5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

××小島信夫××

1 :1:02/05/19 21:04
第三の新人と呼ばれた中で、最も一般知名度の低い小島信夫。
大正生まれであるにも拘らず、今春も新作刊行。
私は好きなのだが、他に誰かいるだろうか。
教えて君も大歓迎。阿部和重お断り。

2 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:08
2げと!!!!!!!!!!!! いったいこれでいくつのめの2ゲトだろうか、
ふう。

3 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:11
>>1 おすすめをおしえてくん。

4 :1:02/05/19 21:23
>>3
未読なら、初期短編集「殉教/微笑」が講談社文芸文庫から出ています。
芥川賞候補作すべてと、受賞作が収録されています。
300ページで9作収められているので、まずは軽い気持ちでこれを。
文体も古びない作家なので、今でも笑うところは笑えますし、
読みやすいのに読了後に重くのしかかるのでいいと思います。

個人的には「別れる理由」が傑作ですが、絶版です。

5 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:28
確か坂口安吾に認められてデビューした人だよね。「アメリカン・スク
ール」「吃音学院」などは純文学らしからぬ作風で、なんだか中村武志
の「目白三平」シリーズみたいな気もする。にもかかわらず読者が少な
い最大の理由は、あの独特のギクシャクした文体であろう。

6 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:28
「ゼーロン」って小島ですよね。馬の話。よく覚えてないけど・・・
違ったでしょうか。

7 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:33
牧野信一と小島信夫を混同するのも珍しいな。

8 :6:02/05/19 21:35
逝ってきます。さようなら、みなさん!

9 :1:02/05/19 21:37
>>5
オイラあんまりギクシャクしないから、その時点で少数派なのかも。
「抱擁家族」は読みましたか?

>>6
……それは確か牧野信一ではないかと……。
小島にはずばり「馬」という短編があります。
二等兵だったので馬は初期の作品にけっこう出てきます。

10 :吾輩は名無しである:02/05/19 21:39
短篇集だけ読んだけど、結構好きだな。
あと、講談社文芸文庫の戦後短篇シリーズの10巻にも「馬」が入ってて、これもいい。
「抱擁家族」は読むべきか。

そういえば「別れる理由」って文庫にして3000頁にもなるって他スレにあったけど、
なんでそんなに長いんだ。

11 :1:02/05/19 21:43
>>10
それオイラ。群像に連載したんだけど、昭和43年から56年までかかってる。
この人の1970年代は、ほとんどこれ。すごい実験作。もちろん当時としては。

12 :吾輩は名無しである:02/05/19 22:05
どこらへんが実験なの?

13 :1:02/05/19 22:19
>>10
「馬」いいですね。村上春樹の「若者のための短編小説案内(うろ覚え)」にも
あったので、ハルキですが多くの人に読まれればいいなと思っています。
>>12
う〜ん。いろんなサイクルになっていて、最後の方でやっと発端に戻るというか……。
虚構としての小説に行き詰まりを感じてる。途中で。それでどうなるかというと、
これ言っちゃうと読むとき面白くないんだけど、主人公が作者に電話をかけてくる。
それで、虚構世界構築の失敗を虚構化して、どうにか救われている。
しかも、実在の人物(大庭とか)も出てきて文壇のパーティーなんかの
場面もあるから、エッセイのような錯覚もある。パーティーに主人公も来るし。
というわけで、とても説明不足なんですが、現実世界は長篇小説のようなものと思うこと、
それが読者としての誠実な読み方と感じています。

14 :吾輩は名無しである:02/05/19 22:20
>>1
近藤啓太郎のほうが知名度低くないか?
三浦朱門も今ではかなり低くないか?

15 :吾輩は名無しである :02/05/19 22:22
むかし江藤淳の「成熟と喪失」と読んだんだけど、
ほとんど「抱擁家族・論」って感じだったな。
途中でこんぐらがって読むの止めたけど。。。



16 :1:02/05/19 22:39
>>14
近藤啓太郎!低いですね!忘れていました!

>>15
確かにそうですね。「抱擁家族」読んでから読むといいと思います。

17 :吾輩は名無しである:02/05/19 22:53
第三の新人に興味がある人にとって安岡章太郎の「良友・悪友」は必読だな。


18 :1:02/05/19 23:14
>>17
渋いところくるな。角川文庫版で持ってる。なぜ角川なのだろう。

19 :吾輩は名無しである:02/05/20 04:55
福田が高得点つけるから嫌いになった。
かといってそれ以前も別に。

20 :1:02/05/22 00:05
>>19
あれは江藤淳とか、先達が高く評価したものは高いからね。仕方ない。
むちゃくちゃ暇で、何しようか思いつかないときの最後の手段にとっておいてください。

21 :吾輩は名無しである:02/05/22 00:10
でも、やっぱ「うるわしき日々」イイよ!
どうしてあんなにトボけてるんだろう。

22 :1:02/05/22 00:14
>>21
ぼけてるのでなければいいのですが。
枯淡とかとは無縁ですね。この人の文体は。
あの年齢で新聞連載は驚異的。
文庫1500円で単行本1900円だから、単行本がおすすめ。布張りだし。

23 :吾輩は名無しである:02/05/22 00:35
小島信夫賞が出来たらしいですね。詳細は知らないのですが。

24 :1:02/05/22 00:46
岐阜県の地域振興です。賞金100万円。単行本になるそうですが、どこから刊行なのか分かりません。

 小島信夫文学賞は昨年五月から公募。全国から百六十二編の応募があ
り、約八割が書き下ろし。同人雑誌や単行本の近作も含まれ芥川賞候補
者や出版・編集関係者からの応募もあった。
 一、二次選考で五作品に絞り込み、古井由吉さん(作家)、山田智彦
さん(同)、吉増剛造さん(詩人)、青木健さん(評論家)の四人の選
考委員による最終選考の結果、満票で橋本さんの「弓子の川」(小沢書
店刊)を選出した。作品はがんとの闘病生活を通して、初老の夫婦の生
のかたちが描かれている。橋本さんは日本ペンクラブ会員で、雑誌編集
者などを経て現在フリー。「文学界」「新潮」などに小説を発表してい
る。

そうです。

25 :吾輩は名無しである:02/05/22 01:30
岐阜か、近いな・・・がんと老夫婦か・・・読みたくないな、それはw

26 :1:02/05/22 01:37
岐阜がどれくらい小説家を輩出しているのか分かんないけど、珍しいんだと思う。
で、祭り上げられて断れなくなったのではないかと。
自分で賞を作るようなキャラじゃないはずだから、たぶん。
しかし応募162で100万なら、書いてる人は群像とかの前に応募してみる価値あるかも。
ないかも。分かんない。

27 :吾輩は名無しである:02/05/22 01:39
古井が選考委員だし、いいかもしれないですね。しかし、バックに県とかがついていると、
無理やりにでも最優秀を作るだろうから。「弓子の皮」ねえ。なんか筒井康隆みたい。
 

28 :1:02/05/22 01:46
>>27
確かにタイトルはいまいちかも。というか合ってなさそう。
ただ、県主催ではないそうですよ。でも岐阜新聞とかだと思う。

29 :吾輩は名無しである:02/05/22 01:50
そうか、岐阜新聞か・・・岐阜はなかなか侮れない町です。
美人も多いし。「弓子の川」か。とりあえずタイトルの意味を知りたくはなる。


30 :吾輩は名無しである:02/05/22 15:16
筒井康隆氏と講演しに行ったことあるらしいけど、どんな会話になるんだろ。
後藤明生だの古井由吉だのよりはよっぽどおもしろい対談になるような
気がしないでもない。

31 :吾輩は名無しである:02/05/22 16:19
『別れる理由』は、坪内祐三氏が、小島信夫について書くために
古本屋で探したらこれが全巻そろえるのがえらいたいへんで…
みたいなことを「本の雑誌」で書いてましたね。
僕もアレ、読みたいんです。でも、見かけないなー。
講談社文芸文庫に入れてくれないかな。
ちなみに「講談社文芸文庫はまだまだ続くか?」というスレを立てたのは僕です。
最近あんまり人がこなくなっちゃったんで、よかったら遊びに来てください。

32 :1:02/05/22 17:03
>>30
筒井との講演は読みたい!会話が成立しているのだろうか!
小島信夫は批評的な文法すら苦手だから、筒井もきりきり舞いだったはず。

>>31
「別れる理由」は、全三巻で二段組で1400ページあります。
9ポイントの文芸文庫だと3000ページくらいになるのではと思います。
京極夏彦で製本ノウハウがあるといっても大変だなあ。
今の文芸文庫の相場からすると、結局単行本の2500円を超えるのではないか、
という気がします。ですので文庫は出ないと断言してみたりします。
easy seekとヤフオクでチェックしてると1週間くらいで見つかりますよ。
だいたい三巻セットで7000円くらいですね。函入りなのでたいていきれいですよ。
2500円で出ているときがあって、つい買ってしまい、7500円で売ったこともあります。
ちなみに31さんのスレで装丁物議の火種を撒いたのは私です。

33 :31:02/05/22 17:26
1さん、丁寧なレスをありがとうございます。
いずれ、探してみようと思います。
僕は、これからボチボチ小島信夫を読んでみようかな、と思ってる
完全初心者なんですが、1さんはどれが最高傑作だと思われますか?
スガ秀実氏は『美濃』がいいと言ってましたが。

あとすいません、「阿部和重はお断り」ってどういう意味ですか(笑)?

34 :1:02/05/22 17:37
>>33
わたしは(こんなこと言うとこの板にふさわしくないんだけど)ボリス・ヴィアンも好きなんです。
既成概念への疑問符というより挑戦状っぽいのが好きなので。
そんなわたしが思う最高傑作は「別れる理由」になります。やっぱり。
とにかく、長いってだけですごいことですからね。14年間休まず連載したんです。
「美濃」もいいですよ。でもこっちの方が見つからないです。ネットで見たことないですね。
最初に読むなら初期短編集の「殉教/微笑」か、長編なら代表作とされている「抱擁家族」が
入手しやすい(文芸文庫です)のでいいのではと思います。普通の小説の体裁をしています。
地味な作家なので、あまり荒らされたくないという気持ちが「阿部和重お断り」になってしまいました。
「あいつよりもあいつの方がいい」とか「あんな奴の本読んでる奴は屑だ」とか、苦手なんです。


35 :31:02/05/22 17:54
またまたありがとうございます。
なんか僕ばっかり書いてると他の人がシラけると思うので
さっそくどれか1冊読んで、読み終わったらまたお邪魔します。

36 :吾輩は名無しである:02/05/22 18:39
age

37 :吾輩は名無しである:02/05/22 23:26
abe

38 :吾輩は名無しである:02/05/22 23:47
age


39 :1:02/05/23 14:54
講談社文芸文庫スレで私以外に小島信夫を刊行希望している人がいた。
世の中ひろいね。っていうかふたり……。

40 :吾輩は名無しである:02/05/23 17:16
まさか、小島信夫のスレがあったなんて。マイナーなんですね。
中上健次と良く対談していたのに、なぜか中上はだんだん小島に
点数が辛くなっていって、確か『別れる理由』には、時評で0点
をつけた。『抱擁家族』は皆いいっていうけど、その後は評価が
分かれるみたいね。

でも中上より小島さんは10倍は偉い作家なので、まあ、いいっす。
『美濃』には藤枝静男や石川淳が、『別れる理由』には柄谷行人が実名で
登場する。笑うなあ。戦後最も偉大な作家だ、といっているのを自分しか
知らないけど、俺は福田和也がちゃんと評価しているのを見て、安心したよ。

漱石、谷崎が持っていたエキスを「私」の局面から反転させ、近代意識の亡霊
を抱擁≠オて、今なおかつ存在しているのは、この人だけ。

41 :吾輩は名無しである:02/05/23 17:26
『別れる理由』0点事件の後、パーティの席で中上健次が「あれは小説
ではない」と言って小島信夫を追い回したという話もあるな。「0点を
つけたほうがつけられた方を追い回すのだからひどいものだ」とは筒井
康隆の弁。


42 :吾輩は名無しである:02/05/23 17:48
>41
 中上は読み手としては優秀だったから、小島に嫉妬していたのかも
しれないね。以前は古井に嫉妬していたし、埴谷雄高に脅迫電話かけた
エピソードはかなりオモロイ。そういうとこ、好きだなあ。

 でも小島さんてホント偉いね。90年代の純文学で、最も「良質」の
作品って、氏の『うるわしき日々』だったんじゃないの?
 もう90歳近いよ。スゲえなあ。

43 :吾輩は名無しである:02/05/23 18:03
で、最近本になったのはどうなんですか?

44 :1:02/05/24 05:33
>>40 >>41 >>42
う〜む。小島の作品は小説ともエッセイとも評論(個人史)ともとれない、
というよりそれらが混ざっているので私にもジャンル分けなどできないのです。
「別れる理由」を読んでいただくと一番簡単なんですが。恐ろしいです。
「うるわしき日々」なんて、80こえてから新聞連載です。
最近本になった「各務原・名古屋・国立」も、そんな感じです。
でも個人的には、あの年齢で現役というだけで尊敬します。
そんな人は、これまでにいないはずですから。世界的にも。
で、しかも、枯淡の境地とかなんとかとは無縁のみずみずしさです。

うんと、  酔っぱらってるんで、寝ます。

45 :吾輩は名無しである:02/05/24 08:05
>44
あなたの意見正しい。俺も全く同じように思う。
これは冗談じゃなく、俺だったら小島にノーベル賞やる。
翻訳はどうなんだろう。日本文学の或る程度の文脈を把握してないと、
欧米にはイマイチ理解しづらい小説かもしれない。

ていうか、1さんあなた誰ですか? 共感するなあ。
もっと書いてよ。俺もちょくちょく来るからさ。

46 :吾輩は名無しである:02/05/24 13:24
中上健次が「0」つけたのは「別れる理由」ではなくって、
中上全集で調べてみたんですけど、
どの本に所収か判らないんですが「六月の風」っていう作品でした。
中上と金井美恵子の対談でこの件が触れられていて「100点の裏返し
の評価」云々なんて喋ってましたよ。

この前、「菅野満子の手紙」を読んだんですけど、実名で河野多恵子とか
出てくるのに、大庭みな子は「O・M」だったり、後藤明生が「G」とか
イニシアルの人が誰なんだか全然判らない人が登場したりするんですが、
表現方法としてナニかねらっているんですかね?
それともイイカゲンな方法なんですかね?

47 :1:02/05/24 16:56
起きた。こんな自営業でいいのかな。
>>45
翻訳ですか。デリケートな問題ですね。
敗戦でずだぼろになった日本人だからこその自虐的かつ爽やかなユーモアが魅力なので、
その微妙なあやを外国人が読んでも、どうなんでしょうね。
外国人にとって日本文学は、まだエキゾチスムもしくは告発的なものを好む気がします。
欧米の日本文学批評のことなど何も知りませんけど。
私が誰と問われても……。どうお答えするものなのですか?

>>46
「六月の風」は読んだことないですね、気になります。100点の裏返しか。
001点じゃないのか?とは突っ込みません。
私、小島信夫の作品は21冊しか持ってないんです。
それもエッセイや評論が半分近いので、慢性欠乏症です。

小島信夫の作中には実在の人物がよく登場しますね。
実名と頭文字の書き分けは、意図があると思います。
どんな意図なのかは分かりません。小島信夫の作品を読んできた一読者としては、
小島信夫に近しい人を頭文字にする傾向があると感じます。
頭文字でフィルタかけない場合は全員実名だったりします。
単純な気の配り方なんだと思います。
あまりそういうところに仕掛けを施すような器用さはないんじゃないかな。
吉行淳之介の女優Mみたいなこともなさそうだし。

48 :46:02/05/24 20:52
ぼくは、「別れる理由」はやっぱ、1巻につきると思います。ホントの
小島信夫を評価するなら3巻あたりの荒唐無稽さを考えるのかもしれませんが。
1巻の前田(下の名前エイゾウ?でしたっけ?)のあれこれあっちこっち
さまよう時系列を無視した構図は、あんまり読んだことないっていうか。
それこそ開き直りの後半の予兆みたいな(結果的な)導入部としての1巻は
スゴイと思います。野間賞の評価で安岡章太郎あたりは意外にも3巻あたり
を評価していたのは以外でしたが(間違って記憶しているのかもしれません
が)←江藤淳「自由と禁忌」?でしたっけ?安岡さんも1巻を誉めていたんで
したっけ?。スイマセン。

49 :1:02/05/25 15:12
なるほどー。俺より詳しい人がいましたね。進行お願いします。
俺あんまり批評とか評論読まないんで。
そう考えると一巻はそう思えてきますね。開き直りの予兆……。どんなつもりだったのか。
でもあれって連載当初は短編連作のつもりだったらしいのに、何でああなっちゃったんだろう。
やり始めると長い人ってのは分かるんだけど。
安岡章太郎は確か一巻でしたね。どこで読んだか憶えてないけど。
三巻は批評不可能とかいって逃げて(逃げてるわけじゃないだろうけど)た気がする。

50 :46:02/05/25 18:11
48で書いたのは酔っぱらって書いたんで、めちゃくちゃでした。
安岡章太郎あたりだったら1巻をを誉めるような気がしたんですけど、
3巻あたりを誉めたんだっけってことを書こうとしました。
江藤淳は「自由と禁忌」で野間賞を受賞した「別れる理由」の選考委員の
選評をたしか引用していたと思ったので。で、選考委員の中では
1巻のみしか読み終えることできないまま受賞に賛成したひとがいたり、
確かに、よっぽどのマニアでなければあの3巻を読み通すことは
大変かもしれませんね。ぼくも途中からすっ飛ばしすっ飛ばし読みました。
・・・なんかシラけるような話題を降ってスイマセンでした。

51 :1:02/05/25 18:21
江藤淳は小島信夫を評価してたからね。
「別れる理由」は野間賞とってたんですね。芸術選奨だけかと思ってた。
俺も全部通して読んだの2回しかないです。でもときどき開けば思い出せます。
読了できない作品コンテストを友人たちと言い争ったことがあって、
(各自現物を持ってバーに集まる、不毛な夜。そんな不毛は好きです)
そのときは「別れる理由」が銅メダルでした。

52 :我輩は名無しである:02/05/26 12:00
駆け出しの「小島信夫ファン」です。
きっかけは数年前、講談社文芸文庫で読んだ『うるわしき日々』。
あの「終わらせ方」には、心底まいりました。

