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遠藤周作

1 :吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 00:52
「深い河」の終わり方は、みなさん、どう思いますか?

2 :吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 00:57
それまでは別になんともなかったのに、突然涙が出た。>終わり

3 :吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 03:08
このスレ、いきなりおわっとるぞ(藁

4 :吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 03:20
マルグリットたん萌え〜(ごめん、ホンとにごめん)

5 :吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 04:09
おバカさん

6 :吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 05:49
私が棄てた女を読みました。
涙が出ました。何故なんだろう。

7 :吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 12:23
>1
をを昨日偶然読み返した本だ。
私はあのラストは「ほえっ?」って感じでした。もちろん作者のほうは
それを狙ってたんでしょうけども、大津という青年の生き方は一体何だった
んだよ?と何だか釈然としなかったです。
でも途中の大津の手紙の「玉ねぎ論」は、遠藤周作の考えてた
キリスト教観そのものだったんだろうなぁ・・・


8 :吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 15:36
>>5
「深い河」にもガストンって出て来るが、関係あるのかしらん?

9 :吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 15:39
>>8
俺はインパールからの帰還兵への「救い」が
少し安っぽく感じたのだが

でも何度読んでも泣けるな〜、特に鳥サンの話が

10 :名無しの思想入門:2001/04/29(日) 12:49
『私が棄てた女』私も今読んでいます。
軽い小説だろうと思って読み始めたのですが、けっこう読ませる作品で遠藤周作って
すごいなぁと、いまさらながら思いました。主人公の青年のせこく弱いところとか、
人の弱さ、ずるさ、などうまく書けていると思います。

みなさんのお勧めの作品はなんですか。


11 :吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 13:03
>>10
私はとりあえず「白い人・黄色い人」「沈黙」「海と毒薬」から
遠藤文学に入りました。
特に「黒い人」のラストには大いに泣かされました。必読です。


12 :吾輩は名無しである :2001/04/29(日) 13:21
狐狸庵って韓国(コリアン)とかけてあるのかな?全然無関係
なのかな?ちょっぴり気にかかる春の午後でした。

13 :吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 13:48
きぬさやえんどうのすじのように遠藤周作が気にかかる

14 :竹中直人:2001/04/30(月) 22:00
遠藤先生の顔真似から始めてここまで有名にさせていただきました。

15 :吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 22:04
竹中直人氏の顔真似をされる周作先生のお顔をみてみたかった。

16 :吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 22:15
大変だぁ!

17 :吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 06:43
周作のギャグに北杜夫がすぐに食事を求めるので来た盛夫だというのがありました。

18 :吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 15:12
人は人の「代わりに」あるいは人の「ために」
苦しんだり時には死を選んだりすることがそもそも
可能なのか(そういう事が成立するのか)。
イエスはキリストなんで、
「あの方も苦しまれたのだから」
というのは理屈がとおらんのではないか。
遠藤ポール周作先生に代わって誰か答えてくれんかの。

19 :吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 15:26
遠藤周作は俗物だ。
彼の宗教観は実に陳腐だし、
社会問題に対するスタンスも、へどがでるほど陳腐だ。
何の新しさもなければ、発見もない。
発見のない小説のどこに価値があるというのか。
批評家がいちばんだまされやすい。

20 :吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 03:12
「深い河」は、さまざまな人の悲しみが
ガンジスに惹きつけられて行くという、
基本的にいい小説だと思うが、
魅力的なインド人が全く登場しないことや、
すばらしいのはヨーロッパ人の献身的なカトリック女性たちだけだ、
というような描き方とかが、
この作家のどこまでも白人崇拝者であることを感じさせ、
すっきりしない。

21 :吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 05:53
>>17
あったあった。

22 :吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 11:08
>>20
実は「家畜人ヤプー」を書いた沼正三の正体は遠藤周作だった
のです。沼は遠藤持論の「日本沼地論」の沼です。白人崇拝も
フランス仕込みのサゾ・マゾ研究の成果も、こちらの作品では
より正直に大胆に語られています。

23 :吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 15:02
遠藤周作の宗教観について陳腐であるとか斬新であるとか、
そういう読み方は基本的に意味を成さないと思う。

何故なら彼にとってキリスト教とは知識や教養ではないから。
私個人はクリスチャンではないけど、
身近にそういう存在がいたからよくわかる。
概して実際に神を信じている人達って、宗教観とか不自由なものだよ。
すごく限定された枠っていうのが彼らにはあるから。
敬虔なクリスチャンが神に対して論じることができることは、
絶対的な神に対して自分がどうあれるかということにおいてだけだと思う。
とりあえず、この未発達なキリスト社会に生まれた遠藤にとっては
そうだと思う。それが精一杯だったと思う。

その中で、
彼はクリスチャンであるにもかかわらず、
自分は日本人であるという「矛盾」に葛藤していたんだと思う。
その矛盾を感じたのはおそらくフランス留学のときだと思う。
確かに彼は白人コンプレックスであるけど、
それは神と同じ肌の色を持ち、そしてキリストという存在が
実に身近に同質なものとしてというありうるという社会に対する
憧憬だと思う。
他の日本人の単純な白人崇拝とは根が違う。
そういう日本人としてのクリスチャンの苦悩について論じた
遠藤は滑稽ではあるかもしれないが、少なくとも陳腐では無いと思う。
そういう観点からキリスト教を論じた人いましたか?

うまく言えないから、今かけるのはこれが精一杯。
でも私は何故彼が白人に対してどうしようもなくコンプレックスを
抱いてしまうのかは理解できる。
何故日本人という存在に近親憎悪を感じてしまう経緯がね。
それはあまりにもキリスト教と、日本人社会とが異質だから。

マジレスごめんヨ。


24 :吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 16:16
>>18
>「あの人も苦しまれたのだから」というのは
>理屈がとおらんのではないか

遠藤は、イエスを、あくまでもひとりの「人間」として描いています。もちろん、ご存じとは思いますが、イエスという青年は実在の人物です。
それに、遠藤の中のイエスは、決して奇跡を起こしたりしないし、復活さえしない。
遠藤周作を語る場合には、たんに「キリストであるから」というあなたの理屈のほうが意味を為しません。

25 :吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 23:11
めずらしく?ここのレスは、素敵です。
やはり、遠藤氏がやさしくてステキな人物
だっただからでしょうか。
文は人だもん。(単純レスでゴメン)

26 :吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 23:26
>>25
ゴミレスつけるな。
死ね!

27 :吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 15:17
>>26
なんていうこと言うんだ
このバカ
もっと広い心を持ちなさい

28 :吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 20:38
>>26
ありがとう。
・・でなくてゴミレスでしたか。
たしかに。




29 :吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 22:49
「私が棄てた女」、昭和30年代の作品だけど、
今出てる版では「トルコ風呂」が「ソープ」に書き換えられてる・・・
遠藤自身の責任かどうかは別にして、これはひどい!

30 :吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 00:06
>29
トルコ大使館から抗議が来たんだっけ?
どこの出版社から出てるやつ?
そういう、言葉にこだわりというか信念が無い出版社があるのは
哀しいねえ

31 :Miss名無しさん:2001/05/06(日) 19:52
遠藤周作、大好きです。
「女の一生(きく、さちこ)」を
高校生の時にはじめて読んで感動して今でも何回読んでも
涙が出てきます。
「深い河」を読んでますますインドに行ってみたいと
思うようになりました。


32 :吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 22:21
>>29
開高健の「ずばり東京」なんかそのまんまなんだけどね。

33 :我輩は名無しである:2001/05/06(日) 22:26
「沈黙」が面白かったです。

34 :名無しのオプ:2001/05/06(日) 22:38
つーか、あの時代の生の会話の中で「ソープ」という言葉が
出てくるのはどうみてもおかしいでしょ。>「私を棄てた女」


35 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 10:34
遠藤ファンが多いようで、申し訳ないが、
いったい何がいいのか、さっぱりわからん。
読んだのは「海と毒薬」と「沈黙」だけだけど、
その両者ともに不快な読後感だけが残った。

なぜか?
こう書けば、世間は納得するとかついてくるとか、
あんた、そんなふうに思ってない?
と、つっこみたくなる。

遠藤がそんなふうに思ってたか思ってないかはわからんけど、
そう思わせるのは思考が浅はかだからじゃない?

文学者なら、
もっと魂が揺さぶられるほど、考えろ。
吐くほど悩め。
要するに、考え込んでるポーズが気に入らない。

36 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 15:44
>>35
>こう書けば世間はなっとくする・・・
↑そんなら、「沈黙」がクリスチャンに批判している人がいるって事実は、いったいどういうこと?
それに、知らないと思うけど、「沈黙」は、文壇でも問題になったんだよ。大岡昇平が噛みついたんだよね。

まあ、百歩ゆずって世間がなっとくすることばかりを書いたんだとしても、遠藤自身はカトリック信者だろ?
教会に背く「真実」に目を向けたことは、注目されて当然で、なおかつかなり勇気のいることじゃなかったのかな?

君みたいな無知には、遠藤文学をどうのこうの言ってほしくないな。

37 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 15:58
遠藤周作ほど、「吐くほど悩」んだ作家はいないと思う。
「宗教」と「文学」、「カソリック信者」と「日本人」と、このふたつの大きな矛盾を内に抱えていたのだから。

最後の2行は除いて、36さんにほぼ同意します。

38 :吾輩は名無しである :2001/05/07(月) 16:07
>>35

『沈黙』のために、どれだけ遠藤が叩かれたか知らないのですか?
長崎では発売禁止にまでなり、海外ではこの作品のためにノーベル文学賞
の受賞を逃したのです。
そういった背景を知ったうえでの発言なのでしょうか?

39 :35:2001/05/07(月) 16:39
あら、いきなり立て続けにこんなに来るとは、すごいですね。
彼が宗教論争の引き金をひいた勇気は認めましょう。
でも彼の立場と作品は関係ないことです。
彼の悩み方はどうしても一般論を抜けてない気がする。
明らかに彼の作品は大衆向けです。それ以上悩めない大衆向け。
「海と毒薬」なんかね、特に。
あれを読んでしたり顔に、「社会の倫理観とは、、、。」なんて
言ってるのは、ワイドショーのコメンテーターぐらいにしてほしい。

>>38
ふん、ノーベル賞がいったいなんだというのでしょう。
そういうのを可哀相になんて感じさせる、こと自体腹立つね。

40 :吾輩は名無しである :2001/05/07(月) 17:07
まぁまぁ。作品と作家は一応は切り離して考えるべきです。
だから、作品を読んでもあまり感銘を受けなかったという>>35さん
の意見も感想として尊重されるべきです。また、私も遠藤作品には
通俗性があるというのは認めます。ただし、それは思慮が浅いため
に通俗的にならざるをえなくなった、とは考えません。むしろ、
日本でキリスト教者として生きる事の苦悩や矛盾を、キリスト教者
ではない多くの人々に伝える方便だったと解釈しています。

41 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 17:10
うん。36さんに私も同意。
別にあおるわけではないけれど、35さんは読みがちょっと
? な気がする。
もしかして、「海と毒薬」を「人体実験をするなんて人間と
して許せません!」というメッセージを書いた小説だと
思ってないですか? かつてこの小説が映画化されたとき、
まさにそういうメッセージの映画になってて、ショックだった
ことがある。遠藤周作はそんな「こう書けば、世間は納得する
とかついてくるとか」いかにもな人道主義をあの小説で
書いたわけではなかったんだよね。

42 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 17:21
「キリストの誕生」や「悲しみの歌」も
読んでもらいたいところだ。
確かに〔図式的〕なところはある…。

43 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 20:14
あまりに35への賛成が少ないようなので。

確かに遠藤周作には、最後の最後まで疑わないで、その前に
人を信じてしまう人の良さというか、楽観的な面があるように
思えるのですよね。
吉行淳之介と遠藤は仲が良かったそうなのですが、
吉行が面白いエピソードを書いています。

ある時、吉行の元に別居している妻から靴が送られて来たそうです。
妻を嫌っている吉行は靴のサイズも合わないので、遠藤にその靴を
やっかい払いのつもりで贈ることにしました。遠藤の家を訪れ、やましい気分もあり
おずおずと靴を得た経緯を話し、「よかったらもらってくれないか」と訊ねたところ、
遠藤はそのプレゼントを非常に喜びます。しかし遠藤は吉行の真意を取り違え、
友は特別に自分のために買ったのだろう、そして吉行特有の照れからそんな言い訳を
するのだろうと受け取ったそうです。
吉行は自分の行為を善意に解釈する遠藤の人の良さを困惑すると共に、羨ましくも思った書いていました。

作家と作品を切り離さなければならないのですが、遠藤の場合、この楽観的な面が
作品にも表れているように思えるのですよね。人間的にはいい面があったのかもしれませんが、
人間を深く見つめなくてはならない「作家」にとってそれがプラスに働いたかというと…。

44 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 20:52
遠藤という作家の性格が好きです。但し、遠藤が本気で書いた作品は、なぜか読んだ事がありません。
遠藤さんの真面目な小説はなんかはずかしいです。


45 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 22:38
海と毒薬は、まこと奇天烈な日本人という人種について書かれたものでしょ?
遠藤の観点から日本人というものを書いたものそれまでにあるなら
おせーてくれ。

それから、遠藤の描くいい人は、単なるいい人ではないよ。
キリストはあなたんも隣りにいる。
ていうか、キリスト教に関してとおりいっぺんのことしか知らない人には、
海と毒薬は単なる社会派、いい人は単なるいい人、としか捉えられないのかな。
やっぱりクリスチャン作家にとって日本は難しいよね。
彼がどれだけ日本という異質なものに苦しんでいたかなんかわからないだろう。
吐くほど悩めなんてさ・・・
見当違いもいいとこさ!

46 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 23:24
日本人の感性と異なる文脈を持つ小説を日本人の感性を持つ小説家が書き上げてしまった。
彼の文学の痛ましい分裂は必然的帰結です。
周作先生のごとく異文化に正面から激突しようとする作家はもうあらわれないのでしょうか。

47 :クリスチャン:2001/05/07(月) 23:29
家がずっとクリスチャンだったので、
わたしも子供のころに洗礼を受けました。
でもやはり惰性で教会に通っていたところもあって、
実際、一人暮らしをはじめると
ほとんど信仰は持っていなかったのですが、
数年前に、遠藤さんの「沈黙」を読んで、
涙が出るほど感動しました。
これが、信仰のあるべき姿なのかもしれない、と・・・。

遠藤さんの小説を非難されている方は、
ぜひ、クリスチャンの立場から
もういちど読み直してほしいです。

48 :吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 23:32
王妃マリー・アントワネットでルイ某が
断頭される際の、緊縛責めを拒否するところが、
とてもかっこよかったです。

49 :吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 05:37
おい、35もしくは43よ。
おまえら、47さんの意見には、どう反論するんだ?
さっさと出てきていいわけせんか。

50 :吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 10:42
年譜を見てたらなんと! スコセッシ監督が
『沈黙』を映画化しようとしてたのね。
やっぱパーレデはデニーロさんかな?
遠藤先生なら『最後の誘惑』をみてどう
言ったことでしょうか?

51 :50:2001/05/08(火) 10:53
パーレデじゃなかパーデレじゃった。

52 :35でも43でもないが:2001/05/08(火) 11:01
>>49(および>>47)の立場には大いに異議がある。
文学とは作品内に描かれた世界や心情を、そうした環境にない人間
に追体験させるものだと思うし、その力を持つべきだと思う。その
立場の人間でなければその作品は理解できないとなれば、私はその
作品の宗教的(作品によっては政治的、社会的)な意味を認めるに
もせよ、文学的価値を高く評価しかねる。
もし遠藤がクリスチャンだけに向かって作品を書いていたら、彼は
あそこまで苦しんだだろうか。クリスチャンであるためにそうでな
い人間が大部分の日本人社会からは異端であり、またキリスト教徒
でない日本人に向けて書いた「沈黙」によってキリスト教者として
も異端になった。遠藤の軽エッセイや、知己が語る回想に見られる
彼の韜晦ぶり(所謂ホラ吹き男爵)は、居場所のない人間の必死の
パフォーマンスだ。
しかし、私は遠藤の作品はこの苦悩故に、キリスト教徒以外の人間
にも訴える力を持ったと思う。私はキリスト教徒ではないから「沈
黙」の読みはあるいは遠藤が期待したものと違う(浅い)かも知れ
ない。だが、この感動に嘘はない。ある作品を深く理解するには、
作品の世界に近い人間の方が有利だ。しかし、その立場に立たなけ
れば作品を理解できないという主張は、読者に対してはなく、作者
=文学に対する冒涜であるかも知れない。
ただし>>47>>48の主張が、作品内の人物にもっと寄り添って読ん
でみては、という提言であるのならば、以上の一切の発言を取り下
げる。無礼を許されよ。

53 :52:2001/05/08(火) 11:03
下から3行目の>>48>>47の間違い。双方共に許されよ。

54 :43:2001/05/08(火) 14:00
>>49
私は文学板を頻繁に覗いているわけではないのですよ。
そんなに返答を急がないで下さいな。
遠藤周作をお好きなのは分かりますが、大して感動しなかったという
人間も存在するということを認めて下さい。
(人気作家のスレは往々にして感情的になりがちな投稿が多いのは仕方がないのかも
しれませんが)

作品の読み込みの深さは、出会いの時期とも関係するかもしれません。
読んだのが高校の頃で、あの当時は主人公に自分を過剰に投影できる作品にしか
感銘を受けませんでしたからね。彼の描く登場人物は私とは悩みの方向が
違っていて、そのために「浅く」感じたのかもしれません。
今、読めばまた印象が違う可能性はありますよね。

念のために申し上げておきますが、主人公に自分を投影することが悪いと
言っているわけではありません。ただ、その読み方をしていると自分と違った
気質の作品に不感症になりがちになるというだけの話です。


55 :吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 19:31
文学の普遍性は価値観の相違を越えた感動にある。
打算的な情死行を繰り返した太宰治の文章はそれでもなお美しい。
左翼であっても三島由紀夫の作品を読む事は楽しい。
健全な道徳家であっても谷崎潤一郎に感動できる。
それでは、遠藤周作はどうであろうか。
周作と異なる立場の人間が読んで真に楽しいと言えるだろうか。

56 :吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 19:48
サド氏の作品が好きですが、
周作氏のキリスト教の観念の作品も好きです。

57 :吾輩は名無しである:2001/05/09(水) 00:32
>>55
キリスト教世界に関する知識がなければ
そもそも何を象徴しているかなんてわからないでしょう?
三島由紀夫の世界は別に特別な知識なくとも理解できるじゃん?
その比べ方はちょっと見当違いだと思うよ?
>>52
私も全然クリスチャンじゃないよ。
でもさあ、すごい伝わってくるんだよね。
クリスチャンじゃなくても、彼が何に苦悩しているかは理解できるもの。
彼のエッセイも、ほんと、そう思う。
道化にしかなれなかったんだよ。彼は。

58 :35:2001/05/09(水) 14:37
一日見ない間に、すごい反響でうれしい限りです。
まず一つ、「クリスチャンであるなら、彼の苦悩がよく理解できる。」に対して。
わたしはそもそも宗教人(特に日本の)を評価してないので、
その視点で読んでも布教書にしか読めないでしょう。
宗教に個人の慰め以上のものがあるなら、説明してください。
もう一つ、「クリスチャンでなくても、苦悩はよく理解できる。」
これは、趣味の問題もあるでしょう。
わたしはジッドの「狭き門」を読んで、大変感銘を受けました。
信仰と生活という二つの選択肢の間に苦悩するアリサとジェロームに
心がひどく動かされました。
しかし本当に心を動かされた理由は、
苦悩の根底には、信仰と生活の二つの選択肢の究極的な無価値さや、
人が生きるということの時間的な限界や、
幸福とは?という問いがあったからです。
わたしが文学者に求めるのは、そういうもっと根源的な問いなのですね。
作家の性格の違いなんでしょう。

わたしも遠藤周作のエッセイは好きです。
彼はエッセイのほうが自然な呼吸をしているようです。

>思慮が浅いために、通俗的になったとは思えません。
そうですね。性格のようです。
また煽るようで申し訳ないけど、サガン「悲しみよこんにちは」より。
かれは悩めるだけ、悩んだ。つまり、ちょっとだけ悩んだのだ。
ははは。

59 :吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 12:16
>47さん
私も同じような環境にいたので、気持ちが分かる気がします。
特に日本でありクリスチャンであるという事は分裂症を
引き起こすほどの矛盾とともに生活しているという点をよく
描いていると思います。



60 :吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 12:32
>38
ノーベル賞はしょせん「白い人」もしくは「白だと思っている人」に
選んでいただく、というものだから遠藤周作も欲しいと思ったかどうか。

クリスチャンの中にも「沈黙」の主人公のように悩む人も希にはいるだろう。
しかし、たいていの場合「祈ってうやむやにする」事が多いようだ。
都合の悪いことは見ないこと、考えないことにする特技を彼らは持っている。

61 :吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 03:58
遠藤さん自身、信仰を捨てようと思ったことが、ひょっとしたら遭ったかもしれません。でも、彼にとってそれは母親を捨てるに等しかったんだと思います。だから、苦労して、信仰とともに生きようとした。でも、まじめな小説は4年に1度しかかけないと、エッセイの中でいってましたっけ。

62 :吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 11:05
>61さん
信仰を捨てることは母親を・・・・・
わかる。わかるな、この状況。

63 :吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 21:16
エッセイも小説も好きだけど、
エッセイと小説、別々の作者であって欲しかった気がする。

64 :背徳の名無しさん:2001/06/02(土) 02:32
最近「私が・棄てた・女」を読み返しました。私の中ではこれが一番すき。


65 :名無しさん@1周年:2001/06/02(土) 02:34
「スキャンダル」は馬鹿馬鹿しいが、はじめて感心した。

66 :吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 07:36
”沈黙”は、やっぱりクリスチャン以外の人には、作者の言わんとする事を理解するのは難しいかなと思います。
同じクリスチャンでも三浦綾子さんなら、どこかに(わかり易い)救いを取り入れて、キリスト教に興味の無い人にも感動を与えるのだろうけど。

ところで、私は”沈黙”よりも”侍”の方が好きです。クリスチャンで無い方も、侍ならば読み易いかと思います。
あと、”女の一生”(一部、二部)も読みやすいかと・・・。
この三冊を読まれた後で、”沈黙”を読まれたら、読後感も変わってくるのでは?


67 :吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:18
一番好きなのは「沈黙」だけど、「私が・棄てた・女」はちょっと身震いした。
なくなられた後出版された、奥さんのエッセイ、感涙ものだったなあ。

68 :吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 14:34
純文学を書くことが、どれだけ辛いか皆さんはお分かりなんですか!?

