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■■海外現代文学総合スレッド2■■

1 :吾輩は名無しである:03/06/11 23:09

前スレ
■■海外現代文学総合スレッド(××派編)■■
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1018191713/l50

関連リンクは>>2-5あたり


2 :吾輩は名無しである:03/06/11 23:10
ラテンアメリカ文学
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1046131855/l50
キングぶったぎりキング。スティーブン。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033139070/l50
【軽さ】イタロ・カルヴィーノ【速さ】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1036610249/l50
★★リチャード・パワーズ★★
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1010834033/l50
ボ ル ヘ ス 命
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/999870287/l50
日系英国人作家★カズオ・イシグロは?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1035385054/l50
ゴンブローヴィッチどうよ?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1043588600/l50
【トマス】ヴァインランドの訳注の注【ピンチョン】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1042446065/l50
J・G・バラード はなんで凄いのか
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1012183151/l50
【衒学】ウンベルト・エーコの半島スレ【長靴】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1048591113/l50

3 :吾輩は名無しである:03/06/11 23:10
■■カート・ヴォネガットのゆりかご■■
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1018016184/l50
【幻視者】スティーヴ・エリクスン【ヴィジョナー】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1042966185/l50
ミシェル・ウエルベック
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1037234149/l50
ニコルソン・ベイカーをめぐって
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1035069304/l50
現代アメリカ文学最大『アンダーワールド』
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1029133601/l50
【Marguerite】マルグリット・デュラス【Duras】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1036915926/l50
レイモンクノー
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027851825/l50
ナボコフ 2
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1024407321/l50
ブローティガン『アメリカの鱒釣り』
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1054318158/l50

4 :吾輩は名無しである:03/06/11 23:11
★これから期待の新刊関連
河出文庫海外モダン・クラシックス
ttp://www.kawade.co.jp/specials/46000/46000.htm
国書刊行会 文学の冒険/未来の文学
ttp://www.kokusho.co.jp/news/index.html

5 :吾輩は名無しである:03/06/12 00:29
>>1 乙

6 :吾輩は名無しである:03/06/12 00:46
★お勧めリンク★

すみ&にえ「ほんやく本のススメ」
http://www.aw.wakwak.com/~w22/



★おまけ★

これあとちょっとなので宜しく
「エドウィン・マルハウス」(スティーヴン・ミルハウザー)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=641

7 :吾輩は名無しである:03/06/12 02:08
あー、荒れるの承知で書いちゃうけど、
すみ&にえってあんまり好きじゃないんじゃよね。
アクがないっていうか、当たり障りのない粗筋の紹介みたいで。
レビューっていうのはそういうものかも知れないけど。
でも、すみ&にえ以外でコンスタントに翻訳作品読んでるサイトというと思いつかない。

8 :吾輩は名無しである:03/06/12 06:11
>1
乙一。
さー、来月以降が楽しみだ。

>7
荒れるのか?(´Д`;)ビクビク
まー、個人の意見だからそれはそれで良いかと。
自覚なきフェミ書評ではあるけど、真摯な姿勢が看取できるし好感を持ってるよ。

9 :吾輩は名無しである:03/06/12 07:59
>>7

おいらは、めぼしいところが殆ど網羅されてる点だけでも
素直に感心してしまうけどなぁ・・・

お〜 荒れてきた荒れてきた (;´Д`)

10 :吾輩は名無しである:03/06/12 08:33
充実のテンプレートお疲れさま!!

>おいらは、めぼしいところが殆ど網羅されてる点だけでも
>素直に感心してしまうけどなぁ・・・

同意。
趣味に合う/合わない、面白い/大したことないの評価は自分で読んで
下すものだから、「新刊リストに詳しい粗筋がついたもの」と思って
見るぶんには、すごい情報じゃないか、と。
たまに眺めると感心してしまうよ。

あれだけ反応があると、次から次へ追い立てられるような読書で大変
なんだろうと思うし…。もっとペースダウンして、精選したものを掘り
下げてくれれば良いとは思うけどね。

11 :吾輩は名無しである:03/06/12 12:21
乙です。
自分も>>9に同意だな。なにか読んだ後でネットに検索かけると、
かなりの率であのサイトがヒットするし。素直に読書量がすごいと思う。

今、マキューアンの「贖罪(和訳ですw)」読んでます。82ページに、
(声が)「また高くなったのは、口論だろうか、激しく同意しあう
声だろうか。」という文が出てきて水吹き出しそうになった。

12 :吾輩は名無しである:03/06/12 14:23
>>11
それは婉曲表現に水を吹いたのか、
「激しく同意」に水を吹いたのか?

13 :11:03/06/12 14:45
わかりづらくてスマソ。
「激しく同意」という表現を2ちゃん以外で見たせいです。
ちょうど水飲みながら読んでいたので。

14 :吾輩は名無しである:03/06/12 17:20
>>11
思わず原文をあたってしまったよ:

"...talking at once, rising, falling, and rising again,
perhaps in dissent, perhaps excited agreement."(Vintage p65-66)

これかな?

15 :吾輩は名無しである:03/06/12 17:23
>>11
ワロタ さいこーじゃん

16 :吾輩は名無しである:03/06/12 17:42
>13
2ちゃんとは限らないが、ウェブ上の掲示板以外で使われてるのは確かに
あまり見ないですね

17 :12:03/06/12 17:55
むしろその二つの効果が相乗し合ってワロタよ
AA的にはギシギシアソアソみたいな

18 :吾輩は名無しである:03/06/12 18:48
W.G.ゼーバルトの『アステルリッツ』、7月下旬予定だってさ。たのしみー。

19 :吾輩は名無しである:03/06/12 23:27
 
おまいら、前スレの埋め立てイベントも頼みますですよ(w
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1018191713/l50


>>11
しかし現代文学の翻訳とはいえ、臆面もなく
2ちゃねらー文体を使うとは如何なものか。


20 :吾輩は名無しである:03/06/13 09:20
たまたま2ちゃねらー文体になっただけのような気が…。
もちろん訳語に対してはププゥーと楽しめるけど。

「激しい口論」という慣用句を受けて、その「激しい」を
「同意」の形容詞にスライドさせたようにとれるJo。
「禿」に変換されてなくてヨカッタ、ヨカッタ。
exicited agreememtって、この場合ほかに適訳語あるかな?
「興奮がちの同意」とかにすると締まらない感じ。

>>18
どこから出るの?

21 :18:03/06/13 20:20
>>20
『アウステルリッツ』ウが抜けてた。白水社です。メルマガに載ってた。

22 :吾輩は名無しである:03/06/14 00:19
前スレにマーティン エイミスは?
ってのがあったので、ぐぐってたらこんなページに行き当たった。
http://subaru.shueisha.co.jp/html/kaigai/kai_new_f.html
結構便利そうですねん。あ、「すばる」のサイトか・・・

しかし前スレより下にあっちゃいかんage

23 :吾輩は名無しである:03/06/14 00:24
中国文学に興味津々なこのごろ・・・・

24 :吾輩は名無しである:03/06/14 09:01
莫言先生age

25 :吾輩は名無しである:03/06/14 09:52
ほうにゅうひでん
を図書館で借りてきた。

26 :吾輩は名無しである:03/06/14 15:46
蓬乳秘伝?

27 :吾輩は名無しである:03/06/14 16:42
「ジェネレーションX」ダクラス・クープラント
「ビーチ」アレックス・ガーランド

とかって、日本の読書家にはどんな評価されているの?
わたしは、わりと好きなんだけれども、だれか聞かせて。

28 :吾輩は名無しである:03/06/14 16:53
「なんとなくクリスタル」みたいな。今更読むものでもないかと。

29 :吾輩は名無しである:03/06/14 17:03
なんかこのスレ、一般書籍板化してない?

30 :27:03/06/14 17:05
>>28
「なんとなくクリスタル」を読んでいないのでなんとも。
例に挙げた著書はちょい古いんですけどね…>>27の作家
はどういう評価されているのか(いたのか)を知りたくて。

31 :吾輩は名無しである:03/06/14 17:19
ジェネレーションXは当時アメリカで流行した。
読んでなくても名前は知っている人が多い。
グランジロックを聴きながらってのが定番。
今が一番思い出すのに恥ずかしい時期だと思う。

32 :吾輩は名無しである:03/06/15 00:36
>>26

『豊乳肥臀』莫言

33 :27:03/06/15 10:46
>>31
>今が一番思い出すのに恥ずかしい時期だと思う。
平和な時代の話だからかな。確かに、911とかあったからねー、
『ハズい』なんとなく理解できるな。

んでは、今の時期を象徴してる、海外の作家さんて、いますか?
まだ、混迷してるのかな?

34 :吾輩は名無しである:03/06/15 13:44
>>33
芸のない反応をするならデリーロかな。今のアメリカはあの事件から
新しい段階に入ったけどそれが反映された小説が出てくるのは今年か
来年あたりでは?そういう意味ではオースターなんかがどういうもの
を出してくるのか興味ある。あとピンチョンに期待するのは無理だろ
うか?アメリカ以外の作家ではラシュディ辺り。

35 :吾輩は名無しである:03/06/15 15:19
難しいな。
アメリカ国民の大半がマスコミに洗脳されている(と我々も思わされてる)現在、
申し分なく書くには相当の確信と覚悟が必要だろう。
オースターら優れた作家の一部はユダヤ人であり、彼らがパレスチナ情勢をどう
見るかは非常に興味がある。
(オースターは直接政治的なことは書かないと思うけど)

36 :吾輩は名無しである:03/06/15 18:32
>今の時期を象徴してる

「9・11以後」とか「米国V.S.イスラム」といった意味でいいのか?
むろん手法がリアリズムか寓話かは問わないとして。

家族をはじめとする身の回りの人間関係から見つめ直すという傾向や
歴史に学ぼうという傾向、人間存在の根源を問うていこうという傾向の
なかにむしろ、奥深い「米国への警鐘」を読み取れる気がするのだが。

37 :吾輩は名無しである:03/06/15 20:16
>>11
『贖罪』読了したら感想キボン。
若島正氏が毎日新聞の評で「近年の英国小説における最大の収穫だと
断言しておこう」と書いていた。

それ読んだら、オコナー全短編と『ベル・カント』をクリアしたあとに
読んでみようかと思ったんだけど…。



38 :吾輩は名無しである:03/06/15 21:31
>>33
ジョナサン・フランゼン

39 :吾輩は名無しである:03/06/15 23:35
ヴォネガットに死ぬまえにガツンと一撃期待したい。
死ぬ前の老人でないと好きにやれないというのがなんともだが。

40 :吾輩は名無しである:03/06/15 23:47
確かに今の世界で政治的イデオロギーに全く抵触しないで文学をつくるのは無理だろうな
だけどあんま911以降の事にこだわりすぎても一時期の米ソが遂に核戦争に・・・・・・ってなちょっと
恥ずかしいテーマになりそうな予感
と、いうわけで、メイラーのthe naked and the deadをちょびちょびと読み進めている今日この頃


41 :33:03/06/16 01:50
レス遅れてしまい(マトリクスを見にいっていたw)すいません。

>>34-40 not37
みなさん、ありがとうごさいます。
例にあげていただいた作家の書籍、注意してみてみますね。

>今の時期を象徴してる
そうですね、私見ですが今の時代は、解っていたけれども無視して
来た色んな問題をわりと日常で実感できる時期だと思うので、
最近、日常にリンクする何か丁寧な物語が欲しいな、なんて思ってます。

>>36
>人間存在の根源を問うていこうという傾向
>奥深い「米国への警鐘」
このへん、増えそうですね。

>一時期の米ソが遂に核戦争に・・・・・・
↑これ系のハナシは、もーお腹いっぱいですネ(w

そーいえば、マトリクスの劇中の、テレビの中にブッシュ
さんぽい顔が出てました。良くも悪くも、時代反映してます。

とりあえずオースター狙っておきますー。

42 :吾輩は名無しである:03/06/18 00:45
重複スレ?の方が上だから一度あげるね。もし荒れたらごめんなさい。
前スレ落ちたっぽくて、文学板の速度はもっとゆっくりだと思っていたので
焦りぎみぽw。
んでもってそれだけだとつまらんから、スレ違い厨房質問。
全然現代文学じゃないんだけどw。ここの住人たちの意見を伺いたくて。

ヘンリー・ジェイムズの「ねじの回転」で一番怖いのはアメリカ人家庭教師の
のうてんきな突っ走り正義感ぶり?
昔読んだときにはそう思っていたんだけど、新潮文庫の解説読んだら、
彼女に必要な属性は「整然として、堅実で、勇気がある」属性を持ち、
「彼女の語る事実だけが正確に、ありのままに読者の前に浮き出るように、
 作家はこれを描いている。」とあってかなり意外な感じで。

この作品、雰囲気は好きなんだけどわかんないよ。厨房質問スマソ。

43 :吾輩は名無しである:03/06/18 01:10
>重複スレ?

え?どこ

44 :42:03/06/18 01:17
>>43
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1055771520/l50
ここ。最新50なんて意味ないくらい放置されてるwんだけどさ。

45 :吾輩は名無しである:03/06/18 12:15
どう考えても、前スレと重複スレが間違えられて削除されて
しまった気がして仕方ない。

手すきになったら、前スレの書名や作家をチェックしておこうと
思っていたのでズガガガガーンとショック受けた<dat落ち
html化は3ヶ月以上先だよね?
まあ、それまでに読みたい本は山と積んであるが。

H.ジェイムズ君のスレは不思議なことに、まだ生き残っていたあるね。

46 :42:03/06/18 12:29
>>45
うわ。単独スレあったんだ>ジェイムズ。皆さんスレ汚しごめんなさい。
でも自分は「ねじ」と「アスパン」と短編数作しか読んでいないから敷居が高い。

>前スレと重複スレが間違えられて削除されてしまった気がして仕方ない。
そのようですね(泣。

47 :吾輩は名無しである:03/06/18 12:40
いや、20世紀文学の先駆けであったとも言われるジェイムズの
名を出すのに、「汚し」ということはないっしょ。

敷居は、おさむ君がまたぎ易いようにしてくれているw。

48 :吾輩は名無しである:03/06/19 01:16
>>45
もう全鯖が蝉化したのでHTML化は基本的に「されません」

49 :吾輩は名無しである:03/06/19 09:38
ガイドライン板で依頼して前スレのミラーを作っていただきました。
■■海外現代文学総合スレッド(××派編)■■
http://dat2ch08.free-city.net/030618-1018191713.html

50 :吾輩は名無しである:03/06/19 11:20
>>49
ぐっじょぶ

51 :45:03/06/19 11:22
>>48 >>49
どうもありがとう!

52 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/19 12:32
>>49さん

わざわざ依頼してくれたことに感謝!!
海外現代文学ベスト3って、考えてるうちに
いつの間にか前スレがいなくなってたよ^^;
(ヘラーって結構人気あるんだね)

ピンチョンなら、やっぱ『重力の虹』か。
カポーティ『冷血』も外せない。
ジュネ『恋する虜』も素晴らしい。
グラスのダンツィヒ三部作や、ギャディスの『認識』、
マッケルロイの『女たちと男たち』なんかも入れたい。
F・オブライエンとかバロウズはどうだろう…。
SFにも素晴らしい作品がたくさんあるし・・・。

てことで、やっぱり決まらなかった<ベスト3

53 :49:03/06/20 00:14
あ、ixionさん。
いろんなスレで拝見しています。
多分ヘラースレでもいらっしゃったのでしょうか。
のびませんでしたが、あのスレにも3、4回ほど書き込みましたw。
ヘラーは「古書店めぐりは夫婦で」によると一発屋だったらしいのでしょうがないかもですが、
「なにかが起こった」も「輝けゴールド」も「笑いごとじゃない」もけっこう楽しんだ自分には
悲しかった。(すべて和訳なのが何ともw。このひとの英語に太刀打ちできないと思いPicuture
Thisは積読中)

うざい個人レスですが、のんびりマターリスレだから許して欲しいスマソ。




54 :吾輩は名無しである:03/06/20 00:36
>>49
おいらからもお礼。
ぐっじょぶ!


>マッケルロイの『女たちと男たち』

うわ、これも読んでるの!(^_^;)
(確か1200ページの大作でピンチョン系)

紹介たのんます。

55 :吾輩は名無しである:03/06/20 17:40
>>35 >>41
にタイミング合わせたみたいに、オースター氏の発言が新聞に…。

「政治が極右に侵されている」とマドリード講演会で16日に
ブッシュ政権をこき下ろした、と。

その記事の上(朝日夕刊)に、70歳になったソンタグ女史も、
ドイツ出版業界平和賞をとった、と。
『この時代に想う テロへの眼差し』などが評価された
もよう。やっぱりまだ、単に作家というより、
ラディカルな意志のスタイルのイメージのまま。

56 :吾輩は名無しである:03/06/20 20:14
>>52
ベスト3選考なんて無茶な真似をw
候補を30くらい挙げて、それから比較してくのが良いのでは?

57 :11:03/06/20 23:38
>>37
先ほど、「贖罪」読了。
ただ、自分は文学作品は好きなんだけど、文学については一般教養程度の
知識しかないので、厨房の読書感想文になってしまうと思うスマソ。

 マキューアン、こういう物語もつくるのか、意外。というのが読んでいる途中の
印象。先日「昏き目の暗殺者」読んだこともあって、アトウッドが書いたと言われ
ても信じてしまいそうだ。(女性の回想という形式もあって)
 起こったこと自体はかなりわかりやすく提示されていて、読者はもどかしく思い
つつ読み進んでいくことになると思う。
 最後の部分を、帰路のガソリンスタンドで洗車待ちしつつ読んでいたんだけどw、
あやうく目が潤みそうになった。安易でスマソ。
 かなりのケレン味も含み、「キャッチ22」のあのシーンを思わせるような部分も
あり...。自分はマキューアンは邦訳出たやつは多分だいたい読んでいて、原文は
Cement〜しか読んでいないんだけどw、ものすごく幅の広い作家になりつつある
(なった?)んだな、のがよくわかった。
 「夢見るピーター」を読んで、マキューアンをもう少し読もうかと言っている友人が
いて、「いきなり「自家調達」なんて読んだらどうしようガクブル」と思っていたので、
この作品を薦めようと思った。
 浅い読み、しかも長文スマソ。もう少し整理してから書き込みたかったけど、さっき
読み終わったばかりの勢いで書き込みたく。

58 :37:03/06/21 13:40
>>11さん
感想ありがとう。違うマキューアンが読めそうということで期待大。
ヨーロッパ方面で今、目が離せない作家の一人だし上手いのだろうが、
「何かが物足りない」という感じがつきまとってる。
その何かが今回はあってほしいな…と期待。
技巧に走る傾向とか、読者層を知識人に限っちゃうようなところが
あると分析するけど、そこを突き破っててほしい感じかな?

>>56
自分にとってのオールウェイズ・ベスト3かと思ってた。
大作をあまり読んでいないから挙げられない事情もあったけれど、
ここに来る人って趣味の傾向に広がりがあるから、大事に読んだ
3冊を挙げてくれると楽しいな、と…。

キングなんかとても現代的だと思うけれど、文学という枠を
意識すると、挙げる人はいないのかな?
90年代の作品がほとんど出てこないのは、評価が定まっていないから?
こうしてみると、20世紀後半、ヨーロッパ文学はWWKへの贖罪、
米国文学は覇権主義への疑念や抵抗みたいなものが主たるテーマ
だったように取れる。アジアは伝統や体制との確執、ラテアメは
政治色濃いものもあるれど、人間の本性に一番がぶり寄って物語の
豊饒を大事にしているような感じがする。
日本は、何かひとつ通った筋がないような…。

59 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/21 14:01
紹介、っつってもねぇ…<McElroy >>54さん
読むのに2ヶ月かかった、根気との勝負^^; まさに"a tome"って感じ。

片方に母親が自殺し、インディアンと熱愛したような祖母を持った男、もう片方に
フェミニストのワークショップやってる女。その間に多数の登場人物がいる。
しかもみんなが大体両者の共通の(common→この作品のキーワードのひとつ、
かな?)友人か、その友人の友人というwebの絡み合い。ここらへんはBrian McHale
がいうようにディケンズ的世界のパロディだと思う。もしくは「隣接性/換喩」を示して
いるのかもしれないけど。

"This global network looked so compact, but put yourself in it and your
neighborhood is endless"(1013, Women and Men)

とにかくニューヨークのアパート、いやニューヨークという個が群生(語義矛盾だけど)
している場所で、これだけのwebで結び付けられているにもかかわらず、主人公の
二人はすれ違いまくる。つーか合わない。ジャーナリスト、情報科学、メッセンジャー
なんて、"connect"することを役割とする人々が二人の間にいて、さらに現代版オペラ
「ハムレット」がニューヨーク上演されるときに、その観客はほとんどが二人の知り
あいだったりもするのに、この二人の間にはconnectionが生じない。

冒頭、生誕の場面から始まって、premodernの散文の歴史を追いながら
(まぁトリストラム・シャンディでさえも「生誕」をめぐる愚痴から始まるしね)、
さらに男の母の自殺をめぐる謎やキューバとチリの間での陰謀など、
だんだんmodernの散文へとつながっていき、しかし同時に、二人の
女と男の間にconnectionが不在である、というpostmodern的な散文でも
ある。また作中にはいろいろな情報(bits)が詰め込まれている。

まぁ、ピンチョンほどではないにしても、こういう意欲作はあっていいと思うし、
読みながら後藤明生の楕円や団地の思想を思い出したりもしたよ。

こんなところで許して。もう一回読むのは今は無理^^;

60 :54:03/06/22 18:54
>>59
>マッケルロイの『女たちと男たち』

いえいえとんでもないです。詳細な紹介サンクスです。ヽ(´ー`)ノ
それ読まして頂いただけでおなか一杯。

邦訳紹介はまだみたいなんで、マッケルロイは
(原書無理なおいらみたいなのには、)
ピンチョン系で最後に残った大物って感じなんでしょうね。
何年か前、何かの本の巻末の近刊予告に
ジョセフ・マッケルロイ「プラス」
って見た記憶があったんだけど・・・(´・ω・`)

61 :吾輩は名無しである:03/06/22 19:37
>何年か前、何かの本の巻末の近刊予告に
>ジョセフ・マッケルロイ「プラス」

そういやこれ、ペヨトル工房から出る予定だったね。
ほかにもイアン・バンクス『ブリッジ』とか……、南無。黙祷。

62 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/22 20:07
げ、そうなん?<近刊予告『プラス』ペヨトル

南無・・・きっともう出ねぇな、マッケルロイ。
うん。出るとして国書刊行会しかないな。

イアン・バンクスは『フィアサム・エンジン』で俺的に
ずっこけたのだが、『蜂工場』は好き。こっちは
翻訳されそうだけどなぁ。

そういや、ダニエレブスキーの短編が訳された、
って、何の雑誌?>all

63 :吾輩は名無しである:03/06/22 20:55
新潮みたいだね<ダニエレブスキー
紙葉の家、うちの大学の図書館入れてないんだよなぁ…


◆「紙葉の家」著者の初短篇
 真夜中のすべての光――サルバトーレ・ヌフロ・オレホン『エロrの物理学』
 とリヴィア・バッシル『物理学の心理学』……マーク・Z・ダニエレブスキー
                           嶋田洋一 訳・解題

64 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/22 21:20
さんきゅう!! >63さん

てことは7月号か…もう売ってねぇんじゃねーか^^;
6月号なら舞城読むのに買ったんだが…探してみるか。

ダニエレブスキー、大してすごいと思わないんだけど、
一作だけで判断すると間違うからねぇ。

65 :54:03/06/22 21:46
>>62

イアン・バンクスのは両方とも訳されてるでしょ・・・

66 :54:03/06/22 21:49

あ、スマセン
『ブリッジ』が
って意味ねん・・・

67 :11:03/06/22 22:25
>>58=>>37さん、しつこいレス失礼。
>技巧に走る傾向とか、読者層を知識人に限っちゃうようなところが
今回は、走るより「激しく技巧的」な気もスル。
(自分の“技巧的”の語の定義が58さんと違う可能性もあるけど)
でもその技巧がものすごいので、その方向で突き破っているかも。

図書館で借りたんで言う権利ないけどw、これで2600円は安いと思った。

68 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/22 22:27
あ、わりい。俺も「(マッケルロイに比べて)こっち(=バンクス)
は訳されそうだけどなぁ」って意味。ごめんね^^;

69 :吾輩は名無しである:03/06/23 00:06
>ixion氏
>てことは7月号か…もう売ってねぇんじゃねーか^^;
普通にまだ売っていると思われるが。
三島賞発表号だよん

70 :吾輩は名無しである:03/06/23 00:32
お、ここ、ちょっとまとも。
ageで書いてるばかが1人混じっているw


71 :吾輩は名無しである:03/06/23 01:05
は? 誰お前? 意味不明〜


72 :37:03/06/23 01:34
>>11さん
技巧にねじ伏せられたいので
今回は買ってみることにします。

私もマキューアンは今まで全部
借りて読みました。
読後に手元に置いておきたいから、
買っておこうという作品がなかった。


前スレの最後の方から、
このスレ、何か回転が速いな。
よその板みたいで、ちょっと
ついていきにくい。

73 :吾輩は名無しである:03/06/23 10:07
>マッケルロイ
ウディ・アレンの映画を3本ぐらい観たあとの
気分に、読後感が似ているのかなと推察。


74 :吾輩は名無しである:03/06/23 22:34
>>72

だね。
>>49
を見て頂ければわかるけど
去年の今頃はdat落ち防止の保守書き込みが
やっとだったよ・・・ (´・ω・`)