年頭、「ヨーシ、今年は小島信夫だ」と心に決めたものの、未だ果たせず。
そんな折、古書店で『別れる理由』を三巻揃い2,500円で入手。
昨日のことです。
思わずオヤジに「ホントに三巻で2,500円?」と確認してしまいました。
でも改めて「現物」を手にすると、そのボリュームには圧倒されますね。
「狂ってる」としか言いようがありません。
果たして、読み切れるんでしょうか(笑)

53 :1:02/05/26 12:19
「うるわしき日々」→「別れる理由」ですか。なんというか、すごい順序ですね。
「うるわしき日々」が心底まいれば、「抱擁家族」で腰くだけになりますね。
決して解説の栞は読まない方がいいと思います。あれ読むと、読んだ気になるから。
長くて手を出せない作品、というとプルーストがよく出てきますが、
「別れる理由」もその7割くらいのボリュームはあると思います。
長くてうんざりするのも、テクストの快楽です。
私が見た中での最安値も2500円でしたね。たまにあります。そういうこと。
装丁が浮いた感じがしますが、そのうち慣れます。
進捗状況教えてください。

54 :31:02/05/27 10:43
31=文芸文庫スレの男、です。
週末に『抱擁家族』を読みました。特に先入観があったわけではないのですが
かなりブッ飛んだ小説だと思いました。「おいおい、もうそうなっちゃうの?」
という展開の早さ。登場人物もよく読むとかなりヘンなこと言ってるし、
書かれた年代を考えると、相当にチャレンジングな小説だと思いました。

で、その『抱擁家族』よりもグッと気持ちをつかまれたのが、いま読んでいる
『こよなく愛した』です。たまたま入った古本屋にあったので買ってきました。
短編のタイトルがどれも素晴らしくて、いま、3つほど読みましたが
この重層的で、同時にシンプルでもあり、難解ではないのに実は何が書いてあるのか
よくわからず、わからないのに感動的だという、不思議な読書をしています。
最初の「日光」という短編を読んで、大げさでもなんでもなく、僕は衝撃を受けました。
この年齢で、これはすごい作家だと。「衝撃」の中味をうまく語るには
あまりに僕の言葉は貧しすぎるか、少なくとももうしばらく時間がかかりそうです。


55 :1:02/05/27 13:22
>>54
「抱擁家族」読みましたか。あれはおかしいですよね。せっかく家建てるのに、そりゃないよ、って感じです。
個人的には函入り単行本より文芸文庫の方が中身に合ってる気がします。
「こよなく愛した」いいですね!高いのでおすすめしてこなかったのですが。
「そりゃハッピーなことですわ」なんてタイトル読むだけでストレスなくなります。

 >この重層的で、同時にシンプルでもあり、難解ではないのに実は何が書いてあるのか
  よくわからず、わからないのに感動的だという、不思議な読書

とてもよく伝わってきます。
ごりごりの純文学にありがちな難解な書き方どころか、むしろすいすい読める、ひっかかりのない文体です。
でも複雑で深いところが好きです。ボリス・ヴィアン風に言うと、
「この小説はシンプルに書かれているからこそ重くのしかかってくる」という感じですかね。
文芸文庫スレで「バルトバルト」と騒いでますが、そんなところが共通点かもしれません。
「こよなく愛した」が良かったら、その少し前に出た「暮坂」もいいかもしれないですね。
講談社から95年くらいに出たのですが、書店にあるだけです。文庫にもならない気がします。
ただ、「こよなく愛した」のあとがきにあるとおり、講談社の編集がまめなので、
雑誌掲載(これをフォローするのが大変です。あの年齢なら書き下ろしてもいいものを)したら
単行本にはとりあえずなってくれるようでありがたいです。

56 :1:02/05/27 23:31
最近夏目漱石を読み始めたので、小島の漱石論を読み返しているんだが、
その評論がどうなのか、誰か教えてくれないかな。他の漱石論なんて、
江藤淳のしか読んだことない。

57 :吾輩は名無しである:02/05/28 01:52
ナルホド、ナルホド

58 :1:02/05/28 02:31
>>57
いや……、だから……。

59 :我輩は名無しである:02/05/28 04:36
「島」って高いな、驚いた。8000円とか平気でつけてやんの。
文庫に・・・なんないよな・・・読んでみてえ。
俺は短編が好きだな。小島信夫の短編は、ちゃんと短編小説になってるからな。

60 :吾輩は名無しである:02/05/28 12:47
「島」はもちろん書店では手に入りませんけど、
昔集英社文庫に落ちているから、まめに探せば
発掘できるかもしれません。
SFですよね、この小説。

61 :1:02/05/28 21:35
SFです、この小説。集英社文庫ですか。見たことない。
単行本は3000円くらいから、結構出回っています。
という古本探しの話ばかりになるのは、まあ……この板には多いことですね。
「島」もこれまた問題作で、わりと批評家にも取り上げられているから、買って損はないです。
これが初めてだと、ちょっと驚くかもしんないけど。すごい話だよ、まったく。
小島信夫の本は、そんなに高くないです。私は著名入りの絶版持ってますが、2500円でした。
「美濃」よりは流通してるので、なるべく安く手にはいるといいですね。

62 :吾輩は名無しである:02/05/28 21:41
「島」は確か新潮現代文学選集の方に入ってなかったっけ?
ブクオフで見つけたらラッキー。でもたいてい大きめの図書館にあるよ。

63 :吾輩は名無しである:02/05/28 21:41
「島」は確か新潮現代文学選集の方に入ってなかったっけ?
ブクオフで見つけたらラッキー。でもたいてい大きめの図書館にあるよ

64 :1:02/05/28 21:45
へ〜、そうなんだ!それは格安のものがあるかもしれん。






……俺も失敗したかな。

65 :吾輩は名無しである:02/05/28 22:21
ちなみに37番だよ。
抱擁家族とアメスクもそれで読んだ。

66 :吾輩は名無しである:02/05/28 23:33
1さんが56で発言されている小島さんの「漱石を読む」も
「仮往生伝試文」(たまたま持ってますけど)なみに
流通されていませんねー・・・
「漱石を読む」はぜひ手に入れて読んでみたい!
確か、2段組で分厚いオレンジ色の田村義也装丁本ですよね。


67 :1:02/05/28 23:52
>>65
いいなあ。俺なんて、だいたい買ってからそういうの目に入りだしたからな。
abeといてありがと。

>>66
板橋の赤塚図書館にあります。というか手に入れたいのか。
じゃあこっそり教えます。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kiryudo/sousekikenkyu4.htm
「私の作家評伝」の一巻に漱石いますが、それじゃ不満ですよね。40ページくらいしかないし。
でも近代の作家を各巻六名ずつとりあげているので、好きです。サイズも。
まだあるといいですね。

68 :66:02/05/29 08:23
わお、1さんありがとうございます!
とりあえず、注文してみました。

69 :1:02/05/29 14:57
>>68
所沢にある、漱石本で割と有名な古書店。かくいう私も「漱石を読む」と
江藤の「夏目漱石決定版」はここで購入しました。
小島信夫のは、題名通り、批評家としてではなく読者として書かれているので、
解りやすくていろいろなエピソードがあるような気がします。
でも小島信夫なので、話が横に逸れがちなんですけどね。そこが素敵なところ。
まだあったみたいで良かった。
古井の仮往生はいいですね。私もかなり前に1500円で見つけました。狂っていてたまんないです。

70 :吾輩は名無しである:02/05/30 00:44
俺の探してるやつも、誰か売ってるところ教えてくんねえかな。

71 :31:02/05/30 18:48
『暮坂』を探して神保町をウロウロしてたら
中野書店で『島』を見つけました。¥1,500だったので買っちゃいました。
初版でカバーもありますが、帯が付いてません。
帯付だと¥6,000とかするみたいです。
どうしてそんなに差が出るのか、「帯」とかにあまりこだわりのない自分には
わかりません。僕は小島信夫初心者なので、なにかちょっと申し訳ないような気がして
書きこむのを躊躇したのですが、ただ「帯」とかにこだわらなければ、
神保町の書店で¥1,500で出てるのですから、けっこう見つかるんじゃないか、という
ふうに言いたかったので報告することにしました。
神保町だと、けやき書房か古書かんたんむ、早稲田なら平野書店か安藤書店あたりに
出そうです。(確認したわけではありません。悪しからず)
特に平野書店はすべての本にパラフィンがきれいにかかっていて値段も良心的です。

72 :吾輩は名無しである:02/05/30 19:11
>平野書店はすべての本にパラフィンがきれいにかかって

そうそう。この本屋は学生時代によくお世話になりました。
まめに足を運ぶと、お宝ものに出会える可能性ありますね。
たまにはネットで本を探すのではなくて古本屋巡りもいいかも。
ぼくは、「寓話」「美濃」「静温な日々」
「暮坂」「こよなく愛した」等小島信夫はもう
読まないのかもなと思って、昔捨ててしまったと
いう不届きものです(* ̄- ̄)
今頃になってまた読みたくなってきて探しまくっています。トホホ

73 :吾輩は名無しである:02/05/30 19:50
(* ̄- ̄)


74 :1:02/05/30 20:39
31さん、そうですね。初版か重版かよりも、初版で帯付きかそうでないかで値段が違う気がします。
ただまあ値段は店の判断なので、思わぬ掘り出し物を見つける喜びがありますよね。
逆も多々あるんですが。「島」読了したら感想を聞かせてください。
文芸文庫スレは、読書好きの集まるスレなので楽しく見ています。批評的でなくて、いい感じ。
平野、懐かしいな。
>>72
古本屋、いいですね。私も以前は毎日の中古レコードと月1の中古家具の間のどこかの間隔で、
古本屋をはしごしていました。今は地方なので、ネットに頼らなければならないのが残念。
実際に手にとって、自分なりに状態を見て、買おうか買うまいか悩むところが醍醐味ですからね。
しかし、小島信夫を捨てたとは……。どこに捨てましたか?俺拾いにいきます!
「美濃」なんて、今だとけっこういい値段で買い取ってくれると思うんですけどね。
>>73
ほんとそんな感じ。

■小島信夫最新情報 Vol.1■
今年3月に発売された「各務原・名古屋・国立」が、早くも品切れとなりました。
講談社の倉庫にもないそうです。

75 :72(* ̄- ̄):02/05/30 21:46
・・・今は気持ちを改めて
「別れる理由」「私の作家遍歴」「菅野満子の手紙」
「小島信夫をめぐる文学の現在」をネットで購入。
そして、1さんのおかげで「漱石を読む」が注文できたので(感謝しております)、
近いうちに入手できます。もう捨てたりしません。
「各務原・名古屋・国立」はまだ実購入難で、ありがたい情報でした。
ヤスケンが悪口行ってましたね(bk-1)。

76 :吾輩は名無しである:02/05/30 23:37
つーか小島ってメジャーな作家じゃなかったの?
ずっとそう思ってたんだけど…
スガや福田なんかの批評家が褒めまくってたからかな
『抱擁家族』は文章とか構造とかが独特ですな

77 :31:02/05/31 11:07
えーと1さん(他の方でも)、小島信夫初心者につき質問です。
このあいだやっと『抱擁家族』を読んだというレベルなんですが
あそこに出てくる三輪家の人々の後日談が『うるわしき日々』なのですか?
他にもこの系譜の作品とか、この順番で読んだほうがいい、みたいなのがあれば
ぜひ教えてください。
『島』については、僕は読むのが遅いのでいつになるかわかりませんが、
感想をいずれ書かせていただきます。

さて、今日からW杯だ!(←まるで関係ない話)

78 :1:02/06/02 20:41
あぶねえ。300番台だった。意外と早いんだな文学板。ちょっと出かけていました。
イングランドがスウェーデンと引き分けなのでちょっとF組心配な今日この頃です。
>>75
そうでしたか、失礼。「各務原・名古屋・国立」は店頭にはまだあるので大丈夫でしょう。
その大丈夫がいちばん危険なんですが……。
>>76
メジャーと「知る人ぞ知る」だったらメジャーになるとは思うんですが、
公式サイトもファンサイトもありません。「文豪」という響きもないし。
名前を聞いたことがあり、評価も高い。それだけの認識の人が多いと思います。
あんまり悪口言われないというのが、話題に欠けるところですかね。
「抱擁家族」は、面白いんですけどね。たくさんの人に読んでほしい。
>>77
「別れる理由」も、当初短編連作のつもりで、その中で後日談を書くつもりだったそうです。
でも「うるわしき日々」が、普通に続編ではないでしょうか。
「島」の頃まではカミュ的な結構に凝っていたらしいので、その前の短編にも同じような作風のものがあります。
順番は、見つかった順でいいと思います。
発表順で読んでも余り意味がない小説家だと思います。
極端な話、「うるわしき」→「抱擁」でも何らさしつかえないかもしれません。


79 :31:02/06/03 10:15
今回は優等生的報告を。以前、話題に出した早稲田の平野書店ですが、
土曜日(6/1)の時点で、小島信夫の著作が20冊以上ありました。
メモしてきたわけじゃないんでウロおぼえですが、
「別れる理由」全3巻をはじめ、「階段のあがりはな」「月光」「平安」
「ハッピネス」「夫のいない部屋」、あたりがありました。近年のものはほとんどなし。
気になる人はのぞくなり、問い合わせるなりしてみたら?
ちなみに「別れる理由」は全3巻で¥6,800でした。
もし今週の土曜日(8日)にまだ売れてないようだったら、「別れる理由」は
俺が買います!



80 :吾輩は名無しである:02/06/03 10:33
昨日「馬」を文芸文庫の戦後短篇のやつで読んで面白かったので、
今日は「抱擁家族」を買います。

81 :1:02/06/03 14:17
ぐすん……。うれしいよ俺は。みんなありがてえな。
少しずつ小島信夫に興味を持った人が増えて、新刊の売れ行きが良くなって、
新刊のイニシャルが増えて、重版もされて、っていう俺の気の遠くなるような計画も、
徐々に動き出したのかな。そうなる前に死んじゃいそうだけど。ちなみに1915年生まれ。
>>79
ええと、そしたらぼくの分に、あるだけ買っておいてください。
前払いでも構いませんので。どうすればいいのかな。本気です。重複など構いません。
「抱擁家族」は、一番多いときで4冊ありました。で、周りの人にあげたりしてますので。
あと、帯付きが高いって話ですが、どうも推薦文が誰か、というのも関係あるみたいですね。
単行本の場合は(昔の新潮社純文学書き下ろしシリーズの函を除いて)解説がないからでは、という気もしなくもないです。

>>8
「馬」は名作なので、戦後シリーズに収録されて嬉しいです。
明日は「殉教・微笑」を買ってください。

イングランドがスウェーデンに引き分けちゃって残念ですが、これで
因縁のアルゼンチン戦、尚更燃えるというもの。週末は札幌行ってきます!
札幌に向かう飛行機でピストルズ聴きながら小島信夫読んで準備万端。

82 :31:02/06/03 15:32
1さん、

 >ええと、そしたらぼくの分に、あるだけ買っておいてください。
前払いでも構いませんので。どうすればいいのかな。本気です。重複など構いません。

マジですか? 「本気です」って書いてあるけど。全部買うと4〜5万にはなりますよ。
どうしようかなあ。とりあえず、メールもらえばいいのかな?

思うんだけど、1さんは小島信夫に会いに行けばいいんじゃない?
でなければリトルマガジンを出すとか。面白そう。俺は応援するよ。

え? ふざけんなって? けっこう本気なんだけど…


83 :1:02/06/03 18:46
31さん、冷静になりました。今、平野書店に注文しました。じっくり悩んで5冊に絞りました。
土曜日は、そんな奴がいた話でもして笑ってください。わがままなこと言って申し訳ないです。
「別れる理由」は、解説の栞がついているといいですね。

会いに行くか……。国立には知り合いの家具屋もいることだし。
ううむ。昨日まで東京にいたのに! 次の東京出張の際に忍び込んでみようかな。
死ぬ前に逢いたいな。茶でも点ててあげたい。うちには来ねえよなあ……。
うちの商品でも手みやげにして行くか。……でも小島信夫は芸術にも詳しいからな。
「X氏との対話」なんかすごいもんな。うちのじゃ満足しないかもな。

学生時代にはエイドリアン・シャーウッドっていうダブっぽいリミキサーのファンジンを
発行していました。リトルマガジンって、そんな感じでいいのかな。

84 :31:02/06/04 10:37
1さん、平野書店に注文されたのですね。5冊って何を選んだのかなあ。
あと、「会いに行け」とか勝手にけしかけてすいません(笑)。でも、実現したら
素晴らしいけど。
僕はこのあいだ買って来た『島』よりも先に、文芸文庫の初期短編集のほうを読み始めました。
「吃音学院」、胸がつまりそうになりました。

ところで2ちゃんねるでメールってどうやって出せばいいんですかね?
あるいは自分のところに出してもらうには?
僕は2ちゃん歴浅いんでよくわかんないんですが。
実を言うと昨日、1さんにメールしようと思ったんだけど、
E-mailの欄がsageになってると送れないですよね?
自分のアドレスを入れておけばいいのかな? それは個人情報として危険?
すいません、どなたか親切な方、教えてください。




85 :吾輩は名無しである:02/06/04 11:13
>>85
プロバイダからもらったメアドを公開するのはいろいろと問題があるので
フリーメールを利用するのが一般的です。
フリーメールとはWEB上で電子メールのやりとりを可能にする無料のメール
サービスの事です。
ポータルサイト(ヤフーとかMSN、エキサイト等のサイトの事です)で
フリーメールサービスをしているので、アカウントを取ってここのメール
欄に晒しておくといいでしょう。登録の際にはプロフィールを正直に書か
ないように(笑
おすすめは、やはりメッセンジャーも使えるホットメールあたりがよろしい
と思います。

86 :31:02/06/04 11:34
>>85
さっそくご親切にありがとうございます。そうか、けっこう面倒なのですね。
いや、これくらいのことを面倒がっている俺がおかしいのか(笑)。
ちょっと検討してみます。ありがとうございました。

87 :吾輩は名無しである:02/06/04 11:40
>>87
一回取ればかなり便利ですよ。
何事も経験でしょう。そのうち都合にあわせていくつも作る事になるのも
よくある事です。
メッセンジャーを通じて1さんと小島談義というのも面白いかも知れませ
んよ。

88 :1:02/06/04 13:08
31さん、私はもっと面倒なことを考えていました。
こっちの都合のために、そんな面倒をかけなくて良かったと思っています。
ちなみに「異郷の道化師」「夫のいない部屋」「平安」「月光」「ハッピネス」を
注文しました。小説>評論>随筆>戯曲の順に好きなので。
個別の古本屋のサイトをチェックするのが面倒なので怠っていましたが、
これからは覚えのある古本屋のサイトは定期的に見ようと決めました。
人によって面倒だなと思うことは違うんだなと、当たり前のことにしみじみしました。

私はこういった匿名掲示板で知り合った人と個人的な情報交換をするときには、
1:そのとき限りのフリーメールをひとつとる
2:そのメールアドレスで、HOT WIRED JAPANサイトのラウンジ会員になる
3:会員ニックネームを知らせる(31さんへの場合はこのスレで)
4:31さんもフリーメールをとってラウンジ会員になる
5:31さんが私に会員になったことをラウンジ内のメッセージで私に送る
6:31さんへ、私がメールアドレスを伝える
7:31さんが私にメールを送る
8:HOT WIRED JAPANを退会して、メールのアカウントを削除する

MSNは、Macの私でも便利だな、って思います。
今は、それでなくてもメールアドレスを公私で5つを1台で使っているので、
新しいものはちょっと、という感じですが。

「殉教・微笑」は、いろいろ集めた独自編集版で、初期の短編の魅力が詰まっています。
優しさ、狂気、SF、敗戦、などなど、まあ巻末の解説にある通りです。
31さんが先に読んだ「こよなく愛した」の50年近く前に書かれた作品もあります。
個人的な感想としては「ずっと変わんないんだなあ」というところでしょうか。

>>87
いろいろ教えてくれてありがとうございます。

89 :吾輩は名無しである:02/06/04 13:10
なにこれ?
http://freehost.kakiko.com/freen/kesaku.html

90 :31:02/06/04 15:36
87さん、それから1さん、いろいろとありがとうございます。
1さんが教えてくれたとおりにやってみようかなあ。
ちょっと考えてみます。みなさんにとっては常識の範囲に属する内容で
煩わせてしまいました。また他の皆さんも、俺ばっかり書いていてすいません。

いやしかし、小島信夫はヤバいよ、みなさん!