69 :吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 07:55
「海と毒薬」は導入部が好き。

70 :吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 08:58
洗礼を受けて数年ですが、遠藤秀作の小説・考えが私にもたらしてくれたものは大きいです。

71 :吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 09:50
クリスチャンでなくとも「沈黙」はわかるよ(浅い?)
だって「神」について考えたことのない人なんているの?
ただ、意見発表会ではないので、作品としてクオリティーが高いか、またそこに感動が
あるかは意見の分かれるとこだ。

72 :吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 13:26
単純に疑問なんですが、>>35さんは例えばどの作家が「真に悩んでいる」と
考えてらっしゃるのでしょうか?

あ、私ドキュソなのでできればメジャーどころでおねがいします。

73 :吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 14:34
これまで出てこないが「ルーアンの丘」もいい。
遠藤秀作がフランスに留学していた時の随想で、フランス人女性との恋話もある。せつなくていい。
ホームスティ先の家族も温かい。
夫人は後にこの話を読んで驚いたそうな。

74 :吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 01:24
深刻な作品もいいけど、戯作っぽい作品のほうが実は好きだったりする・・・
「わたしが・棄てた・女」とか、「おバカさん」とか「ヘチマくん」とか。

「おバカさん」は泣いた・・・マジで

75 :つきなみ:2001/08/01(水) 01:36
高校の読書感想文で沈黙を読まされた
文学って素晴らしいって初めて思った
エッセイにでてきた飼い犬の話がすきだった。
汚くて病気持ちで神の目を持った犬
もしそんな神様だったら俺も大好きになってしまうだろう

76 :工房:2001/08/01(水) 09:42
「おバカさん」で読書感想文書こうと思います。
難しいですかね?

77 :高野聖:2001/08/01(水) 12:51
>12 超龜れすで申し訳ない

狐貍庵の由来:新居を建ててみたが納得いかず「こりゃーいかん」「こり・・・」(以下省略)
三浦朱門が書いてたので多分うそじゃないと思われ

78 :吾輩は名無しである :2001/08/01(水) 13:33
クリスチャン作家は馬鹿が多い。
遠藤も沈黙とか書いたけど深い河とかに走った。まああれも仏教的小説じゃないけど
狐貍庵てのんべえ無頼派きどりのクソの正当化愛称だろ(わら

79 :吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 21:02
「口笛をふく時」って作品はマジ泣ける。
入手困難らしいけど探して読んでみてよ。

80 :吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 21:32
遠藤スレを宗教版で建てたら、ぼろくそだったか、無視されたよ。
宗教者、とくにクリスチャンて、なんで狭量なんだろう。
カトリックとして悲しいっす。

81 :瓦斯屯:2001/08/12(日) 20:33
僕まだ日本を放し涜けてます

82 :偽コリアン:2001/08/13(月) 12:12
>81
貴様「お馬鹿さん」読んでるな。

びみょ−にへんとつくりを入れ替えてるだろ
ひょっとして
放し涜けてます →旅し続けてます  か???

83 :吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 14:26
私の友人の読書好きのインド人は遠藤周作の本(もちろん英訳)を何冊も読んでいて、
結構気に入っているようだ。

「口笛をふく時」(私はそんな作品は知らなかった)はすごくいいと言っていた。
「海と毒薬」などの作品は、西洋の視線を過剰に意識していて好きでないと言っていたけど。
「深い河」については、遠藤のインドについての理解は表面的でない、と好意的に評価していたような。

私自身は、遠藤はそれほど好みの作家ではなく、あまり読んでいないのだけれど。

84 :川端初心者:2001/08/20(月) 14:43
他の作品はどうだかわかりませんが、時代小説で、「反逆」というのを
新聞連載中から読んで、文章があまりに稚拙なのでびっくりした覚えが
あります。たぶん、遠藤周作の作品の中でも相当「下」にはいる部類なのだろうと
推測してるのですが。

織田信長に反抗した荒木村重や明智光秀などの姿を描いた物語なのですが、
文体そのものがあまりにスカスカなのです。長編の時代小説を書き慣れていない
からなのでしょうか。一度ご覧になってみてください。

85 :吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 14:47
くそう、凄く熱くてここで>>12に遅レスでコリアン=韓国じゃないよなんて指摘したら恥っぽい。
狐狸庵閑話=こりゃあかんわから来たらしいです。

86 :吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 14:53
海と毒薬は厨房時代に読んで、吐いた。
そんで3日まともに飯がのどを通らなかった。
こんだけダメージを与えた小説は今の所これだけだ…

87 :NASAしさん:2001/08/20(月) 16:10
>77&85
ドウモアリガト

88 :吾輩は名無しである:01/09/03 22:32 ID:EsCsXZFM
>>1
最近深い河の映画を見たんだけど、ラストがちょっと変わってたよ。
大津の死後まで描かれていた。
でも、あの映画って原作読んでない人が見るとどんな風に見えるんだろうって興味がある。
映画自体は小説のハイライトって感じで、微妙な心のひだまでは表現できていないから。
それにしても遠藤の小説は良いね。
久しぶりに俺の中で遠藤ブームがやってきた。

89 :吾輩は名無しである:01/09/03 22:49 ID:h0DHzYUY
>>6>>10
自分が「私が・棄てた・女」を知ったきっかけっていうのが、深夜にBSで偶然放映されていた古い映画だった。
いつもなら深夜映画なんて見る趣味ないんだけど、ついついその時はそのフィルムの黄色っぽい質感や古めかしさにひかれてぐいぐいと終わりまで見てしまった。
映画自体は原作とは脚本がかなり違ってるんだけど、妙な魅力を感じたな。
なぜか森田ミツとの恋愛映画っぽい脚本になってた。
確かハンセンについても触れてなかったし。
(その後酒井美紀が主演して作られたバージョンはハンセンの問題をも取り扱っているらしい。原作に忠実な映画だそうな。)

で、俺が思ったのは、この小説ってメール恋愛という言葉が叫ばれる昨今、人々の心に古いながらもわかりやすく訴えかけるものがあるんじゃないかな?
文通で知り合ったって設定がストレートにメール恋愛に置き換えることが出来るからね。
そして、メール恋愛よろしくヤリ棄ての話だから。

やっぱ小説はわかりやすいのが一番だと俺は思う。

90 :吾輩は名無しである:01/09/08 23:33
「灯のうる頃」
「彼の生き方」
「砂の城」なんかも大好きです

91 :吾輩は名無しである:01/09/28 01:20
「反逆」がいい。
特に竹井藤蔵がよかった。
だしの最期と彼女の辞世の句も。

92 :スグロ:01/09/28 22:14
彼の中高の後輩ですが何か?

93 :吾輩は名無しである:01/10/15 00:38
あげときます

94 :浄土真宗:01/10/16 04:07
遠藤周作が尊敬していた文豪のファンですが、
あげときます。

95 :吾輩は名無しである:01/10/28 23:00
嘘つき聖人。いや星人?

96 :吾輩は名無しである:01/11/07 22:43
今は、イスラム教の方が興味深い時代だ。

97 :吾輩は名無しである:01/11/24 21:49
おいおい、カトリックは2ちゃんねるなんて用無しってか?

98 :今井:01/12/01 11:22
すみません。遠藤周作氏の最後の随筆集となった著書の書名を
教えていただきたいのですが。。

99 :吾輩は名無しである:01/12/01 11:57
うむ、それに答えてくれる者は、ここにイマイ。

100 :吾輩は名無しである:01/12/01 11:59

100!
へっぼいにゃー!!

101 :吾輩は名無しである:01/12/01 12:28
>>41 やっぱり映画だとそういうことになっちゃうのか。
「深い河」の映画を見たが、小説をほとんど早回しで
なぞっただけで見所もない映画だとおもった。ほんとに単なる
映像化。

「私が・棄てた・女」、「海と毒薬」、と「深い河」を読んだが、
「私が〜」で出てきた人物のように、人間であるが故に
生きていく上で重ねる罪、みたいなものが人間関係に
はっきり出てきていて、キリスト教をテーマの中心部分としなくても
よく描かれていたと思う。(安価なロザリオが象徴的に使われて
いたとおもうが、これも登場人物の純真な正確に対するアイロニックな
意味合いが強いと思う。)
この小説で描かれていた「人間の間で作られる罪の犠牲になる人間」
が「深い河」で、大津としてより強く描かれていたと思う。
俺はキリスト教ではないので一般的なイメージしかないが、厳格で
悔い改めよ、という西洋の「父性」の強いキリスト教よりも、彼の作品の
中では、原初の、処刑されたときのキリスト像のように、他人の罪の
犠牲となる、すべてを受け止める「母性」のような感覚が前面に
押し出されていると思う。ツアーガイドがインドで説明した、
インドの苦しみをすべて受け止めているカーリーのような。

ありきたりのような話をしてしまったが、高校の時に「深い河」を読み、
それが文学にはまるきっかけとなったのだが、その時感じた
感動を今改めて言葉にしてみると上のようなことだと思う。

102 :吾輩は名無しである:01/12/01 12:45
>>83
貴重な意見だ

103 :吾輩は名無しである:01/12/04 04:35
北杜夫VS遠藤周作みたいなレスが少ないですね、といいつつあげてみる。

104 :吾輩は名無しである:01/12/04 22:51
遠藤周作が沼正三だっていうのは、
本当なの????

105 :吾輩は名無しである:01/12/04 23:13
同じクリスチャン作家でも、
いいこちゃんいいこちゃんしていた三浦綾子は
ノンクリスチャンにはわからないけど、
クリスチャンの胸には響いてこない。
カソリックとプロテスタントの違いはあれど、
やはり遠藤周作。

106 :吾輩は名無しである:01/12/04 23:14
深い川よりも、もっと前の作品のほうがズンズンきたなぁ。
深い川は穏やか過ぎて。 短編とかも好きだったな。
ブスな古本屋の女を妊娠させちゃって、火事で死ぬのを見殺し
にしたやつ・・・・。

107 :吾輩は名無しである:01/12/05 12:09
>>106
題名キボーン

108 :吾輩は名無しである:01/12/05 18:01
>107
忘れちゃったよー。でも文庫で短編集出てたんだわ。古本だった。
暗いジメジメした話しばっかだった。「遠藤周作短編集」とかで
そのまんまだったと思う。

あと、書庫にこの人の初版本とかあるのですが、売ったらいくらくらい
なのかしら? アンカット本とかいうハサミでいちいち切らないと読めない
タイプのとかあるんだけど。

109 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:14
>>108
そ、それはマニアには垂涎・・・
わたし、欲しい・・・

110 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:20
『王の挽歌』つう歴史物も題材がマニアックで良いですねえ。
晩年の作品です。

111 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:24
遠藤周作大好き!
クリスチャンホームに育った俺としてはかなり分かるんだよ。
まぁ俺自身はノンクリスチャンだがw

112 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:33
>>106
性のはけ口を求めていた主人公は
醜悪な女と交渉を重ねる。
度重なる交渉でとうとう女は妊娠し、
主人公は日々大きくなる胎児と、
秘密が知れ渡ることを恐れ、女の死を望む。

・・・で、ここから先なんだが
主人公は女が妊娠4ヶ月くらいの時に徴兵され
大阪に戻ると女は空襲で死んでいた。
自分の秘密が守られたことに安堵すると同時に
安堵する自分に悪を憶える。

・・・みたいな話だったと思うが、どう?
女が焼け死ぬのは間違いないが・・・
・・・誰か題名をくれ。

113 :106:01/12/05 22:53
>112
ぐぉーーーそれそれそれ! 「私が棄てた女」???

114 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:55
>>113
ちがーーーう!
わたしが捨てた女に似てるけど、
わたしが捨てた女の主人公はもっとマイルドだよ

115 :吾輩は名無しである:01/12/05 22:58
何個か検索したがヒットせず・・・・
題名気になるなぁ

116 :106:01/12/05 22:58
打目だおもいだせない。蟻地獄とかなんか狢とかなんか
生物の名前がついていたような気がする。
遠藤周作って十代の時に読んでたんだけど、今読んでも
ぐっとクルかな?

117 :106:01/12/05 23:00
一番良いのは、私が書庫にいくことですね・・・。しかし寒いので
今夜は勘弁してください。 書庫は母屋ではないので今度掃除の時
にでもみてきます。許して。   

118 :吾輩は名無しである:01/12/06 00:08
>>117
お願いしまーす。

119 :吾輩は名無しである:01/12/11 14:08
たまねぎあげ

120 :吾輩は名無しである:01/12/11 16:57
>>119
あーー、たまねぎーーー!!

121 :吾輩は名無しである :01/12/11 17:04
「彼の生き方」よかったね
「沈黙」みたいな重いものもいいけど、なにげにサクサク読める
もののなかにもいいものがあるね

122 :吾輩は名無しである:01/12/11 17:10
>>121
うん。総じて遠藤周作のはそういうのが多いよね。
誰にでもわかりやすいってとてもいいことだと思う。
それで、作者の伝えたい事を伝えるって
かなりの技術だよね。

123 :吾輩は名無しである :01/12/11 17:52
>誰にでもわかりやすいってとてもいいことだと思う。
>それで、作者の伝えたい事を伝えるって
>かなりの技術だよね。
激しく同意。
作品のテーマ、クオリティーは別個としてそういった
文章のうまさはショートショートの星新一にもいえると
思う。
個人的にはこういった文章を書く力も重要だと
思うが、ある人にいったらあんな深みのない文章のどこが
いいのかわからんとボロクソに言われた(w
でも、一番、文章が洗練されていると思うのは芥川ですね。

124 :吾輩は名無しである:01/12/11 19:07
>>123
深みのない文章っていうのは、見た目の平易さに惑わされて
読み込めてない証拠だと思うよ。
ちゃんと読んでいれば、
削って削って削り込んでいって、エッセンスを崩さない。
そんな厳しい姿勢が見えるはず。

何回も読み返して、それでも難解な文章 = 深みのある文章
っていう考え方の人にはあわないかもしれないね。

125 :吾輩は名無しである:01/12/11 19:41
枕黙よんでるんだい。
それでさー
すごいこと
みつけちゃったんだい
それわぁ!!
え?
うわーん!
無視するない!!

126 :吾輩は名無しである:01/12/12 17:50
はっきりいって文章上手いし美味いんだよね。
最近の作家氏根よですよ。

127 :吾輩は名無しである:01/12/12 17:58
今の作家に何求め立って無駄だと思いますが何か?>>126

128 :吾輩は名無しである:01/12/12 18:20
おいおい、遠藤周作の文章が上手いってマジかよ。
この人って第三の新人の中じゃ文章がいっちゃん下手だろ。
本人も自覚してたと思うぜ。
だから外国語訳が生きてくるんだが。

129 :吾輩は名無しである:01/12/12 18:40
このスレの最初の方にあがってた作品だから書くけど
河野多恵子がこの人の最高作に「女の一生(二部作)」を挙げてたね。
あの作品って純文学よりエンターテイメントに分類されるものだろうけど
それでもモーレツに感動するね。

百目木恭三郎もこの人で一番いいのはエンターテイメントものだって
何十年も前に書いてたけど、確かにそうかもしれない。
このスレで「私が・棄てた・女」に言及する人が多いのも頷ける。

遠藤周作自身でも純文学ものにユーモアを交えられない自分の才能に
口惜しがる発言を何度もしてる。

でもグレアム・グリーンは純文とエンタメ
両方ともものすごく上手かったんだよねえ。

そういやこの人と三島由紀夫が会う度ものすごいライバル心を
剥き出しにしてたって書いてた編集者のエッセイがあったなあ。
あれだれだっけ?

130 :吾輩は名無しである:01/12/12 18:45
「深い河」の人肉食の章は「野火」のパクリだって何で誰も発言しない?
ありゃ盗作って言われたっておかしくないくらいだと思うが。

131 :吾輩は名無しである:01/12/13 14:56
>>130
お前はまず遠藤のプロフィールを読め。

132 :吾輩は名無しである:01/12/19 03:27
最後の最後に「深い河」で自分の人生のダイジェストを
描いてみせた、それだけですげぇ作家だ、とお気楽な俺は思うんだけどなぁ

133 :吾輩は名無しである:01/12/19 06:46
>>131
何が言いたいの?

134 :吾輩は名無しである:01/12/19 14:44
つーか、クリスチャンの立場からだからっていいたいだけちゃうんかと。

135 :吾輩は名無しである:01/12/20 06:24
おばかさん、がいい

136 :吾輩は名無しである:02/01/09 00:55
黒ん坊

137 :吾輩は名無しである:02/01/09 01:10
わたしは山田長政のやつがいいな。
王国への道だっけ?

138 :見せかけ社会:02/01/19 12:36
お、優良レスだよ
ageだね

139 :見せかけ社会:02/01/19 14:51
上の、優良レスじゃなくって優良スレ、ね…

おいら一番好きなのは「女の一生」の一部だよ
キク超ラヴ

あ、もしよろしかったらここへどうぞ
http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1007734584/l50

http://life.2ch.net/test/read.cgi/psy/1010501971/l50

上記2つとも宗教板にある遠藤周作スレだよ
遠藤周作の宗教観についてアツーイ議論が行われてるよ
先生を語る時にはイエスと切っても切れない関係にありますが、
興味のある方は是非お越しください
上のと下のでは若干の違いがあるけど、興味のある方は確かめてみてくださいナ

大変お邪魔しました


140 :吾輩は名無しである:02/01/19 20:54
どなたか教えてください!
遠藤周作作品で千年王国を主題、もしくは通ずる主題の作品はありますか?

141 :吾輩は名無しである:02/01/23 16:07
黄色い人でデュラン神父はついつい日本の女を犯っちゃって
司祭職追われるはめになったけどなんで情欲に駆られたか動機の
描写がいまいちで残念

142 :吾輩は名無しである:02/02/03 20:13
戦国三部作 

143 :吾輩は名無しである:02/02/14 18:04
age

144 :吾輩は名無しである:02/02/15 09:20
132さん
私もそう思っていました!
エッセイ集「万華鏡」を読んで「深い河」を読むと
本当にそう感じます。
自分の人生を通しての価値観とかがすごく出ていると思います。
別に、お気楽じゃないですよ。
そういう感覚っていうのかなー、難しく考えないで思ったことって
一番素直な意見でいいと思います。

145 :吾輩は名無しである:02/02/20 17:25
反逆

146 :風邪気味:02/02/23 00:43
中学生の時に、遠藤周作大好きで手に入るものは読みました。また、その時分には
文庫も多くて手に入れやすかった。古本屋に通うようになったのも遠藤周作
以降。けれども、高校にあがるときに侍を読みきらなかったのをきっかけに、
筒井に流れ、最後に読んだのは、悪霊の午後でした。
遠藤周作は、自分のなかの良心に訴え掛けるような、なんというか、文学的な代理父
とでもいいますか、どういう存在であり、読まなくなったことを後ろめたくおもわずには
いられません。
亡くなった時に、阿川弘之の文章で、阿川弘之と三浦シュモンが病床の遠藤を見舞ったあと、
遠藤周作が、奥さんにむかって、病におかされている我が身の不幸を嘆いて号泣
した、とあり、衝撃をうけました。
それから読み返したけど、、、、、、、やはり、文体は下手。と言うかみずみずしさがなく、
何度も繰り返してよみたくはなりませんでした、、、、


147 :吾輩は名無しである:02/02/23 01:09
クリスチャンでへんな幻想もってるのが宗教板にうようよいてるわ。

148 :吾輩は名無しである:02/02/24 17:46
146の「衝撃」は、
どっちの意味での「衝撃」なのか気になるな・・・

ー文体にみずみずしさがない、下手と呼ばれてしまう。
こういった点は遠藤の性質をよく表しているのだと思う。

三島由紀夫や太宰治のような「美意識」の強い作家は
形容詞の乱用や、文の形式を極度に細分化することによって
各々の「美意識」に見合う虚飾を小説にくくりつけて来た。
世間一般の人間はその虚飾に花々しさを感じ、賞賛をしてきたかもしれないが
もし文が虚飾を失ったら、そこに何が残るのか考えてみるといい。

結論を先に書いてしまうと、遠藤周作は虚飾を嫌っていたのだと思う。
飾りだけついて実のない文の書き手が太宰治だとしたら
飾りを取り払って必要な表現しか使わなかったのが遠藤周作なのだと思う。

遠藤には文が虚飾を失っても、伝えなければいけない問題を抱えていたため
ああいった簡素な文体を作り上げたと思っている。

149 :吾輩は名無しである:02/02/28 17:06
白黄黒

150 :吾輩は名無しである:02/02/28 17:19
伝えなければいけない問題を抱えている人間があんなくだらない
エッセーを書きまくるか? こりアン先生などと自称するか?

151 :吾輩は名無しである:02/02/28 17:30
結論を先に書いてしまうと、遠藤周作はふざけきった奴なのだと思う。
だから芸術至上主義の旗を掲げ文学におのれの命をささげる事が出来なかった
そのことが彼の文体に現れている。まさに太宰の対極に位置しているのが遠藤周作なのだ。

146の「衝撃」は、そのようにふざけきった男でも自らの命が終わろうとしている時には
こうも真面目になるものなのかと、人間というものの、死というものの厳粛さに「衝撃」を受けたのだ。


152 :吾輩は名無しである:02/03/12 22:01
あげ   

153 :吾輩は名無しである:02/03/12 22:14
>>150 そこが面白いとこだったと思うけどな。

154 :見せかけ社会:02/03/13 01:12
>>150
振り子は左右に揺れるのさ

155 :吾輩は名無しである:02/03/23 18:53
age

156 :たわしを・棄てた・女:02/03/23 21:23
おれは最初遠藤周作という人物は2人いると思った。今考えるとものすごくバカらしいが。
こりあんと遠藤周作のギャップはすごいね。

157 :見せかけ社会:02/03/23 23:23
>>156
あえて突っ込みます



その狙ったんですよね? そのハンドルは

158 :たわしを・棄てた・女:02/03/24 12:45
>>157
ただ思いついただけです。狙っていると言ったら狙っている。

中学生のときはじめに狐狸庵を読んだから「沈黙」の作者と同一人物とは思えなかった。
ただ文体が同じなので、やっぱり同じ遠藤周作かあ、と妙な感銘を受けたね。
氏自身はそういうことを言われることを非常に嫌っているらしいが。

159 :吾輩は名無しである:02/03/25 02:15
>>ハンドル
中庸でイイ!

