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ヌーヴォー・ロマン

1 :吾輩は名無しである:01/11/04 02:28
どうなってんねん!

2 :吾輩は名無しである:01/11/04 02:29
どこの国の人ですか?

3 :吾輩は名無しである:01/11/04 03:22
とは?

4 :吾輩は名無しである:01/11/04 04:46
高度すぎてレスつかないのでは

5 :吾輩は名無しである:01/11/04 04:48
ヌーヴォースレなかったっけ?

6 :吾輩は名無しである :01/11/04 04:51
ヌーヴォー・ヌーヴォー・ロマンならスレつくかも。

7 :吾輩は名無しである:01/11/04 04:57
前スレは既に鬼籍には入っております。100レス間近だったんだけどね。

8 :吾輩は名無しである:01/11/04 05:39
いまよんでるよ。ろぶぐりえ。つらぁい。

9 :吾輩は名無しである:01/11/04 05:44
山野辺兄が訳したブルトンの作品ってどれ?

10 :吾輩は名無しである:01/11/05 01:12
>9は関係ない。

11 :吾輩は名無しである:01/11/05 01:17
>7
どこにあります。リンク願う。

12 :吾輩は名無しである:01/11/05 02:30
>>11
まだHTML化されてないです。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=book&key=985793368

13 :吾輩は名無しである:01/11/05 02:35
Thanks!

14 :吾輩は名無しである:01/11/05 06:49
そんな板orスレッドないです。
だってよ>12

15 :吾輩は名無しである:01/11/05 18:32
>本当に?

16 :吾輩は名無しである:01/11/05 20:12
>>14
だからHTML化されてないんだってば

17 :吾輩は名無しである:01/11/05 20:25
で、ヌーヴォロマンはここで話しちゃいけないのですか?

18 :吾輩は名無しである:01/11/05 21:30
是非話して下さい。

19 :  :01/11/05 21:32
ナタリーサロート

20 :吾輩は名無しである:01/11/05 22:00
HTML化ってなに?

21 :吾輩は名無しである:01/11/05 22:53
ミシェル・ビュトール

22 :JPB@改:01/11/08 18:20
前スレでちょっと話題になってたクロード・シモンの『ファルサロスの戦い』
の復刊、みんな買われました?
とりあえず私は今日買いました。渋谷丸井ヤング館の隣の本屋で。
もし興味のある方は急いで手に入れられた方がいいかと。
クノーの『はまむぎ』とかルーセル『アフリカの印象』等々・・・

「黄色くそれから瞬きひとつする間だけ黒くそれからまたもや黄色く。つまりひろげ
た翼 太陽と眼のあいだに迅速な大弓の形 顔の上に一瞬ビロードのような闇 一瞬手
がひとつ 闇それから光 というよりむしろ想起(告知だろうか?)下から上へすさま
じい速度で湧きだしてゆく触知できる闇の行う記憶の呼びもどし・・・」

シモン節・・・薄暮の中で眼をかたく瞑って、まぶたの裏をじっと凝視する感じですよね。

23 :fishman:01/11/08 21:45
買いました。冒頭の視点の移動を眼にするだけで、あぁシモンだなぁ。。。
って感じですね。

24 :吾輩は名無しである:01/11/08 23:25
もう持っていたから買いませんでした。

25 :アンデルセン ◆2APbpPjg :01/11/10 23:34
ベルトラン・カルネジュー

26 :吾輩は名無しである:01/11/10 23:54
>>22
前スレって何処にあるんですか?

27 :JPB@改:01/11/11 00:09
>>26さん
うろ覚えの部分で書いてます。
まだ見られないのかなあ。上にhtml化されてないって書いてあるよね。
俺はたいしたこと書いてないんだけど、見られないのは寂しいね。

28 :12:01/11/11 00:21
うちのローカルにはあるんだけど…
お見せできないのが残念です

29 :吾輩は名無しである:01/11/11 04:58
寝る前に、ホイミ!

30 :吾輩は名無しである:01/11/12 02:15
主の御心のままに、主の御心のままに、主の御心のままに。

31 :吾輩は名無しである:01/11/14 23:21
ガイシュツ ミシェル・ビュトールの「心変わり」手に入らない
困っている

32 :吾輩は名無しである:01/11/14 23:28
古本屋で時々見るよ… 河出から出てるやつでしょ?

33 :吾輩は名無しである:01/11/15 00:04
すごい面白いぜ。

34 :吾輩は名無しである:01/11/15 00:24
どこの古本屋?

35 :吾輩は名無しである:01/11/15 05:36
ビュトールは『ミラノ通り』もいいと思うんだけどな。

36 :スローボート:01/11/15 23:16
>>22さん
復刊って、白水社のちょっとおしゃれくさいシリーズですか?
はまむぎ買いました。まだ読み終わってないけど(笑)。

37 :吾輩は名無しである:01/11/16 01:29
折角なので、犀!

38 :吾輩は名無しである:01/11/16 03:07
白水社糾弾アゲ

39 :吾輩は名無しである:01/11/18 03:04
おはようage

40 :倉庫に落ちました:01/11/20 00:07
フランスのヌーボー・ロマン
http://mentai.2ch.net/book/kako/985/985793368.html

41 :吾輩は名無しである:01/11/20 00:11
ありがとう。待ってました。

42 :ついで:01/11/20 00:11
クロード・シモン
http://mentai.2ch.net/book/kako/992/992968308.html

43 :吾輩は名無しである:01/11/20 00:12
凄い!
感激!!

44 :吾輩は名無しである:01/11/24 05:23
過去スレは比較的面白かった。
>イクシオンさんとお読みすればいいのかしらん。

45 :吾輩は名無しである:01/11/26 21:51
キモくないスレです。

46 :吾輩は名無しである:01/12/02 03:44
ixion Come here!

47 :ixion:01/12/02 10:13
はい、こんにちは。
久生十蘭の『真説・鉄仮面』の解説に、主語(人称)を明示しない十蘭の手法
が、ロブ=グリエと較べられてて、おいおいそれはどうかな、と思った今日
この頃、ヌーヴォー・ロマンはお元気でしょうか…。

結局、ロブ=グリエの有名な言葉「読者こそ、彼が読む作品の唯一人の生きた
登場人物なのです」というのが、ある意味で読者の特権化(「私が読めない
物語は物語として生きてはいない!!」)を許してしまうとすれば、既に死んだ
物質のように言葉が横たわるヌーヴォー・ロマンの作品群は、生きた人間の
中でも好事家だけが墓碑銘を刻み付けるために存在する、見捨てられた墓石
なのかもしれない。良かれ悪しかれ出来事を何かの「外側」で描こうとした
試みとして、描写の前に立ち止まり逡巡すること、描き出すことをひたすら
遅延しながら「芸術は目に見えるものを復元するのではない、それを見える
ものにするだけだ」という「見えるものにする」ための〈戸惑い=留保〉を
記した(神のごときプレザンスではない)痕跡として、記憶のひだに引っ掛
かるだけかもしれない。
ただ、戸惑うことを知らない「現代」とは名ばかりの現代作家の作品を読む
とき、あくまでも心理や内面を目に見えるものとして処理し、復元しよう
とする(ああ、この書き手どもは何と簡単に言葉を口に出すのだ、「言葉」
という逡巡の前に!!)その淀みのなさと分かりやすさに苛立ちを感じ、私は
読者としての自分の「生」を放り出してでも、外側の言葉に耳を傾け、その
「拒絶することもできず容認することもできない世界に包囲された文学の、
模範的な困惑の表現」(G・ジュネット)に対し、ある種〈死への憧憬〉にも
似た欲望を抱き続けるのだ。

「だから、ぼくは口を閉ざそう。あまりにも度を越しすぎ精も根も尽き果てた
ので、ぼくは口を閉ざす。言葉、言葉、言葉、声にのせたときの響きも消え、
その響きに託されていた意味さえ失われてしまったかに思えるこれらの生命の
ない言葉のすべて。いったい、いまでもまだだれかがぼくのかたわらで、ぼく
に耳を傾けているのかしら。…(中略)…さあ、行きたまえ、読者諸兄姉よ、
もうだれも引き止めないって言っただろう!」
(デ・フォレ「おしゃべり」清水徹訳)

48 :やれやれ:01/12/02 11:13
毎度、ごくろうさまです。
「〈死への憧憬〉にも似た欲望」というところは笑いました。
他意はありません。

49 :ixion:01/12/02 15:39
お、ユーモアのわかる人がいた^^;
今回はちょっと大げさに「文学」してみました。やれやれ。

50 :やれやれ:01/12/02 19:12
よどみのない抑制の効いた文章、
浅薄な知識を覆いつくすエクリチュールの錯乱、
(もしくは遅きに失した自恃の誘惑、というべきであろうか、
……そう、彼の論理は端的に人を説得する迫力に欠けるのである、
彼の欲望は浅ましいまでに外部への問いかけを発するための自己の権力を保証する
これら無残な<中心=主体>のない否定神学への誘惑に扈従しているといえる。
そして結局は自分が理解する範囲での合理性、唾棄すべき予定調和の円環へと収斂してゆく)
みなも見習うべきだと思います。
なぜ彼がかくも周到に自分(あまつさえ我らの)言説を制御しようと欲するのであるかを。
彼が恐れているのは堂堂巡りという相対性の罠、通俗的な言説にまみれることの汚辱であるわけです。

彼のユーモアとは一体になんであるのか、
もしかすると彼は自身の浮薄さを、絶望的な正確さをもって「名指し」されたいのではないのかという
恐るべき予断。
渡部直己がいうところの「黙説法」の禁忌に触れてみることです。
(図像によって示される表象と、ディスクールにより描きだされる「Autre」の欲望との、根本的な差異、
とりわけ後者が生物学的な説明の範囲のうちにおいては語りつくせぬことの深遠なる意味、
なにゆえそれらの「意味の病」は我々に反復し襲いかかってくるのかということ、
そしてそこから抑圧者が紡ぎだす驚くべき詐術の数々)

未来は偽悪者の手にゆだねられているということです。
サイードの論理は今にして思えば陳腐なものです。
パレスチナこそ、彼の過剰なるサンスが健全に包含されゆくべく、運命づけられた場所(トポス)なのです。

我々はixionに対し、こう問いかける必要があります。
つまりは「あなたは本当に自分の独創性を信ずることができるのでしょうか」と。

彼はこれを笑殺することと思われます。

51 :ixion:01/12/02 23:23
うん、笑殺する。もしあなたが普段からそんなしゃべりかたしてるんなら
なおさら面白い。

んーと、まず「説得」云々だけど、だれがここでだれを「説得」するんだ?
しないって、そんなこと。ところでひとつ、「否定神学」を貶め過ぎでは?

>そして結局は自分が理解する範囲での合理性、唾棄すべき予定調和の
円環へと収斂してゆく
これはその通りだけど、なんで「知ったかぶりで当たり前のことを言う」と
ストレートに書けないのか?そこにこそエクリチュールの誘惑(苦笑)が
ある。

>彼のユーモアとは一体になんであるのか、
知りません。なんか小難しいこと言ってメクラマシでもすることでしょうか?

以上、スレと関係ないのでSAGE。で、マジな話誰かデ・フォレってどうよ?

52 :ixion の愛読者:01/12/04 02:15
デ・フォレって誰?毎度すいません。

53 :吾輩は名無しである:01/12/04 02:41
ごくろうさん

54 :吾輩は名無しである:01/12/04 12:42
↑自作自演マニア発見!(藁

55 :やれやれではない:01/12/10 04:09
やれやれ

56 :吾輩は名無しである:01/12/10 04:16
チンカスやれやれは黙れ!

57 :吾輩は名無しである:01/12/10 04:24
>54
意味不明
チンカスやれやれは黙らずに馬鹿をさらし続けてください

58 :いんちき信吉:01/12/11 09:37
クロード・シモンの「草」から
有名な一節
「誰も歴史を作らない、それを見る者もいない、ちょうど草が成長するのが
見えないように」


>JPBさん
>前スレでちょっと話題になってたクロード・シモンの『ファルサロスの戦い』
の復刊、みんな買われました?

買いましたよん。

>ixionさん
>マジな話誰かデ・フォレってどうよ?

うーん、読んでいないです。




>やれやれさん
>つまりは「あなたは本当に自分の独創性を信ずることができるのでしょうか」と。

批評における独創性って僕にもよく分かりませんが、自分の言葉で語れということ
でしょうか。
そんなら、僕は、ロブ=グリエの「快楽の館」を、期待をこめて読んだけど、
全然そっち系じゃなくて失望した、とかそんなくだらないことしか書けないです。


まあ、感想なら他の人も書いているんだし、ixionさんは、少し図式的にしても、
自分の意見は書いていると思いますよ。

59 :いんちき信吉:01/12/11 09:38
まあ、感想なら他の人も書いているんだし、ixionさんは、少し図式的にしても、
自分の意見は書いていると思いますよ。


>エクリチュールの錯乱、
><中心=主体>のない否定神学、
>唾棄すべき予定調和の円環
>渡部直己がいうところの「黙説法」の禁忌
>Autreの欲望生物学的な説明
>過剰なるサンス

まあ、面白いんだけどさあ、今批評に強い関心持っている人とか、
批評空間読んでいる人とかは、こういう言葉使いの人多いですね。
単語を羅列するというか。
批評の世界のことはよく分からないけど、
対象(文学作品)に対応した言葉遣いしているのかなあ、といつも思う。
予め用意された尺度(術語)を使っているんじゃないの、って気がする。

そんで僕が期待しているのは、どういう反応が返ってくるかってことです。
術語を使いこなした反応が返ってきたら面白いかも。

新潮から出ていたロブ=グリエの「新しい小説のために」復刊希望。
あと、リカドゥーの「ヌーヴォーロマンの諸問題」って今読めるのでしょうか。
読まねばならないと思いつつ読んでいないです。トゥルニエの「フライデーあるいは
太平洋の冥界」と同じ年に発表されているということに今調べて気付きました。

60 :ixion:01/12/11 19:10
>「ヌーヴォーロマンの諸問題」

あ、これ読んでないや。『新しい小説のために』は、それこそ「図式的」
方法論の表明だけどね。

今は「パイディア」って雑誌のヌーヴォーロマン特集ぱらぱら見てます…。

61 :吾輩は名無しである:01/12/12 16:31
しもんが良い

62 :吾輩は名無しである:01/12/12 17:15
ここの人達って本読むだけで書こうとか思わないんかね

63 :道化師の恋:01/12/12 17:51
>62
でも、本を読まずに、書けるかい? 

64 :吾輩は名無しである:01/12/12 17:56
本読めば書けるのか?(バカな奴>>63
消費者ごときが評論ばかり
じゃ、何書いたんだよ。世に出れねぇ奴らかわいそ
(世に出てる俺から一きみたちに一言逝っておく(藁)

65 :教えてクン:01/12/12 18:05
ヌーボーロマンって最近邦訳全然駄目だけど
英訳でこまめに読んでる人いるの?

もしいいのがあったら教えて
(ただしあんまり難しい英語じゃないやつ)

66 :吾輩は名無しである:01/12/12 18:05
>>64






                      プッ

67 :吾輩は名無しである:01/12/12 18:15
>64
あほだな、引用だろ。『道化師の恋』金井美恵子。
あほのまま世に出たくないね。くわばら。くわばら。

68 :吾輩は名無しである:01/12/12 19:13
>>64=辻

69 :ixion:01/12/12 23:36
>ヌーボーロマンって最近邦訳全然駄目だけど
>英訳でこまめに読んでる人いるの?
>もしいいのがあったら教えて
>(ただしあんまり難しい英語じゃないやつ)

ロブ・グリエの英訳は悪くないよ、Grove Pressから出ている奴。
俺が結構好きなのは"Recollections of the Golden Triangle"

70 :taka:01/12/19 19:55
バルザックを乗り越えた時、それがヌーヴぉー・ロマンの時代だと思います。

71 :吾輩は名無しである:01/12/19 22:49
今現在ヌーヴォーロマンの連中って19世紀の小説についてどう思ってるの?
まだ否定的なのかな
でもヌーヴォーロマンの連中から見ても
19世紀の小説って変なところいっぱいあると思うのだが
例えば東浩紀が「ソルジェニーツィン試論」で
「カラマーゾフの兄弟」について書いてるようなところとか

72 :吾輩は名無しである:01/12/19 23:46
ヌーヴォー・ロマンは結社,集団ではないから、
今日び、呼ばれて,俺のことか、ト答えるのはロブ=グリエぐらいのものだろう。

「意味を賦与するだけで、この世界を克服できたと思っていた」と、ロブ=グリエが非難するとき、相手どられているのは、ディケンズやバルザックやトルストイ自身ではなく、
現代において、彼らの努力の意味を理解せず、彼らの方法だけを模倣して、世界に意味を与えさえすれば世界を克服できたと考える、季節おくれの写実主義者、自然主義者たちなのである。

ロブ=グリエ『新しい小説のために』平岡篤頼によるあとがきより

73 :吾輩は名無しである:02/01/13 00:48
 緑と灰色のだんだら縞の防水布で出来た日除けと雨除けを兼ねている巻き込み式になって開いたり閉じたりする屋根は、店が西に面しているから、夏の間は午後になると、帆船のたたまれた帆がくり出されるように、屋根を支えている金属製の枠に組込まれている鎖を操作して…

74 :吾輩は名無しである:02/01/17 09:56
平岡篤頼は、今なにか訳しているんだろうか?

75 :吾輩は名無しである:02/01/17 10:35
生活が心配だ。

76 :吾輩は名無しである:02/01/17 11:23
ヌーヴォーロマンに傾倒する人たちって、
>現代において、彼らの努力の意味を理解せず、彼らの方法だけを模倣して、世界に意味を与えさえすれば世界を克服できたと考える、季節おくれの写実主義者、自然主義者たちなのである。
なんてところにしびれるのかな? そうだ、そうだって感じで…俺だけか。
日本版では、平岡篤頼の評論『変容と試行』とか、白井浩司の『小説の変貌』なんかで感動したり。
でも、何で今ヌーヴォーロマンなのだ?