91 :70:02/06/05 00:28
誰も相手にしてくんなかったから、自分で見つけて買ったよ。
つか作品名書いてないな俺。『島』だったんだけど。3800円って、どうなの?

92 :31:02/06/05 14:35
>>90
もし初版・帯付なら妥当な値段じゃないでしょうか。

>誰も相手にしてくんなかったから

探してる書名を書いといてくれれば、たぶんここに来る人たちの誰かは
何かしらの反応をするだろうと思いますよ。東京都内の古本屋だったら、
「日本の古本屋」みたいな大きな検索サイトに載ってない所でも僕はけっこう知ってますから
どうしても欲しいのがあれば、書いてください。

93 :吾輩は名無しである:02/06/05 17:41
「小銃」って「殉教・微笑」に入ってますか?
学校の図書館にあった古い小島全集(昭和47年刊)で読んでビクーリしたんだけど

94 :31:02/06/05 17:51
>>93
「小銃」は『殉教・微笑』のいちばん最初に入ってますよ。

95 :吾輩は名無しである:02/06/05 18:11
>>94ありがとうございますた。

96 :1:02/06/05 18:14
>>91
妥当だと思います。帯がなくてもその値段はよくあります。
初版以外を見たことないので何とも言えないですけど。
きれいならいいんじゃないかな。なにせ古いから。

31さん、俺は「凧」がほしい。超初期短編集。書肆ユリイカから昭和30年刊行。
日本の古本屋だと12万もする。実物見たことない。
4万以内でどうにかならないかな。
なぜ4万かというと、中古レコードに出した最高額なので。
しかし31さんは昔ながらの文学好きって感じですね。
文芸文庫スレを立てるっていう発想がすごい。

>>93
入っていますよ。最初に。
「殉教・微笑」の解説だったか作家案内だったかも、「小銃」について
かなり詳しく説明されています。個人的にも納得の解釈なので、いいと思います。
かなりバラエティに富んだ編集になっているので、
絶版の多い小島信夫を読み始めるには手頃ではないでしょうか。
戦争物なんかで、攻めるつもりの城がなくなったりして。
31さんも衝撃の「吃音学院」は、小島信夫の体験が基だったり。
そしてもちろん「アメリカン・スクール」も収録。全九編。
ユーモアと狂気と優しさ満載。価値ある951円(税別)です。
新潮文庫の「アメリカン・スクール」は、とっくの昔に絶版になっています。
それでもカタログに載せているのは、ちょっと腹が立ちます。ぷん!
ちなみにその全集は12000円くらいで流通していますね。
そのうち買おうと思いつつも、まだ購入していません。

ときどき思うんだけど、CDとか書籍って、同じ価格なのが不思議。
制度があるからしょうがないんだろうけど。
好きな人のものが売れまくって消費し尽くされるのがいちばんつらい。

97 :1:02/06/05 18:15
すげータイミング悪いな俺。

98 :93:02/06/05 18:35
>>96
「アメリカン・スクール」も入ってるんですか!
じゃあ買ってみるか…

99 :31:02/06/05 18:50
1さん、僕は「昔ながらの文学好き」ではないですよ。
文学も本ももちろん好きだけれど、買って読んでない、いわゆる
「積ん読」がすごい多いんです。家にある本の7割は読んでません(笑)。
よく友人や知人に、「読まないのになんで買うんだ?」と言われます。
自分としては、いつかは読むつもりなんですが…

ところでお探しの『凧』ですが、見たことないですねえ。もし見つけたら
(そして4万円以下だったら)すぐお知らせします。
そうだ、その時を期に、例のフリーメールのアドレスを取得すればいいのかもしんない。

100 :1:02/06/05 19:10
まさか2週間で100いくとは思わなかった。

93さん、買ってみてください。

31さん、フリーメール取得しなくても、HOT WIREDを続けても構わないなら、
今もってるメールアドレスで会員登録してしまえば楽ですよ。
31さん好みじゃないかもしんないけど、珍しい人の対談とかもあります。
ラウンジの方では、もっぱら音楽談義と中古レコードの情報交換をしています。

村上春樹の「若い人のための短編小説案内(うろ覚え)」でも
小島信夫がとりあげられていた。そういえば。「馬」だったかな。
あれで読む人ふえたのかな。変わんないんだろうな。まあいいや。

101 :吾輩は名無しである:02/06/05 19:48
1さんのおかげで本日『漱石を読む 日本文学の未来』が届きました!
ホント感謝しております。
脂ののっていたころの高橋源一郎がこの本誉めていたのを思い出しました。
『明暗』なんて昔途中までしか読んだことなかったのですが、
それはそれとして、小島さんの話術がおもしろいです。
で、ほら始まった・・・話がずれてきたずれてきた・・・なんて
喜びながら読んでおります。

102 :1:02/06/05 23:49
>>101
3800円で見つけたことは、私も自分を誉めます。さすが、俺!
私は夏目漱石の熱心な読者ではないのですが、小島信夫の評論(なんだろうな、一応)を読むと、
たまんなく読みたくなります。そういう評論や随筆はいいものです。
読んだだけで満足したり、読んでもいないのに分かった風になるのもなんですからね。
「私の作家評伝」などを読むと、森田草平や二葉亭四迷など、近代文学創世期の作家への理解と愛情がよく伝わります。
しかも、あの独特の、のらりくらりとした語り口。ああもう麻薬。
残念ながら「作家遍歴」の方は持っていません。読むと、読む本が増えそうで。まあ、そのうち。
101さんも、そういう彼らしさが気に入っているようで嬉しいです。
小島信夫の小説も「おいちょっと待ってよ! そんなかい!」ってことがよくあるので、
意図的なのか、持って生まれたものなのか、良く分かんないけど快感。

103 :1:02/06/06 02:11
ちょっと気になったので書き込みます。
31さん、俺は「凧」のある書店は知っています。
でも高くて手が出せない状態が長くて。
そんなことをしているうちに値段がじわじわ……。
なんだか31さんは探してくれそうな気がしたので。
無名の文芸誌とかに掲載した作品を、小島信夫の名が知られるようになってから
一冊にまとめたもので、60部限定です。たぶん見つかっても4万以下はないでしょう
いくら限定に弱い俺でも手が出ません。
またわけの分かんないことを書き込んでしまい、申し訳ない。それだけでした。

ここが16万→http://www.ioctv.zaq.ne.jp/kosyoweb/kindai/mokuroku/kamiya/M_kamiya.html

ここが20万→http://www.ifnet.or.jp/~gyokuei/200205b.html

104 :1:02/06/06 13:33
93さん、集英社e文庫に、絶版になった「小銃」があります。
こっちにも、アメスク収録されています。
テキストデータだから、400円が高いのかどうかわかりませんが、
たぶん高いと思います。遅レスだったらごめん。

集英社e文庫のリストはここ↓
http://www.paburi.com/paburi/publisher/se/ka.shtml#kojima

105 :1:02/06/08 15:12
さて、最近は私のメモ帳のようになってきたこのスレですが。
31さんは今日めでたく「別れる理由」を入手できたのでしょうか?
小島信夫の作品は話が逸れがちということの、ひとつの参考として
保坂和志のHPから、長いですが引用します。

小島さんは毎日少しずつ書くという方法をとらない。締切り間際にダアーッと
書いてしまう。1915年生まれで、今年87歳にすでになっているというの
に、いまだにそのやり方をつづけている。しかしいまはまだいい。1970年
代、小島さんは十数年つづいた『別れる理由』と同じく十数年つづいた『私の作
家遍歴』と、さらにもう1本ぐらいの連載を持っていた。『私の作家遍歴』とい
うのは、ラフカディオ・ハーンとかトルストイとかを中心にしつつ、その作家が
影響を受けた思想家や同時代の思想にまで話が広がっていく評伝で、毎月毎月そ
ういう周辺の本を2冊ぐらい読みながら、ハーンならハーン、トルストイならト
ルストイに話が戻ってくる。広がり方はまあだいたい自由連想みたいにとりとめ
がないと言えばとりとめがないけれど、それなりに絡まり合っている。前回の宮
台真司の〈主体性の構造〉そのもので、読んでみるとわかるが(あいにく絶版で
すが)、周辺への連想はその本を読みながら思い付いたものではなくて、それ以
前から小島さんの頭の中に入っていた。
 この時期のことを小島さんに訊いたら、こういう答えが返ってきた。
 「『別れる理由』なんかは長くつづいていたと言ってもいい加減なもので、締
め切り日にパパッと書いてしまえばそれで終わりだったけれど、『私の作家遍
歴』は関連する本を読むのが大変だった。読むことに大半の時間を使ってしまっ
て、原稿は結局、締め切り日とかその前の日ぐらいから慌てて書くことになって
しまった」

106 :1:02/06/08 15:14
『別れる理由』がだいたい1回30枚で、『私の作家遍歴』の方は、1回50
枚です。小島さんはいつでもそれを1日か2日で書いてしまう。さすがに40歳
代の頃はもう少し時間がかかっていたらしいが、50歳ぐらいからずうっとこの
ペースになってしまった。上記の「新潮」のインタビューで古井さんは「歳をと
ると筆が遅くなる」と言っていて、これはほぼ全員にあてはまるけれど、小島さ
んだけがひとり例外で聳え立っている。
 『小説修業』の第2章のラストで突然小説のようになるのは、その返信で私が
すでに書いていることだけれど、最近、妻は小島さんのどんな短い文章を読んで
も「本当に面白いねえ」と言う。以前は、話にとりとめがなさすぎて「???」
ばっかりだったけれど、馴れてきたらしくて、ひたすら面白がる。そして「やっ
ぱり才能のなせる技だよね」と言う。
 私は才能という言葉を安易に使うのは嫌いだけれど、小島さんだけはやっぱり
「才能」と言うしかないと思う【註へ】。これも『小説修業』(163ページあ
たり)で書いていることだけれど、その才能は、『アメリカン・スクール』(新
潮文庫)の『小銃』や『馬』ですでに現実化している。小島さんの書くものに
は、何故かいつも切迫感がある。人によっては、「悪意」「見えざる悪意」と感
じるかもしれない。小説にすぐに悪意を持ち込みたがる人の書く悪意は、世間レ
ベルの底の浅いものだけれど、小島さんの悪意は全然違う。いきなり何かが歪ん
でいることによってそれは起こる。濁流の中に放り出されて、立たされているよ
うな感じだとも言える。

107 :1:02/06/08 15:14
これが何といっても小島信夫の核心だけれど、全然真似ができない。文章自体
は少しも凝っていないどころか、むしろ雑だし素っ気ない。小島信夫を読むと、
これが本当の文体であり、文体とは表面的な要素のことではなく、リズムのこと
でさえなくて、書かれたことの連なりなのだということがよくわかる。だから、
1日で30枚とか書けてしまう。しかも小島さんは、書いたら前の行さえ読み返
さない。
 「目が悪いから枡目も見えないし、万年筆の字もよく見えていないんだから、
読み返すことなんかできないんですよ」
 この調子でやってきたから、小島さんはおそらく50歳すぎたあたりから、自
分の書いたものは一度も読み直してないんじゃないだろうか。こういう作家もま
た他にいない。ただし『私の作家遍歴』だけは、たまに読み返すことがあるらし
くて、自分でも「たいしたもんだ」と感心するらしい。
 それはともかく、『季節の記憶』を書きはじめたときから、私だって本当は書
き直すことが面倒くさくてしょうがない。だいから、できれば「一発で決定稿」
でいきたいと夢見ているんだけれど、書いた部分を読み返してみるといつもほと
んど弛緩していてどうしようもなかったり、あるいはすごく言葉が足りなく見え
たりして、書き直さざるをえない。たしか前々回、私は「書くとはほとんどの時
間を書いた部分を読むことに時間を費やすことだ」という意味のことを書いたけ
れど、小島さんの場合はこれもあてはまらない。しかしところで、私はそうでは
ないので、延々と時間のかかるサイクルに陥っていて、もう本当に他のことをす
る時間がない。

108 :1:02/06/08 15:17
自由連想って言葉がぴったり。保坂もそんな感じか。

109 :31:02/06/10 10:25
1さん、すごいですね。ホントにメモ帖状態(笑)。
さて、今回は1さんに「ゴルァ」と叱られそうな内容です。
結論から言うと、『別れる理由』は買ってません。土曜日、もちろん
買うつもりで家を出、ちゃんと金を用意して平野書店に行き、棚にしっかり
残っているのを確め、ちゃんと中も確め、いざ、買おうと思ったのですが…

そこでハタと思ったのですが、「俺はこれをいつ読むんだろう」と。2段組でギッシリ
詰まったあの活字を眺めていると、正直、弱気になってきたのです。
小島信夫、もうちょい他のを読んでからの方がいいんじゃないかと…
で、けっきょく『階段のあがりはな』と、新しく棚に並んでいた『美濃』を買ってきました。
この2冊と、いま読んでいる『島』が読み終わって、自分の感心が持続しており、
その時にまだ『別れる理由』を売ってたら、ほんとに縁がある、と思って買うつもりです。

もちろん、小島信夫以外にも読みたい本はたくさんあるんで、けっこう先になるような…

我ながらアホですが、その間に買ってしまう人がいても後悔はしないと思います。
きっとまた見つかる本でしょうから。

110 :1:02/06/11 14:09
えーっと、私のメモ帳というか、私の場合はMacなのでスティッキーズ状態のスレですが、
31さんの気持ちも解ります。「美濃」あったんですね。
私の友人がどうしてもほしいって言ってて、私が代わりに平野などにも頼んでおいたんですが、
あぶなかったですね。私にとられるより31さんが読んだ方が、読者の幅が広がるでしょう。
「階段のあがりはな」は、久しぶりに出た短編集だったんですが、
個人的には小島信夫の短編としてはBプラスってところですかね。本のサイズは好きです。
それでなくても31さんは積ん読なので、「別れる理由」は今買ったとしても、
読了するのはずいぶん先なんじゃないかな、と自分をあてはめてみて思いました。

■小島信夫ひとくち情報Vol.1■
小島信夫は動物占いだとペガサスです。ちなみに私もペガサスです。
だから何なんだと言われると困るのですが……。

111 :31:02/06/11 15:32
>>110
『美濃』、そんなに欲しい人がいたなら買わなきゃよかった。しまった。
どうしよう? お譲りしますよ。なにせ「積ん読」男なので(笑)…
どうすれんばいいですかね? 前に1さんが言ってた HOT WIRED経由
というのがいいんですかね?

あ、それから『島』なんですが、最初の30ページくらいまでは興味津々だったのですが、
その後、だんだんつらくなってきて、いま、ストップしております。
脳が「他の本を読みたい」という信号を出してます。
不遜を承知で言いますが、あれ、失敗作じゃないですか? 「失敗作」という概念が
高みから見た反動的な概念であることはわかっているつもりですが
どうもこの言葉がいちばんピッタリくる。
1さんの『島』の評価はどうなんですか?

