぎるぐらいだと思うので、小説作法的な不備なのかな???<読み辛い





686 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 02:41
おっと、>>683-684氏でした。677氏と同一人物かな?
間を開けたいので、ご協力願います。

687 :ゴノレフ:04/01/10 17:52
さぁやって参りました期待の新人
これまでの偉人方は素晴らしい軌道を描き続けてきましたが
果たして彼はいかなるショットを打ち出すのでしょうか!?
おっとしかし彼は無名であり 
このそうそうたるメンバーの中にあってはズブの素人同然
さりとて秘められたポテンシャルの程は侮れないとの情報もあり
油断は禁物です。

あぁ、ちょっと風が出てきた模様
っとここで動きが!まさかこんなタイミングで行くのかー!?

↓冷奴お願いします↓

688 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 19:52
冷たい。
どうしようもなく冷たい。どうしてここまで冷たいのか。
比喩の無い情景が延々と繰り返される様は一枚岩の大理石か、
はたまた冷徹なアルミの削りだしか。しかしその様子は決して無機質ではなく、
滑らかに瑞々しいシズル感を湛えながら俺の五感に衝動を起こさせる。
俺は震える手で醤油の瓶を掴む。細かく刻まれた葱に絡めるように、調和させるように。
瑞々しさは光を跳ね返しながら赤黒く透き通る調味料と混ざり合い、せめぎあい。
その合成の最中に、調和の兆しを見逃さなかった。
俺は箸を通す。微かな弾力と共に身を分断させる冷奴。
口に運ぶまでの緊張。今にも箸から滑り降りそうな冷奴を、俺はついに口へと運び込む。
うん、美味い。

↓「パンチラに異常なまでに興奮する中学生」を神秘的に描写してください。

689 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 20:20
校舎から体育館へ渡るには、この階段を歩いていかねばならない。
下から見上げると、階段の隙間から青空が見える。
トントントン、と軽快な音を鳴らし、誰かがやってくる。
見知らぬ女子だ。顔は分からない。どんな気分をしているかも分からない。
体育館へ行くというのに制服を着たままだ。生理だろうか……
僕はあんぐりと口をあけたまま、足の付け根にあるソレを見た。
……僕の青空、白くて柔らかいパンティーを。
八月の今日、1時50分。僕は夏の暑い日ざしの中で、静かに勃起した。

↓「楽しそうにステーキを焼いているとこ」

690 :名無し物書き@推敲中?:04/01/10 20:40
うぎゃっはっはっは。これか、こぅれがステーキかあ。
いいのういいのう、じゅうじゅう焼けるのう。ほっほっほ、香ばしいのう、
60過ぎの老いぼれた嗅覚すら刺激するわい。こういう若向けの料理は
とんとご無沙汰じゃったのう。のう婆さん。美味いか、美味いか。
このソースがいいのう。鉄板の上でぐつぐつ焼けるのう。見方によっては
下品な料理じゃが、この下品さ、生々しさこそ食のもう一つの真髄かもしらんのう。
これか、この石に押し付けてさらに焼いた後で口に放り込むという訳じゃの。
おお、おお。焼けるわい。焼けよるわい。香ばしいのう。若返るわ。
どおれ、頬張ってやるわい。
おふ、おふおふ。おお、ほ、ほ。むう、肉をそのまま食っとる感覚が素晴らしいわい。
ご、ごふ、ごふお。み、水。の、咽喉に。咽喉。ああ。う。が。
婆、さん。儂は、儂は。幸せじゃった、ぞ……い……。

↓「初めての強盗の緊張感」御願いします。

691 :新参:04/01/11 00:40
深夜のコンビニは、街灯や車のヘッドライトとは比べ物にならない明るさだった。
差し詰め俺は、その灯りへ群がる虫のようなものだろう。それも、ひどい害虫だ。

腋の下を冷たい汗が伝う。つばを飲み込むと、喉がごくりと鳴った。
失敗は、許されない。チャンスは一度きり、やり直しはない。
「いらっしゃいませ」
店員が間抜けな声を出す。この時間帯は学生のアルバイトだろうか。
レジへ歩み寄り、煙草を探すふりをして奥の休憩所へ目をやる。誰もいない。
さりげなく振り返り、カメラの位置を確認する。ひとつ、ふたつ。
息が詰まったように少しだけ荒くなり、俺の頭の中で誰かが何か言う。
大丈夫だ、カメラに顔は映っていない。角度を何度も計算したじゃないか。
腋の下を冷たい汗が伝い、伝い終わった頃にはもう、俺は俺でなくなっていた。
喉が、ごくりと鳴った。俺の口から誰かの言葉が。
「金を出せ」

↓「食中毒発生の食卓」お願いします。

692 :春好き ◆MfKOcEEe.. :04/01/11 00:42
「こういう天気のほうが向いてるよな・・・きっと」
次第に濃くなっていく天井を見上げ、ランニングウェアは呟く。
そして出来るだうつむきながら目標地点まで移動。
外から中を伺う、店内に客は無し
「俺は冷静だ俺は冷静だ俺は・・・」

イラッシャイマセ

PETボトル飲料を掴む、真っ直ぐレジへ、
代金を払おうとして思い出したかのように
「あと、マイルドセブン1箱」
計画どうり、隙が出来た。

得物を手にカウンタを超・・・

イラッシャイマセ

超えなかった。
釣りを受け取り店を出る。

アリガトウゴザイマシタ


↓隣の席の奴がカンニングしてる

693 :春好き ◆MfKOcEEe.. :04/01/11 01:23
蝋燭が仄かに耀以外は真暗闇
そんな中 歌声が響いていた。

Happy Brithday to you〜♪

何のことは無い、どこにでもある誕生日の風景。
小さな三本の赤は消え祝福の言葉が飛ぶ。
そして部屋にはまた明かりもどった。

役目の終えた灯台が抜かれ、丸い土台に切り込みが入る。
一回、二回、円の四分の一が切り出された。
それは当人にとっては明らかなオーバーサイズだったが、
笑顔でほおばっている。
親子三人だけの幸せのひと時だった。

はしゃぎ疲れたか腹が満たされたか、
本日の主役はもう隣の部屋で寝息を立てている。
我が子の成長を思い返し、
カツン
グラスをそれぞれの口へ。

まるでそれが合図だったかのように隣室で泣き声があがった

怖い夢でもみたのかな?