77 :ハルシノーゲン:02/01/18 00:47
突然ですが、ご存知のかたいたらおしえてください。
シモンの「農耕詩」は訳出が進んでいるでしょうか。ここ5年以内くらいに
日本語で読めるでしょうか?また、「植物園」は、どんな具合だろうか?
フランス語を勉強して、原書買ったほうがはやい?
それと、「草」とせめて「三枚つづきの絵」は、復刊の見通しまった
ないのでしょうか?情報通のかた、または出版関係のかた、
知っていらっしゃったら、おしえてくだされ。

78 :吾輩は名無しである:02/01/19 01:39
「でも彼女(あのひと)にはなにもないし、だれもいない、そしてだれもあのひとのことで泣きはしない(それに泣くひとがいない死がなんだろう?)たぶんあのひとの弟をのぞいて、あのもう一人の老人を、
それにきっとあのひと自身だって自分のことで泣きはしないだろうし、つまり自分のことで泣くなんて許さないだろうし、考えもしないでしょう、そうするのが慎ましいとか、ふさわしいとか……

クロード・シモン 『草』

79 :草2:02/01/19 01:55
『たしかにあのひとはあなたにはなんでもない。
『そうなの、とルイーズはいった。
『そうなの、彼女はすなおに繰返した。しかし前方の、彼には見ることのできない何かを見つめつづけていた。
「それで。

80 :草3:02/01/19 02:44
『それでなにも」と彼女はいった(相変わらず木々や、牧場や、九月の静かな平野のかなたの、この彼には見ることができない何かを見つめながら)。
「なにもない、あのひとは一度も結婚しなかった。たぶん一度も思ったことすらないの、自分にもできるとか、その権利があるとか――
十五歳年下の弟がいたから、この弟をあの人たちは育てた(あのひととすでに亡くなった姉とで)、そしてうまくいった
(一着の服を、最初に使われた服地の横糸まで擦り切れてしまうのにかかる時間のほぼ三倍ながく着られる一番いい方法をさんざ考えたおかげで)医学部の教授にすることができた、
やっと文字が読めるような、もしかしたらぜんぜん読めないかもしれないような父母をもったあの二人の女教師(せんせい)にしてみれば、きっとそれは一人の女がごくあたりまえに権利をもちたいと願うそんないっさいを諦めてでもやり甲斐のあることに見えたのにちがいない、

81 :ixion:02/01/19 05:15
『植物園』なら、最近「英」訳されましたが…あとThe Trolley
っていう自伝的(?)作品も「英」訳されるらしいですが…
はたして日本語で読める日が来るのだろうか?
>>77



82 :吾輩は名無しである:02/01/19 10:49
ロジェ・ラポルトを読んでみたいんだよねえ。

83 :ハルシノーゲン:02/01/19 18:19
「草」のかた、ありがとう。熟読させていただきました。
イクシオンさんもどうも。どこの出版社かな。多少の手間をかければ、
東京で手にはいりますかね。
でも、シモンではくろうするな。
「アカシア」も品切れだしな。ここ10年内の翻訳小説のベスト1
なのに、ほとんど無視されたし。いったいこれを読まずして、何を
読めというんだろう。まーいーや。
みなさま引き続きシモン情報よろしくお願いいたします。



84 :吾輩は名無しである:02/01/20 01:04
『三枚続きの絵』はたしか初版2,000部だったはず。この不景気の日本では新刊にしろ復刊にしろ期待できないのでないでしょうか。
五年あればシモンを読みはじめるぐらいの語学力はつくでしょう。うまくすれば『農耕詩』、『植物園』、『トラムウェイ』、さらに多くの19〜20世紀の長編、短編を読み終えているかも。

85 :ixion:02/01/20 01:19
>ハルシノーゲンさん

The Jardin Des Plantes
Claude Simon (著), Jordan Stump (序論)
U.S. 定価: $29.95
ハードカバー - 288 p (2001/11)
Hydra Books ; ISBN: 0810117231 ; サイズ(cm): 23 x 16

ということです。Amazon.co.jpで手に入りますが、ちょっと高いかな。

なぜ今ヌーヴォー・ロマンなのか。内実がない時代には形式が内実に取って
代わるから?

86 :Tango:02/01/20 15:28
「私の本はどれも三千部か四千部だ」って本人が言ってるくらいだから、
日本版の初版二千部は仕方ないんでしょうか。
ロブ=グリエに力入れてる(?)講談社文芸文庫がまとめて出してくれたらいいのにね。
ついでにビュトールとかサロートも。あと関係ないけどガスカールもまとめて読みたいぞ。

87 :吾輩は名無しである:02/01/20 17:10
ホント文芸文庫でなんとかならんか

88 :ハルシノーゲン:02/01/22 01:22
ほんとにねえ。わたしは、文学をけんきゅうしたことがないので
内実とか形式とかよくわかりませんが、電車のなかで
フランドルを読んで、つかのま意識をうしなってからのシモンさんとの
かんけいです。ちなみに、梅図かずおさんの「わたしは真吾」の単行本の
9-10巻でも同様なトランス状態に陥りましたことがあったのだった。
どちらも、電車のなかにいることを忘れてしまって、めまいのなかで、
ごごごーという電車の音でまたこちらの世界に戻ってきたのだった。
ところで、前のほうでシモンが話題になっていたんですね。
そのへん読んでからまた戻ってきます。失礼しました。


89 :吾輩は名無しである:02/01/22 01:26
とにかくフランドルを読みたい。
借りて読むわけにはいかないでしょう、あれは。

90 :ハルシノーゲン:02/01/22 01:42
たびたび失敬!!過去スレでクロードシモン板があつたんですねい。
うれしいねい。びつくりしたねい。みなさま丁寧にかきこんで
らつしやつたので、面白がった、ああシモンの夜明けはちかいのか?
その暁には、みなさまとシモンさまのぶどう畑で獲れた
赤ワインで乾杯したい。


91 :吾輩は名無しである:02/02/04 04:42
さぁさぁここらでクロード・シモンを復刊させようではないか!
と思うのですが如何かな?

毎年恒例、人文系8出版社共同復刊《書物復権》の今年のリクエスト受付が
始まっていて、これには出版社が用意したリストがあるわけですが、
それ以外からも要望を出すことは出来るんですね。
で、白水社HPの当該ページを見るとですね、

-----
●品切れ書籍(復刊リクエストの対象になります)
『アカシア』 クロード・シモン/平岡篤頼訳 396p 四六
『フランドルへの道』 クロード・シモン/平岡篤頼訳 304p 四六
『三枚つづきの絵』 クロード・シモン/平岡篤頼訳 272p 四六
『歴史』 クロード・シモン/岩崎力訳 320p 四六
-----

と、シモン4冊、「復刊リクエストの対象になります」、だそうです!
どうです? ここの皆さんでリクエスト出してみませんか?
メールでも受け付けてますので、ここは是非是非。
詳しくは、
http://www.hakusuisha.co.jp/0202/topics/fukken1.html
をご覧ください。もちろんシモン以外にもいろいろ挙げられてますが、
まぁ絶版の多いこと。勿体無い。

しかし、これでもしも復刊されたら面白いよね。興味ありそうなところに
この話広めてみてちょうだいよ。


92 :91:02/02/04 04:50
《書物復権》のページはこちら。
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/fukken/index.html

だいたいね、鹿島茂が書いてることとリストアップされた書籍とが
ぜんぜん合ってないんだよな。

それはともかく、みなさんよろしゅう。


93 :Tango:02/02/05 18:13
シモンもいいけど、「ニューヨーク革命計画」も出してほしい。
新潮社は、長らく絶版にしたまま文庫にも落とさず葬り続けている
良作をいっぱい抱えてるのに、ちっとも再版してくれやしない。

94 :吾輩は名無しである:02/02/16 15:56
それでは、さいなら、さいなら、さいなら。

95 :吾輩は名無しである:02/03/05 01:48
女たちの肉体がぼくのなかではいつも大きな場所を占めてきたようだ。

96 :Tango:02/03/05 14:03
>>91
「書物復権」はURL変更になったようです。
http://www.hakusuisha.co.jp/0203/topics/fukken1.html

97 :吾輩は名無しである:02/03/05 18:33
↑3/15締め切りだよ

98 :吾輩は名無しである:02/03/05 21:36
ロブ=グリエってノーベル取ってないよね?
取ったシモンよりもロブ=グリエのほうが有名だと思うんだけど
でもノーベル無いほうがカコイイかな

99 :吾輩は名無しである:02/03/21 02:52
age

100 :吾輩は名無しである:02/03/21 02:56
>>98
ロブグリエは変態だからさ。
人格に問題ありよ。

101 :吾輩は名無しである:02/03/21 23:14
>100
俺たちも変態じゃないか。

102 :吾輩は名無しである:02/04/01 12:51
ぬ〜ぼ〜

103 :吾輩は名無しである:02/04/01 14:33
「三枚つづきの絵」この前ヤフオクに出されてたね、一万円で。
出品者調子に乗りすぎ。

104 :吾輩は名無しである:02/04/01 15:25
デュラスもノーベル賞取ってないね

105 :吾輩は名無しである:02/04/01 17:39
>>103
俺は学生の頃に友人からそれを貸してもらって読んだくちだけど、
「三枚つづきの絵」って、古本屋ではさっぱり見ないんだよ。
店頭にあった場合、どれくらいするのかな。

106 :吾輩は名無しである:02/04/01 17:45
>>105
一年探し続けて、先日ようやくネット古書店で見つけて即購入したよ。
カバーつき、焼けあり、蔵書名入りで3500円だった。
高すぎだけど、読みたかったから背に腹は変えられないと思って。
図書館にもないし。

つか、「三枚つづきの絵」じゃなくてもシモンの本が古本屋に置いてあるの見たことない・・・
僕が持ってるシモンの本は全部ネット古書店で買った。

107 :吾輩は名無しである:02/04/01 17:51
ネット古書店てどこですか?

108 :吾輩は名無しである:02/04/01 17:54
>>106
全てネット購入ですか・・・。唖然。ひょっとして106は、
東京近郊在住ですか。僕は大阪なんですが、昔はカッパ横丁や
大阪球場の古書街でシモン本(やヌーヴォーロマン本)を入手しました。
「盲いたるオリオン」や「ドラマ」や新潮の現代フランス文学集とかね。
まあでも古書店にあったそれらも、値段はちょっとばかしかかったな。
さすがにオリオンは、5千円近くしたように思う。

109 :106:02/04/01 18:27
>>108
いいえ、静岡県です。
ちょくちょく東京に行く用事があるので、そのたびに神保町やその他の古書店をまわってるんですけど、
ロブグリエやビュトールはともかくシモンは一度も見たことないですね。
シモン本は、ネット古書店のサーチエンジンをほぼ毎日チェックして、見かけたら即購入、ってかんじで揃えました。
新潮の現代フランス文学13人集はヤフオクで5000円だったかな。
オリオンは3000円で手に入ったと思う。
どっちにしてもシモン本は高いですね(^^;

>>107
ネット古書店っていうか、古書サーチエンジンなんですけど、
日本の古本屋
http://www.kosho.or.jp/
スーパー源氏
http://www.murasakishikibu.co.jp/oldbook/sgenji.html
old bookmark
http://www.crypto.ne.jp/oldbookmark/
この三つは登録数も多く、ヌーヴォー本他掘り出し物も多いのでよく利用してます。
あとは古書専門サーチじゃないですけど
EasySeek
http://www.easyseek.net/
も掘り出し物が以外によくあります。
お探しの本があれば調べてみては?

ちなみにシモンでも「フランドルへの道」と「ペテン師/風/ル・パラス」は、
ネット古書店ではわりとよく見つかるような気が・・・

110 :108:02/04/01 18:48
あ、マジレスありがとうです。
おっしゃる通り、確かにシモン本は高い(図書館にも殆ど無いし)。
でもフランドルは古書店でも、たまに見かけますよね。
僕もこれから頻繁にネットに注目しておこう。多謝!

111 :吾輩は名無しである:02/04/09 12:20
平岡がシモンとロブグリエの新作を訳してるらしい。

112 :吾輩は名無しである:02/04/09 13:03
>109
ありがとうございます

113 :吾輩は名無しである:02/04/10 01:33
>>111
ロブグリエの新作ってなんじゃらほい?
『コラント最後の日々』までしか知らないんだけど。

114 :吾輩は名無しである:02/04/10 01:49
>>113   111じゃないですけど…
『反復』LA REPRISE ってのが去年出版されてます。
エピグラムにあげられていることからすると、
キルケゴールの『反復』からとったタイトルなのでしょう。
カッコツケで買っただけなので、未だ読んでません。(藁
裏表紙にはこんな風にある。

 1949年11月、われわれはベルリンにいる。……

早く翻訳でないかな〜 (藁藁

115 :吾輩は名無しである:02/04/10 01:54
『早稲田文学』の7月号の予定がヌーヴォーロマン特集だな。

116 :113:02/04/10 02:18
>>114
>『反復』LA REPRISE……1949年11月、われわれはベルリンにいる。

あれ〜? いま物凄いデジャヴが……。
そういえば見たこと“だけ”はあるかも。
あれって去年出たやつだったんだ。

>早く翻訳でないかな〜 (藁藁

そうそう、なんつってもそこです! 行き着く先は(笑)。

>>115
そうなんだ。今度こそ尻切れトンボはナシにしてほしいですね。

117 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:28
http://www.criticalspace.org/special/ouji/wd_011214.html

118 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:31
>>116
尻切れトンボってどういうことですか?

119 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:35
>>117
まさにその「既視感」=「デジャヴ」(>>116
という言葉がこの批評文に出てくる。
デジャヴュのデジャヴュ?    面白い反復。

120 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:37
浅田彰も書評書いてます。
http://i.tosp.co.jp/BK/TosBK100.asp?I=tcreate2&P=0

121 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:40
こんなものも。結構話題なんじゃ?
http://www.ilyfunet.com/ovni/2001/487/html/livres.html

122 :吾輩は名無しである:02/04/10 02:54
REPRISEって「再びとりあげる」「再演」ってことで、
音楽のCDによくある「リプライズ」ってやつだね。
若者受けを狙うなら「リプライズ」ってタイトルがいいかもね。
フランス文学に英語読みのタイトルつけるのは強引だけど。


123 :116:02/04/10 02:54
>>118
昔、平岡氏の「ジン」の訳が半分載ってそれきりに……、って
糸圭さんがどこかでぶーたれてました。
後で集英社ギャラリーに収められたからお咎め無し、ですけどね。

>>119
いや、そこまではちょっとわかりません(笑)。
早く出るといいですね。
ところでシモンは何が出るんだろう?
他にも訳して欲しい本がたくさんあるな。

124 :吾輩は名無しである:02/04/10 03:05
Web新潮社にはこんなの出てます。

http://webshincho.com/shincho/200102/forum.html
>Anti‐Roman 尾関忠雄文学全集、刊行開始

125 :吾輩は名無しである:02/04/10 18:25
新潮社はそんなことする前に絶版中の海外文学を再版しろ!

126 :吾輩は名無しである:02/04/13 00:22
115でも触れてたけど、早稲田文学のHPの編集室日記より抜粋。

7月号の特集を手伝ってくれているK氏とともに、平岡篤頼氏と打ち合わせ。
大学教養過程の範疇で訳読以下の仏語しかできない身としては、ロブ=グリエとシモンの新作を、
近くはないけれど遠くもないさきに読めると思うだけで食欲が出ます。

大手出版社の文芸誌も新人のプッシュだけじゃなくて
こんなことしてくれたら買うのに・・・
いや、さいきんはチェックもしてないからしてても分からないんだけど。

127 :吾輩は名無しである:02/04/13 00:52
>>125
『ニューヨーク革命計画』とか、復刊してほしい。

128 :吾輩は名無しである:02/04/13 01:01
ロブ=グリエのスレってもう消えた?

129 :吾輩は名無しである:02/04/15 10:25
次号の「早稲田文学」、ヌーヴォー・ロマン特集だそうです。

130 :吾輩は名無しである:02/04/16 01:02
マジですか?

131 :吾輩は名無しである:02/04/19 01:09
王寺賢太もいうように、平岡氏他に訳出を急いでもらいたい。

132 :吾輩は名無しである:02/04/22 02:36
ポスト ヌーヴォー・ロマンって誰かいるの?
てか、フランスでは読まれてんの?

133 :吾輩は名無しである:02/04/22 02:40
↓ この人は?

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891762535/qid=1019410797/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-8934759-4453026

134 :吾輩は名無しである:02/04/22 02:59
アマゾンのトップさん?
誰のこと?

135 :吾輩は名無しである:02/04/22 22:20
>>134
あんたPC使えるのか?大丈夫?念のため↓

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3ca9b38721cba01049c7?aid=&bibid=00852596&volno=0000

136 :吾輩は名無しである:02/04/22 23:34
ペレックはどうよとはっきり書けばいいのだ。



137 :吾輩は名無しである:02/04/22 23:38
「人生使用法」はいいに決まってます。
ベスト10スレで誰も挙げないのが不思議なくらい。

138 :吾輩は名無しである:02/04/22 23:45
>ポスト ヌーヴォー・ロマンって誰かいるの?

ソレルスとかデュラスなんかでは?
ヌーヴォー・ヌーヴォーロマンという言い方もあったね。


139 :吾輩は名無しである:02/04/22 23:45
>>132
フランスでは普通に読まれてます。インテリの間では。
その上で、好き嫌いはもちろんあるんでしょうが。
ロブ=グリエの新作も、今年のゴンクール賞はこれかと
言われたぐらいで(結局もらえなかったとはいえ)、
けっこう話題になったらしい。

140 :吾輩は名無しである:02/04/23 00:06
>>136
ま、そうですが、
>>133
のリンク先アマゾンの紹介の方がやや詳しいです。
初めて見る人なんかには興味持ってもらえるかと思いましたので。

141 :吾輩は名無しである:02/04/23 00:42
ロブ=グリエより新しい作家はフランスにはまだ出ていないと思うぞえ

142 :吾輩は名無しである:02/04/27 01:07
ウリポって恥ずかしくない?


143 :吾輩は名無しである:02/04/27 02:14
OULIPO

144 :吾輩は名無しである:02/05/02 23:07
えいやぁ!

145 :吾輩は名無しである:02/05/02 23:18
で、
シモン、ロブ-グリエは何が出るのか
まだ判明しませんか?

146 :吾輩は名無しである:02/05/04 16:47
>>145
http://www.bungaku.net/wasebun/cgi/tackynote/stretch.cgi?action=view&year=2002&month=04&day=16&no=257#1

判明してるみたい。

147 :吾輩は名無しである:02/05/04 17:43
このスレに書いてる人たちって何才くらいなんだろう?
という興味がわきます。
わたしの感じでは四十代から五十代じゃなかろうか、
どうっすかねえ?

あと、サロートが出てこないんは、なしてやろ?

148 :吾輩は名無しである:02/05/06 17:12
あんちろまん

149 :吾輩は名無しである:02/05/06 17:22
俺は23歳です。

150 :吾輩は名無しである:02/05/09 17:45
ヌーヴォー・ロマンを50次以内で説明してください。

151 :吾輩は名無しである:02/05/09 18:53
新しい小説(5文字)

152 : ◆YejoOYtk :02/05/10 23:23
>>149
ひろゆきより年下じゃん

153 :吾輩は名無しである:02/05/16 17:40
サロートって、古本屋ではよく見かけるけど、ということは
シモンやロブ=グリエよりも売れてたんだろうか。

154 :吾輩は名無しである:02/05/16 20:08
>>153
僕の勝手な推測では「シモンやロブ=グリエは持っていたいけど、サロートはいいや」
って手放しちゃった人が多いんでは? つまり人気がないと… うがった見方ですが。

155 :?a´?y?I´?1/4?3?μ?A°??e´ :02/05/27 17:44
シモンの「歴史」300円でGET
3日前、神保町で世界文学全集のシモンの巻があった
でも3000円だからかわなかった

156 :吾輩は名無しである:02/05/27 18:41
↑う〜ん、さんぜんえんなら
買いだとおもうのであるが。。。

157 :吾輩は名無しである:02/05/27 20:08
サロート面白いと思うんだが。。。

158 :吾輩は名無しである:02/05/27 20:26
四月にも、ロブ=グリエの新作が出たよ。

159 :155:02/05/27 21:12
でも定価1500とかいてあったから
2倍の値段だったから、まよったんだよね
よし、 近いうちにもう一度いってみよう

160 :吾輩は名無しである:02/05/27 23:41
えいやぁ!