75 :吾輩は名無しである:03/06/27 11:21
はら〜、またーりに戻りすぎ。

ピュリッツァー賞は4月に『Middlesex』に決まっていたんだね。
『ヘビトンボの季節に〜(何たら)』The Virgin Suicidesの作家さん。
あれ映画観てコケたが、Epi文庫に入ったときは、いがーいだった。

76 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/28 10:24
映画はあまり好きじゃなかったし、『ヘビトンボ〜』はふつうの
作品だった。思春期というある特定の時期に生きている女の子
にしか分からないことがある、っていうのはわかるが、その
彼女たちの自殺の真相をたどるのが男の「視線」であったりする
のが気持ち悪かった…あまり良く覚えてないけど。
(ちょっと厳しいかな^^;)

やっと長年探していた『紅い高粱』の翻訳続巻(現代中国文学
選集で、なぜか正・続に分けて刊行された)を手に入れた。
で、あとがきを読んで納得したのは、やっぱり残雪は莫言の
ことあまり好きじゃないんだな、ってこと。土俗・神話・民族礼賛
は、残雪みたいな作家にとっては「わざとらしいこと」に思える
んだろうなぁ。


77 :吾輩は名無しである:03/06/28 11:55
中国文学選集、近所の図書館で途中巻までしかなく、
確かに続巻の方が欠けていた。何かの事情で稀本なのかも…。
訳者解説に、ライ病とかに関する情報不足のため無神経な記述が
あるというようなことが書いてあったが、ひろすけ童話(今はもう
読まれてないか)程度にしか気にならない問題なんだろうか。

トム・フランクリン『密猟者たち』Poachersという創元文庫で出た
アラバマ出身作家の短篇集がよさげなので、ネットでオーダーしてみた。
『Hell on the Beach』という向こうで出たばかりの作品も面白そう。

きょうはジョセフィン・テイ『ロウソクのために〜』を読むつもり。
翻訳出た『魔性の馬』は、しっかりしたハーレクインロマンスみたいで
なかなか良かった。20世紀前半の小説でごめんね。


78 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/28 13:13
>訳者解説に、ライ病とかに関する情報不足のため無神経な記述が
>あるというようなことが書いてあったが、ひろすけ童話(今はもう
>読まれてないか)程度にしか気にならない問題なんだろうか。

問題は、莫言が「あえて」そういう記述の仕方を麻風病者に対して
とることで、一般の謬見をなぞるだけでそれを超えていないところ
なんだよなぁ。あの訳者解説は、共同体の道徳にもとづいての
批判に終始しているが、そんなものは作家にとってどうでもいい
話で、批判としては低級なものでしかない。問題は、作家が
対象を「自分に対する/にとっての応答可能性をもった他者」
として扱ってないところ、つまり単に利用しているだけである
ことだと思う。
その点で、残雪の批判は莫言の問題をより深くついている:

「思うに、ああした原始的な民俗、神話の類に粉飾を加え、
いい加減にでっちあげ、生命そのものの衝動に見せかけた
まがい物は、われわれの民族にとって、麻酔薬にほかならない」

つまり、莫言にとっては麻風病者でさえも単なる記述の手段に
終始しているわけで、そこから何ら発展があるわけではない
んだな。そこが『紅い高粱』の欠点。魔術的リアリズムに
「のっかった」ように書かれた『紅い高粱』は、結局土着的な
ものを利用することに終始していて、最後も勝手に(擬似神話
的に、民族高揚の叫びのように)盛り上がって終わる。残雪は
こういう作品は嫌いだろうなぁ、って言うのはよく分かるし、莫言
の作品としては決していい出来ではないと俺も思う。

79 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/28 13:20
あ、そういや残念ながらダニエレブスキーの短編はつまら
なかった。でも教えてくれた人ありがとう。
いかにもアメリカ前衛ブンガクが書きそうなもの(ということ
は、もう大体10年前くらいに皆がいろいろやってたもの)で、
もっとすっきり(ボルヘスのように、とまでは期待しないが)
書けるのに、やたらと衒いが目立つ。こちらの想像を
裏切るような「凄さ」は全く感じられなかった。

次の長編が出るまで判断保留だけど、こういう作家は
他にもいるし、その紹介を進めるよりはギャディスの
作品などを翻訳した方がいいんじゃないか、とか思うけど。

短編読んだ他の人の感想キボン

80 :吾輩は名無しである:03/06/28 20:29
>問題は、作家が対象を「自分に対する/にとっての応答可能性を
>もった他者」として扱ってないところ、つまり単に利用している
>だけであることだと思う。

たとえば単なる物を描いたにしても、自分との対話可能性を完全に
払拭することはなかなかに難しい。描写にはどんな形容詞を使うか
全く使わないかだって、何かしら作家の観点が入るから…。
だから、ある意味、単に利用しているだけって、すごいハード
ボイルドなのかも。まあ、それはネタとして。
「何のための利用だろう。小説の完成度を高めるため、芸術のためか」
と考えて、ピント違いだけれど浮かんできたのが永山則夫の作品。

彼の小説に原形を見たとする援護派と、「犯罪を子供時代の環境に
帰納させるため文学を利用した」とする反対派の論争はよく理解して
いないが、とにもかくにも書きつけるという衝動的な行為、
そうする作家の真意のありかの判断は、当人にとっても読み手に
とっても永遠の謎というか、白黒をつける問題ではないのだろうね。




81 :80:03/06/28 20:32
読み手の読解力によっても、「魔術的リアリズムに『のっかった』
ように」と欺瞞的なものを嗅ぎ取れる人もいれば、その魔術が
もたらす昂揚感に我知らずのせられてしまう人もいる。
となると、読むのがコワくなるw。

オコナー『賢い血』の巻末に掲載された手紙が思い起こされた。
(ああ、1956年の日付で、また古いわw)

――小説は芸術の一つの形です。小説を芸術以外のことに使うときは、
小説を邪道におとしいれることになります。これは私がジャック・
マリタンを通して聖トマス・アクィナスから学んだことです。
もし小説を社会的、宗教的、あるいはほかの目的のために使って成功
するならば、それは小説をまず第一に芸術にしているからです。

その芸術に預かる自分は何のために読むのか自問すると、対外的には
内面の充実(=幸福)とカッコつけるが、惰性なのか、脳の働きを活性化
させておくためなのか、当てのない欲ゆえなのか…。
どうもすみません、フラナリーさん。

82 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/29 09:33
ところで、何で名無しで書いてるの?とふと思ったが、俺が思ってるのと
違う人だったりして^^;

俺が逆に莫言がすごい、と思うのは、ある統一したイメージに基づいて
描写を重ねるのがうまいと思うから。『紅い高粱』ならこんあところ:

「むごい4月、燦然と輝く星の光のもとでつがいあったトノサマ蛙が
つぎつぎにべとべとした透明な卵のかたまりをほうりだす。強烈な
日の光がしぼりたての油のように河の水をあたため、オタマジャクシ
の群れがつぎつぎに孵化して、あたたかい流れのなかでどんよりした
墨汁のようにいくつもの群れをなして移動する」

In the cruel fourth luner month, frogs lay their transparent eggs
in the Black Water River under radiant sunlight. Then, in the
sweltering heat of the sun, swarms of inky-black, squirming
tadpoles emerge into the warmth of water that looks like the
slowly flowing river.

ここは英訳の方がつかみやすいけど、エリオットの4月(荒地)を
ひっくり返して、透明な卵や強い光などを描き、さらにその卵が
孵化して黒い流れになっていく…そのイメージが明確に頭に浮かぶ
ような表現をしているんだと思う。

原文で読める人の感想を聞きたいなぁ。

83 :吾輩は名無しである:03/06/29 13:12
ageはちょ〜(フルッ

84 :吾輩は名無しである:03/06/29 22:15
――どこかの洞窟の漆黒の闇の中であろうと、何百万の群衆の波の中
だろうと、これらのことばや言いまわしのひとつさえあれば、われわれ
兄弟はたちまちにして相手がだれだか見破れるはずである。
(N.ギンズブルグ『ある家族の会話』)

須賀敦子に焦燥感を抱かせ、書くことへと向かわせたこの部分を再眺する
たび、彼女と同じ羨望と感嘆を禁じ得ない。
記名などしなくとも、わずか数語、ほんの一行の書き込みにすら匂い立つ
ものが出れば…という自分への挑戦の気持が少しw。でも実際のところは、
名乗ればデメリットがあれこそすれ、名乗らなくても何の不都合もない
でしょ?
小説の表現っていろいろあるけれど、畳みかけるように、あるいはめくる
めくように重ねられる言葉の迫力より、上のような記述を自分は
いとおしく思う。これは書きつけておくべきだという「本物」を逃さない
目と感性。その「本物」を書くに当たって、なるべく自分の素の言葉で
書こうとする姿勢。だから、パスティシュとかメタフィクションとか、
よく分かっていないけれど実験的で凝った試みにはあまり手が伸びない。
というか、文学的背景が浅いので読んでも分からず通り過ぎてしまう。
「現代文学的」でないなー。
莫言もエリオットも神話的に書いたということから、やはりフレーザー
『金枝篇』に学んだ人たちなのでしょうか。




85 :84:03/06/29 22:20
名無しの主人公については、丸谷才一が『闊歩する漱石』で、
「あの有名な名前のない猫」として名作を褒めている。
世界文学史に冠たる放れ技であると…。
(猫だけじゃなく、「先生」とか「坊ちゃん」とか)

――名前のない猫が語り手であり主人公であることは、どういふ効果を
もたらすか。前にわたしがバフチンを援用して言つた、哲学的=観念的に
なるといふことのほかに、名前といふ制度に反撥し逆らふ快さと寂しさとを
味ははせることになろう。そこには自由と解放の、気楽と切なさとが二つ
ながらあつて、作者の抱懐する、禅的なアナーキズムとでも形容するしか
ないようなもの、……

そのあとの展開で、メタっぽいもの(丸谷センセは意図的にか、そうは呼びや
しないけれど)を紹介する流れでクンデラ『不滅』も挙げている。
プールで見かけた老マダムにアニュスと勝手な名をつけるあの話も、
確かに名無しの「私」が語る、名も知らぬ女性を妄想で物語化した作品で、
「私」はラストでアニュスに勿忘(忘れ名)草を買わせていた。
サラマーゴ『白の闇』も登場人物に名前が与えられてなかったと記憶。
オースター作品にも何かあったかな?
他に、どう? 名のある人もない人も…w。

86 :吾輩は名無しである:03/06/29 22:56
>>82
中国語は知らないけど 日本語訳の「燦然と輝く星の光」
の部分が英訳では "radiant sunlight" になってるのか?

87 :吾輩は名無しである:03/06/29 23:14
82の引用、英訳と日本語訳にギャップありすぎるから、
「原文で読める人」が必要なんじゃないかと思った。

中国語の翻訳やってる友だちがいるけど、
映像畑で文学からきしだめなんだよね。
「中国」板も訊くのに適当そうなスレッドが
見当たらなかった。

88 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/30 02:19
あ、わりい、そこ"starlight"の写し間違い^^;<sunlight

でも、英語で読んだほうがすっきりしてるんだが、日本語の方が
より入り組んでいるのは全体について言えること<『紅い高粱』
上の引用部分は第4章の冒頭部分です。

日本語訳のほうが原文に近いんじゃないかなぁ、と思っているん
だけど、分からん。今度神保町に行ったときに原書探してみよっ
かな(←読めもしねーのに)。

>莫言もエリオットも神話的に書いたということから、やはりフレーザー
>『金枝篇』に学んだ人たちなのでしょうか。

莫言が「神話的に書く」っていうのは、むしろ「百姓的に書く」という部分
があって、『紅い高粱』のときはその欠点(「〜的に」という欺瞞)がもろに
出ているところがあるから、残雪に批判されたんだと思う。おそらくね。
『酒国』や『豊乳肥臀』は、『紅い高粱』よりその点については良くなってる
のかな。でも、俺が莫言を評価しているのは作り物めいていようが
いまいがその描写の巧さなので、やっぱりそれ判断するためには原書で
読めんといかんのだろうか…。今のところ英訳と日本語訳で比べて想像
するしかないわ^^;

そういや、残雪の話題とかもあんまり出てなかったね、ここ。

89 :吾輩は名無しである:03/06/30 04:26
>ixion
残雪はみな絶版だからなー。一般の人が読める内容でないし。
原文は意外と読みやすい。滅入りさえしなけりゃ。

あ、そうだ。莫言、入手したらどこで買ったか教えて。
古書だとあまり見かけない……

さて問題。中国語で何の意味でしょう→「羅丁」

90 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/30 06:25
>あ、そうだ。莫言、入手したらどこで買ったか教えて。
>古書だとあまり見かけない……

原書、ってことだよね? うーん、俺も中国書籍扱ってる店は
2・3店しか知らんからなぁ…大体買っても読めねーぞ^^;
残雪だって『突囲表演』と、何かで訳されてた短編しか
読んでないし。

>さて問題。中国語で何の意味でしょう→「羅丁」
ラテン、とかじゃねーんだろうなぁ、きっと。

91 :89:03/06/30 08:20
>ixion
ラテン、正解(w

神保町だと漢籍の占める割合が多くて、現代文は少ないかも。
一、二世代前の作家が限界かねえ。
母校に忍び込むのもアレだし、中国に行く友人に頼むしかないかな(´・ω・`)
(んで、最近の中国本土は、規制は緩くなったけど娯楽作が大量執筆される時代
になってて、ここで望まれる様な作品と出会うのは難しくなってる)
(上海ナントカが次々出たのは御存じの通り)

92 :吾輩は名無しである:03/06/30 11:11
>>89さん
すごい。ちゃんと伏兵がいちゃうわけ。

一般の人が読める内容ではないんですか?
一般の人なのに『突囲表演』、オーダーかけちゃった。
前から名前の由来がカッコええなあ、気合の入ったものを
書いていそうだと気になっていたもので。

北京、がんがんビル建てちゃって、何てったっけあの、中庭のある
古い様式の家がかたまった地区をこわしちゃって…。
文芸もそういう進み方をしているのか。
何年か前、北京中心街の大きめ書店を覗いたとき、どうせ読めない
からと文芸棚はスルー。世界名作の類いが並んでいた記憶はある。
いつかの書道用にと毛沢東と王義之の字の本なんて買ってこないで、
二大巨頭の原書買っておいて、高く転売すればよかったw。

すみませんが、一、二世代前の作家とか、そのあたり世代ごとに
くくって、できれば代表作も添えて(さらにできれば作風、政治色など)
列挙してもらうわけにはいかないですか。
たとえば彭見明がどのぐらいの位置にいる人なのかとか少しでも
知って整理したいので、よろしくお願いします。

93 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/01 04:33
とりあえず、読み直したいから『突囲表演』もう一度買おう
(←まったく、読んだら見境なく売るからこうなるんだ^^;)

残雪に関しては、英訳も全て絶版なんだよなぁ。とりあえず
『突囲表演』をもう一度読んだらなんか書きます。

でもまた仕事が煮詰まってきたぞ、莫言のせいで(苦笑)

94 :89:03/07/01 07:30
>92
残念ながら、俺は現代中国文学を専攻してない。
ixionのスペイン語と同類(w

>残雪
この板に来る人なら大丈夫。
強烈な不条理とフェミニズムを堪能してござれ。
「中国文学には自己否定のシステムが無いから、お先真っ暗だ!」

>世代
……中国文学概論をやれと? 講義料取るよ(w
えーと、中国の現代文学は「清朝末」「中華民国」「抗日戦争」「共和国成立」
「文化大革命」「文革後」「現在」で、時代を区切る。
同じ作家でも、時代で作風が異なる。
世代分けをするなら、文革以前と以後(と未体験)で区切ると明確になる。

95 :92:03/07/01 08:57
>94
ああ、やっぱり取る、講義料? 図書カード払い?
しかし、上の時代の区切りに関する4行だけでも、
分け入っていく者には大きな指針。謝謝。多謝。

中国人作家というのは「禁書」によって、物を書いたり考えたりする
(自分にとって相応しい時期に読むべき本を読み、語るべきことを
人と語り合う)教養の土台を歪められたということが、ものすごく
大きいことなのだと『お針子』で痛感した。
あれは、恋愛感情のもっていき方すら学べなかった青年たちが、
禁書を読んだ効果でもって恋を不器用に進めていくお話だけれど、
そういうことを考えると、小説がなければ(あるいは他の文化がなければ)、
社会は野蛮に充たされる…という当たり前なことが興味深い。
そこが莫言の「百姓的」(フレーザーの文化人類学的、民俗的な見地)に
書くことの意味へともつながっていくのか…と。よくまとまんないけど。

抑圧されなくても、本など読まない人で暮らす人たちも世界には多いが、
知的好奇心旺盛な人にとって、これはどれほどの現実なのだろうかと、
SF作品の焚書とは違った意味で、考えることが多々あると思う。
文化のホロコースト。そして情報や知識が生半可であったところで
創作される小説への評価。

――長文つづけすぎたので、しばらく読むのに戻ります。


96 :89:03/07/01 23:51
>95
受講料は現物(書籍)払いで。

「時間」の次は「空間」。
共産革命や文革時には、亡命や下放などで夥しい人口移動があった。
また、近年移動の自由を得た事で、海外へ移住する作家も現れた。
これら、亡命/移住/華僑作家は、移民先の言語を用いた創作などで文化交流を
推し進め、高く評価されている。
米国で反共小説を書いた張愛玲、仏語を用いノーベル賞も受けた高行健、文革後
渡米し英文創作で全米図書賞・PEN/フォークナー賞を受けた金哈、などなど。
一方、台湾も大陸や日本の微妙な影響の下で漢字文学を発達させている。

97 :89:03/07/01 23:51
(続き)
「空間」第二の問題は、中国の少数民族の文学について。
中国では漢民族の他に、独特の文化を継承/発展させた民族が多く存在する。
国内で民族の自覚が高まる(尋根文学)と共に、彼らは強く他者を意識した創作
を始める。
それには公用語である漢語の他に、個々の民族固有の言語も用いられた。
エヴェンキ族でありながら役人の父を持ち、複数の文化の間で育ったウロルトや
チベット族のザシダワ、回族の張承志、モンゴル族のオノン・ウルグンゲなど。
世界的視野を獲得した現在、英語や独語、日本語さえ用いて創作がなされている。

98 :吾輩は名無しである:03/07/02 09:53
情報を元に検索したけど、ほとんど絶版なんだ>中国文学
莫言や高行健も今のうちに読んでおかないと危ないね。

99 :95:03/07/02 16:03
現物払い…内容充実だから高そう。Book 1st.で万引きしてくりゃよかったw。

情報を少し(のつもりでまた長レス)。
Book 1st.、銀座コアにもできるらしく、交通会館に出た三省堂といい、
銀座書店事情が変わった。しかし、三省堂の海外文学の棚はさみしすぎ。

日曜の朝日で三浦しをんがアナイス・ニン『小鳥たち』を紹介したせいか、
反響があった模様。「文芸書の体裁をとったエロ本」というあざとい紹介が、
若い女性のツボにきたのだろう。
しをんさんのコラムの下で『銀のほのおの国』が紹介されてた。
随分なタイミングだね。意外な人たちがROMしているかな、ここ。
…と思えるようなサイトが最近他にもいくつかあるし。

>>77 に書いた『密猟者たち』――『塵に訊け!』にハマった人、
オコナー、マキャモンあたり好きな人、コーエン兄弟の映画ファン
などにお薦めしたい。『Hell on the Beach』はガセで『Hell at the
Breech』が正解。ごめん。
訳者が原文がいいと書いているのが分かる気がする硬派な文体と内容で、
注目すべき新しい書き手だと感じ入った。

『突囲表演』到着。発刊時に検閲で削除された性的表現を、邦訳に当たり
著者が補ったという点も興味深いが、文革で中学進学を阻まれ、製鉄工や
組立工をやってたって経歴が…!。
「労働」を身をもって知るため女工になったシモーヌ・ヴェーユが聞いたら
友情を結んだだろう。読んだらixion氏のBBSにでも感想書いてみたい
(何冊か先の読書予定だけど)。

100 :吾輩は名無しである:03/07/02 16:04
100

101 :99:03/07/02 16:06
>100
びっくりした。
sageでコソーリ書いているのに、心臓に悪いなwww!!!

102 :吾輩は名無しである:03/07/02 17:31
【繰り上げ当選、繰り上げ前は落選】 だよ

共産党は「クリ−ン」が売りじゃないか。ブツブツブツブツ

表は政治資金の半分は党に渡して、党として党員が全員均等に使用すると
言っているが、単なるネズミ講式の『上納金式』の資金集めじゃないか。
今回の共産党党本部のビル新築、募金活動が全て。(笑っちゃうよマジに)

○○十万寄付で共産党の記念品ですと?
無利息で共産党へ貸付
すべて『上納』じゃないか。

こんな事が大きく報道されたら、
繰り上げ当選の大門なんか,,,『ただの爺−じゃねーか!』 そうだろう


103 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/07/02 19:35
>>ixion様
莫言の『酒国』はいわゆる民俗・土着的な要素を特別に扱ってはいませんよ
それよりはまさに「酒」というものをixion氏の言うように体よく利用する事によって
物語に不思議な虚構感覚を与えていると思います また舞台も物語の構造上一致していません
また莫言の描写がうまいとの事ですが彼の文は美麗字句ではなくむしろ直接的で
卑猥なものさえ感じさせると思うのですがやはり独特の比喩や、
畳み掛けるような文章は大変魅力がありますね
莫言は一時期中国文壇から総スカンを食らったことがありましたがそれは多分に
政治的な含みもあったと思います 失念したので調べたらまたカキコみます
どちらにしろ酒国は読んでおいて損はないと思います 
と言っても私の未熟な中国語ではとても読みこなせないので邦訳を読んでの話です
このカキコで不快になられたなら謝ります

104 :吾輩は名無しである:03/07/02 19:38
631 :林彪 ◆0RbUzIT0To :03/07/01 16:46
>>630
うん、俺の中ではixionがそのくらい純化された少年なの
ixionの白い体を抱きしめながら、一緒に本を読みたい
って、俺は脳内バイかな?

632 :吾輩は名無しである :03/07/01 16:48
ixionは昼間からパチスロ打ってそうな普通の兄ちゃんだぞ。

634 :林彪 ◆0RbUzIT0To :03/07/01 16:53
>>632
コテハンで書き込んだ時点でixionはそういう世俗的、土臭い現実感を失って
さっき書いたみたいな桃源郷の美少年になるんだ だからそんな、現世に汚されたixionはいらない
タッジオみたいな夢うつつの間をさまよう顔の見えない存在だからこそかわいい

それに比べて美香は・・・・・・・こんな掲示板でもあの下劣きわまるヒヒ女。

635 :吾輩は名無しである :03/07/01 16:58
ixionはチンコ長いよ。
まぶしい陽光の中で戯れる古代ギリシャの少年みたいだけどチンコ長い。


105 :吾輩は名無しである:03/07/02 19:39
647 :吾輩は名無しである :03/07/01 17:45
林彪よ、もまいもここに書きこんでixionと仲良しになれ
http://6909.teacup.com/ixion/bbs

648 :吾輩は名無しである :03/07/01 17:47
たーるとまだむはixionとメールやチャットで遊んでるぞ
もまいもがんばるのだ

649 :林彪 ◆0RbUzIT0To :03/07/01 18:16
僕は恥ずかしいからいい
一人で、想像の世界で、ixionと愛し合う

そういえば、ジュネは二冊読んだ(泥棒、と、鼻のノートルダム

650 :吾輩は名無しである :03/07/01 19:28
>>649
もしネタじゃなかったらキモ過ぎるな(^Д^)ギャハ!

106 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/02 20:20
ageなくていいから^^; どうせろくでもない奴らが「必死だな」とか
書いてくるだけだし。

>莫言の『酒国』はいわゆる民俗・土着的な要素を特別に扱ってはいませんよ

知ってる。莫言は訳されたもので『花束を抱く女』以外は読んだから。
「『酒国』や『豊乳肥臀』は、『紅い高粱』よりその点については良くなってる
のかな」って書いた(最後に「かな」と付けた非決定性)のは、莫言は『赤い
高粱』以降の作品でも、ところどころであえて「土に従う」といった書き方を
してしまったりしてるから、「良くなった」という言い方は怪しいと思ったの。
林彪さんの言うように、「直接的で卑猥」な演出をしたりする癖が莫言には
あるんじゃないか、それを残雪は(ああいう作風の人だし、「不誠実な虚構」
には厳しい作家だろうから)見抜いて批判してるんじゃないか、ってことです。

>莫言は一時期中国文壇から総スカンを食らったことがありましたがそれは
>多分に政治的な含みもあったと思います 

『豊乳肥臀』書いた頃に人民解放軍一級作家(確かこんなの)ではなくなった
けど、その前の話?それともその後?