112 :1:02/06/11 16:39
>>111
え! ホントに! そいつも喜びます。
文芸文庫スレでも文芸文庫収録希望の人がいました。
せっかくですから31さんが読了してからでもかまいません。
手にはいるのが確実だと分かればそいつも安心して毎日を過ごせると思うので。
HOT WIREDのサイトは↓ココです。

http://www.hotwired.co.jp/

上の方にプルダウンのメニューがあって、そこからLOUNGEを選んで、登録するだけです。
最近まったく使ってないですが、私の名前は「kotaniano」です。
メッセージを送ることができるので、31さんの名前でも送ってもらえれば、
私の方からメールアドレスを返信します。

「島」は、カフカだかカミュだかにハマってた頃に書いたもので、
好みが別れると思います。大江や中上は好きだったみたいですね。
いつか「SFですよね」って書き込みがあったけど、
「抱擁家族」などで小島信夫を読み始めた人には違和感たっぷりではと。
この人の本領発揮は、小説なのか随筆なのか評論なのかわからない作風のものですし。
小島信夫フリークの私でも「小島信夫じゃなかったとしてもこれは」と感じます。
冷静にみると。たぶん31さんは「美濃」の方がお好みのような気がします。
……やっぱり小説を読み慣れている人には、現行品がいいかもしれません。


113 :31:02/06/11 19:17
1さん、HOT WIREDメンバーになりましたですよ。
1さんにメッセージ送ってある(はず)なのでご確認を。
イマイチ使い方がよくわからないんで(アタマ悪くて…)もしかしたら
行ってないかもしれませんが。

ちなみに明日は仕事をサボって、アルゼンチン−スウェーデン戦を観に、
宮城まで行ってきます。

114 :1:02/06/12 13:28
またメモ帳っぽいのですが……。

「島」について。埴谷雄高の発言。
「作者は非常に大きな仕事に取りかかったけれども、
まだ誰もやらなかった最初の仕事であるために
不純物までたくさん背負って仕事をしたという感じがまず第一にするね」
とのこと。
閉塞感が増しているのは今に限ったことではなく、「島」が書かれた昭和30年ごろも同じで、
作者が選んで造型した登場人物の作る世界では、そうした世界を描くことができにくい気がする、
と小島信夫が語っています。
まあ、失敗作といえば失敗作、意欲作ととればとれなくもないようにみえるかもしれない。

115 :31:02/06/15 16:44
下がってきちゃったのでage。
『美濃』を読み始めました。

116 :70:02/06/15 20:10
『島』読了。面白かったけどな。抽象的で。

117 :1:02/06/16 14:18
面白く読むことができれば充分ではないでしょうか。必要条件でもないですし。
まあ、「良い」作品であるという、優れた文芸作品の必要条件を満たしているかというと、
……もう俺の手に負いかねる話になってくるような気もしないでもないとも言い切れないが言い過ぎ。

「美濃」順調に読み進むといいですね。
「島」とは違った感じなので、だいじょうぶだとは思うんですが……。
アルゼンチン残念ですね。弱いところが勝つのも、日本人の俺は好きですが、
あまりに寂しい決勝Tになってしまった印象です。俺はイングランド好きなんですけど。
準決勝で再びアルゼンチンと対決! なんてなれば、どっちが勝っても満足だったのにな。

バティの涙が蒸発した空気を呼吸してきたんですね。
音楽とスポーツは、共有体験がいちばんの魅力なので、
個人的にはビデオやライブDVDなんかは余り好きではないです。好きだけど。
自分がその場所にいなかったものを観ても、すべてを享受できないし、
実際に観たものをコンパクトに観ても、体験を頭で思い返すだけだし。
でもジャニスのライブなんかは俺が生まれる前だから貴重だし……。
よくわかんなくなってきた。

118 :70:02/06/20 16:35
『島』以外に、似たような作品ないか?

119 :31:02/06/21 15:16
昨日、家の近所のブック・オフに行ったら
『女流』(集英社文庫)が100円でした。ラッキーです!

120 :1:02/06/22 16:25
師走のように毎日酒です。

>>118
講談社文芸文庫 戦後短編小説再発見(うろ覚え)というアンソロジーの、
「表現への挑戦」(うろ覚え)に「馬」が収録されています。
同じ講談社文芸文庫から初期短編集「殉教・微笑」も出ていて、
そこにも「城」(タイトルからしてカフカ)など似た感じのものがあります。

>>119
解説が河野多恵子、著者近影が秋山庄太郎のやつですね。
三人揃えば猪鹿蝶って感じです。
珍しく恋愛小説(って呼ぶのかな、こういうの)で、
青い男が年上の女性に恋心を抱く話です。
「永遠に読み継がれる恋愛小説のスタンダード」(うろ覚え)という解説が、
泣かせます。絶版じゃねえかよ!

121 :70:02/06/24 10:56
カミュじゃないか? まあいいけど。
『殉教・微笑』ね。読んでみる。

122 :吾輩は名無しである:02/06/24 13:43
「殉教・微笑」に入ってるのって「城壁」じゃない?
好きな短篇の一つ。

123 :1:02/06/25 01:45
>>121
うっ……。
>>122
あっ……。

124 :吾輩は名無しである:02/06/25 02:05
小島信夫いいねぇ。アメスク。
講談社文芸文庫の立ち上げ時からコンスタントに売れてるな。

125 :吾輩は名無しである:02/06/25 09:23
なんで講談社文芸文庫に小島信夫もっと入れないんだろう。

126 :1:02/06/25 18:16
講談社から刊行された小島信夫の作品で絶版もしくは品切れのものは
「島」
「夜と昼の鎖」
「女流」(集英社文庫にも収録後絶版)
「弱い結婚」
「ハッピネス」
「別れる理由」全三巻
「月光」
「平安」
「静温な日々」
「暮坂」
「こよなく愛した」
「各務原・名古屋・国立」
です。あ〜あ。文庫にしないなら重版しなさい!

127 :吾輩は名無しである:02/06/28 12:37
何から読めばいいんだ?

128 :1:02/06/28 23:57
>>127
ええと……。
短編なら「殉教・微笑」です。それしかないです現行品。
芥川賞受賞作と候補作全部収録されています。
長編なら「抱擁家族」です。
あとは「うるわしき日々」しか現行品がないのですが、
これは「抱擁家族」の続編なので。
みっつとも講談社文芸文庫でまだまだ続いています。
短編にしても長編にしても代表作なので、どちらかお好きな方でよいかと。

129 :吾輩は名無しである:02/06/29 18:52
「こよなく愛した」
「各務原・名古屋・国立」

これはまだ手に入ると思うよ。
「こよなく愛した」はもう在庫分だけだと思うけど、紀伊国屋とかに普通にあったし、
「各務原・名古屋・国立」は再版ではないみたいだけど、新刊みたいに平積みだった。
紀伊国屋で。

130 :1:02/06/29 20:46
amazonにもありますね、「各務原・名古屋・国立」は。
ない書店で取り寄せようとしても無理のようなので、
品切れ扱いしちゃいました。
大きな書店が近くにある人がうらやましい……。

131 :吾輩は名無しである:02/07/02 10:31
「各務原・名古屋・国立」を運良く古本屋で発見して
読み始めたところです。各務原の4を読んで,「この紹介
文も何やら恐ろしい感じがする」と思ってみたり,「舌を
巻く」の部分を読んで「書きつづけることで浮かび上がる
無意識の主張、自動筆記?」とか思ってみたり。脱線して
おいて「もとにもどりましょう」の一言でひょいっと戻った
り。おもしろいです。この方法は「猫」で漱石も使って
ましたね。(それとも教師をしていたことと関係あるのかな?
先生って良くこういう話の戻し方をする)ところでこの本は帯に
ある通り小説なのですか?それとも講演集ですか?エッセイで
すか?「只今ご紹介いただきました」…?これぞ真骨頂?>112

132 :吾輩は名無しである:02/07/02 11:15
>>131
もどるもどるといっておいて、全然戻らなかったりして。
横山準之介はどこに。

133 :1:02/07/02 13:25
某スレに書き込んだものをセルフコピペします。
小島信夫って誰に似てる?と聞かれて答えたやつです。

   ┌─坂口安吾┐          ┌正宗白鳥
 牧野信一    ├夏目漱石─梶井基次郎┤
      石川淳┘          └徳田秋声

    西脇順三郎┐
         ├福田恒存(新字スマン)
    福原麟太郎┘

小島信夫は今でも手書き。もちろん文字は繋がってる。
遅筆や寡作という名の怠惰な小説家が多い中、
小島信夫は締め切り3日前から一気に書き上げ、ちゃんと期日を守る。
そんな書き方をしているので、全体構成の組み直しとかをやってない。
だから思いつくまま書いていって脱線してるんじゃないかな。
でも意識的なところもあるんだけど。
脱線が腹立たしかったりイライラするタイプの人は、小島信夫、合わない。

>「只今ご紹介いただきました」
一歩間違えば筒井康隆。「X氏との対話」なんかも、芸術に関するエッセイのはずなんだけど、
「これは小説か?」とか帯に書かれてる。
小説って言っておいた方が売れるのではという出版社の魂胆が見え隠れしていなくもないように思えると言っては言い過ぎか。
現実を書いていても、書いたら虚構。逆の作家が多いけど。だから好き。

134 :吾輩は名無しである:02/07/02 13:39
口述筆記なのかと思ったことがあります。

135 :70:02/07/04 00:45
『殉教・微笑』読んだ。
良かった。いろいろ技もってんだな。

136 :1:02/07/04 14:48
持ってます。同じようなものじゃねえかという意見もありますが。
70さんは「島」を読んだ後だから、なおさらそう思ったのかも。

137 :吾輩は名無しである:02/07/05 12:17
小島信夫が取り上げるものが好きかも。
矢内原+ジャコメッティ!「各務原」のラストを見ると,
やっぱ、シュルだ!とか思いこんじゃいます。でも確信
は持てない…。語りのモチーフとして織り込んだ感じが
します。別方向に1歩間違えばちょっと、大江健三郎っ
ぽいところもあるような。表、すごいですね。これが
全部把握できたら、もっと面白く読めそう。
「フィクションのつもり」ってところでチョトワラタ。

138 :1:02/07/07 01:11
煙に巻くようなところがむかつく読めないですね。
そのノラリクラリを楽しめないと。
>>137
「X氏との対話」は、いろんな芸術家についての話で、
しかもこれまた小説なのか随筆なのか評論なのかわからないので面白いです。

「各務原〜」のあとがき、「本にするに際して、前回と同じくなんとか君に、
これからお世話になる」っていうのも腰がくだけてよかった。

肩すかしや腰くだけ連発の読みやすい文体なので、
なかなかそこに書かれているものを享受できないですが、
慣れてくると、ごりごりで難解ないかにも純文学という文体では感じることのできない、
ある種の印象を与えてくれます。

139 :吾輩は名無しである:02/07/07 19:39
aegaagegaa

140 :吾輩は名無しである:02/07/10 18:50
wanage

141 :吾輩は名無しである:02/07/11 09:28
「X氏との対話」、面白そう!でもその前に
「実感・女性論」と文学全集「小島信夫」が
控えているのです。ニヤリッ。

142 :吾輩は名無しである:02/07/12 03:15
小島信夫賞は古井が審査員なんだってなあage

143 :吾輩は名無しである:02/07/15 19:19
坪内祐三という人が群像で「『別れる理由』が気になって」
を連載していますが、読んだ人います?

144 :吾輩は名無しである:02/07/15 19:22
ブクオフで新潮文庫「アメリカン・スクール」を100円で購入。
ただそれだけだけど。

145 :吾輩は名無しである:02/07/16 21:52
たまには1さんに代わって上げてみよう。
1さんどうしちゃったのかな。もう一週間くらい来てないけど。

146 :31:02/07/17 11:43
>>145
そうそう、実は僕も気になってる。1さん、どうしたのかな?
ちなみに僕はいま、『階段のあがりはな』を読んでます。

147 :1:02/07/18 13:33
すみません、パソコン壊れて(起動中にフリーズ&時計が1904年1月1日になる)修理に出していました。
今日戻ってきたけど、直ってなかった。さすがアップル。機能拡張なしで起動しました。
おしおきの電話をかけようかどうか(また修理に出そうかどうか)悩んでいます。
上げてくれたた人ありがとうございます!
ぼくはいま、「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」を読んでいます。
31さん、集英社文庫の「小銃」を探しています。単行本は高いので。

148 :吾輩は名無しである:02/07/18 16:33
小島信夫とP・K・ディック。

149 :吾輩は名無しである:02/07/19 01:08
>147
1さん、心配しました。よかった。というわけで、安心age。

余計な、おせっかいですが、パソコンの件、起動できている
うちに修理されたほうがよいと思います。念のためにデータ
のバックアップも取っておかれることをお薦めします。

150 :1:02/07/20 03:41
>149
ありがとう。データはMOに保存する癖がついているので大丈夫です。
今日は機能拡張なんかもバッチリで起動できました。SHIFT押しながらだけど……。
直したいのにメーカーが「悪いところはない。テストもクリア」って言うのは何でだろ?

というか、何人もスレ見てることに驚いた。

>>142
地域振興的な賞なのに古井とは、岐阜もなかなかのもんです。
生きてる間に賞ができるのはいいことなのか否か、俺には判りません。

>>143
うちの近くには群像を置いてる書店がありません。
俺にはその内容が気になって仕方ありません。

151 :吾輩は名無しである:02/07/21 16:28
昭和46年刊行の全集が10000円だった。
買わなかった。

152 :吾輩は名無しである:02/07/21 19:30
一万は厳しい。
あ、でも一巻二千円もないことを考えれば買い得か?

153 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/21 20:07
『抱擁家族』読んだけど、どこがおもしろいのかさっぱりわからなかったな・・・
ひとの価値観ってさまざまなんだねと感じた一冊です。それだけ。
いわば記念カキコですので無視してくださいませ。

154 :吾輩は名無しである:02/07/21 21:06
オイラ\12000で買ったYO!
1冊\2000だから満足してたのに・・ぅぅぅ。

ヒッキー処女には解んないから美香は自分の刷れにモドレ!

155 :美香 ◆5qBZxQnw :02/07/22 00:29
>>154
はい、お手をわずらわせて申し訳ありません・・・ふ。

156 :吾輩は名無しである:02/07/22 21:21
>>150
1さん
坪内祐三「『別れる理由』が気になって」が気になって仕方ありません
とのことなので書込みます。

五月号の「小島信夫の家族小説」という特集からはじまった連載で
六月は一回休み七月、八月と「その三」まで続いています。

・『抱擁家族』や『アメリカンスクール』を江藤淳の『成熟と喪失』の影
響で読んだことの相対化。

・『別れる理由』の長さ(『群像』一九六八年十月号〜一九八一年三月号)
と特異な構成。
#連作小説『町』が『別れる理由』と題されたのが一九六八年十月号から
#著者は『別れる理由』の主人公は前田永造でも、作家の「私」でもなく「
時の奇妙な流れ」ではないかと述べています。

・連作『町』(『ワラビ狩り』と改題、『ハッピネス』(講談社)所収)との関係

・『群像』一九七〇年十月号の大江健三郎、吉行淳之介、小島信夫の鼎
談「現代文学と性」(二五章の連載と同時)
#小島が「ひとの家庭にもぐり込む可能性がある。」ばかりか、「下手をすると、
それに子供がいないとおもしろくない」と発言して、大江、吉行から「極悪人
」、「かなり悪質な人だ。」と言われているのがおかしい。

>153
未読でしたら、江藤淳『成熟と喪失』を読まれてはいかがでしょうか?

157 :吾輩は名無しである:02/07/22 23:09
夏に数少ない良スレ。
いい感じで情報交換できてますね。
私は勉強させてばかりですが。

158 :1:02/07/23 02:57
>>156
ありがとうございます! おもしろそうだなぁ。
バックナンバー取り寄せようかな……。
短編連作は「ハッピネス」に全編収録されてるけど、
「別れる理由」との関係なんて考えたこともない。
中期からは夫婦関係が主題で、
「夫のいない部屋」なんて帯に「情事小説」なんて書かれてるから、
極悪人かもしれない。でも夫婦愛とかのエッセイも多い。
ううむ、読みたい。主人公は時の流れ! まさにそんな感じですね。

「成熟と喪失」読めば興味持つと思うんだけどな。どうなんだろ。

159 :吾輩は名無しである:02/07/30 13:19
のぶお

160 :吾輩は名無しである:02/07/30 18:03
こじま

161 :吾輩は名無しである :02/08/02 18:19
age

162 :吾輩は名無しである:02/08/02 19:34
あれ、「成熟と喪失」は必読なんですか。
それ読んでないけど小島面白いと思うよ。

163 :1:02/08/03 21:47
そうですね、必読じゃないですが、
いろんな作家を読んでる人なら、
成熟を読んで興味を持ってというのもいいかと。

逆に小島信夫の評論も面白い!

164 :31:02/08/07 19:22
そろそろヤバいので保守age。
最近の文学板では稀な良スレゆえ。
そういえば大庭みな子と対談してましたね。

165 :吾輩は名無しである:02/08/07 22:41
大庭みな子はよく小説に出てくるね。

166 :1:02/08/11 06:00
大庭みな子はいろんな作品に出てきますね。
なんだか仲良しだった気がしますが……ええっと、たしか……
ちょっと寝ていいですか?