161 :吾輩は名無しである:02/05/28 02:41
シモンの全著作を述べよ


162 :吾輩は名無しである:02/05/28 02:42
「おいげたいやきくん」
「いっぱつでもにんしん」

いじょうです。

163 :吾輩は名無しである:02/05/28 04:02
人気ないのね、ヌーヴォー・ロマン。

164 :吾輩は名無しである:02/05/29 06:35
福田和也って、シモンのことどう評価してんの

165 :吾輩は名無しである:02/05/29 20:16
シモンの研究者よ、なんかかけ

166 :吾輩は名無しである:02/06/04 23:54
なんか

167 :吾輩は名無しである:02/06/05 00:00
________________________________
  |:;:;:i;:;:;:/ |/|/:;:;:;:/::::::/::::::/::/ /;:::/    __,.-‐''‐、、     ミ;:;:;:;:/ /;:;|
   |:;:i;:;:;:::|/ /|:;/ーニニ.`/=、/;:/  //|/  _,,.-'",,.-‐´~````    ミ::::ノ /;:;:;:|
   .|;:;:;ヽ:::|      ,,,``‐-/、ヽ  //   / ‐'" ,,,,,__..        i:::::: i;:;:;:;:;:|
   |:;:;:;:::::i    ミィ`テ:;';';'ヽ、          ./'":;';'ヽヾシ       i:/  /;:;:;:;:;:|
    |;:;:;::::::i     ヽ,,ヽ;:;:ノ__ヽ        ,イ.. ヽ;:;ノ-´`      i__/;:;:;:;:;:;:;|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


168 :考える名無しさん:02/06/07 17:17
早稲田文学でヌーヴォ・ロマン特集だぞ


169 :吾輩は名無しである:02/06/08 08:46
平岡氏の訳と解題に萎えたのですが・・
「現代的感性がとらえたコピー人間」って何よ。

170 :吾輩は名無しである:02/06/08 09:19
>167
なんか、イイ

171 :吾輩は名無しである:02/06/14 14:24
169以外の感想はないのですか?

172 :吾輩は名無しである:02/06/14 14:25
sageちゃった。あげ。

173 :168:02/06/15 00:18
訳はイイぞ
これで720円は安すぎ

浅田彰「ロブ=グリエ「反復」は、読み出したらやめられないほど面白かった」ってよ


174 :吾輩は名無しである:02/06/15 00:42
かっぱえびせん

175 :吾輩は名無しである:02/06/15 02:35
とりあえず、『反復』訳のドイツ語のルビはめちゃくちゃ。

176 :吾輩は名無しである:02/06/15 15:40
>>173
浅田じゃなく、君は? 『反復』の部分訳を読み出したら
やめられないほど面白かったの?

177 :kuu:02/06/15 15:48
>>169
僕は模造人間byS田M彦を思い出したよ。萎え苗、裕木奈江

178 :吾輩は名無しである:02/06/15 15:57
「あなたも、そういったコピー人間のひとりではないだろうか」

179 :吾輩は名無しである:02/06/15 16:03
グリコ

180 :吾輩は名無しである:02/06/15 16:05
うーん、
やった!
パ・イ・ナ・ツ・プ・ル!

181 :吾輩は名無しである:02/06/15 16:24
僕もコピー人間

182 :吾輩は名無しである:02/06/15 16:48
わたしも!

183 :吾輩は名無しである:02/06/15 16:54
僕はダッチワイフ!

184 :吾輩は名無しである:02/06/15 17:15
コピーロボットは鼻を押すと良い。

185 :吾輩は名無しである:02/06/22 09:29
age


186 :吾輩は名無しである:02/06/22 18:42
ロブ=グリエの映画『欲望の前進的横滑り』(でしたっけ?ちょっと
うろ覚え)はすごく面白かった。
出て来る女優もセクシーだし・・・(そういう見方は本質ではないと
しりつつ、ちょっと萌え)。
『去年マリエンバードで』(ロブ=グリエ監督ではないけれど)なんか
より、ずっとロブ=グリエ入門にふさわしい映画だと思う。
でも、たぶんビデオ化はされてないんだろうなあ。

187 :吾輩は名無しである:02/06/22 21:40
ロブの映画『囚われの美女』も面白い
超カッコイイ
スパイもので情報屋の主人公と
その組織のボスでボンテージ姿で大型バイク乗りまわすブロンド美女
車イスの女、マッドサイエンティスト(?)、
いろんな場所で反復される違う人物のはずの同じ姿をした美女
ルネ・マルグリットの絵画の情景が反復され、海、夢・・・
うおー!!説明下手でスマソ!ぜひ見てくれ!!!


188 :吾輩は名無しである:02/06/23 22:17
>>186
『快楽の漸進的横滑り』です。アニセ・アルヴィナはたしかに可愛い。

189 :吾輩は名無しである:02/07/04 22:12
age


190 :吾輩は名無しである:02/07/05 01:37
残ってたんだ、このスレ。
雑誌は売れているの?

191 :吾輩は…:02/07/05 23:36
『路面電車』全訳は近々、白水社より刊行予定!

192 :吾輩は名無しである:02/07/05 23:57
早すぎるよ。まだ出ません。

193 :吾輩は名無しである:02/07/06 01:05
今年中には出るかな。

194 :吾輩は名無しである:02/07/06 01:55
>>191
ソースは?

195 :吾輩は…:02/07/06 11:01
安原顯が編集長を務めるブックサイト
http://www.bk1.co.jp/s/yasuken/
の「ヤスケンの編集長日記!」から
6月7日を探すべし。

196 :吾輩は名無しである:02/07/11 23:00
なんで売れんのかね。
日本でそれっぽい作家とかおらんの?

197 :吾輩は名無しである:02/07/11 23:02
日本人がやると馬鹿にされます
おみゃーおフランスか!と・・・
読んだことないですが倉橋由美子が一時期それっぽいのをしたらしい
金井美恵子の初期とかも、まあ一応それっぽいかも

198 :吾輩は名無しである:02/07/13 05:18
蓮實の陥没地帯はどうよ


199 :吾輩は名無しである:02/07/13 18:57
>>198
あれはかなりいいんじゃないでしょうか
でも『オペラ・オペラ・シオネル』はひどいですね
反復すりゃいいってもんじゃないと思いますが

200 :吾輩は名無しである:02/07/13 23:23
渡部は、中上にはヌーヴォー・ロマンに通ずるところがあるって
いってるけど、あえて深読みするとどの辺なのよ?

201 :吾輩は名無しである:02/07/13 23:31
>>200さんも早稲文のやつ読んだろうけど
一応、換楡的なヌーヴォーロマンに対して
路地という隠喩的なトポスを廃棄していった中上も
通じるところがあると。
デュラスが最終的に神話的な空間を描いてしまうという点では
デュラスより中上のほうがヌーヴォーということですけど・・・


202 : :02/07/14 02:09
映画のヌーヴェルバーグとは関連性ないのかな。
『男と女』とかスペクタクルもなにもないけどいまだに新しいよな
『欲望のあいまいな対象』とか、関係ありそうだけど……

203 :吾輩は名無しである:02/07/14 13:07
おれ映画ぜんぜんわからん
でもいま蓮實と武満の対談本よんどる。
すこし興味でてきた。ほんとに映画っておもろいの?
蓮實の文芸評論はすきなんだけど

204 :吾輩は名無しである:02/07/14 13:22
後藤明生は?

205 :吾輩は名無しである:02/07/14 20:14
>>187-188
どこでいつ観たんだ。うらやますぃ・・・・・・。
それに限らずロブ=グリエの監督作品って昨今は観るのが
非常に難しいよ・・・・・・。ビデオにもなってなかったと思うしね。
かくいう俺も、それについては蓮實の批評でしか接していない。やだやだ。

206 :187:02/07/14 20:41
『囚われの美女』はたぶん2、3年前くらいにビデオ化しましたよ
まだ探せばあると思うけど

207 :寺門シモン:02/07/20 03:41
ところでシモンの農耕詩は訳されていますか?

208 :205:02/07/24 23:05
超亀レススマソ。あれ?そうでしたか。
うーん、今度探してみよっと。ありがとう。
観たいぜ!

209 :吾輩は名無しである:02/07/29 23:50
ぬーぼーマーシー

210 : :02/07/30 01:13
>ヌーヴォー・ロマン
ロマン・ヌーボウちゃうか?


211 :吾輩は名無しである:02/08/04 23:45
サロートを一度も読んでいないのですが
手に入るものがあったらおしえてください

212 :吾輩は名無しである:02/08/05 00:07
99/10/20 東京夕刊 社会面 01段

ナタリー・サロートさん(仏作家)死去 ヌーボー・ロマンの旗手

 ナタリー・サロートさん(仏作家)19日、パリで老衰のため死去。
99歳。戦後のフランス文学に花開き、
時間の流れを転換した手法で世界の文学に影響を与えたヌーボー・ロマン派を代表する女性作家。
ロシア系ユダヤ人の家庭に生まれ、今世紀初め、フランスに亡命し、
第二次大戦後、「プラネタリウム」などの代表作を発表した。
50年代の評論を集めた「不信の時代」はヌーボー・ロマン派宣言といわれた。
(パリ・池村俊郎)

こんなのありましたよ。死んだの結構最近なんすね
デカイ図書館行きゃあると思いますけど

213 :Tango:02/08/05 00:17
「ああ、これは駄目。まるでロブグリエみたいだわ」の名言を残しております。

214 :211:02/08/05 18:26
>212,213情報サンクス
私の家の近くの県立図書館で探してみます
ところで、いま、シモンの「フランドルへの道」を読んでいますが
私のほかに借りる人がいなくて2ヶ月ぐらい過ぎないと
催促が来ません。また本を返しにいっても
また私が借りてしまいます
うれしいやら、かなしいやら


215 :Tango:02/08/18 01:18
ベルナノス「ウィーヌ氏」はどうなんでしょ?
ヌーヴォーロマンの先駆的作品とか言われてるようですが。

216 :吾輩は名無しである:02/08/18 12:47
地獄先生ヌーヴォー

217 :吾輩は名無しである:02/08/18 13:43
>>216
それは何ですか?
すごく興味があります

218 :吾輩は名無しである:02/08/18 15:58
アカシアでないかなぁ

219 :吾輩は名無しである:02/08/18 16:24
ぬーべえだよ。

220 :吾輩は名無しである:02/08/18 16:31
>>219
違うよ。
「地獄先生ヌーヴォー」は、
アーシュラ・ル=グウィン好きのフランス人作家が
「闇の手」というアイディアを文化人類学的な手つきで
都市伝説と結びつけた、ビュトール風の小品だよ。
当時横行していたヌーヴォーロマン風の作品に対する
パスティーシュにもなっている。

221 :吾輩は名無しである:02/08/18 16:47
>>220
「海」に載ってたよね。

222 :吾輩は名無しである:02/08/18 16:53
>>221
レーモン・クノーみたいな、
インテリなのにエンターテイナーを目指す奴かと思ったら
あれ一作で姿を消したのが惜しまれる。
某批評家説がある。
これは信憑性が高い。

それから、
釣りとイリュージョンをテーマにした
駄作があるという噂があるけど、
これは間違いだろう。

223 :吾輩は名無しである:02/08/18 17:18
ひとりで盛り上がってても駄目。

224 :吾輩は名無しである:02/08/18 18:31
       _ , ― 、
      ,−'  `      ̄ヽ_
     ,'            ヽ
    (              )
    (     ノ`ー'ー'ヽ     )
    (    ノ●  ●(     )
     (   〉 -――-(      )_  _
      `ー'l  ●    (    ノ    ヽ )
       、‘ー'ー’ _ノ`ー'      |
         ̄| ̄           |
         /  /7  / ̄ ̄/   /
         `ー´ `ー ´   `―´


225 :吾輩は名無しである:02/08/20 04:43
>>207
「農耕詩」はまだです。
「植物園」とともに、邦訳が待たれる名作だそうですが。
たしか筑摩からでていた豊崎光一の単行本(タイトルど
忘れしました)に、紹介が載っていました。

226 :吾輩は名無しである:02/08/20 15:48
新小説

227 :吾輩は名無しである:02/08/26 23:19
>>225
『他者と(しての)忘却』ですね。清水=宮川の『どこにもない都市
 どこにもない書物』も水声社から『ディアーナの水浴』と同時に
出たことだし、ちくま学芸文庫あたりで出してくれるかもしれませんね。

ところで、今、ロブ=グリエの La reprise を難儀しながら読んでいるの
ですが、たぶん他の小説を原書で読むよりは読みやすいのかも、と思い
ました。それでも理論書読むより語彙が多くて大変ですけど。なんというか、
前の描写をひきずりながら次の文章の単語の多義性が生きてくるのが
印象的だったりします。思わず笑いがこぼれるようなこともあったり。
これを日本語でやるのは難しいでしょうね。題名自体も「反復」であると
同時に「奪回・再占領」なわけで、翻訳者には恵まれているロブ=グリエ
ですが、これは原書を読むとまた別のおもしろさがあるように思います。

228 :吾輩は名無しである:02/08/31 20:06
ソレルスの「公園」とか初期の実験的な小説の評価ってどうなんですか?
ル・クレジオもそうだけど、説明が長いというか…、最後まで読めないんです。
ロブ=グリエやシモンは結構面白く読めたんですけど…。

229 :吾輩は名無しである:02/09/02 21:34
早稲田文学の特集買い逃した…。
買った人の感想求む。

230 :吾輩は名無しである:02/09/06 03:00
ようやくロブ=グリエの『消しゴム』を読んだけど
普通にミステリーとして面白かった
他のロブ作品の特徴であるくどいほどの細密描写も押さえ気味で
スラスラ読めた。
くどい方の作品とこっちとどっちが面白いか、というと微妙だ
そっちの作品もオモロイけど、正直読むのかなりメンドイし

231 :吾輩は名無しである:02/09/06 17:08
田舎の物置から「嫉妬」が出てきたんで
貰ってきましたがいまだ手付かずのまま。

やっぱ超難解なのか?

232 :吾輩は名無しである:02/09/08 20:14
サロートを久しぶりに読み返しました。
「あの彼らの声が…」と「生と死の間」。俺の中で再燃中。


233 :Tango:02/09/09 15:20
>最後まで読めないんです。

ル・クレジオについて、天沢退二郎が全く同じことを言ってました。
『大洪水』は必要があって何とか読んだけど、って。
そういえば、しおりの解説と鉢巻き天沢先生でしたね(ぉぃ

234 :吾輩は名無しである:02/09/09 16:27
ルーセルってヌーヴォーロマンなんですか?

235 :吾輩は名無しである:02/09/09 17:44
カルーセル麻紀ってニューハーフなんですか?

236 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:06
「反復」っていつ頃出版するか分かる人います?

237 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:11
今まで三度もロブ=グリエの『弑逆者』に挑戦するも毎回すぐ挫折
これ読みきった人います?

238 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:13
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/philo/1027843076/

239 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:15
>>238
どういうこと?

240 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:18
>>237
明日『弑逆者』を借りる予定なんで、
読んだらまたレスしますよ。

241 :吾輩は名無しである:02/09/24 23:20
ロブ=グリエで一番読みやすいのは「ジン」。
第2外国語のフランス語程度で原文も読める。
シモンで読みやすいのは「アカシア」

242 :吾輩は名無しである:02/09/27 12:17
保全しちゃうぞ

243 :マダムB:02/09/28 11:55
『弑逆者』持っていたなあと本棚から出しました。内容をすっかり忘れて
いたのだけれど、わざわざページを折り曲げて線を引いた箇所があった。
「私は、何もたいして言っていないのに、なにかの秘密、なにかの約束を
隠しているかのような、こいう言葉を聞くのが好きだ」
線まで引く箇所かよ〜、何に感じ入ったのだろうと昔の自分が他人みたい。

その並びにブランショの『至高者』があったのだれど、訳者・篠澤秀夫氏
のあとがきに、興味深いことが書いてある。
「ほとんどハイデッガーを思わせるブランショの思念は全く実存主義的で
あったし、あり続けている。一方、個別的、現実的説明を欠く人物の登場、
筋のようなものの欠如、人間の顔や事物への異様な凝視という点だけを
取り上げれば、ブランショの小説はヌーヴォー・ロマンの特質と共通点を
持っている」
で、サロートを除けば、シモンもロブ=グリエもビュトールも、彼の
初期の小説の存在なしには考えられない…とも指摘している。
篠澤センセは、この『至高者』を「彼」「彼女」「彼等」ということばを
出さないように訳出しています。ブランショの小説の中でも、日常性の
雰囲気に富み、俗語表現が公文書的文体と入れまじっているので、その
トライをしたらしい。
実存主義への興味の方から、私はこの本を手にしたんだったと思うけれど、
この解釈ヌーヴォー・ロマン好きの皆さんはどうでしょう?
40年代=実存主義、50年代=ヌーヴォー・ロマン論議、60年代=構造主義
批評という潮流の分析もわかりやすい。日本の構造主義ブームは、80年代
にファッションと共にあり、時を同じくして、私は「去年マリエンバード
で」を見ました。


244 :吾輩は名無しである:02/09/28 13:19
>>243
「ほとんどハイデッガーを思わせる」ってとこが微妙ですよね。

前にも挙げられた今年の早稲田文学の特集で、いつものように明晰に浅田彰が
図式化するように、第2次世界大戦によるヨーロッパの壊滅を「サルトルや
カミュといった前の世代の多くが、それを意識の次元で倫理的な問題として
書いたのに対して、シモンやロブ=グリエはそうした崩壊状態を無意識の次元で
存在論的な問題として受けとめて書いている」というのは、正しいのじゃないかと
思う。
「実存主義」によって「ハイデッガー」を指すのであれば、篠沢教授の見解は
成立するかもしれませんが、「描写」については、ブランショとヌーヴォー・
ロマンとではまったく違うんじゃないでしょうか。たとえば、ブランショは小説で
「そして、それでいて、円環がすでにわたしを導いているとはいえ、またわたしは
永遠に書かねばならなかったとしても、わたしは永遠を消すためにこう書くで
あろう。今、終わり、と」と書くことができる。これで小説を終わらせることが
できる。同じことをシモンなら「アカシア」に「ペン先に似たかたちの葉」の
描写でやるところで、ブランショは哲学のディスクールに頼る。
それでブランショに対しては、なんでこのひと小説書くんだろう?、と思って
しまうところがある。
とここまで書きましたが、篠沢教授の見解って、妙に限定がなされていて、
それならそう言ってれば、って感じでもありますよね(笑)。「という点
だけを取り上げれば」とか「サロートを除けば」とか。前者は、それ以外の
点では違っている、ってことだし。「存在なしには考えられない」ってのも、
シモンやロブ=グリエやビュトールが別にブランショと同じことをしている、
ってことを言っているわけではないし。でも、この描写をめぐるブランショと
ヌーヴォー・ロマンの差異は大きいと、私は思います。

だから、篠沢教授に対しては「存在なしには考えられない」ということを
両者の「共通点」に対する指摘としてではなく、「差異」に対する指摘と
しておっしゃってください、とお願いしたい、ってところでしょうか。


245 :吾輩は名無しである:02/09/28 19:18
ブランショ読んだことないなー
「私は悲しい」と書くのと
その悲しさを描写で表すことの違いみたいなもんすか?
前者はどんなに言葉をたしても結局「悲しさ」の説明にしかならないが
後者はその過剰さにおいて、どんどん「悲しさ」からずれていく、みたいな
なんかアホっぽいなー。ぼく四流大学生なので許してチョンマゲ

246 :吾輩は名無しである:02/09/28 20:05
蓮實重彦が駆け出しの頃『批評あるいは仮死の祭典』で、
ロブ=グリエ論書いてたのを昔読んだけれど、
あの本自体はフーコーやドゥルーズやバルトのインタビューあたり
が売りになっていたが、
蓮實自身が一番いれこんでいたのはこのロブ=グリエ論という気がした。
あれってロブ=グリエそのものを読んでる人からしたら、
どのような印象があるのでしょうか?