触れた身体は熱かった。
彼はまだ主役を降りれないらしい。

(これじゃ風邪発病前の食卓じゃん!ごめんなさい>>691
改めて、↓隣の席の奴がカンニングしてる↓ お願いします

694 :隣の香具師がカンニングしてる:04/01/11 21:50
 テスト中、俺は違和感を感じた。
 視線だ。
 強い視線を感じる。俺は、なんとなく、ではない実感を感じた。
 隣の席の香具師にそっと目をやってみる。
 そう、見られている。隣の眼鏡が、俺の答案を覗いている。
 あまり相手の顔を伺う訳にはいかない。俺までカンニングの汚名を着せられてはいけない。
 ここは、相手が覗いているという事実に気付かなかった事にしようか。
 まて。この面白い構図を利用しない訳には行かないのではないか。
 そうだ。いっそあること無いこと書いてメガネを途惑わせるというのはどうだ。
 ふっふっふ。そうだ、その手でいこう。俺の答案を覗いて答えを書いたあの野郎は
大恥を書くという寸法だ。
 次の設問。横からの視線。アメリカの三代目大統領は。大統領。さぁ、どうボけたら面白いか。
 マリリンモンロー。いくらなんでも。マリリンマンソン。それもどうかと。いやまて、
奴はインダストリアルなんか聴かないんじゃないだろうか。よし、知らなければそれを
奴が書き写す可能性は大だと言う事だ。
 次。モザンビークの首都は。ふむ。ガンダムネタあたりから引っ張ってくるか。
しかし奴がガンダムに詳しくないという可能性は否定できないな。アニメ系でなんか
あるかな。エヴァ。外国の都市名的なネタがない。却下。なにかあるかな。ええと。
「テスト回収ー。鉛筆置けー」

-- -- --

「大林と木村。後で職員室来い」


↓「胃の中がまるでソシアルダンス」御願いします。

695 :名無し物書き@推敲中?:04/01/12 12:25

|     ∧_∧
|    (゚∀゚  ) きゃっ
|    /  つ_つ
|   人   Y
|   し'ー(_)


696 :名無し物書き@推敲中?:04/01/16 11:25
お題がシュールだと止まっちゃうよ・・・。
臨時措置として次の人は好きなお題でいいのでは。

697 :名無し物書き@推敲中?:04/01/16 13:36
>>694は面白いのだが「描写」ではないよな。
それにお題も「描写向き」ではないような気がする。

698 :名無し物書き@推敲中?:04/01/17 04:52
自問自答による描写は描写の描写でありメタ描写という言い方ができなくもないがこのスレはそういう描写の描写という方法で表現される描写を求めていないだろう

699 :名無し物書き@推敲中?:04/01/17 18:16
突風でパンチラ きぼんぬ

700 :名無し物書き@推敲中?:04/01/17 19:59
街路は人通りも多く、にぎわっている。
そんな中、彼は一人歩いていた。
今日は随分と、風が強い。
そんなことを考えていた。
にもかかわらず、周りにはミニスカートの女子高生も多い。
突風。
辺りの木々傾ぎ、揺れる。
ばさ……っ。
「おぉ!白か。」
思わず彼は小さく叫んだ。
一番手前の女子高生のスカートが派手にめくれた。
彼女は悲鳴をあげた、可愛い声だった。
長いまっすぐな黒髪が美しくて、彼の頭を妄想が駆け巡った。
彼は顔を見てやろうと早足で彼女を追い抜き、何気なく視線を走らせた。

ぇ?
不細工。というか、どう見ても女子高生じゃないし。
推定年齢46歳。
彼はこみ上げてくる吐き気に口を抑えた。

次、マルチ商法キボン。


701 :名無し物書き@推敲中?:04/01/18 10:28
シンプルな描写が多いかな。状況説明的な。
それも味ではあるけど、これでもかってくらい執拗な描写もキボン。
漏れも夕方以降参加してみる

702 :初心モノ:04/01/26 01:53
はじめての書き込みです、よろしくお願いします!!

「この浄水器は…」男が説明を始めると客全員がその浄水器に注目した。
「ただの水道水を奇跡の水に変えてしまうことができるのです」会場は一瞬どよめいた。
笑った人もいれば、真剣に驚いた人もいた。
 男はそのざわついた会場の反応を確かめながら、ゆっくりと説明に戻った。
「皆様はルルドの聖水をご存知でしょうか? ルルドはフランスにある町のことなのですが、
そこの町には十九世紀半ば、羊飼いの少女が聖母マリアと出会い、奇跡の起こったとされる
泉があるのです」そこまで喋ると男は実際にその浄水器からコップに水を汲み、自分で一口
飲んだ。「その水はどんな病気をも治す力があるそうです。そしてわが社はその水の成分を再現
できる浄水器を作ることに成功しました。それがこれです」会場はいつの間にか静かになっていた。
「取替えカートリッジ二個お付けして、本来二十万円のところを、今だけ五万円で提供させていただきます。
奇跡の水がいつでも飲めて、五万円ですよ」
 会場の重たい沈黙の中で妙に浮ついた男の声だけが響くのであった。
 