『酒国』は全スレでも誰かに勧めたような気が…気のせいかな。

107 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/02 20:26
>>89さん

今日仕事帰りに神保町寄ったんだけど、『豊乳肥臀』と『花束を抱く女』の
原書ならあった。三省堂のでかい交差点から、東京堂書店に向かって
く道に入って、東京堂過ぎた先にある内山書店ってとこの2階。
残雪は…当然なかったわ^^;

108 : :03/07/02 20:37


109 :89:03/07/03 00:50
>ixion
奇遇とゆうか、俺も昨日行った(w
つーか、東方書店(三省堂とかんたんむの間)は覗かなかった? 残雪も莫言も
それなりにあったぞ(高梁は見つからず)。
高行健は戯曲が揃ってたけど、やはり池莉や方方とかの若手は少ないねぇ。
その代わり、2001・2002短編ベスト集成なんてのもあった。
んで、格非コーフェイ作品集『格非』を購入。例に依って邦訳は絶版だけど、カフカや
安部公房が好きな人にオススメの作家です。

そうそう、発売中の『しにか』七月号で、中国系検索サイトを特集してたよ。
データベース化はありがたいなー。

110 :吾輩は名無しである:03/07/03 01:48
『酒国』と『豊乳肥臀』
どっちがお勧め?

111 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/03 10:58
あれ、俺が見つけたの東方書店の方だっけな?
高行健もあったし…。

>奇遇とゆうか、俺も昨日行った(w
なーんだ、会って話でもしたかったなぁ。こっちは
中国現代文学は全くの素人だしね。

そういや、中国現代小説、って雑誌あるじゃん?
あれにいろいろ訳されてるよね。残雪の短編読んだ
のもあの雑誌だった。
格非の短編も訳されてるみたいだね。




112 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/03 11:07
あと、ここが良いね。残雪とかも手に入るよ。
ttp://www.frelax.com/sc/

>『酒国』と『豊乳肥臀』 どっちがお勧め?

俺は『豊乳肥臀』 の方が好き。ただし、先述のような
欠点(意図的な土俗化)が引っかかるところはある
けど。面白さなら『酒国』の方が上かなぁ。

113 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/07/03 12:09
>>106
ほとんど読まれたのですか 凄いですね私は至福の時をまだ読んでいないのです
確かに意図的な土俗性というのはあるかもしれませんね ただ酒国の入り組んだ語りなどは
魅力があると僕は思います 作者登場というのは小島信夫他多くの作家が使っていますが
残雪と莫言は作家としての立場が対極にありますから彼の批判もうなずけるものです

ところで鄭義などは読んだ事ありますか
いわゆる文革派の代表と言う事ですが古井戸にも神話的要素が入っていたと思います
あと高行健の英訳はどのくらい出てるんでしょうか
では失礼いたします

114 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/03 12:47
高行健は『霊山』『一個人的聖経』や戯曲集などが英訳されて
いますよ。

>ところで鄭義などは読んだ事ありますか
ないです。読んでみます。

でも、うっかりバロウズの火星シリーズを読み始めてしまった…。

115 :江青:03/07/03 13:12
荒らす気は、もう(たく)とうwないんだけれど、
その「林彪」という名前で現代中国文学を語ってるって
ものすごくおかしい。Kera Kera,Kera〜〜〜!

文人じゃなく武人だよね?

116 :吾輩は名無しである:03/07/04 00:11
鄭義ってえと『神樹』って分厚いのが訳されてますな。
http://www10.ocn.ne.jp/~sunmoon/person/4ta/te-zhengyi.htm
なるほど中国版「百孤」ですか(w

これもお勧めですか?<読まれてる方


>>112
ども。
やっぱ『酒国』の方が面白いですか。

117 :吾輩は名無しである:03/07/04 01:56
例のサイトによると、
http://www.aw.wakwak.com/~w22/
ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』が復刊されるらしいね


118 :吾輩は名無しである:03/07/04 08:39
uブックスじゃないのかな?<エドウィン・マルハウス
uブックスはここ一両日のうちに3冊(『舞姫タイス』なんて
シブどころも入って)新刊が出たようだから。

119 :89:03/07/04 08:59
『エドウィン・マルハウス』、三日前に読み終えたばかりだ(w
図書館で借りてさ。急いで読むことは無かったのだな。もう少しだけ、じっくり
楽しみたかった。

>鄭義
『神樹』は、カルペンティエルの『春の祭典』と仲良く積み置かれてたり。
ヘタレやな、俺。
『古井戸』は張芸謀の主演/撮影で映画化されてるね。これは見たい。

120 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/07/04 18:30
>>115
林彪は少しだけ僕自身に似ている
文革の歴史を調べているときにそのことに僕は胸を打たれた
また、墜落死するというのも、一種僕の精神の反映のようで切ってもても切り離せない
>>116
僕は「中国の地の底で」と「古井戸」を読みました 神木は未読です
中国の地の底で はぜひお勧めしたい
この本は単なる悲惨のノンフィクションではなく文革に対する新しい提示も含まれている
現在の文革=惨劇という一面的な評価は、同時に現在の中共産に利益のあるものでもあるので
彼はそこに疑問をなげかけています
例えば高級幹部のドラ息子達老兵は一般市民を迫害したが、毛の老兵批判に乗じ次のred guards達は
解放のために戦った つまり民衆も政変を利用し民主主義への戦いを目指したというような言説がある
まあ ひとつの視点として楽しめるのではないかと 惜しむらくは、抄訳であるところ。

>>114
ありがとうixionさん 最近ベケットについて調べているので高の戯曲に興味を持ちまして
>>119
春の祭典もこれまた分厚いですよね 私はまだ読んでいませんが・・・・・・

121 :吾輩は名無しである:03/07/04 23:47
『エドウィン・マルハウス』復刊.comでまだ100票
いって無かったから、これは快挙ですな。


>『神樹』は、カルペンティエルの『春の祭典』と仲良く積み置かれてたり。
>ヘタレやな、俺。
いや俺なんかそれと仲良く『世界終末戦争』と『イリワッカー』と
『アンダーワールド』と『重 ・・・

 ↓ 以下続けてどうぞ(w

122 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/05 09:35
…何続けよっかなぁ(w

ダイベックもuブックスになったんだね。ダイベックは子供2人が
ばぁちゃんにシチュー作るためにトリ(だっけ?)の血を手に入れ
ようとして、変な郵便屋にあったりして逃げる話が好き。タイトル
忘れた^^;

>>89さん
残雪「新生活」読んだ?彼女はこういう「都市の気持ち悪さ」みたいな
ものを描き出すのも巧いなぁ、とあらためて感心した。
(俺が読んでるのは「季刊 中国現代小説 通巻47号」に載ってる奴)
『突囲表演』でも、たしか「大衆の気持ち悪さ」みたいなものを書いて
いたと思うけど、今回は高層ビル・婆さん・エレベーター・『蜘蛛の巣』
のような街、と、とても少ないものを淡々と描いていながら、ちゃんと
残雪らしい不思議文学になってる。とても良いよ。

123 :89:03/07/06 01:03
>ixion
『新生活』は未読……だと思う。短編は原文で幾つか目を通したけど、おそらく
それには入ってない(もはや記憶も定かでない('A`)

『中国現代小説』47号は、品切れみたい。
つーか、よくこの雑誌知ってたね。中国語の読み書きが出来ないのに購読してる
のは、日本でアナタ一人だけだと思うぞ多分(w

そして、今日紀伊国屋に行き、改めて流通量の無さに(´・ω・`)ショボーンとして帰る。
阿来の長編は訳されねえかなァ……

124 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/06 08:41
ttp://www.mmjp.or.jp/sososha/novels.html#syomokuroku
ここからバックナンバーも注文できるよ。第2期11号(通巻47号)ね。
俺の場合には、気になる作家の分だけ注文してる。
あとは鼎書房の『現代中国女性文学傑作選』とか読んだ。でも
これは「中国現代小説」で訳出されたものの再録だった。
方方の「やがて悲しき」とか最初に読んだのはこれ。

>中国語の読み書きが出来ないのに購読してる
>のは、日本でアナタ一人だけだと思うぞ多分(w

物好き…なのかなぁ、やっぱり(苦笑)
でも、新しい小説が世界のどこで起こってるか分からないじゃん?
欧米なんて世界の一部に過ぎないしさ。

阿来、知らなかった。チベット族の作家なんだね。

125 :89:03/07/06 23:03
スチュアート・ダイベック『シカゴ育ち』買いますた。
そして、折り込みチラシにある『ベケット伝』(上下)の値段に( ゚д゚)ポカーン

>ixion
阿来は『中国現代小説』で三回取り上げられてる。
日本企業による松茸の買い付けで、辺境の町が松茸狩りの熱狂に陥る『松茸』。
チベット族の禁漁の習俗に因んだ綺譚『魚』。民話に数々の奇蹟を残す人気者を
主人公にした『アクトンパ』の三作。どれも気に入ると思う。
先月のユリイカのコラムでも、山口守先生が紹介してた。

ところで、マジックリアリズムの影響と言えば鬼子グイズはどうかな?

126 :吾輩は名無しである:03/07/07 23:31
『現代中国の輪郭』という藤井省三氏の本、1993年に出たものだけれど
情報が豊富で、つまみ喰いしていて面白い(と言うには不謹慎な内容もある)。

『人民文学』に長編が掲載されたときの莫言の略歴に思わず笑った。
こんなユニークな略歴って、見たことない。
「…暮らしが厳しかった時期に、餓えのため彼の頭はおかしくなり、
神経系統は余り正常でなく、好んででまかせを言うが、口に出すと
すぐに忘れてしまう。…」

高行健が戯曲「バス停」で『ゴドー待ち』を意識したとか、鄭義『古井戸』
邦訳刊行後、逃亡中の本人から訳者宛てに序文が寄せられて再版時に
それを掲載したとか。

母国の言葉を剥奪され、チベット語での読み書きはできないザシダワに
ついても言及されている。文革のチベット文化破壊については、ミステリ
『頭蓋骨のマントラ』でショックを受けた。ラサの町に異民族を強制移住
させたり、寺院を破壊する政策に…。
チベット文明って、西欧合理主義に対峙する老荘思想以上に突き抜けた
ものがあるだろうから、宗教を介してでなく小説を介して知りたいものだ
と思う。

127 :吾輩は名無しである:03/07/07 23:34
「現代」じゃなくて申し訳ないが、
『フィネガンズウェイク』(柳瀬訳)がとうとう文庫化されるね。>河出
昨日、『西瓜糖の日々』(ブローティガン)と『見えない都市』(カルヴィーノ)
買ったらカバーの袖のところに続刊予定で書いてあった。
カルヴィーノの『柔らかい月』と『宿命の交わる城』もでるみたい。

128 :126:03/07/07 23:36
世界には、小説を介しては知り得ない文明も沢山あるけどね。
映画「緑のアリが夢見るところ」に出ていたアボリジニ族のように、
自分しか部族の生き残りがいなくなって口をきかなくなっちゃった人
とか、沢木耕太郎『イルカと墜落』に書かれていたアマゾン流域の
文明とコンタクトがない種族とか。どんな口承文学があるのだろう。


残雪は、かなりきつい。読んでいて、読者たる自分が疎外される気分で
不条理だw。
短篇集『廊下に植えた林檎の木』で、最初の「帰り道」というのが
カフカや安部公房的、いや、それより華がある気がして楽しく読んだ
ものの、作者本人が気に入っている表題作は「核」が見つけられず
しんどかった。ディックやバロウズなどサイケっぽいのが好きな人
にはいいのかも。ジャンキーの幻覚のように脈絡のないものが出てきて、
ほんとポカーンなのだ。
『黄泥街』も騙し騙し読んでいるが、別の本でリハビリしながらで
ないと進めない。『突囲〜』は比較的分かり易いというので期待して
いるけれど、辿りつけないかもしれないなー。
右に転んでくれればOKだけれど、左に転ばれるとダメという微妙な
ところにいる作家で、やはり一般人にはハードルが高いという印象。


129 :吾輩は名無しである:03/07/08 00:17
>>126
チベット文化は仏教やその他土着外来問わず宗教が混じりまた対立してて、
一様には捕らええない。
宗教なしに文化に触れるってのも無理だろ。

130 :126:03/07/08 09:08
>126
書き方が悪かった。「宗教を介してでなく」というのは「宗教
なしに」というつもりではない。

教義がどうだとか、それが人々の生活にどう溶け込んでいるかと
いう視点(歴史学者や文化人類学者の取り組み)からの紹介でなく、
宗教とあいまった文化のただなかにいる人の生活に根ざした想像力
から生じる物語、そこにあらわれる「思念」のようなもの(あるいは
その根源)を知りたいという意味です。

文明を一様には捉えられなくても、特殊な地理や風土(気圧の人体→
思念に及ぼす微妙な影響ひとつとっても、National Geographicなんぞ
には写っておらんし)、そして歴史に左右されるところの、例の「土地の
神話性」――これを作家の言葉から感じとってみたいということに
なるのかな(今、書いてて分かってきた気がする)。
自分には、それが作家的「霊感」のひとつだという思いがある。
つまり土地の神話性みたいなものを身に帯びて書くと、意識あるなしに
拘らず、それが書かれたものに表出してしまうことが…。
中国現代文学には「ルーツ派文学」という括りもあるみたいだけれど。

確かに、そのように霊的なものに満ちた小説を『百年の孤独』と
呼ぶのなら、それはそれで便利な用語だと思う。
それより前の作品には使えないだろうけれど。

131 :126:03/07/08 09:14
訂正
>126→>129

我ながら読みにくい文章だな。
きょうは気圧が低い上、朝は血圧が低いんだよと
余計な言い訳しておこうw。

132 :吾輩は名無しである:03/07/08 10:11
暫く流れをみてて残雪に興味をもったんですが、新刊で読めるのって
ほとんどないのね…
スーパー源氏で検索したらやたら高いし
古本に定価の倍以上出すのはやだ(w

133 :吾輩は名無しである:03/07/08 15:44
ぶっちゃけ宗教=文化だしな。
要するに、文化史観的な他者の紹介では満足できないってだけだろ?

134 :89:03/07/09 01:00
>126
残雪は、当事者的な「意識の流れ」を読者の心中に再演する。
読者は抑圧の被害者となりながら、語り手からは抑圧の加害者として糾弾される。
視野の獲得は次第に、感情移入と文学的常識の排除を意味するようになる。
初めて読んだ時は周到さに舌を巻いた。

>132
残雪は、図書館に行けばあると思う。
上のはあくまで私見なので、あまり気にせずに(w

135 :吾輩は名無しである:03/07/09 03:03
残雪、莫言は読んだ方が良いと。
しかし、次から次に知らない名前が出て来るなー。

136 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/09 09:17
>>128

ちょうど『廊下に植えた林檎の木』読み終わった。

>作者本人が気に入っている表題作は「核」が見つけられず
>しんどかった。ディックやバロウズなどサイケっぽいのが好きな人
>にはいいのかも。
残雪って、結構倫理的(って用語が適切かどうかはは置いとくとして)
な作家で、例えば新旧写実の中国文学が、下手すると旧来の大地
礼賛に終始してしまう。だからこそ、生命の力や不可解さを別の形に
託して書いている。でも、その別の形が時折独りよがりに思えてしまう
のは、確かにその通りかもしれない。サイケっぽい、ってのはなるほど
その通りだと思う。けど、光と匂いに満ちたサイケね。

「わたしはこの十数年について、その後について、多少の話をすること
ができるような気がした。それも、普通の人は意識したこともなければ
言ったこともないような話で、わたしはそういうことを文学によって、
幻想の形式によって語りたいと思った。ある抽象的な、同時に純粋な
なにかが、わたしの内部で徐々に凝集してきていた。わたしは書き
はじめた、毎日少しずつ、なぜこのように、あるいはあのように書くのか
完全には知らないままに、ただひたすら自分の天国に執着し、くりかえし
味わい、ひとり楽しんだ。」(「美しい南国の夏の日」近藤直子訳)

137 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/09 09:18
「廊下に植えた林檎の木」でも、最初の章にある生誕の不確かさや
崖の上の話が、最後の章「ぼくの最後の夢」につながるようになって
いるが、それは男側(祖父−父−僕)に共通する、「自分と折り合い
がつかない」という感じかもしれないし、「ぼく」が家の崩壊を願って
いるので、現実と夢が不確かに接合されているのかもしれない。
この「家(族)」は、それぞれの確かさ(正しさ・現実)と不確かさ(幻想)
との境界を明確につけられない(まぁ、女の方が自分と折り合いを
つけている感じがする)のだが、不思議に陰鬱な感じがしない。
それは光や匂いが溢れている(「敢ていうが、わたしの作品は全編
光明に満ちている」)からであり、崖から飛び降りるのではなく
「ぼく」がとどまるのは、実は非常に「倫理的な」選択(フォークナー
『野生の棕櫚』みたいな、とは言わないけど)だと思える。

でも、確かに細かい描写は、こうもり傘とミシンじゃないが、唐突な
物が多くて妙に気負ってる感じもする。その点「新生活」は、もっと
すっきりとまとめていて良かった。

138 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/09 09:33
すまん、136の文章が変(まぁ勢いで書いてるからいつものことだが^^;)

例えば新旧写実の中国文学は、下手すると旧来の大地礼賛に終始して
しまって、単に読者を「安心させる」ことにだけ腐心する。残雪は逆に、
生命の力や不可解さを別の形に託して書くことで、「魂自身の文学」、
「大衆が公認する現実世界と並ぶもうひとつの、さらに広広としたあの
世界」(「精神の階層」近藤直子訳)のことを扱う文学を打ちたてようと
しているんじゃないかな。で、そういう点で俺は残雪は「倫理的」だと
思うんだな、たとえ作風は不思議文学まっしぐらであっても。

>>130
>歴史に左右されるところの、例の「土地の神話性」
>自分には、それが作家的「霊感」のひとつだという思いがある。
>つまり土地の神話性みたいなものを身に帯びて書くと、意識あるなしに
>拘らず、それが書かれたものに表出してしまうことが…。

俺もそういう文学にはあこがれる。けど、たぶんこういう「霊感」は下手
すると胡散臭い民族礼賛につながってしまうんじゃない?それを
残雪は絶対やりたくないんだと思う。

ttp://webclub.kcom.ne.jp/vc/kondo-n/sub2.htm

ここの諸評論を読んでみると、残雪の文学観がハッキリしてくるんじゃ
ないかな?(近藤直子さんは残雪の素晴らしい紹介者だよなぁ…)

>>134
>読者は抑圧の被害者となりながら、語り手からは抑圧の加害者として糾弾される。
>視野の獲得は次第に、感情移入と文学的常識の排除を意味するようになる。

うん、それ納得。受け身の読みを徹底して排除する、っていうふうに、
残雪自身は上の評論のどれかに書いてた。

139 :吾輩は名無しである:03/07/09 11:58
134と137の読解が自分より深いので、何かムカつく気がしないでもないw。
近藤先生の残雪評論集も入手しようかと思っていたけれど、あんな充実した
サイトがあるとはつゆ知らず、紹介に感謝します。
(というか、毎度のことながらフーディーニか引田天功みたいだね)
「美しい南国の夏の日」の「必要なのはただ、魂の渇きだけである」をはじめ
として、残雪という作家は空恐ろしい人だと思った。エッセイ集が読みたい。

米国より日本での方が読まれつづけている理由というのが、『村上春樹
ブック』にも引用された『ピープル』誌の記事「世界を生命のあるがままに
ミニアチュアの中に封じこめるべく丹精こめて書かれた彼の精緻な文章が
ボンサイ的優雅さを解する彼の国の読者に受けたのであろう」の通りかも
しれんなー…と思わせられる『西瓜糖の日々』――読みながら、本家本元の
西海岸サイケの軽味に触れ、これもやっぱり一種の霊感だよねと思う。

女の子たちに人気のある作家がプッシュして話題にもなったのだから、ワコー
ル手がけるコンビニ“It's Demo”みたいなノリの装丁にすれば売れるのに…。
イッツデモに行っておしゃべりに耳を傾けていると、かわいさと背中合わせの
ガーリー(←古い?)の残酷さが、おそらく西瓜糖ワールドしている気がする。


140 :139:03/07/09 12:03
サイケの他にも実は、残雪作品から断片的に受けた印象というのがある。
それが「美しい南国の夏の日」の祖母とのエピソードで得心できた。
「廊下に植えた林檎の木」は普通の肉体をもつ人間ではなく、家族それぞれが
特徴ある異形の者なのだが、そのキャラクター設定とか寝る場所などを読んで
いて、ふっと思い起こされたのが日本民話だ。

お節介に過ぎるが、日本の昔話は関敬吾が編集した岩波文庫の3冊を買って
おけば、折に触れて読むのに便利だと思う。それと一緒に『日本昔話ハンド
ブック』(三省堂)というコンパクトな事典があると重宝する。
そこに詳しいが、昔話のルーツをたどっていくと、西洋にも東洋にも類話が
あるシンデレラみたいなお話もあるけれど、日本昔話の場合、過去の文化交流
から当然のこと、大陸から伝来してきたものが多い。
「夜は箱の中で寝る」というちょっとした記述から、つづらや長持ちに隠れる
昔話の人物たちが起ち上がってくる。「こうもり傘とミシン」のような
唐突さ、荒唐無稽さというのも民話ではよくある展開だから、本来の「もの
がたり(口承伝承)」を意識して残雪が小説を書いたとしても不思議はないか
という気はしていた。
祖母に聞かされたウワバミの民話、日本でも旅の役者「たのきゅう」なんか
に登場する。祖母とのエピソードを読んでいて、急に近しいものを感じた。

141 :139:03/07/09 12:07
民話の影響が実際のところどういうものかは分からない。
しかし、「土地の神話性」には大地礼賛、民族礼賛とは異なる要素もあって、
それが民話には結晶されていると私は思っている。
民話は民族の「魂」だとか「ふるさと」だとか言われるけれど、「礼賛」だけで
なく、自分たちの置かれた境遇のみじめさを笑い飛ばすような点があったり、
知り尽くせない自然に対する畏怖、そこに潜む異形の物(化物)を描きながら、
権力や体制に対する無力感をも表現して、からり諦める点などがカタルシス
として機能する。
このように書くのは、莫言たちルーツ派の感動とは違う方向性だろう。
だけれども、民話的な乾いた笑いは、礼賛とは異なるもうひとつの民族の
尊重の仕方であり、言うなれば「新しい民話」として、作家的「霊感」に満ちた
文学の在り方なのかもしれないと、ちらと考えた。

142 :吾輩は名無しである:03/07/09 20:50
>>141
具体性に欠けてるし、偶像視しすぎでないかい?

143 :吾輩は名無しである:03/07/10 17:46
ストーリーテリングの女王 コニーウィリス

宮部みゆき&瀬名秀明絶賛
『航路』 
認知心理学者ジョアンナの臨死体験、戦慄と感動のメディカル・サスペンス
死の恐怖に正面から立ち向かう人間の気高さを描く、驚愕と感動のヒューマン・ドラマ!
58章で終わっても感動

『ドゥームズデイ・ブック』
21世紀のオックスフォードから14世紀へと時をさかのぼっていった
女子学生キヴリンの物語。病原菌を巡ったミステリー感動作

盛り上げ方が上手い、ストーリーテラーの女王
もうよんだ?
読書の楽しさを認識させられる、読みやすい一冊。ホワイトデーの日に
読書好きの彼女へプレゼントするのに最適かと。

144 :吾輩は名無しである:03/07/10 18:06
ニック・ホーンビィ好きなんだけど一般書籍板向けかな?

145 :吾輩は名無しである:03/07/10 18:10
>>143
宣伝もそうしつこいと、逆に反感をかうよ。どこの変臭だ?

146 :吾輩は名無しである:03/07/10 18:11
せっかくの良スレに・・・宣伝。

147 :吾輩は名無しである:03/07/10 18:31
マルハウス復刊って俺もどっかで聞いたけど、ソースってあるの?

148 :吾輩は名無しである:03/07/10 19:03
>147
出版社がISBNコードも決めたようなので……
 ttp://www.fukkan.com/bbs.php3?act=topic&t_no=2182

149 :吾輩は名無しである:03/07/10 20:35
せっかく忘れ去られたスレを上げてやったんだから文句を言うな


150 :吾輩は名無しである:03/07/10 20:42
大森望が大絶賛!