247 :吾輩は名無しである:02/09/28 21:00
>246
蓮實のロブ=グリエ論の要点を教えてよ

248 :吾輩は名無しである:02/09/28 21:16
ロブ=グリエの「嫉妬」を再読したけど退屈でした。
あれは技法がわかってしまうとだめですね。文章もレベル低いし。


249 :コギャルとH:02/09/28 21:16
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250 :吾輩は名無しである:02/09/28 21:16
結局ヌーヴォーロマンって再読にむかないですよね。
一回こっきり。おしゃれだけど。

251 :吾輩は名無しである:02/09/28 22:17
>>250
たしかに。たんにメンドイというのもあるが
「反復」がテーマのロブも、読書の「反復」はしない
うまくないな・・・

252 :マダムB:02/09/28 23:42
>>244さま
浅田彰の図式「倫理的な問題と無意識の次元」は、確かに明晰で
ヌーヴォー・ロマンの価値を再考するきっかけになりそうです。
篠沢氏の挙げた「説明のない人物、筋の欠如、顔や事物への異様な
凝視」といった実験的技巧を表面的に押えるだけでは、この潮流の
本質を捉えられないようですね。篠沢氏の解説は「思念」と「技法」
を分けて捉えるというのもワケがわからん。だって分けられないもの
じゃないのかな、それらは…。

「無意識の次元の存在論的な問題」ということは、「人間の
原型に触れるかどうか」というときの「原型」に対し、彼らの姿勢は
意外にも真摯だったのではないか。再読したり新たに読んでみようか
と思わせられます。

ところで、あなたは「やれやれ」さん? 前に、この潮流が
「見捨てられた墓」かもしれないと指摘を受けていましたが、社会科学
を揺りかごとした私には、浅田氏がヌーヴォー・ロマンを分析する
ことの意味が少しわかるような気もします。
ヨーロッパの戦後の虚無を払う原動力となった潮流を論考することは、
確かに今さら古い墓をあばくこと。しかし、案外そこには腐食していない
ミレー描くところのオフェーリアのような死体が出てくるかもしれない。
強引な結びつけではありますが、第2の敗戦「バブル崩壊」を経て
将来へのビジョンや拠って立つ価値を失っているこの社会で、
ヌーヴォー・ロマン的なうねりが期待されてはいないか。
何かこう、文学でも映画でも「癒し」はもう結構という気がする。
そういう気分にうってつけの作品がないものか。
クノーはいいんですが、正直私も「マリエンバード」でうとうと
寝たし、ロブ=グリエも読んだ内容が記憶になく情けない。
ファッションから入った体験はダメですな。



253 :吾輩は名無しである:02/09/28 23:49
Jヌーロマ

254 :マダムB:02/09/29 00:10
>>253
うい?

255 :244:02/09/29 01:08
>>マダムBさま
「やれやれ」さんってどなたでしょう?

「見捨てられた墓」ですか。先の対談で浅田氏は「壮麗なる廃墟」と言って
おりましたが。ロブ=グリエやシモンを読む、というのは、彼らの「言葉」との
関わり方が自分にとって必要な何かだから、ということ以外に、私の場合、
理由はないように思います。私も社会科学を揺りかごとしたクチですが、
「国家」だの「権力」だのといった言葉を主語として文章を書くたびに、自分は
どれだけこれらの言葉をめぐる体験を「反復」しえているのか、と思う。
それは水村美苗の新刊『本格小説』を読んでも思うことで、上下巻一気読み
してしまったのですが、それはあなたのおっしゃる「墓あばき」の成果のひとつ
かもしれない。ロブ=グリエやシモンとはまったく違うけれど、言葉をめぐる
体験を「反復」する欲望に満ちたこの小説は、時折、読み返してしまうものに
なりそうです。

256 :マダムB:02/09/29 13:20
>>255
早とちり失礼しました。
このスレの47に対する50の「やれやれ氏」のレスが興味
深かったもので、つい…。

学生運動をやっていたほど年は行っていないので、「国家」や
「権力」という言葉には私もピンとくるものはないです。しかし、
これを「制度」や「組織(学校やらクラブなども含めて)」に置き換え
ると、実体(もちろん真の意味で実体などはないでしょうが)を伴った
言葉として受け止められる気はします。それこそ匿名化された個人であれ、
筋の欠如であれ、特定事物へのこだわりであれ、ヌーヴォー・ロマン
的に無意識の次元に至っても、私はそれらに規定されているのだという
感じがしています。最近、各組織からは離脱していますがw。

浅田氏の「壮麗なる廃墟」に込めた意味はよく分からないけれど、
うらぶれた廃墟ではないという点にそそられますね。廃墟にひそむ
気配に、きっと何度か訪れる価値があるのだろうと解釈します。

水村さんの新作いいですか。この人は、自分を消費しない人ですね。
何かもう少し、辻邦生との往復書簡でも気取ってレスつけたかった
ですが、この辺にて。


257 :吾輩は名無しである:02/09/29 16:48
またマダムBかよ!
俺のROMってるスレにばかり……。
文芸文庫スレにカエレ!

258 :吾輩は名無しである:02/09/29 19:19
>257
マダムBは良質のレスしてるから、おれは支持しまつ。

259 :マダムB:02/09/29 19:27
>>257
ふふっ。きっと気が合うんだよ。
友だちになろう。
だって、ヌーヴォー・ロマンのスレに来ちゃう人なんて!


260 :吾輩は名無しである:02/09/29 20:49
>259
しかし、マダムBはファッションとしてヌーヴォー・ロマンを読んだという罠
(……煽りながらも、今後もいいレス期待してます)

261 :255:02/09/30 00:12
>>マダムBさま
水村さんの新作はいいです。日本の戦前から戦後を経て現在にいたる歴史小説と
してもよくできているし、何よりも戦後日本を舞台として『嵐が丘』を書いて
しまう、というのは、それだけで心躍る。彼女のこの作品のおかげでひさびさに
『嵐が丘』を読んだのですが、文庫500数十ページ一気読みでした。辻氏との
往復書簡で水村さんがおっしゃっていた「これ以上先へ行ってはならぬぎりぎりの
ところまで連れてゆかれる」体験をしたのでしょうか。

と、ここはヌーヴォー・ロマンスレでしたね。

ロブ=グリエやシモンらは、おそらく1930年代半ばから40年代前半の
ヨーロッパの経験を、バタイユやブランショ、ヴェイユといったひとびととは
違ったかたちで思考しているのだと、私は思います。小説というジャンルによって
のみ可能な思考というものがある。しかし、あらかじめそうしたジャンルがある
わけでなく、あるジャンルと他のジャンルの争いがあるわけでもない。あるのは
言葉の闘いに参戦し他のジャンルに属しうるある言葉を自らのうちにかろうじて
位置づけ、領土を確保しようとする営み、それが書く、という営みだと思うの
ですが、ロブ=グリエやシモンを読むとそれがよくわかる。結果的に、彼らの
小説は、映画というジャンルや絵画というジャンルと、あるいは、哲学という
ジャンルや歴史学というジャンルと、闘っているように見えるのですが、それは
違う。言葉をめぐる闘いがそこでは演じられているのであって、先の経験は、
内容においてだけでなく、形式においても思考され、反復されている。そこから
社会科学が学びうることは多いはずで、それはまた、バルトの諸著作にもいえる
ことであるように思うのですが、それはまた別の話。

しかし、掲示板というのは長話には向きませんね(笑)。

262 :257:02/09/30 03:18
>>259
婦人とと友だちになると間違いを起こすので、覗くひと専門だ。

263 :吾輩は名無しである:02/10/02 21:10
ロブ=グリエと初期のソレルスやル・クレジオの具体的な違いは
それぞれどの辺にあるんでしょうか?
「説明のない人物、筋の欠如、顔や事物への異様な凝視」といった部分は
共通しているのではないかと思ったのですが、
ロブ=グリエが特に描写によって小説を構成しているのに対して、
初期のル・クレジオはひたすら過剰に書き込んでいるという違いを感じたのですが。

264 :吾輩は名無しである:02/10/07 10:17
このスレ読んで興味を持ちました。
とりあえず現在刊行されているものから読んでいこうと思ってるのですが、
グリエは文芸文庫からふたつ出ていまして、
どちらを先に読めばよいのかわかりません。
それからの理想的な順番も教えてください。

265 :吾輩は名無しである:02/10/07 22:24
>>264
書かれた年代順でよいんじゃないすか?


266 :吾輩は名無しである:02/10/07 22:45
>>265
でも、文芸文庫の2つのうち、いかにもロブ=グリエらしい作品といえば
『迷路のなかで』の方じゃないかな。

267 :吾輩は名無しである:02/10/08 14:18
うん、俺も『迷路のなかで』の方が好き。

      ,−'  `      ̄ヽ_
     ,'            ヽ
    (              )
    (     ノ`ー'ー'ヽ     )
    (    ノ●  ●(     )
     (   〉 -――-(      )_  _
      `ー'l  ●    (    ノ    ヽ )
       、‘ー'ー’ _ノ`ー'      |
         ̄| ̄           |
         /  /7  / ̄ ̄/   /
         `ー´ `ー ´   `―´






268 :吾輩は名無しである:02/10/08 16:02
>>267
あ、大澤先生!

269 :吾輩は名無しである:02/10/08 16:04
大澤の髪型は謎だよなぁ

270 :P子.H.:02/10/08 17:02
大澤先生は、なぜ著名人の誕生日を異常な程の執念でもって暗記しているのですか?
それから、なぜ、いっつもピンク色の服を着てテレビに出ているんですか?

271 :吾輩は名無しである:02/10/08 18:30
バルトといえば、『消しゴム』に関して「客体的文学」という評論を書いてたらしいですが、どこで読めるのでしょうか。

272 :吾輩は名無しである:02/10/09 09:30
Webcatでどうぞ探してください。話はそれからです。

273 :マダムB:02/10/10 17:43
ヌーヴォー・ロマン的とも言われるデュラス。
久しぶりに彼女の映画をやるねえ。

「マルグリット・デュラスのアガタ」(81年)
10月24日(木)午後6時半
東京飯田橋・日仏会館
これは見てないから、見たいけれど、たぶん行けないなあ。
彼女が生涯抱き続けた次兄への狂気をはらんだ愛と、別離の
記憶をつづる(以上、きょうの朝日の夕刊より)。

筋がありそうで、面白そう。何の映画だったか、窓枠が映って
いてカーテンが風になびく映像ばかりで、ひたすらささやく
ようなナレーションだけのものなんか、すわっているのしんど
かったもんなあ。きれいだったけれど。あれも日仏で見たの
だったか…20年近く前。

274 :吾輩は名無しである:02/10/27 16:35
あげ

275 :吾輩は名無しである:02/11/02 01:56
>>273
亀レスですが。

『アガタ』といえば、邦訳は『死の病い』とともに今や懐かしの
ポストモダン叢書から出ていましたね。ちなみに、ジャン・リュック・
ナンシーの『無為の共同体』、モーリス・ブランショの『明かしえぬ
共同体』も同叢書でかつては出ていたわけですが、ブランショの本は
ナンシーの本への応答であり、そこに『アガタ』への言及がある、と
いう関係になっていたりします。『アガタ』の復刊は……ないか、やっぱり。

276 :吾輩は名無しである:02/11/04 18:28
ロブ=グリエをボロクソに貶している篠沢教授の著作を手に入れた。
アホだね、篠沢教授。クイズダービーで倍率高かったのは冗談でも何でもなかったのか。

277 :吾輩は名無しである:02/11/04 19:59
>>276
篠沢教授ってロブ=グリエは嫌いだけど、
シモンは評価してるみたいだし、
ル・クレジオには「初期の文体に戻ってくれ」みたいなことまで書いてたな。
評価軸のよく分からん人だ。

278 :吾輩は名無しである:02/11/05 13:44
サロートを読んでいると、舞台を見ているような感覚にとらわれない?
時々あるじゃない、「喫茶店」とか「とある一室」みたいな閉鎖空間で、
その場にいる数人のやり取りを追うだけの劇。あれみたい。
特に『生と死の間』の序盤とかまさにそうじゃない?

279 :237:02/11/05 18:07
>>240
読み終わりました?『弑逆者』
もし読み終わったのなら、感想ギボンっす

280 :吾輩は名無しである:02/11/07 00:58
どーでもいいことだけど俺の持っている「黄金の果実」
平岡篤頼から高井有一に献呈された物だ・・・・
ちなみにヤスケンに献呈された物も見たことがある。

281 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:04
>>280

どんな経緯で入手したか詳細キボン。

282 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:21
このスレの優良度にうれしくなる。
ロブ=グリエをグリエと略すのはNGだと
平岡篤頼が咳き込みつつハスキーに言っていました。

あの優良翻訳者はまだ健在でしょうか? 心配。

283 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:22
アナルからチンポ引き抜くとき、
「ヌーヴォー」って音がする感じがしない?

284 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:24
射精後のちんぽを舐めてキレイにしてもらってるときの、
最期の一舐めの音に似てる。

285 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:25
おおい。他でやってくれ。頼む。m(_ _)m

286 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:27
【犯行声明】社民党と朝鮮総連に銃弾入り脅迫文【犯人は2ちゃんねらぁ】
社民党と朝鮮総連に銃弾入り脅迫文を送り朝日新聞社など複数の報道機関に
「社民党の土井たか子(党首)と朝鮮総連に抗議文と爆弾一発を送っておい
た」と男の声で匿名の電話があった事件で犯人がニュー速で犯行声明を発表。
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/news/1036849205/l50

287 :380:02/11/10 00:40
>>282
健在です

288 :吾輩は名無しである:02/11/10 00:46
いつになったら『反復』を出版してくれるんだろう・・・

289 :吾輩は名無しである:02/11/10 01:40
みなさん、ここはご存知ですよね。仏文学史もありますけど…

http://www.syugo.com/



290 :吾輩は名無しである:02/11/10 01:51
>>289
コンテンツの大部分で中味の文章がないってことは知ってるが。

291 :吾輩は名無しである:02/11/10 03:33
>>283
男のロマンだなあ

292 :吾輩は名無しである:02/11/10 16:55
ところで、河出の「今日の海外小説」シリーズに続刊として予告されていた
シモン『導体(仮)』は一体どうなったんでしょうか?

293 :吾輩は名無しである:02/11/10 18:08
>>289
美香の持ってる国語便覧以下のスカスカ具合ということで知ってるが。

294 :ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/10 19:05
ロベール・パンジェってどう?>仏文専門もしくは詳しい人

手元にあるThe Nouveau Roman Readerに載っているのは、"Baga"
"The Inquisitory"と"Fable"からの抜粋なんだけど、結構おもしろい
んだよね。

295 :Tango:02/11/10 19:25
ロベール・パンジェ面白いっすよ。たぶん。
最初があれなのでベケットの子分格として扱われることが多かったようですが、
ベケットよりずっと「マジメ」に書いてる印象(自信ないのであくまでも印象)です。
そういえばベケットが幾つか英訳を手掛けてたような?

インタビュー読んでもなんか人柄良さそう。
手許の『ロベール・パンジェの仕事場』(訳題仮)って本を見ると
既に40冊以上の著作(含、戯曲)があるみたいで、とても手が回りません。
『審判』なんて、例によって句読点もないので頭も回りません。
誰か訳出してください。

296 :吾輩は名無しである:02/11/10 19:44
パンジェやオリエが日本でほとんど翻訳されない理由って何かあるんですか?
ロブ=グリエやシモンの翻訳数が比較的多いことを考えると、
やっぱり評価が劣るからなんでしょうか。

297 :ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/10 19:53
ありがとー!!>Tangoさん

『審判』ってThe Inquisitoryのことですよね。英訳はそこそこ読みやすい、
というか、こないだまで読んでいたギャディスの小説もそうだったし、句読点
のない小説って結構読んだことあるからかもしれない。誤読しまくっても
良いという雰囲気があるし^^;
実際、ジョン・アップダイクが書いている記事の中でのエピソードですが、
英訳者にこうアドバイスしたそうです:

「論理についてはあまり気にかけなくても良い。私の小説内の全てが、それに
抗うように仕向けられているのだから」

なんて素晴らしい、翻訳者フレンドリーな作家だ(笑)

ところで、最初、ってEntre Fantoine et Agapaのこと? 読んだことない
んで、ちょっと紹介していただけませんか>Tangoさん

298 :Tango:02/11/10 20:02
>ixionさん

「最初」というのは、最初に書いた戯曲がベケットのナントカと同時上演だった
ということでっす。確か『ヌゥボォテアトルの歴史』って本に書いてありました。
言葉足らずでスミマセン。
私も随分前に友人の手ほどきで4、5冊読んだきりなので、
詳しいことは専門家の方の登場を願うばかり。
しかも、その友人ってただのコックだし。。重ね重ねスミマセン。

299 :ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/10 20:25
いえいえ、ありがとうございます>Tangoさん
カッコいいなぁ、ヌーヴォーロマン読みながら調理するコック。
俺もそういう本読みの友人が欲しい…周りに文学の話する人間が1人も
いないぞ^^;

そういえば、クロード・オリエも、名前しか知らないです>296さん

300 :真ころにゃん ◆xBMFVwwC0s :02/11/10 21:02
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301 :真ころにゃん ◆xBMFVwwC0s :02/11/10 21:04
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1034844018/l50 (Part14)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033653961/l50 (Part13)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1032710496/l50 (Part12)
(http://oliinkai.hypermart.net/1032710496.html)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1031556425/l50 (Part11)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1030452999/l50 (Part10)
(http://oliinkai.hypermart.net/1030452999.html)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1025957643/l50 (Part9)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1019315272/l50 (Part8)
(http://oliinkai.hypermart.net/1019315272.html)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1016/10166/1016653706.html (Part7)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1014/10149/1014913379.html (Part6)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1012/10127/1012719593.html (Part5)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1002/10020/1002040907.html (Part4)
http://mentai.2ch.net/book/kako/996/996562069.html (Part3)
http://mentai.2ch.net/book/kako/993/993469828.html (Part2)
http://mentai.2ch.net/book/kako/980/980096302.html (なんやねん田口ランディって)