次はレジで会計をするときになってはじめて、自分が財布を忘れたことに気づいたとき、お願いします。

703 :◆M4DV7mx8Q. :04/01/26 16:41
「お会計、一万八千五十七円です」
またやってしまった!
いつも、必要なものだけを買いなさい、というある種の自己暗示をかけながら買い物をしているにもかかわらず、
なかなか体が暗示にかかってくれないのだ。
困り果て、ちらりとアルバイトとおぼしきレジ係りの方に視線を向けてみる。
彼女は私を見るでもなく、こすり合わせている手で手持ち無沙汰を表現している。
私は渋々使い古されたようなハンドバッグをまさぐる。財布には雀の涙ほどしか入ってないはずだ。
もしかすると、金額が足りずに辱めを受けることになってしまうかもしれない。
それにしても片付いていないバッグだ。いくら探しても出てきやしない。
消費者金融のポケットティッシュー、板ガムの包み紙、そしてタバコとライター……。
視線をレジのほうに向ける。彼女は早くしろといわんばかりに人差し指を机に打ちつけている。
私は思い切って、叫び声を上げてみた。
「財布が……財布がない!」
周りの視線が一様にこちらを向く。レジ係の店員、レジを待つ人々、そして向こうで品定めをしていた人までもが、
私の狂気的な叫び声に反応し、同情と憂いをこめた視線で私を見つめている。
私の後方で順番待ちをしていた七十過ぎくらいの老婆が、ほとんど聞こえないほど掠れた声で言った。
「あのさ……忘れてきただけなんじゃないのかい?」
その言葉とともに、私は記憶を手繰り寄せた。家を出た時間、そのときの天気、そのときの情況……
分かった。
財布をダイニングテーブルに置いておいたまま、愚か者な私は家を出てしまったのである。
人間という種族が一段階退行してしまったかの如く、私の顔は真っ赤になった。
「すいません……何でもありませんでした……」
人々の視線が一様に私を愚弄するものに変化した。横のレジに並んでいた老人は、爆笑したまま天井を仰いでいる。
私を待ち続けたレジ係の女性は、あまりのお粗末さに呆れ返ってしまったのか、目を丸くして珍しいものでも見るかのように視線をうろうろさせている。
食品売り場の空気は平静を取り戻しつつあり、私だけが、ヘリウムガスを詰められた風船のようにぷかぷかと食品売り場を漂っていた。

次は「流れ行く川と時代」でお願いします

704 :初心モノ:04/01/27 00:50
ここに一つの川が流れている。太古の昔からこの場所を流れている川だ。
時の流れに翻弄されるように、その流れ方は幾度となく変化し続けている。
しかしその本質は変わっていない、確固として自然の法則にしたがっている。
人々もまた時の流れ、時代の推移に翻弄され変化し続けている。
あるときは憎み合い、殺し合い、あるときは協力し、助け合った。
それでもその本質は変わっていない、なぜなら人は自然の法則に組み込まれているからだ。

次は「雷」でお願いします。

705 ::04/01/27 23:05
ほんの一瞬のするどい光の少しあとにおだやかな低い音がとどく。
雑踏のざわめきにも似た、けれどもっと厚みのある、あたたかい音。
神鳴り、神が鳴らす音。
われは神なり─そう聞こえる。
確かにここにいる、と。

次は「桜が散る木の下」をおながい。

706 :偽物 ◆wY.7vOSg46 :04/01/28 23:04
 それは、明るく暖かい、ある日の昼間だった。
 幼かった彼をここまでダメな人間に育て上げた立派な小学校の狭苦しい中庭に、
男は立っていた。
桜並木が長年丁寧に手入れされてきた狭い土手のふもとに窮屈そうに
止められた教職員や来賓客の車が、ピンクの花びらのシャワーを浴びている。
 授業中らしく、中庭には無精髭の伸びたこの男以外は誰もいなかった。
いるのはただ、ブンブンうるさい蜜蜂と、蚊と、桜の木にしがみつく毛虫など、男にとっての
害虫だけだった。
 まぶしい太陽の光を、ゆっくり流れてきたひとつの雲が覆い隠したが、彼がフケのたまった
皮脂だらけでベトベトした鬱陶しい輝きを持つ髪を何度か掻き揚げるうちに、
再び日の光をその頭に注いだ。
 男は目を細め、桜並木の、日傘代わりに使うにはあまりにも頼りなく見えた
大きな影を目指して肩をゆらしながら進んだ。頬骨に浮かんだ濁ったにおいのする汗が、
一本の桜の木に白い光を奪われた時、臨時に設けられたまま定着している駐車場に降り注いでいたのと
同じ桜の花びらが、男の上にも静かに舞い降り始めた。
 ランダムに彼の体を照らす木漏れ日も、全身の毛穴を自らの脂汗で詰まらせて
しまっているこの男にしてみれば、肌にまとわりつく花びらや、素早く飛び回って
予測不能な動きをする害虫ども同様、決して美しくなどなく、むしろ小さな災いに見舞われていると
感じざるを得ない、嫌なものだった。
 小さな土手に上がり、柔らかい土を踏んで足を埋められながら、
特に太い一本の桜の木に近づいた。その時、向かいの校舎の中で、
窓越しに男の存在に気付いた女子児童が、あわてて教室のカーテンを引いた。
 「お前はどうしてこんなに大きく育ったと思う?」
彼は幹に手を触れながら、独り言のようにかすれた低い声でつぶやいた。
頬の汗が髭の中に垂れ込んだ。
それまで感じていた自らの茶色いにおいに混じって、土と瑞々しい植物の香りが、至極かすかにだが、
彼の鼻の奥を刺激した。