160 :吾輩は名無しである:02/03/26 08:57
>>150
「伝えなければならない問題」を抱えてたからこそ、
それに押しつぶされるのを避けるように、
狸狐庵先生などと名乗って、軽い随筆を書きまくってたんだと思うよ。


161 :見せかけ社会:02/03/26 19:25

 ただ単に、想像を超えるだけのイタズラ好きだたのでしょう

162 :たわしを・棄てた・女:02/03/27 11:34
遠藤氏の「重たい作品群」の中にも、狐狸庵みたいな悪戯が見受けられますよね。
例えば「深い河」のたまねぎとか。
それから「深い河」の冒頭でも、やっぱり遠藤周作は狐狸庵先生だと思った。

焼き芋〜 焼き芋〜 ほかほかの焼き芋〜

163 :吾輩は名無しである:02/03/27 14:51
おまえのキリスト教解釈は間違っている。

164 :吾輩は名無しである:02/03/27 15:20
正しい解釈なんてどこにも無いだろ。

165 :見せかけ社会:02/03/28 18:51
まぁ、そうだな

166 :吾輩は名無しである:02/03/28 19:22
遠藤氏の作品は構図が単純すぎないか?
人間や社会はそんな単純なものじゃないと思うのだが。。

167 :吾輩は名無しである:02/03/28 21:19
遠藤周作は、小説もエッセイもほとんどと言っていいくらい読破した。
それからいろんな作家を呼んだけど、彼の作品は今でも一番好きです。
文章力については、簡潔かつ濃厚だと思う。
三島由紀夫などみたく、詩的で流れるような文章ではないけど、わかりやすく読ませる文章。
芸術家作家というより、技術屋作家だと思う。

キリスト教がベースになってる話が大半を占めるわけだけど
私は宗教ということが重要なんじゃなく、彼の考える人間観に共感できます。
人間は常に卑怯で、弱く、自分勝手だけど、だからこそ人間同士は愛情でつながってる、という感じ。
神の無償の愛、のようなものを作品の中から感じるけど、
神=人間、に限りなく近い感覚も、作品の中から感じる。

168 :吾輩は名無しである:02/03/31 15:53
無神論者には全く通用しないような気がするな。沈黙

169 :吾輩は名無しである:02/04/02 23:20
重複スレ立っちゃったんであげときます。

170 :見せかけ社会:02/04/11 00:25
信仰が持つ強さってなんなんだろうね

171 :吾輩は名無しである:02/04/11 03:00
>たわしさん
 遠藤周作は躁鬱病じゃなかったっけか?こりあんは躁のときで、純文学は鬱周期
に書いたんだった気が・・・・。もしかしたら他の作家とごっちゃかも。
図書館行ってかたっぱしから遠藤読んでみます。楽しみだ。

172 :見せかけ社会:02/04/11 03:14
>>171
そうなのか!?


173 :吾輩は名無しである:02/04/11 13:47
>>171
それは北杜夫だよ。

174 :171:02/04/12 01:50
うおーはずかしい。あまりの恥ずかしさに逝ってきます。

175 :171:02/04/12 01:52
 しかもあげちゃったよ。あほだ・・・・オレ。

176 :吾輩は名無しである:02/04/12 02:11
>>171-173
精神科医北杜夫が言うには、常に躁気味で、いわゆる得な人間だ、と何かに書いていた。

177 :見せかけ社会:02/04/12 22:39
>>176
>常に躁気味

ワラタ

178 :吾輩は名無しである:02/04/15 22:01
確か、本人が真面目なエッセーで
純文学作品は自分のため、
孤狸庵エッセーは大衆のため(メッセージを分かりやすく噛み砕いて)書いた、
と言っていたような(細部違うかも)

おふざけの恰好は、
あえてそうしていた部分も大きかったのでしょう。

179 :吾輩は名無しである:02/04/15 23:25
遠藤の沈黙って、キリスト教自体嫌いなんで、いまいち、よく、わからないんだよね

180 :吾輩は名無しである:02/04/16 00:44
確か遠藤周作だっけ?
予備校のテストで作品が使われて、作者の気持ちはどれかって問題で、
「こんなつもりで書いたんじゃない」とか言ったの。

181 :見せかけ社会:02/04/17 00:27
>>180
へぇ、俺も聞いた事があるよ
遠藤周作だったんだ

182 :吾輩は名無しである:02/04/17 13:51
>>180, >>181
「この人物のここでの気持ちは次の4つのうちどれか、1つ選べ」
といった問題について、馬鹿言うな、4つ全部だよ、人間の気持ちが
そんなふうにすっぱり1つにまとまってるわけないでしょ、いろいろと
ないまぜになってるもんだ、というふうに遠藤周作が書いてる随筆は
読んだことあるよ。

183 :見せかけ社会:02/04/17 17:12
>>182
いかにも本人の気質を表すエピソードだね

184 :吾輩は名無しである:02/04/17 23:54
遠藤だったのか・・・・・・俺はてっきり野坂だと思ってた。

185 :たわし:02/04/26 01:14
「死海のほとり」を読んだ。

それに影響されてフランクルの「夜と霧」が読みたくなったのですが、
誰か読んだ人いらっしゃいますか?

大学の図書館で探したが書庫にあって、手続きが煩わしいのです。

186 :吾輩は名無しである:02/04/26 01:24
最近出た「必読書 150」(太田出版)という本に
遠藤周作は入ってない。
したがって、読む必要なし。でいいですか?

187 :吾輩は名無しである:02/04/26 01:27
あなたは「必読書 150」に載っていない本を
全て読む必要があります。

188 :吾輩は名無しである:02/05/04 10:08
沈黙のつぎは何読めばいい?

189 :見せかけ社会:02/05/09 22:55
>>188
信仰モノだったら「死海のほとり」「イエスの生涯」「キリストの誕生」を、

泣きたければ「女の一生」


190 : ◆YejoOYtk :02/05/10 22:55
遠藤周作はうちの兄の嫁のオヤジにそっくりDA!

191 :たわし:02/05/12 12:22
>>188
古今百馬鹿がよいでしょう。

真面目な話、「深い河」がよいのでは。
遠藤周作の集大成にふさわしいと思います。
たまねぎはさすがにこちらまでこっ恥ずかしくなりましたが。

192 ::02/05/12 13:54
ところで俺は樹座の公演に一度出演した事があるのだが、誰か他にもそんな人
おらんかね?

193 :吾輩は名無しである:02/05/21 00:19
>192
羨ましい・・・樹座が盛んだった頃はまだ子供だったし、先生の本好きになった
頃には死んでるし・・・・(w
晩年のエッセイは別々の新聞社のエッセイなのにほとんど同じこと書いてたりする
スチャラカさも好きです。 万華鏡と同じ内容のエッセイがボコボコあって(w

>191
「深い河」にはなぜか力を感じなかった。

194 :見せかけ社会:02/05/29 03:54
>>193
全文において、同意です

195 :二笑亭:02/06/06 19:43

「沈黙」「深い河」はすでに出てるんで書きませんが、
「海と毒薬」とか図式的なんだけど、よかったですねー。
なんか、いい意味での虚脱感におそわれました。
「留学」なんてのは、かなり自伝ぽいですね。
サドに淫する学者の惨めさとか、ああいう惨めで非力な人間書くと、
遠藤周作、光りますね。

196 :吾輩は名無しである:02/06/14 14:22
上げちゃおう。

「悲しみの歌」が好きです。
「海と毒薬」の勝呂医師とガストンのやりとり、勝呂が首を吊ったそばにいた子犬の描写・・・。
思い出しただけで涙が出る。


197 :吾輩は名無しである:02/06/14 14:53
>>195
私が棄てた女とか

198 :吾輩は名無しである:02/06/16 04:47
漏れは「侍」が好き。
歴史のうねりに翻弄される侍と宣教師。
最後の「生きた・・・・私は・・・・・」の独白は胸を打っちゃうね。

199 :吾輩は名無しである:02/06/18 15:28
小説は「侍」「深い河」が好きです。
狐狸庵ものも好きです。
狐狸庵ものを読んでたら、なぜか知らず『この人自虐的だなあ』って思ったりするのですが、みなさんどうですか。

200 :吾輩は名無しである:02/06/18 23:20
200

201 :吾輩は名無しである:02/06/22 00:14
宇多田ヒカル『DEEP RIVER』

点と点を繋ぐように 線を描く指がなぞるのは
私の来た道 それとも行き先?
線と線を結ぶ二人 やがて皆 海に辿り着き
一つになるから怖くないけれど

(Hah Hah)いくつもの河を流れ 理由(わけ)も聞かずに 与えられた名前と共に
(Hah Hah)全てを受け入れるなんて しなくていいよ 
私達の痛みが今飛び立った

(That'why ... , that's why, that's why, that's why I chose you ....)

剣(けん)と剣がぶつかり合う音を知る為に託された剣じゃないよ
そんな矛盾で誰を守れるの?

(Hah Hah)何度も姿を変えて 私の前に舞い降りたあなたを今日は探してる
(Hah Hah)どこでも受け入れられようとしないでいいよ
自分らしさという剣(つるぎ)を皆授かった

(Hah Hah)時には流れを変えて 何も持たずに 与えられた名前と共に 
(Hah Hah)全てを受け入れるなんて しなくていいよ
潮風に向かい鳥達が今飛び立った

『深い河』のパクリ?

202 :吾輩は名無しである:02/06/23 01:04
まず最初に言います。DQNです。で、二つ教えてください。

1、『私が棄てた女』読んだのですが、今もハンセン病患者っているのですか
 そして隔離され続けているのでしょうか

2、ずっとスレ読んでいたら「遠藤は文章ヘタぴ」というレスが幾つかあった
 のですが、一般的にまたはここの住民の方が思う「文章がきれいor上手」な
 作家でお薦めのを教えてください。読んでみようと思います(他の作家読ん
 だことないからかもしれないけれど、DQNの自分から見ると、遠藤のどこら
 へんが下手なのかもさっぱりわかりません)。

    以上、2つおねぎゃいします。

203 :202:02/06/23 01:06
>201
本人が『深い河』読んだと言っていましたよ。

204 :吾輩は名無しである:02/06/23 05:54
遠藤氏は入院中、死んだふりをして
奥様を驚かせていたそう。


205 :美香 ◆5qBZxQnw :02/06/23 10:26
遠藤周作ねえ・・・むかし大好きだったよ。
『深い河』の舞台を実際に見たくてインドへも行ったし。
ほぼ全著作読んでる。評論もかなり目を通した。しあわせな時代。
でも現実生活でいろいろと不幸が重なると、好きだったぶんその反動か大嫌いになったな。
基本的に遠藤さんって頭のひとなんだよね。思想のひと。思想で小説を書いているひと。
そのくせ恥ずかしいくらいロマンチストで、感傷をぺたぺたはりつける。

本人がいうよりめぐまれた人生なんだよね。
いくら小さいころ落第生だからといって、きちんと慶応大学に入り当時では奇跡的な
フランス留学まではたす。帰国してからは、しあわせな結婚。あたたかい家庭。
子どもも慶応で、その後かれはフジテレビに入社・・・。
先輩作家・原民喜とは正反対の人生だ。
だから神を求める必然性がよわい。なぜ生きるのか?というテーマに迫れない。
みずからの人生が、べつに小説をかくことを要求していない。
そこで思想に頼る。思想を物語にのっけるだけの小説。
『スキャンダル』なんてその典型。
思想などで、ぎらぎらとした人間の性欲がとけるはずもないのに・・・
自分には「人生」も「生活」もある。そんなことを書いてたけど、
わたしは作家ならば「生活」など捨てるべきだと思っている。原民喜のように。

でも最近、ドストエフスキーやらトルストイを読んでると、
ぽっと遠藤さんのハゲ頭を思い出すのねー。
このロシアの両文豪の日本での正統的な後継者は遠藤さんかもしれない、と。
けなしつつ、ほめてみました(w

>>202
@高校生かな。ヤフーで検索してみよう(w
A宇野千代『おはん』はどう? 短いし。中公文庫のほうが読みやすいぞ。


206 :吾輩は名無しである:02/07/06 00:36
遠藤周作って、3年浪人して慶応に行ったってことになってるけど、
その1年前に上智に行ってますよね。
何で死ぬまで言わなかったのか不思議です。
浪人生を励ますために嘘突き通したんでしょうか?
人には言えない何かがあったんでしょうか?
知ってる人いませんよね。

207 :吾輩は名無しである:02/07/06 00:57
当時の上智は馬鹿大学だよ。
今でこそ私大の中で早慶に次ぐ難関校ですが、当時はどうしようもない
程の大学だったらしい。
ちなみに、青学も同様だったらしい。

208 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/06 08:37
>>206
やっとわたしのあとのレスがついてホッとしたよ(w

べつに遠藤さんは死ぬまで言わなかったわけではないよ。
ただ上智をやめて慶應に入ったことをあまりおおやけにすると、
上智の学生やら卒業生に不快な思いをさせることを懸念しただけ。
遠藤さんが上智時代に書いた論文もいまは読めるしね。
あ、あと『深い河』の舞台になっているのは上智大学だよ。

>>207
いまの上智ってお洒落なイメージがあるけどね。


209 :吾輩は名無しである:02/07/06 08:40
遠藤って結局二流作家なの?

210 :吾輩は名無しである:02/07/06 17:09
171さん
遠藤は鬱病だったらしいですよ。
もっとも北杜夫の鬱病ほどにはひどくなかったらしいけど。

211 :206:02/07/07 14:12
>>207,208
ありがとうございます。自分の中でそれなりに納得できました。

遠藤周作が亡くなる前に、その上智時代の論文などを自分のじゃないと否定していて、
死後に認められたりしていてずっと疑問だったんです。

212 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/07 14:14
>遠藤周作が亡くなる前に、その上智時代の論文などを自分のじゃないと否定していて

え? それ初耳。ほんとなの? どこで知りました?

213 :206:02/07/07 14:22
>>212
確か2年くらい前の新聞の一面に載ってました。
切り抜いて取っておいたので、今久しぶりに読んでみたんですが、
その論文を否定したんじゃなくて、遠藤周作が予科在籍を最期まで
否定していたので、宙に浮いていたらしいです。
で、上智大が調査の結果、遠藤作品と確認されたそうです。

214 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/07 14:28
>>213
即レス、感謝です。
そうなんですか。否定していたんですか・・・
でも遠藤さんの初期の評論ってなに書いてあるのかさっぱりわからないよね。
『神々と神と』だっけな。汎神論と一神論を比較したやつなんだけど。
あんな哲学青年が孤狸庵先生になってしまうのだから、
年月というものはおそろしい働きをするんだね。


215 :206:02/07/07 14:35
>>214
僕はあんまり本読まない方なんですが、遠藤周作だけは大好きなんですよ。
純文学はまだ数冊しか読んでないです。エッセイは結構読みました。
一時、本屋に行って、まだ持ってない周作の本があったら、馬鹿みたいに
買いまくってたので、まだ読んでないのが沢山あって、少しずつ読んでます。
海と毒薬は読んで、吐きそうになりました。

周作のエッセイとか読んでると、なぜか癒されるんです。
もっと早く生まれて、一度でも会ってみたかったです。

216 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/07 14:41
>>215
『深い河』を読むとインドに行きたくなりません?
ガンジス河を自分の目で見ると感動しますよー。
でもインドの実情はこの小説に書かれているのとはちがいましたけど。
「ホテル・ド・パリ」を三流ホテルのように書いてたけど、
実際はかなりの高級ホテルでした。一拍だけしましたよ(w
あとこのホテルでだしている魚はガンジス河でとれたものだ、
とか書いてあったけど、それはまったくのデマらしいです。
まったく遠藤さんたら・・・

>>210
遠藤さんは軽躁状態ですよ。
老人性のうつ病にかかったこともあったらしいですけど。


217 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/07 14:46
あ、あと「ホテル・ド・パリ」にブランコなんてなかったよ。
ホテルのひとに聞いたけど、過去にあったこともないらしい。
だからあれは創作のための小道具なのかと勉強になった。

だれかほかにインド行ったひと、いませんか?


218 :吾輩は名無しである:02/07/08 23:52
最近新潮文庫から「満潮の時刻」っていうのが出たけど、皆は読んだ?

219 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/09 00:13
>>218
それを読みたくて全集を買ったわたしがバカだったよ。


220 :吾輩は名無しである:02/07/09 00:47
遠藤はクロソフスキーにインタビューしてんだよね

221 :吾輩は名無しである:02/07/09 00:58
>>220
あ、その話せれ。でないと美香の糞垂れ流しカキコで
このスレも汚されてしまう。まったく、自分の糞で公共スレを
汚すんじゃないっ!さっさとチャット部屋へ逝って糞しゃべれ>美香

222 :吾輩は名無しである:02/07/09 11:24
遠藤周作を読むきっかけは、モーリヤックの「テレーズ・デスケル
ー」。
遠藤はこの「テレーズ」に大変のめりこんでいて、それで共感したのが
始まりだった。本当に翻訳したのかどうか知らないが、彼自身が翻訳した
として彼の文庫にも入っていたっけ。
自分にとって「神」とは何なのか、その辺を書いた文章も気に入っていた。
「海と毒薬」「白い人、黄色い人」を読んだときは、「この作家、凄い好き
だ」と思ったよ。
ただ・・「沈黙」は特に印象に残らず、そして「深い河」。
これはがっかりだった。
エピソードの殆どが彼の短編か何かで既出のものばかり。
心の痛みを抱えてガンジス河に向かうという設定も、安易に思えた。
何ていうのかな、例えば迫害された人々は心が綺麗とか、貧しい国の子供は
目が澄んでいる、とかそういう論調を見たときに感じる違和感と同じような
感覚を覚えたんだよ。

223 :218:02/07/10 01:20
今、「満潮の時刻」を読了しました。
1年ぶりに遠藤の小説を読んだのですが、
彼の世界を味わえて、とても満足しました。





224 :吾輩は名無しである:02/07/10 18:57
第三の新人まとめage

225 :吾輩は名無しである:02/07/12 15:27
ユングと聖書が一致した万歳みたいな小説だった。
Qの話はどうなったんだ。
あれをもっと突っ込んでほしかった。

226 :吾輩は名無しである:02/07/13 18:00
>222
 確かに『深い河』は遠藤作品をたくさん読んでる人には、目新しいものがな
くてがっかりかもしれない。宇多田ファンの中高生あたりは衝撃受けてるらし
い。これを機に若い人には色々読んでもらいたいな

>213
 遠藤は、「上智に在籍してたこと=恥ずべき過去」、と捉えてるの?

>217
 行きたいと思ってたけど、大槻のインド旅行記読んで行く気なくした
こっちの方は「ネトネト汗の中で風呂入れるわけもなく、時刻表通りに電車が
来ないのは当たり前でサウナ状態のホームで8時間待ち、、、」みたいな感じ
 小説じゃないぶん普通の日本人がイヤに思う部分をたくさん書いてくれてる

227 :218:02/07/15 01:32

>>213
>遠藤は、「上智に在籍してたこと=恥ずべき過去」、と捉えてるの?

つまり彼は上智で仮面浪人をして義塾に入ったわけですよね。
僕もある大学で仮面浪人をして今のところに入ったのですが、
前の大学に一度でも入ったことに恥を感じていますよ。
もっとも、「恥」の一言では言い尽くせない感情なのでありますが、
恥を感じていることは確かです。
よって、もしかしたら彼も上智にいたことを恥じていたのかもしれません。






228 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/15 10:04
>>226
>大槻のインド旅行記
わたしも読んだ。でも、これもどこかちがうような。
オーケンのはお金持ちの旅行なんだよね。いや、あれでも。
500円くらいで泊まれるきれいなホテルもたくさんあったし、
ちゃんと冷えたビールは飲めるしで楽しかったよ。
イギリスのかっくいいバックパーカーともフレンドになれたしさ。
本で読むインドより自分の目で見るインドは深いよ。
わたしもまた行きたくなってきたや(w

229 :吾輩は名無しである:02/07/24 18:50
>>227
〉「恥」の一言では言い尽くせない感情なのでありますが
あんたその感情の内容をうまく書けたら日本近代文学最大の作家になれる。




230 :206:02/07/28 23:03
>>226
僕もなぜなのかずっとわかりません。

231 :吾輩は名無しである:02/07/28 23:10
クロソウスキー会見記>>220に話を戻していい?
遠藤のサド研究ってどうなんですか?

232 :231:02/07/29 20:52
age

233 :231:02/07/30 07:10
age

234 :  :02/07/30 07:22
なんで、キリスト教がインダス川なのか?
と思ったから、漏れは読んでない。

235 :吾輩は名無しである:02/07/30 07:45
>>234
ガンジス河だよ・・・

236 :231:02/07/30 21:06
age

237 :吾輩は名無しである:02/07/30 21:15
キリスト=たまねぎ

238 :吾輩は名無しである:02/08/01 10:21
学校の卒論で「沈黙」について書くことになったのですが、どなたか「沈黙」が書かれた
時の遠藤周作の身の回りの環境などについて教えていただけないでしょうか。

239 :吾輩は名無しである:02/08/01 10:43
おいおい、たったの2行で情報をひきだすつもりかよ>>238
まずあんたから語らないとレスはつかないよ。
で、遠藤のどんなところに惹かれたのかな? それ次第だね(w

240 :231:02/08/01 19:04
>>238
聖書を読もう。「沈黙」が何を意味するか分かる。

241 :吾輩は名無しである:02/08/05 22:54
先日「さらば夏の光よ」という作品を読了しました。
最初の辺りは、作家であり大学で講師もしている遠藤が教え子の
恋のキューピット的な役割を果すという、微笑ましい内容でしたが、
途中で内容はガラリと一変します。
まだ読んでいない人もいるでしょうから、内容には詳しく触れませんが、
この小説の主題は「辛抱」あるいは、人を傷つける優しさもあるということでしょうか。


242 :吾輩は名無しである:02/08/06 22:58
>>231
全然わかりませんけど、サドについて、三島由紀夫と熱く語ってたらしいですね。

243 :吾輩は名無しである:02/08/09 02:53
age

244 :吾輩は名無しである:02/08/10 00:30
afe

245 :吾輩は名無しである:02/08/10 00:45
遠藤周作が誰よりも先にサドについて作品を書こうと狙ってたら、
三島由紀夫に「サド侯爵夫人」というトンデモナイ作品を書かれたので、
地団太踏んで悔しがったんだよ。

246 :吾輩は名無しである:02/08/10 01:11
息子は龍之介という名です、芥川に憧れてでもいたんだろうか?
 ↑フジテレビ社員です。

247 :吾輩は名無しである:02/08/10 02:05
>246
遠藤先生が芥川賞を受賞されたので、それにちなんで
「龍之介」と息子さんに名前を付けられたそうですよ。

私は遠藤作品を全て揃えていると自負してたのですが
このまえ大学の授業で、教授(かなりの高齢、痴呆気味)が
「遠藤周作の小説『ばなな』は良かった」
と、おっしゃってました。
私は「ばなな」なんて見たことも聞いたことないのし、勿論持ってもいません。
それとも教授が題名を間違えたか、作者を誰かと勘違いしたのか…。
「ばなな」は本当に遠藤先生が書かれたのですか?

248 :吾輩は名無しである:02/08/10 02:59
>>246
遠藤の甥っこはNHKです(よく似たハゲ方してる)

249 :吾輩は名無しである:02/08/10 03:00
>>246
何かの雑誌の2世特集記事に出ていたね。

250 :美香 ◆5qBZxQnw :02/08/10 14:54
>遠藤周作の小説『ばなな』
聞いたことないなあ・・・
その教授がもうろくしたのでは?
ぜったいに遠藤さんがつけなそうなタイトルの気がするけど。
もしあるのならすまんけど、うーん、たぶんないと思いますよ。

ばななと関係あるか知らんが、遠藤さんは神をタマネギと表現していたよね。

251 :吾輩は名無しである:02/08/10 20:52
ぐうたらシリーズ全部復刻して
各10000位売れると思うよ

252 :吾輩は名無しである:02/08/11 05:53
ひとり 遠藤にのめり込んでいる自分に酔っている
ミーハーファンが居ますね。

253 :吾輩は名無しである:02/08/12 21:29
あげ

254 :吾輩は名無しである:02/08/15 12:56
endo!