151 :141:03/07/10 20:43
>142
141は民話の一般論が主だから、民話も残雪も「偶像視」する気はないけど、
書かなくていい個人的「仮定」を書きすぎた。お恥ずかしや。

ただ、そういう足がかりをもって「〜林檎の木」をもう一度読んだら、
>>134 の「視野の獲得」が少し可能になった。
>>137 の「ふみとどまる」ラストは『野性の棕櫚』と違うが倫理的…
という解釈は分かる気がする。妹に見とがめられたのをこれ幸い、
ふみとどまって諦めたという情けない消極的選択ではあるけれど、
自分の「分際」を知ることの積極的意味を肯定したのではないか。

『黄泥街』も読み直したら、キッチュなカフカみたいで割に楽しめた。
後半の会話が多い部分はターボかかって読めたし…。繰り返し話のような
民話的要素も少し認められた。
まとめないで語り流していくようなスタイル(言葉を出たとこ勝負みたいな
ノリで積み上げていく)が昔語り的であるし、こういう掲示板にもよく似て
いる。「糞」とか「豚」とか、煽り文句と同じ言葉もたっぷりあるしね。


152 :吾輩は名無しである:03/07/10 21:53
宣伝 (・A・)イクナイ

153 :吾輩は名無しである:03/07/10 22:25
ところで今売ってる「紙葉の家」って読んだひとおる?
パラパラめくってみてトリストラム・シャンディみたいだなーと思ったんだが。

154 :吾輩は名無しである:03/07/11 01:32
>>153

前スレでは
それ出たとき、ここの論客が揃って
否定的だったからどーだろ(w

155 :吾輩は名無しである:03/07/11 02:11
>>154
サンクス。「メリケン吉田戦車」ってやっぱなあ。
まあ伝染るんですは吉田氏だけでなく装丁の祖父江氏の仕事もでかいけど。
あと題名をつけた竹熊氏も。

紙葉の家ってスレも立ってたのかな?
アドレス判る人いないだろうか。

ところで前スレ読んでたらマダムBが『オルガニスト』を推薦していたが
新潮社の日本ファンタジーノベル大賞作品で音楽ネタなら
大声で高野史緒『ムジカ・マキーナ』の方が面白く完成度が高いと言いたい。

156 :UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/11 02:27
>89
中国語で「ラテン」は「拉丁」のはずです。
日本では「羅甸」と書いたみたい。

中国文学は王朔の「消しゴム人間」しか読んでない。

157 :89:03/07/11 06:53
『航路』は第一部がおもしろかった。
その後はサブテクストを表で語り始めたり、メタファーの強調が竜頭蛇尾に終わ
るとか微妙だけど。

>155
スレ違いだが、俺は『ムジカ・マキーナ』の文体は少し頂けない。
少女漫画、軍記小説、江戸捕物帖、冒険小説のコードが前触れ無しに入り混じり、
指揮者の不在を感じる。
文体のサンプリングやミキシング等でも無い。
音楽を題に取るなら、そこに気を張るべきじゃないかな?

>156
調べ直した。一般にはそちらが通例だね。
羅丁と書いた原文を見た事があって、そっちで覚えてた。訂正ありが屯。

158 :吾輩は名無しである:03/07/11 14:25
>>155
ふぁんたじーのべるなんて・・どれほど気取ってみせても程度が・厨房

159 :吾輩は名無しである:03/07/11 20:59
どっちが厨房だよ

160 :吾輩は名無しである:03/07/11 21:27
>150
その人がまた絶賛しているスタージョン『海を失った男』も出たみたい。
あらすじ読むと、幻想味があって面白そうな作品が多い。
『夢見る宝石』もSF色うすそうだから、読めそうかな? 

>158
厨房は好きで、きょうはおやつも作ったから都合4回立った。
珈琲も淹れたなー。結構新しいキッチンだが、食洗器に何から何まで
入るわけでないので、片づけがキライ。クリスティーとか川上弘美とか、
厨房派の女性作家って多いみたいだね。厨房派の女性読者もとても多いと思う。

『ムジカ〜』は麻薬っていうのでドラちゃんの『天使のパス 悪魔のゴール』
を思い出したw。機会あったら読んでみます。
『オルガニスト』は「男女の距離感」の描き方が絶妙で良いのだ、とマダムBが
申しておりました。最近は『贖罪』が『抱擁』より気に入ったみたいだよ。


161 :吾輩は名無しである:03/07/13 08:37
若島正の日記によると、ナボコフ「青白い炎」が文庫化されるそうです。
復刊ブームが来たみたい。

162 :吾輩は名無しである:03/07/13 10:26
>>161
本命キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今、訳稿を点検してるとすると、今年末〜来年初頭あたり刊行か?
えらいぞちくま!!

163 :吾輩は名無しである:03/07/13 23:42
>>161

「第三の警官」も文庫化してくんないかなぁ<筑摩・・・(´・ω・`)

164 :吾輩は名無しである:03/07/14 14:18
エリアーデ日本オリジナルの幻想小説集です。
出版社サイトが更新されておらず全容はわかりませんが、良い企画だと思います。
ttp://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_contents.cgi/3a97bfda5b47e010113f?aid=&bibid=02343230&volno=0000&cntfg=0

165 :吾輩は名無しである:03/07/14 20:02
>164
収録作品は作品社の近刊案内でわかるよ。
2巻は9月、3巻は11月以降の予定。
当初は1巻2002年12月、2巻1月、3巻5月の予定だったが。

ttp://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/kinkan-info.htm

もう感想書いてる人がいる。

ttp://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/

166 :UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/14 23:41
ザシダワってやな名前だ

167 :吾輩は名無しである:03/07/15 01:16
>165
情報ありがとう。
もう感想書いてる人の選書、面白い。エリアーデの「読み」も参考になる。

けど、「『ムントゥリャサ〜』で現実と幻想が対峙」とか書いてあったのは
ちょっと違う気がする。
はなから絵空事のハイファンタジーと違って、エリアーデは幻想の展開して
いくところ、どこまでも現実を引きつれていくような書き方をしていると思う。
だから、自分がいつかこの世にあってその境界を乗り越えていってしまい
そうな感じが襲いかかってくることがあり、コワくなる。

最近、自分の書き込みの間違い&勘違いを発見しながら、かなり境界を
乗り越えつつあるなと同じ恐怖に襲われるwww。
そういう箇所はよろしくスルーしてね。

168 :山崎 渉:03/07/15 09:01

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

169 :吾輩は名無しである:03/07/16 01:58
山崎対策age

170 :吾輩は名無しである:03/07/16 13:01
17日18:30〜池袋ジュンク堂の若島正氏レクチャー、
誰か行けたらレポート、よろ!

171 :吾輩は名無しである:03/07/16 22:01
マルハウス復刊はうれしいなあ


172 :吾輩は名無しである:03/07/21 05:12
ミルハウザーのエドインマルハウスは2,200円ってことは
Uブックスでなくてハードカバーですか。

173 :吾輩は名無しである:03/07/21 21:54
>>172

この手のハードカバーとしては微妙に安いし
新書版サイズにしては幾ら何でも高すぎる。

新装丁版で登場のヨカーン! ヽ(´ー`)ノ

174 :吾輩は名無しである:03/07/22 19:08
ということは国書の廉価版みたいな四六版のソフトカヴァーかな?


175 :吾輩は名無しである:03/07/23 01:02
となくると、本棚の飾り用と読書(積読)用と
2冊買わなきゃなんないねぇ(w

176 :島田玲司:03/07/23 14:42
掲示板のみなさまはじめまして
友人にここの掲示板のことを聞いて来てみ
ました


177 :吾輩は名無しである:03/07/24 20:51
エドウィンようやく復刊ドットコムからメル来たね。すっきりしたカバー。
 ttp://www.fukkan.com/sell/index.php3?mode=detail&i_no=13580117

莫言の新刊『白檀の刑』も積んであった。コンスタントに翻訳される作家
なんだな。

178 :吾輩は名無しである:03/07/24 21:53
>コンスタントに翻訳される作家なんだな。

ま、大江健三郎が絶賛してるってのも大きいね・・・

179 :吾輩は名無しである:03/07/24 23:13
大江健三郎セレクション「文学の王道(正統)」とか何とかシリーズ名つけて、
講談社文芸文庫あたりで出してくれないかな。文庫より、クレストに対抗
意識燃やし四六判フレキシブルバック(並製)でこじゃれた感じにすれば、
売れないことないと思うんだけど…。

リョサ『ラ・カテドラルでの対話』
グラス『ひらめ』か何か
マラムッド『修理屋』か『あたらしい生活』
T・ウルフ『天使よ故郷を見よ』
メイラー『鹿の園』
チーバー『短篇大全』
アップダイク『カップルズ』
フォークナー『野性の棕櫚』
ラウリー『活火山の下で』
マードック『切り取られた首』
M・スパーク『死を忘れるな』

絶版じゃないのもあるのかな? みんな講談社の本じゃないからw、ムリか。
全集の端本とかは本棚の場所喰いだから、やってくれると嬉しい。
企画書作って持ち込むにしても、その前に全部集めなきゃか…。現実味のない話。


 

180 :吾輩は名無しである:03/07/24 23:23
そうそう、つけたし。
解説はね、全部オーケンじゃもったりしすぎなので、海外の新進作家と対談
してもらって色をつけます。それにオーケンの思い入れ(自作との関連)を
エッセイにまとめてもらって添えるという方向で。

喜寿記念とか何とか、まだまだ先か…。

181 :吾輩は名無しである:03/07/25 00:17
>>179
微妙に渋い選択ね。

リョサ『緑の家』
グラス『ブリキの太鼓』
メイラー『古代の夜』
アップダイク『うさぎモノ』
フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
マードック『鐘』
M・スパーク『マンデルバウム・ゲイト』

じゃないのね・・・

182 :吾輩は名無しである:03/07/25 10:57
代表作とは限らないのでしょうね、作家が作家に影響を受けるのって…。
「新しい場所へ出ていくという意味で啓示を受けた」「悲嘆について考え
させられた」「女性の造型を通じて男らしくユーモアを表現してみたく
なった」とかツボがあるみたいです。
「大江セレクション」としたのは企画としてのまとまりであり、
手に入りにくくなった名作を手軽に読みたいだけのことです。
遅れてきた読者でない人は、とうに持っているのでしょうがw。

しばらく前に朝日新聞に発表されてきた往復書簡がまとめられ、
グラス、ゴーディマ、リョサ、ソンタグ、鄭義など、ここでも
挙がる興味深い相手が並んでいますが、誰か読んだかな?

183 :島田玲司 ◆tr.t4dJfuU :03/07/25 22:38
O・ヘンリーとか読んでる人いませんか?

184 :吾輩は名無しである:03/07/26 04:51
>>183

すれ違い

185 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/07/30 23:03
ケルテース出ました、ってことでたまにAGE

186 :吾輩は名無しである:03/07/30 23:32
チャック・パラニュークの新刊どうよ?

187 :吾輩は名無しである:03/07/31 08:13
アウステルリッツもきのうかな、出たみたい。

188 :吾輩は名無しである:03/07/31 20:45
グレック・イーガンも誰か得意な人、解説してケロ。
何から読むとよさそうだ、とか。

189 :とーりすがーり:03/08/01 00:07
>アウステルリッツ

立ち読みした感じではなかなか面白そうだったけど、どうっすか?
ピンカーの本買ったのでまあいいかと思い買わなかった。
感想ききたいです。


190 :トーリスギャラー:03/08/01 00:23
>>188

早川文庫の90年代傑作選の中の短編なんか

191 :吾輩は名無しである:03/08/02 11:41
>>188
イーガンは『宇宙消失』が良いんでない?
そういえば奥泉光も褒めてたとか。

192 :無料動画直リン:03/08/02 11:41
http://homepage.mac.com/miku24/

193 :吾輩は名無しである:03/08/02 22:53
>>188
短編集が出て盛況のモヨリ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/985011770/

194 :吾輩は名無しである:03/08/02 23:23
この本、面白そうなんだよね。紹介文はまったくよくないけれど、
未知谷だし――といっても、企画の傾向がいまひとつつかみにくい
良心派出版社。
 ttp://www.michitani.com/books/ISBN4-89642-081-0.html
ノサックって誰か読んだことある?

さて、アウステル〜読むとするか。
おととし自動車事故で死んだと著者紹介で読んで、何かショック。

195 :ひまわり:03/08/02 23:45
http://life.fam.cx/a010/



196 :ひまわり:03/08/02 23:48
http://life.fam.cx/a010/






197 :吾輩は名無しである:03/08/03 09:02
しかし、海外文学耽溺人口と、国内エロゲーハァハァ人口と
どっちが多いんだろうね。正直、初心者無視ではどちらも
先細りするしかないような。

198 :DEN ◆Wr92gSiYqA :03/08/03 14:22
>>194
ノサックは岩波文庫『死神とのインタヴュー』だけだが読んだことある。
面白い。器用で多才な人だなと思った。

199 :194:03/08/03 17:08
>198
ちょうど今、それ買って帰ってきた(イーガン短篇集といっしょに)。
古書店で高い値がついているけれど、去年の暮れに復刊したんだね。
面白いですか。近日中に読んでみます。

その解説にもあるけれど、「アウシュヴィッツのあとにもなお詩を書く
とは野蛮である」と言われたところの世代なのに、ツェラン、グラス、
ハインリヒ・ベルのようには聞かない名前だったから、へえーと思った。
寓話やSF的に戦時下の体験を書いているというのは興味深い。

戦争つながりで、ケルテス『運命ではなく』――すごいね。
一気読みした、久しぶりに。

200 :吾輩は名無しである:03/08/04 23:20
>189
過去スレにゼーバルトの話題あり。
http://book.2ch.net/book/kako/1018/10181/1018191713.html/463-474

『アウステルリッツ』は訳がカタすぎ(そうした意図は分かるが)。
テーマが重い(ドイツだから仕方ないが)。
意識の流れ的なのでじっくり追う必要がある。
しかし、厳然とした独自性があり、読むべき1冊と思いました。

201 :吾輩は名無しである:03/08/04 23:23
前スレのミラーに飛ぼうとすると、変なページに
つながるようになった。くわばら、くわばら。

202 :吾輩は名無しである:03/08/05 10:51
201ほんとだ。

でも前スレhtml化されているみたい。
http://book.2ch.net/book/kako/1018/10181/1018191713.html

203 :吾輩は名無しである:03/08/05 22:29
>>202
>前スレhtml化されている

ヽ(´ー`)ノ

204 :吾輩は名無しである:03/08/06 12:50
>>194
今年に入って岩波文庫から『死神とのインタビュー』が出たばかり
ですよ>ノサック
戦後ドイツの空気が臭いと思うかいとおしいと思うかで評価が変わるような

205 :吾輩は名無しである:03/08/06 13:50
>204
評価のものさし、ありがとうございます。
落手した岩波文庫は2002年12月の6刷で、しばらく品切れののちの
重版再開かと思われます。

ちなみに初版が1987年2月。1977年のノサックの死から10年の経過を
見ている。やはり生前のうちに刊行されることがめったない「古典」
および「古典候補」のための文庫だと意地をまざまざ感じさせられて…w。

カフカの影響下と分析する研究者がいるようで、楽しみに積んでいます。
集英社の全集には、『死神との〜』所収の短篇がひとつ、入っている
みたいです。

206 :吾輩は名無しである:03/08/07 13:34
マルハウス出たよ。
白水社のサイト更新はまだみたいだけど。

207 :吾輩は名無しである:03/08/08 22:17
>>マルハウス

キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

208 :吾輩は名無しである:03/08/09 12:30
イアン・マキューアンとロバート・ゴダードのスレが見当たりませんが、なんでだろう?
過去ログ倉庫に行けばあるのかな?

209 :吾輩は名無しである:03/08/14 11:44
マキューアンやゴダードのスレって見たことない。


210 :吾輩は名無しである:03/08/15 05:16
マグラアのスレはないですか?

211 :吾輩は名無しである:03/08/15 09:27
>209
だれかスレ立ててくんないかなぁ。
好きな人多いと思うのだけれど・・・。

212 :山崎 渉:03/08/15 10:07
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

213 :吾輩は名無しである:03/08/15 22:16
ゴダードなんかだとミス板に無いの?

ちょっと浮上

214 :吾輩は名無しである:03/08/17 22:39
>>209
>>213

ありましたよん↓

http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1026900843/l50

215 :吾輩は名無しである:03/08/18 12:20
>214 サンクス!

216 :吾輩は名無しである:03/08/23 21:40
しびれるサイトを見つけたので、ひとりで見ているともったいない。
貼っとくね。翻訳家の中野善夫さんのページ。
 ttp://www010.upp.so-net.ne.jp/ynakano/index.html

世界の書店のリンクが面白い。カナダにあるハンガリー語専門店、
カリフォルニアのアルメニア本の専門店…一生世話にはならないと
思うけど。

日記がいいな。
「本を注文するのに忙しくて読む暇がない」とか「ダンセイニの本は
2冊ずつ買うことにしている」とか「スタージョンの全集は10年近く
買い続けているのに全く読んでいない。しかし、後悔していない」



217 :吾輩は名無しである:03/08/24 13:45
>10年近く買い続けているのに全く読んでいない。
>しかし、後悔していない

なんか力付けられる言葉ね(w

218 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/24 17:55
ロシア文学専門のひとにとっては当たり前の話なのかもしれないが、
ビートフって…すごいな、いろんな意味で^^;

まぁ、ソローキン初めて読んだときほどの衝撃はないが、
「文学は終わった」と思わせておいて、きちんと「文学は続く」
といった手法(まぁ、要するにそれは「ポストモダン」の「メタフィクション」
とやらなのかもしれないが、そんな怪しげな用語はどうでもいい)を、
やっぱロシア文学でもこれだけ意識的にやっている人はいたのね。

『プーシキン館』は、ロシア文学の素養があまりない俺には、作中の
作中のさまざまなallusion(と思われるもの)は全て分かるわけではない
が(まぁ、ナボーコフやベールイはいいとして)、とてもまともな作品
であり、この作家がまだ邦訳されてないのはちょっと惜しい。
(ちなみに、俺が読んだのはすばらしい出版社Dalky Archive Press
からでている英訳版)


てことで、ロシア文学専門の人、ここにいたらビートフについて
いろいろ教えてくださいな!

219 :吾輩は名無しである:03/08/25 11:46
木曜の夜かな、BSで『オスカーとルシンダ』の映画をやるみたいだね。

220 :吾輩は名無しである:03/08/26 20:25
鳴り物入りのキニャール
ttp://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200210/29/20021029k0000e040015000c.html
邦訳出版された。

221 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/30 08:43
たまにあげよう。

レオノーラ・キャリントン『耳ラッパ』!

222 :吾輩は名無しである:03/08/30 12:26
イクシオンPDg発見!
キャリントン『耳ラッパ』って月刊ペン社?

223 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/30 15:21
いや、工作舎だよ>222さん

ttp://www.kousakusha.co.jp/DTL/mimi.html

キャリントンやバロは大好きなのだ(ちょうど渋谷で作品展やってますね
>首都圏在住の方)。


それよりなにより、今読んでるヴィトキェヴィチがすごいぞ。なんで
こんなすごい変人、じゃなくて芸術家が日本ではあまり紹介されて
ないんだ???(とりあえず、あまりに気に入ったから久々に自分のサイトに
長文を書いてしまった…)
ポーランド文学・美術専攻の人、もっとこの芸術家を翻訳・紹介してくれ!!

224 :吾輩は名無しである:03/08/30 16:44
>>223
レオノーラ・カリントン『耳らっぱ』は月刊ペン社から昔出てた。

ヴィトキェヴィチを読んでるなんていかしてるね。
その長文どこで読めるの?

225 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/30 17:43
へぇ、昔出てたんですね、『耳ラッパ』。しかも月刊ペン
(=妖精文庫、と俺は思ってた…恥)。
じゃあ、最近復刊された、ってことですね。

>ヴィトキェヴィチを読んでるなんていかしてるね。
>その長文どこで読めるの?
うーん、お目汚しになると嫌なんでここに貼りたくないっす^^;

だって、読んでる人はもうとっくの昔から読んでるん
でしょ、ヴィトカツィ。今更読み始めて盛り上がってる
俺って一体、みたいな…。

もしよろしければ、"jacob's mystic heart"で検索掛けて
みてください。ご批判やもっと専門的な話などありましたら
どうぞよろしく。

では。

226 :吾輩は名無しである:03/08/30 18:52
つーか、どこをどう辿ってヴィトカツィに流れ着いたのかが気になる

227 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/30 19:43
>つーか、どこをどう辿ってヴィトカツィに流れ着いたのかが気になる

1.ケルテース・イムレから辿って、ハンガリー文学をいろいろ読む。
コンラード・ジェルジュ、イエーシュ・ジュラ、そしてエステルハージ・
ペーテル(7月〜8月あたり)

2.ペーテルいいね、と思ってうっかり(ここが俺のバカなところ)
『世界文学のフロンティア3 夢のかけら』を買う。もちろん、
ペーテルの「ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし」は、すでに読んで
いた『黄金のブタペスト』に所収されていた。クソウ。

3.そこでわが敬愛する沼野充義先生の読者への案内
「蕩尽された未来の後に」を読む。そこでヴィトキェヴィチの名前を
知る。

4.そういえば、俺の大好きな「ライロニア国物語」を書いた哲学者
レシェク・コワコフスキや、俺の中好きな詩人チェスワフ・ミウォシュ
についての、なんかの英文読んだときにも出てきたぞ、この名前。
と思い出す。

5.アマゾンで注文、今日に至る。

…ていうか、知らないこと多すぎ>俺^^;


228 :224 ◆cSCk8wkcVM :03/08/30 20:48
>>225
イクシのWEB拝読。なかなかの力作。
今後時折寄らせてもらおうかな。
昔ヴィトカツィ読んだときはたまげた。
個人的にはゴンブロヴィッチより好き。
世界には未訳のスゴイのがあるなと。
東欧文学おそるべし。
「狂人と尼僧」は忘れがたい作品だね。


229 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/31 14:53
そういえば、ガタリが何か書いていたような気がして、
今日は部屋の大掃除<ヴィトカツィ

>未訳のスゴイの
英米圏ならいろいろあるのだが、東欧文学を集中して
読み始めたの最近だからなぁ。そういや、ミウォシュの詩
は前から読んでいたのだが、日本ではまだまとめて訳されて
ないね(まぁ、ミウォシュの詩は好き嫌い分かれるとは思うし、
実は彼の散文の方が優れていると俺個人は考えてる)。
エステルハージ・ペーテルも、もっと翻訳してくれ。『心の助動詞』
なんて、英訳も絶版なんだから…。

あとは…ロシア文学、アンドレイ・ビートフも訳して欲しい。

というわけで、ロシア・東欧文学に強い人、
いろいろ面白い作家教えてください!!

230 :吾輩は名無しである:03/08/31 20:00
面白いレスだからageとこうよ。
ロシア・東欧文学の情報こちらもキボーン

231 :吾輩は名無しである:03/08/31 23:54
この本は原語からの翻訳で、東欧文学や言語の各研究者が紹介したい作家を
集めたものとして少し話題になった。
 ttp://www.michitani.com/books/ISBN4-89642-008-X.html
そういう神様たちが降臨するといいね。

ポーランドの詩人って、19世紀人だけどショパンとの絡みでミツキェヴィチの
名前はたまに見る。『バラードとロマンス』がポーランド・ロマン主義の始ま
りという文脈で…。彼の代表作『パン・タデウシュ』はワイダ映画公開で邦訳
出たけど読んでいない。面白そう。

手元に『東欧の民族と文化』っていう本があり、たとえば次のような記述が
あるが、そういう名の作家たちがいるのか…とは思っても、何としてでも
読んでみたいというところには、なかなか行かないな。エリアーデ、カダレ、
あるいはチャペックあたりがまとまって訳されていることだけでも、すごい
ことだと思う。「東欧」という括りすら、その多用な民族・伝統・文化・
言語を考えれば強引なものだという気がする。

[ロマン主義から現代にいたるまで、多くの文学者によって、作品の素材と
して用いられてきたバラード「パニ・パナ・ザビワ(奥方が旦那を危なめた)」
――ワルシャワに始まり、ポーランド及び近隣の国々に広く知られていた
もので、アダム・ミツキェヴィチの「睡蓮(リリイエ)」ほか、レナルト
ヴィチ、カスプロヴィチ、ヴィスピヤンスキ、ガウチンスキらの作品があり
ます――との連関です。このバラードのテーマは妻の夫殺しで、モチーフや
状況はさまざまなのてすが、必ず<犯罪−そのいんめつ工作−証拠の露呈−
処罰>という単純な構成を保つものです]
「連帯」時代の流行歌の一節に触れた記述だが、ここ読んだだけで奥深そう。


232 :吾輩は名無しである:03/09/01 12:58
>>231
未知谷の東欧文学アンソロジーは私もチェックしました。
未知谷は国枝史郎といい、エライもの出しますよね。

チャペックは日本でも固定ファンが結構いそう。
エリアーデあたりは出版社は頑張ってると思うけど、
読者受容はこれからという気が。

「東欧」とひと括りするのは強引だけれど
専門でもなければしょうがないでしょうね。
西欧では日本も一般的にはアジア文学として括られるでしょうから‥。

>>229
アンドレイ・ビートフについて逆に教えてください。

233 :吾輩は名無しである:03/09/02 23:34
>ロシア・東欧

ぎゃ〜 全然話題について逝けない・・・ 
なんか凄いってんで、図書館で「ロマン」の下巻は見てみたけど・・・
あと、ミロラド・パヴィチとか・・・ (・ω・`)

234 : ◆Hd6iVFPOKk :03/09/03 00:06
>>233

235 : ◆Hd6iVFPOKk :03/09/03 00:13
>>233(上234ミス失礼)
パヴィチもいいね。「ハザール辞典」「風の裏側」は秀逸。
「紅茶で描かれた風景」とかいうやつは未訳かな?
>>232
エリアーデはいいよね。「ムントゥリャサ通り」ほか傑作多い!
チャペックは結構翻訳がそろってきたよね。
「ロボット」って言葉はチャペックの造語らしいね。

236 : ◆Hd6iVFPOKk :03/09/03 01:09
東欧文学に関しては恒文社という出版社が地道に刊行してきてた。
名前の出たゴンブロヴィッチの「コスモス」も結構早く出してたしね。
カフカ「審判」をポーランド語に訳したシュルツとのカップリングだったかで。
ポーランドといえば、ヤン・ポトツキ「サラゴサ手稿」の全訳はどうなったんだろ?
確か工藤幸雄氏が‥。
カリンティ・フェレンツ「エペペ」(ハンガリー)や
ヤン・ヴァイス「迷宮1000」などもメジャー路線から少し外れるけれど
なかなかの幻想的秀作。そのほかムロージェックとかいろいろ。
ドイツでいえば、種村季弘が訳しそうな異色作家ってところかな。

>>231
エリアーデ、カダレ、チャペックの邦訳は確かに充実してる。
あと、ダニロ・キシュの「死者の百科事典」なんかも良かった。
アンソロジー「文学の贈り物」は貴重ですね。

>>229
だいぶ昔に白水社から東欧幻想文学の短篇集があったはず。
雑誌「幻想文学」が一度東欧文学の特集を組んでいた記憶が。
ヴィトキェヴィッチは1930年発刊?だったかの「充たされぬ者」
とかいう本がスゴイ傑作らしいと聞いているけれど、
誰か邦訳してくれないだろうか?
沼野充義氏にこれからも頑張っていただきたい。

237 : ◆Hd6iVFPOKk :03/09/03 01:18
それから、これはフランス文学だけど
ジョルジュ・ペレック「さまざまな空間」が出たね。
デリダ「火ここになき灰」といい、
最近こういう縦長の判型が多いのは
狭い書架には困りものだけど‥。


238 :吾輩は名無しである:03/09/03 16:37
>236
『エペペ』は確かに、読書好きの人から面白いと上がってくる本ですね。
ヤン・ヴァイスという人は知らなかったな。

ノーベル賞がらみては、ヤロスラフ・サイフェルト(チェコ)…千野栄一氏
あたりが邦訳出している?
旧ユーゴのイボ・アンドリッチは代表作『ドリナの橋』恒文社がまだ大手
書店には並んでいたと思う。どちらもリアリズム系統。

同じくノーベル賞とったカネッティはブルガリア生まれたらしい。
「亡命」ってケースも多いですもんね。
ここではまだ名前が上がってきていないと思ったけど、ゴンクール賞取った
ロシアのアンドレイ・マキーヌ。水声社・作品社あたりが地味〜に出して
くれているけど、フランス語で書き始めた人。チェコ、スロバキア、ハン
ガリーあたりも、地理的なことがあるから多少ドイツ語が通じないでも
ないが、インテリはフランス語なんだよって言われたことがある。

スレに関係ないけど、「東欧」って、地理的には確かにその言葉通り
なんだけど、「西欧」と「旧ソ連」との区別、それも政治的含みで
使われてきた用語なので、民族のアイデンティティたる言語、文化を
語るときに、やや抵抗が…。スラブ文学とかマジャール文学とかなんだ
ろうな、現地の人にとっては…みたいな意識です。
「強引」という言葉を、やや乱暴に使ってしまったけど。

239 :吾輩は名無しである:03/09/03 20:39
チェコの作家でオタ・パヴェル忘れていた。
千野先生訳の『美しい鹿の死』って良い。
書店でよく見かける手に入りやすい本。

チェコって、大統領のヴァーツラフ(プラハの大通りの名と
同じ)・ハヴェルさんも劇作家だ。
来日したとき、記者会見に向かうところプレスセンター・ビルで
出くわし、ごついSPに「そこ、どいて、どいて」って突き飛ばされ
ムッとした思い出がある。かっこいい大統領に免じて許したw。

240 :吾輩は名無しである:03/09/04 07:57
「エペペ」復刊キボーン ヽ(´ー`)ノ

241 :吾輩は名無しである:03/09/04 08:31
チェコのサイフェルトは詩人で、訳は数冊出ていましたね(アセ
書店や図書館で題を見かけ素通りしていた本が…。
批判精神というのがノーベル賞受賞理由みたい。

だめだな。分かっている人に教えてもらわないと。

242 :吾輩は名無しである:03/09/04 11:36
スロバキアのあるフランシスコ会修道士がシュールレアリスム文学やってたらしいが、
これについて知ってる人いますか?