31さんageてもらってすみません。いつもいつも。


167 :吾輩は名無しである:02/08/11 16:15
うーんと、最近図書館で借りた吉行淳之介「犬が育てた猫」に
「小島信夫その風貌」というエッセイがあったので、独善的に
引用します。(邪魔な引用になってしまったらごめんなさい。)

小島信夫のエッセイに「市ヶ谷駅付近」(『新潮』昭和三十四年
四月)というのがあって、気に入った作品だ,と自分で言っている。
  …(以下しばらくはエッセイの概略と引用。省略)…
 それでは、小島信夫は芥川賞を意識しなかったか。私たちとは
違う屈折のかたちで、「芥川賞なんかもらっては迷惑」という気分
を含んで、その賞を意識していたような気がする。その頃の小島
信夫の作品に「犬」というのがあって、芥川賞をほしがる新人の
群像をアイロニカルに書いていて,私などもかなりオーバーな役
を割り当てられている。そして、作者はずっと観察者の立場にいる。
しかし、アイロニイは人も刺すが,自分も刺すというのは自明の
理で、そうでなくては書く意味がない。「犬」を書いたことは、
小島信夫が芥川賞に彼独特のかかわり合い方をしていた,という
証拠でもあろう。因みに,いま新人賞は数え切れないくらい
たくさんあるが,当時は芥川賞だけで「文學界新人賞」もまだ
出来ていなかった。(この後2行省略)
 小島信夫としては,年長者の自分が、若い連中と同級生のように
振舞うという立場に身を置いたことにたいして、にがにがしい
気分がいつもついてまわっていたのだろう。また、同人雑誌の
キャリアも長く,その仲間たちの目も意識しないわけにはいか
なかっただろう。商業ジャーナリズムのつくった新人のための
会に参加している自分にたいして向けられる,旧友達の咎める
目も当然意識に上ったろう。それに、彼の資質自体が、物事と
ストレートにかかわり合ったままでいられるものではない。

168 :十数行くらい省略してつづき:02/08/11 16:34
 …「現代文学と性」(『群像』昭和四十五年十月号)という鼎談
(小島信夫,大江健三郎、および私)のうち、小島信夫の面目躍如
の部分を紹介して終わりにしよう。(一文省略。)
『大江 小島さんは結局、家庭を一つの単位構造体とした人間関係
というものをお書きになっているのじゃないかと思うのですけれどね。
 小島 結局そういうことでしょう。あまり外へ……。
 大江 出ないから?
 小島 遍歴しないということは,いってみれば、遍歴するときに
また家庭へもぐり込むということじゃないでしょうか。
 大江 外へ出ない覚悟をすれば,家庭というもの自体がたいへん
なことでしょう。
 小島 どうか知らないが,とにかく娼婦なりそれに類した人と
いろいろ交渉を持つくらいなら、どちらかというと、ぼくはひとの
家庭にもぐり込む可能性がある。
 吉行 家庭にもぐり込むという意味は性的関係を含めてですね。
 小島 もちろんです。たとえばよその家へ行って,よその女を
つねったってしようがないでしょう。
 大江 しかしそれは相当なことですよ』
 (一文省略)このあと、小島信夫の意味深い長い発言があるが,
長くなりすぎるのですこしだけ再録しよう。
『吉行 それはそれぞれの好みの問題だね。ぼくは、これから
対象とする女のたとえば親とか兄弟の顔を知っていると,もう
いやなんです。亭主の顔を知っているのももちろんいやだ。
ところが、それを知っていることが何ともいえない複雑な味わい
になるという人もいる。
 小島 ぼくなんか、どっちかというとそっちのほうだね、下手
をすると。それに子供がいなければおもしろくない。
 吉行 これはかなり悪質な人だね。
 小島 ということは、たとえばそういうふうに複雑であり,がん
じがらめになっているということにおいてその人に何ものかを感ずる。
ぼくがいま言ったような形だと、どこにも性器というものはないわけ
です。少なくとも……。
 大江 これは極悪人ということだ。人間が極悪人であるということ
を自分で自覚するためにしても、家庭ということのほかに方法がある
でしょう。
 吉行 これはおもしろい。
 大江 小島さんがそれを裏切るとか軽蔑するとか……。
 小島 そういうのも一つですよ』

ここで結びになっていました。

169 :168:02/08/11 16:41
…しまった、>>156さんが上手く省略して書いていらっしゃる…。
冗長なことをしてしまいました。ごめんなさい。

170 :吾輩は名無しである:02/08/13 21:10
漱石を読むってどこで買えますか?
古本屋とかいきたくないので。

171 :吾輩は名無しである:02/08/14 07:46
大庭みな子さんも「小島さんは悪人でいらっしゃるから」とかなんとか、
吉行さん、大江さんとの対談を前提にしたみたくとれる発言をしてたよ。
遍歴するくらいなら、相手の家にもぐり込みます。
やってるかどうかは別にして、そんなことをする可能性があります。
なかなかいえないよね。尊敬。

172 :吾輩は名無しである:02/08/20 16:53
>>170
以前このスレの1さんが、
在庫のあるサイトを紹介していたけど、
誰かがすぐに注文してた。

173 :吾輩は名無しである:02/08/22 00:36
>>167-168
読めなかったので役に立ったよ。

174 :吾輩は名無しである:02/08/22 00:54
『暮坂』…このじーさん、相当なもんだ。
ボケ方が堂に逝ってる、かなり若い時からボケ続けてきたと思われる、
森敦に極めて近いところにいたというから、むべなるかな。
私小説家として読めば、なにげにオモかったりするな…、
西田幾多郎を思い出した、ふと。

175 :1:02/08/23 05:25
おひさしぶりです。

西田の『善の研究』と九鬼の『「いき」の構造』は日本的倫理観を文字にした作品でずっと読んでますが、
そういうのは気づかなかった。あらためて読んでみようかな。
それとも他の著作がいいのかな……。

小島の作風が私小説かどうかというのは難しいですね。
俺個人としては、周囲にあるものを題材にしながらも虚構を構築しているという印象です。
そうでないと『抱擁家族』なんかも読むのがつらい。奥さん死んで再婚してるし。

176 :吾輩は名無しである:02/08/25 06:46
西田の本が発売される前日は書店に行列ができたのも今は昔。

177 :吾輩は名無しである:02/08/25 07:00
そんな時代があったんですか?

178 :吾輩は名無しである:02/08/25 07:03
『文学部唯野教授』に書いてあった。
本文か註かは忘れた。

179 :174:02/08/25 07:45
>>175
西田を思い出したのは、私小説的に…ということ。(苦笑)
西田は子沢山だったが、何人も死んだし、生き残った子も病弱だったり、
妻はある日突然脳出血で倒れて寝たきりになり(数年後死去)、
どうしようもなく次男の婚約者に家に入ってもらって急場をしのいだ。
後妻をもらうが、遠くに住む娘への手紙に「家へ手紙をよこす時の宛名は
(妻の名と)連名にしなさい」と書くなど、一生
後妻と実子らの間にあって、細かく気を遣った。……
小島は、小説に「構築」できる分、救われているわけだな。
西田の方は、
参禅しながらも、親友鈴木大拙の域までは、達することができなかった。
言葉が置き去りにされる淵の、あくまでも手前に在って、
なんとか淵と淵の向こうを覗きみようと苦闘したのが『善の研究』。
小説読みが読んで楽しい本じゃない(w



180 :吾輩は名無しである:02/08/25 10:09
たまに上がるけど、なぜかここは困ったコテハンが来ないね。

181 :吾輩は名無しである:02/08/25 10:44
>>178
ホントにあったんだそんな時代

182 :大島信子:02/08/25 12:28
そうよ あつたのよ

183 :吾輩は名無しである:02/08/25 14:15
石川淳の随筆を読んでいたら、武林無想庵のところで
「働かざるもの食うべからず」の流行語に対して
「働くはたらかねぇで人間の値打ちが決まるものなら
馬にかなうやつはありやしねぇ」という言葉があった、
と書いてあったけど,「馬」とかんけいあるんでしょうか。
「馬」は昭和29年発表、件の流行語は大正時代のもの。

184 :吾輩は名無しである:02/08/25 19:18
>>147
>>148
小島信夫とP・K・ディック

といえば、小島信夫が『漱石を読む』かあるいはその時期の本で、
「エイリアン」と「ブレード・ランナー」を混同していた覚えがある。


185 :大島信子:02/08/26 13:11
>>183
そうよ あつたのよ

186 :吾輩は名無しである:02/08/27 21:34
ひでえHNだなw

187 :吾輩は名無しである:02/08/29 11:09
『女流』100円ゲト。兄貴の妻に恋する恋愛小説。
小島って恋愛ものってイメージじゃなかったけど読みます。

188 :吾輩は名無しである:02/08/29 13:26
筒井との対談の話題がありましたが、こんなエピソードを見つけました。

筒井康隆が対談形式で講演をやったことがあった。
その相手は小島信夫で、筒井康隆は小島信夫のことを以前から尊敬していたので、講演の後、別れ際に「またお会いしましょう」と声をかけた。
すると小島信夫は、「いえ、それはないでしょう」と一言応えて去っていったそうだ。
その言葉に、筒井康隆は「かっこいいなあ」と感想をもらしていている。
------------------------------------------------------------------------

 チェーホフの「三人姉妹」は、「桜の園」と併録された新潮文庫を持っているにも関わらず、
今まで気付かなかったのはまったく迂闊なのだが、
小島信夫が「いえ、それはないでしょう」と言ったとき、
彼の頭の中には「三人姉妹」におけるヴェルシーニンの台詞が頭をよぎったのではないだろうか。
たとえそうでないとしても、その時の様子を記述する筒井康隆の方が、
「三人姉妹」のことを想起したのではあるまいか。


189 :187:02/09/07 21:19
『女流』読んでみたが、
こういう作風なのか小島?
もっと難解だと勘違いしていた。

190 :吾輩は名無しである:02/09/11 07:10
そろそろ終わりなのかな、こういうちゃんとしたスレ・・・

191 :吾輩は名無しである:02/09/11 11:53
いや、地道に継続していこう。

192 :吾輩は名無しである:02/09/11 12:40
>>188
面白い! それは、両方ありうるナ…ニヤリッ
それにしても、小島、かくいい! そぉいうふうなとこ、あるで、確かに。
感動する筒井もいい、その辺りが筒井の素顔なんだよな、ホントは。

193 :吾輩は名無しである:02/09/11 14:03
この小島って、まぼろしママの作者?

194 :吾輩は名無しである:02/09/11 14:37
小島武夫

195 :吾輩は名無しである:02/09/12 23:35
庄野スレができているので便乗age

196 :吾輩は名無しである :02/09/13 05:08
そういえば遠藤周作スレ、消えてますね。

197 :吾輩は名無しである:02/09/13 13:20
安岡、吉行スレまだぁ〜

198 :吾輩は名無しである:02/09/13 15:09
島野スレまだあったか?(w

199 :吾輩は名無しである:02/09/18 22:27
美香には理解不能のようで嬉しい限りだw

200 :吾輩は名無しである:02/09/22 23:27
庄野スレ、盛り上がってないね。

201 :吾輩は名無しである:02/09/24 21:49
第三の新人スレの生息状況を報告するスレでつか?

>>196
まだあるよ

202 :吾輩は名無しである:02/09/25 06:50
なんで講談社文芸文庫で『別れる理由』ださないんだろ。

203 :吾輩は名無しである:02/09/25 07:48
>>202
ネタですか、シャレですか。
小島信夫「別れる理由」を文芸文庫に入れるくらいなら、
渡辺淳一「別れぬ理由」を文芸文庫に入れた方がまし。


204 :吾輩は名無しである:02/09/25 09:08
>>202
単行本が上下二段組みの五百ページ全三巻ってことを知っての発言か?

205 :吾輩は名無しである:02/09/25 09:37
えー、『別れる理由』は文庫化すると京極夏彦状態の全三巻になってしまいます。
すてきな値段の文芸文庫のこと、一体いくらになるのやら。
であれば古本を買った方が安くつく。だいたいセットで5000円しないですよ。

206 :吾輩は名無しである:02/09/25 10:39
『別れる理由』よりも『美濃』を文庫化しやがれ講談社

207 :吾輩は名無しである:02/09/25 16:59
小島信夫とならんで後藤明生も文庫化を激しく希望するのだが。

208 :吾輩は名無しである:02/09/25 17:02
後藤明生とならんで古井由吉も文庫化を激しく希望するのだが。

209 :吾輩は名無しである:02/09/25 17:34
今、『うるわしき日々』を読んでいるところ。
文体に
「困ったねぇ、本当に困った。。。呟いてはみるけど
誰も助けてくれないのは分かってるし、
でも呟いておこうよねぇ、困った…」
という感じの困惑と疲労が表れていてすごい。
しかもそれを自覚していてエピソードまで交えて確認
しているのが面白いやら悲しいやら。
いや、それどころの内容じゃないんだけど。

210 :吾輩は名無しである:02/09/25 17:37
ボケ老人でも「枯れた」文体でもないからスゴイよこのジイサン。

211 :吾輩は名無しである:02/09/25 17:49
潤ってます。優雅に婉曲した表現だと思う。
寄り道感が好きで。個人的な印象ですけども。

212 :吾輩は名無しである:02/09/27 10:59
良スレあげ

213 :1:02/09/27 15:56
久しぶりです。

>>188
なかなかいかしたセリフですなぁ。二人の人間味があらわれてる。

>>189
『女流』はいささか風味が異なっています。
婦夫ではなく不倫は珍しいです。
でもそっちの方が清らかな印象になっているのがおかしいです。
あまり小島の特長が出ていないと言ったら言い過ぎのような気もしないでもない。

>>206-208
講談社文芸文庫はまだまだ続くかスレのような話題ですねw
絶版の方が多い作家っていうのは、好きになるとたまってものではないw

>>209
最新作もそんな感じです。しかも脱線しっぱなし。

214 :吾輩は名無しである:02/09/27 15:57
http://yahooo.s2.x-beat.com/

215 :吾輩は名無しである:02/10/05 16:32
保坂和志氏との往復書簡はどうですか?

216 :吾輩は名無しである:02/10/07 09:55
>>215
小説作法としても読めるみたい。
保阪本人のサイトでも、よく小島信夫について書いてるね。
品切れになる前に買っておこうと思っていたけど、
もうないかも・・・。
でも積読が・・・。

217 :吾輩は名無しである:02/10/12 19:06
保阪スレできたので便乗age

218 :吾輩は名無しである:02/10/12 21:36
「大学生諸君!」って知ってる?昨日100円で買ったんだが。

219 :吾輩は名無しである:02/10/17 11:19
文化庁age

>>218
エセーですね。この人のエセーは、当たりはずれがデカイ気がします。
うちにも何冊かありますが、未読の方が多いです。
何でも引き受けるいいひとだったのでしょう。
過去形なのは死んだからではないです。

たまにドキリとする箇所があるのがこの人のエセーの特徴かな。
いつもの口調で書かれるから流してしまいそうだけど、
おいおいおまいさん普通の顔して何言ってんだよ、
という突っ込みをたまに入れたくなります。

220 :吾輩は名無しである:02/10/18 02:11
エッセイは本領発揮ではないと思われ

221 :吾輩は名無しである:02/10/19 17:19
柄谷の必読書150で未読のものを春からちまちま読み続けてんだけど、
『成熟と喪失』が150に入っているのに『抱擁家族』が入ってない。へんなの。

150はあとセリーヌだけだが、見つからない!

222 :吾輩は名無しである:02/10/21 16:03
坂口安吾スレでちょっと話題になってたね。

223 :吾輩は名無しである:02/10/25 16:09
ブクオフにセリーヌ、たまに100円で置いてあるからね。

224 :吾輩は名無しである:02/10/25 20:33
へ〜こんなスレあったんだ。
この板にしてはマトモだねw

『抱擁家族』はいいね。
『別れる理由』は見つけられないね。

225 :吾輩は名無しである:02/10/25 23:55
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!


226 ::02/10/26 00:51
この、ものすごく無礼なカキコについてのお詫び。

田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m

227 :_:02/11/02 00:57
age

228 :リンクが消える前に:02/11/06 02:48
読売『各務原・名古屋・国立』
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20020512ii10.htm

読売『小説修業』
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20011105ii08.htm


229 :吾輩は名無しである:02/11/11 13:40
いやこの人はマジですごいよ。
なぜか文学板の優良コテハンは海外文学に重きを置いているが、
この人の作品も読んでみてほしいね。

個人的にはixionの「島」評とか。

最近1さん来ないね・・どうしちゃったのかなあ。

230 :吾輩は名無しである:02/11/12 13:03
講談社文芸文庫の戦後短編集で知りました。
この人目当てで買ったわけじゃないのですが、
なぜか印象に残っています。
おすすめの作品はありますか?

231 :吾輩は名無しである:02/11/13 02:48
『抱擁家族』でいいのでは。
代表作であり、入手しやすい。

232 :吾輩は名無しである:02/11/13 09:20
戦後短篇のアレだったら、読んだのは「馬」だよね?
おれはその為に十巻買った。
だとすると、テーマ的に関係がある「抱擁家族」か、初期短篇集(小島の初期短篇は
どれもいい)の「殉教・微笑」をお勧めする。
どちらも講談社文芸文庫。
最近のも単行本でいくつか出てるけど、あまりお勧めは出来ないなあ。
「各務原・名古屋・国立」とか、講演だか小説だか訳分からない面白さがあるけど。

233 :吾輩は名無しである:02/11/13 10:25
>232 それ、出てくる本とかこまめに読んでいくと割と構造は複雑
(?)で面白い。多分、さりげなくある人を貶めている。
「各務原・名古屋・国立」。その為の一冊と見た。(ってもネタだと
思うけど。)

個人的には『うるわしき日々』と「アメリカン・スクール」お勧め。
とくに前者の「家族の誕生」の章が好き。春樹好きならそういう
面でもまま嬉しいかもしれない。(『抱擁家族』の続編です。)

234 :吾輩は名無しである:02/11/14 02:42
今思えば初めて読んだ文学作品が抱擁家族だったな。
なんなんだろうこれは?!と18の時にガーンときてそれから文学と名の付くものを読み漁った。
小島信夫の名前を見るたびひっかかるものがあったけれど読み返すことのないまま二年の時が過ぎ。
このスレッド見て読み返したくなったよ。明日は抱擁家族の文庫持って出かけることにする。

235 :勘弁 ◆cheerzFXQc :02/11/14 04:50
小島信夫の作品は、虚構である小説形式を見つめ直すことに意識の重きが置かれている。
だから最近の作風が小説のようで評論のようでエッセイのようになっているのは、
単なる痴呆症ではないと思っている。一人でぼんやり。

口述という説も根強いけれど、この人は書いてる。
意識の流れなんていうものではないけれど、
話が脱線するのには、ちゃんとそれなりの理由もある。

埴谷雄高も指摘しているように、中期の小島信夫はその装置に気をとられたのか、
作者の苦悩までもが伝わる作品が多かった。
しかしその後は誰も訪れたことのない場所を見つけた。
その集大成が『別れる理由』なんだけど長くて敬遠されがちだねこれ。

初期の短編も傑作揃い。
被爆国でありながらアメリカ人に卑屈な笑顔しか浮かべることのできない宿命を、
ありがちな雰囲気ではなくユーモラスに書いているところが、さすが小島二等兵。
あ、上等兵だったか。

236 :吾輩は名無しである:02/11/14 10:06
>>235
中期の小島の作品ってたとえばどれがそれに当たるんですか?
現行手に入るものしか読んでないので、全体像が把握できないんですよね。
島や女流は読んだのですが。
そういえば「名古屋〜」の脱線っぷりで思い出したのだけど、ここは後藤明生の出番でしょうか。
「吉野大夫」のエッセイか紀行文か小説かの区分けが出来ないような作風。

237 :吾輩は名無しである:02/11/14 23:09
あげ

238 :吾輩は名無しである:02/11/16 21:35
後藤明生さん…お話が連鎖する作風だと目録で読みました。
実際に読んだことがない厨なレスで申し訳ないです…。
堀江敏幸さんの『熊の敷石』も似ている、と「各務原〜」で書いて
いましたよね。これはあなたの技だわ、と奥さんがおっしゃったとか。

239 :吾輩は名無しである:02/11/23 10:27
age

240 :吾輩は名無しである:02/11/24 12:17
>>221
渡辺が小島嫌いなんだよ。「別れる理由」は、そうとうあいつに貶されてたな。


241 :吾輩は名無しである:02/11/26 17:59
大学の授業で「抱擁家族」が取り上げられました。
初めて小島信夫の作品を読んだのですが、現実感があるようでないような
奇妙な小説だと思いました。登場人物の台詞や行動が
まるで下手な演技でもしているかの様にかみ合っていないな、と。

他には安岡章太郎「海辺の光景」や島尾敏雄「死の棘」、阿部公房「他人の顔」
などの作品を取り上げました。

242 :吾輩は名無しである:02/12/02 23:28
 私も以前、大学の授業で取り上げられました。同じく海辺の光景も。
 「抱擁家族」ってタイトル見た時は、ほのぼのホームドラマみたいなのだと思ってました。



243 :タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/02 23:35

注意:「海辺の光景」を「うみべのこうけい」と読んではいけない。

244 :241:02/12/02 23:45
>243
「かいへんのこうけい」だよね。
知ってるよ。

245 :吾輩は名無しである:02/12/13 19:12
良スレ保全age

246 :吾輩は名無しである:03/01/02 05:49
sageほぜん

247 :吾輩は名無しである:03/01/04 01:00
安岡章太郎の作品で「夕陽の河岸」ってあるよね。新潮文庫版では奥付に「ゆうひのかわぎし」ってなってるんだ。
「ゆうひのかし」って読むのがほんとうだよね。

248 :吾輩は名無しである:03/01/16 23:08
age

249 :吾輩は名無しである:03/01/17 00:27
1さん、元気かな。31です。オレ、正月に『暮坂』読んだよ。
すごく良かった。やっぱただならぬ作家だね。

250 :吾輩は名無しである:03/01/19 01:54
>249
>1さん、元気かな。31です。オレ、正月に『暮坂』読んだよ。
そういう31氏も、久しぶりなのでは....。
1さん、パソコンの調子が悪いとか。仕事が忙しいのかな?