255 :吾輩は名無しである:02/08/16 10:10
遠藤周作って営業品目が多くていまいち、散漫な印象がぬぐえない。
純文学・ミステリー小説・時代小説・ユーモア小説・狐狸庵物エッセイ
なんでもござせの、けんちん状態。

256 :吾輩は名無しである:02/08/16 21:07
遠藤文学の集大成というので期待して読んだが、
「深い河」はなんだか旅情たっぷりの2時間ドラマみたいで萎えた。
冒頭の「焼き芋」と「癌」の対比からラストの唐突な終わり方まで、
「狙ってるな〜」感が全体的にあって、そのせいかとても安っぽい印象。
大津以外の登場人物はどれも紋切り型だし。特に美津子。

257 :吾輩は名無しである:02/08/20 13:36
遠藤さん、2008年まで長生きしてほしかったよ・・・・・・

258 :吾輩は名無しである:02/08/27 09:15
>>35
今更だけど、見事に遠藤先生の術中にはまってるね。

259 :吾輩は名無しである:02/08/27 13:58
今「芥川賞・直木賞100回記念展」の小冊子見ているけど、遠藤先生32歳時の写真
なかなか笑えるんだけど、どう見てもズラぽい。隣の石原慎太郎が若い。

260 :吾輩は名無しである:02/08/29 13:56
遠藤先生の映像とか見てみたいんですけど、インターネットとかで見れませんか?

261 :吾輩は名無しである:02/09/05 09:35
 

262 :吾輩は名無しである:02/09/07 05:30
読みはじめてから、まだ1年ぐらいしか経ってないけど、
無骨というか、飾らない簡潔な文章が好きです。
特に、80年代以後の狐狸庵としてではなく、
遠藤周作として書かれたエッセイは、
父性を感じるところが多くて、気に入ってます。

263 :吾輩は名無しである:02/09/07 19:23
リヨン留学時代を書いた物が一番瑞々して美しい、と安岡章太郎も言っておる
俺もそう思う全部読んじゃいないけど
あと狐狸庵ものの東京探検みたいなのでみせる一寸した街角や風俗描写は
センスもあるし冴えてる

264 :吾輩は名無しである:02/09/13 16:00
age

265 :吾輩は名無しである:02/09/13 17:01
オフ板から出張してきました。
明日9月14日(土曜日) 吉祥寺で読書オフが開催されます。 みなさんよろしく。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/off/1023336162/383


266 :ツァラトゥストラの猿:02/09/14 14:53
遠藤周作は『深い河』しか読んだことないのだが,
これで読書感想文を書かなければいけない.
このスレ全部読んだけど,
「悩みの方向が自分とは違う」
「太宰治とは対極」
というのはわかる気がする.
俺は太宰で文学好きになったタチだから,
この本はそれほど魅力的だと思わない.

芥川の「良い小説である.だが畢竟それだけである」(たしかこんなの)
を思い出してしまう……

267 :ツァラトゥストラの猿:02/09/14 15:11
あ,あと人肉食の話は大岡昇平『野火』をおもいだしますた.

268 :吾輩は名無しである:02/09/15 17:48
みんな似たようなこと考えるんだね。

269 :吾輩は名無しである:02/09/15 18:02
信仰者だったらシモーヌ・ヴェイユくらい悩んでくれよ。
甘いんだよな。

270 :吾輩は名無しである:02/09/23 21:28
>>262
禿げ同!!!

271 :吾輩は名無しである:02/09/23 21:51
彼は凡庸な作家だと思う。
そこが彼の良いところでもあり悪いところでもある。
彼の作品は安心して読める。
ぞくっとさせられないから。
でも、どこか暖かいところがあるんだな。

良く書けている。だが畢竟…はむしろ三島由紀夫に送りたい。
…ちなみに私は三島が大好きだ。

272 :吾輩は名無しである:02/09/23 21:57
凡庸というのは、芥川や太宰、三島に対してであって、昨今の作家に対してではない。
by271

273 :コギャルとH:02/09/23 22:00
http://tigers-fan.com/~pppnn

ヌキヌキ部屋に直行
  コギャルとヌキヌキ
  全国地域別出会い

274 :吾輩は名無しである:02/09/23 22:16
真面目な作品はいまいち。
狐狸庵系で本領発揮。

275 :吾輩は名無しである:02/09/29 04:29
「深い河」は、これが「老年」の遠藤周作さんが行き着いた場所だから尊重
したい。ラストもあれでよし。しかしまた、個人的に、これが彼のあらゆる
意味での限界であり、それは遠藤さんの所謂失敗作と言えるだろう
「スキャンダル」の一部分にも通じる優しさ故の甘さからだとも考えている。
ちなみに俺は遠藤さんの作品が大好きだ。特に「沈黙」には思い入れが深い。
俺がこの作品を読んだのはもう随分昔で、その頃俺はまだ二十歳そこそこの
ガキだった。大学でいかに宗教について学んでも所詮典型的な無神論者で、
いや、それよりも神というものの概念さえ持たず、かつそれを自覚してすら
いない人間だったが、この作品を読んでから神について考えるようになり、
信仰を持つと言うこととは別に、今では神の概念を持つことになったよ。
これは学校では得られなかった。
「深い河」には(個人的に)甘さがあると思うが、しかし前述のようにそれは
あくまで遠藤さんの優しさ故であると感じている俺は、欠点(だと思う)
個所さえも含めてこの作品を愛しているよ。

276 :吾輩は名無しである:02/10/05 11:42
夢に遠藤先生が出てきました。

277 :勝呂:02/10/06 01:18
260さん。長崎県西彼杵半島の外海町にある遠藤周作文学館に、たくさんのビデオを無料で観させてもらえますよ。
私は生前の周作先生のお姿は知りませんが、そこでたくさん観てきました。
本当にだみ声でしたよ。

278 :吾輩は名無しである:02/10/07 10:05
けっこう書き込んでいる人のフェイバリットが分かれてるね。さすが遠DO!

279 :吾輩は名無しである:02/10/08 13:32
一回でもいいから先生とおしゃべりしたかった…。・゚・(ノД`)・゚・。
まあそれは先生が御存命でも無理か。


280 :吾輩は名無しである:02/10/14 04:20
数学のテストの解答欄に「全くその通りである」って書いた話が好きですた。

281 :吾輩は名無しである:02/10/14 09:25
私のお爺ちゃんは遠藤先生と大学が同じ学年だったそう。
(おじいちゃんも今はなくなってしまったが…)
学部はちがったんだけど「超変人」としてかなーり有名だったんだって。
さすがだ

282 :吾輩は名無しである:02/10/26 00:25
それでなくても慶應って個性的な人が集まるのに、
やはり先生は一味も二味も違いますね。

283 :吾輩は名無しである:02/10/30 07:44
美香という人の書いてた文もなかなか鋭かったな。
分析力もあってよくわかってるね。
自分も本を書きたいと思ってる人間なんだけど文章力がないんだよね。
だから遠藤さんの本を読むと勇気づけられます。
やっぱり一番大事なのは心に響かせことだと思います。
自分もぜったいそういう小説をかくぞ !!

284 :美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/01 18:28
>>283
遠藤さんは若いころ文章力がないことで有名だったらしいね。
でも最後の「深い河」ではあんなに巧くなっていたので、
氏の努力はすさまじいものがあったのではないかと、
没後の座談会で安岡さんがいっていたよ。

今日、柳美里の「石に泳ぐ魚」を読んだ。
遠藤さんが「スキャンダル」のなかでも書いていたけど、
ふた通りの作家がいるわけです。光りを求める作家と、
闇(病み)に沈没していく作家・・・
283さんは前者なんでしょうね。うらやましい。
わたしは中間地点で引き裂かれています。

285 :吾輩は名無しである:02/11/01 18:29
美香は死んでください

286 :283:02/11/01 19:28
たしかに遠藤さんの小説は思想的な感じはします。だから好きなのかも…
エッセイでも自分の思想、哲学をさりげに語ってるしね。
亡くなってから出版された鈴木秀子監修の「人生に無駄なことなど無い」(たぶんこういうタイトル)
という本もよかった。

287 :吾輩は名無しである:02/11/03 00:55
スキャンダルは最後まで読めなかったな。面白くない。
多分、遠藤周作の本は半分以上読んだけど、彼の生き方がかなり良かった。

288 :吾輩は名無しである:02/11/03 15:14
スキャンダルは遠藤の代表作の一つになるだろ、将来。
理解できるやつはできる

289 :吾輩は名無しである:02/11/03 17:13
>>285
荒らし対処の基本は無視だ。

290 :二笑亭:02/11/03 17:47
遠藤周作の文章は下手というよりも、むしろ荒いという気がします。
しかしこの荒さ、不器用さには意味があって、同世代の安岡章太郎や吉行淳之介のような
繊細な感覚や情緒だけの表現ではなく、それ以上の目的があったために、
初期の文章はゴツゴツとしたものになってしまった。

その不器用な文体の背景には、少年期から彼の内部に巣食っていた
「思想にまで成長する可能性を持った心の葛藤」がぐつぐつと沸騰していた。
この葛藤は、いま現役の多くの小説家が持ち得ないものです。
彼らは、語彙の豊富さや、小説作法上の空虚な知的アクロバットでごまかしていますが、
遠藤周作の幾つかの代表作の主題は、日本の作家が持ちえた数少ない「思想」だったように思います。

悪文家遠藤といっても、本当に文章が下手だったのは初期だけであり、「留学」あたりはかなり滑らかになっているし、
「沈黙」の頃にはある種の沈んだ味わいを獲得していったように思います。

291 :見せかけ社会:02/11/06 18:22
久々に戻ってきました

このスレで「女の一生」があまり語られてないのはなぜ?
遠藤作品で最も強烈な作品だと想っているんだけど……、


292 :吾輩は名無しである:02/11/06 19:13
今日映画で私が捨てた女見たんだけど、
原作も読んだ方がいいかな?

浅丘ルリ子かわいかったなー

293 :美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/06 19:18
>>292
そっちは原作とちがうと遠藤さんが怒っていたらしいね。
浦山監督、鬼のような形相でその映画を撮ったらしいけど。
そのせいで主演女優が撮影中に失踪するやらすごかったらしい。

でも遠藤さんと仲良しの熊井監督の「私が・棄てた・女」(酒井美紀主演)
はひどく評判が悪い。わたしもつまらなかった。
え、原作? まあ、よほどのセンチメンタリストでなければ読まないほうが・・・

294 :美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/06 19:19
ビッコの表現を削除したりいろいろあったらしいけどね、原作(w

295 :吾輩は名無しである:02/11/06 21:30
KOで靴磨きのバイトをするって話が、いろんな作品で使い回されてるね。

296 :吾輩は名無しである:02/11/07 05:44
映画版の「私が・捨てた・女」はみつが自殺するという設定になってたな。
この時点でもう違う気が…

297 :美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/07 08:14
「私が・棄てた・女」で泣けた時代がなつかしい・・・
あったのだ、わたしにもそんな時代が!
こころのすさんだ中学生にはぴったし。

>>296
浦山桐夫というひとはすごいひとらしいね。
無頼派で、破滅的で。
いまのわたしは遠藤さんよりも彼にひかれてしまう。

298 :美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/07 08:49
>>291
一部は遠藤さんのSM趣味がですぎ(w
二部は哀しいよね、ドラマですよね。
なぜ遠藤さんの小説が激しいドラマ性を有するのかと考えると、
底に「物語の王様」とでもいうべき聖書があるからなんですよね。
彼の小説はすべて下敷きに聖書があるんです。

299 :吾輩は名無しである:02/11/09 02:09
美香さんへ

鈴木光司さんのリングシリーズは読んだことありますか ?
ぜひ感想を聞かせてください。

300 :吾輩は名無しである:02/11/09 02:12
ジエン・・・

301 :吾輩は名無しである:02/11/09 02:36
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1036253866/201-300
ここの>>227がバースデイを感動するといって恥ずかしいです。
だれか論破してください。

302 :吾輩は名無しである:02/11/09 02:40
じえ〜ん

303 :260:02/11/14 03:10
>>277
はい、その内絶対行くつもりです。
テレビで10秒くらい先生が話してたのだけ、見たことがあります。

304 :吾輩は名無しである:02/11/14 03:17
顔がヘン。

305 :5郎:02/11/19 12:44
遠藤さんの話じゃなくて、申しわけないですが。

>>297
浦山さん、すごい人っていうより、生真面目で過剰にセンシティブ故に、
収拾が付かない自虐で荒れて、苛立ちながらずるずると投げやりになったり、
逆に変に真面目になろうとしたりの、苦しい迷走が続いた人という印象。
だから、俗っぽい意味で「無頼派」風(作品ではなく人生が)とは、思うけれど。
本当は「確かさ」を切望してて、でも、線が細すぎてそこに届かず。
そういう自分のどうにもならなさそのものって理不尽を作品化するだけの、
しれっとした図太さを持たなかった人で、だから誠実で可憐な人だと思うし、
辛いところにはまり込んじゃった人だな、と、苦しくも思う。

「やはり酒乱になる人間っていうのはね、まず小心でね、それでロマンチストではある。
よく言えばね。変身願望が強いわけだよ、きっと。で、浦さんは間違いなくマゾだ。
マゾヒストだね。(中略)浦さんはね、こんなちっこいじゃない。ウラネズミという
あだ名が付くぐらいだから。そのネズミがねえ、もうネコどころかトラに噛みつくわけだよ。
人間の恥部をさ、深層心理をえぐるような言葉をぶつけるんだよね。」
「当たるからみんな怒るんだよ。そうじゃなかったら、また浦が酔っ払ってるからほっとけ、
になるんだけど、その肺腑をえぐるようなね、きついことを平気で言うんだよ。
他人の中に自分を見るわけじゃないか。で、自分に殴られてるわけだよ。そういう場では
自分出せるわけよ」(原一男編『映画に憑かれて 浦山桐郎』 ゴジ 長谷川和彦の発言より)

306 :297:02/11/19 15:56
思うところがあってしばらくはロムっていようと思っていたけど、
こうまで名指しのレスがついたらば・・・ということで名無しですが>>297です(w

だれあなた? 早稲田出身? シネマ塾のひと?
わたし以外で『映画に憑かれて 浦山桐郎』(原一男編)なんて読んでいる
ひとがいるとは・・・ やったらぶ厚いけどいい本だよね。4600円!
この本を読んでいたころはマジメに読書日記をつけていたりして、たしか感想に
「酔って失敗をしたらこの本を読みなおそう」と書いた記憶が(w そういえば
この本でウラさんの愛飲しているウイスキーが「ホワイトホース」だと知って、
わたしも常飲するようになったんだ。原さん独特の粘着質な迫り方ですんごい
おもしろいよね。ここまである人物を魅力的に描き出した「人物もの」って他にないよ。
原監督は酒が入るときまって嬉しそうな懐かしそうな顔をして浦山桐郎のことを話していた。

でも浦山桐郎は、作品よりも作者のほうがおもしろい典型例だと思う。
原監督に影響をうけて浦山監督の映画はぜんぶ観たけどおもしろくなかったもん(w
唯一、泣けたのは処女作の「キューポラのある街」。わんわん泣けた。感傷的で。

で・・・だれあなた?

307 :297:02/11/19 16:06
原先生も、「浦山桐郎のどこが好きなの?」という質問にこう答えているね。

「好きな作品か、と言われるとね、俺は浦さんの生き方のほうが好きだよね、
作品よりも。浦さんのかかえた現実が、どこかしらアナーキーな雰囲気がするの、
少しだけど。破れかぶれっていう潔さはないのよ。だけど、どこかで『もう
どうでもいいや』っていう身の投げたし方をする。そこの部分で、なんか感じる
とこがあってね、好きなの」(P226)

今年もそろそろ年賀状の季節が近づいてきたや。文面が思い浮かばん・・・
気づかれないと嫌だから勇気をだしてあげよう!

308 :5郎:02/11/20 01:34
>>297

レスありがとう。
シネマ塾に参加してたんだ? 取材協力したわけではないよね?
残念ながら、俺はそちらとは無関係。
年上に好かれない意地っ張りだから、なかなかうまく学べばいというか、
師匠に恵まれ損ねてるというか、、、
ゴジが好きで、彼のことを調べてるうちに、彼とこの本にもぶち当たった。
(浦山さん、俺には色さんの「虫喰い仙次」を彷彿とさせる)
しかし、君はつくづく繊細で不器用な意地っ張りな無頼が好きなんだなあ。
俺も古いタイプの人間なんで、基本的には共感します。
今更破滅はできないから、ずるい豊かさと自力を身につけて、
ぬけぬけと生き延びたいけれど、なかなか一朝一夕には行かず、、、
上の二笑亭さんじゃないけど、遠藤氏の

>繊細な感覚や情緒だけの表現ではなく、それ以上の目的があったために、
>初期の文章はゴツゴツとしたものになってしまった。

>その不器用な文体の背景には、少年期から彼の内部に巣食っていた
>「思想にまで成長する可能性を持った心の葛藤」がぐつぐつと沸騰していた。

こういう在り方は、共感するところ大だし、励まされる。


309 :吾輩は名無しである:02/11/25 23:01
雲谷斎

310 :吾輩は名無しである:02/12/05 11:26


311 :吾輩は名無しである:02/12/09 00:04
おい、NHKみろ

312 :吾輩は名無しである:02/12/13 15:35
age


313 : :02/12/13 15:35
http://www2a.kagoya.net/~adults-toybox/sample1.wmv
http://www2a.kagoya.net/~adults-toybox/sample2.wmv
http://www2a.kagoya.net/~adults-toybox/

314 :吾輩は名無しである:02/12/26 00:19
一年の軽は元旦にあり

315 :吾輩は名無しである:03/01/04 02:01
今更ですが、美香さんの205の意見に反論したいのですがよろしいでしょうか。
美香さんのご指摘は、ある意味もっともだと思うのですが、遠藤周作という人の実人生をあまり外面的に捉えすぎている感がします。
一流大学に入ったから幸せでしょうか。外国留学に行ったから幸せでしょうか。
それは、その当時は嬉しかったでしょう。しかしそうした外面的な幸せは永続的なものではないはずです。
留学は遠藤自身ハッキリと辛かったといっています。
戦争中敵国の宗教を信じる辛さを味わったことは、遠藤自身の語るところでもありますし、安岡章太郎も対談で指摘するところです。
良妻をもらい生活することの退屈さを書いていたりもします。人間の幸不幸は外面的な生活で決まるものではなく、もっと精神的なものではないでしょうか。
著者の履歴だけを鑑みて、それで人間の幸せを云々いうのはちょっとどうかなという気がいたします。
私事で申し訳ありませんが、私は神経性のうつ病を病んでいます。外面的な生活に支障はいまのところほとんどありません。
中流家庭のむしろ豊かとも言える境遇にいますが、それで幸せかと問われると、素直には肯えません。
遠藤周作が『イエスの生涯』で、足の不自由な人は足の直ることを、眼の不自由な人は見えるようになることしか要求しない。と書いたとき、
それは人間の内面や精神性を無視して、外的な、目に眼えるかたちでしか人間を捉えることできない民衆の哀しさを書いたんだと思うのです。
『深い河』では、三條に託して、精神的に貧しくなりゆく若い世代の姿を書いたように私には思えます。
美香さんの意見に真っ向から対立する格好になりましたが、書かずにはおれませんでした。ご批判、反論お待ちしています。
まとまらない文章を長々と申し訳ありません。

316 :吾輩は名無しである:03/01/04 02:07
おじいさん?=315

317 :吾輩は名無しである:03/01/04 02:13
ちがいますよ(笑)。

318 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/01/04 09:58
>>315
半年前の書き込みにレスされるというのは初めてです。自分でも何を書いたか
覚えていなかったので読み直したや。遠藤さんが「スキャンダル」で作家を
ふたつのタイプ(堅実生活型と破滅型?)にわけていたけれども、2ちゃんねる
というところはその性質上か、どうしても破滅型に人気が偏ってしまう部分が
ありますよね。遠藤周作や井上靖は人気がない。まあ、煽ったり煽られたりする
掲示板では向かないわけです。そんななかで久々の長文レス! で、長文レスには
よくあることなんですけど、自己完結していますよね。批判も何もない。
315さんの言う通りですよ。外面的な(履歴上の)幸福は、かならずしも内面の
幸福を意味しない。まあ、俗にいうところの「幸不幸は心の持ちよう」という
わけであります。315さんのレスを読んでいて、ふとソルジェニーツィンの
「イワン・デニーソヴィチの一日」という小説を思い出しました。なんとなく(w

世の諸事を「生活」と「人生」わけた場合、生活を捨ててしまうような
文学者が好みだというのは、いわばわたしの美意識でありまして、それは
もう仕方のないことなのです。山頭火とか素敵です。生活なんて捨て切って、
ひとに迷惑をかけつづけながら句作するその鬼気迫る姿勢。しかし、結局
死ぬまで世間からは認められなかった山頭火。そんな芸術家に惹かれるのです。

『深い河』での三條の描き方はいささか不満でした。若者を紋切り型に
捕らえすぎているのではないかと。老年した成功者は常に「今の若者」を
弾劾するものですが。まあ、物語上で必要だったキャラにすぎないので、
三条に「深み」が感じられない等と野暮なことを言うつもりはありませんが。

レスありがとうね。ご病気のご快復をお祈りしております。

319 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/01/04 10:13
→世の諸事を「生活」と「人生」にわけた場合

老年した成功者→老年の傾向者

320 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/01/04 10:17
あ、また誤字してるや・・・ 傾向者ってなんだろう。

ところで遠藤さんの愛読者ってほかにどんな本を読む傾向にあるのだろう。
315さんの他に好きな作家はだれですか? わたし? 
人間が壊れているので滅茶苦茶です。宮台や柳美里が好きだったりする一方で、
中上や宮本輝も、あ、いまはシェイクスピアブームです(w 

321 :吾輩は名無しである:03/01/18 01:45
エンドー長崎

322 :吾輩は名無しである:03/01/18 01:54
「シェイクスピアブームですなんて一度言ってみたいから、たまには古典でも読んでみようかな。シェイクスピア読んでる私って、
わーカッコイイ。キャー」というノリで読んでいることがあまりに明らかなので萎え萎え。

323 :吾輩は名無しである:03/01/18 14:45
>>322
美香を擁護するわけじゃないが、
文学読み始める動機なんて大体みんなそんなもんだろ。

そういうあなたはどんな理由で文学を読んでいるの?