243 :吾輩は名無しである:03/09/04 14:26
>242
いっしょにさがそう。
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~tasai/dej00_hyousi.html

244 :吾輩は名無しである:03/09/04 19:02
>>242-243
チェコ(orスロバキア)の文学については参考になるかも
ttp://www.asahi-net.or.jp/~tt2w-aktk/tcheque/
>>241
ヤロスラフ・サイフェルト(1901-86)  *1984年チェコ初ノーベル文学賞受賞。
1. ヴィ-ナスの腕 詩集 / 桐原書店,1986
2. マミンカ : おかあさん / 恒文社,1989
3. この世の美しきものすべて / 恒文社,1998
4. 新編ヴィーナスの腕 : J・サイフェルト詩集 / 成文社,2000
こんなところで。

245 :吾輩は名無しである:03/09/06 09:59
>236に訂正(本を確認、ソーリー)
ヴィトキェヴィッチは1930年発刊の傑作のタイトル
「充たされぬ者」→「充たされえぬ心」

246 :吾輩は名無しである:03/09/06 20:21
これは↓もう、皆さんチェックお済みですよね。
 ttp://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=03043692 

ヴィトキェヴィッチを検索するとJacob'sのBBSがトップでヒットする
ようになった。
これも有名なサイトですが、一応貼っておきます。
 ttp://www.slavweb.com/jp/server-j-fr3.html

247 :吾輩は名無しである:03/09/06 20:29
ヴィトキェヴィッチでなく、ヴィトカツィの方だ<トップでヒット



248 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/07 21:06
げ…嫌だな<トップでヒット 

あの文章消そうかな^^;

ペレック、英訳にはなかった図版がちゃんと収められているから
嬉しかった。

249 :吾輩は名無しである:03/09/08 00:48
>>246
>ttp://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=03043692

ミズテリマンガジンでの風間氏のレヴューによると
これ
http://www.tsogen.co.jp/library/suisen_0301.html
より落ちるけど、(・∀・)イイ!!とのこと・・・

250 :吾輩は名無しである:03/09/11 12:28
チェコの作家といえばまず「兵士シュヴェイク」のヤロスラフ・ハシェクなわけだが
最近だともうそうでもないのかな。

251 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/14 06:26
Witkiewitz, Insatiability買いました。
いつ読めるのかわかりませんが、読んだらまたなんか書きます。

キニャールはなかなかですね。

252 :吾輩は名無しである:03/09/14 21:10
先週の毎日書評は読みごたえあります。池内先生も時々見られる気のない
書評じゃないしw、若島先生もいつもながらに要領を押えたシャープな
エリアーデの解説。スタージョンもあるしね。
 ttp://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2003/0907/
でも、どーなんだろ?
『アウステルリッツ』って何が明らかになっていくのか、人種的なことに
ついては伏せておいてくれた方が親切なような気も…。自分はその情報が
ないまま読んだので印象深く幸いでした。

>ハシェク
そうですよね。243にある「チェコ文学史」のサイトで、第12章「チェコ
スロバキア共和国の社会主義的性格を〜」の第3節にも丁寧な解説あり
ますね。しかし、カウンター550程度とはもったいないサイトです。
米国のDalkey Archive Pressなみの来客数ですね(ここの100冊で500$
とかって売り方すごい。日本の顧客で買う人がいるとすれば……)。




253 :吾輩は名無しである:03/09/14 21:20
このスレの雰囲気で東欧で面白そうな本というと、沼野先生の書評など集めた
『スラブの真空』に出ていたんだろうな…と思って図書館で確認したら、
ビートフとか紹介されていましたね。でも、同書は古書市場にほとんど
出回っていないみたいで残念。
あと『サラゴサ手稿』などは、同氏の『東欧怪談集』あたりの情報なのかな?
こちらは文庫のくせに3000円の値がついていたから、そのうち図書館で取り
寄せることにする。

10年前の「リテレール」見てたら、沼野先生の現代東欧・ロシア文学
ベスト10が出ていて、結構翻訳が実現されたのだなと感心しました。
以下――

254 :吾輩は名無しである:03/09/14 21:41
記事の抜粋

(1)セルビア/パヴィッチ『ハザールの事典』(翻訳中)
(2)チェコ/クンデラ『可笑しな恋』(邦訳『微笑を誘う愛の物語』)
(3)ポーランド/レム『完全な真空』(国書)
(4)ポーランド/コワコフスキ『ライロニア国物語』(未訳)
(5)ロシア/オクジャワ『シーポフの冒険、あるいは今は昔のボードビル』(群像社)
(6)ロシア/ソロコフ『馬鹿のための学校』(未訳)未来と過去が交錯する感性の渦のような世界。
(7)ロシア/ドヴラートフ『わが家の人々』(未訳)
(8)ロシア/シニャフスキー『ちびすけツォレス』(未訳)小品ながら不思議な気品をたたえた痛切な幻想小説。
(9)ロシア/エロフェーエフ『モスクワからペトゥシュキへ』(未訳、一部「現代詩手帖」に訳)孤塁を守って
いる作家の壮絶な「アルコール幻想小説」
(10)ロシア/トルスタヤ『金色の玄関に坐って』(未訳)残酷な現実を描きながら、その現実を光の驟雨の中で
輝かすことのできる文体
番外編(小説以外)
(1)ロシア・アメリカ/ブロツキー『一以下』(未訳)
(2)ポーランド/ミウォシュ『故郷ヨーロッパ』(未訳)

未訳のものが少しずつ日本語で読めるようになっていますよね。

255 :漂泊者 ◆CRaxoB3keg :03/09/18 08:34
>>251
レポート期待してる。

>>254
サンクス。

P.S.
創元推理文庫から「東欧SF傑作集」が復刊。

256 :吾輩は名無しである:03/09/18 22:33
>>255
創元推理文庫から「ロシア・ソビエトSF傑作集」も復刊したね。
マイナーな作家が多いからあんまり部数は作ってないだろうね。


257 :吾輩は名無しである:03/09/19 19:02
『HOOT(ホー)』は水準の高い児童書だね。
真っ青な地に目玉の絵が印象的なカバーの本で、ずっと避けていたけど。

最後の1シーンがあんまり美しいので、原書も立ち読みしてきた。
最後の1行に泣ける本は久しぶりだった。




258 :吾輩は名無しである:03/09/21 01:14
「エドウィン・マルハウス」読了。
途中なんだかタルくって、とっとと読み終えたかったけど、ラストでやられた。
しばらく何も読めそうにないや。

259 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/21 10:33
板違いだけど、テッド・チャンが訳されたね(ハヤカワSF)。
まぁ、もしかしたらもう新作は書かない(書けない)のかもしれん
けど…(それは悲しい―久しぶりにSFの新作ハードカバーで
買ったのがチャンだから)。
「バビロンの塔」と「ゼロで割る」が好き。

ポール・パークの作品集も訳して欲しいなぁ。イーガンは確かに
すごいが、それ以外の新進SF作家も面白いんだから。

260 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/21 10:37
チャンのインタビュー(英語です):
ttp://www.sfsite.com/09b/tc136.htm

それとも、この「長編」を書くので忙しいのかな?

まぁ、いずれにしても新作が(ちゃんと出るとしたら)楽しみな
SF作家の1人。

261 : ◆CRaxoB3keg :03/09/21 18:50
223-254あたりに名前の出た東欧諸国の作家について補足。
『理想の図書館』では《中部ヨーロッパ文学》という名称で扱われている。
その本の50選でこのスレで出た作家の名が結構入っている。

ちなみにベスト10は(順不同)
@『ボスニア物語』アンドリッチ
A『隕石』チャペック
B『禁断の森』エリアーデ
C『フェルディドゥルケ』ゴンブロヴィッチ
D『兵士シュベイクの冒険』ハシェク
E『囚われた思考』ミウッシュ
F『国境の学校』オトリク(これはどんな作家だろう?)
G『肉桂色の店』シュルツ
H『移住』ツルニャンスキ(この作家もわからないなあ?)
I『秋の別れ』ヴィトキェヴィッチ

>>257
『HOOT(ホー)』は面白そうだね。
>>259
テッド・チャンの情報サンクス。

262 :吾輩は名無しである:03/09/21 23:35
>>259

あんたが書いたから在庫切れになっちゃったじゃねぇかヽ(`Д´)ノ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150114587/qid%3D1064154820/249-9736554-5456350

263 :吾輩は名無しである:03/09/22 10:10
>>262
もちつけ、ハヤカワ文庫の棚のある規模の書店には積んであるから(w

264 :吾輩は名無しである:03/09/22 10:56
>テッド・チャン
カズオ・イシグロにダイエットさせたあとのような顔だ。

265 :吾輩は名無しである:03/09/22 11:30
>>264
某SF系日記じゃ若い神林長平とか言われてたけど、物書きの風貌なのかねえ。

266 :吾輩は名無しである:03/09/24 13:27
>>258
激しく同意。ちょうど258さんの書き込みを半分くらいのときに目にして
勇気付けられたw。

 つい先程読了。いやはやジェフリー。

267 :吾輩は名無しである:03/09/25 20:57
『古井戸』『神樹』の鄭義が来日して大江と対談すると新聞にあった。
「自分のために書く」10月7日18:30〜、場所は…プレスセンタービルだ。

268 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/26 23:38
馬建『レッドダスト』(集英社)が出ました。

…って、今月もう金がないからまだ買ってないんだけど^^;

269 :吾輩は名無しである:03/09/30 19:18
十月末に莫言の自選短篇集が出るみたいね。

270 :吾輩は名無しである:03/09/30 22:21
>莫言

最近でた『白檀の刑』は買いですかい?

271 :吾輩は名無しである:03/10/01 19:18
年配の男性読書人に固定ファンがついている悪寒<莫言
司馬遼太郎や池波正太郎の穴を埋めるような読み方をされているような…。
ちがう?

272 :吾輩は名無しである:03/10/02 21:48
ノーベル賞、J・M・クッツェーだって。
ブッカー賞2回取ったって話題になった人ね。

例のサイトのレヴューです↓
ttp://park8.wakwak.com/~w22/232.htm#2

273 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/10/02 22:57
順当だよね、今までも候補になってるし。

『敵あるいはフォー』や『マイケル・K』は素晴らしい。
最近のも悪くないけど。

274 :吾輩は名無しである:03/10/03 10:51
クッツェーは、尊敬する大作家なので、ちょっと嬉しい。
ノーベル賞の権威を維持するためには、必要な人選ですね。
次は、アトウッドあたりかな?

275 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/10/03 12:16
もしこの機会にクッツェーを読んでみようと思ったら、デフォー
『ロビンソン・クルーソー』を読んでから、クッツェー『敵あるいは
フォー』を読み、さらにトゥルニエ『フライデーあるいは太平洋の
冥界』を読んでみると面白いかも…。

文明や宗教などを組織化していくことについての物語でもある
デフォーの作品(allegoric historyとしての物語の構築)
に対する批判として、クッツェーやトゥルニエは「書くこと」/
「書かれたもの」が秩序を[創り出す」というのはどういうことか、
そして宗教的な教訓(例えば「勤勉であること」)がそうして
創り出されたものの上に成り立っていることを描き出している。

そして、馬建『レッドダスト』もまた、政治による組織化から
外れて遊蕩しながら、その「創り出されたもの」に対する
辛らつな批判を繰り返す。そして馬建も宗教に近づきながら、
それに対する違和感を隠さない。

「自然から都会へ戻り、人の群れと社会に戻っても、お前は
気にしないだろう。なぜならお前も変わったのだから」
(馬建『レッドダスト』上田クミ訳)

276 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/10/03 12:31
そういや、「信仰」を考える、という意味では、テッド・チャンの
「地獄とは神の不在なり」も面白いよね。

宗教が公共的な合意になってしまうとき、信仰はそれに対立する
こともある。前者が単に、他者(もちろん、人間にとっての神もそうだし、
汝の隣人もそうだろう)を巧く包み込んでしまうような、いわば「創出
された伝統」のようになってしまう時、後者は逆にその「他者」が存在
しない(信仰する自分にとってそれが「空白」としてしか認知されない)
ことでひたすら「信じる」ことを続けていく…。


ところで、最近のノーベル文学賞って、受賞者を見ていくと至極まっとう
な「道徳」に則った作家を選んでいるようでありながら(思い出せる限り
ではゴーディマー、モリソン、大江、グラス、高、ナイポール、ケルテース
など)、その実作を見てみるとむしろ道徳の先にある信仰(的な倫理)
に踏み込んでいる作家ばかり。そこまで読み込んで選んでいるのかねぇ。

277 :吾輩は名無しである:03/10/03 15:29
イスカンデルの読者はいますか?
『チェゲムのサンドロおじさん』ってのが邦訳であるんだけど。

278 :吾輩は名無しである:03/10/03 19:14
>277
国書刊行会のスレ立てた人が…
 http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1013842716/l50

279 :吾輩は名無しである:03/10/03 19:46
新聞でクッツェーの「恥辱」のあらすじを読んだけど・・・




かなり鬱になるな。

280 :吾輩は名無しである:03/10/03 23:19
>>278
何回も立ってる気が・・・

>ノーベル賞
>次は、アトウッドあたりかな?
え、そこまで跳んじゃうの?
それだとラシュディとかイシグロとかハルキ・ムラカミとか
まで入っちゃうよ(w
リョサとかクンデラとか
まだまだ大物がぞろぞろいるじゃん

281 :吾輩は名無しである:03/10/04 12:02
スタニスワフ・レムのノーベル賞受賞はまだですか?

282 :吾輩は名無しである:03/10/04 17:19
>>278どうもありがとうございます。277です。
まぬけな書き込み申し訳なかったです。スレが上がってたのが運の尽きでした。>>280

ところで、レムはそれほどの作家でしょうか・・・>>281


283 :吾輩は名無しである:03/10/04 19:25
レムは十二分にノーベル賞級だとは思うけど、
ボルヘスとかも受賞してないし、
あーゆータイプは無理かもしれないですね。

284 :吾輩は名無しである:03/10/04 21:31
J・G・バラードもノーベル賞級といって差し支えないだろうが
SF寄りの作風の人は全然受賞しないからな>ノーベル文学賞

285 :吾輩は名無しである:03/10/05 15:47
ゴールディングは?

286 :吾輩は名無しである:03/10/05 15:52
アトウッドは長生きしても無理

287 :吾輩は名無しである:03/10/05 18:54
>285
1983年にゴールディングは取ってるよ

288 :吾輩は名無しである:03/10/05 23:08
クッツェーで植民地差別云々の話が出てきたところで――
一見安っぽい(読むと多義だと分かる)邦題をつけられた『調律師の恋』
The Piano Tunerが良かった。文学的偏差値(こと技巧)で言うと『抱擁』
『贖罪』には敵わないだろうけれど、それらに匹敵する美的感動がある。

西欧人のアジア・アフリカに対する異国趣味に立つ話なので「今さら…」の
設定ではありながら、最近邦訳の出たクレジオ『黄金の魚』、フルミーヌ
『蜜蜂職人』のように物足りなくはない。
『闇の奥』『王道』あるいはモームの『環境の力』をはじめとする一連の作品、
バタイユ『安南』のように、密林という環境(そこに暮らす民族も含め)に取り
込まれ、それまで身につけていた常識や判断に基づく自制を失っていく人間の
様がじっくりと描かれている。一種の狂気のように…。
我々もアジア人でありながら、アジア・アフリカに対する異国情趣というのは
西欧人に近しいものがある。だからその囚われ方、呑み込まれていく過程と
いうのが分かり易いのではないか。

呑み込まれた先の結末は、いつかディーネセンの話が出たとき「詩人」の
最後を表現していた言葉――「暗澹たる美しさ」で、同じように表せられる
ように感じた。しかし、単に審美的なのではない。
『王道』のような力強い昂揚感も伴っており、さすがに男性作家の
くくり方というか、好ましいものだった。


289 :吾輩は名無しである:03/10/13 14:13
>>261のリストにあった
「B『禁断の森』エリアーデ」ってどういうやつですか?
邦訳はあるのでしょうか?
エリアーデに詳しい方おしえてください。

290 :吾輩は名無しである:03/10/15 22:33
>289
作品社から出てる「妖精たちの夜」のことらしい。
以下は解説からの引用。

 Noaptea de sinziene(スンジエーネの夜)を私たちは「妖精たちの夜」と訳した。
 ギエルム訳のフランス語版の標題『禁断の森』は、原題と無関係ながら、シンボリックな含意がおもしろく、リケッツ訳の英語版にも踏襲された。

ちなみに英語版タイトルはThe Forbidden Forest


291 :吾輩は名無しである:03/10/17 17:28
>>280 たしかに、クンデーラは、ノーベル賞をとらないと駄目ですね。
トゥルニエとかも候補なのかな? 

292 :星野さん感動をありがとう。さんまvsたけし!踊る大総選挙!:03/10/17 19:05
阪神タイガース優勝バンザーイ!
星野さん感動をありがとう。そして、おつかれさまでした。
落ちこぼれ阪神の優勝は多くの人たちに勇気を与えたと思います。
あらためて、阪神優勝バンザーイ! よーし、次はダイエー相手に日本一や!
でも喜んでる場合やないで〜
大阪の景気は超ドン底最悪状態真っ最中!
大阪の選挙の投票率はなんと全国で最下位!(55.69%)
なさけないわ、ほんま。。。
投票率が低いのは社会、経済に対して自発的な努力が無い証拠やで!
(....43京都 44沖縄 45埼玉 46千葉 47大阪)
こんなことで大阪の景気が良くなるわけないやろが!
大阪を変えたいんや!
11月9日の総選挙、投票率を上げようや。 全国一位をねらおうや!
それが無理でも、せめて、 阪神の勝率(62,7%)を超えるぐらいの投票率をめざそうやー!
大阪人よ立ち上がれー!!!
そして、政権交代で日本を変えたいんや!
イメージとパフォーマンスばっかりで
弱者の痛みを無視するような政策ばっかりの小泉政治はもうアカン!
自民党の利益を失うような構造改革を
自民党自身ができるわけないのは誰でもわかる。
もうだまされへんぞー!
大多数の無知な国民をあざむくのもいいかげんにしろー!
自民の自民による自民のための政治はもう終わりにしろー!
11月9日、踊る大総選挙。
政界の明石家さんまこと小泉純一郎と
政界のビートたけしこと菅直人。
さあ、勝つのはどっち!!!?
http://www2u.biglobe.ne.jp/~over80/shugiin_watching-2000.htm
若者の投票率はめっちゃ低いねん。
若もんの力で日本を変えようや!!
........................................................

293 :吾輩は名無しである:03/10/18 00:35
>>288
『蜜蜂職人』は確かに、どうしようもなく皮相的な書かれ方をされていたアフリカが、
「宝探し」の舞台に名を貸しているだけでしたね。
アフリカとの接触によって自己が大きく変容するわけでもない。

ただ、異界往還という体裁からくる喜びは充分に感じられたように思います。
もし自己の変容について踏み込んだ描写をしていたとしたら、
異界に現実感を与える結果ともなってしまい、
ずいぶん違った作品になっていたろうと予想できます。

この喜びは、民俗誌的読みものやルポルタージュなどを読む際には
おおいに警戒してしかるべきものです。
しかし、マルドリュス版の『千夜一夜』やマンドヴィルの『東方旅行記』などをふまえて、
異界と触れる喜びだけを追求するナイーブな伝統、みたいなものがあってもいいと思います。
内向きかつ暴力的な伝統なので、あまりほめられたものではないかも知れませんが。

また、前にも書きましたが、そういった異界がマルセイユのかなた、
地中海の向こう側であるのがまたなんともフランス人らしくて興味深かったです。

294 :吾輩は名無しである:03/10/18 09:56
>>290
ありがとうございます。
『妖精たちの夜』手に入れてみたいと思います。

295 :吾輩は名無しである:03/10/26 01:43
定期保守サービス(w

296 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/10/26 08:46
『ケリー・ギャングの真実の歴史』出ました。是非。

297 :吾輩は名無しである:03/10/26 10:30
岩波文庫からブルガーコフの『悪魔物語・運命の卵』出ましたね。
この際『犬の心臓』も出してほしいなあ(←古書高すぎ)。

298 :吾輩は名無しである:03/10/28 01:22
>>296

今月のミステリマガジンにレヴュー出てました。
これでピーター・ケアリーは2度目のブッカー賞取ったということで、
クッツェーじゃないけど、>>280 のクラスでは、
一番ノベ賞に近いのかも(w
オーストラリアの作家ってのもポイント高そう・・・

299 :吾輩は名無しである:03/10/29 21:53
定期あげ(w

300 :吾輩は名無しである:03/10/29 22:32
スレッド違いかと思うんですが、聞かせてください。
「レ・ミゼラブル」を読みたいと思っているんですが、
普段あまり本を読まないので、出来るだけ難しい言葉を使っていない、
初心者でも読めるようなのは、どこの出版社のだと思いますか?

新潮文庫のがいいって聞いたんですが、どう思いますか?
いろいろな人が訳をしているので、どれを選んでいいか迷っています。
アドバイスお願いします。

301 :吾輩は名無しである:03/10/31 12:23
>>300
みなもと太郎のやつがいい。

302 :吾輩は名無しである:03/10/31 21:54
>293
「異文化(異界)との接触〜自己の変容〜往きて還りし(往きて滅びる)
物語」というのは、植民地ものに限らずオデュッセイア以来、
物語の主流を占める展開パターンで、そのどこが強調されて
いるか、どのような内容を盛り込むか、読んだ本を分析するのは
面白いものですね。

>異界と触れる喜びだけを追求するナイーブな伝統、みたいなものが
>あってもいいと思います。
>内向きかつ暴力的な伝統なので、あまりほめられたものではないかも
>知れませんが。

ビュトールの『即興演奏』読んだら、植民地統治を失った戦後の
フランスという切り口でも書かれていて、若い作家から相変らず
そういうのが出てくるのってネオ国粋主義かも…と考えたりなど
した。『即興〜』は啓発されるものが多い読み応えある本でした。

『レッドダスト』はあきてきてしまって、還れそうにないやw。
高行健の『霊山』は、中途でこれまた放り出した『ある男の聖書』
よりは面白そうに感じるけど、これは往きて滅びるパターンでしょ?