707 :偽物 ◆wY.7vOSg46 :04/01/28 23:05
不安定な斜面に、倒れるようにひざまずく。幹に合わせていた手のひらが、
木の強靭でざらついた皮でこすれて多少傷ついて熱くなるのを、男は感じただろう。
 そこへ、不審者が入り込んでいるとの連絡を児童から受けた職員が、がっしりとした体格の
用務員と共に、男の元へ駆けつけた。
「ご用でしたら受付へお願いします。でなければ警察を呼びますよ」
男はその言葉に、何秒か遅れて反応した―それまで、ただ桜の木に手のひらを当てて膝をついていた。
「そうしてください」相変わらず、人と話すためにあるのではなさそうな声で、静かに言った。
「この木の下に、私の先生はまだいますか?」
二人は眉を潜め、顔を見合わせた。それを見た男は何度か小さくうなずいて、またつぶやいた。
「そうですか。ならば、彼女に持たせたナイフが私の首を掻く前に、どうぞ通報してください」
 土手の柔らかい土は、その長い年月の間に、思い出やヒステリックな女教師の怒鳴り声と共に
男の過去を含む様々な物を分解し、この、健康な心を持つ人ならば美しいと感じるであろう
桜の木を育ててきた。後に残ったのは、何十年か前は筋肉と血液に囲まれていた炭酸カルシウムと、
プラスチックの柄のついた鋭く薄い鉄板、そして彼の当然背負うべき運命と後悔だった。
 それが土手の中から取り去られた後も、この日の朝と同じように、桜並木を美しいと
感じることのできる子供達の上に、全て散り、消えるまで桜の花びらを降らせ続けるのだった。


次、「バナナの皮が固くて剥けないけど幸せ」みたいのお願いします。

708 :偽物 ◆wY.7vOSg46 :04/01/28 23:06
(川´_ゝ`) ひえぇ、長くてごめんなさいだよぅ・・・・・・。

709 :初心モノ:04/01/29 01:09
 バナナはまだ青い時に食べるのが僕の習慣である。
世の中には栄養的にとか健康のためにとか言って、バナナは熟成させて―つまり腐らして―食べる人もいるそうだが
僕はそんな風にして食べることはできない。人にはそれぞれ好みというものがあるのだ。
だいたい僕は健康のことを気にしてバナナを食べたことなんて、一度としてない。
純粋に「ただバナナを食べたいから食べる」それだけなのだ。
まぁ、確かに青いバナナを食べるにあたって苦労することもある。その皮のむき辛さがそれだ。
みかんの皮以上、りんごの皮未満といったところか。
しかしそういった問題もたいしたことではないかもしれない。
というのも、始めに言ったようにバナナを青いときに食べるのは、自分の習慣であり、好みなのだから。

次は「万馬券が当たり、歓喜する人。有り金全て無くしてドン底の人」 お願いします。


710 :アサピー:04/01/29 02:48
ヤタ!マンバケン アタタヨー!!
グアア・・・ゼンザイサン ウシナタヨー。ウエーンデチ

ツギノオダイ
「テロニ ソウグウシタ チュウボウ」
「ファミコンウォーズ ガ データゾー♪」
「コイツハ ドエライ シミュレーション♪」
「ノメリコメ!!」
「ノメリコメ!!」
「ノメリコ(ry」

711 :名無し物書き@推敲中?:04/02/05 13:56
ファミコンウォーズ。
幼い頃にCMを見た記憶がうっすらと残っている。
二列に並び、マラソンをする軍隊。
統制の取れた、独特の軍靴のリズム。
そして発せられるかけ声。
「ファミコンウォーズがデッタッゾー」
もの凄いインパクトだ。

次は「遅刻」でお願いします。

712 :名無し物書き@推敲中?:04/02/12 23:49
「遅刻」
 男は心地の良い脱力感にまどろんでいる。ぬくい布団の中でまどろんで、
意識は回復しているのに目は閉じたままだ。
 と、パッと目を見開いて男は跳ね起きた。それまで彼を包んでいた布団が
勢い余って豚の目覚まし時計にかぶさる。それを剥ぎ取って、男はしばらく
思考を止めた。針が、短針も長針も真上を指している。
 男はすぐさま寝巻きを脱皮し、抜け殻を捨て置いた。かけてあるスーツの
ポケットから携帯電話を出し、まず会社に連絡をと二つ折りの課長を開く。
だが間の悪いことにバッテリー切れだった。
―――とにかく出社しなければ。
 思うが早いか男はいい加減にスーツを着て部屋を出ようとし、しながら
家の鍵をかけるためポケットに手を突っ込んだ。そこで今度は動きを止めた。
 男の二本しかない腕がババッと四本になり、よれよれのスーツの各ポケット
を叩き探る。顔を八方に回しながら男は玄関に背を向けて、部屋を探り始めた。
 豚は十二時六分を指して、布団に転がっている。

# 描写スレ初めてだけど、こんな感じでいいのかな?
次「皇帝」でお願いします。

713 :ひの ◆W2Z6LpgaXA :04/02/14 13:34
 熱に浮かされたように頬を上気させ、ピッチを見つめる少年の
目に、彼は時に、縦横無尽に天を駆け巡る悍馬であり、また優雅
に神遊びする踊り手であり、全てを包み込む偉大なる父性であり、
まばゆい光を放つ唯一無二の存在であった。
 彼の一挙手一投足にスタジアムは一個の生き物のように合一し、
轟音を上げながらうねり、きしみ、身悶えする。それはまるで八
万弐千もの群集が彼への愛を叫び、彼とひとつになれない事を怨
じているようで、それは彼と共に歓喜の歌を歌う祝福された球形
へと吸い込まれて、救われるのだ。
 ――皇帝。彼はまさにその時、世界を統べる皇帝であった。


 難しい。精一杯。
次「背中」で。

714 :偽物 ◆wY.7vOSg46 :04/02/15 22:24
 体が小さく気も小さいシズは、長身でがっしりしたハリーの背中に憧れていた。
たまたま席がハリーの後ろだったので、授業中に彼女の目に映っているのは
主に黒板より、その大きな背中だった。右手に軽く持った鉛筆はノートに字を書く為ではない。
要するに、先生からの余計な指図を逃れる為だった。
 椅子の背もたれで多少隠れているハリーの背中に、癒しの力を持つ彼の笑顔と
さっぱりした優しさがダブって、頬杖にもたれるシズの顔と瞳に輝きがともった。
 中学の頃から男友達ばかりで恋人がいなかったシズにしてみれば、
ハリーの背中は立派な恋の始まりだった。
 彼女は現在、独り身。15歳にして結婚を考え始めた。

(メ´_ゝ`)  ノンフィクションだけど一応描写しましたと言ってみるテスト。
次「無免許運転チェイス」お願いします。

715 :名無し物書き@推敲中?:04/02/26 00:50
描写しやすいお題を出したほうがよくない?