324 :吾輩は名無しである:03/01/18 14:47
>>322
うん、じつに下らない人格攻撃だと思いますよ。

325 :吾輩は名無しである:03/01/18 14:50
「イエスの生涯」は最高だったなあ。泣いた。


326 :吾輩は名無しである:03/01/18 15:01
半年前の方がまだましだったと気づく。悲しい。

327 :吾輩は名無しである:03/01/18 15:24
>文学読み始める動機なんて大体みんなそんなもんだろ

生憎だが、お前とそのお仲間だけだよ。
「文学」を何か高級なものと思い込み、幼稚な虚栄心を満足させるための道具に利用しようとする手合いには虫酸が走るね。

328 :吾輩は名無しである:03/01/18 22:32
>>327
だからお前はなんで文学を読んでるのか答えろよ

329 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/01/19 07:38
>>323
>どんな理由で文学を読んでいるの?
シェイクスピアに関してはあるイギリス人の影響があるのです。
彼が読めと言っていたときには決して読みたくなかったけれども、
別れてかなりたってからなぜか読みたくなりました。ですから
見栄というよりは思い出と結びついているのです。失恋の思い出に・・・

遠藤周作の話に戻そう。
遠藤周作の晩年の文学観を知るのにいちばん参考になるのは
「私が愛した小説」というエッセイ(評論?)です。
初めて読んだときは、氏のユングと物語についての鋭い考察に
感銘を受けました。全集の「14」に入っています。

330 :吾輩は名無しである:03/01/19 07:51
きもい

331 :吾輩は名無しである:03/01/19 11:02
>だからお前はなんで文学を読んでるのか

ヒマ潰し。

332 :吾輩は名無しである:03/01/19 12:17
クリスチャンには極端な拒否反応を示す手合もいる。
特にプロテスタント福音派なんかだが。まあ、やつらは所詮
どこへ行っても爪弾き者だから仕方ないのだが。
しかし、カトリックでも敢て「読みたくない」という連中が
多いのだ、これが。なんでかは知らん。神をあんまりにも
人間化し過ぎた、とかいうのかも知れん。

333 :吾輩が名無しである:03/01/19 13:01
文学の目的の一つは、異化した現実を、読み手の現実に還元する事だと吾思う。
つまり、作品に対する読み手のシンパシーが、即ち、作品の評価なわけだ。
で、読者がキリスト教徒であろうとなかろうと、充分な共感と理解を得られない
遠藤作品は、結果、文学として今一つなのではないか?
どんなに高尚な主題だろうと、どんなに下劣な主題だろうと、
読者の現実に共鳴しないようでは、(純)文学として、「そこまで」の作品なのだ。

334 :吾輩は名無しである:03/01/19 15:09
>>332-333
下手クソで独り善がりな文章の見本。もっと整理して書きましょう。

335 :吾輩は名無しである:03/01/19 15:33
>>334
ミットモナイヨ

336 :吾輩は名無しである:03/01/19 16:44
>>331
激しく同意

死ぬまで時間があと60年くらい余っているので。

337 :山崎渉:03/01/20 01:41
(^^)

338 :♪ころにゃん♪ ◆5Kj9EAvOZQ :03/01/21 16:55
これからフェリーニの「道」観ちゃいます♪

339 :吾輩は名無しである:03/01/21 17:04
ザンパーノ!!

340 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/01/24 23:42
過去ログメニューがおかしくない?

341 :吾輩は名無しである:03/01/26 10:48
おかしいのはテメエのツラだよ。ブス。

342 :吾輩は名無しである:03/01/27 18:26
333
「読者がキリスト教徒であろうとなかろうと、充分な共感と理解を得られない
遠藤作品」
どの点が十分な共感や理解を得られないのか明記せよ。
読者とは、どのような人間を指すのか具体的に説明せよ。
十分な共感と理解を得られない遠藤作品というが、
それならば何故遠藤が作家生活を四十年余りも続けることができたのか論証せよ。
君の論旨では、読者の十分な理解と共感を得られない。

343 :吾輩は名無しである:03/01/27 23:12
>>342
なんだか知らんが、もれがお前に何か言ってやれるとすれば...

            「過去レス読め」

344 :あれ:03/01/28 00:00
>>332は俺なんだけどね。>>333の人は知らん。

345 :吾輩は名無しである:03/02/06 22:53
age

346 :吾輩は名無しである:03/02/10 11:06
人間年をとると、昔経験したことのうち特に強烈だったことが
さらにデフォルメしたみたいに引っ掛かるとか言うことがあると思うのだけど、
遠藤の留学体験はそういうものだったような気がするね、
彼の本とかを読んでると留学が彼を作ったみたいなことを感じるのだが、
年譜を見るとたった三年弱なんだよね、彼がフランスにいたのは。
普通に考えると三年住んだぐらいではなかなか見えては来ないもの。
だから本当に強烈な体験として彼のアタマの中に焼き付いてしまったんだろう。
おそらくはかなり差別されたのだと思う。
人種的な事もあっただろうが、もう一つは勉強もついていけなかったのではないか。
留学してるけど学位とか何もとってないよね。その辺のことを彼はあまり語っていない。
で、強烈なコンプレックスを植え付けられて、病気になって帰ってきた。
この病気になると言うのがなんか小説的なんだよね。
彼にとってのヨーロッパは払っても払っても付きまとう
「亡霊」のようなものになってしまって、
だんだんその体験がある意味「歪んで」いったのではないか。
晩年のヨーロッパ感は非常に独善的と言うか皮相的な感じがしたよ。
自分の体験のヨーロッパしか受け付けなくなっていたと言うか。
「深い河」にかかれているヨーロッパもかなりの面で「思い込み」の領域にある。
そこの部分が日本のカトリックで彼が今一つ受け入れられない理由だと思う。
彼の中の西洋のカトリックと実際のヨーロッパのカトリックには、
きっと何か大きいギャップがあるんだと思う。
日本のカトリックの人はそこの部分がわかるんではないかな?
ちなみに自分はプロテスタントだけど。

347 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/02/10 11:17
>>346
ノーベル賞選考委員にぜったい遠藤周作にはあげたくないという、
カトリックのひとがいたらしい。346さんの言い分もわかるけど、
あの時代に(戦後まもなく)遠藤さんほど、西洋と日本を考えた作家はいない。
日本におけるキリスト教とは何か。幼いころからキリスト教の家庭で
育った遠藤周作はそれゆえに、西洋文学と真っ向から対決できる文学者と
なりえた。ノーベル文学賞をなぜあげなかったのか不思議です。

348 :おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/10 11:20
遠藤周作のキリスト教理解って、本場のクリスチャンから見れば噴飯モノだという意見もあるようだが。

349 :吾輩は名無しである:03/02/10 11:25
>348
その「本場のクリスチャン」とやらが具体的にどういう連中なのか教えてくれ。
美香は駆動と仲がいいから嫌いだが、遠藤周作を誉めてるのでやはりいいやつだと思った。
ちなみに映画監督のスコセッシ(「最後の誘惑」を監督した)は「深い河」を激賞している。


350 :おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/10 11:29
「最後の誘惑」って敬虔なカトリック団体を激怒させたあの映画か?

351 :吾輩は名無しである:03/02/10 11:31
そうそう。原作者は死後、
その「敬虔な」カトリックどもに墓に糞尿をばら撒かれたよ。
「敬虔」って素晴らしい。


352 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/02/10 11:40
346さんのように信仰体験を持っていたら別だけど、
あたまでキリスト教を理解したような気になって、
西欧文学を語る評論家にはうんざりです。
ドストエフスキーもシェイクスピアもけっきょくわからないと思うときがある。
神がいるという感覚、絶対が存するという世界観、
こればっかりは生理的なものだから理性ではどうしようもない。
そのはざ間に座して、うんうん悩みつづけた遠藤さんはやはりすごい。

353 :吾輩は名無しである:03/02/10 11:44
美香は駆動と仲がいいから嫌いだが、遠藤周作を誉めてるのでとてもいいやつだと思った。


354 :346:03/02/10 12:38
日本とキリスト教について考えたんだと言うことは否定しないのだけど、
彼が言う「日本人の身の丈にあったキリスト教」というときの
「日本人」像は彼一人にしかあてはまらないようだ、と思うことはある。
「私は違うけど」とする日本人のキリスト教徒はすごく多いんではないか(自分も含めて)
なんか一人でドンキホーテのように勇敢に立ち向かってるんだが、
実はそれは風車(彼の考えるヨーロッパのキリスト教=実際とは違う)でしかないような。
彼が自分のもつ強烈なコンプレックスをまぜてしまってるような気がする。
例えば自分はヨーロッパ的なものを崇拝も見下げもしないから、
「これが日本流か」なんて事は考えず、「これが俺流か」を考えて
信仰を選びとったけど、彼はそれができなかったのではないかな?

遠藤がノーベル賞を取れなかったのは審査員の一人が(忘れた、誰だったか)
「自分が死ぬまでは絶対とらせない」といったとか言わなかったとか。
ノーベル賞とりゃあいいってもんでもないしね(w


355 :吾輩は名無しである:03/02/10 19:32
ここはおもしろい。
    ↓
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/korea/1042355381/

356 :吾輩は名無しである:03/02/10 22:58
>>354
大江がノーベル賞とった時、なぜカトリックの遠藤周作を差し置いて?
と驚いたんだけど、完全に認識不足だったな。(w
やっぱり日本人にキリスト教をあーだこーだ言われたくない、
というのがあるんだろうね、白人には。
そんな中「日本人カトリック作家」の看板を背負って、
あそこまで行った遠藤周作は偉大だと思うよ。

357 :吾輩は名無しである:03/02/14 21:56
定期あげ   

358 :吾輩は名無しである:03/02/20 17:16
「沈黙」が「名作をポケットに」にやっと登場!

3月6日(木)19:30〜 BS2
旅人は青来有一っつぁんだよ

http://www.nhk.or.jp/meisaku/pocketm066.html


359 :吾輩は名無しである:03/02/20 23:36
「海と毒薬」で、中学生が教師の蝶々を盗むのはヘッセのぱくりですか?

360 :吾輩は名無しである:03/02/21 22:50
遠藤周作の「反逆」を読売連載ではじめて目にしたときは、

「時代劇専門の作家に比べると、えらく描写が下手くそだなあ」

と感じてしまった。

しかし、そのあとの「男の一生」では、かなり改善されていて、
さすがベテランだと感じたものだ。

361 :吾輩は名無しである:03/02/24 04:54
随筆が好きです

362 :名無し:03/02/28 01:55
周作クラブ入ってる人いる?
入りたいけど、最近「夫の宿題」読み終えたから、
今更三田文学の編集長に電話するのも遅すぎる気がして気になる。

363 :吾輩は名無しである:03/02/28 03:38
爆笑太田が好んで読んでたらしいが
遠藤ファンを皆あーゆー顔だと想像してしまう


364 :吾輩は名無しである:03/03/14 08:18
「私が・棄てた・女」読み終えました。久しぶりに感動しました・・・

365 :吾輩は名無しである:03/03/14 11:44
このスレ2年前からあるのか・・・すごいな。>>364が2週間ぶりのレスってのもすごいが・・・。

今、「白い人・黄色い人」を読んでます。正直、ちと退屈気味。

366 :吾輩は名無しである:03/03/14 12:00
遠藤さんって今どこに住んでるんですか?

367 : :03/03/14 12:02
>>366
お空の彼方です。

368 :吾輩は名無しである:03/03/14 20:26
「私が・棄てた・女」についてですが、
テーマとは関係ないのですが・・・

いくらお人好しで愛情深くて男に「聖女」だと思われても
容姿が醜ければ(言い方極端ですが)、いくら尽くしたところで
愛情を得ることはできないんだな。。と森田ミツを見て
ちょっと悲しくなりました。

皆さん、どう思われますか?

369 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/14 21:55
遠藤さんは社会経験に疎いひとに評価されているわけで。いや、何も言うまい(w

370 :名無し:03/03/15 01:47
久しぶりに少し動いてる!嬉しい・・・。
「私が・棄てた・女」は映画では可愛い女性使ってるんだよね。
ちょっと矛盾も感じるけど、監督の手に渡ったらこういうイメージなわけで。

今は「男の一生」読んでます。面白い。

371 :吾輩は名無しである :03/03/15 01:50
私は初期の硬めの文体の作品が好きです。

372 :吾輩は名無しである:03/03/15 04:09
美香さん、印象批評って知ってますか。
もう少し評論をお勉強なさったほうが、よろしいと思います。

遠藤周作に関してのあなたの理解は正直言って皮相的すぎます。
過去レスを読ませていただきましたが、
あなたの意見とみえるるものは、
ただ事実や書いてあったことをそのままコピー&ペーストしたに過ぎません。
きちんと読んでいる人間にはわかりますよ。
あなたの意見は「社会経験に疎いひとに評価されている」という部分に過ぎない。

自分の主観だけで、他人の人生、あるいは読者を極めつけるのはよくありません。
だいたい読者といっても、何千何万といるわけです。
その何万という人間をすべて「社会経験に疎いひと」と一くくりにしてしまうのは、
無謀です。
とても物事の道理をわきまえているとはいえません。
「遠藤さんは社会経験に疎いひとに評価されている」と「断定」されていますが、
こういう無謀な「断定」をされる美香さんのほうこそ、
「社会経験に疎い」と思います。

373 :吾輩は名無しである:03/03/15 08:05
「私が・棄てた・女」についてですが、
テーマとは関係ないのですが・・・

いくらお人好しで愛情深くて男に「聖女」だと思われても
容姿が醜ければ(言い方極端ですが)、いくら尽くしたところで
愛情を得ることはできないんだな。。と森田ミツを見て
ちょっと悲しくなりました。

皆さん、どう思われますか?




374 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/15 09:16
>>372
長文レスありかどう。いかにも遠藤スレらしく批判のレスなのにどこか
ほのぼのしていて、そんなあなたが好きです。中上スレなんぞ、こちらの
血が沸騰するくらい腹が立つ煽り方をしてくるから(w

で、わからないのは、わたしがその「印象批評」をしていると?
そして「事実や書いてあったことをそのままコピー&ペーストしたに過ぎません」と?
さらに「自分の主観だけで」わたしが断定していると怒っている372こそ矛盾している
と思うのだけど。
「事実や書いてあったことをコピー」=客観
「印象批評」=主観
まだ372は高校生だから書いているうちに混乱してしまった?

375 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/15 09:26
>>368
「私が・棄てた・女」
(客観)
「ルーアンの丘」を読めばわかると思うけれども、遠藤氏はフランス留学時代に
ある女性を(ことばは悪いけど、いわゆる)「ヤリ捨て」してしまった。
この事実は遠藤氏の死後になって、「ルーアンの丘」で公表された。そもそも
その部分は以前に公刊した「作家の日記」から遠藤氏が意図的に削除した部分
であった。その是非はここでは問わない。問題になるのは、この経験こそが
「私が・棄てた・女」を書くときの私的な動因になったのではないかということ。
現実では、そのフランス人女性、決して娼婦に身を落としたとかではなく、
その後に来日して遠藤氏と二人で会っていたと夫人が言っているけれども。
あとトルストイの「復活」が、この「私が・棄てた・女」とテーマが近似している
のを付記しておく。以上が、わたしの知りうる客観的な事実である。

376 :吾輩は名無しである:03/03/15 09:34
主観推測入りまくってるじゃん、なにそれ。

377 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/15 09:45
>>368
「私が・棄てた・女」
(主観)
この小説、以前は大好きだったんです。3、4回は読み返したかな。文体が軽くて
読みやすいのに、扱っているテーマはディープで。後半に、ミツがハンセン病だ
と判明してからは、泣ける泣ける、涙のオンパレード。
――だったのは、高校時代まで。大学に入り、まあ色々とあって、身内の不幸も
度重なり、そういう経験を経てみると、うーん、なんと言うのか、たとえば
遠藤さんはよくエッセイで死んでいく幼児に言及しています。こんな不幸を
なぜ神が許しているのかと。あれが感傷に思えてきた。あれは第三者の不幸に
酔っているようにしか見えない。彼は決して実際に我が子を亡くした母親の
気持ちがわからなかったのではないかと思う。遠藤さんの二大武器=「理知と感傷」
では、どうしたって「体験」を凌駕することはできない。そう思えてきた。
すると「私が・棄てた・女」の感傷がうざくなってくる。あの聖女崇拝もキモイ。
現実の女を知らなさすぎ。自分の周りに集まってくるような女性がすべてだと
思っている。それを壊そうとしてか、「深い河」ではテレーズもどきの「美津子」
を出しているけど、あれも人間味がまったく感じられない。思想が作った女だから。
以上が、主観偏見ビッシビシの感想です(w

>>376
でも「ルーアンの丘」が公刊されたことで、「私が・棄てた・女」に新しい
視点からの批評が可能になるのでは? あれは(読者)みんな、想像で書いたと
思っていたわけで、著者本人もそこはぼかしていたという(w 

378 :吾輩は名無しである:03/03/15 18:15
遠藤が浮気してたってこと?
奥さん知ってて怒らなかったのか??
あと遠藤はかなり女性の容姿にこだわってないか?

379 :吾輩は名無しである:03/03/15 18:30
たまねぎ

380 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/15 19:46
>>378
順子夫人と結婚前のことです。
遠藤さんってどう変身したところでモテなさそう。
留学から戻った当時は上下白のスーツで決めたつもりだったらしい(w

381 :吾輩は名無しである:03/03/15 19:51
>>380
人間的魅力でモテるだろ。
容姿だけが重要な、あんたみたいな人間ばかりとは限らん

382 :吾輩は名無しである:03/03/15 20:26
>381

でも「私が・棄てた・女」で森田ミツは容姿が悪いばかりに
愛してもらえなかったじゃない?
いくら聖女だと思われてもさ。



383 :吾輩は名無しである:03/03/16 01:22
容姿って大切なんですね

384 :吾輩は名無しである:03/03/16 01:28
スーツ着れば誰でもそれなりに見えるわな。着るか着ないかは別として(w

385 :吾輩は名無しである:03/03/16 01:52
美香、頼むから消えてくれないかな…

386 :吾輩は名無しである:03/03/16 05:34
エッセイとか読んでて思うけど良い人そうだよねー
優しい人間味溢れてると思うよ

387 :吾輩は名無しである:03/03/16 06:18
「私が・棄てた・女」は何度読んでもいいですね。
今「海と毒薬」読んでます。

388 :吾輩は名無しである:03/03/16 10:03
一生、信仰を持ち神のことを考え必死に小説を書きつづけた。
それなのに遠藤は病のため、文化勲章の授賞式にも出られなかった。
ノーベル賞も手にできなかった。
神よ・・・・

389 :吾輩は名無しである:03/03/17 12:42
こないだNHKでルオーについて
喋ってる在りし日の姿を見ますた。

390 :名無し:03/03/18 21:48
男の人には、妻以外に、一生心の中に想いつづける女性が必ずいる。
ってよくエッセイや小説の中に書いてるよね。

森田ミツは報われない女性であったかもしれないけど、
一生忘れられない女性になったんだと思うよ。

私は・・・愛した人のそばに一生いれる方がいいか・・・、
そばにいれなくてもずっと思われた方がいいか・・・。
どっちがいいか考えてしまうな。

391 :吾輩は名無しである:03/03/20 20:01
遠藤先生って、結婚する前に筆下ろししてたんですね・・・

392 :吾輩は名無しである:03/03/20 20:23
あのオクテの北杜夫ですら結婚前に女を買っていたぐらいだからな。

393 :吾輩は名無しである:03/03/20 20:41
Wショック!!

394 :吾輩は名無しである:03/03/25 01:08
NHKキタ━(゚∀゚)━!!

395 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/25 01:11
>>394
あ、遠藤さんだー。3ちゃん。

396 :勘弁 ◆cheerzFXQc :03/03/28 02:03
ハッピーバースデー周造

397 :勘弁 ◆cheerzFXQc :03/03/28 02:03
間違えた。誰だよ周造って(w
九鬼か?

398 :吾輩は名無しである:03/04/15 18:12
救済

399 :吾輩は名無しである:03/04/15 18:28
サルベージの美名を騙る唐age荒らしがウザイです。

400 :吾輩は名無しである:03/04/15 18:33
遠藤読者は何処へ…。

401 :吾輩は名無しである:03/04/15 19:05
こいつのは全部つかえない。ギャルが理解できない本なんか屑。

402 :吾輩は名無しである:03/04/15 19:07
>>401
いいこと言った。

403 :吾輩は名無しである:03/04/17 19:10
401=402

404 :吾輩は名無しである:03/04/17 20:38
それが違うんだな

405 :山崎渉:03/04/19 22:55
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

406 :吾輩は名無しである:03/05/02 17:10
今さらながら「海と毒薬」読了。
掻爬のシーンでおなか痛くなりました。

407 :吾輩は名無しである:03/05/09 20:28
遠藤周作は言語哲学者の井筒俊彦と対談したこともあったっけ。

408 :吾輩は名無しである:03/05/14 00:11
海と毒薬 読んだ〜
面白かったね

409 :吾輩は名無しである:03/05/14 03:29
俺はエッセイのカツラに関する話が好きだ。

410 :吾輩は名無しである:03/05/14 17:57
俺は「ソバプン」が好きだ

411 :吾輩は名無しである:03/05/14 19:44
クワックワ先生ってだれ?
クワックワ先生の奥さんてだれ?

412 :__:03/05/14 19:46
  ∧_∧
 ( ・∀・)/< こんなのみつけたっち♪
http://www.hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku03.html
http://hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku10.html
http://www.hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku08.html
http://hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku09.html
http://www.hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku06.html
http://hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku05.html
http://www.hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku01.html
http://hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku02.html
http://www.hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku08.html
http://hiroyuki.zansu.com/moe/hankaku04.html

413 :__:03/05/14 21:19
  ∧_∧
 ( ・∀・)/< こんなのみつけたっち♪
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414 :吾輩は名無しである:03/05/19 09:18
はじめてこのスレ来たけど

美香って男だろ、毛脛の見えるような文章だ。

それって、だれでも知ってることなのかもしれないけど。

415 :吾輩は名無しである:03/05/23 18:02
ちんちんごみの会 だっけ?
おれ、あれが特に好き

416 :吾輩は名無しである :03/05/24 03:05
「深い川」を読んだけどたいした小説ではないな。
解説読むと中にでてくる大津の存在と宗教色の強さがポイントなんてかいてあるが、
おれには舞台がインドであること、それからほとんどの章にでる鳥が印象に残る。
まあ、いろんな読み方があるが川や鳥のように自然体ってゆうのが大切なんだとでも
いいたいのだろう。
 しかし、この人なんでこんなに有名なんだろう。

417 :吾輩は名無しである:03/05/24 03:10
カソリック作家としての希少性とエッセイストとしての人気とが
絶妙にブレンドされているから。

418 :吾輩は名無しである:03/05/26 08:37
いい友達がたくさんいたから

419 :吾輩は名無しである:03/05/29 13:21
河だよ

420 :吾輩は名無しである:03/06/01 00:44
通俗性とキリスト者としての疎外感が受けたのじゃなかろうかね。

421 :吾輩は名無しである:03/06/02 16:15
名前:無名草子さん 投稿日:03/05/25 00:00
遠藤周作が好きな人は西原理恵子(漫画)も嫌いじゃないとおもうから
読んでない人は読んでみて・・・懐の深さみたいなものが共通してる


名前:無名草子さん 本日のレス 投稿日:03/06/02 16:13
>>224
言いたいことなんとなくわかる。私は遠藤周作が好きな人や西原理恵子が好きな
人、もしくは好きそうな人に好かれたいなぁって思う。それ以外の人にはどんなに
嫌われても悲しくない。

422 :吾輩は名無しである:03/06/08 00:40
おまいら聖書読んだことあるの?