251 :吾輩は名無しである:03/01/19 03:55
既出かもしれないけど、
保坂和志が文芸雑誌に寄稿してた『うるわしき日々』に関する文章、
小島信夫の本質を突いてて読み応えがあったような気が。
どなたかご存知ないですか?

252 :山崎渉:03/01/20 01:43
(^^)

253 :吾輩は名無しである:03/02/08 03:29
保阪自身のサイトでも小島信夫についてかなり語ってる。

254 :吾輩は名無しである:03/02/27 21:09
小島さん、明日88歳の誕生日を迎えます。おめでとうございます。

255 :吾輩は名無しである:03/02/28 01:09
ハッピバースデー信夫!
最近群像にも発表してないけどお体だいじょうぶかしら。

256 :吾輩は名無しである:03/02/28 01:23
え!本当!
新潮、文學界(はないか)にも書いてないの?

257 :吾輩は名無しである:03/02/28 01:33
>>251
たぶん「小説修業」

258 :吾輩は名無しである:03/02/28 16:06
マジで最高齢だなあ。

259 :吾輩は名無しである:03/03/07 17:10
牧野スレ&安吾その2スレたち便乗age

260 :吾輩は名無しである:03/03/07 17:11
(*゚∀゚)アホウ!

>259
好きな作家かぶるなあ。。。

261 :吾輩は名無しである:03/03/07 18:13
アメリカンスクール大好き

262 :bloom:03/03/07 18:18
http://www.agemasukudasai.com/bloom/

263 :吾輩は名無しである:03/03/07 18:33
小島ファソの方々にお聞きしたいのですが
「うるわしき日々」
作中のアルコール中毒末期の倅って、マジネタ?フィクション? 
非常に気になる。

264 :吾輩は名無しである:03/03/08 00:09
今日、新潮文庫の在庫切れ『アメリカンスクール』100円ゲト。
文芸文庫の短編集にない作品もあって嬉しい。

265 :吾輩は名無しである:03/03/08 01:26
あのアル中息子はどうなったの?

266 :吾輩は名無しである:03/03/08 01:31
アル中息子 is dead.

267 :吾輩は名無しである:03/03/08 01:41
>>266
マジ?
「うるわしき日々」は核の部分は事実だったのか。

268 :吾輩は名無しである:03/03/08 01:47
「第三の新人」の長兄的存在として大方の文学賞を受賞し、芸術院会員、
文化功労者と評価を究めてきた最長老格の作家が、今さら晩年の困難を
世間に知らせなくともいいではないか――と、当初は反対する意見も周
囲に多かったと聞く。しかも初めて挑戦する新聞小説という体力勝負の
仕事だ。

 それでも執筆に挑んだのは、「もはやこの事態をくぐり抜けるには、
小説に書くことしかなかったんですよ。長い間、戦後と呼ばれた時代を
生きてきて、今どんなところに私は行き着いたか。集中して考える機会
だとも思いました」

269 :吾輩は名無しである:03/03/08 01:54
そうか、漏れはむかし「アメリカンスクール」読んで、
巧い香具師だなと思ったが、書く必然、のようなものは感じなかった。
アル中息子はマジネタだったのか。
業が深いというか、作家になれて良かったじゃねーか。

270 :268つづき:03/03/08 12:05
感慨深げな小島氏の姿から、氏が数年前に著した評論「漱石を読む」の一節が
思い出された。
 〈遂に、一人の作者が、大事なことは心を開くことだ、という結論に達した
ということは、驚くべきことだ〉
 心を開く。晩年の漱石の境地を小島氏も共有し、そして書かれたのがこの小
説ではないだろうか。
 そしてこの困難な晩年に「『うるわしき日々』と銘打つことなど、小島信夫
以外のだれにできるだろう」と、盟友、大庭みな子氏は感嘆する。
 月下美人の花に見入りつつ、〈愉楽と拷問とがいっしょになり、この苦しみ
がないかぎり、この楽しみはないと教えているみたいでもあった〉と感ずる三
輪俊介、小島信夫氏。私たちはこの老作家の、小説との捨て身の向き合い方を
永く記憶しないわけにいかない。

271 :吾輩は名無しである:03/03/09 01:29
坪内祐三の「『別れる理由』が気になって」が『群像(四月号)』
から連載再開。休載が長引いた理由と、再開した理由が面白い。
『新潮』二〇〇三年一月号に載った小島信夫の「青ミドロ」に
言及。



272 :吾輩は名無しである:03/03/09 03:21
群像近くに売ってナイ!

273 :吾輩は名無しである:03/03/11 10:00
>>251 >>257
保坂和志の新しいエッセイ集『言葉の外で』に入っていたよ。
あの評論は確かにかなり読み応えあるな。保坂自身、「登場人物」だし(笑)。

274 :訂正:03/03/11 10:02
『言葉の外で』→『言葉の外へ』

275 :吾輩は名無しである:03/03/16 10:31
文体研究スレで馬が話題になってた。

276 :吾輩は名無しである:03/03/20 23:13
新潮日本文学シリーズの「小島信夫」を買った。

初期作品から「アメリカンスクール」「抱擁家族」など
いろいろ載っている。

277 :吾輩は名無しである:03/04/04 20:21
ホシュ

278 :吾輩は名無しである:03/04/04 23:24
『現代日本の文学44 小島信夫 庄野潤三集』学研、1971を持ってます。
(100円@ブックオフ/定価は680円)

収録作品は、
「小銃」「吃音学院」「微笑」「アメリカン・スクール」
「女流」「十字街道」「疎林への道」「階段のあがりはな」

巻末の「小島信夫文学アルバム」に多数写真が載っているのがうれしい。
必見なのが「小石川高校運動会での仮装姿(昭和27年秋)」。
英語の教員だった小島が、狸の置き物の仮装をさせられています。
「恥ずかしさ」という小島的主題がそこに凝縮されている……
なんてことより、とにかく笑える。

279 :勘弁 ◆cheerzFXQc :03/04/10 01:16
俺も持ってるよ、それ。俺も100円。
函についてるダストカバーが学研って感じだから外して捨てた。
マジで写真いっぱいあって嬉しい。

この人は自分ネタの王様だね。

280 :吾輩は名無しである:03/04/10 22:44
その本は私も持ってます。
かなり前だったから、500円以上だったはず。
ぱっと見たところは青と黒の背表紙で古臭い感じだけど、
確かにいろいろ詳しい内容だったので満足。

ファンは入手すべき一冊なのかもしれないなー。

281 :吾輩は名無しである:03/04/10 22:47
アメリカンスクールが絶版になってるからな
新潮日本文学シリーズってのがあるんだ
こんど本屋で探してみよ

282 :吾輩は名無しである:03/04/17 20:37
初めての書き込みです。
最近「漱石を読む」を読みました。
かなり予備知識を必要とする内容でした。
専門の徒ではないので結構一苦労。
それでもやはり、今まで毛嫌いをしていたロシア文学は読んでおくべきだなと思いました。

ところで、小島先生の授業を受けていた人っていますか?
どんな感じでした?

283 :山崎渉:03/04/19 22:53
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

284 :吾輩は名無しである:03/05/10 19:56
この人、ガルシンに似てる

285 :吾輩は名無しである:03/05/10 21:29
ガルシンの顔しらんよ
どんな?

286 :吾輩は名無しである:03/05/10 21:50
いや、ディスクールの構造が似てる

287 :吾輩は名無しである:03/05/10 21:51
そうかなあ
あまりそうは思えないが
具体的に指摘してよ

288 :吾輩は名無しである:03/05/10 22:21
ガルシン? 知らないので御勉強

http://dmi.vis.ne.jp/authors/russia/621.html
http://www.geocities.co.jp/Bookend/9986/garsin.html
http://urawa.cool.ne.jp/i_tatsuru/chara/e.html


289 :我輩は名無しである:03/05/10 23:21
「原石鼎」良かった。小説も良いが評論も良い。

290 :吾輩は名無しである:03/05/25 11:08
アメリカン・スクール読了。
なんか軽いのか堅実なのかよくわからん文体が好み。
この人の風刺はまだ通用するね。

291 :我輩は名無しである:03/05/25 16:42
抱擁家族とか島とか馬とか入ってるの買いました。250円なり。

292 :吾輩は名無しである:03/05/26 12:50
死ぬタイミングを逃したな

293 :吾輩は名無しである:03/05/27 19:34
今日古本屋で『どちらでも』という戯曲の作品を買いました。
今から読みます。

294 :吾輩は名無しである:03/05/28 02:22
潮文庫からも出てるし、
選考委員もやってるけど、
創価とは関係ないよね?

295 :山崎渉:03/05/28 08:51
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

296 :borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/29 19:43
保守あげ

>>294
創価と何か関係あるんですか? もしあったら残念ですが

抱擁家族を今読んでる。終わったら感想書きます。

297 :吾輩は名無しである:03/05/29 19:46
>>296
改名したのか?

298 :borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/29 19:51
>>297
いや、以前は七氏でこれが初めてのコテハンです。誰とお思いになられました?

299 :吾輩は名無しである:03/06/12 00:48
小島信夫・単行本ランキング(ゆっくり読んで楽しむ作品)

1位 『菅野満子の手紙』
2位 『寓話』
3位 『漱石を読む』
4位 『別れる理由』
5位 『私の作家遍歴』


300 :吾輩は名無しである:03/06/12 03:54
300
aha-n

301 :吾輩は名無しである:03/06/12 15:28
>>268 >>270
いい読者だなあー。まじカンドー。いい読者に恵まれるのは
作家の一番の喜びじゃないの? ガンガレ小島信夫っち!

302 :小島信夫:03/06/23 14:18
まだ頑張れというのか?
そろそろ死ぬぞえ。

303 :吾輩は名無しである:03/07/01 21:04
>>302
死んじゃ駄目です。長編小説をあと3つ書くまでは(w
あなたは耄碌すればするほど読む者が覚醒する小説を
書いてしまう本当に稀有な小説家なのですから。
あと10年は頑張れ。

今日、「菅野満子の手紙」を浅草で2000千円で買えた。
楽しみだぜ。

304 :吾輩は名無しである:03/07/01 21:24
>303 失礼
2000千円×
2000円○
何を考えてんだ、俺っ・・!!耄碌してんのは俺だった・・・・

305 :細江直矢 ◆DjjhnUajcs :03/07/01 21:30
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その9●●●     http://natto.2ch.net/mass/kako/1016/10165/1016527634.html
373 名前: かおる ◆31hpx6to 投稿日: 02/04/02 07:30 ID:dCtsdujg
>>349「仕事の成功」について
近代的な社会では、一人一人が全体機構の一部として仕事を分担し、次々に送り出す
ことによって成り立っており、仕事を高い確率で成功させることは当然の事とされています。
それぞれのパートでは、出来得る限り完璧に仕事をこなすことは責務となっているのです。
プロフェッショナルを名乗る場合、その要求はさらに厳しく、仕事を一定のレベル以上でこなさなくてはなりません。
そこで、349さんの言う通り、成功を前提に不正手段を正当化する者も居るのは、確かです。
私が目指している創作に関わる仕事などは、どうしても山や谷が出やすいので、
一人の作家にバックアップ体制を整えて挑む出版社が多数あります。
そこに、不正な情報の流れが関与していても、成功の前に正当化されてしまうのです。
私の個人情報や、アイディアなども多く流用されているのですが、私は、自分の所属する世界に弓引く事が出来ません。
成功とそれの正当化は、黙認せざるを得ない状態であり、水際でのストーカー撃退しか、     
これに対処する方法はありません。

306 :吾輩は名無しである:03/07/02 02:12
信チンは、タイトルのつけ方がユニークっすね。「温泉博士」「階段のあがりはな」「おのぼりさん」
「死ぬということは偉大なことなので」「遅れる男」「彼の思い出を盗んで」「ふぐりと原子ピストル 」
「ハッピネス」「小さな神様」「よもつひらさか」「無限後退」「泣く話」「雨を降らせる」
「カメラ遭難せず」「黄金の女達」「最後の講義」「奴隷の寓話」とか。
ついつい読んでみたくなるタイトル。

307 :小島信夫:03/07/02 02:59
自分では「それはハッピーなことですわ」が気に入っておる。

308 :生きるということの卑小さ:03/07/02 12:52
>>302
死ぬということは偉大なことなので、死ぬということも偉大なことも、
小島信夫には似合わないと思います。


309 :吾輩は名無しである:03/07/02 13:16
【クレジットカードのショッピング枠を現金化!】

クレジットカードで買い物をすると、商品代金の80〜90%のキャッシュバック!!
10万円の買い物をすれば8〜9万円の現金がお手元に!!

■■朝日カード■■
http://www2.pekori.to/~ryu/asahi/


310 :吾輩は名無しである:03/07/02 17:32
【繰り上げ当選、繰り上げ前は落選】 だよ

共産党は「クリ−ン」が売りじゃないか。ブツブツブツ

表は政治資金の半分は党に渡して、党として党員が全員均等に使用すると
言っているが、単なるネズミ講式の『上納金式』の資金集めじゃないか。
今回の共産党党本部のビル新築、募金活動が全て。(笑っちゃうよマジに)

○○十万寄付で共産党の記念品ですと?
無利息で共産党へ貸付
すべて『上納』じゃないか。

こんな事が大きく報道されたら、
繰り上げ当選の大門なんか,,,『ただの爺−じゃねーか!』 そうだろう

311 :spika:03/07/05 21:11
『私小説研究』の第4号に小島信夫のインタヴューが載っている。まだ僕は読んでない。買ってもいない。

http://www2.tky.3web.ne.jp/~tomasu/i-novel/m004.htm

312 :山崎 渉:03/07/15 09:10

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

313 :吾輩は名無しである:03/07/20 23:13
防止age
男性化した妻とセクース
髭ジョリジョリ

314 :吾輩は名無しである:03/07/20 23:17
>>302
まだ逝かれては困る。イカれた作家が居なくなる。
上等のいかれ方でいていただかなくては
範が無くなりまつ

315 :吾輩は名無しである:03/07/23 03:38
別れる理由が見つからねーよ

316 :吾輩は名無しである:03/08/12 21:28
別れる理由なら、東京の荻窪の古書店で300円で売ってたでつ。
1巻目だけだけど。

317 :吾輩は名無しである:03/08/13 00:07
>>316
どこだ?なんとなくでもいいから場所教えろ!!