716 :名無し物書き@推敲中?:04/03/16 22:26
後悔しても仕切れない過去。若気の至りの一言で済ますには余りにも罪深い。
自分の欲望に素直すぎた日々。

逃げ切れると思っていた。それだけの自信があった。
隣には彼女が居た。彼女は笑っていた。
俺も笑っていた。その場のスリルに酔っていた。

その瞬間、世界は闇に包まれた。


717 :名無し物書き@推敲中?:04/03/16 22:41
>716
次のお題は?


718 :どっかのスレのby79@ポエム板:04/03/18 19:20
初挑戦。

「若気の至り」で済ますには余りにも罪深くて。
後悔しても仕切れない過去。

その時、僕は間違いなく酔っていた。
スピードのみがもたらしてくれる独特のスリルに。
彼女は笑っていた。僕も笑っていた。
ルールを破っているという罪悪感なんて全くと言っていいほど無かった。

サイレンが聞こえたような気がした。
そこから先は真っ白。気が付いたら見知らぬ天井を見上げていた。

どう?自信ないなぁw

719 :どっかのスレのby79@ポエム板:04/03/18 19:21
ちなみに716は俺。推敲してもう一度カキコしてみた。

次のお題は「愛国心」で

720 :名無し物書き@推敲中?:04/03/18 21:09
だからそんな抽象的なものをどう描写することを期待してるんだか

721 :名無し物書き@推敲中?:04/03/19 17:42
お題で小噺書くスレじゃねーんだぞ

考えてお題出せよ

722 :名無し物書き@推敲中?:04/03/20 05:57
戦闘機に乗り込んだ男たちの心の中には、ただひとつの文章が踊っていた。
それは出発前からして既にそこらじゅうに響き渡っていた言葉でもある。
世界から見れば小さいこの日本という国に、彼らは命さえも投げ出すことができる。
(お国のために頑張ります! お国のために!)
仲間の戦闘機が吹き飛び海に落ちていく様を見、それでもなお立ち向かう。
これは決していやいややっているのではない――少なくとも私は、だ。
失うものはもはや何もなかった。
だが、「これで最後」と思うと同時に、ふと脳裏にわが国である日本が浮かぶと、
彼の目から涙があふれ出した。


事足りる。
次「タクシーに乗っている男」

723 :名無し物書き@推敲中?:04/03/20 06:42
独特の匂いがする閉塞された空間に息苦しさを感じ、男は小さく咳をする。
沈黙を裂くその音に顔を上げた運転手と、その気配を感じて同じように顔を上げた男の視線が、不意にミラーの中で衝突した。
運転手は取り立てて気にもしなかったようだが、男の方は何故か慌てて顔を窓の外へと逸らしてしまった。
一息つく間もなく、ごちゃごちゃと鬱陶しい街の景色が男の意識を占有し始める。
あらゆるものが遠く近く通り過ぎて、中々視点を定められない。
再び訪れた理由の無い息苦しさに耐えかね、男はネクタイを緩めようと右手を持ち上げる。
突然車が速度を落とし、反動が男の上半身を揺らした。
持ち上げた右腕が顎に当たる。
指先にざらついたものを感じ、そのときになって初めて、男は今が夕方であることを思い出した。

初挑戦。自信無いっす。

次「深爪」

724 :名無し物書き@推敲中?:04/04/02 14:10
風呂上がり、家族全員に聞いても爪切りの在処を知らなかったので、必死に二十分間ほど探しまわり、
結局見つかったのがタンスの下だった。
半月が綺麗に出ている。ただ、空にでなく私の爪にだ。
左手の爪を親指から小指まで全て切り終わり、さあ右手を切ろうと思ったはいいものの、
私は右利きであり、左手で物を持つのは容易な事ではない。
ぷるぷると震える頼りにならない左手で爪切りを固定し、ゆっくりとヤスリの付いている金属製の板に力を入れていく。
爪切りに力が伝わっていき、爪切りに付いている二枚の刃はゆっくりと距離を縮めていた。
その時だった。不意に妹に
「お姉ちゃん」
と呼ばれてうっかり、固定していたならば行き得ない場所で二枚の刃がくっ付いてしまった。
その痛みが神経を通り、脳へ電気信号が伝わるのに時間を要する事は無かった。
「…………………ったぁーっ……。」

次「バナナの皮で滑り、豆腐の角で頭打って死ぬ」

725 :バナナの皮:04/04/08 22:04
わずか数センチの段差が男の運命を狂わせた。

つま先を襲ったわずかな衝撃とともに、バランスを失った上半身だけが前へと傾ぐ。
己の身に起こった事態を把握する間もなく、男は半ば条件反射のように右足を踏み出した。
が、体勢を整えるはずのその足が地面をとらえることはなかった。

ぐにゃり。
(……あれっ)
靴底を通して伝わる感触が何なのかを確かめる間もなく、どうにか持ち直しかけていた体勢に奇妙な
ひねりが加わった。
予測不能のまったくの不意打ち。
足払いを喰らったように倒れこんだその視界の端に黄色いものが映った次の瞬間。
―――がごっ!
脳天を揺さぶるようなショックとともに男の身体がアスファルトに転がる。
頬を濡らす生温かな感触と、視界に広がるおびただしい赤。
(そっか、あれバナナだったのか……カッコわる)
胸の奥で自嘲しながら、車の荷台から降ろしたばかりのダンボールに書かれた文字を男の目が追う。
遠のく意識の片隅で、男は自分がたった今頭からそこに突っ込んだことを知った。