423 :吾輩は名無しである:03/06/08 02:04
>>422
おー、いい問いだ。
だがちょっと不親切だわな。
聖書のどこら辺を嫁!くらいは言ってやらんと、
かいもく見当もつかん程度の連中。

424 :吾輩は名無しである:03/06/09 06:57
>423
日本語で読んだの?(w
どっちにしても電波文書だけどね。遠藤氏は聖書どうのより
キリスト教ってものに肉迫してたんじゃないの。

425 :吾輩は名無しである:03/06/21 01:10
すくなくともジットよりは周作のキリスト教概念のが好きだ。
そんな俺はフランス人。

426 :吾輩は名無しである:03/06/21 09:14
>>425
ボンジュール

427 :吾輩は名無しである:03/06/21 11:23
沿道が本当に苦しんだのは上智で仮面浪人までして
慶応にもぐりこんだ学歴教であって
けっしてキリスト教ではないよ

428 :吾輩は名無しである:03/06/21 15:29
その綾子に比べれば遠藤なんて小物だ!!

429 :吾輩は名無しである:03/06/24 02:23
先週白百合女子大で行われた加藤宗哉の講演会行った人いる?
「遠藤周作と母なる神」についてだったんだけど。
なかなかおもしかったよ

430 :吾輩は名無しである:03/06/30 11:58
暇だったから河の配役考えてたYO。
大津が上川隆也で、木口が山崎努とかだ。
磯辺は「清左衛門残日録」のあの人で、
美津子は…誰だろな…。鈴木京香じゃ歳食い過ぎかいな。



431 :吾輩は名無しである:03/06/30 23:22
大津が上川隆也ナイス。
カメラマンカップル=窪塚&加護
美津子=大塚寧々でどう?全盛期の。

432 :430:03/07/07 10:00
三條=窪塚イイ(´∀`*)…。
窪塚ファンではないけど似合うジョー。
色々考えてみたが

大津=上川隆也
磯辺=仲代達矢
木口=山崎努
沼田=増岡徹
沼田妻=室井滋

かなぁ。江波とか思い付かなんだ。
大塚寧々てどんなんだっけ?



433 :431:03/07/08 02:11
コニチハ。
大塚寧々は岩井俊二監督の『スワロウテイル』でノータリン娼婦やってて
なかなかよかったよ。

深い河のサントラ出てるの最近知った。思わずゲット!
せりふとかもちょこっと入ってた。

434 :吾輩は名無しである:03/07/13 21:18
>433
私も去年買ったよー。台詞、微妙に怖くない?(W

435 :山崎 渉:03/07/15 09:07

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

436 :吾輩は名無しである:03/07/16 21:44
人間の哀しみをこんなに考えさせてくれる作家はいないなあ・・・。

437 :吾輩は名無しである:03/07/20 21:52
 ・・・(上智大学の)教え子に遠藤周作君がいた。師弟といっても7歳しか
違わず、東京信濃町にある寮から麹町の私の家に毎晩のようにやってきて夕食を
食べていった。フランスに留学すると、頻繁に手紙をくれた。帰国から2年後、
『白い人』で芥川賞を受賞し、キリスト教文学者として地歩を築いた。
 晩年、「狐狸庵先生」と呼ばれ、軽妙洒脱なエッセーも書いたが、私にはやさし
い泣き虫だった。30代後半に3度の肺の手術を受け、なくなる3年前からは
自宅で人工透析を受けながら執筆を続けた。寝たきりになり、奥さんに電話をする
と、途中で本人が出て「必ず治して、必ずお宅にまいりますから、待っててくだ
さい」と泣きだした。
 彼はユーモア人と見られ、悪ふざけすることもあったが、私にはそれとわかる
ふざけだった。ふざけたあとで、しんみりした言葉をぼそっと吐くこともあった。
彼のふざける気持ちをどれほどの人がわかっていただろうか。三つ子の魂百まで。
人間は自分の世界を作り替えることはまず不可能だ。遠藤君は学生時代と同様、
遊びもふざけも真剣だったと思う。亡くなったとき、後先になってしまったな
という思いばかりが募った。           (哲学者・串田孫一・談話)


438 :吾輩は名無しである:03/07/22 20:42
そういえば、「沈黙」を読んでレポート書いたな・・・
で、単位落として次の年も読んだっけ・・・懐かしい。

439 :_:03/07/22 20:43
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/jaz04.html

440 :_:03/07/22 20:51
http://homepage.mac.com/hiroyuki44/

441 :吾輩は名無しである:03/07/22 21:05
串田孫一ともあろう人が遠藤周作の「演技」をわからないとは。
私は当時の関係者。遠藤さんは笑いながら串田孫一の反応を見ていた。
それを本気にするなんてよほど串田孫一さんは・・・まあ、哲学なんてそんなものw

442 :吾輩は名無しである:03/07/22 22:16
遠藤氏は、小田信長に関する歴史小説を書いてましたね。確か近年発見された古書を
参考にしていたと思いますが。その古書の名前は忘れましたが、後で偽書と判明した
らしいですね。偽書と判明したのは遠藤氏がご存命中だったんでしょうか?
もしそうなら、彼が何と弁明していたのか知りたいですね。

443 :吾輩は名無しである:03/07/23 23:56
>>441
ばかか? >>437は、串田が演技を全部わかっていた、という話じゃないか、
何処を読んでいるんだ、読解力が皆無。

444 :吾輩は名無しである:03/08/03 21:15
「作家の日記」を読みました。
文庫なのに1700円かよ〜と思ったけど、それに値する内容でした。
留学時代育まれた彼の精神がぎっしりつまった1冊です。
ところでどなたか遠藤周作文学館(長崎)に行かれた方いらっしゃいますか?
夏休みに行こうと思うのですが、HP見ると駅からすぐというわけではなさそうですね・・
車がないと難しいのでしょうか。
教えていただけたら嬉しいです。


445 :POKO ◆PCduQifxI2 :03/08/04 15:15
初めて遠藤周作の作品に触れた時、
(イスカリオテの)ユダを肯定して行く、宗教という枠組みを越えて「愛」を
追求して行く、というような姿勢に共感を覚えました。
人間は物事を複雑に考えすぎなのかもしれないな、と恥ずかしながら心を洗わ
れた気持ちにもなりました。
うん、時々読み返したくなりますね。

446 :吾輩は名無しである:03/08/05 00:22
age

447 :吾輩は名無しである:03/08/05 00:30
遠藤周作って、あまり海外に出したくない顔≠セな。
外人が思い描くダメ日本人そのものの顔だもんな。
顔だけ島田雅彦の写真に差し替えろよ。

448 :吾輩は名無しである:03/08/05 00:59
私が捨てた女が一番いいな。

449 :吾輩は名無しである:03/08/06 15:27
「深い河」で論文書こうと思ってる。
大津の持っている多元的な信仰について。

450 :吾輩は名無しである:03/08/06 22:12
「海の毒薬」キモかったです。
ところでアホ軍人どもは肝を食ったんでしょうか??

451 :吾輩は名無しである:03/08/07 02:37
>>449
大津の考え方は正しいね

452 :山崎 渉:03/08/15 10:08
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

453 :吾輩は名無しである:03/08/27 16:55
遠藤の言う「愛のキリスト」とカトリックは本当に違うの?


454 :吾輩は名無しである:03/08/27 23:12
高校の時好きで、狐狸庵先生のやつとか、沈黙とか、母なるものとか読みまくってた。

…まさか大学になって、長崎出身ってだけで隠れキリシタンの論文書かされて、
それが縁で隠れキリシタン(の子孫)と結婚することになるとは。

455 :吾輩は名無しである:03/08/27 23:16
>>454
いい話じゃないか。

456 :吾輩は名無しである:03/08/28 11:02
女の一生のサチコの方を読みました。
切ないですね。
これから、感想文書きます。
やっぱ、テーマは、生きることと、愛ですよね。
愛って言うのも、サチコや修平の愛や、
コルベ神父の愛とか、色々出てくるし。
アドバイスある方!!待っているので宜しくお願いします。



457 :吾輩は名無しである:03/08/28 13:58
>>456
長いこと女にもてなかった遠藤周作という男の鬱屈したSM趣味には参った、とでも書いておきなクソガキ。

458 :吾輩は名無しである:03/08/28 14:35
>>456
「マスかいて寝るしかない厨房には、とても理解できない愛だから、
SM趣味には参った、とか馬鹿な妄想に結びつけるだろうなと
思いました」 とでも書いておけばいいよ。

459 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/09/07 03:22
最近発売された「文芸別冊 総特集 遠藤周作」(河出書房新社)を読む。
ひとこと。買うな、それだけ。新情報はないから。
遠藤番の編集者の座談会には期待していたけどヤバイ話はまったくなし。
前・小説新潮編集長とやらがチクリとやっていたぐらい。
ぜったいたたけばホコリの出るひとだと思うんだけれども。
まだ没後10年もたっていないから、いろいろと厳しいのか……。
宮本輝といい、なんで信仰をもつ作家は説教が何よりも好きなのでしょう(w

460 :吾輩は名無しである:03/09/07 03:31
死ぬことをとても恐れていた遠藤さん。
死後の世界はあるのか無いのかと・・・

病院で遠藤さんが亡くなったときに遠藤さんの奥さんには
遠藤さんの声が聞こえたそうです。

「おーい !! 向こうの世界は本当にあったぞー !!」と。

461 :吾輩は名無しである:03/09/08 01:19
最初、黒い男たちに囲まれた、、
そんな臨死体験をしたんだよね

しばらく苦しい闘病生活をしてから
やっと向こうの世界が見えたと

遠藤は実はかなりわがままな男だったから
最初は地獄的な臨死体験をしたわけだ

俺の知り合いが遠藤に会ったことがあるが
小説みたく立派な男ではなかったそうだ
人間のいやらしさが、すごく
にじみ出ていたそうだ

462 :吾輩は名無しである:03/09/08 18:17
>人間のいやらしさが、すごく
にじみ出ていたそうだ

まあ、本とか読んでれば何となくその意味わかる気がする。
立派なところもあるけど狡賢いとこもあると思うよ。


463 :吾輩は名無しである:03/09/10 00:44
>最初、黒い男たちに囲まれた、、
>そんな臨死体験をしたんだよね

どの本に書いてありますか ?
なんかその話聞いて「世紀末の詩」というドラマで
三上博が主役の話を思い出した。
ラストのジョン・レノンの歌が流れてるときの映像で
強盗した三上が逃げる最中に車に跳ねられて気がついたら
誰もいない暗い病院のベッドの上で目を覚ますシーン。
両足は事故でなくなりギブスだけの姿で怖かったな。
ドラマのセリフで「地獄に堕ちるのか・・・」といってた
シーンには泣けた。

464 :吾輩は名無しである:03/09/15 00:37
私は今まで神様はいないと思っていました。
神様がいるなら世の中がこんなに悲しいはずはないと、
そう考えていました。でも遠藤周作氏の本を読んでいくうちに
神様は喜びとともに悲しみ、苦しみも与えるのではないかと思うようになりました。
喜びしか知らない人生は、薄っぺらなものなのではないか?と。
でもそうだとしたら、ピンチの時「主よ、お助け下さい」と願っても
その苦しみを取り除いてくれるわけではなく、ただそばにいてくれるという
心のよりどころでしかないのか・・・なんて考えるうちに
遠藤周作さんが日記に何度か書かれた「生きるとは、何とつらいことか」という
言葉の意味が理解できたように思いました。




465 :吾輩は名無しである:03/09/15 00:39

ここに来て私に命令して!

http://angely.muvc.net/page043.html



466 :吾輩は名無しである:03/09/15 09:13
興味深かage


467 :吾輩は名無しである:03/10/12 14:15
遠藤周作『母なるもの』というカミュ文庫のビデオを買ってみました。
まだ中身はみてないけど楽しみ。

468 :吾輩は名無しである:03/10/13 12:41
泣くなよ

469 :吾輩は名無しである:03/10/13 18:05
>>464
>私は今まで神様はいないと思っていました。
神様がいるなら世の中がこんなに悲しいはずはないと、そう考えていました。
神様は喜びとともに悲しみ、苦しみも与えるのではないかと思うようになりました。
喜びしか知らない人生は、薄っぺらなものなのではないか?と。

アホかオマエ。
見事に宗教家特有の決まり台詞に踊らされてるな。
オマエみたいのがプチ麻原なんだよ。
さっさとアレフにでも逝け。



470 :467:03/10/13 23:46
『母なるもの』ビデオ。もっと抽象的な内容かと思ってたら、
遠藤先生による「沈黙」の解説とか、
深く読まないと気づけない「沈黙」のシーン解説とか、
朗読やロケをまじえつつで、想像より良かったなぁー。
『沈黙』の映画ビデオも最近手に入れたのだけど、それより、
こっちの方がグッときました。
朗読:山本圭、イカス!

471 :吾輩は名無しである:03/11/02 00:51
sobapun

472 :吾輩は名無しである:03/11/14 19:08
ローマ法王庁も後押し 長崎の教会群を世界遺産に
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/nagasaki.html#003

(長崎)県内の教会群と周囲の景観を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録させようと、
バチカンのローマ法王庁を訪問した「長崎の教会群を世界遺産にする会」(会長・林一馬長崎総合科学大教授)の会員ら二十四人が帰国した。

同会によると、法王庁の担当者は長い迫害に耐えた潜伏キリシタンの歴史に強い関心を示し、
登録に向けて情報交換を密にするなど協力する考えを伝えたという。

全世界の教会の建物や絵画の保存・修復の指導などを担当する法王庁文化財委員会のドン・カルロ・チェニス次官は
「長崎の教会が持つ歴史・宗教史・建築・文化的景観の価値に興味がある。ぜひ次世代に遺産をつないでほしい」と評価。
「バチカンと情報交換を密にして運動を進めてほしい」と述べ、協力を約束した。

世界遺産登録への支援を行っているクリスチィナー・カルラ・ステッラ博士は
「ユネスコが興味を持つのは、建物の価値だけでなく、それを取り巻く(潜伏キリシタンなど)無形の遺産。
そうした価値を見直すことが重要だ」と、歴史的価値をアピールすることの大切さを助言。
「欧州である世界遺産の会議で長崎の教会群を紹介したい」と語ったという。

473 :吾輩は名無しである:03/11/16 17:00
「女の一生 キクの場合」を読んだ。泣いた。

474 :吾輩は名無しである:03/11/16 20:46
>>469
まずは、遠藤作品を読んでから書き込むべし。

475 :吾輩は名無しである:03/11/28 23:19
「女の一生 サチ子の場合」を読んだ。一部ほどの感動はなかった。

476 :吾輩は名無しである:03/12/04 17:19
遠藤周作の作品は構図が単純すぎ。
中学生の読書感想文にはいいかもしれんが、世の中そんなに単純じゃないっつーの。

477 :吾輩は名無しである:03/12/04 21:55
容姿のコンプレックスが強すぎるな・・・

478 ::03/12/08 22:52
>>459
遠藤って説教好きだったの?
エッセイとかの文体はそれっぽいかもしれないけど。
実際合ったことあるの?それとも知ったかぶり?

479 :吾輩は名無しである:03/12/11 18:39
『男の一生』と『反逆』が手に入らない・・・

480 :吾輩は名無しである:03/12/12 10:21
灯のうるむ頃なんかも何度かテレビ化されてよかったなぁ
豪徳寺あたりが出てきて
情緒的な文章でいいのがある
初期の東京探訪とか

481 :吾輩は名無しである:03/12/13 19:32
この人の本読んでみたいんですけど
どれがお勧めですか?

482 :吾輩は名無しである:03/12/13 22:36
>>481
「沈黙」あたりが遠藤周作の代名詞的なものじゃないだろうか。


483 :吾輩は名無しである:03/12/14 02:49
>>481
「私が・棄てた・女」はお勧めですぞ。

初めて読んだ時、奈落の底に突き落とされる様な衝撃を受けた。
しかも、軽妙で面白い。

484 :吾輩は名無しである:03/12/14 07:56
うちの大学の先生が深い河日記に自分の名前が出てくるのを
嬉しそうに自慢してた

485 :吾輩は名無しである:03/12/14 10:57
ふわぁ〜い、わたくしガストンで〜す

486 :吾輩は名無しである:03/12/14 13:36
>>485
お ま え か

487 :吾輩は名無しである:03/12/14 20:53
このスレ美香が書き込みしてる・・・
スレが穢れるのでもうこないでね

488 :吾輩は名無しである:03/12/15 07:31
「私が・棄てた・女」は映画も暗かったな
若い頃の江守徹見たい人以外には勧められん

あんな女はいないぜ

489 :吾輩は名無しである:03/12/15 08:54
江守徹みたいな女はいないってことか?

490 :吾輩は名無しである:03/12/15 22:39
美香なら美香って名乗るだろ、どうせ。
なぁ、美香?

491 :吾輩は名無しである:03/12/15 22:42
・・・と、思ったらキッチリ名乗ってるじゃん!












美香、ごめん・・・・・・

492 :吾輩は名無しである:03/12/15 23:29
札幌の本屋に「沈黙」を売ってる所はありません
なぜ?

493 :吾輩は名無しである:03/12/16 18:46
「私が・食べた・女」佐川一政

494 :吾輩は名無しである:03/12/18 13:55
>>492
嘘臭ー

495 :吾輩は名無しである:03/12/18 19:51
>>492
内地に来てでも探して買え。それだけの価値はある!

496 :美香 ◆FE5qBZxQnw :03/12/18 20:28
>>478
弟子の加藤なんたらの本でも読んだら。
いまも「三田文学」の編集長をしているのかな。あの金魚の糞は。
わたしは一時期、遠藤教(キリスト教にあらず)の信者だったので、
彼にまつわる本はほとんど目を通している。
そうとう説教好き、かつおせっかいだったことは確か。
芸術家特有の過剰なリビドーの使い途としては悪くはないけれども。
レス遅れてごめん。

>>491
よく事情がつかめないけど「許す」。

497 :吾輩は名無しである:03/12/18 23:32
>>496
もう来ないでね♪

498 :吾輩は名無しである:03/12/19 16:40
「私が・棄てた・女」は文章は軽くて読みやすいんだけど
内容はドッシリしてて好きだ。
「沈黙」は少し読んだけど文体が硬いので読むのを放棄した。
「深い河」が軽すぎず重過ぎない文章なんでこれもいい。

499 :吾輩は名無しである:03/12/19 19:07
>>498
講談社の従業員の方ですか?

500 :吾輩は名無しである:03/12/20 16:20
500

501 :吾輩は名無しである:03/12/22 01:54
遠藤周作は以前、自分が描いた女性の中では「わたしが・棄てた・女」の
森田ミツが1番好きだと書いていたけど、
実際ミツの様な女性に出会ったとしたら、果たして恋に落ちるのだろうか?

ミツを聖女と讃える男性の何人が、
彼女を一人の女性として愛おしみ、抱きたいと思うのだろうか?
ミツだって、大好きな男の人に死ぬほど愛されたかったのではないか?
聖女になるより。

・・・なんて、哀しい疑問が湧いて来る時もある。

502 :吾輩は名無しである:03/12/22 16:04
人は死んだ人間を美化したがる生き物だからね。

503 :吾輩は名無しである:03/12/22 23:01
ミツは男に愛されなかった。

イエスは満たされない者を愛した。

ゆえにミツはイエスに愛された。

・・・強引でしたか?

504 :吾輩は名無しである:03/12/23 01:47
そうか。キリストって良く見るとハンサムで良い男だからネ。

あの世でキリストに言い寄られて困り果てるミツ…
なんて事を考えると、少しは救われる気がする。

もっとも、私はクリスチャンでは無いので、
そう言う変な発想が湧くのだけれども。

505 :吾輩は名無しである:03/12/23 16:42
<キリストって良く見るとハンサムで良い男だからネ。



・・・・・・ワロタ

506 :吾輩は名無しである:03/12/24 19:38
今日はクリスマスだから





・・・・・・さて、踏み絵でも踏むかな。

507 :吾輩は名無しである:03/12/25 02:03
そういえばマリアを犯したのはいつだったか…

508 :吾輩は名無しである:03/12/26 21:07
「海と毒薬」以外の映画ってみたことないよ。
「沈黙」観てーよ!!

509 :467:03/12/27 09:27
「沈黙」丹波哲郎のやつ、ヤフオクでビデオ買っちゃった。
小説よりも駆け足なので、小説ファンは納得しないかも。
沈黙の影像を使って、小説を読み砕く解説ビデオ「母なるもの」は
とてもいいビデオです。

例えば、大画面テレビ常設の、小さい喫茶店などを借りて、
遠藤周作系のビデオ上映&雑談をするminiオフ会開いたら
来てみたいひといますか?場所は東京です。

510 :吾輩は名無しである:03/12/28 03:29
東京か・・・。行けへんねん。

511 :吾輩は名無しである:03/12/30 06:04
なぜ神は何もしてくれないのか、なんて信者じゃない人間からしてみれば
当たり前のことなんだけどな。神なんていないんだから沈黙してても
全然おかしくない。

512 :吾輩は名無しである:03/12/30 08:15
沈黙のパードレは何語で話してるの?

513 :吾輩は名無しである:03/12/30 13:35
>>511
「イエスの生涯」と「キリストの誕生」読んでみ。
神がいるとかいないとかの次元じゃない、もっと本質的なことが書いてあるよ。
うまく表現できずでスマソ。

514 :吾輩は名無しである:03/12/30 17:13
>>512
日本語
でもいつ勉強したんだろうね
日本に行くと決めたのはフェラチオ神父が
背教したとの知らせを受けてからだから
時間はあまりなかったと思うけど

515 :吾輩は名無しである:03/12/30 17:24
><神の沈黙>という永遠の主題に切実な問いを投げかけた作品。

問いを投げかけただけで答えを出してないよ、遠藤さん。

516 :吾輩は名無しである:03/12/30 18:19
駆け込み訴え>(越えられない壁)>沈黙

これが現実だ。目を覚ませ遠藤オタ

517 :吾輩は名無しである:03/12/31 01:41
だから「イエスの生涯」と「キリストの誕生」読めってんだ、このスットコドッコイ!

518 :吾輩は名無しである:03/12/31 05:14
遠藤周作は所詮大衆作家
文学じゃないよ

519 :吾輩は名無しである:03/12/31 16:12
>>518
文章が下手糞だからって、
大衆作家にするのはあんまりだ。(´Д⊂
芸術的な感性は確かにないけどさ。

とりあえず、遠藤先生は思想作家と呼んでください。

520 :吾輩は名無しである:03/12/31 16:50
コリア先生

沈黙ニダ!