302 :真ころにゃん ◆xBMFVwwC0s :02/11/10 21:04
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1034844018/l50 (Part14)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033653961/l50 (Part13)
http://book. 2ch.net/test/read.cgi/book/1032710496/l50 (Part12)
(http://oliinkai.hypermart.net/1032710496.html)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1031556425/l50 (Part11)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1030452999/l50 (Part10)
(http://oliinkai.hypermart.net/1030452999.html)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1025957643/l50 (Part9)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1019315272/l50 (Part8)
(http://oliinkai.hypermart.net/1019315272.html)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1016/10166/1016653706.html (Part7)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1014/10149/1014913379.html (Part6)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1012/10127/1012719593.html (Part5)
http://mentai.2ch.net/book/kako/1002/10020/1002040907.html (Part4)
http://mentai.2ch.net/book/kako/996/996562069.html (Part3)
http://mentai.2ch.net/book/kako/993/993469828.html (Part2)
http://mentai.2ch.net/book/kako/980/980096302.html (なんやねん田口ランディって)


303 :Tango:02/11/10 22:09
やっと見つけた。取り敢えずこれでも。

「ロベール・パンジェ  フランスの小説家(1920- )。はじめ法律を修めて弁護士となり、
また絵画に長じ、一九五〇年には個展を開いている。サミュエル・ベケットと親交がある
らしく、お互いに作品を翻訳し合ったりしている。本書に触れられているような幻想的な
風土を舞台としたいくつかの小説を書いたのち(代表作『グラール・フリビュスト』一九五
六)、ベケットふうの、極限的な生活状況における、卑俗で悲惨で陰鬱な意識の空転を
描いた小説を書き、『異端審問』(一九六三)で批評家賞、『誰か』(一九六五)で
フェミナ賞を受賞している。戯曲・ラジオドラマも書いている。」
                           (ロブ=グリエ『新しい小説のために』P149)

『異端審問』とあるのは完全に間違いで、実際はブロワ家という家の下男が延々と訊問
され続けるという、どこかカフカの『審判』を思わせるような「作者自身にヘンな自虐趣味
でもあるじゃないか知らん?」って話です(笑
と言っても、そのブロワ家ってのが、かなり具体的に奇妙な家ではあるんですが、、たと
えば奥方が交霊術(でいいのかな?)にはまっていたり。。

ところで交霊術って1900年代の初頭あたりのブルジョアの流行りなんでしょうか?
他でも出てきたの読んだことあるけど。

あと全く関係ないけど、平凡社の「中世思想原典集成」が完結しましたね。
いま揃えておかないと、きっとすぐ絶版になるんだろうなあ・・ああ首まで回らない。

304 :Tango:02/11/10 23:50
 水平線の端から端に、巨きくて滑らかなスクリーンが拡がっている。その上で、
蒼白い微塵が輝いている。灰色の水蒸気が空気の振動と水の渦巻きを覆っている。
上方では、沖から溢れ出た大きないくつもの雲がひとかたまりになり、再び千切れ
千切れになっては、次第に北の方へ遠ざかっていく。下方では、大きな波がくだけ、
さらに小さな波になって、岸に沿った平らな岩の上に広がる。中間点では、不可視
だが、変移が起こっている──空と海が溶け合い、分離不可能で・・・(『治安維持』冒頭)

これってル・クレジオの『大洪水』を髣髴とさせませんか?
というかクロード・オリエの方が先なんですが。
先に『大洪水』を知って、すっかりル・クレジオに心酔していた私は
思わず「我発見せり!」と叫けんだ記憶が・・。

305 :吾輩は名無しである:02/11/11 01:40
>>304
オリエの『治安維持』については、リカルドゥーが分析してましたね。
リカルドゥーの本は邦訳もあるけれど今では入手困難。あと、テル・
ケルの1964年の何号だったかで「新しい小説」と題された討議が
行なわれていて、そこにオリエが出てます。ちなみに司会はミシェル・
フーコー。ロブ=グリエの『嫉妬』をめぐってのやりとりなど、今
読んでもおもしろいです。

306 :Tango:02/11/11 04:19
>>305
リカルドゥーのは「クロード・オリエの美しい文章」ってやつでしょうか?
今度から古書店巡りに行くときは気をつけてみるです。

そういえばクロード・オリエという人もいい人そう・・というか身仕舞いがきちんとしてる
イメージが何故あって、こういう人はなんか良いです。
文章も、一見やたらと凝った作りのようだけど、「徒に比喩に淫する」というのとは違う
ので気取りがないというか、、肩肘張らなくても楽しんで読めます。
むしろサガンの若書きなんかの方が余っ程気取って見える(笑

てか、ヌーヴォーロマン的なことが書けなくて申し訳ありません。
読者の側にいる者の態度はそれでいいんじゃないか、という割り切りがあるのですね。
開き直りとも言いますが。

クロード・オリエの邦訳も、この際、お待ちしちゃいます。というか是非。

307 :吾輩は名無しである:02/11/11 04:34
>>306
「創造的な描写――意味との競争」とか「裏切られた描写」です、
リカルドゥーの邦題『言葉と小説』という本の中に入ってます。
オリエやパンジェって邦訳を出してくれる出版社ってあるんでしょうか?
ロブ=グリエの『反復』すら予定がない状態では、期待薄かも。
シモンはノーベル賞作家だから予定されてるだけで、おそらく『アカシア』と
同じ運命を辿りそうだし。あれが品切れ再版予定無し、なんて信じられない。

308 :吾輩は名無しである:02/11/11 09:16
>>307
>ロブ=グリエの『反復』すら予定がない

がーん。それ本当ですか?
早稲田文学に載った以上は出版されるものと思ってました。
やっぱりシモンは特別扱いなんですね。
『ファルサロスの戦い』が復刊されたから他の作品も…と、
甘い期待をしていたのですが。

309 :ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/11 10:00
『治安維持』の冒頭、良いですね。今度読んでみます>Tangoさん

>オリエやパンジェって邦訳を出してくれる出版社ってあるんでしょうか?

この時代にヌーヴォーロマンの翻訳を新しく出してくれるほど、気合いの
入った出版社はなさそうですが…。

そういえば、前出のThe Nouveau Roman Readerって本のIntroductionが
なかなか面白くて、ヌーヴォーロマンを概観しているのですが、語り手の
客観性という点から、フローベールは良いとして、ディケンズやヘミング
ウェイなどと描写の比較を行っています。つまり、さまざまな文学作品に
ヌーヴォーロマン的な描写の鋭さは散りばめられているわけで、それを
「抽出」した諸作品を読むことは、文学という全体のある一面を辿り直す
ことに役立つということで…

だから翻訳ちゃんと出せ!!>各担当出版社

310 :吾輩は名無しである:02/11/11 10:19
>>309
そうなんですけどその「抽出」ってとこが問題で、要するに、技術の
「実験」や「披瀝」にすぎないもので、再読はできないし、筋はつまらない、と
いう「常識」がヌーヴォー・ロマンに対してはできあがっているんじゃないかと。
そんなことないと思うんですけどね。

311 :ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/11 10:37
うん、そんなことないよね。

何というか、速度のとり方の問題だと思うんだよなぁ、読書って。
ヌーヴォーロマン(とされているもの)の諸作品は、自分なりのぴったりした
速度で読めば、とても気持ちの良い読書になる。例えば部屋を見るときに、
さっと全体像を見るのではなく、壁紙の模様から始めてゆっくりと見ていくと
また違う感じ方があるように、描写というのも速度によってさまざまな顔を
見せるのだということを、読む側も意識すればいいだけだと思う。

今、一方で私立探偵スペンサーシリーズ読みながら、他方でデュラスの『廊下
で座っているおとこ』読んでるけど、仮に同じスピードで読んだら、回転数
間違ったレコード聴いてるみたいに印象に残らず通り過ぎちゃうだろうしね。

サロートなんかは結構読み返してるなぁ。

312 :吾輩は名無しである:02/11/11 11:07
>>311
実はさっきのレスの続く部分に、バルトの「貴族的な読者」のことを
書きかけてやめたんですが、まさしくその読む「速度」の問題なんですよね。
ヌーヴォー・ロマンの最良の読み手はリカルドゥーではなくて、バルトだと思う。
「技術」への誤解を招いたのは、リカルドゥーの責任が大きい。日本だと渡部直己
とか。

313 :吾輩は名無しである:02/11/11 18:25
渡部直己は不勉強な人で、自分でも
「リカルドゥーの数冊だけで評論家として10年持った」と自慢していました。
ロブ=グリエ理解もお粗末。
ロブ=グリエには初期「視線派」期と、言語運用の可能性を意識しはじめた「ヌーヴォーヌーヴォーロマン」期
と、自伝回帰三部作期の、少なくとも三つのステージでとらえられるはず。
直己が描写描写と言っているのは、最初の視線派の頃の話。
直己も直己。直己にだまされる奴もだまされる奴。

まあそういいつつ私も不勉強なので、
人のことをどうこう言っている場合ではない(笑)
しかし、ヌーヴォーロマンの作家たちが、ある時期からそろって
自伝を書き始めたという現象をどう位置づけたらいいのでしょう?

314 :吾輩は名無しである:02/11/11 22:32
>>313
なるほどそうだったのですか…直己に騙されたあ!
しかしさかんにヌーヴォーヌーヴォー言ってたからなあ。最近でもまだ言ってるけど。
彼の専門ってなんなの?
ところで早稲文に載ってた『反復』をいつか読む日を夢見て
これからフランス語を勉強しようかとマジで悩んでいるのですが
どうしようかなあ…就職活動もあるのに…


315 :吾輩は名無しである:02/11/11 22:52
>>314
いいんじゃないでしょうか。『反復』一度ざっと読んで、今、ゆっくり
読み直してるんだけどおもしろいし。そういうのきっかけでないと
語学なんて勉強できないし。あと『反復』についていえば、313のいう
3つの時期が全部入ってるって感じ。

>>313
それについては、今年の『早稲田文学』7月号の特集で芳川泰久が
仮説をたてているので、ご一読を。説明するのはめんどうなので
カンベンしてね。

316 :Tango:02/11/12 21:46
ああありがとう>>307
全く記憶違いだった。。
いま調べたら「オリエの美しい文章」というのは、討議の中で出てきた
言葉でした。「創造的な描写」ぜひ探してみます。
オリエの「ある近代的街区のパラノミックな描写」という文章が「非常に
美しい文章」だそうなので、こちらも読んでみたいですね。
翻訳が待たれます。

317 :280:02/11/13 11:17
>平岡篤頼から高井有一に献呈された物
>ヤスケンに献呈された物

どちらも神保町は田村書店で売られていた帯付美本。ヤスケンは95年ごろ手にとってほーと思ったが
その頃汚かったが1冊持ってたのとほかに探してるのがあって見送った。その1冊を友人に譲ったので
今年の初めに高井を入手したのだが、特に高価でもなくついこの間まで献呈本だと気づかなかった。

全くカンケーない話でスマソ。

318 :吾輩は名無しである:02/11/13 18:25
>>317
いやなんの。サロートを遣り取りできる友人がいるなんて羨ましいよ。
名前はちょこちょこ出てきてるけど、あんま突っ込んだ話がでないね。
寡作なのがいけないのか…。

319 :275:02/11/14 12:20
>>273
ブランショの本に言及があるのは『死の病い』の方でした(;^_^A
うろおぼえでごめんなさい。

320 :吾輩は名無しである:02/11/14 22:57
>>318

317じゃないけど。

>名前はちょこちょこ出てきてるけど、あんま突っ込んだ話がでないね。

サロートについて書いてるHP少ないですしね。
個人的には「あの彼らの声が」とか好きなんですけど。

321 :吾輩は名無しである:02/11/15 00:37
英語の長文うp失礼します。
BAGAの英訳本を見つけたので梗概だけ紹介。

Robert Pinget's early novel BAGA tells the story of the king of a mythcal country
and or his prime minister, Baga. The king is unusually inept, a man whose crown
was so big at his coronation that he had to stuff it with paper in order to keep it on.
He has no interest in government, preferring to spend his days tending his plant,
playing charades and eating. Baga, however, is the power behind the throne and it is
he who is responsible for the country going to war. This bout of activity further
convinces the king of his dislike for government and he retires to the woods to
become a hermit. Lather, posing as a woman, he becomes involved with two
magnificently silly nuns and the conversion of a young woman. But these
adventures are interrupted by Baga who takes the king back to his throne and his
rightful place.

スウィフトスレの方、失礼しました。

322 :318:02/11/16 00:27
>>320
すまない。おれが持ってるのトロピスムとプラネタリウムと不信の時代だけなのよ。
「あの彼らの声が」って知らなかったよ。
いや。微かに覚えがあるから忘れちゃったんだろうな。
好きって聞くと読みたくなっちゃうよね。
しょうがないから現在不信の時代で復習しつつプラネタリウム読んでます。
読んで改めて思ったけど読みやすい。
これが特殊なものだという先入観がないままに読んで来たからなんだろうな。

323 :320:02/11/16 13:40
>>322

俺が持ってるのは
「あの彼らの声が…(菅野照正訳、中央公論社)」と
「生と死の間(平岡篤頼訳、白水社)」
だけですわ。なんでこんなマイナーな奴だけしか持ってないのだろ。
プラネタリウム、読んでみたいです。

>これが特殊なものだという先入観がないままに読んで来たからなんだろうな。

そうですね、最初に「登場人物のトロピスムを自由に代弁できる存在=話者」なんだな、
って事だけ飲み込めれば、あとはそういう形式の小説だと思って割と自然に読めますね。
俺の場合はヌーヴォー・ロマンという言葉自体知らずに読んでいただけなので、
単なる無知なんですが。


324 :吾輩は名無しである:02/11/16 16:05
サロートは『不信の時代』『プラネタリウム』『生と死の間』だけかな、
もってるのは。サロートといえばドゥルーズがときどき名前を挙げて
いたような。どこでだったかは今、すぐには思い出せないけど。『フーコー』
とかでもふれてたかな。

325 :なんとなく、マダムB:02/11/19 20:19
294からの流れ、ほれぼれしますね。途中のあぼ〜んされていないコピペが
まるで戯曲で言うところのコメディ・リリーフにすら見てしまう。

むかし古本屋さんで買った『現代思想』1978年12月号は「現代日本の思想」
特集だが、ロブ・グリエと蓮実先生の対談「イデオロギーとしての物語」が
掲載されていた。そんなの忘れていましたが、ここで話されていることに
応える密度濃い内容なので、何回かに分けて要約と抜粋を試みてみます。

まず、<イデオロギーとしての物語>という節から――
[蓮実]物語は今、文学のみならず、記号流通のあらゆる領域や水準で
思考を規格化して、思考から本来の自由な運動性を奪っている。一般に
物語には、良い物語と悪い物語が存在していると信じられてきた(反動的と
進歩的とか、ブルジョワジーとプロレタリアートのそれなど)。
それらの葛藤にあって、良い物語を選択することが前衛の義務と権利で
あったが、ロブの小説の刺激性は、二者択一を強制する物語そのものに
抗うことにあったと思う。
[ロブ]L'Historeの領域まで拡大して問題化する必要がある。文学の物語
でなく、歴史的な物語をも問題にすべき。左翼思想発展のなかで「歴史」は
禁域としてあり、フーコーも私もL'Hommeの概念から始めたが。
マルクス主義のイストワールにせよ、概念は典型的なものであり、ブルジョ
ワ的歴史家たちが口にしたものと同じだった。またしても、「真実」の概念
なるものに律せられた思考運動をイメージとして描いたにすぎない。
われわれは、「真実」に対して「自由」概念を基盤にした。その概念を
虚構という領域で物質的に示そうとした試みだったと言える。
リカルドゥ―がヌーヴォー・ロマンと呼んだものの重要さは、抑圧的概念
たる「真実」に対する最終的反抗にあったということである。
  


326 :マダムB:02/11/19 23:16
つづく<分割された読者>の節は、蓮実先生の「表層」独壇場で、
ロブは相槌しか打っていないw。

[蓮実]ロブの小説には、解決されるべき「問題」など何ひとつ提供されて
いない。露呈されるべき「真実」もない。だから、良い物語を語ろうとも
しない。こうした姿勢は、小説を深層への運動ではなく、どこまでも表層に
とどまる運動として組織する。この問題をエクリチュールにかかわる小説家
の側でなく、レクチュールにかかわる読者側から考えてみたい。
 ヌーヴォー・ロマンの重要さは、後継者をもったとか豊かに発展したかと
いった視点でなく、読むことの中に不可逆的な変容をもたらした点にある。
それより前のジッドなりモーリャックなりに対し、その作家や作品を好きで
あるかないかという視点から、読者は二つのグループに分けられた。それは
審美感であり、政治意識の問題だった。
 ところが「問題」「真実」がなく、良い物語を求めないヌーヴォー・ロマン
は好き嫌いの対象ではなく、読者をこれまでにないやり方で二分化した。すな
わち能動的読者と受動的読者である。
 能動的読者とは、物語を可能にしたより大きな物語、つまりL'Historeに
組み込まれてゆく過程であると意識しつつ、それを戦略的にうけいれ、
みずからを「歴史」という「物語」の機能に従順であるかに振舞う。
その装われた従順さは、「歴史」の機能と限界とを身をもって生きることの
不自由を意味する。自由という点では、受動的な読者の方がはるかに自由。
 この読むことの不自由に直面した読者は、みずからがかかえこんだ困難
ゆえに、読む作品が伝統的か革新的かといった判断を恐れる必要がなく
なったとも言える。

327 :マダムB:02/11/19 23:46
<分割された読者>(この見出し、あまりよくないなー)の節を受け、
ロブが語る<自由と真実>の節――

(隣で家人が構造主義につづくポストモダンと日本バブル経済の関連に
ついて酔っ払いながらしゃべっていて、うるさいw。集中したいのに…)

[ロブ]ヌーヴォー・ロマンが読み手の自由にかかわるということは、
擁護者リカルドゥーによってもあまり問題にされたことはない。
作品における自由は、作家のものであると同時に読者のものでもある。
その点、リカルドゥーの理論化、体系化の試みに賛成しかねる。それは
既存の価値判断の基準に反抗するヌーヴォー〜初期の姿勢が、かえって
新たな価値判断基準を規範化してしまったことになる。
(家人、うるさい。私がココア入れてるすきに、こんどは、池内カフカ
「掟の門前」の岩波文庫版と白水社版を取り出し、訳の違いを講釈し始めた。
はよ、寝ろ!)
 人びとは「真実」を示されると安心するが、「自由」を自由として
示されると落ちつきを失う。
 20世紀が持ちえた政治体制のうちで、最も国民から愛され、最も大きな
コンセンサスを得たのはナチスム体制だろう。これは、悪しき精神の持ち
主が巧みに興論を操作して成立したのではなく、国民大多数が「自由」の
欠如に心から満足することで維持されたものだ。「真実」の甘美さと
「自由」の不快さとのみごとな統合が見られる。
 ヌーヴォー〜のうけいれられるのに時間がかかったのは、「真実」の徒で
ある批評家と読者が、「自由」擁護のヌーヴォー〜に執拗に抵抗したため。



328 :マダムB:02/11/20 00:21
「あらし」のような長文カキコは、まだつづく。
ちょぃとスキップして<サルトル的小説>と<ロラン・バルトとロブ=
グリエ>の節のレジュメを…。
ちなみに、この対談は、フランスで『弑逆者』が執筆後30年たって発刊
された直後に、ロブが来日して行われている。