303 :梵葉豪豪豪:03/11/01 08:49
>300
鹿島茂曰く、
「仏文学者でレ・ミゼラブルを完読した者は、国文学者で大菩薩峠を読破した者
より少ない……」
アメコミ並の怪力ヒーロー、ジャン・バル・ジャンが繰り広げる痛快アクション
巨編だ(いやマジで)。
どうにも長すぎるんで、店頭で比べ読みするのを勧める。
角川版の『ダロウェイ夫人』を勧める香具師もいやがるし、他人の意見はあてに
ならんっちゃ。

(ドン・キホーテなら、牛島訳が決定版だがなあ!!)

304 :吾輩は名無しである:03/11/02 05:09
レッドダスト買いました。
莫言とどっち買うか迷ったけど、若さに曳かれて。
しかし、中国は国外に才人が多いんだね。

305 :吾輩は名無しである:03/11/05 14:18
ドラウパディー(モハッシェタ・デビ)あげ

306 :吾輩は名無しである:03/11/06 13:19
マグラア『愛という名の病Dr.Haggard's Disease』
またしてもフェイド・アウトの最終行にやられた。
あの語りの自己陶酔感はシェイクスピア的だなと今回初めて思った。

それにしても、「入手不可」の『グロテスク』をどうして
巻末広告に入れるのだ、河出?

307 :吾輩は名無しである:03/11/08 22:47
もう年内はこれといった翻訳もの無さそうね・・・ (´・ω・`)

308 :吾輩は名無しである:03/11/11 11:42
スタージョンの傑作集が河出から来るみたいだね<年内
きっとまだある。

台湾の高地の少数民族の文学シリーズなんかも地味に出されている。

309 :吾輩は名無しである:03/11/11 21:53
>>スタージョンの傑作集

それはちょっと渋過ぎ・・・(w

310 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/11/13 08:10
ナボコフ『青白い炎』発売。

いろいろな誤訳がきちんと直っている(冒頭のメリーゴーランドに関する部分
からして「あ、きちんと直してくれてるなぁ」という感じが伝わってくる)のだが、
まだいくつか残っているような気がする。細かいものばかりだけど。

それよりも、「文庫ではきちんと直してくれるだろうなぁ、若島氏が訳の点検に
参加していることだし」と思っていた、索引のあいうえお順(!!)の配列が、
やっぱり文庫でも踏襲されていて残念。

Zembla, a distant northern land

の一言で閉じられるから、この作品は完璧になるのに…本当に残念。

まぁ、余計な手間が掛かるし日本語だから、というのは分からんでもないが、
ナボコフ訳のオネーギン冒頭にある、ナボコフ自身の「翻訳」に対する考え方
からしても、これは大きな「誤訳」に属するものだと思うんだけどなぁ。

311 :吾輩は名無しである:03/11/13 20:37
来月、ノーベル効果で『夷狄を待ちながら』が文庫化するね。
『フォー』は素晴らしかったから『マイクルK』も復刊してほしい。

312 :吾輩は名無しである:03/11/13 22:33
>ナボコフ『青白い炎』

おお、文庫化ですか!

しかし話変わるけど、
昔は「ユリシーズ」なんか岩波文庫で出てたんだよね(w

313 :吾輩は名無しである:03/11/13 23:21
莫言『赤いコーリャン』が岩波現代文庫から来月出るね。
翻訳文庫ブーム。
中公のセリーヌも復刊するし

314 :吾輩は名無しである:03/11/14 00:55
青白い炎、夷狄、高粱………ixion効果か?

315 :吾輩は名無しである:03/11/14 20:19
「赤い高粱」早くよみたい。
「豊乳肥臀」は確かに面白かった。母親のキャラにノックアウトされた。
「酒国」はポストモダン風で遊び心満載なんだが、オレにはそれほど来なかった。
「中国の村から」はまあまあ。
マルケスと言われるみたいだけど、スティーヴ・エリクソンの方が近いような気がする。


316 :吾輩は名無しである:03/11/15 00:01
>>314

夷狄、高粱はともかく、
青白い炎はixion氏が生まれる前から
この手の必読書として有名よん。
ただ筑摩世界文学大系の1冊ってのが痛かった。
(高い、デカイ、3段組で読みにくい)

他に同様な環境にあるものとしては
オブライエンの「第三の警官」が有名(w

317 :吾輩は名無しである:03/11/15 11:53
「青白い炎」文庫買った。うーん、不思議な気持ち。
数年前図書館取り寄せで借りて一度は読んでいるが、
その後ほとんど幻の書状態だったもんなあ。待った甲斐があったよ。
さあ読むぞ〜!!

318 :吾輩は名無しである:03/11/15 12:22
「第三の警官」もよみたい。
マグナス・ミルズが一番好きな作品らしい。オリエント急行の解説にあった。

319 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/11/15 12:37
しかし、筑摩文学大系からちくま文庫に移せるのなら、素晴らしい作品が
いくつもあるよなぁ。『第三の警官』『スウィム・トゥー・バーズにて』もそうだし、
コンラッドの『ノストローモ』なんかもそうだ。

オブライエンはいつか出るだろうけど、コンラッドもよろしく!! >ちくま文庫様


ところで、高行健『霊山』は、なんというか《思い切りの良い》作品だね。
内容が、というのじゃなくて、その創作姿勢が。洗練からは程遠いが、
しかし粗野や粗暴ともまた違う。小説ってのは言葉を「置く」のではなくて、
何らかの内発的な「ドライブ」が必要なんだけど、そのドライブが
過剰に、そして悦ばしく溢れている作品が『霊山』だと思う。まぁ、
その出口は…ではあるが。

でも、『ある男の聖書』もそうだったけど、妙に感傷的になったり繊細に
書いたりしているところがあるのは、この作家の《弱み》なのかもしれない
し、またそこがちょっと面白かったりする、かな。

320 :吾輩は名無しである:03/11/15 14:27
『シルトの岸辺』なんて、集英社の文学全集からもってきて
いるしね<ちくま文庫
まだ読みさしだけれど、確かに濃密な香気がただよってて
すごいな、これ。上質のブランデー飲みすぎたみたいに
くらくらする。

コンラッドは八月舎というところから選集の企画があって、
皮切りとして『オルメイヤーの阿房宮』が出たばかり。
文庫じゃないけど。

321 :320:03/11/15 14:31
『霊山』では、やはり「潔いな、この人」という印象を受けた。
匕首で自分を切りつけていくような言葉の連なり数ヶ所に、その潔さを
感じた。自己希求って難しいテーマで、やりすぎると神経症的な
痛々しさがあるし、スポイルすれば安易な堕落に陥る。
でも、高行健の場合、自己希求に限らず、すべてがニュートラルで
バランスが良いせいか、安心してその問い詰めを読んでいられる。
ニュートラルだから「洗練」とは異なるけれど、個人的には
それこそが洗練だよという気がしている。

「ドライブ感」というのは、自分の場合も小説を評価するときの指標の
ひとつにしているけど、上滑りしない(ここもニュートラルな)昂揚感が
心地よかった。爆風的な昂揚でなく、何というか、端正なスパイラル状の
昂揚…かな?

「小説が哲学と異なるのは、それが感性から生まれることだ。気ままに考案
された信号を欲望の溶液の中に浸透させると、いつの日か、これが予定通り
に細胞となり命が生まれる。その誕生と成長を見守るのは、知的ゲーム
(哲学)よりさらに面白い。だが生命と同じように、最終的な目標はないの
だった」(338P/()は、本文になし)
この記述が、あの小説の出口も説明しているように思う。
このように小説を説明しながら、あと1冊書こうが書くまいがどっちでも
いいというようなことも語り手に言わせており、そういうところが潔い。

この人、たぶん『レッドダスト』の馬建よりモテるだろーなーw。


322 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/11/16 04:13
>320さん

「潔い」かぁ、なるほどね。男と女、に関しては上で書いたように
あんま潔いとは思えんのだが、でも「端正なスパイラル状の高揚」
って表現は確かに分からんでもない。俺は一読したところ
そんなに「端正」だとも思わなくて、とにかく、表現したい、という
ドライブに導かれて書いているなぁ、と感じた。

出口に関しては320さんが引用された箇所もそうだし、
「有れども回(かえ)り、無けれども回る」(p.514)
という一節でもハッキリしている。ただ、馬建『レッドダスト』とは
明らかに違う着地点でしょ?で、俺としては『レッドダスト』の方が
むしろ「潔い」着地を見せているように思えるんだけど、どう?

ところで、

>307 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:03/11/08 22:47
>もう年内はこれといった翻訳もの無さそうね・・・ (´・ω・`)

ショボーンしてないで、予定通りなら最後の決め、
『エリアーデ幻想小説全集 第2巻』
が12月に出るはずです!!! …予定よりずい分遅れたけどね^^;

323 :320:03/11/16 17:29
白水社ほか復刊ラッシュなので、国書の発刊延期やエリアーデの
遅れは、むしろありがたいかも…。法政大出版局がこそっと『ムントゥ
リャサ通りで』をカバーデザイン変えて再刊しましたね。けど、具象に
しないでほしかった気もする表紙装画。

>ix氏
『レッドダスト』は漂泊について書かれた旅行記であるから、旅の果て
としてあのような出口を描いた。『霊山』は物語小説であり、尚且つ
「人生」を焼き付けたものだから、あのようなフェイドアウトにした
――という差異は意識してもいいのではないかと思う。

漂泊にどこでピリオドを打つかというのは、自分が納得できる「旅の果て」
を見極めることであり、その意味で馬建の旅行記は沢木耕太郎(高行健より
さらにモテそうw)の『深夜特急』にも雰囲気が似ている。
ただ、宗教への決別が潔い印象を残すのは確か。
「どのような宗教であれ、結局は自己の救済だけが目的だ。
万人を救うことはできない」(281P)
このような表現が出てきたので、読み通した甲斐はあったかな
(小人は人と争い、賢人は時間と争う…とかいう言葉も残っている)。

324 :320:03/11/16 17:50
ただ、馬建とほぼ同時期(文革がケ小平によって軌道修正され解放へ
向かったころ)に、高行健がガンの宣告を受けながら、やはり中国国内を
漂泊していたという事実は大変に興味深い。
ある意味、高行健の漂泊はヨーロッパまでつづいた。パリという「定点」
に落ち着くまで…。しかし、彼にとっての本当の漂泊は、そこから
始まったのではないだろうか。
自分の体験に読んだ小説の世界を引き寄せて考えるのは芳しいことでは
ないだろうが(しかし、これは評論ではないゆえ)、場所から場所への
漂泊を経て定点に落ち着いたとき、じっくり自分を掘り下げられると
いうことには深い共感がある。それは果てのない漂泊だ。

325 :320:03/11/16 17:52
二者の著作には、段階的な差があるという言い方も可能だろう。
馬建は若いということもあるが、まだ定点からの小説という段階には
達していない。人生の仮住まいであった漂泊について書いたあとで、
今度はどのような物語世界を構築し、何を書いていくかはこれからの
ことなのだろう。
しかし、『霊山』の結末が「潔さ」に至っていないのは、まさに彼の
誠実を証左するもので、人生に答はなく、彼は依然手探りの模索を
つづけている。
そして、高行健の描く女性は、告白されているように作家自分の分身
でしかない。自分を深めるための道具でしかない。自己希求をテーマに
小説を描く人にとって、恋愛自体はもはやどうあっても構わないの
だろう。男女をそれぞれどう描くか、愛がどうの、関係がどうのという
域を越え、女性はもはや自身の鏡像でしかなくなっている。
むろん恋愛というものはひとつの極限であり、恐怖や絶望に追いつめ
られるホラーや収容所の記録などと同様、自己の根源を問われる設定
ではある。でも、高行健の興味は(ジコチューということではなく)
自分の「底」へしか向いていない。
「端正」という言葉は妥当な表現でなく、「混沌ではない」という
状態を表すのに適語が見つけられなかっただけだが、この作家の求める
ところはベクトルがものすごくクリアで気持ちが良い。

…ゲロ、長い。戯曲は読んだの?

326 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/11/16 20:52
>320さん

 なるほど。俺は「宗教」に対して「自己の潔さ」を対置していたから
前述のような読み方になったのだが、探求の姿勢についての
「潔さ」であれば、高行健の方がより深く突いているとも考えられるね。
構成的にスッキリしている/してない、ということじゃなくて、言葉が
自分を「確かめる」方に向かうか、それとも「確かではではないのだと
確かめる」方に向かうか、という違いなんだろうね。

 確かに『ある男の聖書』よりもこの作品のほうが、「底」に向かう力強さ
を感じさせる。ただ、だからこそあの「終り方」に何か釈然としないもの
も残ったんだよね。いや、小さなカエルに託したあの「一言」、を
どう受け取って良いのか戸惑ってしまう読み手としての俺自身の
問題なんだろうけど…。

 戯曲は「逃亡」しか読んでない(英訳戯曲集が手元にはあるのだが^^;)。
それを先に読んでるから、高行健の男と女の描き方について先入観、
というかちょっとした反感を持っているのかもしれないなぁ。

320さん、他の戯曲も読んでいたらぜひ紹介してください。

327 :320:03/11/17 14:13
325の書き込み、文脈がぼろぼろで鬱…ちょっと拝借^^; ^^; ^^;

>ix氏
戯曲はこれから読みたいと思っています。
欧州で上演される『八月雪Snow in August』あたり、ix氏が英訳で
読んでいないかと思ったの。ゴドーを意識した『バス停』も興味
あるが、高行健作品はやはり、長江流域放浪後を読んでみたい。
『八月雪』もそうだけど、『山海経伝』のように古い中国に素材を
求めたものに惹かれる。例の「土地の霊性」を帯びる、という意味
において…。放浪は、おそらくこの作家にそれをもたらしたの
ではないだろうか。

『霊山』の最後の章、同じ感動を共有したい、説得したいという気は
ないけれど、『ある男の聖書』カバーにも引かれた「おまえは、おまえ
自身の神であり、使徒でもある」という言葉が鍵だと思う。
つまり、カエルもそれに降臨した神も、先述の女性のように己の
鏡像でしかない。だからこれは決して宗教に寄ったのではなく、ノー
ベル賞講演の内容の通り「独りごと」にすぎない。ぼやくように、
詰問するように、潔く言い放つように…どれも「問わず語り」でしかない。
その孤高的なものに吸い寄せられる。

328 :320:03/11/17 14:16
中国語で書かれたものの翻訳を日本人が読むことの喜びを二つ感じた。
ひとつは「漢字」が読める喜び。
The story is based on the life of the legendary Huineng
(AD 633-713), the Sixth Patriarch of Zen Buddhism
in Tang Dynasty China.(米国アマゾンのSnow in August説明より)
こんな文章ピンとこないけど、「唐代の禅僧慧能の伝記物語」と
書いておいてくれれば、さーっとイメージが広がる。私たちの教養の基礎は
漢語なのだ。
もうひとつ、上のカエルでもそうだが、万物に霊が宿るという道教的、
仏教的な考え。

外出先から戻り、ホトトギス、すみれなど白や薄紫、薄桃の花々の
中にあって、山茶花の木に凛と一輪、紅い花が咲いているのを見つけた。
冬を迎える精がそこに宿ったのだとはっとさせられた。
風の吹く公園。本を抱え、がさがさ音を立てる落ち葉を踏みしめて
いくとき、その音に、逝く季節への弔意を感ずる。
ものに宿る霊性は、ごく自然に感得できる。

感性から生まれるのが小説だという高行建の主張もまた、そのような
考えの延長線上にあるのだろう。しかし、この人の残酷なところは、
文章による自己表現を止めてしまう可能性もあることだ。『霊山』の
表紙装画の筆さばきにぞっとさせられたが、高行健には別の表現手段も
あるわけだ。あと何冊の小説を出してもらえるのか、読者としては
心もとない。正直、戯曲より、画集の方がほしい気もしているのだけれど。

329 :吾輩は名無しである:03/11/18 13:02
「霊山」の最後の章、お二方の読みと違う感想を持ったので書きます。
まず、彼はなぜ主人公格の人間が全て作者の分身でしかないという語りをえらんだのか、それはやむにやまれぬものであると思われます。
現実に他の、誰でもいいけれど作家の登場人物は作者の分身ではないのでしょうか?
枠物語という形をとるにしても、ノンフィクションの形式をとるにしても、はては先行するテキストを取り入れたメタフィクションですら、
作者が自分の経験から作為的に切り取ってテキストとして提出した以上、それは作者の産物であり、言うなれば作者に縛り付けられた存在となってしまうと思います。
ミーハーで申し訳ないですが、クッツェーやイムレ、グラスなどもそれぞれの手段でこの問題を克服しようとしていると思います。
登場人物が作者の分身であると告白していても、書かれたテクストにあっては出来上がった形、つまり物語りは変わらないのではないのでしょうか?

長くなりましたが、あの小説のなかの全てはそのとおり自己内部の独り言(モノローグ)に過ぎない。
そして、81章の蛙は、他者そのものだと思う。ゆえに彼は「神」とは意思疎通ができない。
あの小説の中で、蛙は唯一作者に干渉できないものとして残されている。
高行建はあのような形で最終章によって他者の不可能性の強調をもって、いわば消極的に他者を描写した、などという感想を持ちました。
ホント長くてすみません

330 :320:03/11/18 17:59
>ホント長くてすみません
これ、イヤミw?

『青白い炎』を読み通すのがもったいなく、「前書き」を終えたところで
後味が薄くなるまで待とう、ゆっくり読もうと故意に読みさしにしている。
その短い文章のなかにも、すでにして、しびれまくっている部分がある。
「わたしは、ブリーフケースに入れて持参した果物をすでに食べ終えて
いたものだから、上等なエール一本だけで十分ですと言ってしまった。
屈託がなく気取らないわたしの態度が皆をくつろがせた」(19P)

厳格な菜食主義だからと、招かれた食事会でこの態度――周囲が鼻白み
ながら微笑をとりつくろっていることは見え見えなわけで、この作家の
韜晦と冗談のきつさがとても面白く出た部分だと楽しい。
「独りごと」という某作家のスタイルを意識しつつ、こういう掲示板に
とうとうたら〜りと書き込みをしていく行為にオーバーラップさせている。


331 :320:03/11/18 18:04
>329さん
喚起されるものが幾つかあったので、文脈について細かい突っ込みは
しませんがw(論点読み取るのに時間かかっただよ)、私の場合は、
「独白」だから「物語」として不足だという指摘はしていません。
論文じゃないので、「独りごとに過ぎない。問わず語りに過ぎない」と
書いていても、それは問題提起ではないです。行間ににじむものを読み
取ってもらうほどの力量がないから誤解されたのかもしれないが、この
いささか感傷に流れた説明で言いたかったことは、しつこいけれども
やはり高行健の「潔さ」です。
メタとか様々な実験の重視で物語の枠を越えようとして文学としての存在を
知らしめるのではなく、「物語とは独りごとにすぎない」と断ったあとで、
文学の内部へ向けて勢いよく加速してドライブしていく感じが私は好きです。
そのドライブというのが「やむにやまれないもの」と同一と解釈すれば
いいのかな。すなわち書かずにはいられない衝動。
『霊山』には実験的な要素がまったくないわけではないが、このベクトルへ
向けてのドライブ感が、それらを圧倒しているように思える。
…それがあなたの書かれた1パラグラフめへ向けての感想。

つづいて、2パラグラフめへ向けての感想。
「他者の不可能性」というタームは刺激があった。これは、埴谷雄高の概念を
意識すればいいのかと勝手に解釈した上で、しかし、「不可能性」は書かれる
対象としての「自己」、ひいては「人間存在すべて」の特徴ではないかと
指摘しておきたい。
人間存在の根源という不可能性に向かうとき、自己も他者も、もうないんじゃ
ないかと思う。私はむしろ「積極的に」その不可能性について言及したのが
あの章なのだろうと捉えました。

332 :329:03/11/20 15:04
実験の合間だったもんで、ほんと文章でたらめですね… 
言いたいことはほぼ2パラグラフめでした。できたら前半忘れてください。
探求の姿勢についての「潔さ」は僕も同意見です。

古いので恐縮ですが、蓮貫重彦の「物語批判序説」に表明されているように、
一時期の欧米文学って語るためには様々な複雑なナラティブや形式を取らざるを得ないという、
脅迫観念みたようなものがあり、物語構造は(自覚的に)破壊されていたような気がします。
(今でも例えば紙葉の家とか)
僕は探求を進めるならば必ず語りの問題には立ち入らざるを得ないと思ってます。
意識において自己も他者も区別できないのだとしても、「語る」というフィルターを通すならその区別は生じてしまう。
「読む」「読まれる」、「見る」「見られる」関係は対称的でも、「語る」「語られる」という関係は非対称である。
であるならば「他者」は消極的にしか描写し得ない。
そのような場において文学はいかに振舞うべきか。ってのが今の僕の興味です。(またすぐかわるでしょうけど)

埴谷雄高大好きです。特に矢場徹吾。彼には語らずに済ませるか、
「敵あるいはフォー」におけるフライデーの役割をしてほしかった。
それは上記のまさに形式自体に企みを仕込もうとするメタフィクショナルな手法です。
しかし最新作の「恥辱」においてはあらゆる実験的要素を排し、なお自己と他者の
絶対的断絶を表さんとしている。
この点は僕には高行健とJ.M.クッツェは同じ意味で潔く感じさせます。
僕にとって「他者」である320さんの意図は、「推し量る」しか不可能ですが、
ベクトルの向きは近いんじゃないでしょうか。

僕はその視点から出発したので、他者を「書く」ことの不可能性と物語への衝動を、
同時に達成しようとするためのひとつの鍵があの語りであり、
最終章はそれを閉じるためのもうひとつの鍵であると思ったわけです。

320さんへの皮肉などという意図はまったくありませんでした。不快に感じられていたら申し訳ありません。
ていうか拙い文の意図汲み取って下さって感謝します。

333 :吾輩は名無しである:03/11/20 15:34
伝説のネットアイドル、テルミを超えたツルツル頭のナイスガイ、鳴り物入りで衝撃のデビュー
ついに2典に暫定掲載!!!2ch新語誕生

★アホと一言言われただけで数百レスの自作自演で連日煽りっぱなし★
「鼻脂千右衛門時貞後の43」というコテハンが、過去スレで「能無し」みたいな事を一言言われただけで激怒
連日、自作自演で「バカはお前」「激同」と煽り続けてる。自演丸出しなので、通りすがりの人が呆れ様に書き込むと「43に煽られた奴キター」と、全部同一人物と妄想し更に煽る。
毎晩徹夜で自作自演。 通りすがりに一言43を煽ると、数時間後、恐ろしく(レス数も執念も)反論がついてます。
学校や仕事に出掛ける前に、一言煽って出掛けると、帰宅時に自分がどれだけ煽られてるか、スレを開いてみるのが楽しいかもしれません。
ミニゲームとして楽しむスレです。 現在新展開、なんと43は
「 稚 拙 」を「 せ っ し ゃ 」 と 読 む と 思 っ て た 事 が 発 覚。
伝説の目撃者達は43を神厨と崇め、とうとう2ch公式用語辞典に正式に「稚拙(せっしゃ)」が依頼され、
ついに2典に暫定掲載。2ch語「拙者」が誕生。FLASHも製作中の神光臨の噂も。
追いつめられた「鼻脂千右衛門時貞後の43」は、板違いのスレッドを立て仲間を呼び込もうとするが
最後の希望の星となったそのスレッドさえも、削除人さんに即刻削除されてしまい、更に恥をかくハメに。
「鼻脂千右衛門時貞後の43」の立場はますますどん底へ、彼の運命やいかに?!
連日祭は盛り上がる一方、スレは毎回あっと言う間に1000へまで
http://life.2ch.net/test/read.cgi/hage/1068899954/
伝説の瞬間
ttp://202.212.233.95/cgi-bin/bbs/18/img/4185.jpg

334 :320:03/11/21 17:42
>329さん
1冊の文学作品について他者と掘り下げる機会などなかなか持てないので、
楽しかったです。どうもありがとうございます(もちろんix氏にも…)。

結果として「文学」と呼ばれる作品に興味惹かれている気はしますが、
技法による分類やらどこへ向かうかやらは、ほんと言うとあまり気に
かけていないです。読んでいる本も、つけてもらえるレスも「鏡像」
かもしれないと思う。「自己探求」でなく「自己希求」のため、
自分に都合よく解釈していますから。

クッツェーは『恥辱』『〜フォー』だけ読んだ印象では、対象がもっと
「社会」に寄っている印象。「立場」に意識的な作家という気がします。

335 :吾輩は名無しである:03/11/22 00:45
<文学の冒険>シリーズ 来春以降刊行予定

『フリアとシナリオライター』バルガス=リョサ/野谷
文昭訳 
『ハードライフ』フラン・オブライエン/大澤正佳訳 
『パラディソ』ホセ・レサマ=リマ/旦敬介訳
『トランスアトランティック』ヴィトルド・ゴンブロヴ
ィッチ/西成彦訳


『フリア』はどんどんのびるな。
ま、これまで待たされたんだから、のんびりと(まだまだ)待つかな。

336 :吾輩は名無しである:03/11/23 00:17
>>335

うん、待ちだしてから、かれこれ15年は経つね(w

337 :吾輩は名無しである:03/11/23 09:54
国書のもので予告から発売まで最も時間がかかったのはなんでしょうか?
企画自体がポシャったのを別にすれば「重力の虹」でしょうか?これは
たしか20年くらいかかってますよね。

338 :吾輩は名無しである:03/11/23 15:26
『フリア』は具体的な発売日まで決まっていたのになぁ。
探し回っちゃったよ。

339 :吾輩は名無しである:03/11/25 00:24
>>337

え、そうだったの?
文学の冒険シリーズの第一回配本じゃなかったっけ?