521 :吾輩は名無しである:03/12/31 22:46
なに言ってんのお前?
お祈りすれば助けてくれるのが当たり前か?
バカがっ・・!
神というものはとどのつまり、なにも肝心なことは
何ひとつしてはくれない。
キリスト、聖霊、神・・
これらが何か肝心な事をしてくれたか? してくれちゃいないだろうが・・・!
これはイスラム教徒だから、仏教徒だからというわけではないキリシタンでもそうだ
神は祈りに応えはしない。それが基本だ。
その基本をはきちがえているから、こんな朽ち果てた場所に来ているのだ
厨房め・・.!

522 :吾輩は名無しである:04/01/01 00:07
>>521
「沈黙」をちゃんと最後まで読みましたか?
「イエスの生涯」と「キリストの誕生」も併せて読みましょう。
めんどくさいかもしれませんが、答えはおのずとわかるかと。
これでわからなけりゃ「十五少年漂流記」から始めましょう。

523 :吾輩は名無しである:04/01/08 20:18
あのメガネと髪型がイケてないんだよな

524 :吾輩は名無しである:04/01/08 21:16
日本にはキリスト教は根づかね〜
黄色人種は白人より醜い〜
弱くて卑屈な人間のなにが悪いんだ〜

の3つのテーマしかないよね。

525 :吾輩は名無しである:04/01/09 00:19
>>524
>弱くて卑屈な人間のなにが悪いんだ〜
これって大乗仏教そのもの……

526 :吾輩は名無しである:04/01/09 00:41
だよねえ。ユダ(キチジロー)をゆるすのは変だべなあ。

527 :吾輩は名無しである:04/01/09 00:55
キチジローが自分でおら弱いんだから仕方ないべさ、というのは
ただの卑劣な言い訳だよな。

528 :吾輩は名無しである:04/01/09 17:08
日本に入ったキリスト教はマリア観音のように変質してしまった。
と言いながら、遠藤氏のキリスト教こそマリア観音なんだよな。

529 :吾輩は名無しである:04/01/09 20:11
>>528
そうなの?

530 :吾輩は名無しである:04/01/10 17:25
>>526
パードレ・ロドリゴはペトロのポジションらしい。

531 :吾輩は名無しである:04/01/10 18:01
やたらと人種ネタが出てくるのはなぜですか?
留学時に相当差別されたのかな?
漏れイギリスに経済学で留学したけど、人種を意識したことなんてないぞ。
文学のような文化に密接に関係のある分野だと、排他的な面があるのかな・・・

532 :吾輩は名無しである:04/01/10 21:00
>>531
それは君が外人そっくりだったから、みんな日本人と気付かなかった。
遠藤周作はいかにも日本人な風貌だったから差別された。

533 :吾輩は名無しである:04/01/10 22:08
古畑を思い出してしまった。

534 :吾輩は名無しである:04/01/10 22:08
古畑を思い出してしまった。

535 :吾輩は名無しである:04/01/10 23:07
古畑を思い出してしまった。


536 :吾輩は名無しである:04/01/11 00:05
古畑キボンヌ

537 :吾輩は名無しである:04/01/11 17:56
>>531
「留学」読む限りでは、かなり苦労したみたいだが。
まぁ小説がまんま現実ではないだろうが、場所的にも(おフランス)
ルックス的にも苦労してそうなふいんき(←なぜか変換できない)だな。

538 :吾輩は名無しである:04/01/11 18:00
雰囲気 よーく見てみよう

539 :吾輩は名無しである:04/01/12 18:05
釣れた───────(・∀・)──────────!!!!

http://that.2ch.net/test/read.cgi/gline/1070867501/

よーく見てみよう

540 :マリコ:04/01/13 20:01
深い河のような 遠藤さんもあれば、
狸狐庵先生としての、笑いなくしては読めない書き物もあり・・・

愛する作家の1人である。

541 :吾輩は名無しである:04/01/13 21:13
ふんいき(←何故か変換できない)

542 :吾輩は名無しである:04/01/17 02:30
誰か>>514のフェOチオ神父に突っ込めよ(w

今夜、ここと一般書籍板のスレと2つ全部読ませていただきました。
「単純な構図」っていう意見があるけど、俺はそれもこの作家の
魅力だと思うな。村上春樹読むときも感じるんだけど、
文頭さらっと読んだときに(ああ、いつもの来た!)っていう安堵感みたいなのを
感じるのがいい。人はそれを大衆的と呼ぶかもしれないけどね。
「灯のうるむ頃」も「悲しみの歌」もヘチマくん」も
根底のテーマはいつも一緒なのにその「安堵感」に期待して
ついつい手を出してしまう。

ところで「侍」って案外評価低いね。
俺は遠藤の半生が投影されてるようで
結構好きなんだけど。
後は「鉄の首枷」好きなんだけど、読んだ人いますか?

それで、2つほど聞きたいことあるので、お願いします。
1 町田の図書館に蔵書などをおいてある資料館みたいなのがあると
聞いたのですが、行った人いますか?行く価値ありですか?
2 「沈黙の声」というエッセイがあるらしいのですが、もう絶版ですか?
全集に入ってますか?

ではでは

543 :吾輩は名無しである:04/01/17 18:49
「沈黙の声」は文庫であったような気がするが・・・どうだったかな?
満足な回答をだせない私は542の目には「無力なる男」「役にたたぬ男」「何もできぬ人」に映るか?
・・・ネタにしてスマソ

544 :吾輩は名無しである:04/01/17 22:58
>>643
回答ありがとうございます。
「信じる勇気が湧いて来る本」みたいないいとこどりの本で、
あのエッセイ出のものからはすごいいい言葉が引用されてる。
ぜひ読んでみたいんだけど・・・

この前、「黒ん坊」を読んでいたんだけど、所沢のマックに忘れて
結局出てこなかった。
そこらの本屋では手に入らない本なので痛すぎです(w

545 :吾輩は名無しである:04/01/18 03:54
長崎市から車で30分のところに遠藤周作記念館があります。
海に切り立ったがけの上に立つ小さな白い建物で、
駐車場から入り口に続く通路からは、一面にひろがる真っ青な東シナ海を
眼下に見渡すことができます。
中に展示されている、『沈黙』の草稿や解説に目を通し、
ふたたび外にでて、海を眺めると、何か景色が違ってみえます。
わたしは特に遠藤周作のファンというわけではありませんが、
この記念館は格別です。お勧めです。

546 :吾輩は名無しである:04/01/18 04:26
>>544
ちゃんとお預かりしてますよ
取りにいらしてください

547 :吾輩は名無しである:04/01/18 14:54
文学館はいいね。
俺も行ったけど、あれほど充実してる資料館はない。
ファンなら一日中いられる。

一方で「沈黙の碑」は、写真とか見ると、
(岬のそばの・・・静かな所で・・・)と勝手な妄想を膨らませてしまうが、
実は道路の脇のうるさいところにあって、
ちょっとだけ幻滅してしまうんだな。
でも、そばのお店で買ったかんころ餅がうまかったので許すが(w

島原とか長崎にはまた行きたいな。

>>546
おいおい!

548 :吾輩は名無しである:04/01/19 20:16
>>547
天主堂行って雪でも降った日にゃ、泣いちゃうよ。

549 :吾輩は名無しである:04/01/21 23:39
>>548
俺が行った日。降ったよ。宿の人が「年に5回しか降らない」とか
行ってたけど。

俺はそん時まだ「女の一生」読んでなかったんだけど、
キクの最後のシーン読むと、すごくせつなくなったね。

女の一生は、あと第二部の最後でサチコが最後に、
「神様、私は普通の主婦です・・・」に始まる祈りが好き。

あの祈りはそれまでの遠藤作品でよく登場するイエスから主人公に
対する同情(例・沈黙における「踏むがいい・・・」のシーン。
侍における「ここからはあの方がお仕えなされます」のシーン)から
ちょっと踏み込んで、苦痛を与えた神様に対する感謝の言葉で
閉められている。

ここからは個人的な発想なんだけど、何かこの女の一生を機に
何か遠藤文学には変化が生じているように思えてならない。
それまでの作品には「善なるイエスと悪なる神」という構図が
見え隠れしているんだけど、そこから先の作品には
少しずつ、「神への感謝」という発想が見え隠れすると思う。
(例・男の一生の木曽川の流れのシーン。王の挽歌の大友親盛の晩年の信仰、
深い河の全般)

俺は「悪なる神」という指向からは未だ自分が脱したとは思えないが、
やっぱりその道しるべを与えてくれるのはこの作家のように思えてならない。

550 :吾輩は名無しである:04/01/22 14:56
>>547
文学館行ったよ。真夏にバスだったので死にかけたが。

文学館もいいが、外海の町もいい感じだな。
朝になると教会の鐘が聞こえて……
『沈黙』の舞台モデルとしてはうってつけだったのだろう。

551 :吾輩は名無しである:04/01/22 22:17
>>549
「悪なる神」というのがよくわからん。
遠藤作品にそんなのあったっけ?
よろしければ氏の作品の中から具体例を挙げて教えてよ。

552 :吾輩は名無しである:04/01/22 23:02
>>551
それは俺が適当に作った構図だ。
だから適切な表現ではないと思うけど。

ただ,遠藤周作の作品はどれも悲劇の結末で終わるものが多いし、
結局そういう悲劇を招く神の存在が感じられると思う。
もし善なら神がいたなら、
侍は処刑されなかったのではないか?
コルベ神父はアウシュビッツを出たのではないか?
コバルスキはドイツ人将校にガス室行きを指名されなかったのではなしか?
その神の仕打ちを前提に「善なるイエスの同情」というある意味の
「救い」を描き出したのが遠藤文学の真髄だと思う。
そこは同じキリスト教文学でも
「ああ、神様は素晴らしや!」っていう三浦綾子とは一線を引くものがある。

遠藤周作がノーベル賞作家寸前までいったのは、、
その「悪なる神様」が与える様々な課題に対して、
それに人間と一緒に立ち向かうイエスの姿を
現代によみがえらせた功績だと思う。
(もちろん先駆者はそれ以前にもいたが)

世間の評価はあまり高くないが、俺は「同情するイエス」の姿が
せつに描かれているので「死海のほとり」というのが好きだ。

553 :吾輩は名無しである:04/01/22 23:54
私も『死海のほとり』は好きですね。
内容もだけど、新潮文庫だったかな?
表紙の死海の写真が本当に美しくて、
受験生時代に、勉強が嫌になると、
表紙を眺めながら現実逃避していた
思い出があります。

554 :551:04/01/23 22:12
>>552
なるほど。説明ども!
「死海のほとり」は百卒長のとこいらへんがやはり良いな。
ただ、欲をいうなら、最後に百卒長が死したイエスを見上げて、
「まこと神の子よ」とつぶやいたという、くだりが挿入されていればもっと楽しめたのだが・・・

555 :552:04/01/23 22:59
>>554
言葉足らずですいません。
ご理解いただけたなら幸いです。

今日、東京町田の遠藤周作記念文庫というところに行って来ました。
正直、あまり期待はしてなかったのですが、
思ったよりずっとよかったです。
展示されているのは一部の原稿と初版本程度で、
外海の文学館にかなうものではありませんが、
蔵書を自由に手にとってみられるのが素晴らしいです。
文学館も図書室で一部は閲覧できるのですが、ここのものは
書き込みがあるものや、中に友人からの葉書がはさまったもの、
文庫本のカバーがそのままついているもの・・・って感じで、
名作を生んだ生々しい記憶に触れられるのが非常にいい。
「口笛を吹くとき」の初版本に「畏敬 遠藤龍之介様」と息子さんあての
書き込みがあったりとなんだか涙がでてきそうなものもあったし。
いたるところに書き込みや印がついてるフランス語の書籍類も圧巻です。
司書の方が言うには、大学の先生とかもここには研究に来るらしいです。

ただ、ここ来月まででいったん閉鎖されてしまうらしいんで、
(来年、市が文学館を開館するための準備で)
興味ある方は早めにいかれるとよいと思います。
たぶん、こうやって蔵書を手にとって見られるのは今が最後なんじゃ
ないでしょうか。

丁度いい時に自分は行けました。

556 :吾輩は名無しである:04/01/27 00:24
>>509 是非行きたいです。

557 :吾輩は名無しである:04/01/27 10:34
昨日、NHKアーカイブスに言ったんだけど、
遠藤先生関連のは「作家の声をきく」という15分番組しかなかった。

でもこれがいい。
外海の風景を背景に、先生自身が「沈黙」の代表的なシーンを朗読している。

お金がなくて文学館に行けない人も、これを見ると、
舞台の外海町の雰囲気がわかります。
お暇な方はぜひお近くのNHKへ!

558 :吾輩は名無しである:04/01/30 20:17
遠藤周作好きな人って、他のキリスト教作家は誰の読む?

三浦綾子は違うんだよなあ。何か。

559 :吾輩は名無しである:04/01/30 20:31
>>558
狐狸庵山人とかを読みます

560 :吾輩は名無しである:04/01/31 20:04
遠藤龍之介さんってフジテレビの広報部長さんなんだね。

伊藤弁護士の不祥事に関して朝日新聞の記事にコメントが出てた

561 :吾輩は名無しである:04/02/01 02:16
>>558
キリスト教作家、と言うわけではないけど、
精神科医の神谷美恵子の本は面白い。

562 :吾輩は名無しである:04/02/01 03:31
モーリヤック

563 :吾輩は名無しである:04/02/01 12:20
>>561
あの人もキリスト教の影響は強く受けてるよね。
確か叔父が牧師で、本人もクエーカー教徒の多い大学に留学していたと思う。

神谷美恵子さんの元ハンセン病患者にたいする
「わたしでなくなぜ、あなたが」っていう言葉には
何か遠藤の唱える「母なるもの」に似たものを感じる。

確か二人は接点はなかったと思うけど。

564 :吾輩は名無しである:04/02/01 18:21
「黒ん坊」があまり増刷されなかったのは差別用語っぽい題名の
他に、あまりにも糞や屁のはなしが多いってのもあるな(w

565 :吾輩は名無しである:04/02/03 19:58
タイトルがすでにダメじゃん!


566 :吾輩は名無しである:04/02/03 21:22
わたしが・棄てた・女 を読んでいるのですが
「カキ屋」という職業は何をする職業だったのでしょうか?
まわりに知っている人もいなくて、検索してもそれらしいものが見当たらないのですが…。

567 :吾輩は名無しである:04/02/04 23:25
>>566
男性が客を「かいて」あげる職業じゃない?

568 :吾輩は名無しである:04/02/05 11:05
>>566
文庫版の何ページ?

ほとんどが30年以上前絵に書かれた本だから、わからない言葉やら
出てくるな。

569 :吾輩は名無しである:04/02/05 19:16
>>568
バッカだなぁ、バッカだよ。
55ページ見なよ。

570 :吾輩は名無しである:04/02/05 21:47
人の背中かいて金にする仕事なんだろうなあ・・・

571 :吾輩は名無しである:04/02/05 23:06
>>558
勿論,曽野綾子さんです。
彼女は最高です。

572 :吾輩は名無しである:04/02/05 23:34
文学館行ってきました。相当眺めが良いところですね。
文学館自体も良かったのですが、印象的なことが起こりました。
丘の上のクリスチャンの墓地をあるきながら、雲の隙間から光の射し込む海を眺めていたら、
たちまち曇って雪が降ってきて、風が強かったので数分間吹雪みたいになったのですが、
その中で見上げると、十字架につけられたキリスト像が吹きさらしのなかでうなだれているのが見えたのでした…。
自分はクリスチャンではないですが、遠藤はだいたい読んでます。
『わたしが・棄てた・女』は読んでなかったので今読んでいるところです。

573 :吾輩は名無しである:04/02/06 19:40
>>572
クリスチャン墓地って黒崎教会から文学館に行く途中にあるところ?
俺は時間なくていけなかったなあ。

俺は今、ちょっとマニアックだけど、「金と銀」を読んでます。

574 :吾輩は名無しである:04/02/07 02:03
>>573

はい、そこです。
海の見える丘にある墓地っていいですね。

575 :カキ屋をきいた者:04/02/10 01:31
背中か…殿方の…をかく職業、っぽいのですね。
なんとなく納得しました。おばかな職業っぽいニュアンスだったので
背中かもしれないですねぇ。

576 :吾輩は名無しである:04/02/10 18:03
「金と銀」なかなか面白かった。
いつもどおりの「強きもの」と「弱き者」って構図じゃないけど、
主人公達がそれぞれの宿題に挑んでいく姿勢はなかなか面白い。

希少本だけど、ブックオフに100円であったらかってもいいかと、

577 :吾輩は名無しである:04/02/13 02:40
「金と銀」、右翼の団体に入団して修行するくだりがおもしろかった。
自分が右翼へ入門した時のことを思い出した。
いまは辞めましたが。

578 :吾輩は名無しである:04/02/16 22:28
で、「砂の城」が左翼なワケね。

579 :吾輩は名無しである:04/02/17 19:25
「砂の城」、劣等感渦巻いてて面白いね。

580 :吾輩は名無しである:04/02/17 23:26
>>579
遠藤作品の一貫したテーマですな。
強く生きられない「弱き者」がいかにすれば救われるか?みたいな。
やっぱり、遠藤自身のコンプレックスの現れか。

581 :吾輩は名無しである:04/02/17 23:27




新しい才能! 羽田圭介君17歳の『黒冷水』も買ってね!





582 :彷徨える勝利宣言ゲラ:04/02/17 23:44








 












プッ゛ゲwラwチwョw

583 :35歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/02/21 20:23
まだ数冊しか読んでないですけど
登場人物が同名の人が多いですね。

今は「イエスの生涯」読んでます。
わかりやすくていいです。


「悲しみの歌」が今のところベストです。
これを越える作品は現れるか期待してます。

584 :吾輩は名無しである:04/02/22 10:45
>>583
手塚治虫のキャラも同じのがよく登場してますな。

「女の一生 一部・キクの場合」が私のベストです。

585 :吾輩は名無しである:04/02/22 11:34
>>583
「悲しみの歌」は「海と毒薬」の続編なので併せて読むのがいいかと。
罪の償いと人生の意味を問い続ける勝呂の姿が、
「悲しみの歌」の醍醐味かな。

前にも誰かが書いていたが、侍は何度読んでもいい。
自分自身の権力欲を「神への信仰」と自分に必死に言い聞かせて、
最後に「生きた、私は」とつぶやいて火あぶりになるベラスコの姿が好きだ。

俺はこの小説に国家一種の試験に最終落ちして、
憔悴しきった時期に出会った。
「人のためにできる仕事がしたい」というフレーズを
自分の権力欲の隠れ蓑にし、そして、最後に転落した自分に
ベラスコを重ねずにはいられなかった。

今は小さな商社でノルマノルマに終われる毎日。

そんな時、ふと、2,30年後の自分を想像して、
その時、(生きた、俺は)と人生を振り返ることができるだろうかと思う。

586 :35歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/02/22 15:58
「海と毒薬」買いました。

「イエスの生涯」残り少し。

この人の作品ハズレ無しだなあ・
今までなんとなく敬遠してたのが馬鹿みたい。



587 :吾輩は名無しである:04/02/22 19:52
>>596
「海と毒薬」はややぐろい部分あるんで夜中に読むのはやめたほうがいいかと。
俺はなんだか寒気がして、ジョナサンに落ち着くためにお茶のみにいったし。

「イエスの生涯」は(人生の同伴者イエス)という遠藤文学の大きな主題の
根源になるもの。
「イエスの生涯」→「キリストの誕生」→「死海のほとり」という流れが
いいかな。

まあ最初に「侍」か「沈黙」を読めば、この作家が好きか否かがわかるけどね。

588 :吾輩は名無しである:04/02/22 22:33
596はちゃんと587のレスにあわせた書き込みをするように

589 :吾輩は名無しである:04/02/22 22:55
でお前らは卑屈で弱い人間をどう思ってるんだ?
おれはむかつくだけなんだが

590 :吾輩は名無しである:04/02/23 01:27
三島由紀夫もそうだけど、たとえば『海と毒薬』を読むと、気分的に落とされるけど、
ふと現実に帰ると救われた気がする。
少なくとも俺はこうじゃない、って。
それが、文学の醍醐味じゃないかな。

スレ違いだけど、夏目の『こころ』とか、三島全般にも言える。
遠藤でも、『海と毒薬』もそうだし、『殉教』『留学』もそうだった気がする。

でも『留学』は痛かったな。自分が2流以下の人間だという自覚を持てたから……。

591 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/23 09:33
>>589
キチジローなんてつばをひっかけてやりたい。

遠藤周作は本人のいう純文学作品より、
肩の力が抜けた中間小説のほうがいいと思う。

うえのほうで誰かが書いてた「黒ん坊」をブックオフで百円入手。
たぶん読まないと思うけど。

遠藤周作の晩年の思想を知りたいのなら、
「私の愛した小説」は必読だと思う。絶版だけど、みんな読んだ?

592 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/23 09:36
感想文。

「私の愛した小説」(遠藤周作/新潮文庫)
→カトリック作家の遠藤周作が生涯目標とし、愛しつづけたのがモーリアックの
「テレーズ・デスケルウ」。本著は晩年の遠藤がこの「テレーズ」をあらゆる
角度から論じきったもの。子どもが棒つきのキャンディーを舐めまわすかのごとく。
まずドストエフスキーとの比較。モーリアックはドストエフスキーから「無意識」
の扱い方を学んだ。ドストエフスキーの作中人物の行動は単純な心理学では説明
できない。深層心理学。またモーリアックはフロイトからも影響を受けた。
無意識を罪の母胎と見るフロイト。話は仏教の唯識思想にまで及ぶ。
仏教とユングの類似性。ユングの元型思想。
ユングは人間の無意識には全人類が共有する元型というものがあると考えた。
だからどの国の人も感動する名作(「戦争と平和」など)が生まれるのだと
遠藤は話を進める。物語の元型というものもあるのではないかと主張する。
たとえば「テレーズ」はラシーヌの「フェードル」の影響が強く見られる。
しかし「フェードル」も元を返せばギリシア悲劇「ヒッポリュトス」の
影響下で書かれたものである。そもそも新しい独創的な作品などあるのか?
後世にも残る名作というものはすべて人間の無意識の元型を刺激するものではないか?
このように「テレーズ」を基点として話はどこまでも発展していく。
5年前にこの本を図書館で借りて読んだときは、ものすごいことが書かれている
ということだけはおぼろげながらわかった。そして打ちのめされたのを覚えている。
いま再読してみて、まあ、ここで名前があがったひとの本ぐらいは一応読んでいる
自分に気づいてちょっと嬉しくなったけど、いくら本なんて読んだって不毛なものよ
と独語する、ぐれてしまった(死語?)自分も発見して苦笑いの心境です。

593 :吾輩は名無しである:04/02/23 10:49
>>591
中間小説と言われればそうかもね。
オレ、遠周は20そこそこのころ貪って読んだ。
ストーリーもそうだが、読みやすかったからね。
で、年月を得て久々に遠周よんだら愕然とした。
この人あんまり文書くの上手くないね。随分稚拙な文だなぁと。
読ませるけど…ね。
ほんと純文ではないかなと。
そういえば小島信夫だっけ?も下手でビビッタ記憶が。

594 :吾輩は名無しである:04/02/23 11:18
はっきり言う「真昼の悪魔」は最高!!!!!!!!!!