[ロブ]今度刊行した小説は、主人公がサルトル的な小説だが、もちろん
サルトルに抗う意味で書いていた。それは、哲学としての実存主義に反対
するのではなく、『文学とは何か』における小説理論と『自由への道』の
小説実践に反対するものだ。
 われわれ世代は、サルトルを通してフッサールやハイデッカー、ヘーゲル
までをも知った。バルトと私は、小説と批評の二つの領域でアンガージュ
マンの理論に反対した。それそのものの否定ではなく、フォルムへの
アンガージュマンという姿勢だ。「自由」の真の担い手はまさにテクスト
そのものであり、作中人物の思想ではない。
 フォルムという点では、サルトルの小説のそれは、思想が伝達されるに
ふさわしいもっとも無力な言語形式による因果律に従属していた。
 因果律にもとづいた説話技法の単一性は、事実を断定する単純過去の
用法とともに最も「自由」からは程遠いものである。なのに、サルトルは
それが文学における重要な主題たりうるとさえ考えていたようだ。
『覗く人』で単純過去を使ったのは、アイロニカルというより罠としての
用法である。心に隠された事件という設定から、バルザック的な伝統の
説話技法を活用し、アリバイとしての物語を三人称単数の単純過去で
表現した。テキストにある語りえない空白が増大して侵蝕して、話者は
現在の表面に押し出されてしまう。
 説話論的な体系が、どこまで体系として機能でき、そこから先は物語と
して語りえなくなるかという限界を見きわめるために、必須の試練だ。
われわれはみな、物語に包囲されて暮らしていながら、説話的磁力が
存在をどのように犯し(ママ)、いかなる形で分節化しているかわから
ないまま、物語の不断の侵蝕作用に怯えることすら忘れている。



329 :マダムB:02/11/20 00:42
最後に、映画のヌーヴェル・ヴァーグとの違い>>203

[ロブ]わたしが中心に推し進めているヌーヴォー・シネマがなかなか
受けいれられなかったのは、読者や観客の「真実」信仰ゆえでなく、
「カイエ・ド・シネマ」誌のヌーヴェル・ヴァーグ信仰のせいだ。
ヌーヴェル・ヴァーグの90%は制度的な撮り手でしかなかった。
「カイエ〜」は、ゴダールやレネ、ジャック・リヴェットといった真に
革新的な作家を擁護したが、同じ口ぶりで、シャブロールやトリュフォーも
擁護した。彼らの本質は、アカデミックで伝統的な説話技法への安住だった
のだが。


……80年代は、ゴダールが好きだと言っていないと「おっしゃれー」じゃ
ないから、そう装っていたが、トリュフォーの方が本当は好きだった。
『終電車』観て、「またレジスタンスか、フランスは…」と友達と
笑い合う。それが「事実」信仰だったとしても、ドヌーブの美は深層へ
向かっている気がした。もっとも私が好きな映画は、『鬼火』である。
 本格小説の解体や、信用できない語り手への流れが見えてきたような
気がするところで、家人につづき、私も寝室へいぬとするが、この前後の
蓮実氏はシャープだし、やはりすごいね、現「ダンス・マガジン」編集長。

330 :吾輩は名無しである:02/11/20 20:19
>>329
長文引用お疲れさま、あ〜んど、文献紹介ありがとです^^

今、この時期に書かれたはずの蓮實の『大江健三郎論』読んでるんですが、
いや、よくこんな「みごとな嘘」がつけるな、と思うばかり。

ところでこのロブ=グリエと蓮實の対談は昨年出た、Le voyageur には
入ってるのかな?まだ買ってないんだけど。

331 :吾輩は名無しである:02/11/23 06:09
良スレ保守

332 :吾輩は名無しである:02/11/23 09:12
sageで書き込んでも保守できるよ

333 :吾輩は名無しである:02/11/23 11:03
図書館のリサイクル本放出で、白水社の「フランドルへの道」をタダでゲット。
たしか絶版のはず。古本屋だったら何千円になってることか。

334 :吾輩は名無しである:02/11/23 15:08
>>329
あれ、そうなんだ? 最終的にトリュフォーを認めたのか
ゴダールもトリュフォーも一緒だもんね、結局
過去の映画の記憶を元に新たな映画を再構築していく、という意味では

335 :マダムB:02/11/23 15:27
>>334
「…」以降は、私マダムBめの戯れ言なので、おまちがいなきよう。

>>330
紹介者たちにより、多少その姿を歪めて日本に入ってきたようにも取れる
ヌーヴォー・ロマン。できれば、このような当の作家たちの発言を知れる
本や雑誌があればいいな、と思うこのごろです。

336 :a n ◆uHYO5VMdHE :02/11/23 15:45
確か一昔前に安部公房とロブ=グリエの対談も
あったような気がします

蓮実重彦のデビュー作は「批評あるいは仮死の祭典」というロブ=グリエ論
でしたね。凄い、と衝撃を受けて「消しゴム」を読むと、思ったより単純な印象で
拍子抜けした記憶があります。蓮実重彦も指摘するとおり、アレを読んでオィディプス・
コンプレックスだと「分析」して批評を終えるのは、問題外でしょう<ブリュース・モリセットでしたっけ?


337 :吾輩は名無しである:02/11/23 19:39
>>335
ロブ=グリエに関しては昨年『反復』と同時に、半世紀近くに
わたるインタビューや対話を集めた本が出ましたね。 Le voyageur と
いうタイトルで。あと、スィユの「永遠の作家」シリーズとか、同社の
les contemporains のシリーズなんてどうなんでしょうね。後者には
確かデーレンバックによるシモンの巻や、誰によるものだったか忘れ
ましたがサロートの巻もあったはずですが。もっているのはデリダの
巻なんですが、予告ではデュラスやビュトールも入っていたはずなので
ロブ=グリエもありそうですよね。バルトが生きていたら、ロブ=グリエの
巻はぜひとも彼に書いて欲しいところですが。そういえば、現代思想の
対話でふれられていた「永遠の作家」シリーズの『彼自身によるロブ=グリエ』
って結局出なかったのかな?

338 :吾輩は名無しである:02/11/24 00:20
マダムBの引用は素晴らしい。お疲れだと思う。

ただ、ルイ・マルの『鬼火』という作品ほど、
ここで批判されている「制度」の側にある作品はない。
主人公の自閉的なナルチシズムと旧弊なヒューマニズム、
そして、悪しきセンチメンタリズム!!

あんたは、シネアストではないね。

339 :マダムB:02/11/24 21:41
>>338 >あんた
まあ、「一部改変して抜粋しただけの者」について、その趣味や
人格を問う必要はないと思われ。
確かに私はコンサバ(ベタとも言う?)だから、ナルシィでどこか
古風な価値観で郷愁を呼び起こすようなものが好きだとは認めるが。
だから、漠としたイメージしかなかったヌーヴォー・ロマンも
のめり込んで読むに至らず、流行にのって過去にかすっただけ。
このスレで「へえ」という発見を楽しみにしているのですよ。

古い雑誌をもってたなー、20年も前の雑誌だから手に入れにくい人も
いるだろう。みんなこれを知っているとは思えないし、いっちょ上げて
おくか。少なくとも私には、よく知らんかったこの潮流がすんなり
捉えられる気がした文章だから…という次第です。

>>337
そういうの、邦訳が出る可能性は望み薄なんでしょうね。



340 :吾輩は名無しである:02/11/25 01:32
単に趣味が悪いと言っただけなのにそんなにムキになるなよ。
2ちゃんで、コテハン気取っておめでててーな。

341 :340:02/11/25 01:40
なあんてウソよん。マターリいこうや。

342 :吾輩は名無しである:02/11/25 02:36
月末にイヴェントがありますね。




343 :吾輩は名無しである:02/11/25 08:19
>>342
月末のイベントって何ですか?
ソース希望。

344 :吾輩は名無しである:02/11/27 23:46
340がつまらないカキコしたせいで
スレが閑散としてしまいましたね・・・

345 :773:02/11/28 04:27
>>339
ないんでしょうね、きっと。私にもうちょっとフランス語ができれば
やってみたい気もしますけど、理論書と違って小説は読むのも大変だし。
それにそんなにヒマないし^^;

>>344
忙しいので来れませんでした、来週半ば過ぎくらいからまた何か書きこもうかと。

346 :345:02/11/28 04:30
あ、上の773は間違いです(;^_^A

347 :吾輩は名無しである:02/11/28 18:25
age

348 :吾輩は名無しである:02/12/04 20:55
ネタが無いから保守sage

349 :トミータ ◆vpRmVUjYIU :02/12/05 21:26
>>329
>蓮実氏はシャープだし、やはりすごいね、現「ダンス・マガジン」編集長。

その編集長は蓮実ではなく三浦雅士の間違いだと見た




350 :マダムB:02/12/05 21:31
>>349
んだから、当時の『現代思想』編集長=三浦氏は企画が
すごかった…という意味でしたが。
まぎらわしい書き方をしてすみません。

351 :トミータ ◆vpRmVUjYIU :02/12/05 21:38
>>350
他人の間違いを指摘したつもりで、実は自分が読み間違えていたオレはかなり恥ずかしい生き物だと見た

352 :マダムB:02/12/05 21:43
いや、せっかくラテン・バージョンにされた
ようなので、なりふり構わず踊り出て、
陰鬱な空気を払いのけてください。

353 :吾輩は名無しである:02/12/05 21:57
なんで最近の現代思想って、
思想家特集形式にしなくなっちゃったのかな?

354 :マダムB:02/12/05 22:11
でも、むかーしの特集一覧見ると、思想家特集形式と「感覚」「言語論」
「現象学とは何か」「ユダヤ的知性と現代」「文学の言語」みたいな
テーマ特集形式と半々みたいだよ。

355 :吾輩は名無しである:02/12/06 06:11
現代思想の値段はよく考えると安いよね。
毎月でてるし。ペイしてるのかね。不思議・・
最近では現象学の特集号がよかった。

356 :トミータ ◆vpRmVUjYIU :02/12/06 23:50
>>354
私がマダムBに絡むとあまり良くないことが起きてしまうようだ。
現代詩スレではご迷惑をおかけした。申し訳ない。
                           トミータ

357 :吾輩は名無しである:02/12/07 10:24
>342
これ?

「ヌーヴォー・ロマン」Night
出演 岩崎力・菅野昭正・清水徹・平岡篤頼
内容 トーク・シンポジウム(前後にビデオ上映あり)
当日は自由席となりますが、ご予約の方からの優先入場となります。ご希望のかたは、お名前、ご連絡先電話番号をご記入の上、こちらまでメールをお送りください。
日時 12月13日19時
料金 2000円(学生1800円)
場所 Le Cafe Retro
シンポジウム前後のビデオ上映は、別料金(通常営業のカフェにて、コーヒー280円〜をご注文ください)となります。一般のお客さんも同席となりますので、ご了承ください。
主催 Tokyo Culture Cafe+早稲田文学




358 :吾輩は名無しである:02/12/07 10:44
>>357
Thanks!
>岩崎力・菅野昭正・清水徹・平岡篤頼

豪華なメンバーですね。
誰か行く人いますか?レポきぼん。
平岡さんに『反復』出版してくれと直訴してきてほしい・・・(w

359 :吾輩は名無しである:02/12/07 12:42
>>357
行く人、レポートお願いします!

360 :吾輩は名無しである:02/12/07 22:28
学生でも1800円かよ。高いなあ。

361 :吾輩は名無しである:02/12/13 09:53
イベント今日ですね。
東京に住んでないのが悔しいです。
誰か行く人いますか?

362 :吾輩は名無しである:02/12/14 00:25
イベント行ってきました。昔話というか裏話というか、それぞれの
ヌーヴォー・ロマン体験が聞けたのはおもしろかったけど、できれば
質疑応答の時間も作ってほしかった。

あと、シモンの『路面電車』は平岡氏訳で、来年の2月に出る予定。
ロブ=グリエの『反復』は翻訳中で、こちらも出版予定あり、とのこと。

363 :吾輩は名無しである:02/12/14 17:17
>>362
情報サンクス!
いやー、出版されるんですねどちらも。よかったよかった。
2月が楽しみです。

364 :マダムB:02/12/15 01:58
せめて2月まで維持しておく
ために揚げておきます。

>>362
で、各氏の体験で面白かったのが
あれば語ってください。

365 :吾輩は名無しである:02/12/15 02:05
行ったヤシがうらやますぃー。

366 :吾輩は名無しである:02/12/15 04:34
昔話・・・
ヌーヴォーロマンなのに。新しい情報とか無いのか。

367 :吾輩は名無しである:02/12/15 04:46
そんなのがあったらヌーヴェルヴァーグの最新情報とか、
ニューウエーブ(ポップグループとかPIL)の最新情報とかもくれ。

368 :吾輩は名無しである:02/12/15 13:37
>>367
いい子にしかあげないよ

369 :shitsumon kun:02/12/15 21:55
PILはねぇー、ジョン・ライドンがねぇー、
実はジョン・万次郎の子孫であることをカムアウト。
で、ラフトレードから新譜だすって。
日系人として広島・長崎での大量虐殺にプロテストする歌詞らしいよ。

370 :吾輩は名無しである:02/12/15 22:03
>>363
「反復」は二月に出るんですか?


371 :吾輩は名無しである:02/12/15 22:21
ジョニー・ロットンはいまいくつだ?

372 :吾輩は名無しである:02/12/15 22:38
>>371
いまだに好き。町田康も再結成来日公演ほめてたしね。
町田を唯一信頼できた瞬間だったな。

373 :マダムB:02/12/16 09:55
>>371 >>372
おいおいおい、その話はいい加減にやめ
……むかし私も中野サンプラでPIL見たよw。
ま、ある意味、彼のスタイルの独自性は
ヌーヴォー・ロマンの実験的側面にも通ずるか、
と言ってみる。

374 :362:02/12/17 11:19
>>マダムB
今、ちょっと忙しいので、イベントについてはまたあとで書きこみます。

>>366
確かに書き手も研究者も歳をとったな、とは思いましたね。イベント
出席者の先生方は皆さん古稀を迎えていらっしゃるし。って、自分も
歳をとったってことなんでしょうが。

375 :吾輩は名無しである:02/12/24 12:44
保守

376 :吾輩は名無しである:02/12/30 01:19
2月まで徹底保守

377 :吾輩は名無しである:03/01/03 11:44
あげましておめ

378 :吾輩は名無しである:03/01/03 14:28
>今年も「早稲田文学」を読み、応援してくださったみなさま、
>ありがとうございました。このところ日記も休みがちですが、
>来年の展開にむけていろいろ動いています。とりあえず2月
>発売号では、12月に行われた岩崎力、菅野昭正、清水徹、
>平岡篤頼氏のシンポジウムや、ロベール・パンジェ(そのシ
>ンポジウムでも、菅野氏によって「ヌーヴォー・ロマン最高
>の作家」と名指されていました)のたぶん初の翻訳(訳・江
>中直紀)を掲載します。ご期待ください。

ついにパンジェが訳されるって! 

379 :吾輩は名無しである:03/01/11 20:55
>>378
>ロベール・パンジェ(そのシンポジウムでも、
>菅野氏によって「ヌーヴォー・ロマン最高の作家」と名指されていました)

これまではシモンがヌーヴォーロマンの中では別格とされてたと思うんですが、
ロベール・パンジェが「最高の作家」であるというのはどういう理由からなんでしょうね?
読めば分かるんでしょうけども・・・。
答えは巻末の解説に詳しく書かれるのかな?今から楽しみです。

380 :吾輩は名無しである:03/01/12 19:15
ヌーヴォー・ロマン特集は完売したからな。


381 :吾輩は名無しである:03/01/16 12:06
スレ違いなんすけど、
向井豊昭スレってなくなっちゃったんすか?
いまBARABARAよんでてすごいおもろいからスレ読みたくなったんだけど。

382 :山崎渉:03/01/20 09:25
(^^)

383 :吾輩は名無しである:03/01/21 07:21
ヌーヴォー・ロマンか分かりませんが,エドモン・ジャベスに
興味があります.彼はどうなんですか?
読まれた方,感想お願いします.

384 :吾輩は名無しである:03/01/21 21:54
学生で、いろいろな文体に親しみたいのですが
ヌーヴォー・ロマンって具体的にどんな文体なんですか?
コクトーの「恐るべき子供たち」やラディゲの「肉体の悪魔」なんかとは
違うんでしょうか?素人みたいな質問でスマソ

385 :吾輩は名無しである:03/01/21 22:09
ロブグリエでお勧めってなに?
一応「迷路の中で」を買ってきたんだけど

386 :吾輩は名無しである:03/01/27 23:52
ニューヨーク革命計画。

387 :吾輩は名無しである:03/02/04 22:10
>384

「黄色くそれから瞬きひとつするあいだだけ黒くそれからまたもや黄色く。
つまりひろげた翼太陽と眼とのあいだに迅速な弓の形 
顔の上に一瞬ビロードのような闇 
一瞬手がひとつ 
闇それから光 
というよりむしろ想起(告知だろうか?)下から上へすさまじい速度でわき出して行く触知できる闇の行なう記憶の呼びもどし
すなわちつぎつぎに顎口鼻額は闇を感じとることができ
しかもその闇の一握りの黒い土のような墓穴めいた湿っぽい臭いを嗅覚的に感じとることさえでき 
同時にまた絹の裂けるような音つまり空気がこすれるのを聞きとり 
あるいはことによるとそれは聞きとれたのでも近くされたのでもなく想像されただけかもしれぬ 鳥 矢は的を攻め敵を打ってすでに姿を消し
矢羽根は唸りを発し 死をもたらす矢の射かけあいは交錯しあいシュウシュウと鋭い音をあげる円弧を描きだしてちょうどあの絵のようだがあの絵はどこで見たのだろうか? 
波額をたて棘をはやしたような黒っぽい藍色の海上でヴェネチア軍とジェノヴァ軍との海戦そして一艘のガリー船から別のガリー船へ羽根をつけた矢のアーチ形が暗い空に唸りをあげ 
そのうちの一本は彼が件をかざし兵士たちを先導して突進していったとき彼の開いた口のなかに突きいり彼を貫き咽喉の奥で叫び声を抑えつけ
 サフラン色の背光に飾られた暗色の鳩」

シモン『ファルサロスの戦い』(菅野昭正訳)の冒頭。
読みやすいようにスペースの部分は改行しておいた。
これが読めれば他のも読めるだろう。

388 :吾輩は名無しである:03/02/04 22:12
『消しゴム』が古本屋で5000円なのだが、
ここは買っておくべきでしょうか?

389 :吾輩は名無しである:03/02/04 22:18
>>387
おれはその冒頭部分のかっこよさについ買ってしまったが未だに読めていない。

390 :吾輩は名無しである:03/02/04 22:33
『トラムウェイ』ってけっきょくいつ発売?