〜特撰絹ごし豆腐<雅>   (株)シマダ冷凍〜

それが、彼の見た最期の光景だった。

726 :バナナの皮:04/04/08 22:07
次は「隣人の思いがけない本性」でお願いします。

727 :隣人の思いがけない本性:04/04/09 00:10
偶然、本当に偶然だ。
今後もし頼まれるようなことがあっても、私は同じことを繰り返しはしないだろう。
もちろんそれは「何を見たから」でもなく、私自身に対する後ろめたさから、だが。
しかしそれを言い訳にしても、あれの異常さは常軌を逸していたに違いない。

それは、本当に偶然だったのだ。
その日に限って勝手口から我が家へと入っていく私と、
その日に限って裏手の窓を開け放しにしていた隣人と、何の因果関係があるだろう?
そして、そこから垣間見える若い男の後姿へ、興味を示さなかった女がいるだろうか?
ただでさえ彼は、昼下がりの暇な主婦の情事に対する思いを掻き立てる存在だというのに。

好奇心に勝てなかった私は、彼の日常を覗くことで快楽が得られるものだと思い込んでいた。

「ゆーかちゃん!ゆーかちゃん!」

まさかそこにおぞましい光景があると、誰が想像できただろう?
私にできることはただ、もう勝手口を使うまいと決心することだけだった。

----------------------------------------------------------------------

次、「懐メロを聞く女」でお願いします。

728 :待つ女:04/04/18 04:35
それはまったく偶然、取引先との会合の帰りに先輩の佐伯さんのク
ルマに乗せてもらえたときのこと。
「児島くん、確か同じ方向だよね、途中まで乗っていく?」
アメリカの有名大学でMBAを取り、社内ではバリバリのやり手と恐れ
られている彼女だが、気軽の声をかけてくれた。

「ごらんあれが竜飛岬、北のはずれの・・・」

エンジンをかけたと同時にスピーカーから流れ出した石川さゆり。
「あっ」
彼女は慌ててスイッチをオフにした。驚いたのは私も同じだ。
しばらくして彼女の操作によって、モーツアルトの協奏曲が上質な
オーディオシステムから流れた。取引先や最近のニュースの話題で
会話を続け、小一時間ほどで私鉄駅に着いた。

礼を言って降りようとする私の目をまじめな顔で佐伯さんが見詰め
ている。いたたまれず何か言おうとする私に、ニコッと笑い顔にな
った。会社では見たことの無い笑顔だった。
「ねえ、さっきのナイショネ。」
「あ、ハイ。」
「それじゃあオヤスミ。」
「ありがとうございます。おやすみなさい。」

その日からあの笑顔が目に焼き付いている。そして報われそうも
無い想いが少しづつ膨らんでいるた。

729 :待つ女:04/04/18 04:43
ミスタイプスマソ。

  気軽「に」声をかけてくれた。
  膨らんでいる。


いろいろな物語のイメージが湧くようなひとコマを切り取ったつもりです。

次のお題は「花粉症の女」


730 :花粉症の女:04/04/18 17:12
 春になると、彼女の目は真っ赤になる。
 部屋にいても、ベランダにいても。 二人の時も、そしておそらく一人の時も。
「この季節は仕方ないのよ」彼女は泣きながら笑う。「花粉症だから仕方ないじゃない。 鬼の目にも涙よ」そう言って僕の額をこつんとやる。 本当はこつんとして欲しくはないんだけれども、まぁ我慢しよう。 この季節だからね。
 だけど今日は特にひどい。 昨夜からずっと涙が止まらないみたい。 部屋中のくず入れがティッシュで溢れかえっている。 だから今日の彼女は目だけじゃなく鼻まで真っ赤だ。
「やだ、ひどい顔・・」そう呟くと彼女は鏡に向かい、何とか誤魔化そうと努力する。 僕には無駄な努力にしか見えないけれど。 どんなに頑張っても腫れた目の周りは誰が見ても解るって・・ それよりも時間は大丈夫なの? 今日は大切な日でしょう?


731 :花粉症の女:04/04/18 17:13
 時計が9時を告げると、彼女も気づいて慌てて立ち上がった。
 今日の彼女の服はワンピース。 それもまるで烏の様な色をしている。 僕とお揃いだけど、ちっとも似合ってない。 普段のように綺麗な色のTシャツにジーンズの方がずっと良いと思うけどな。 それに髪もそんな風に束ねない方が似合ってると思うけどね。
「じゃあ・・・行ってくるね、クロ。 お留守番しっかりしててね。」
そう言うと彼女は玄関の方へ歩きかけて、ふと止まった。 そして鏡の前に戻ると4年間ずっとそこに有った眼鏡を取り上げてハンドバックにしまい込んだ。
「じゃあ、行って来ます」
そう言って彼女はわざとバックを振り回しながら部屋を出て行った。 いってらっしゃい。
僕は起きあがって背伸びを一つすると、鏡前に飛び上がった。 鏡の前にはいろんな色の瓶と彼女の長い髪か絡んだ櫛、そしてちいさなフォトスタンドが一つ。
スタンドの中には幸せそうに笑っている彼女と、あの眼鏡をかけた彼の写真。
 君が居なくなってから今日でもう4年。 君は悪い人だ。 彼女を残して逝ってしまうんだから。 あれから彼女はずっと病気だよ。
 今夜もきっと彼女は泣くんだろうね。 で、また僕に言い訳して「こつん」ってやるに違いない。 全く、君のせいで良い迷惑だよ。 おかげで今日は僕のトイレも掃除されてないし、朝御飯ももらってないよ。 全く君のせいで・・・
 でも仕方ないね。 この季節だから。 我慢我慢。
 それにしてもお腹減ったな・・・・

 描画スレ初めてですがこんな物で如何でしょうか?
 なんか激しくスレ違いのような気もしますが(^_^;

 次は「犬の遠吠え」でお願いします。



732 :犬の遠吠え:04/04/19 02:11
逃げようとする鈍色の月を、行かせまいと君は啼く。
夜の底に囚われた自身はあそこまで翔ける翼を持たないから。
その身を覆う哀傷を、ひたすらに募る恋情を、横たわる闇に滲ませて。
この声がどうか、静寂に搾り取られることなく届くようにと、
ただ願って啼き続けるのだった。