318 :吾輩は名無しである:03/08/13 01:38
>>317
 南口のささま書店

319 :吾輩は名無しである:03/08/13 01:47
>>318
ありがとう。明日買いにいきまっせ。


320 :吾輩は名無しである:03/08/13 02:29
>>319
 こないだの日曜日まではあった。
 月、火に売れてしまったかどうかが君の運命の分かれ道だ。
 ちなみに、店の中でなくて、入り口の安売りコーナーのところだ。
 店の中にも、別れる理由ではないが、小島の本が3〜4冊あった。

321 :吾輩は名無しである:03/08/13 03:15
>>320
明日必ず報告したいと思う。

322 :吾輩は名無しである:03/08/13 06:43
俺が朝一で買ってくるわけだが

323 :吾輩は名無しである:03/08/13 22:42
え〜、荻窪のささま書店に行ってきました。
結果から言うと「別れる理由」は買えなかったっす。
322よ、おまえか?おまえなんか?まぁ、しょうがねえっす。
とはいえ、「階段のあがりはな」(千円)「どちらでも」(八百円)
の二冊を手にする事が出来たのは上々かも。他には
「私の作家遍歴」(三冊で千五百円!)
「墓碑銘」(千円)全集(六冊で一万円)などなど。適切な価格かな?
良い古書店ですね。綺麗に整理されてるし。月一くらいで通うことに決定。



324 :吾輩は名無しである:03/08/13 23:06
>>323
 320だす。別れる理由がなかったのは残念。でも2冊入手できてよかった。
 しかし、私の作家遍歴三冊が破格の千五百円、そんな値段で売っている店
 はほかに聞いたことがない。恐るべしささま書店。


325 :吾輩は名無しである:03/08/13 23:11
全集は12000円で見かけることが多かったから得ではないかと。
しかし、単行本は3冊とも・・・出来が・・・。
とはいってもやっぱり私の作家遍歴1500円は安い! ラッキーだよあんた。

ちなみに俺は別れる理由、ヤフオクで2500円で買った。帯も冊子もついていてきれいだった。

326 :吾輩は名無しである:03/08/13 23:14
>>324
サンキュー。ささま書店は荻窪じゃ俺ランキング第二位。
一位は自分で探してくれ。(悪いねw)
今日は(も)「別れる理由」逃したので深酒も決定。
ちくしょうーーーー!!!!(ゴキュとな)

327 :吾輩は名無しである:03/08/13 23:22
>>325
「別れる理由」は三冊で2500円なんか?
だとしたらすげー!(お前の方がラッキーでしょ!)
あと「私の〜」は買いませんでした。
あの本を読み解く読力が俺にはまだ無いと思ったからね。

328 :吾輩は名無しである:03/08/14 00:34
小島の本は15年ほどまえ、いっぱい買い漁ってよんだ。
けど、結局本に読まれちゃうというか、のまれちゃう感じが
して、つまり、「読み解く読力」がないと思って、ぜーんぶ、
燃えるゴミの日に捨てちったよ。
最近になって、昔読んだ小島の文章の断片断片が気になって、
また性懲りもなく買い漁っている。こんどはどうなるかな。
独り言でした。

329 :吾輩は名無しである:03/08/14 00:38
>>327
三冊2500円。入札者は俺だけで、最低価格で落とせた。
探すのも面倒なので1万でもいいやと思っていたのでラッキー。
私の作家遍歴は面白いのになあ。
あれで俺はいろんな作家に興味を持った。
小島信夫は興味を持たせるのが巧い。

330 :山崎 渉:03/08/15 09:25
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

331 :吾輩は名無しである:03/08/15 18:25
1さん帰ってこいやアゲ

332 :吾輩は名無しである:03/08/16 01:58
のぶお君が、何かの評論でこう言っていた。
(記憶なので正確ではない)
安岡章太郎か遠藤周作かをさして、彼らは死の時点から
今生きている人を描く。死の観点で生を眺めれば、生の現場
で行われるコトどもは全て相対化され、暖かなユーモアの味わい
として色づけされる。僕(のぶお君)は、生を、今生きている人の
目線・地点から描く。そこでは、暖かいユーモアでなく、ゴツゴツとし
た重い喜劇、風刺になると。
確かに、信夫くんの小説は、仮にユーモアという言葉を使うとしても、
内臓をえぐるように打つべし打つべしといったそういうユーモアで、
どすんと重い。特に初期のものはそう感じる。

333 :美香 ◆FEi3u.mQnw :03/08/16 02:01
小島信夫は文章がヘタすぎ。

言語障害は話し言葉だけにしてほしいw

334 :吾輩は名無しである:03/08/16 02:03
美香を騙ってしか意見できない名無しっていうのも面白い神経してるね。

335 :吾輩は名無しである:03/08/16 02:10
ウヒヒヒヒ

336 :吾輩は名無しである:03/08/16 02:12
こうして今日もまた良スレの一つが汚されてゆくのであった

337 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

338 :吾輩は名無しである:03/08/30 08:45

最低最悪糞コテのジエン自己宣伝コピペ。スレ汚すな、アホが


339 :吾輩は名無しである:03/08/30 09:26
>>338
逆だってw 「美香」=伝説のアホだとわかるコピペだろが。

340 :吾輩は名無しである:03/09/06 18:48
>>317よ
  別れる理由が3巻揃え3000円であったぞよ

341 :317:03/09/06 21:04
>>340
なにっ!?
何処っ?おしえてけれー!おねげーだー!

342 :吾輩は名無しである:03/09/06 21:48
>>341
 317ですか?ま、いいや、東京の荻窪の南口のささま書店
 今日の15時頃みたらあった。月光も1000円で売ってた。
 

343 :317:03/09/06 23:12
>>342
まじっすか・・・・
明日、必ず報告する。(0時越えるかも)
ありがとう。

344 :吾輩は名無しである:03/09/06 23:30
あしたの朝一でささま書店いってくるか・・・

345 :吾輩は名無しである:03/09/06 23:34
今から荻窪行って店の前で夜を明かすか・・・

346 :吾輩は名無しである:03/09/07 00:24
店の前に着きました

347 :317:03/09/07 00:31
>>344
>>345
>>346
や・め・て・く・れ
俺に「別れる理由」を譲ってくれ。頼む。
これが最後のチャンスかもしれないんだ・・・

348 :吾輩は名無しである:03/09/07 00:54
あ〜、「別れる理由」欲しいなあ〜。

349 :吾輩は名無しである:03/09/07 00:55
買っても読まないけどな

350 :吾輩は名無しである:03/09/07 01:04
>>347
なに焦ってる? 書店に電話して押さえりゃ済むことじゃないか。
今は真夜中でもFax受け付けないような本屋は無いだろーに

351 :345:03/09/07 01:33
あっは。冗談冗談。俺持ってるから譲る。
装丁が70年代ポップだから違和感あるけど、中身は物凄い。
買ったらすぐに読み始めないと、たぶん一生読まないと思う。
読み始めは抱擁家族の続編くさいなと思うが、
三巻いったらえらいことになるから、
なんとか読んでくれ。あの長さを乗り越えた者だけが味わえる境地が待っている。

352 :吾輩は名無しである:03/09/07 01:44
一番悪いのは私のような気がしてきました。
めったに古本屋で出ない本で、かつ、あまりにも
安く売っていたので、誰かに言いたくてつい書き
込みをしてしまった。そもそも掲示板に書く情報
ではなかった。黙って誰かが買うにまかせれば
よいのでした。
351よ、340の立場からも礼を言います。
しばらく消えます。

353 :柄谷行人:03/09/07 02:25
小島信夫の『別れる理由』が癌だとすれば、 中上健次の『地の果て至上の時』はエイズだ。

354 :吾輩は名無しである:03/09/07 02:40
テロ直後に東京新聞に載ったコラム「私と日本の米国感」(うる覚え)読みたい!

355 :吾輩は名無しである:03/09/07 07:06
ごくろうさん

356 :吾輩は名無しである:03/09/07 09:29
ゲッツしましたか?

357 :吾輩は名無しである:03/09/07 11:23
やべぇ寝坊した!

358 :317:03/09/07 23:56
こんばんわ〜317です。
言いたい事は山ほどあるけど結論を先に。
またも「別れる理由」を逃しました・・・・
ささま書店に着いたのが午前11:50位。小島信夫コーナー
には明らかに本が抜かれた跡がありました。
その後は少しパニック状態でしたが、もういいです。
もう復刻するまで待つ事にしましたから。(はい、負け惜しみです)
そんな感じです。

>>350
まさに仰る通り!今度からはFAXします。

>>351
おいらがその境地に辿り着くことは暫く無いでしょう。
不謹慎だけど、信夫が亡くなった後に出るであろう全集に
思いを馳せた一日でした。
(ただ、おいらが小島信夫よりも長生きできるのか?)

>>352
別に消えんでもいいっす。(むしろ、スレを盛り上げてくれ!)
ささまの後、荻窪の別の古書店を立ち寄って収穫が有ったので
逆に感謝してるくらいっす。

では、酒に溺れます。

359 :吾輩は名無しである:03/09/08 00:37
まじでこのスレみてるやつが買ったのかな??

360 :352:03/09/08 04:03
>>358
消えるといった352っす。
残念でしたね。いやはや。
今度見つけたら、また掲示板にのせますよ。
(今回このスレ見てる人が買ったかどうかは
別にして)店名を書かないで、フリーメールか
何かでやりとりしましょう。(それ以外に何か
いい方法ってあるのかな)

361 :吾輩は名無しである:03/09/08 05:16
このスレの1さんと31さんがうまい具合にやりとりしてたみたいですよ。
ほかにもこのスレはいい感じに古本情報を交換していた過去がある。
俺も小島で探している作品あるから(『島』)、
そのついでに別れる理由があったら教えるよ。

362 :317:03/09/09 02:30
>>359
その可能性もあるでしょ?
けど、ささま書店に来てるおっさん連中は本当に兵ばかり。
レベル高そうな人達がかなり居るから実際のところはわかんないね。
(哲学書3冊、小説3冊、美術関係1冊をまとめ買いするおっさんを目撃!)

>>360
すんません。気使ってもらって。
なんか良い方法考えたいっすね。

>>361
なるほど。今から過去スレ見ているわ。
「島」は単行本で欲しいの?
今手元に無いんであやしいけど、「昭和文学全集 小島信夫」(たぶん新潮社?)
に「島」「ハッピネス」「アメリカンスクール」なんかが入ったのを100円で
買ったよ。Book Offで。(知ってるか・・)

じゃあ、また酒に溺れるかw

363 :352:03/09/10 00:16
>>362
 楽天のフリマで、「別れる理由」で検索したら、いずれも1巻目だけだけど
 1100〜2000円くらいで2〜3冊くらい出品されてた。(しかし、俺は何を
 やってるのだろう)

364 :吾輩は名無しである:03/09/10 00:17
res

365 :317:03/09/10 00:33
>>352,363
おっ!リアルで遭遇した!
なんか悪いね。気を使ってもらってさ。
で、ごめん。俺も昨日検索したから、
その情報は知ってるw でも、ありがとうね。


じゃあ、気を取り直して「凧」でも読むか・・・・
嘘です。


366 :吾輩は名無しである:03/09/10 00:39
実は俺が買ったんだけど、悪いことしたかな。

367 :吾輩は名無しである:03/09/11 07:02
江藤淳さんの死を悼む 作家小島信夫氏 1999 7 22
 びっくりしました。「文藝春秋」の「妻と私」を読んでいたので
「さもありなん」とも感じました。ご自身の体の調子が悪いところに、
奥さんが先に逝(い)かれたわけですから。第一線で積極的に自分の
意見を主張する形で評論活動を続けてこられたことに自負を持ってお
られたのではないか。江藤さんみたいな人は二度と現れないと思いま
す。「漱石のその時代」について、芸術院の懇親会で「漱石が、奥さ
んの庇護のもとに生きた人だということを、もう一度書き直したいん
だ」と言っていました。「妻と私」を読んで、これから生きていくの
は大変だな、と感じました。


368 :吾輩は名無しである:03/09/11 10:10
>>367
『妻と私』読んだ者にとっては、亡くなった時も驚きというより
ああ、やっぱり・・・という感じがしました。
漱石もそうだったんですか、悪妻ではなく庇護ですか、
考えさせられますね。

369 :吾輩は名無しである:03/09/12 02:56
江藤さんの「成熟と喪失ー母の崩壊ー」は名著ですよねえ。
抱擁家族の意味もこの本を読んで、より理解できたなあ。
江藤さんが、自然というキーワードを多重的な意味合いで
使っていたように記憶してます。また読みたくなってきた。

370 :吾輩は名無しである:03/09/14 20:39
>>369
先にそれ読んでから抱擁家族読む人が多いみたいね。もったいない。

371 :317:03/09/16 22:08
>>370
確かにそうかも。
おいらなんか「抱擁家族」を一回しか読んでないから、「成熟と喪失ー母の崩壊ー」を
読むのが恐ろしく感じるよ。(解釈や意味が江藤色に染められるのが)
もう二三度「抱擁家族」を読んでから手を付けたい本っすね。

少し報告を。
ちょっと用事で北海道の小樽に行ったんよ。で、もちろん古書店めぐりもしましたよ。
「別れる理由」は見つからなかったけど、
「寓話」を発見!!!(1800円)見つけた時、思わず「うおっ!」と唸ったw
以上です。(色々言いたいことはあるけど、打ち込むのがめんどくせ。酔ってるんでw)

他にも色々、掘り出しもんがあって最高な気分です。(鞄重たかったー)
小樽最高!荒されていない地方の古書店最高!!

372 :340:03/09/17 02:06
>>371
収穫があって良かったすね。
>>370、371
 私も「抱擁家族」のあとに「成熟と喪失」を読みましたが、抱擁家族の
 読了後の言葉にできぬ思いが、あっという間に、「成熟と喪失」の「抱
 擁家族」観に転換・集約されてしまったような気がします。
 それだけ江藤氏の「抱擁家族」論は明快で圧倒的だった。それ以外の読
 み方で読むのはとても困難になる。


373 :吾輩は名無しである:03/09/17 02:27
「言葉に出来ない読後感」を抱いて、
そしてその言葉に出来ない頭の中の思いを明解にしてくれる、
その快感を味わうことができないでしょ。江藤を先に読むと。
それがもったいない。
幸い340さんや372さんは抱擁家族が先だし、
俺もそうで、340さんと全く同じ体験だった。
とにかく『抱擁家族』→『成熟と喪失』のセットは、
なかなか体験できない感動と、頭がクリアになる体験を与えてくれる。

374 :吾輩は名無しである:03/09/17 03:20
へえ、江藤淳がそんなのを書いていたんだ。
今度「抱擁家族」を読み終えたら件のテキストを読んでみるよ。
あの奇妙にこびりつく読後感のために何度も何度も読み返したものだけど
そんな堂々巡りも終わってしまうかもしれないと思うと、ドキドキするね。

375 :吾輩は名無しである:03/09/17 14:23
江藤の「自由と禁忌」では「別れる理由」に言及しているらしい。
「自由と禁忌」は、ネットの1書評によると、「戦後日本作家の
作品を縛るアメリカ占領軍の影に言及した文芸評論集。アメリカに
「地声」を盗まれた戦後日本文学が発するのは「裏声」でしかない。
日本が国家意識を失ったのは、日本が言葉を奪われたのと機を一に
している。今の日本に親米、反米、無関心すべて、その思考がアメ
リカの影響下にない人はいない」とのこと。
やっぱ「別れる理由」を先に読まなきゃだね。あれを読むのは
大変だけど。


376 :吾輩は名無しである:03/09/17 14:47
>>317
  既に知ってるかも知れないけど、オンライン古書店で
  「別れる理由」3冊が、9000〜10000円で売っていたよ。
  (あくまでネット上の表示なので本当にあるかは店に聞かないとわ
   かんないんだけど)
  もしよければ、教えますが。 

377 :吾輩は名無しである:03/09/18 03:07
『島』を探してる者ですが、ネット検索で9000円が最安値。
全集の端本は好きではないので、
またもうしばらく安いものが出るのを待ちます。

378 :吾輩は名無しである:03/09/18 05:36
>>377
 「島」らしきものがネットでありました。
  知っていたら、また、ご所望の島と違っていればごめんなさい
  また当然ですが本の状態や在庫がほんとにあるかは未確認です。
  もしよかったらお教えしますが

379 :吾輩は名無しである:03/09/18 13:23
>>377
『島』、帯がついていない状態でよかったら、9000円よりもずっと安くお譲りしますよ。
初版、それなりに美本です。このスレの1さんの影響で(1さん、元気?)小島信夫が好きになりましたが、
どうも『島』には乗れなくて… ですから、熱心に探している377さんのような方に
譲ったほうがよいだろうと考えました。でも、どうしたらいいですかね?
378さんの情報もあるようですから、ゆっくりご検討ください。

それにしても懐かしいなあ、このスレ。以前はしょっちゅう、来てました。

380 :吾輩は名無しである:03/09/18 15:23
>>374
 「あの奇妙にこびりつく読後感」って表現いいっすね。
 そうっすよね、この小説は、(テーマがテーマだけに)
 決して軽い小説ではなくて重い。でも、重いんだけど、
 普通の観念的な小説やシリアスな小説とはちがって、
 主人公が、「あらあら」って感じで右往左往するさまが、
 こちらの皮膚感覚や内臓感覚に訴える。その感じが、頭
 だけで理解することを許さない、「奇妙にこびりつく読
 後感」につながるのかしらん。
 

381 :吾輩は名無しである:03/09/18 17:26
>>378-379
ありがとうございます。でも見つかりました。
文庫ですが1280円です。注文しました。
もしかしたら378さんの見かけたものと同じかもしれませんね。
メタフィクションとかSFと言われているので、
他の小島信夫の作品とは趣が違うようで、
楽しみでありながら、ちょっとこわいですが、楽しみです。

382 :379:03/09/18 17:41
>>381
良かったですね。1280円というその金額設定は、「ふるほん文庫やさん」かな?
とにかく、おめでとうございます(というのもヘンか ^^;)

383 :378:03/09/18 22:53
>>381
同じです。良かったですね。

384 :林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/18 23:35
柔らかい表面の底に、硬質な何かを感じる。小島の小説には。

385 :317:03/09/19 01:08
>>376
気を使ってくれて、ありがとね。うれしっす。
けどね、小樽で古書に金使いすぎて今はきついっす。(っつか借金中)
おいら以外に「別れる理由」を欲しがってる人が居れば、その人に
教えてあげては如何でしょうか。

>>379
もしかして、このスレの31さんですか?(違うかな)

あとは質問。
もう少ししたら、「菅野満子の手紙」と「寓話」を読みたいと思ったんで、
パラ読みしてたら、ちゃんと読める自信が無くなってきた。
まだ、おいらが読んだ事の無い「墓碑銘」などの小説を取り上げているし。
小島信夫の略歴なんかも知らんし。
「菅野満子の手紙」や「寓話」を読む前に読んでおくべき小島小説や
知っとくべき小島周辺の人間関係ってあるのかな?
もしあれば、おしえてけれー。

あと、1さんカンバックーーーーッ!!

386 :吾輩は名無しである:03/09/21 00:44
1さん、カンバーック

 レスが少ないときでも、三輪俊介のようにオロオロ歩き、
 盛り上がったら、「別れる理由」のようにハンパでない増殖を続ける、
 そんなスレに、ワタシはなりたひ

387 :吾輩は名無しである:03/09/26 05:28
最近「馬」を読んだのですが、
「馬」って発表当時、「家」って話と「馬」って話が、
組合わさってできたってホントですか?
だとしたら、なんで組み合わせたんだろー?