391 :fishman:03/02/04 22:34
おー、シモン。いつも冒頭が良いですな。

アカシアでも、二人の姉妹が田舎道を歩く様やのどかだけど
どこか寒々しい風景が、行きつ戻りつしながら描き出され、
息の長い文の締めくくりに一本の枯れかけた木が素っ気無く
描写される。初読時には何てことない冒頭なんだけど、
読み返すとその木がまさに明かりに照らされてどぎつい緑色の
ペン先の形をした葉を武者震いするように震わせる「あの木」
だと気づき、ああ何て素敵な書き出しなんだろうとうっとりと
してしまう。

ヌーヴォーロマンを何の役にも立たない頭でっかちな潮流として
捉える向きもあるけれど、日常生活においてこんな風にうっとりと
できる時間をほかに持たない私にとっては非常に有用なものである。


392 :吾輩は名無しである:03/02/04 22:38
>>391

同感。

>>392

白水社のHPみても載ってない…。

393 :JPB:03/02/05 00:41
ジャン・A・ケイムの写真論(『写真と人間』)を読んでいたら、
思いがけないところでシモンが引用されていて驚きました。

「ヌーヴォ・ロマンの代表者であるクロード・シモンは次のように書いている。
《写真と映画がわれわれのおのおのが世界を把握する仕方を徹底的に変えて
しまったことは確かである。…空間の中で[たとえば描かれる情景に対する視野・
距離・動き]、あるいは、お望みの場合は、別の言語において[たとえば見る角度
およそのプラン、平均的、パノラマ的なプラン、旅行のプランなど]、ひとり
ないし複数の話者が占める様々な位置を絶えず明確にすることによってのみ
私は小説を書くことができる》」

難しいけれど、小説を読みながら思い出すと、少しだけ腑に落ちた気がしまし
た。


394 :吾輩は名無しである:03/02/05 00:44
どんどんageろ!!

シモン様のお通りだ!!

395 :吾輩は名無しである:03/02/07 00:31
>>392
今日買った「早稲田文学」のシンポジウムに広告がありました。
今月発売みたい。

396 :我輩は名無しである:03/02/07 01:12
シモンの「ル・パラス」を再読してるがこの作品はどうなん?。ロブ=グリエでも起こるんだけど、読み通せる作品と、どうにも読み通せない作品とにはっきり分かれてしまう…

397 :吾輩は名無しである:03/02/07 01:50
ヌーヴォーロマンに、あらすじってないの?

398 :吾輩は名無しである:03/02/07 02:39
>>396
『カタロニア賛歌』でも読んでみたら?
スペインの内戦についてちょっとでも知ったら読み方も変わるかも。
もちろんシモンの作品の醍醐味は内戦を忠実に再現する点にはないから、
そんなこと知らなくてもいいと言えばいいんだが。
ちなみに自分は十分おもしろかったけど、フランドルやファルサロスのほうが良い、
といった感じ。


399 :吾輩は名無しである:03/02/08 03:21
確かに、フランドルやファロッサルスの方が酔いけど、ル・パラスがどうもダメなんよね。未熟の至りか。その辺をオーウェルなんか持ち出さずに、ご指摘頂きたかった。

400 :吾輩は名無しである:03/02/08 03:23
400グリエ

401 :吾輩は名無しである:03/02/08 03:33
蓮見はロブって表示していたけど、今はロブ=グリエ、と橋正されているのはなぜ?

402 :397:03/02/08 04:38
聞いとるのに・・・

403 :JPB:03/02/08 15:12
>>397さん
正直言って「あらすじ」は「ある」とも言えるし、「ない」ともいえるような
厄介な代物がヌーヴォー・ロマンと呼ばれる一群の書物であるように思います。
自分がパッと思いつく限りでは、『ニューヨーク革命計画』などは、先行する
場面1と後続する場面2が、「一続きのもの」だと証明できないように出来て
います。

「あらすじ」が「判断、行為、出来事がある仕方で(例えば恋愛の成就・人生
への幻滅)順序付けられること」だと一応ここで定義するなら、ヌーヴォー・
ロマンは「順序」とか「継起」とか「連鎖」が確定しづらいので、「あらすじ」
を簡単に述べられないという事情があります。

自分にこたえられるのは、これくらいです。


404 :吾輩は名無しである:03/02/10 22:27
『早稲田文学』買った。
ロベール・パンジェ最高。
『息子』より最後のパラグラフの前半部を引用。

「いとしい息子よ。
わたしはまた書きはじめる。
貌をゆがめ、紐をゆるめ、だぶだぶのカーディガンで、髪ふりみだし、涙ぐんだ目で、からっぽの頭で。
わたしがいるこの牢獄。
またくりかえしなのだ。
おまえに書いている手。
手がかりをなくした。
あの手がかりの手がかりの。
頭。
頭書。
それぞれ壁にむかって突進し、激突する、壁のしみ、孔。
釘の孔。
釘の孔だらけの壁。
それぞれ遠ざかり、近づいてくる。
釘づけにされたわたしの頭、わたしの頭の孔、壁。
わたしは望んでいなかった、望んでいた。
おまえに書くということを。」

一行を長くすると書き込めないので読点で改行しておいた。
雑誌に掲載されているのはこの2.5倍くらいの分量。
最後はしびれた。
しかし、彼は97年に亡くなってるんだね。

405 :吾輩は名無しである:03/02/25 14:59
試問て新作でたの?

406 :吾輩は名無しである:03/02/25 15:17
ヌーヴォー・ロマンがいいっていったって、
いいのはデュラスと、シモンくらいじゃないの???
クレジオは別枠でしょ?
ロブ・グリエなんて、ただのぶさいく男のサド趣味で、
読み書きできる村上龍ってかんじだし、
ソレルスは女好きのお坊ちゃんで、
中沢「オウム」新一のただの元ネタだし。
後継者もいないヌーヴォー・ロマンのことなんて、
さっさと忘れたら???


407 :吾輩は名無しである:03/02/25 15:33
ミシェル・ビュトール

408 :吾輩は名無しである:03/02/25 15:59
406ですが・・・

ビュトールかぁ・・・
『時間割』しか読んでないしなぁ、
おもしろさを教えてください。

それから407さんは、
トゥーサン(ステキな文字マンガでしょ?)とか、
ギベール(エイズ版の山田かまちじゃなくて?)とか、
どうなんですか?







409 :吾輩は名無しである:03/02/26 11:20
クレジオて。

410 :吾輩は名無しである:03/02/27 23:07

      ∧_∧        |
     ( ´_ゝ`)       ||
   /⌒    ⌒ヽ     |||
  / _イ    /⌒\    ||||
  (___つ/     \   |||||
    / /   イ\   \  /\
    |     /|   \  \∧ │ ☆
    \_/  |     \<  >/ 
       │  |    ☆ \∨⌒ヽ
       /  ノ     ヾ/┃´_ゝ`)ノ
      /  /        |    /  
     丿 /        | /| | ← >>406=408
    (  (__        // | |
     ヽ_ノ       U  .U


411 :吾輩は名無しである:03/03/05 01:10
白水社のホムベに路面電車紹介されてる。でも発売日が書いてないよ。

結局二月にはでなかったのね。
久しぶりに古本じゃなくて新刊本で1000円以上の本買うことになりそうだ。

412 :吾輩は名無しである:03/03/06 02:17
新宿の紀伊国屋で路面電車売ってたよ今日。

413 :吾輩は名無しである:03/03/06 02:31
あらおひさしぶりね

414 :吾輩は名無しである:03/03/10 09:51
>>412
本屋で手にとってみた。
活字がこれまでより大きくて、話も短そう。
もう読んでしまった人いますか?

415 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/03/12 12:20
良かったよ、シモン。訳業も気合いが入ってるのが感じられる。読む間ずっと
カッコとダッシュの使用について考えさせられた。というか、ヌーヴォー・
ロマン(と仮に括られうる作品群)が読者に問い掛けてくるのは、常に
「散文の歩き方」であり、数々の情景へのピントのあわせ方であり、また
直線ではなく並行・交差するさまざまな線の響き合いであると思うが、
この作品は読んでいくうちに読み手の呼吸さえも支配してくるようで、
浅く息をしたと思うと、呼吸がとまり、そこから深く息を吸って、そして
浅く何度も吐く、といった読み方の揺らぎを経験させてくれるので楽しかった。

ふつうに仏語でシモン読める人、原文でもやっぱりこうなの?

影響受けて、これからパンジェのFableを英訳で読む。でも、英訳じゃなぁ…。

416 :吾輩は名無しである:03/03/21 15:02
保守

417 :吾輩は名無しである:03/03/21 15:05
『反復』まだー?

418 :吾輩は名無しである:03/03/21 15:40
ixionは今からでも仏語勉強すればいいと思うなり
君ならできる
というわけで「『反復』まだー?」禿同
まだー?

419 :吾輩は名無しである:03/03/27 18:18
誰かロベール・パンジェ「息子」は読んでないのか?

『路面電車』は最高だった。
ヌーヴォーロマンは閉鎖的なテクストってなイメージがあったんだけど、それがうまく折衝されている感じで。
つまり、風通しがいいんですよ。
例えば『三枚つづきの絵』なんか、俺は結構な息苦しさを感じるのね。
『歴史』や『ファルサロス』もそんな気がしないでもない。
でも、『路面電車』は言語という媒体の持つ閉鎖性と喚起性が共存している感じで
すばらしいのですよ。


420 :吾輩は名無しである:03/03/27 18:36
レシに則するための言葉、言葉から喚起されるレシという順序の問題
あるいは説話ごとのセンテンスのあいだに空白が設けられているので
あの一文が長いセンテンスの中でも端的に余裕が生まれて読者が自由に
奔走できうる。

あと最後の解説文が僕のような初心者にとってはすごい面白かった。
理に適った文章の最後の詩的な一文で落とすっていうよくあるような
感じだけど、きちんと作家ごとの特徴が綺麗に完結に纏まっているし、
あと『盲いたるオリオン』の図も面白かった。これを路面電車でやって
欲しいものだと思ったけど……。自分でやろうかな。



421 :340:03/03/31 01:26
>>418
アフォのixionに出来るわけないだろ。
他スレでもこいつのドイツ語はでたらめだったよ。

っていうか、ixionお得意の自作自演か? 

422 :340:03/03/31 01:27
なあんてウソよん。マターリいこうや。

423 :吾輩は名無しである:03/04/16 08:53
>>422
粘着キモイ

424 ::03/04/16 19:35
なんて悪口言いながらもsage保守するのはエライと思いました。

425 :吾輩は名無しである:03/04/17 17:08
シモン『三枚つづきの絵』
ビュトール『心変わり』
それぞれ300円でゲット。
シモンの本の訳者あとがきで平岡さんこの本訳すのに5年以上書けたとのこと。さすが。

あとナボコフ『マルゴ』ってどうですか?安かったけど買わなかった。

426 :山崎渉:03/04/19 22:56
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

427 :吾輩は名無しである:03/05/04 04:45
いまソレルス『ドラマ』を読んでる。
イメージが生起し、移り変わるその一瞬の永遠、後退する闇。
至福の時間を過ごさせてもらってます。
全然読み進められないけど…。

428 :吾輩は名無しである:03/05/12 23:45
ixionってなんでこんなに必死なの?
読んでて、笑いそうになるんですが(w

429 :吾輩は名無しである:03/05/15 15:32
ヤフオクに三枚つづき出てるが・・・・

高ぇー!でも入札してるヤシいるし

腹立つんでsage、sage

430 :バファリン:03/05/16 06:40
>>429

シモンとかって、早稲田と神保町での価格の格差が激しい印象があります。

ヤフーオークションといえば、『世界の文学』が出てますね。6000円かぁ。
高い気もするけど、ちゃんと読むんだったらそう高くはないかも...
自分自身、読まないから高く感じるのかも...と思ったりします...


>>420
そうそう、あの解説、初心者に優しくて助かった。

>あと『盲いたるオリオン』の図も面白かった。これを路面電車でやって
>欲しいものだと思ったけど……。自分でやろうかな。

もし、もうやってたら、見たいです。ぜひ。



431 :吾輩は名無しである:03/05/19 02:31
クロード・シモンはどのあたりから読むのがいいですか?
安部公房ぐらいしか読んだことのないヌーボーロマン初心者向けに。

432 :吾輩は名無しである:03/05/21 23:46
早稲田文学

433 :吾輩は名無しである:03/05/21 23:49
安部公房ってヌーボーロマンだったのか!

434 :山崎渉:03/05/28 09:04
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

435 :吾輩は名無しである:03/05/30 20:08
地元の古書店で『パイディア』1969冬の「ヌーヴォー・ロマンの
可能性」特集が廉価で出ていたので小躍りしながら帰ってきたが、
>>60見たら、とうに持っている人がいたじゃない。

ジュネットとバルトのスレも立ったようだが、ジュネットのロブ=
グリエ論からても読んでみようか。
この雑誌、編集人がヤスケン(!)で平岡氏がまだ助教授、蓮実氏が
まだ講師。
蓮実氏の家にほど近い店なので、あの書庫から卸されたんじゃないかと
棚に並ぶ本を見て毎度のことワクワク。

436 :sage:03/06/01 23:34
今日、家の近くの古本屋に
ロブ=グリエの「去年マリエンバードで/不滅の女」と
ビュトール「仔猿のような芸術家の肖像」が棚に出てた。
安くはなかったけど、もちろん二冊とも購入。
さー読むぞー。ワクワク。

437 :バファリン:03/06/01 23:44
>431

やっぱり、今出てる『路面電車』じゃないですか?
ぼくは、他のは買ったものの、挫折続きだったので。


>435
>436

私にできることといったら、ヤフーオークションのアラートに
登録することくらい...
高くて買えないし...

しかも「シモン」で登録したら「【シモン茶】腸年齢を大幅ダウン!」などの
関係ない出品のお知らせがが殺到するという罠。

438 :436:03/06/02 07:10
>>431
>>437
僕がヌーヴォー・ロマンにハマるきっかけは『路面電車』でした。
「読むことの快楽」を知ってる人なら間違いなく一度はのめり込むと思う。

その近くの古本屋には何故か、かなりの確率で
ヌーヴォー・ロマン関係(だけじゃないけど)の本が入ってくる。
あとネット古書店を根気強く探してると、けっこう相場より安くで買える。

とは言いつつも全部最後まで読み切れたわけではないんだけど…。

439 :吾輩は名無しである:03/06/29 03:02

『心変わり』読んでます


440 :吾輩は名無しである:03/07/01 13:34
age

441 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

442 :吾輩は名無しである:03/07/07 00:22

 フランスという国は実はヨーロッパでは田舎臭い国であるということを
知らず、フランス=お洒落、フランス男も当然お洒落、と思っている
日本人女が多すぎます。
 しかもフランス男と付き合っているという日本人女性のフランス語能力は
たいてい驚くほど低く、会話の積み重ねで相手の人となりを好きになって
交際しているわけではありません。
 彼氏がフランス人であるということをある種ステータスとして、周囲の
日本人に対して優越感を抱こうとする、歪んだ精神の発露がそこには
見受けられます。
 こういった人は日本人同士の付き合いであったとしても問題を起こす
可能性が極めて高いので、フランス男に押し付けておくのも、日本国に
とっては一つの選択かもしれません。

.

443 :吾輩は名無しである:03/07/07 23:45
>>438
原書で読んだの?それとも最近はまったという話?

444 :吾輩は名無しである:03/07/07 23:56
路面電車ってシモンが何歳の時の作品だっけ?

445 :吾輩は名無しである:03/07/07 23:57
最近だね。

446 :436:03/07/12 01:44
>>443
『路面電車』とソレルスの『ドラマ』を読んでいっきにハマりました。
フランス語はおろか、英語もまともに読めないので、
ネットなんかで手に入れるだけ手に入れました。

ところでビュトールの『仔猿のような芸術家の肖像』を読んだことある人います?
『薔薇の名前』みたいで、ぜんぜんヌーヴォーな感じじゃないけど、
かなりおもしろかったですよ。

447 :吾輩は名無しである:03/07/12 20:13
435 名前:吾輩は名無しである :03/07/12 18:00
クロード・シモンって、よう知らんけれども、
けっこー凡庸で一般的な流行作家なんじゃないの?
デリダとかが敢えて対象にしそうな
そういう要素あるの?

アメリカのポールオースターみたいなのとか
なんかそういうのと同列の先入見があるんですけど。。。?


448 :吾輩は名無しである:03/07/12 20:16
読めばわかります。

449 :吾輩は名無しである:03/07/12 20:19
sine>447

450 :吾輩は名無しである:03/07/12 20:26
>449
447って、コピベでしょ?
氏ねはなかろう。

昔好きだったコテ(fismanとJPB)がしきりにこだわっていたので、
騙されたと思って読んでみたら、すごく面白かった。
三枚続きの絵が好き。

オースターが物語作家であるとしたら、徹底的に小説家なのが
シモン。ぜひ一読を。

451 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

452 :吾輩は名無しである:03/07/14 18:20
小説ってなんなの?

453 :山崎 渉:03/07/15 08:57

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

454 :吾輩は名無しである:03/07/15 20:47
ニューヨーク三部作って物語なの?

455 :吾輩は名無しである:03/07/16 19:18
age

456 :吾輩は名無しである:03/07/31 06:16
ついに『ニューヨーク革命計画』を手に入れた、うへへ
ただの自慢レスなのでsage

457 :山崎 渉:03/08/02 00:23
(^^)

458 :吾輩は名無しである:03/08/07 12:08
反復マダー?

459 :吾輩は名無しである:03/08/07 19:46
『反復』でないので平岡先生の『変容と思考』読んでます。

460 :吾輩は名無しである:03/08/07 22:28
>>459
『変容と試行』のこと?
どんな内容か教えて。

461 :吾輩は名無しである:03/08/08 23:54
>>460
そうです
ヌーヴォー初心者には大変ためになる本です。
ロブグリエや「テルケル」の紹介文のほか古井由吉論などもあります。


462 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

463 :ホワットマン ◆le./8.kx4Q :03/08/09 22:58
拝啓 みなさん
はじめまして 押っ忍。
最近になってはじめて2ちゃんを周遊しておりますです。
「文体模写スレッド2」にクロード・シモン作品が出ておりましたが
ここの住人の方の作でしょうか?
機会があればお話ししとうございます。
ではまた。押っ忍。敬具

464 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

465 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

466 :吾輩は名無しである:03/08/11 18:42
>JPBさん
もうここにはいませんか?

467 :山崎 渉:03/08/15 09:57
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

468 :吾輩は名無しである:03/08/17 10:26
保守

469 :吾輩は名無しである:03/08/22 12:28
保守

470 :吾輩は名無しである:03/08/25 22:04
保守

471 :吾輩は名無しである:03/08/26 14:48
即興演奏  M・ビュトール著/清水 徹訳
河出書房新社・09月10日・3,200円・ISBN:4309203876
ヌーヴォ・ロマンの中心的作家と評されるビュトールが初めて綴った
文学的回想録。サルトルやブルトン、創作の秘密まで語りつくす。

472 :レペルトワールですな:03/08/26 18:36
>471
乙でつ!
なつかシィー!

473 :吾輩は名無しである:03/08/27 00:25
>471
ほんとに?情報ソースはどこよ?

474 :吾輩は名無しである:03/08/27 00:26
ネタだろ 

475 :471:03/08/27 00:39
ソース。
http://www.honya-town.co.jp/servlet/jp.co.honya_town.p3.CMclipServlet?url=/UC/cgi-bin/UC01c010.exe%3Fweek%3D0%26genre%3D1

河出のサイトだと発売日が10月15日になっているが。
http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309203876

sageは半角で。

476 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/08/29 02:41
さぁ、この勢いで《土地の精霊》シリーズも翻訳してくれ!!<ビュトール

読みたい。ただひたすら読みたい。

477 :吾輩は名無しである:03/09/01 01:33
ビュトールのモンテーニュ論読んでます
そのまま即興演奏へとなだれ込みたい

478 :吾輩は名無しである:03/09/02 06:24
フッカソ!
http://www.hakusuisha.co.jp/current/topics/kaigai2003.html

479 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/02 06:50
白水社は偉いよなぁ<復刊

それにひきかえ、どーせ新潮は『盲いたるオリオン』復刊するつもり
なんかないんだろうな…。

480 :復刊万歳!!:03/09/03 03:50
ちょっとお聞きしたいんですが,
日本における「ヌーヴォー・ロマン」の影響を受けた作品って
いうのは具体的にどんなのがあるのでしょうか。

481 :吾輩は名無しである:03/09/03 16:06
俺んとこ2冊あらあな<オリオン

ありゃ一種の美術書シリーズだからオリオン一冊だけって言うわけにはいくまいのー。

誰か今ヤフオクに出てる「三枚つづきの絵」と交換してくんないかなー

482 :吾輩は名無しである:03/09/03 16:43
「三枚つづきの絵」復刊するの?