ただ早川書房が長いこと翻訳権もってたって話は
読んだことある。
(それを手放したんで無事国書から刊行ヽ(´ー`)ノ)

340 :吾輩は名無しである:03/11/27 10:41
文学の冒険より、ハイチ作家短篇集『月光浴』発売。予定にあったっけ?
フリア〜はまた延期らしい。

あと、今年はもうめぼしいの無いとかしょげてた香具師、カーシュ出たから買え。

341 :吾輩は名無しである:03/11/28 23:50
( ・e・) <カーシュって何?

342 :吾輩は名無しである:03/11/29 07:30
ジェラルド・カーシュの新刊『廃墟の歌声』(晶文社)
既刊に『壜の中の手記』(晶文社)

343 :341:03/11/29 22:16
>>342

サンクス!
これね ヽ(´ー`)ノ
http://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/hyoushi.html

344 :吾輩は名無しである:03/11/30 15:26
柴田訳でPearsonのOff the Sweet Hereafterが出たな。
復刊されたヒューズの『ジャマイカの烈風』は結構おもしろかった。


345 :吾輩は名無しである:03/12/01 00:33
今更気づいたのはおいらだけかもしんないけど
今月のSFマガジン、レム特集じゃん(w

邦訳リストみると、
今にして思えばあの時買っておけば良かったと
後悔する作品がすらり・・・
国書で全集予定されてるからいいけど、
現状じゃ、ソラリスと国書の二冊以外は
入手難ね・・・

346 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/12/01 00:36
レムのインタビュー、面白いよね。でも、「実のところレムはたいして
科学雑誌を読んでいない」ってなロッテンシュタイナーの小論が
面白かった。

英訳ならなんとか手に入るものもあるけど、やっぱり絶版も多いん
だよねぇ…。

347 :吾輩は名無しである:03/12/07 23:19
New York times notable books 2003を見てたんですけど、
見落としていたというか、でてたの知らなかった作品があったり、
まったく存在すら知らない作家の名をたくさん知ったり(まあ、これは
いつもの事ですが)で結構たのしいですよ。
年末、新年にかけて何を読もうかと考えている方、一度チェックしておいた方が
いいかも。

348 :吾輩は名無しである:03/12/13 19:47
チャペックがらみで奇特な新刊
現代文学ではないけれども…
 ttp://www.michitani.com/books/ISBN4-89642-088-8.html

349 :スナフキン:03/12/14 11:44
>348
サンクス。未知谷さん渋いとこ突いてくるね。


350 :吾輩は名無しである:03/12/14 22:55
>>348

渋すぎぃ

351 :スナフキン:03/12/14 23:52
ヤン・ネルダの名前どっかで見たと思ったら
沼野充義編の『東欧怪談集』(河出文庫)だった。
ポトツキ、ムロージェック、コワコフスキ、チャペック、アンドリッチパヴィチ
パヴィチ、エリアーデ、ダニロ・キシュ、カリンティ・フリジェシュらが入ってた。

352 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/12/22 14:26
『閉ざされた城の中で語る英吉利人』が中公文庫から出ました。
サン・トワ・マミー、サン=コワ=ド=ヴィ!!!

353 :吾輩は名無しである:03/12/22 22:58
>中公文庫から出ました。

そういえば、セリーヌも改訳で出てたよね。
本屋から消えてたから、絶版にでもしたのかとおもってた。

354 :吾輩は名無しである:03/12/24 01:10
>>352

↓これでだいぶ昔から出てたけど、中公文庫版は何が違うの? (・ω・`)

http://www.hakusuisha.co.jp/FMPro?-db=shosekidata.fmj&-format=detail.html&ISBN=4-560-07066-0&-Find

355 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/12/24 11:42
いや、それ言っちゃあ元も子もないけど…<渋澤訳

訳者が違う。

そういや、トールキン関係の新刊が結構出てるね。
『終わらざりし物語』『妖精物語について』『指輪物語 追補編(文庫版)』
後者2つは前に出てたやつだけど。

あと、スタージョン『不思議のひと触れ』も出ました。

356 :吾輩は名無しである:03/12/24 13:56
>ixion
遅レスだけど、若島正『青白い炎』評でも「ゼンブラ、遠い北国」で終わるべき
とあったよ。


357 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/12/24 14:32
えー、だったら富士川氏にきちんとそう主張すべきだったのに
< Zembla, a distant northern land
主張したのに断られた、とか、出版社の意向で、とかは
言い訳にならないと思う、ナボコフの「意図」をあれだけ大事に
する人なんだから、若島さんは。
このままのIndexじゃあ、『青白い炎』という一冊の本自体が
ひとつの創作の函になる、ってな構図が日本語の読者には
理解できないままになっちまうでしょ…。

358 :吾輩は名無しである:03/12/24 15:19
これだね。
 ttp://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2003/1207/01.html

どうも若島ゼミの生徒がここを見ている節があって、ixionの書き込み内容が
本人に伝わっているのではないか。あるいは、本人が直接見たことに対して
の返答なのか。

359 :356:03/12/25 01:09
>若島せんせい
『黄金虫変奏曲』はまだでつか?(w

360 :吾輩は名無しである:03/12/25 06:13
オレも黄金虫の翻訳ずっと待ってる。
もう3年か・・・

361 :吾輩は名無しである:03/12/25 21:28
勇気があるのは誰か?
ttp://www.plays.jp/bbs/propara/

362 :吾輩は名無しである:03/12/26 21:01
>>352
>>354

実はマンディアルグはそれしか
読んでません、恥ずかしい・・・ (;´・ω・`)

363 :吾輩は名無しである:04/01/01 09:11
『コズモポリス』 ドン・デリーロ 上岡伸雄訳 新潮社より2月刊行予定

364 :吾輩は名無しである:04/01/03 01:47
ドン・デリーロ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

365 :吾輩は名無しである:04/01/03 12:08
キタ━ヾ(   )ノ゛ヾ( ゚д)ノ゛ヾ(゚д゚)ノ゛ヾ(д゚ )ノ゛ヾ(  )ノ゛━━!!!!

366 :吾輩は名無しである:04/01/03 20:14
デリーロ来るのはいいんだけど、
どんな作品? (・ω・`)

367 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/01/03 20:56
金持ち青年、リムジンに乗って散髪に行こうとするが、なかなか
着かないさあ大変。円は暴騰、投機に熱狂、アナーキストに葬式だ
(ついでに水道管も破裂して?)。さて、金持ち青年はリムジンの中で
何を考える…。

てな話です。でも、(期待裏切るようで悪いけど^^;)デリーロにしちゃあ
作品の出来が悪いような気がする。文体は『ボディ・アーティスト』
以来の切り詰め方を見せてなかなかなんだけど、こういう話なら
B・E・エリスで十分だ。終わり方はかっこよいのだが。

でも、この調子で『ラトナーの星』とかも訳されないかねぇ。

368 :吾輩は名無しである:04/01/03 23:34
>>367

そういえば以前紹介されてましたね<ixion氏

やっぱ『ラトナーの星』方を翻訳キボン ヽ(`Д´)ノ

369 :吾輩は名無しである:04/01/05 17:58
たまには高層階で

370 :吾輩は名無しである:04/01/06 18:53
河出文庫ワッショイ

>369
ハイ・ライズ


371 :吾輩は名無しである:04/01/06 22:26
>>370

ま、今となっては
早川SF文庫で出てた事自体が信じられないが、
河出文庫で復刊されるの?

372 :吾輩は名無しである:04/01/07 01:31
>371
No! 昨日、河出文庫から出たのはカルヴィーノとジョイス。

373 :吾輩は名無しである:04/01/07 02:13
早川のepi文庫ってもう消滅ですか?
全然新刊でてないようだけど。

374 :我輩は名無しである:04/01/08 22:25
>>357
若島先生のところの、乱読掲示板に事情が書かれていますね。
翻訳の責任者じゃないので主張しても、
ダメなものはダメだった見たいで。

それから日記によると、パワーズは『黄金虫変奏曲』より
『囚人のジレンマ』のほうが先にでるみたい。
どっちでもいいけど、今年中にでるのでしょうか?
我が社の隠し玉に明示的に入っていないのが…。

375 :吾輩は名無しである:04/01/09 07:28
おお、若島先生のところ、乱読者用掲示板が出来ていたのか!
『ナボコフ─ウィルソン往復書簡集』、ごっつくて鼻血でそうヽ(´ー`)ノ
カブレラ=インファンテは英訳? 原書も英語かしらん。
ディッシュは七月か!!
ガンガレー! 全部買うからガンガレー!

376 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/01/09 09:28
>>374

あれを読んできちんと納得がいきました。どうせ出版社のこと
だから、費用や手間を掛けたくないっていうだけなんでしょう。
若島さんは悪くないわけだ。

まったく。

Brian Boydはこう書いてます(そして俺も同意):

After the wild wobbling of kinbote's world at the end of the
Commentary, he establishes a tighter control than ever in the
Index. Here at last he has no competition: no other voice can
be heard, no other reality can press for recognition, he can
sum up his world just as he sees it. The orderliness of the
alphabetic sequence highlights the rigorous coherence of
his Zembla, almost seeming to verify its validity and refute
our recent dismissal, until we remember that it confirms
only the relentless method of his particular madness.

遺漏・呵責なき方法=「秩序」としてのIndexだからこそ、
いい加減に扱って欲しくなかったなぁ…。

377 :吾輩は名無しである:04/01/09 09:33
>>375
>>376
せっかく受け皿を作ってくれているのだから、
あっちに書けばいいものをw

378 :吾輩は名無しである:04/01/11 21:56
素朴な疑問(゚听)

しかしなんでこの手の本は「大学のセンセ」
しか翻訳しないの?
この手の本の翻訳紹介状況が寂しい限りなのは
この辺に問題がありはしない?
ま、商業的な事情はおいといて(w

379 :吾輩は名無しである:04/01/12 00:23
>378
柳下毅一郎(バラード)とか山形浩生(バロウズ)とか嶋田洋一(ダニエレブス
キー)とかいるじゃん?
つーか、エンタメでさえ翻訳じゃ食うや食わずやなのに、まして文学なんてのは。


380 :吾輩は名無しである:04/01/12 10:31
こそこそやってんじゃねえぞカスシオン

381 :吾輩は名無しである:04/01/12 18:55
河出文庫のシリーズはとりあえずフィネガンで完結?
もっと出して欲しいものですが。がんばって買うからさ。

382 :吾輩は名無しである:04/01/12 20:34
秋にロレンス・ダレル4冊という企画もあったでしょ。

383 :吾輩は名無しである:04/01/15 20:20
綿矢りさって読んだことないけど、芥川賞取ってよかったね。
本もいっぱ〜い売れるといいな。

白水社のライ麦効果で復刊がいっぱいされたみたいに、
河出クラシックスの企画、もっと充実するよう期待しています。

賞って、出版社救済みたいな面もあるのは当然だしね。

384 :吾輩は名無しである:04/01/15 23:11
>>芥川賞

´,_ゝ`)プ

385 :吾輩は名無しである:04/01/16 13:10
>>383
文学じゃないが、さっそく今度河出からフランク・ザッパの自伝が復刊されるということで
ザッパマニアな俺は綿矢さんに足を向けて寝られません。

386 :吾輩は名無しである:04/01/16 23:33
>>385
実は、そういう「文学的貢献度」こそ大事な事だ。
伊達に最年少受賞者やってないね(w

387 :吾輩は名無しである:04/01/17 12:41
wでなく、ほんとに高いぞ<貢献度
ヴィジュアル系だと新聞社も大きな広告を取り易いし、大きな顔写真の
かたすみに、編集者が本当に売りたい柳瀬訳『ユリシーズ』の広告を
入れられたりする。
ロレンス・ダレルの文庫4冊も伸びたりせず、刊行予定通りに出て
くれたりするカモ。

綿矢さん、期末試験なんかどうでもいいから、中退して早く新作
書いてほすィ。また、前スリット入りスカートはくようにw

国書、白水社、ちくまあたりは別会社を作り、タレントや宮部
みゆきに書かせたりカフェ経営をするように…

388 :吾輩は名無しである:04/01/18 00:47
どなたかサマーセットモームの短編小説Homeのあらすじをご存知の方いらっしゃいませんでしょうか

389 :吾輩は名無しである:04/01/18 23:12
>>388
これでも使え(w
http://www.excite.co.jp/world/text/

390 :吾輩は名無しである:04/01/21 15:32
ジョン・アップダイクのSF『終焉』出ていました。
訳は風間さんだ。

未知谷からダダイスト・ヒュルセンベック『ビリッヒ博士の
最期』とかいうのが出てて、種村季弘氏の訳だということで、
感激した。

391 :吾輩は名無しである:04/01/22 00:07
う〜ん、いかに風間氏紹介の本とはいへ
ジョン・アップダイクのSF(w
なんて面白いんだろうか?

http://www.aoyamapb.com/updikesyu.html

392 :吾輩は名無しである:04/01/22 11:36
>390-391
なんだかどういうポリシーで本を出してるんだかわからん出版社だな
ttp://www.aoyamapb.com/list1.html


393 :吾輩は名無しである:04/01/26 17:53
河出は甘い汁吸ったんだろう?今回の芥川騒動で。
だったらはよ武田泰淳全集出せや。

394 :吾輩は名無しである:04/01/26 22:16
莫言の『紅い高粱』って岩波現代文庫から復刊されてたのね。
買いに行かねば。

395 :吾輩は名無しである:04/01/26 22:43
>>394

それより「酒国」文庫にして欲しい・・・ (・ω・`)

396 :吾輩は名無しである:04/01/30 21:10
赤い高粱は傑作。

397 :吾輩は名無しである:04/02/05 21:19
このスレ読んでると、むかついてくる。

398 :吾輩は名無しである:04/02/05 21:39
>>397 このレス読んでると、むかついてくる。


399 :吾輩は名無しである:04/02/05 21:52
むかつく。なんでこいつらこんな詳しいんだよ
俺が必死こいて勉強してるってのに。
なんか研究者とつながってるみてーだしよ。

400 :吾輩は名無しである:04/02/05 22:07
あっ、400だ!

401 :吾輩は名無しである:04/02/08 00:22
アメリーノートン(仏)の「畏れ慄いて」よ読んだら、やっぱ、日本人でいるのがいやだよ、

402 :(・屯・):04/02/08 11:45
(= ゚ W ゚ )ノ ハヤカワ文庫より、イタロ・カルヴィーノ『レ・コスミコミケ』、
 ロード・ダンセイニ『ペガーナの神々』、オラフ・ステープルドン『シリウス』
 が復刊するょぅ。みんな買ってね。

 『スターメイカー復刻版』も、はつばいちぅ。

403 :吾輩は名無しである:04/02/08 16:24
>>402

カルヴィーノも良いが、それより
バラードの『ハイライズ』復刻すれ(w

404 :402@ヒサン屯マン:04/02/09 00:26
ヽ(=` W ´ )ノ ぎゃわー! カルヴィーノはガセネタだったー!

……ステープルドンはマジ復刊なんでよろしくね。

405 :吾輩は名無しである:04/02/09 08:25
新刊はまだ、一昨年暮れ〜昨年はじめのアトウッド、フランゼン、
マキューアンみたいな感じの大きいのがこないね。

406 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/02/09 08:42
ステープルドン『スターメイカー』(国書刊行会)はいいね!!>>402
アップダイク『終焉』なんかSFじゃない。これぞSF。
宇宙と思弁の「果て」を目指すこの強靭さ。

407 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/02/09 13:34
>>405
トーマス・ベルンハルト『消去』(上・下 みすず書房)
これは「大きい」よ。好き嫌いは分かれるだろうけど。

408 :吾輩は名無しである:04/02/09 22:10
今や国書に次いで渋いのはみすず書房(w

パワーズの諸作にソンタグの「火山に恋して」
さらにモーの「香港の起源」なんて渋いのまで・・・

409 :吾輩は名無しである:04/02/10 13:18
なんとなくみすずって敬遠しちゃうんだよな
不必要に難解な悪訳で値段の高い哲学書や思想書を出してる
ところ、つーイメージが払拭できん

410 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/02/11 12:26
へぇ、テイモシー・モー訳されてたんだ!!>>408

The Monkey Kingは面白かった。コロニアリズムと家庭(儒教)、
そして香港の《歴史の欠如》と《書くこと》の関係を考えさせる
あたり(細部までは覚えてないけど)。

>不必要に難解な悪訳で値段の高い哲学書や思想書を出してる
確かに(苦笑)。 でもベルンハルトは訳も悪くないと思うし、
何よりこの作家の作品を読めるのが嬉しい。『消去』は良いよ。

411 :吾輩は名無しである:04/02/12 00:07
>>ティモシー・モー「香港の起源」
http://www.msz.co.jp/titles/4615.html
http://www.msz.co.jp/newtitles/newbooks/4616.html

下巻が出るまでに1年以上かかったんで
熱が冷めてしまったんだけど、
買ってみようかしらん・・・

412 :吾輩は名無しである:04/02/12 00:10
>>404、遅レス失礼。

    〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!
       `ヽ_つ ⊂ノ 
              ジタバタ
『レ・コスミコミケ』ガセだなんてヤダー!
 
 ところで自分はここを含めて数スレを巡回しているだけなんだけど、
久々にIEで板ごと見たらえらく荒廃していますね。
ここが巻き込まれませんように(ナムナム)

413 :吾輩は名無しである:04/02/12 23:36
俺なんかこのスレしか巡回してないよ(w

414 :吾輩は名無しである:04/02/16 19:42
ベルンハルト「破滅者」は、とりとめがなくて、同じ話をひたすら繰り返してるような感じだったけど。
「消失」は違うのかしらん。

415 :吾輩は名無しである:04/02/17 00:08
最近この雑誌、書店でけっこう見るね。
  ttp://www.h7.dion.ne.jp/~deli/jigou.html

416 :吾輩は名無しである:04/02/20 15:21
ジュリアン・バーンズってまだ訳されてない長篇幾つくらいあるかわかる?
っていうかエッセイも読みたいんだけどやっぱ訳はでないよね・・・。

417 :吾輩は名無しである:04/02/20 20:47
>416
ここが最強でない?
ttp://www.julianbarnes.com/bib/books.html

渦中あげ

418 :吾輩は名無しである:04/02/21 07:08
訳されてるのは、これだけ
http://www.pandoras-box.jp/html/igirisu/julian%20barnes/001.htm

419 :吾輩は名無しである:04/02/21 22:05
復刊につづき『最後にして最初の人類』も
国書から出たね、ステープルドン

420 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/02/27 22:14
『コズモポリス』でましたage

421 :吾輩は名無しである:04/02/27 23:10
>>420
またまたドン・デリーロが キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


けど、
ますます遠ざかる「ラトナーの星」の邦訳・・・ (・ω・`)

422 :吾輩は名無しである:04/02/28 14:39
あーステープルドン前から気になってたっ。
この機会に読んでみよう加奈。

423 :吾輩は名無しである:04/02/28 20:18
>>412の祈りが天に通じたか、
「レ・コスミコミケ」7月にepi文庫からでるそうです。

424 :吾輩は名無しである:04/02/28 20:26
epiという手があったか。

425 :412:04/02/28 21:00
>>423
楽しみヽ( ´∀`)ノ。



426 :吾輩は名無しである:04/02/29 00:44
ベルンハルト「石灰工場」読んだ人いる?

427 :吾輩は名無しである:04/03/01 23:41
早川は「ハイ・ライズ」もepi文庫で出せ!

428 :吾輩は名無しである:04/03/02 20:09
「クラッシュ」と「ヴァーミリオン・サンズ」もお願いしたいです。


429 :吾輩は名無しである:04/03/02 20:12
ドン・デリーロの『コズモポリス』の感想キボウ

430 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/04 09:30
ロブ=グリエ『反復』(白水社)でてますよ。

431 :吾輩は名無しである:04/03/04 16:18
>430
ラテアメかパルプ・フィクションみたいな表紙

コニー・ウィリス好きな人いるんだっけ?
『犬は勘定に入れません……』が4月半ばに出るらしい。

432 :吾輩は名無しである:04/03/09 18:58
あー、連続カキコだよ。ユアグロー出るってメールきてたよ。
===================================================
バリー・ユアグロー/柴田元幸(訳)『憑かれた旅人』

            本体予定価格: \1,800
              出版:新潮社
            発売予定日:3月下旬

一人の(パッとしない)男が異国を旅する。想定外の事故、夢のようなアバン
チュール、言葉と良識の通じぬ恐怖…それは悪夢や人生にそっくり!? 空想旅行
小説の大傑作。


433 :吾輩は名無しである:04/03/10 00:03
>>432
バリー・ユアグローって掌編作家だったっけ?
今度は長編?
しかし相変わらず柴田印ばっかだね(w

例えばコーネルなんて柴田印もので出さなくても
普通に画集を出してくれれば良いなんて
思うのはおれだけ?
http://www.aoyamabc.co.jp/public-html/RECOMMEND/literature/L020104.html

434 :432:04/03/10 14:40
どーなんだろ、こんどのも構成は掌編なのかな?

そのコーネルの本の翻訳は文章が少なそうだし、
何かボーナスみたいなもんなんじゃない?
オースターがいっぱい売れていることに対しての。

435 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/10 14:43
正直なところ、ユアグローって面白くないんだけどなぁ…。

俺の好みに合わないだけなんだろう。

ところで、『エリアーデ幻想小説全集』2巻はいつ出るんだ。

436 :吾輩は名無しである:04/03/11 22:14
>>何かボーナスみたいなもんなんじゃない?
>>オースターがいっぱい売れていることに対しての。

ワロタ

437 :吾輩は名無しである:04/03/12 03:48
柴田元幸で検索してたら「ナイン・インタビューズ」ってのがでてきた。
春樹はCDには入ってないみたい。


438 :吾輩は名無しである:04/03/13 20:22
今店頭に並んでいる「小説現代」にトバイアス・ウルフの短編「いずれは死ぬ身」が
柴田氏訳・解説で掲載されているよ。
短いので立ち読みでも可能w。

ttp://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/gendai/

既出なら失礼。なんとなくここの住人が手に取らなさそうな雑誌かも、と思って。

439 :吾輩は名無しである:04/03/14 19:09
>>438

中間小説誌上にまで
柴田印が蔓延してたとは・・・ (w

440 :吾輩は名無しである:04/03/16 22:50
>>439
全く今更wなんだけど、
ttp://www.tfm.co.jp/morningfreeway/supercolumn/20030516.html

 帯番組インタビューなので珍しい話なんてしていないけど、
通勤車内で聞いて結構ワロタ覚えがある。

441 :吾輩は名無しである:04/03/18 05:15
「コズモポリス」はオースター風に書いたのか?
デリーロにはもう少しマニアックなものを期待してしまう。
「マオ2」まではかなり好きだったんだけどね・・・。

442 :吾輩は名無しである:04/03/18 23:48
ピンチョンなんかもそうだろうけど
もう枯淡の境地なんだろうね・・・


ま、
「オースター@柴田」風といふのは如何なものかと思うけど(w

443 :吾輩は名無しである:04/03/19 12:05
>442
オースターは最初から枯淡の境地だったという意味?
まあ、それがよく分かる気がしているのだが。

柴田氏、東京創元社からもラブ・コール。
『琥珀捕り』という新刊の解説に登場。

444 :吾輩は名無しである:04/03/20 16:23
今日べケットの
「マーフィ」
ちょっと読んでみた。
な、なんじゃ、こりゃ〜

445 :吾輩は名無しである:04/03/21 20:05
最近復刻されたロード・ダンセイニってどう?

446 :吾輩は名無しである:04/03/22 00:31
ファンタシイ

447 :吾輩は名無しである:04/03/22 14:03
>445
こっちは三鷹?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/988536954/l50

448 :吾輩は名無しである:04/03/23 00:28
ブラムラインの「器官切除」を読みました。寡聞にしてバラード読んでいないのですが、
雰囲気的に相通じる部分があるのでしょうか。

 正直、「ラットの脳」を立読みして惹かれていた部分が、後になるにつれ色あせる気もしました。
「そのもの」なんてレベッカ・ブラウンが書いてもおかしくない印象。
「家事」もありがちな短編な気が(ハイスミス風?安易ですいません)。
ただ、これが処女作品集ならすごいな、とも思いました。

ところで、私は♀の身なのでピンとこなかったのですが、「男の恩寵を捨てて」は男性には
グロテスクなのでしょうか。

449 :吾輩は名無しである:04/03/23 09:43
話そらして悪いけど、柴田印がらみだし。
レベッカ・ブラウンって面白い?