388 :吾輩は名無しである:03/09/27 00:31
第三の新人はお坊ちゃんばかりと言われて俺の姉はパンパンもやったんだと
噛み付いた人だっけ 

389 :吾輩は名無しである:03/09/27 02:10
パンパンじゃなくて芸者じゃなかったか。

390 :吾輩は名無しである:03/09/27 03:31
>>389
安岡のエッセイだったけどパンパンだったはず、

391 :吾輩は名無しである:03/09/28 04:08
パンパンという表現ではなかったのでは?
遠藤の法螺で、「妹がアメ公相手のパンパンやっとる」とかいうやつで、
小島の場合は「姉が女郎屋に売られた」という表現。
十返肇とのラジオでの対談で、「第三の新人はみなぼっちゃんで・・・」
という感じの発言に小島が怒ったような感じ。
以上、安岡の良友悪友に出てきてた記憶が・・・

392 :吾輩は名無しである:03/09/28 17:38
第三の新人って坊ちゃんが多いかねぇ。吉行淳之介なんか
若いころは貧乏で大学も卒業できなかったし税金さえ
払えなかったのに。番町育ちということで十返肇は何か
勘違いしていたのかね。

393 :吾輩は名無しである:03/09/29 08:34
Googleで「小島信夫」を検索すると
このスレが10番目に出てきました。

394 :吾輩は名無しである:03/10/07 21:04
作者壮年期の傑作『抱擁家族』は、発表当時すでに、これ
では抱擁家族ではなくて、崩壊家族ではないかといわれた。
そんな家族のおよそ40年を隔てた後日談を麗しき日々
と捉(とら)えたのが『うるわしき日々』だった。
これもまた、見ようによっては正反対に、悲惨の日々なの
だが、原因不明のまま極度の健忘症に苦しめられる妻と
アルコール依存症の果てに記憶喪失症に陥った長男を介護
する老作家のウルワシキ・ヒビがゆるやかに、また、つや
やかに描かれていた。両作ともに小島氏自身の生活と家族
がモデルといわれる。そして『各務原(かかみがはら)・
名古屋(なごや)・国立(くにたち)』は、全創作歴にそ
んな作品系譜を有する小島氏のいわばメモワールである。
だが、普通のメモワールとはいささか趣を違える。普通の
回想に伴いがちな甘美なメロディーが聞こえない。とはいえ、
これはこれで故郷訪問記であり(「各務原」)、青春の地を
再訪するの記であり(「名古屋」)、前作にモデルとなった
妻との夫婦生活の心境報告なのである(「国立」)。
各務原は岐阜県の小都市で、小島氏の父親の出身地であると
いう。岐阜市に出て家族を作った父親だが、氏はこの父を尊
敬しない子であったという。今も尊敬しないふうである。氏
の長姉にあたる実娘を身売りにだしたというのだ。後にこの
姉は身請けされて、名古屋で足袋職人の妻となる。少年の小
島氏がこの長姉に可愛がられた様子が判(わか)る。これま
での作品では、わずかにほのめかす程度にとどめられていた
伝記事項だろう。小島信夫が女性を描く作家であること、そ
れも主婦を描く作家であること、さらに、娼婦(しょうふ)
を描く文学に冷淡であることの秘密を覗(のぞ)く思いがす
る。87歳の作者にしてなお語り得ぬことがある。くちごも
ることがある。小島信夫の小説家としての徳はそこにある。
●評者・千石英世(文芸評論家)

395 : :03/10/07 21:05
http://pc.2ch.net/test/read.cgi/ad/1058707666/61

396 :吾輩は名無しである:03/10/07 23:05
>385
『菅野満子の手紙』は夭折の実兄の恋愛を題材にした『女流』に関する小説。
『寓話』は戦争体験を描いた『墓碑銘』に関する小説。

私の考えでは、特に題材になった小説から読み始める必要もないと思います。
途中で読みたくなってきたら、手にすればいいのでは?
この二つの作品は同時期に平行して月刊誌に掲載されていたので、
できれば、両方を近い時期に読まれたほうがいいです。

そんなわけで、途中、
どっちが面白いのか、ということで議論になったりしてます。

作家では、森敦、大庭ミナコ、河野多恵子なんかが登場します。

397 :317:03/10/08 23:22
>>396
本当に感謝。ありがとう。(頭が膝に付く程の礼をします)

題材になった小説を読まなくても、
「菅野満子の手紙」や「寓話」は読めるんですね。
その事が分かれば、あとは臆することなく小島小説の海原へと
飛び込み、溺れる事が出来ます。その度胸が付いたw
明日から読み始めます。(今は酒漬けで無理っす)

398 :381:03/10/12 02:37
『島』届きました。
想像していたよりも短い作品なので、
これから読み始めても眠る前に読了できそうです。
しかし、もしかしたら難解なのでしょうか・・・
であれば、10ページくらいで眠ってしまいそうです。

399 :吾輩は名無しである:03/10/12 05:38
>381
 「島」、読んだら是非感想を聞かせてください。
 恐らく集英社文庫版の「島」だと思いますけど、
 巻末に著者が解説していて、それもなんだか面白い
 文章だったように記憶しています。

400 :吾輩は名無しである:03/10/21 16:04
前から小島信夫の本を読みたかったのですが
図書館で「うるわしき日々」をかりて読んだら
よかった。2回も読んでしまった・・
もっと他の作品を読もうと思ってかりに行った
その1冊しかなかったので
本屋さんに行ってみようと思います。


401 :吾輩は名無しである:03/10/23 02:55
>>400 
 「うるわしき日々」そんなに良かったすか。
  今度読む本も面白いとよいですね
  ワシも読まねば。
  ちなみにワシの「別れる理由」は完全にオブジェになって、ほこりを
  かぶりおる。いつか、一気にこれも読まねば。

402 :400:03/10/24 07:14
「抱擁家族」その他を買ってみようと
書店に行ってみたのですが
なかったのでがっかりです。
週末探すつもり。



403 :記念カキコ:03/10/24 21:48
『別れる理由』をついに読み終えたぞ! 3ヶ月かかった!
それはもちろん他の本と平行して読んでいたからだが、
というより『別れる理由』だけを読み続けるのに耐え切れず、浮気したりしていたからだが、
しかし、3ヶ月かけただけあって、すごくよかった気がする! よかった!

404 :吾輩は名無しである:03/10/25 17:33
>すごくよかった気がする!

気がするってw

405 :吾輩は名無しである:03/10/26 03:23
小島信夫を読み始めました。まだ『夫のいない部屋』と『小島信夫集』しか読んでいませんが。
この人の文章、すごく読みやすいですね。大正生まれと後に知って、ビックリしました。
どこまで真面目でどこまでふざけているのかよくわからないところが魅力的に思いました。
佐野という名前の出てくる小説が多いような気がするのですか、これは何でしょうか?ただのお遊びでしょうか?

406 :吾輩は名無しである:03/10/29 21:03
小島氏の初期のものから最近のものまで、全部とは言わないが、大半の
作品を文庫で手軽に読めるようにしてくれないかしらん。
(ファンのひいき目かも知れないが)こんなにすんごい作家なのに、
あまりに絶版が多すぎる。旧作はいうにおよばず、単行本もあっという
まに、絶版になって本屋から消えてしまうし。。。。
あ、でも、これは、小島氏に限った話じゃないのか、そうか。スマソ。

407 :吾輩は名無しである:03/10/30 22:24
わかれる理由読ませろ

408 :吾輩は名無しである:03/10/31 23:23
なんか食人の話ありませんでした?単行本化できなかったっていうやつ。

409 :吾輩は名無しである:03/11/01 05:38
『隠喩としての建築』はあまり人気がないようですね。
小島信夫愛読者は柄谷よりも江藤なんでしょうか。

410 :吾輩は名無しである:03/11/01 09:42
小説で今出てるのが、「抱擁家族」と「うるわしき日々」「殉教・微笑」
「こよなく愛した」「各務原、名古屋、国立」だけかな。
小島信夫って結構多作(キャリア長いし)だから、これじゃ全体を見通すことが
まったくできない。

「別れる理由」「寓話」「美濃」「菅野満子の手紙」とか、古本屋でも入手困難だし。
短篇集もかなりの数あると思うんだけど、見たことないなあ。

411 :吾輩は名無しである:03/11/01 17:25
著作一覧。
http://melon.gc.matsuyama-u.ac.jp/~fujimoto/K.Nobuo.html

412 :吾輩は名無しである:03/11/01 17:33
受賞

芥川龍之介賞「アメリカン・スクール」
谷崎潤一郎賞『抱擁家族』
芸術選奨文部大臣賞『私の作家評伝』1,2
日本文学大賞『私の作家遍歴』
芸術院賞「『別れる理由』を中心とした作家としての業績」
野間文芸賞『別れる理由』
読売文学賞『うるわしき日々』

川端賞や泉鏡花賞をとってないのは意外や意外。
しかし大物ばかりだな。

413 :吾輩は名無しである:03/11/01 17:40
短編集だと『月光』『平安』が好きだな。
装丁も、この二冊は統一感ある。白と黒。
『別れる理由』の呪縛から解き放たれた時期の、奔放な作品ぞろい。

414 :吾輩は名無しである:03/11/01 17:45
アメスクの素人アメリカ人書評。
http://www.clas.ufl.edu/users/jmurphy/JPT3121file/SCHOOL1.HTM

あと翻訳されてるのは抱擁家族くらい。
小島信夫のノラリクラリ文体は翻訳むずかしいだろうからなあ。

415 :吾輩は名無しである:03/11/02 23:42
ヤフオクに「別れる理由」出てるよ

416 :吾輩は名無しである:03/11/04 14:59
状態良くなさそうだが4000円は割と安いな。
荻窪の古本屋に行った奴は知ってるのか?

417 :吾輩は名無しである:03/11/07 02:48
8700円で終了

418 :吾輩は名無しである:03/11/09 00:17
高えなw

419 :吾輩は名無しである:03/12/01 17:19
近所の古本屋に「別れる理由」が!!!
かなり美品を三冊で3500円でゲット!!!

うひひひひ

420 :吾輩は名無しである:03/12/02 06:08
>>419
小冊子はついてた?

421 :317:03/12/02 08:46
>>419
くっ・・・!!!
お、おめでとうございます。(泣

422 :吾輩は名無しである:03/12/02 09:38
分かれる理由と古井の仮往生ってどっちが入手しづらいの?

423 :418:03/12/02 13:27
>>419
千石英世が書いてるやつかな。ばっちり。

424 :419:03/12/02 13:27
間違った。

425 :吾輩は名無しである:03/12/08 22:03
>>422
『別れる理由』は何度か見たけど、『仮往生』は店頭では見たことないな。
つーかネットでもほとんどヒットしないな。
ネットでひっかかるだけ、『別れる理由』の方が手に入りやすいかも。金あれば。

426 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

427 :吾輩は名無しである:03/12/26 20:46
『別れる理由』初版・函・美品
三冊で1500円で入手しました。
千石英世(都立大助教授)さんの冊子もついてます。
これって得したんですよね?市場相場額を知りたいです。

428 :吾輩は名無しである:03/12/26 22:54
>>427
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g9145902
前にオクに出た時はこんなもん。

古書店だと揃いで10000位が相場。
かなり得したね。

429 :吾輩は名無しである:03/12/27 00:56
買ったはいいが余りの長さに挫折して処分、
というのが、
この作品が意外と流通している原因かも。

読み終えたとしても、再読しないだろうし。

430 :吾輩は名無しである:04/01/08 01:11
手書き草稿↓
http://www.books-yagi.co.jp/antiq/pdf/jihitsu/oga01866.pdf


431 :吾輩は名無しである :04/01/09 16:00
米兵に寝取られage

432 :吾輩は名無しである:04/01/09 18:29
上のアマゾンのレビューはほんとに外人?
すんごい平明な文章だけど

433 :田中小実昌の訃報にさいして小島信夫の談話:04/01/12 02:30
田中小実昌さんとは昭和20年代からの付き合い。芝居仲間や、
大道香具師(やし)など交遊関係が幅広く、珍しい友人だった。いろいろな体験をひょうひょう
と語るが、嫌みがない。それでいて文学に対する批評眼は非常に厳しい。そこに自分を相対
化する視線があって、その見方が、後年の哲学的な小説に至る彼の文学を貫いたと思う。小
説でも映画評でもエッセーでも、何を書いても面白いというのは戦後、彼をおいていなかった
。得難い人を亡くした。

434 :吾輩は名無しである:04/01/18 04:25
芥川フィーバーの今こそ小島スレをあげなければ。

435 :吾輩は名無しである:04/01/28 14:58
保守です。新刊の予定はあるのでしょうか。
掲載していますか?

436 :吾輩は名無しである:04/02/09 18:19
『群像』連載の坪内祐三「『別れる理由』が気になって」が完結。
ttp://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/gunzo/

437 :吾輩は名無しである:04/02/12 12:47
別れる理由が手に入らないのでその連載も読まなかった(買って読む派なので)

438 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

439 :317:04/02/12 22:02
とうとう今日、「別れる理由」を手に入れました!!!
三冊で3500円でした。(小冊子はひとつしかなかったが・・)

何はともあれ感無量ですっ・・・!!(グッバイ、ささま書店!)

440 :吾輩は名無しである:04/02/13 01:23
おめでとう。
読了しろよ。

441 :吾輩は名無しである:04/02/14 15:29
>>317
おめでとうございます。俺、買ったまま積んどくだなあ。

先日千石英世の『小島信夫 ファルスの複層』をけやき書店で買ったんだが、
読んだ人いる?

442 :吾輩は名無しである:04/02/15 23:55
保守

443 :吾輩は名無しである:04/02/17 19:04
保守

444 :吾輩は名無しである:04/02/19 02:45
『島』読了。
うーん・・・やっぱり失敗作なんですかね?
小島信夫の作品は、戦争ものでも家族ものでも日米摩擦ものでも大好きなんですが、
(特に「小銃」がフェイバリット)
どうも資質に合わない方向に行きかけて止めたような印象。


445 :吾輩は名無しである:04/02/19 11:16
噂男

446 :吾輩は名無しである:04/03/09 03:17
群像四月号の田中和生「日本『現代』文学を求めて」で
小島信夫が大きく扱われていましたね


447 :吾輩は名無しである:04/03/23 17:30
まあ、あげときますわ

448 :吾輩は名無しである:04/03/30 01:34
とりあえずあげておこう

449 :吾輩は名無しである:04/03/30 18:15
別れる理由3冊¥2,800でゲット!

450 :吾輩は名無しである:04/03/31 07:04
>>449
ひょっとしてネットオークションで買った?
俺もあれ見てたよ。安いなーと思った。でも俺、もう持ってるから。見守ってた。

451 :449:04/03/31 22:20
いや、田舎の古本屋でです。

452 :吾輩は名無しである:04/04/01 00:01
オリも、『別れる理由』ほすい、見守ってちょ。

453 :吾輩は名無しである:04/04/01 00:52
今年で89才か?

454 :吾輩は名無しである:04/04/02 20:41
『暮坂』、1200円で見つけたんだけど、
これって買いかな?
状態は良しです。

455 :吾輩は名無しである:04/04/29 13:12
「別れる理由」購入記念あげ。

456 :吾輩は名無しである:04/04/30 20:40
>>455
> 「別れる理由」購入記念あげ。
いいなぁ、うらやましいなぁ、ちなみにいくらぐらいだったのあげ。

457 :455:04/04/30 21:10
>456
 幾らだったかな。彼女が買ってきちゃったんだな。
 帯も冊子もついてるし、綺麗だっていってた。訊いとく。

458 :吾輩は名無しである:04/04/30 21:58
>>457
なに〜、彼女にかってきてもらっただと〜、なおさら、うらやましいじゃないかあげ

459 :455:04/04/30 22:26
メールが返ってこないので、値段は不明。
どうやら遊んでいるらしい。
話はズレるけど、千石英世の『小島信夫 ファルスの複層』
っていうの、俺読んだよ。ちょっと古いレスだけど。


460 :吾輩は名無しである:04/05/01 00:39
>>459
> メールが返ってこないので、値段は不明。
> どうやら遊んでいるらしい。
それで、心配じゃないのかい?、さげ。

461 :吾輩は名無しである:04/05/01 00:44
>>458
それは彼女によるんじゃやない。

462 :吾輩は名無しである:04/05/01 01:16
>それで、心配じゃないのかい?

付き合いが長いから、平気。いつものことです。

ところで小島ネタだけど、決定版の全集って出ませんかね。
小島さんが天国へ召されるまではまだまだ出ないかな。
古本屋で単行本見掛けるたびに躊躇しちゃうのは、
まあ、待て、全集が出るまで待て、と思っちゃうんだな。
大抵は図書館で借りて、それで「別れる理由」も買ってなかったんだけど。

463 :吾輩は名無しである:04/05/01 20:23
この御時世、全集なんぞに期待せんほうがいいんじゃ?

464 :455:04/05/03 23:08
>全集なんぞに期待せんほうがいいんじゃ?

そうですね。というわけで、「美濃」購入記念あげ。
買っちゃった。

465 :吾輩は名無しである:04/05/03 23:12
>>464
まじ?
いくらだった?どこで?

466 :455:04/05/04 00:09
>465
「美濃」はネットで買いました。2800円。初版で帯もついてて綺麗です。
相場はどれくらいかよく知らないのですが。
「別れる理由」は知人から譲り受けた、ということが判明。よってタダ。
「美濃」は以前図書館で借りたとき挫折したことがあるんです。
今度はちゃんと読もうと思います。全集出ないかな。

467 :吾輩は名無しである:04/05/04 00:37
>>466
またまた、うらやましいぞ、あげ。その後彼女とは上手くいってますか、あげ

468 :455:04/05/04 19:21
>467
先日、一緒に六本木ヒルズに行ってきたところです。
美術館に行ったんだけれど、あまりの人の多さに呆然。
5月になったらイリヤ・カバコフ展も一緒にやるということなので、
ラーメンだけ食べて帰ってきた。

ヴィレッジ・ヴァンガードに行ったら、ビョークの新譜ががんがんかかってて
-例のお父さんと一緒に演ってるジャズのやつ-、買おうか悩んだ挙句、
小島さんの「美濃」のほうにお金を使うことにしました。
ということで、ビョークは彼女の財布から購入。

もう少しで仕事が終りそう。あ〜早く休みて。

469 :吾輩は名無しである:04/05/05 01:10
>>468
それはよかったですね、さげ。六本木は何であんなに飲食店の値段が高いんでしょうね、さげ。

470 :455:04/05/05 23:17
>469
六本木は学生の頃に通っていたクラブと飲み屋があって、
わりと探すと高くもないお店もありますよ。

そろそろ休みたい。このまま土日も潰れそうな予感。
さっき本の整理をしてたら、小島さんの「私の作家評伝」が出てきた。
読みふけっていると、全然片付かない。

471 :吾輩は名無しである:04/05/08 21:49
>>470
やっぱり、休めなかったんですか?あげ、

472 :吾輩は名無しである:04/05/08 22:29
しのぶじゃないよのぶおだよ

473 :吾輩は名無しである:04/05/09 12:44
1さんカンバックーーーーッ!!

474 :吾輩は名無しである:04/05/09 15:29
今月の『新潮』に短編「ラヴ・レター」掲載age

475 :455:04/05/09 19:53
>471
結局、休んだ、というか倒れた。病院行って、そのまま自宅へ直行。
それでも地球は動いている。まったくやれんよ。

138 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)