595 :吾輩は名無しである:04/02/23 20:32
俺には弱い人間を責めることは出来ない。
正義感とかではなく、弱い人間の少し延長線上に自分がいるだけで、
結局、自分も大して弱い人間と変わらないということを知っているから。
弱いことが悪いのではない。強いことが正しいのではない。
自分の弱さを知り、他人の弱さを認めることが正しいことだと思う。

>>593
遠周ってお前・・・パクらせてもらうよ!

596 :吾輩は名無しである:04/02/24 00:15
>>595
でも弱い人間のせいで自分が大変な迷惑を蒙ったらあなたはどうする?

597 :吾輩は名無しである:04/02/24 04:55
『気の弱い男』なんてのもあったね。
『なんでもない話』に入ってる。

598 :吾輩は名無しである:04/02/24 11:26
魯迅の弟は周作人

599 :595:04/02/24 22:36
>>569
だからいってるでしょ。俺も弱い人間だって。
もし自分が強い人間だったら、どんなにエゲツナイことをされたって、許せると思う。
けど、自分は大して強くないから彼を恨んだり、責めたりしちゃうだろう。
でも、たとえ自分が強い人間じゃなくても、少なくても俺は彼の弱さを(俺に迷惑を掛けることでしか逃げる方法を思いつかなかったにしても)、『弱さ』自体を否定はしないよ。
それこそ『沈黙』のキチジローの言い分だと思ってるから。
好きで弱いんじゃないよ。
ホントは強くありたいんだから。
30歳過ぎて、やっとわかるようになってきました。
長文でゴメンね。

600 :595:04/02/24 22:39
間違えた。>>596だった。
しかも、>>569は俺だよ。
スマソ。

601 :吾輩は名無しである:04/02/25 02:32
>>599
>好きで弱いんじゃないよ。

これって最低の一言だよね。キチジローでむかつくのもこれ。

結局ただの言い訳だよ。自分が悪いんじゃない、悪いのは他人だ。
最低の思考法。自分だって好きで弱い人間に生まれてきたわけじゃない。
だから自分は悪くない。悪いのはそれをわかってくれない周りの人間だ。

確かに弱いことは罪ではない。キチジローが密告したのは許す。
しなかったら自分が殺されてたんだから。仕方がない。
しかしそれを他人のせいにすることは許せない。

キチジローは何度も裏切る。それは他人のせいにして反省しないからだ。
だって悪いのは生まれで自分は悪くないんだから。自分が悪くない以上
変わる必要はない。変わらなきゃいけないのは周りの人間だ。
キチジローからしてみれば、周りの人間が弱い人間である自分を
もっといたわるべきだ、そうなるのだろう。

好きで弱いんじゃないよ。 こんなことを言っている限り成長はない。
キチジローのように何度も同じ過ちを繰り返すだろう。

602 :555:04/02/25 10:11
不思議なことがありました。

昨日、(閉鎖になるまでにもう一度行きたい)と思い、
町田の記念文庫に再び行ったんです。
そしたらそこに、「遠藤とフランスに一緒に行った」と名乗る
品のいい年配の男性がいらしていたんです。
(家に帰って調べるとあとで有名な学者さんであることがわかったのですが)

俺「フランスに行ったとき、客室は粗末で・・・ベトナムにいくアフリカ系の
兵隊さんと一緒だったというのは本当でしょうか?」
(短編「ぼくたちのの洋行」に収録)
学「ええ、当時のフランス領セネガルの外人部隊というのがありまして、
その人たちと・・・最初は怖かったのですが、降りるときには仲良くなっていました。
当時は、外国に出るのは、まだまだ大変で、まだ敵国だったアメリカ領の
マニラを経由しなきゃなものですから、出発の前日までビザがおりなかったんです。」
俺「遠藤さんはどのような方でしたか?」
(興奮しすぎて短絡的な質問だったけど)
学「遠藤は本当に本が好きで、一日中同じ態勢で寝そべって、本をよんどりました。
あれは私も真似できなかったなあ」

その方の留学先はリヨンだったそうですが、短い会話の中で、思わぬ形で
遠藤周作に触れることができた気がした。
その方自身も作品の中に登場するそうだが、遠藤周作の青春時代の
生の香りを感じずにはいられなかった。
不思議なめぐりあわせとしか思えなかった。

記念文庫には生前の写真が何枚も飾ってあるのだが、
帰り間際にその写真がにやっと俺の方を見て笑った気がした。

大学卒業前の忘れられない思い出の日になりました。

603 :吾輩は名無しである:04/02/25 20:41
遠藤初心者だが、沈黙から読めば良いか?
人称の混乱や通俗的だという批判は知っている。

604 :595:04/02/25 20:57
>>601
強者の言い分。でも俺から見たら狭い心の裏返し。
俺も若い頃はそういう考え方もしてたし、弱い人に強さを強要したこともあった。
でも年齢を重ね、経験を積んでいくうちに自分がいかに傲慢であったかを感じるようになった。
社会で多くの人と接していくうちに、他人を理解しようとする気持ちの必要性を知った。

好きで弱いんじゃないよ。

今はこの言葉にどれだけの悲しみが込められているのか、少しは理解できる。

605 :吾輩は名無しである:04/02/25 21:04
>>603
沈黙は遠藤作品の頂点だと思うよ。意見は分かれるかも、だけど。
だけど遠藤はいろんなタイプの小説を書くから沈黙が遠藤のすべてというわけじゃないよ。

606 :吾輩は名無しである:04/02/25 21:13
>>604
あんた本当に何もわかってないわ。
そもそも強者と弱者にわかれるという考えがおかしいんだよ。
弱い人間と弱いことを言い訳にする人間がいるだけ。
強者などいない。強者である状況は存在するだろうが。

月並みな台詞だが、人間誰でも苦労してるんだ。
自分だけが被害者面をして悲劇の主人公を気取ろうなんて
それこそなんという傲慢だろう。劣等感というのはひとつの思い上がりだ。
世界一不幸な人間だと思い込ませることで自分を慰める。
吐き気がするような下衆根性。

>好きで弱いんじゃないよ。

これさえ馬鹿みたいに唱えてれば救われると思ってる。
人を殺したって自分だって好きでこんな風に生まれたんじゃない。
強姦したって自分だって好きでこんな風に生まれたんじゃない。
なにをしたって自分だって好きでこんな風に生まれたんじゃない、
と言いさえすれば、自分は被害者になれる。
自分は悪くない。悪いのはこんな風に生まれたからだ。

こんな人間は他人の気持ちなど理解できないだろう。

607 :吾輩は名無しである:04/02/25 21:21
>>606
ていうか、あなたこそ他人の気持ちを理解していないのでは?

でも、恐らくはこのまま平行線だろうだから、もうやめとくよ。
最後に何かあればドーゾ。

608 :吾輩は名無しである:04/02/25 22:02
>>605
thanks。スレ読むと、どうやらそうみたいですね。
色々読んでみます。

609 :吾輩は名無しである:04/02/25 23:23
>>607
平行線っていうかあなたが全く議論の形になってないからだよ。
604の書き込みを読み返してみなよ。
ただ601の考えは間違ってる。俺は人生経験を積んで
それがわかった。これだけしか言っていない。
自分の考えを押し付けているだけ。
何処がどう間違っているのかなど全く述べていない。
本当に独善的な人ですね。

610 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/26 08:30
>>576
ブックオフに100円であったから「金と銀」を買った。
講談社の遠藤周作文庫。

>>602
その学者さんがだれだがわかったなんとなく。
遠藤さんがイギリスでグリーン(だっけな)に会ったときのよう。
シンクロニシティでは(w

>弱者強者論争のおふたり
村上龍の「愛と幻想のファシズム」は読んだ?
いや、おもしろいからお薦めというのではないんだけど。
弱者は殺せとうたう政治団体が日本を制圧するお話です。

611 :吾輩は名無しである:04/02/26 11:43
>>602
なんか羨ましいね

612 :35歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/02/26 21:04
「海と毒薬」は「悲しみの歌」を読んだあとだから
なんかあんまり印象無いな。

普通は読む順番逆なんだよね。

613 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/26 21:08
>>612
世間の評価は逆なんだよね。

でも35歳主婦らしくていい。
そういう文壇的評価にこだわらない生活者wの視点。

614 :35歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/02/26 21:13
なに?
文壇的評価??

そんなのこだわって本読むなんてアホらしいね。

615 :555=602:04/02/26 23:33
>>610
美香さん、言動は過激だがさすがいろいろご存知でいらっしゃる。
俺も帰りすがら、そのグリーンとの遭遇を思い出しました。

町田のある図書館の倉庫には遠藤周作が「沈黙」を書いた
机も眠っているんだそうです。
文学館開館の際にはぜひ展示してほしいですね。

616 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/02 21:39
レア本といえば、きのう古書店でゲットした「遠藤周作集」(大光社)。
遠藤周作の戯曲がふたつと、テレビドラマのシナリオがみっつ入っている。
これはいつか読みそう。読んだら感想を書きにきます。それだけ。ほぼ定期age

617 :吾輩は名無しである:04/03/04 11:07
己の弱さを知るものは他人の哀しみに共感できる。

618 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/05 22:12
「負け組」と「弱者」のちがいについて述べよ♪

619 :555=602=615:04/03/09 23:00
また不思議な出来事が・・・

5月から全国転勤の法人で働くのですが、
いきなり勤務先が長崎でした(w
同期の皆々は平気で山形やら鹿児島やら飛ばされてるんだけど、
俺は九州で唯一足踏み入れてる長崎に見事にビンゴ!

このまえの町田の一件といい、まるで「あの方」が寄り添うかのごとく、
俺にはいつも遠藤先生がついていてくれる気がする。
正直な話、多摩しかしらない俺にとっては
知らない土地で就職するのが不安で仕方なかったんですが、
あのきれいな外海の海と文学館がある長崎なら、
頑張って暮らしてゆける気がする。

それでもって、隠れ切支丹の子孫でも嫁さんにもらえたらうれしい(w
まあ3,4年でまた別のとこ行くのだけど、
20代中番をあの坂の多い、きれいな街ですごせるのは
非常にうれしいです。

近日中に東京での最後の思い出造りがてら
世田谷文学館(展示品の中に名前がある)
と先生のお墓に行こうと思っているのでまた何かご報告します。

620 :吾輩は名無しである:04/03/13 08:14
世田谷文学館は、遠藤周作関連のものについてはいまいちでした。

「日本人とキリスト教」の講演会のビデオが見られるけど、
これはテープが大きな書店で買えるんで、あんまり意味なし。

来週中にお墓に行って、東京の名残にしよっと。

621 :吾輩は名無しである:04/03/15 17:57
府中のお墓にお参りしてきました。

多磨霊園の中にあると思い、管理事務所に聞いたら、
全然違うといわれ、40分ほどそこから徒歩。

普通の教会の裏手にあるけど、聞かないと場所はわからないと思います。
バスで行くと府中〜武蔵小金井間の「法務局前」というバス亭で下車。

まあ普通のお墓なので。周囲に迷惑かからないようにお参りする必要があるね。

622 :吾輩は名無しである:04/03/20 17:23
AGE

623 :吾輩は名無しである:04/03/24 01:29
>>606
何故599が、他人が悪いという解釈をしていると思ってるのやら…。
好きで弱いんじゃないという言い訳をすることが何よりの弱さなんだけどな。
人間自分の立場が悪くなったとき、何らかの解決を求めるけど、
その解決が"言い訳"だっただけのことだ。
因みに強い人が弱い人に対して腹を立てるのは、言い訳をたてにして、
自分を守る強さが不合理でずるいと、無意識のうちに感じているからだろう。


624 :吾輩は名無しである:04/03/24 12:41
板移転か・・・
落ちたのかと思った

625 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/26 12:17
「観客席から・芸術エッセイ」(遠藤周作/番町書房)絶版
→こんな本があったとは! 遠藤周作の演劇論・映画論。論というほどでもないかな。
驚いたのは、ぜんぶ福田恆存の受け売りだということ。まったく同じことを言っている。
実際、福田恆存の名前が何度もでてくる。へー、このふたりに交際があったなんて。
映画は観客の精神を麻痺させるだの、演劇は観客が作るものだの、福田恆存とおんなじ。
たださすがカトリック作家だなと思ったことは、悲劇と聖書を比較しているところ。
福田恆存は悲劇を「葬儀」のようなものだと言っている、そのときハムレットは
生贄となることで観客はカタルシスを感じる。遠藤周作は聖書のなかのイエスも
おなじ構造のもとにあると指摘する。なるほどなと感心した。
「小説作法と戯曲作法」という章が興味深かった。「黄金の国」という戯曲を
書いたときの苦労を書いたもの(ちなみにこれは福田恆存の劇団「雲」で上演された)。
引用。「もともと私には劇とは何らかの形で、人間と人間を越えた超絶的なものとの
関係から生まれねばならぬという考えが心の底にあった」。ふーん。

出版社もマイナーだったから、掘出物かと喜び勇んで買ったんだけど(1200円!)、
調べてみたらこれ角川文庫からもでていた。ネットで100円で売られていてショック。
幅をとる単行本より文庫のほうが好きなんです。

626 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/26 12:25
「黄金の国」(「遠藤周作集」大光社)絶版
→遠藤周作の代表的な戯曲。
第二稿を福田恆存に見てもらったら笑いながら言われたという。
「カンシンですな」と。続けて「カンシンは感心ではなく寒心ですが」。
遠藤周作は悔しがってまた書き直したとのこと。
そんな遠藤さんの苦労の結晶をいざ読んでみると、ぜんぜんだめ。
セリフはどれも説明的過ぎるし、人物の造型もありきたり。
何より良くないのはセリフが観念的・思想的すぎること。
なんで九州の百姓が神学論を述べちゃうのよ……。小説だったらなんとか我慢できるけど。
テーマは遠藤周作の代表作「沈黙」とおなじ。キリスト教迫害時代の長崎。
踏絵のうえに足を乗せることをイエスは許すのかと悩みつづける宣教師の物語。
むかしは「沈黙」なんぞで感動したけど、いまはぜんぜん。
気持ち悪くて身震いするようになってしまったのはどうしてだろう。
資料館にある踏絵を足蹴にしたい、教会につばを吐きかけたい、そんな読後感。

このスレの住民にリアルでクリスチャンっている?
なんかこの「黄金の国」を読んでやりきれなくなった。
宗教に入っている人が、入っていない人を見る(さげすんだような)視線だとか、
自分は正しいことをしているのだというあからさまな自己満足だとか、
殉教なんて言われた日にはそのヒロイックな感情を思うとね、
その殉教者の殺害に加わりたくなる。
むかしは遠藤周作を好きだったのになぁ……。

627 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/26 12:32
で、福田恆存の「演劇は観客が作るもの」という演劇論を発展させたのが
例の「樹座」なわけですけれども、これもなんだかなと顔をしかめたくなる今では。
主婦とかがさ「樹座」に入って、人生でこんなに充実したときはなかったなどという。
それはそれでいいんだけど、うーん。
つねに「樹座」では遠藤周作が「主役」なわけでしょ。
主婦や会社員は「樹座」で「脇役」を演じたことで満足する。
すべては遠藤周作の自己顕示欲(自分が主役だ!)を満足させるためだと思うと。
すさまじい自己顕示欲というのか、おまえはイエスにでもなったともりかと。
そうやって退屈な日常を過ごしている民衆を救済しているつもりかと。
まあ、本人も自分は「メシア・コンプレックス」があるなどと自覚はしているんだけど。
このへん、どう思いますか?
それでもやはり遠藤周作をイエスのようにあがめますか?

628 :吾輩は名無しである:04/03/26 15:26
長文乙
とりあえず3行だけ読んだ

629 :吾輩は名無しである:04/03/26 19:47
愛人バンク・夕○れ族の上客だったお方
あの事件の発端となった
名簿流出スキャンダルでは、お得意の「沈黙」…

630 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/26 22:01
ふっ、レスがつかないのはいつものことさ(w

>>629
遠藤さんは自らの手術痕をひとに見られるのを尋常ではないほどいやがっていた。
それが遠藤周作の不倫疑惑に対する回答です。
きみの言うのが本当ならソースのひとつでも示してみなさい。ほら、できない。

631 :吾輩は名無しである:04/03/26 22:15
美香の長文て初めて見た。



ヒマだったのか?それとも飲んでたのか?


俺は今からホドロフスキー観ながら飲みます。

632 :吾輩は名無しである:04/03/26 22:52
福田恆存は300人劇場での講演で「私の友人に遠藤周作がいますが〜。」
と言ってたね。
それで遠藤周作の「沈黙」について、困った時に助けてくれる神様だったら、
金貸しと同じだ。それでは有り難味がないと言っていた。


633 :吾輩は名無しである:04/03/27 00:22
>>630のような、乙女チックな回答を期待したわけではないが、、、

当事者の具体的証言に基づくものとして、認識したいなら、
どうにかして当時のバンク嬢にでも接触してみなさい。
どうしても、自身の口から真相を聞きたいなら、イタコに口寄せを頼むのもいい。

おそらくは、そのイタコに、涙ながらの感謝をすることになるでしょう。

634 :吾輩は名無しである:04/03/27 00:51
ほらよ 美香

>【9月号】特集5:遠藤周作らの名前も取沙汰される「夕ぐれ族」裁判の展開はどうなるのか!?
> ttp://www.papy.co.jp/act/list/genre/b/dl/020-082-020-017/1/type-r/

635 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/27 10:35
>>634
「噂の真相」を自信たっぷりにソースとして出せるきみにリスペクト(w
わたしとしては、そういう浮気を遠藤さんにしていてほしいというのが本音。
でも、遠藤さんはマザコンだから女の中に「母性」以外のものを見たがらなかったのでは?
奥さんの遠藤順子さんにもだいぶ甘えていたみたいだし。
うーん、「テレーズ」なんか実際の女に比べたらガラス細工なわけ。
それに浮気をしていたら「スキャンダル」のように「まずい」小説は書かなかったと思う。

ところで遠藤順子さんすごいね。いやはや言葉もない。
小説まで書いているでしょ。「遠藤周作夫人」というブランド……。
ほんと愛人ネタとか、どこかで暴露してくれないかな。
美しい夫婦愛とか胸がむかついてくる。息子もエリート社員で幸せ家族か(w

636 :美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/27 10:38
感想文。

「ある戦中派」「わが顔を」「平和屋さん」」(「遠藤周作集」大光社)絶版
→テレビドラマシナリオ。これを読んだひとが日本に何人いるんだろうか。
おもしろかったです。すらすらと読めた、氏の中間小説と同様に。
遠藤周作という作家は言いたいことがあって創作をしているのだなと改めて確認。
テレビドラマでも戯曲でも小説でもエッセイでも。
評論という形でも言えることをわざわざ小説やテレビドラマにしているというのか。
たいがいの作家は「言いたいこと」がはっきりとはわからない、
だからこそ小説を書く、わからないところからどっこいしょと小説を書き始める。
だけど遠藤さんは違う。かなり頭の中でできてしまっている。
頭が良すぎると小説家にはなれないというけど、遠藤さんはぎりぎりのところかな。
実際、遠藤周作は文芸評論から文学活動をスタートしているわけだから。
そのせいかどうか、遠藤さんの小説は非常に図式的。
Aという考えがある。それとは反対のBという考え方(人物)。
このAとBを闘わせて、AでもBでもないCにすることが小説だと考えている。
……おっとテレビドラマシナリオの感想からだいぶ飛躍してしまったようです。

「親和力」」(「遠藤周作集」大光社)絶版
→戯曲。そこそこ楽しめた。これよりよっぽどひどい戯曲をいくつも読んでいるから。
内容? 男女の三角関係。男、妻、愛人。妻と愛人は同窓生。ありがちなんだけどね。

637 :吾輩は名無しである:04/03/27 13:17
>>635うーん、ひきこもりの方らしい、わかりやすいバカの壁ですね。

なんか、>ブランド >美しい夫婦愛 >息子もエリート >幸せ家族
といった修辞表現にまで、気をつかっていただいたようで。
ただ、多少なりも↑の実際を知っている人間にとっては、
どうにもピンとこないことなんて、容易にわかるはずなのに…。

このへんも、世界を六畳間くらいに置き換えて、
七転八倒しているバカの壁でしょうね。
せめて、屋根裏の存在とはいわず、電気や水道のすじ道にだけでも気づけば…

638 :吾輩は名無しである:04/03/27 13:38
馬鹿の壁って面白い?
NHKのETV特集でやってた養老先生の密着取材の番組がおもしろかったんで
ちょっと興味あるんだけど

639 :吾輩は名無しである:04/03/27 13:55
>>638 きっと面白い読書経験になると思いますよ。
600円くらいの新書で出てるのもありがたいですね。

文学や思想のみならず、音楽、美術、演劇、工芸など、
さまざまなものをより楽しむためのヒントになると思います。

640 :吾輩は名無しである:04/03/27 14:06
>>639
そうですか、じゃ買ってみます

641 :吾輩は名無しである:04/03/29 00:27
かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。
太陽の下、新しいものは何ひとつない。

知恵が深まれば悩みも深まり、知識が増せば痛みも増す。
わたしは改めて、太陽の下に行われる虐げのすべてを見た。
見よ、虐げられる人の涙を。彼らを慰める者はない。
見よ、虐げる者の手にある力を。彼らを慰める者はない。

短く空しい人生の日々を、影のように過ごす人間にとって、幸福とは何かを誰が知ろう。
人間、その一生の後はどうなるのかを教えてくれるものは、太陽の下にはいない。
太陽の下、与えられた空しい人生の日々、愛する者と共に楽しく生きるがよい。
それが、太陽の下で労苦するあなたへの、人生と労苦の報いなのだ。

すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ。」これこそ、人間のすべて。
神は、善をも悪をも、一切の業を、隠れたこともすべて、裁きの座に引き出されるであろう。

642 :吾輩は名無しである:04/04/03 10:29
遠藤周作は典型的カルト嗜好

愛読者の皆さんは、カルト団体からの勧誘に気をつけてね。
いいお客さんだと思われちゃってるから。

643 :吾輩は名無しである:04/04/06 18:19
「沈黙」の草稿が発見されたわけだが。

644 :吾輩は名無しである:04/04/07 13:17
>>642
美香のことですか?w

645 :吾輩は名無しである:04/04/25 17:47
保守age


646 :吾輩は名無しである:04/05/08 18:56
通俗的じゃない小説って何だ?

647 :吾輩は名無しである:04/05/08 21:31
>>641
なぜに伝道の書?

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