それまでとカラーがちがうと聞いた『私たちのやったこと』だけ
前に読んで、ジュンパ・ラヒリをさらに小粒にした印象しか
もてなかった。

450 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/23 09:59
>>449 個人的感想:

『体の贈り物』は傑作だと思う。抑制の巧さ。

『私たちのやったこと』は、ちょっとイメージの過剰さ(もしくは抽象性)
に頼っている感じ。だからところどころ粗雑。

『家庭の医学』は、『体の贈り物』に近いけど、ちょっとキツイ。
何が、って、読者がそれぞれの肉親の死を本の行間に挟み込んで
しまうから。

あと、『コズモポリス』は、別に「オースター風」とは思わない。

451 :吾輩は名無しである:04/03/23 13:29
「琥珀採り」買ってきたけど年度末でしばらく読めそうにない。

452 :吾輩は名無しである:04/03/23 22:52
>>448
やはりこの分野において、
バラードは基本なので押さえておきたい(w
創元文庫の初期短編集が入手難なのが痛いが、
福武文庫の短編集「第三次世界大戦秘史」
あたりから入ってはどうか。
あ、本スレはこちら
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1012183151

453 :448:04/03/23 23:31
>>452さん
レス&誘導ありがとうございます。
あれから検索してみたところ、かなり興味深いです。読んでみようと思います。
(これまでは映画「太陽の帝国」の原作者という印象が強かったものでw)

454 :吾輩は名無しである:04/03/26 00:19
>>450
Folie A Deux、『私達のやったこと』は柴田氏訳より野中氏訳の『お馬鹿さんなふたり』の
方が好きw。
やはりあれは同性カップルとして訳出した方が雰囲気でると思う。

455 :449:04/03/26 10:54
>454
野中さんて誰?
その話は複数作家の短篇集か何かに入っているの?

『私たちのやったこと』を読んだ限りでは、世界が限られていると
いうか、広がりが感じられなかった(ある意味、同性愛はふたりの
世界…っていうのに沿っているのかな)。
むろん小説には小さな世界をまとめるという1つの方向があろうが、
たとえば柴田印でいうとミルハウザーみたいに「小宇宙」的な
感じがないんだよね。少しの器用さ(かなりかもしれない)でもって
特異な思いつきをまとめた、まるでいかにも「創作科の卒業制作」ノリ。

クリスマスによく店頭に並ぶスノードーム(スノーボール)ってあるが、
中に水を詰めて金粉を入れ、サンタの人形などかわいくあしらったもの。
読んでいてあれを思い出した。ただし、透けていなくて向うに広がる
作家の世界が覗けない。

456 :449:04/03/26 10:56
つづき。

まさにそういうイメージで江国香織とか吉本ばななとか川上弘美、
読むのやめちゃったんだよね。

似てないか?

457 :吾輩は名無しである:04/03/26 23:37
ハヤカワミステリマガジンにて、
普通のミステリィ書評欄と
風間氏の現代ブンガクがらみ書評欄の
両方でデリーロ『コズモポリス』を採り上げていた。
で、普通のミステリィ書評欄の方では、
案の定「オースター風」と書かれてました・・・(w

(風間氏の方はデリーロ入門に最適との評。)

458 :454:04/03/26 23:41
>>455
> 野中さんて誰?
野中 柊氏。
 1999年に、伊藤桂司氏の画を添えられた形で、この一篇だけの単行本が発行されています。
光琳堂出版。店頭で立読みしました。
「ピュアだからこそ恐ろしい恋愛小説」といういかにもなコピーをつけられて、銀色一色の
これまたいかにもな装丁wでした。
 柴田氏はアンソロジー「むずかしい愛」の解説で、野中氏訳との違いに触れていますね。

>まるでいかにも「創作科の卒業制作」ノリ。
大筋で同意。
身勝手で乱暴な言い方をしてしまえば、未読のものを図書館で見つけたら喜んで
借り出すが、買いはしない。

ただ、
>世界が限られているというか、広がりが感じられなかった
 それが著者の狙いなんじゃないかと思った。ixion氏が書いているように粗雑な感じが
するかもしれないけれど、あそこまであざとい舞台設定で、閉鎖した空間の恋愛小説を
書ききった(?)ことには脱帽したい。

459 :449:04/03/27 20:03
>458
情報ありがとう。京都の光琳社だね。アートもの出版で凝っていたのに
他事業で潰れてしまった…。伊藤桂司のイラストがいかにもの作り方。

>閉鎖した空間の恋愛小説
確かに、小説は万人に好感もたれるものばかりが価値じゃない。
あの世界がたまらなく良いという人もいることは納得できる。
というより、非常に狭く限られた世界に浸りたいという人のためにこそ
書かれるべきものもあるわけだ。

>>450
ix氏
言い忘れていたけど、レスありがとう。
下のサイトみたいなベスト50とか100とかのリストは苦手かも
しれないけど、読了して「これは」と思った本をコメントつきで
書いていってくれないかな。
ix氏がボリュウムあるものを自分のサイトに並べてくれることを
少なくない人間が期待していると思うよ。
 ttp://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/linkp01.htm

460 :吾輩は名無しである:04/03/27 21:47
>>ttp://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/linkp01.htm
いきなり
1.と2.が
知らなかったりする・・・ (;´・ω・`)

461 :吾輩は名無しである:04/03/28 03:26
アーヴィン・ウェルシュはここでいいでつか?
池田訳最高!

462 :吾輩は名無しである:04/03/30 22:45
>>461
まあな、ただ少し微妙かも(w

463 :吾輩は名無しである:04/03/31 00:20
>>460
J・アーヴィング取り上げて「ホテルニューハンプシャー」を取り上げていない時点で
共感できないなぁ・・・
>>462
マラボゥストークはちと読みにくかった。
トレスポで池田訳が漏れのデフォになってしまったからかも知れんけどね。

464 :吾輩は名無しである:04/03/31 08:21
>463
突っ込みどころはいろいろあるリスト。

マイナー作家もよく押えて読んでいる、読書量はすごそうという
印象はあるけれども、こういうのはコメントを添えないと、
どういう読み込みをしてどういう勘所で選んだか分からないから
実際のところ、つまらないんだよね。
貼っといて何だけど…。

465 :吾輩は名無しである:04/03/31 12:27
>460
そのリストは参考にしている。
なまじ変なコメントがないだけに先入観なしで新しい作家と出会えるので、
読書の幅が狭い読者としては便利だと思ってる。
カリンティ・フェレンツとかゴンブロヴィチとか、ここで名前を見て
なんとなく興味を持ったら大当たりだったし。
つーか、面白いなと思った本読んだあとでgoogleでその本の書評を探してると
必ず引っかかるのよね、そのリスト。
_| ̄|○

466 :吾輩は名無しである:04/03/31 21:59
>>465

    つうか、
    カリンティ・フェレンツとかゴンブロヴィチとかは
    あのリスト見る以前に押さえておいてよん
( ・e・)y-~~~

467 :465:04/04/01 00:03
常識だったのか。OTL
英米の作家以外は、国書刊行会の文学の冒険シリーズでしか知らないのよね。
ちょっと前だと福武文庫が面白いラインナップだったけど、最近だとどのあたりを読めばよいのやら。

468 :大西洋を突き抜けろ:04/04/01 04:33
>467
国書よむならゴンブロヴィッチは知ってるはずだろー!

……永遠に次回配本予定な作家としてな。

469 :460:04/04/01 08:27
>465
なるほど、そういう意味では数もあるから良いリストだね。
463さんみたいな「何でホテル・ハンプシャー抜けてる?」という
疑問には答えてくれないけど。

それにしても、DJやってるとかじゃなく、どういうものに
感じ入るかの紹介がほしいかな。

470 :吾輩は名無しである:04/04/02 23:18
   (ガープが入ってりゃホテルは抜けててもいいなぁ・・・)
(´-`).。oO

471 :吾輩は名無しである:04/04/04 03:10
J・アーヴィングそのものが抜けてもいいと思うが。

472 :吾輩は名無しである:04/04/06 23:35
>>471
それはさすがに有り得んかと。

しかしその二作は好み分かれるな。
漏れは旅行が趣味なので、ホテルのほうが好み。
サーカスの息子も好き。

473 :吾輩は名無しである:04/04/07 00:49
つうか、
柴田元幸のスレが
出来てたりするわけだが・・・(w
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1080920300/l50

474 :吾輩は名無しである:04/04/07 20:41
↑こんなスレならないほうが良い。

475 :吾輩は名無しである:04/04/07 21:02
翻訳家はほかにもいっぱいいるのだし、その特定翻訳家の話題は
そろそろいいかな。

それより、何か掘り出し物はないですか。
軽い気持ちで読み始めたら、「これけっこう文学の大事なテーマを
扱っていたよ」的な・・・。

476 :吾輩は名無しである:04/04/10 09:39
「ゼーバルト・コレクション」が白水社から出るらしいね。全6巻!
「アウステルリッツ」が良かったので楽しみ。
実際出るのは来年以降みたいだけど、前倒ししてほしいくらい。

477 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/10 10:07
おお!!<ゼーバルド

でも、6冊読むと疲れるだろうなぁ…。
Vertigoが好き。って言っても、どれがどれやら
少し細部が曖昧になってるけど^^;

>>459
凄いなそのリスト。でも、リストだけしかないから
「あれもない、これもない」と文句を付けたくなるんだろう
なぁ。選者の方針は何となく透けて見えるが、
コメントもついていると面白いだろうね。

俺は…面白そうだけどやる気力が湧かない。
とりあえずギャディス、マッケルロイ、ソレンティーノ、
フェダマンあたりのメガフィクション系とかは抜けてる
が、まぁギャディス以外はなくても良いかも。

あと、ガートルード・スタインが抜けてる…。

478 :吾輩は名無しである:04/04/11 22:01
マッケルロイどこか翻訳出してほしい・・・ (・ω・`)

479 :吾輩は名無しである:04/04/11 22:51
ギャディスも翻訳は1冊しかないわけだが・・・

480 :吾輩は名無しである:04/04/11 23:33
映画公開に合わせ文庫になった『コールドマウンテン』は誰か読んだ?

ニコール・キッドマンの表紙に釣られ買いそうになったけど、どの
ぐらいの高揚感が期待できるものだしょうか。


481 :吾輩は名無しである:04/04/13 00:32
>>479
他の2冊長すぎ(w

482 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/13 01:08
Agape Agapeは長くない。誰か訳せ!!

でもJRは、たった700ページ強だけど、あの
混線した会話はなぁ…あれ翻訳するの
辛いだろうな、どうせ売れないわけだし^^;

483 :吾輩は名無しである:04/04/15 00:22
しかし1冊といえ
(更に認識でもJRでも無いけれど)
ギャディスが訳されている事は
もっと評価されよいことでは。
ジュンブンガク誌を筆頭に主な書評は
殆どが黙殺状態だった記憶だけど・・・(w

JRの紹介
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/Reading/read0208.html

484 :吾輩は名無しである:04/04/15 09:43
この手の作家の紹介には必ず殊能たんが出てくるな
アヴラム・デイヴィッドスンの紹介サイトもやってるし

485 :吾輩は名無しである:04/04/15 23:43
しかし『JR』、

>処女作が全然売れず評判にもならなかったにもかかわらず、
>その後20年(しかも33歳から53歳までの20年間だよ)を経て、
>こんな小説を書くという強靱な精神にも心底敬服。
>本物の小説家ってのは、すごいもんです。

とは、凄すぎ。
これに比べりゃ、
かのピンチョンの重力の虹といえども
片手間で書き殴ったやっつけ仕事みたいなもんに
思われてしまうな(w

486 :吾輩は名無しである:04/04/16 01:11
メガフィクションってその手の「徒労自慢」に終わっている
ってことはないですか。

487 :吾輩は名無しである:04/04/17 00:43
>>486
33歳から53歳までの20年間
だから許してあげて・・・ (・ω・`)

488 :486:04/04/17 23:50
>>487
責めているわけじゃなく、素朴な疑問なんだな。

489 :むむむ:04/04/23 22:11
『アメリカの果ての果て』読んだことあるけど、
途中で挫折しちまった。むむむ。

490 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/23 23:08
…。


(「ギャディスに間違われる」って、ギャス自身も
序文でネタにしてるからなぁ…)

491 :むむむ:04/04/23 23:39
そやったそやったあれはギャスやったわ。
やってもーたで。えらいすんませんなー。
で、ジョン・ホークスはどないでっしゃろ?

492 :吾輩は名無しである:04/04/23 23:57
国書でむかし出てたってけ?
もうひとつの肌だったっけ?

あ、結構出てるね
http://www.nagasaki-gaigo.ac.jp/ishikawa/amlit/h/jp/hawkes21_j.htm

493 :吾輩は名無しである:04/04/24 23:06
 古典ばかり読んでたのですが、現代文学も読もうと思いはじめました。
そこでみなさんにお尋ねしたいのですが、一時は南米文学と騒がれたことがありましたね?
それ以来はどこか勢いのある?もしくは注目されている文学はあるのでしょうか?
 また、アメリカ、イギリス文学を読みたいのですが、みなさんのお気に入りの作家があれば
ぜひお教えください。

494 :吾輩は名無しである:04/04/25 01:29
長年、スピルバーグの「激突」という傑作映画の原作が
ジョン・ホークス『激突』だと思っていたが、調べたら
違うんだね。

ホークスのは何と何が激突するのかな?

495 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/25 09:24
ホークスのはただ車と壁がぶつかりますが、
ぶつかる「まで」を追う作品です。

「激突」自体は遅延させられ、ハンドルを握る
男がひたすら独白していく…。


ところで、サザーン『レッド・ダート・マリファナ』
出ました。



496 :吾輩は名無しである:04/04/25 12:51
>495
thnx.

スピルバーグの「激突」のあの何時ぶつけられるか分からない恐怖感と
焦燥感を精緻に描いている原作小説ならすごかろうと思っていたけど、
Richard Mathesonリチャード・マシスンという作家だった。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150400377/qid=1082864546/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/249-9536168-0061919 

翻訳が小鷹信光だし、米国アマゾンによるとキングやブラッドベリ風で、
なかなか奥深いものもある由。ちょいと面白そうだね。


497 :吾輩は名無しである:04/04/25 14:52
>>493

俺も知りたい(w

60年代→中南米
70年代→北米
80年代→非米英語圏

そのあとどうなったの (゚д゚ )?

498 :吾輩は名無しである:04/04/25 18:58
90年代はクンデラの訳書がいっぱい出たよね。


499 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/25 22:37
>>482ixion ◆ySh2j8IPDg 04/04/13 01:08様
> Agape Agapeは長くない。誰か訳せ!!

 だめですよそんな言い方しちゃ。翻訳者って上手くノセればノリノリでやるん
ですから。

> 辛いだろうな、どうせ売れないわけだし^^;

 ノセかた次第です。多分。

 あ、ついでにスレ題に沿ったプラープダー・ユン情報のリンクなんか書き込ん
じゃえ。
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1062505778/217

500 :500だ:04/04/26 00:08
>白石さん

こんな渋い出版している団体があるの、知ってた?
ttp://www.daido-life-fd.or.jp/pub.html

501 :吾輩は名無しである:04/04/26 02:11
>>498

いや、国内の状況って訳じゃないんだけど・・・ (;´Д`)

502 :吾輩は名無しである:04/04/26 18:13
>496
マシスンは中原昌也が名前をあげてたよ

503 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/26 18:59
マシスンは、モダンホラー系のアンソロジーによく
作品が載ってますが、もとはアメイジング・ストーリー
とかマクガイバーとかの脚本書いてた人ですね。

新潮のモダンホラーアンソロジー『カッティング・エッジ』
に「吸血鬼」が入ってます。

504 :もっと教えてちゃん:04/04/26 21:09
>502
評価してるの?

>503
「吸血鬼」が面白いということですか?

505 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/26 21:37
あー、変な作品^^;<「吸血鬼」

他にもいろいろ書いてるけど、変な作品として
のインパクトが強かったので覚えてる。

506 :吾輩は名無しである:04/04/26 22:52
さすがにリチャード・マシスンはスレ違いでは無いか (´・д・` )

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%B3

507 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/26 23:44
>>500 500だ様

 うん。知ってる。あとね、トヨタも知ってるし井村も知ってる。

 でも、大同の本って普通に買えないんじゃなかったっけ。

 たしか図書館でしか読めなかったと記憶しているのですが。

 あ、図書館で読めるんだったらTRCか。じゃbk1で探してみようっと。

508 :500だ、496でもある:04/04/27 12:56
>506
ごめーん。
一応そのページはチェック済みで、世界幻想「文学」賞なんての獲っているから、
案外カルト文学みたいな感じで、このスレに抵触している気がしてたのだよ。
SF板に行け…ってこと?
ディーン・クーンツやマイケル・クライトン、パトリシア・コーンウェル
みたいな判断なのかな? 
でも、キングだと文学板で語ることは許されているよね。
その辺の判断がつかないもので、越境する文学の可能性をさぐっていた
つもりだったんだけど。ixionのレスもあったし…。

>白石さん
確かに図書館でチェックしたんだ、大同のシリーズ。
販売しないで寄付が目的で出している本みたいだね。

トヨタもアジア文芸についてそういう事業やってるの?
あと井村って、肉マン屋?
企業メセナ出版で結構珍しい本を出していることに感心したのよ。
知ってること、いろいろ教えてください。よろしく。



509 :吾輩は名無しである:04/04/27 15:52
クレストからゼイディー・スミスの新作が出てることにいまごろ気付きました。
だれか既にお読みになった方いらっしゃいますか?

510 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/27 23:50
>>508 500だ、496でもある様

> トヨタもアジア文芸についてそういう事業やってるの?

 うん、やってるみたい。調べとくです。

> あと井村って、肉マン屋?

 違う。それだったら面白いけど。あ、でももしかしたら絡んでたりするかもし
れません。世の中どことどこが繋がっているかわからない。

 井村文化事業財団だったかな。これは取次通して販売してます。本屋でも取り
寄せできるし、ネット書店でも買える。

 ネット書店で検索すれば出て来るんだけど出版社で検索できないので適当に検
索ワード書いておきます。ネット書店で検索してみて下さい。


511 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/27 23:54
1.持ってて読んだことあるもの。

 カムマーン・コンカイ
 スラック・シワラック

2.翻訳者で検索

 冨田竹二郎
 吉岡みね子
 岩城雄次郎
 レヌカー・ムカシントーン
 吉川敬子
 荘司和子

3.読んだことないけど邦訳が出てて思い出せる著者名カナ表記。

 チャート・コープチティ
(コープチッティかもしれません)
 ククリット・プラモート
 ニッパーン

4.井村じゃないけど出てる人。

 ウィン・リョウワーリン
 ウィモン・サイニムアン
 トムヤンティ
(アジア文庫って書店でしか買えないかもしれません)

512 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/27 23:55
> 企業メセナ出版で結構珍しい本を出していることに感心したのよ。

 うん。でも個人で買いたい人はどうすればいいんだろ。

 なんか買っても高いような気もするし。あ、ちなみにこのラインナップの中の
『メナムの残照』トムヤンティ著はアジア文庫で買えます。昔は角川文庫にも入っ
てました。

> 知ってること、いろいろ教えてください。よろしく。

 実のところカムマーン・コンカイさんと、スラック・シワラックさんとトムヤ
ンティさんとウィモン・サイニムアンさんしか読んだことがないかもしれません。
泰日翻訳は。

 ちなみに原書で読んだことがあって公開しているのは以下です。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/dh1208.html#11
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/dh1307.html#2
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2444/dh1308.html#9

 ええあたし実のところタイ語の本たいして読んでませんとバレる前にカムアウ
トしておきます商いは正直に商売人として。

513 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/27 23:57
>>511
 荘司和子さんはたしか井村で出してないようです。

 井村以外なら宇戸清治さんもいい仕事されてます。

 あと、段々社ってのも見つかりました。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/4087f10a6a8af0105f87?aid=&srch=1&kywd=%C3%CA%A1%B9%BC%D2&pg=2&st=&gu=&dp=10&s1=za

514 :500だ:04/04/28 08:50
>白石さん
いろいろとありがとう。検索ワードは特にサンクスです。
『メナムの残照』というのは確かに聞いたことある。

アジア諸国って、識字という点からも、娯楽は本より
映画や踊り音楽なんだろうな。
日本に紹介される文化も、もちろんその方が手間少ないし。

紹介されている数は少ないだろうけれど、でも、アフリカや
南米の作品読むよりアジアの共通感覚みたいなの求めて、
ちょいと読んでみたい感じがする。

515 :吾輩は名無しである:04/04/28 23:18
タイのバンコクの紀伊国屋では、「メナムの残照」と「バンコク楽宮旅社」が
「紀伊国屋アジア文庫」として、アジア地方限定で売ってたりします。

タイ大好きなのだが、タイ人の本読んだ事なかったなぁ。
いい情報ありがとう>白石氏

516 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/29 14:17
ジョージ・ソーンダースの短編の翻訳が
SFマガジン6月号に載っています。

「スプロール・フィクション特集2」です。

517 :吾輩は名無しである:04/04/29 16:57
ああパストラリアのひとか

518 :尋ね人:04/04/30 20:02
∧凹∧
(=゚ W ゚ )ノ 更に七月号はアヴラム・デイヴィッドスン、フリッツ・ライバー、
ビッスンにスタージョンと、若島正登場。

519 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/30 21:30
>>516ixion ◆ySh2j8IPDg 様

 ねえ、もしかして怒ってる?

520 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/30 21:36
>>514 500だ04/04/28 08:50様
> 『メナムの残照』というのは確かに聞いたことある。
 なんども映画化テレビドラマ化舞台化されてます。太平洋戦争時代のお話で、
日本人将校とタイ人女性が恋に落ちるのです。
 ドラマ化テレビ化されるときは必ずこっちの二枚目俳優が日本人将校役をやり
ます。いわば国を代表する二枚目俳優なのです小堀少尉役は。
> アジア諸国って、識字という点からも、娯楽は本より
> 映画や踊り音楽なんだろうな。
 本高いんです。いや、日本の出版物よりは当然安いんですが。僕が出した本の
原書なんて一冊で鶏肉脂飯が四人前食えます。安い定食なら五人前です。
 でもそれだからこそいろいろ好き勝手なスタイルで出版できるみたいです。ウィ
ン・リョウワーリンさんの最新短編集なんかB5位のサイズのソフトカバーで各
頁にメタフォニカルな写真が入ってて時折カラーでタイポグラフィック的な手法
使いまくってて贅沢なページの造りになってます。面白そうです。
 まだちゃんと読んでないけど。
> 日本に紹介される文化も、もちろんその方が手間少ないし。
 手間多いっすよお。タイポップスも盛り上がってきて、夏にはペンエーグ監督
の映画が日本公開されますけどまだまだ手つかずでノーマークのいい映画がたく
さんあるみたいです。
 映画はめったに見ないんですけどね。
> 南米の作品読むよりアジアの共通感覚みたいなの求めて、
> ちょいと読んでみたい感じがする。
 そういうものをお求めならとりあえずウチの本でも立ち読みしてあげて下さい。
よろしくお願いします。
 あ、ついでにガイダンス的なサイト見つけましたので以下に貼っておきます。
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/udo/thaibungaku.htm
http://www.geocities.jp/haruasia/loveasia/bakhn/bkh014ud01.htm

521 :白石昇 ◆T9hpXq3U/6 :04/04/30 22:01
>>515吾輩は名無しである04/04/28 23:18様

 あ、でも『バンコク楽宮旅社』は谷恒生さんの小説。だからスレッド違い、と
いいながらバンコクの紀伊国屋書店様では中村(紋次郎)敦夫(議員)の『チェ
ンマイの首』って小説も限定復刻販売してます。

 ちなみにバンコクの紀伊国屋書店ではウチの本は売り切れたのでもう売ってな
いです。ってスレッド違いをスレッド通りに是正しようとしたらなんか微妙に宣
伝臭いぞこの俺の書き込み。

> タイ大好きなのだが、タイ人の本読んだ事なかったなぁ。

 いや実のところ微妙に回りくどく宣伝しようと言う意識が働いているのかもし
れません。どうやら下心あってのことみたいですのであまり気にしないで下さい。

522 :吾輩は名無しである:04/05/08 18:17
英文読むときって、意味をとるのであって
日本語になおしてからそこから意味をとると別物になるね・・・。
だから、洋書の翻訳版は意味が微妙に異なるうえに
ヘタしたら、日本語めちゃくちゃだから、読む気がおこらん。
とくに物語モノじゃなくて思想関係のものは。
英語スラスラ読めるようになってから原書よもうとおもう
(いつになるかわからんが、というか一生読めないかもしれないけど)

523 :吾輩は名無しである:04/05/08 21:47
>>思想関係のもの

板違い(w

524 :吾輩は名無しである:04/05/09 17:48
英米思想関係の場合、「意味が微妙に異なる」ってことはないね。
異なるときははっきり異なる。それくらい最近の哲学は精密。
それより困るのが訳書の少なさ。邦訳だけじゃアクチュアルな議論に
全くついていけない。意味の微妙な違いを嘆く以前の問題。だって、
そこに参加できないんだから。

525 :吾輩は名無しである:04/05/09 20:04
(´-`).。oO(というか一生読めないかもしれないけどとか言ってる暇があるなら
       実際に原書を何冊も読んで鍛えればいいと思うんだけど)

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