描写……なんでしょうか。むむ。

次は『シャボン玉』でお願いします。

733 :待つ女:04/04/19 04:50
次に佐伯さんと二人で話したのは、車で送ってもらった日の
二週間ほど後だったかな。午前中に商談がすんで、隅田川を
見下ろす明るいレストランで昼食をとった。眼下には春の
日差しにほころびかけた桜と遊んでいる子供たちが見える。

「児島君の資料がしっかりしていたから、うまくいったわ。」
「そんな・・・、佐伯さんに誉めてもらえるとうれしいです。」
「ホントなの。あなたは営業企画課でできる人よ。この仕事で
児島君を指名したのは私なの。」
「またー。でも、経営企画の佐伯さんにそう言ってもらえると、
なんかうれしいです。」

ふと彼女の視線が窓の外を泳いだ。
視線の先に目をやると、虹色に輝く小さな玉が風に乗って飛んで
いる。レストランの窓辺に迷い込んできた小さな輝きは、頼りな
げに揺れて流れて戻って、止まったかと思うと小さな飛沫に弾けた。
しばらく彼女の視線はもう何も無い空間を見詰めていた。

「シャボン玉ではじけちゃいましたね。」
その言葉で我に返った彼女が、少し間を置いて言った。
「そうね。」
「・・・・・」
「シャボン玉って儚いからキレイなのかなあ。」
「・・・・・」
「ワタシなに言ってるんだろ。さ、行きましょうか。」

水面は輝き、子供たちのはしゃぐ声が聞こえている。
私は彼女のことをもっと知りたくなっている。

734 :待つ女:04/04/19 04:50
次のお題は、エレベータの二人、でお願いします。

735 :名無し物書き@推敲中?:04/04/19 14:22
どうでもいいんだけども、テーマで小節書くスレじゃないですよ。
あくまで描写するスレですよ。

736 :名無し物書き@推敲中?:04/04/26 10:23
真ん中に線が入っている灰色にくすんだ扉がゆっくり左右に割れて
目の前に、正方形の暗い空間が広がる。
気温が低いその中に、最初に足を踏み入れた僕は右側端に立って
階数が表示されたパネルの見据えた一番上に人差し指を伸ばす。
四角いプラスティックを押した柔らかな感触が指の腹に伝わり
8の文字がオレンジ色に灯った。
足の裏から腹に低い振動が伝わり、
二人きりの空間が緩やかに上昇を始めたのが分かる。
反対側に立っている彼女の肩に腕を回そうとして、届かない事に腹を立てた。
「なにもそんなに離れることないのに」
せっかく二人きりなのに、と目の前で点灯を変えていくパネルを睨み
焦燥感と現況に身を堅くしている彼女にため息をついた。


次 学校や職場から家路を辿る最中の風景 でお願いします。

737 :名無し物書き@推敲中?:04/04/26 10:30
一週間レス無し撲滅age

738 :名無し物書き@推敲中?:04/04/27 12:41
駅から出ると、そこには見慣れた景色が広がっていた。
都心のように天に向かって居るような高いビルもなく、かといって田んぼや畑が広がっている訳でも無く
しいていえば「住宅街近くの駅前」といったところだろうか。
目の前のロータリーには数十台のタクシーが並んでおり、
バス停には、今の私と同じように自宅へ向かうであろう草臥れたサラリーマンが数人並んでいた。
ただぼんやりと立っている者、家族とだろうか?携帯電話で電話をしている者、仲間同士で会話をしている者。
全く別々のことをしていた人間は、バスが到着するとともにその中へと吸い込まれていく。
そしてその大きな「バス」という名の箱は、排気ガスを吐き出してその場を離れていった。
なんていうこともない、毎日繰り返されていることだ。
私は興味無さげにそれを横目に見ながら、駅に背を向けて歩き出した。
目的地は自宅である。ここから10分もかからずに帰れる距離な為
タクシーやバスを使う必要はない。
ゆっくりと歩き出す私の横を、数人の女子高生が
丈の短いスカートを風に舞わせながら走り去っていった。
見たいテレビでもあったのだろうか?焦るような声と共にすぐにその姿は見えなくなる。
若いねぇ、と酷く年寄り臭い感想をその様子に抱きながら、私は携帯電話を取り出した。
アドレス帳から家の電話番号を探し出すと、通話ボタンを押す。
機械音を耳で聞きながら、私は歩みを進めていった。
耳元で鳴る機械音は直ぐに止み、かわりに愛らしい愛娘の声が聞こえてくる。
もう直ぐ帰るよ、そう私は電話の奥の娘に語りかけると
街頭と家々が放つ光を頼りに暗い夜道を通り過ぎていった。

次のお題、「鳴り続ける携帯電話」でお願いします。

739 :名無し物書き@推敲中?:04/04/27 16:15
電子音。鳴りやまない。耳に突き刺さるような。
新品買えばついてくるデフォルトの単一音階、とてもじゃないけど
着メロやら着トークなんてしゃれたものではなく、ひたすら甲高い信号音が
一定の間隔をおいてわめきたててるだけ。どうしてこういう気に障る音なんだろ、
誰が望んだわけ、大体こんな音にする必要なんかあるの? 部屋のどこにいても
たちまち耳について、あとは自分で手に取って止めるまで離れてくれない。こっちが
何をしてようと割り込んでくる。せっかくの集中はこなごな、いい感じの会話は途切れる、
思いついたアイディアは忘却の彼方にすっ飛んで、降ってわいた注視の中に残るのは
ひたすら鼓膜をつんざくような電子音。いやわかってる、もともとそういう効果を狙って
設計された音だっていうのは知ってる、別にこの音に限らなくても、洗濯機の終了音とか、
電子炊飯器のビープ音とか、大事だよね、要するにできるだけすばやく、確実に人の注意を
引きつけるための音で、ああでもやっぱり苛々する。鳴り続けてる。耳の底が
びりびり震えている。わざとやってんのって気分になってくる。なんでこう脳ミソの
底のざらついた辺りに残る音を出すわけ。最近じゃ目覚まし時計だってもうちょっと
愛嬌のあるサウンド使ってるっての。あ、なんだか回線の向こうにいる奴の声みたい。
人のことなんか全然考えないでさ。自分のことだけ。ねえ聞いて無視しないで構って構って。
ばーか誰が聞いてやるかっての。そんなことを考えてるうちにも音は鳴りやまず、
目の前に置かれたちっぽけな機械はやっきになってせわしなく明滅している。ずっと。

次は「氷水」でお願いします。

740 :名無し物書き@推敲中?:04/04/27 22:58
ステンレス製のボールに製氷皿からあるだけの氷を入れた僕は中に水を張る。
沢山の氷とたっぷりの水で重みを増したそれを苦労して流しに置いた。
そのまま椅子に腰掛けてじっと見つめる僕の顔が
奇妙に歪んで写る表面に一つ二つの露が浮かび始める。
見つめ続けると連なった水滴はどんどん増えていく。
一粒一粒が盛り上がり重力に負け滴るほどになってから
ようやく満足した僕は腰を上げて氷水に食塩とビールを突っ込んだ。

次「食欲」でお願いします。

741 :名無し物書き@推敲中?:04/04/28 13:58
見据える視線の先で、いい匂いの湯気が誘うように立ちのぼる。
鼻孔を刺激する、原始的な快楽の予感。
理性も抑圧も、自己の存在すら介在ない、むさぼるような至福の予兆。
それはすぐそこにある。
知らず知らずのうちに腰が浮きかけている。慌てて座り直す。
口腔いっぱいにじんわりと唾液が溢れてくる。濡れた歯がかちかちと微かな音をたてる。
ああ、もう抑えきれない――
その瞬間、待ち望んだ啓示が高まる欲望を解き放った。

「待て、待て…よし!」
「あー! おかあさん、また食器ひっくりかえしたよぉ」
「…相変わらず食べっぷりいいわねぇ、うちのポチは」


お粗末でした。描写に…なってますでしょうか?
次は「少し緩くなった指輪」をお願いします。

742 :名無し物書き@推敲中?:04/04/28 14:18
レス増えてきた?age

743 :名無し物書き@推敲中?:04/04/28 17:09
にごらせ馬茶の女はどうして腰前後に振らんのだろか?

744 :名無し物書き@推敲中?:04/04/29 18:11
「少し暖かくなった指輪」って何なのだろうか。意味がわからない。
別の題にしないか? きっとこのまま硬直するぞこのスレ。

745 :名無し物書き@推敲中?:04/04/29 20:59
えーと、ネタだと思うけど、突っ込んどくと、あ、やっぱいいや。

746 :名無し物書き@推敲中?:04/04/30 10:04
ええと>741の者です。スレ硬直はいやなので、自分で書きます…

・少し緩くなった指輪
 膝の上の左手に、ふと目が行った。
 薬指の付け根に見慣れた銀色が光っている。年月を経て、少しとろりとした
優しいつやを帯びたきらめきである。揺れる吊革を捕まえようとするとき、繰
った書類の端を押さえるとき、喫茶店の伝票に手を伸ばすとき、日々の営みの
折々に、この小さな光が私の傍にあった。
 こうして改めて見るのは何年ぶりになるか。懐かしい日々が甦り、手を持ち
上げてつくづくと眺めた。右手の人差し指でそっとつついてみる。と、微かに
ずれるような手応えがあった。少し緩んできているのだ。
 指先でつまんで動かしてみた。最近とみにたるんできた皮膚に引っ掛かりつ
つ、銀の輪は短い距離を上下する。幼子が大きな木の周りで戯れている絵が、
脈絡もなく脳裏に浮かんだ。長年こすられ、擦られて、暖かみを増した光が指
の間で揺れている。少し力を込めた拍子に外れそうになってしまい、慌てて元
の位置に押し戻した。まだまだこれを手放す気はない。
 車掌の声が駅名を告げ、私は立ち上がった。今日は銀婚式である。

・おまけ 少し暖かくなった指輪
 ハンドバッグを押さえた手に、ふと目がとまった。
 さっきまでコートのポケットに入れていた左手は心地よくぬくもっている。
その薬指の辺りに、ぽっと小さな火のともったような熱を感じた。間近で眺め
てみて、気がついた。指輪だ。小さな輪に身体のぬくもりをとどめ、暖かな重
みとなってことんとそこに嵌っている。ふいに、骨まで沁みとおるような、小
さいけれど確かな暖かさを覚えた。
 この齢で、と苦笑して顔を上げる。ちょうど改札を抜けてきた夫が、私の姿
を見つけて手を振った。


これじゃ描写じゃなくて小咄ですね…出直してきます。
次のお題は簡潔に「木のテーブルの上のワイングラス」で。良くなかったら
次の方が決め直してくださいです。

747 :名無し物書き@推敲中?:04/05/04 22:49
何かと限定しないほうが良いよ。

ワイングラスならワイングラス、木のテーブルなら木のテーブル
だけの方が描写に幅が出る。理由はわかるよな?

木のテーブルの上のワイングラス、という時点で幅がぐぐっと
狭くなる。ま、木のテーブルの上のワイングラスでもできないことは
ないが、つまらんお題である事は確か。



748 :名無し物書き@推敲中?:04/05/04 22:51
テーブルがある。上品な黒檀製の。
その上にひとつ、グラスが乗っている。中身のない、ワイングラス。

これで満足かい?

749 :名無し物書き@推敲中?:04/05/05 02:06
>746
よかったです。

750 :名無し物書き@推敲中?:04/05/05 14:00
>>747
ハゲ同。

>>748
どうせなら次のお題も出してくれないだろうか。
このままでは完全にスレが硬直してしまう……。

751 :748:04/05/05 18:07
次のお題は「子供の日」で。風景でも何でも好きにすれ。

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