483 :吾輩は名無しである:03/09/03 19:32
>483
上のリンクにはそう書いてあるよね。
ヤクオフ参加者、なんかかわいそうだよね。

古書が好きな人かもしれんけど。

484 : ◆Hd6iVFPOKk :03/09/03 21:41
「三枚つづきの絵」は「フランドルへの道」に匹敵する傑作だった。
個人的には「歴史」と「ファルサロスの戦い」はもうひとつだったけど。

485 :吾輩は名無しである:03/09/03 23:45
>>484
単に訳者の力量の差、てことない?

486 :吾輩は名無しである:03/09/05 09:46
平岡氏の翻訳は、別にほかと比べて頭抜けているわけじゃないんだけどね。

487 :吾輩は名無しである:03/09/05 19:28
蓮実がロブ=グリエにインタビューしたとき,「あなたの本はいろいろ翻訳が
ありますが,今,日本で最も優れた翻訳者によっても訳されています」みたいな
こと言ってたけど(うろおぼえ),それって誰のことだったの?

488 :吾輩は名無しである:03/09/12 08:45
ヤフオクに「盲いたるオリオン」出たぞ
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b42564909

489 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/12 09:15
だめもとで入札してみたりして^^;

490 :吾輩は名無しである:03/09/12 11:31
ixion2000はとても良い落札者ですからね!

491 :488:03/09/12 11:55
>489
こっそり入札履歴覗かせていただいたが
だめもとと言いながらixionさんの執念を感じますなあ

492 :吾輩は名無しである:03/09/12 14:03
まだあと6日もあるな。一騎打ちっぽいな。
イックンはいくらまで自動入札設定してるんだろw
その前に一騎打ちの相手が断念しそうだな。
自動入札設定しなおしてるし。

493 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/12 22:25
ていうか、あんまりやばくなったら身を引く^^;

>入札履歴
でも古井の『仮往生』なんかは、どこかにあるはずなのに
見つからないから無駄遣いした…。

誰かもっと安く売ってくんねぇかなぁ。

494 :吾輩は名無しである:03/09/13 11:13
白水社より
クロード・シモンのほかに
ナタリー・サロートも復刊されるようだけど
売れるのかなあ…

495 :吾輩は名無しである:03/09/13 12:48
売れる見込みのない本を復刊してくれるのはありがたいよね。
村上春樹の『キャッチャーインザライ』があれだけ売れて儲かったから
なんだろうけど。

496 :吾輩は名無しである:03/09/13 19:01
残り5日もあるのに8000円超えたか>>488
これはもうixionに譲らないと恐ろしいことになりそうだ。


俺の持ってるほうが、表紙はきれいだな。

497 :吾輩は名無しである:03/09/13 19:17
ixionと競ってる奴がこれまでに落札したもの、
音楽CDは屑みたいなものばかりだが、
たま〜に出てくる書籍の趣味も悪い。

498 :吾輩は名無しである:03/09/13 19:37
別にセンス悪くないと思うけど
>>497はスマップとか聞く人?

499 :吾輩は名無しである:03/09/14 02:08
イックンもオークションは素人だね。
こんなに早くからつり上げちゃってw
まあ止まるだろうけど。

終了直前で自動入札だったら、
8000円は超えなかっただろうに。


500 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/14 04:13
いやいや、駄目元で、と書いたでしょ。
どーせ最後には誰かが俺より高い額で買うんでしょうから^^;<オークション

ということで、そんな話は置いといて、本筋の話に戻しましょう。

「彼が知っている二軒は(いまは彼には、時々そこへ行ったのも彼の生涯の
ファンタスチックなくらい遠い昔―というかむしろ別の人生、いわば先の世の
人生だったような気がし、なにか(場所も―当然おなじ場所だし―人間も―
やはりおなじ人間たちだったが、そこで、その人間たちにまじって生きてきた
ことを覚えてはいるものの)どことなく非現実的で、浮薄で、ちぐはぐなものと
思われたもので)閉まっていた。」
(クロード・シモン『アカシア』)

シモンの(括弧)の使い方って、多分翻訳でも正確になぞっているんだろう
けど、上記のように時間の軸がずれたものをくくりあげたり、注釈に対する
注釈を施すように多重化するためだったり、(まぁ本人が意識しているか
どうかは(もちろん、書くという行為は意識の内から外を目指すものでは
あるが、その逆に書き出されたものによってはじめて意識化されるものも
あり、その点からすると書くことは常に「意識している行為」とは限らない
のだが)別にして)いろいろに使い分けてるよね。
ヌーヴォー・ロマンを読む楽しみ、ってのは、そういった「散文の関節の
外し方」みたいなものを味わう楽しみでもあると思うけど、どう?

501 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/14 04:21
あ、500ゲトでした。

関節の外し方、だけじゃなくて、神経を一本一本数え上げるような
散文散歩が楽しい、ってのもあるな。

502 :吾輩は名無しである:03/09/14 13:11
自分が『盲いたるオリオン』という名の本でしたら、表紙をきれいに
身づくろいしたあとで、ixionの机下に赴きたいものです。

そして、関節の外れを眺めてもらったり神経を1本ずつ数えてもらいます。

503 :吾輩は名無しである:03/09/14 14:15
盲いたるオリオンは時間軸を解体しまくってる。
ixion、25000円くらいまでは頑張ってゲトしてここに感想書け!
俺は4500円で買いました・・・。去年の今ごろ。

504 :吾輩は名無しである:03/09/19 04:07
イックン落札おめでたう!

505 :吾輩は名無しである:03/09/23 19:54
ixionは仮往生を読んだのは最近のことなんだな。

506 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/24 02:41
いや、最近ではなくて、持ってるんだけど見当たらなかったの(恥)
で、福田和也がなんたらで話題になっていて、「あー、古井の作品集
とかどこやったっけな?」とか探してみるも見当たらず。恐らくは
実家に送り返したんだろう、ってことでもう一冊買った。無駄遣い^^;

本筋に戻す。シモンって、カミュと同年に生まれているのに、全く違った
道を辿って、カミュ没年に『フランドルの道』を出版している。

シモンとカミュの共通点って、作品から何か感じたりします?>all

507 :吾輩は名無しである:03/09/24 17:26
age


508 :吾輩は名無しである:03/09/24 23:17
古井がでてるので思い付いたのだが、大江と古井って同い年でしょう。
しかしデビューが10年ぐらい古井は遅い。大江はいわばスターで古井ら内向の世代は
その割りを食っている。カミュとシモンらヌーボーロマンたちとの関係ってそれに似てると思った。

509 :吾輩は名無しである:03/09/26 19:15
祝・復刊出来
この秋は海外小説貧乏の汚寒

510 :吾輩は名無しである:03/09/29 18:43
ベケットとサロートはあったがシモンはまだ店頭に並んでないぞ

511 :吾輩は名無しである:03/09/29 22:12
シモンも店頭にありましたよ



512 :吾輩は名無しである:03/09/30 10:23
>>510
書店名を明記せよ

513 :吾輩は名無しである:03/10/01 07:48
池袋のジュンク堂とかリブロとか。
だが吉祥寺の駅ビルで見つけた。
要は売り切れてたってことのようだ。

514 :ixion ◆ySh2j8IPDg :03/10/04 10:00
ビュトール『即興演奏』出たよー!!age

515 :吾輩は名無しである:03/10/04 10:22
>>514
ageる価値あるね、あげ!

516 :吾輩は名無しである:03/10/04 11:00
ぼくの綽名はぬ〜ぼ〜です。

517 :吾輩は名無しである:03/10/08 02:30
ミッシェル・ビュトール『即興演奏 ビュトール自らを語る』買いました。
ざっと拾い読みしたけど、なかなか面白そう。

518 :吾輩は名無しである:03/10/08 21:41
>>506

シモンの『ペテン師』とカミュ『異邦人』も実は同年に書かれているのよ。

519 :吾輩は名無しである:03/10/09 22:35
シモンとカミュは個人的にはあまり接点を感じないな。
ロラン・バルトなら何か共通コードを見出すかな?

520 :吾輩は名無しである:03/10/12 03:22
英語圏の作家がヌーヴォー・ロマンの作家をどうみていたか興味がある。
ナボコフは(英語圏の作家と言い切るには語弊があるが)『インタヴューズ』って
本では、フランスの新しい作家について訊かれて、たいした作家はいないよって
答えているが(ちなみにジュネのことは「ちょっとした遊園地だね」(うろおぼえ)
と答えている)、書簡集のなかではロブ=グリエを絶賛して、ビュトールを貶して
いる。
ベケットは(このひとも英語圏の作家というには語弊があるなぁ)、ロベール・
パンジェを一番評価していたし、友人でもあった。
パンジェはベケットの作品をフランス語に翻訳さえしている。
それにしてもナボコフはクロード・シモンのことはどう思っていたのだろうかとか
いろいろ気になる。
この手の情報ほかにありませんか?

521 :520:03/10/12 03:24
追加。
あとバージェスはヌーヴォー・ロマンは嫌いだったらしい。

522 :吾輩は名無しである:03/10/12 04:01
>>506
>>518
>>519
シモンとカミュの共通点は確実にあると思います。
それはアメリカ小説の影響です。
518氏の言う通り、『ペテン師』と『異邦人』はほぼ
同じ時期に書かれていますが、短いセンテンス、乾いた
文体という共通項が見出されると思います。
当時、アメリカ文学のフランス文学への影響というのは
とても大きいものだったのですね。
実をいうとわたしは『ペテン師』は通読はしていないの
ですけど、以上のようなことは言えると思います。
シモンが息の長い、長大なセンテンスの「ヌーヴォー・
ロマン」に移行するのは、この後フォークナーの『アブサロム、
アブサロム!』を読んでからなんですね。


523 :522:03/10/12 04:57
マルグリット・デュラスなんかも普通はヌーヴォー・ロマンの範疇に
含めないけど(『ロル・V・シュタインの歓喜』はもっともヌーヴォー・
ロマンに近づいた作品なんて言われますけどね)、初期はアメリカ小説の
コールドウェルなんかの影響があります。

524 :吾輩は名無しである:03/10/13 02:39
>>520
>書簡集のなかではロブ=グリエを絶賛して、ビュトールを貶して
いる。

どんなふうに?

525 :520:03/10/13 15:39
>>524
すまん。なにぶん立ち読みのうろ覚え(なにしろ書簡集は1,2巻合わせて11300円
だった)なんで、はっきりと書くことが出来ないのだが、と思って一応Googleで
検索してみたら、なんと該当個所をそのまま引用しているサイトを発見。
ttp://www.pluto.dti.ne.jp/~fujika/prev/index16.html
ロブ=グリエ→今日もっとも偉大なフランス語の作家
このほかにも大絶賛。
ビュトール→中身のないふくらし粉入りの連中
ひどい言われようだね。

526 :吾輩は名無しである:03/10/13 21:04
>>525
リンク(・∀・)イイ!!

>なにゆえ、マン、ゴールズワージー、フォークナー、タゴール、サルトルが「偉大な名匠」であると説いて、
>学生たちを道に迷わせつづけねばならないのでしょうか?

プルースト、ジョイスを評価するナボコフって、
やっぱ技巧的な作家が好きなんだなぁ・・・。
フォークナーは何でダメなんだろ。泥臭いから?
サルトルは理屈っぽいからかな?

527 :吾輩は名無しである:03/10/15 02:16
>ビュトール→中身のないふくらし粉入りの連中
ナボコフのこの指摘はどうなの?即興演奏読んだ人いたら、意見きかせて!

528 :吾輩は名無しである:03/10/15 22:02
ビュトールが小器用なだけの退屈な作家だというのは定説。


529 :吾輩は名無しである:03/10/16 13:33
ナボコフは小説の世界に於いて、最も神の一手に近づいたひとりでありましょう。

530 :吾輩は名無しである:03/10/20 18:40
ロブ=グリエ、講談社文芸文庫『迷路のなかで』を読んでる。
何だか、安部公房の『箱男』を思い出したんだが、
そんな印象を受けた人いない?

531 :吾輩は名無しである:03/10/22 15:29
ナボコフ読んでないんだけど、ヌーヴォーロマンの技巧とナボコフのそれはどのような根本的に違うの?
ただ上手か下手かの差?


532 :吾輩は名無しである:03/10/23 00:51
>>531
俺もそんなに読んでいないから詳しいことは言えないが、誰が上手で誰が下手か
という問題でもない気がする。
ヌーヴォー・ロマンの小説は実験を過度に推し進めていて、時には読んでいて
息詰まることもあるが(特に過剰な描写)、ナボコフは実験的でありながらも
心地よい読書が楽しめる(フローベール流の描写、晩年の『青白い炎』
や『アーダ』は読んでいないからなんとも言えないが)。

533 :吾輩は名無しである:03/11/01 16:22
白水社のせいで金欠・・・

534 :吾輩は名無しである:03/11/10 13:27
半年以上つんでいた『路面電車』やっと読了。
よくあの短い文章のなかに、あれだけの「優しく守ってくれる
記憶の霧」をとじこめたものだと感嘆。

特に、最後のママの棺の描写、わずか5行の描写は禁欲的すぎるから
こそ胸が詰まる。たった数行で、あの本の背景すべて、あるいは他の
作品で語った自分の背景すべての画像を(自分と読者に)喚起させるべく
引き金を引いている。

私信でスマソ。
>大ケガした人
6月に退院して元気そうみたいで安心しました。
マッキントッシュ、来春には羽織るのかな?
尖った先が少し削れてきたところで記憶をいかに結晶化できるか。
結晶させた記憶を意識のなかで、どう往還させられるか。
シモンの小説のように、そこが岐れ目なのかもしれないね。
男振り、女振りの…。元気でね。



535 :吾輩は名無しである:03/11/14 15:09
>>522

シモンとカミュは出生地も家庭環境も似通っているのよ。

536 :吾輩は名無しである:03/11/27 01:29
保守

537 :吾輩は名無しである:03/12/07 04:54
"One never describes something that happened before the labor of
writing, but really what is being produced... during this labor,
in its very 'present,' and results not from the conflicts between
the very vague initial project and the language, but on the contrary
from a result infinitely richer than the intent... Thus, no longer
prove but reveal, no longer reproduce but produce, no longer express
but discover." (from Simon's Nobel lecture)

538 :吾輩は名無しである:03/12/13 03:00
 

539 :ハァ?:03/12/13 19:54

       巛彡彡ミミミミミ彡彡
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡       
   r、r.r 、|:::::           | 
  r |_,|_,|_,||::::::     /'  '\ | 
  |_,|_,|_,|/⌒      (・ )  (・ )|     ハァ?
  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ  
  | )   ヽノ |.   ┏━━━┓| 
  |  `".`´  ノ   ┃ ノ ̄i ┃|  
  人  入_ノ´   ┃ヽニニノ┃ノ\   
/  \_/\\   ┗━━┛/|\\
      /   \ ト ───イ/   ヽヽ
     /      ` ─┬─ イ     i i
    /          |      Y  | |












540 :吾輩は名無しである:04/01/01 20:36
保守

541 :吾輩は名無しである:04/01/02 23:45
三枚続きの絵を読み終わった。あのフィルム(や、納屋の絵)のエピソードは、
おそらく、二人の少年の…だろうと思って読んだ。
そう思うと、とてもこわい話だった。

542 :吾輩は名無しである:04/01/18 17:09
Les Georgiquesはまだ訳されないのだろうか?

543 :吾輩は名無しである:04/01/21 20:36
来月平岡篤頼訳による『反復』が出ますね。
すばらしい出来だとの話なので、読むのが楽しみです。

544 :吾輩は名無しである:04/01/22 01:08
>>543
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
マジで?!
ソースキボン

545 :吾輩は名無しである:04/01/22 02:51
私は543ではないがソース。リンク先の内容は数日で入れ替わる。
http://www.honya-town.co.jp/servlet/jp.co.honya_town.p3.CMclipServlet?url=/UC/cgi-bin/UC01c010.exe%3Fweek%3D0%26genre%3D1

反復  アラン・ロブ=グリエ著/平岡篤頼訳
白水社・02月下旬・2,600円・ISBN:4560047790
廃墟の街へと向かう列車、窓から殺人現場の見えるホテル。
華麗なる迷宮を秘密の使命を帯びた「私」がさまよう5日間。

546 :吾輩は名無しである:04/01/22 03:36
>>545
Thanks!!!
楽しみだな〜

547 :吾輩は名無しである:04/02/02 09:03
プラネタリウムは家具ヲタ必読だ。
超推薦。

548 :吾輩は名無しである:04/02/06 00:22
 

549 :吾輩は名無しである:04/02/14 14:22
ロブ=グリエ『反復』は『早稲田文学』に抜粋が載ってたやつだね。
それにしてもアランもすでに80を越えてるんだよなあ・・・。

550 :吾輩は名無しである:04/02/15 09:43
しかしどうしてヌーヴォーロマン、それからテルケル派も含めてだけど
このへんの人たちは80年代以降、一斉に自伝的な方向に向かったのか?

551 :吾輩は名無しである:04/02/15 12:47
まー反動で自分達から一番遠い方向に行ったとしか
それもある種の実験ということでは?

552 :吾輩は名無しである:04/02/20 23:09
テルケル派でソレルス『女たち』とクリステヴァ『サムライたち』
ぶあついの2冊読んだけど、すげーつまんなかったな。

553 :吾輩は名無しである:04/02/21 03:07
>>547
サロートはどうしても読み通せなかったんだが・・・。
>>550
なんかシンクロしてるよな。
でもシモンは結構最初から自伝的なところはあったけどね。

554 :吾輩は名無しである:04/02/21 22:19
>>552
おう、一緒だ。
クリステヴァは未読だが『女たち』は
漏れも中途で挫折した・・・・・・。
『数』は結構楽しんで読み通せたんだけど。

555 :吾輩は名無しである:04/02/22 11:27
>550
「解体の対象が自分に向かった」とか、誰かインタビューで
その手のこと言っていないの?

556 :吾輩は名無しである:04/02/28 21:22
反復でてたよ。
買わなかったけど。

557 :吾輩は名無しである:04/02/28 22:55
つーか講談社文芸文庫にはロブちんの他の作品はもちろん
他のヌーヴォー・ロマンも期待してたんだけど…
河出とか文庫で出してくんないかなあ
筑摩文庫でヌーヴォー・ロマン全集とか。もう良いじゃんどっか文庫で出してYO!

558 :吾輩は名無しである:04/02/29 00:55
『反復』は買おうかな。平岡篤頼訳だし。

559 :吾輩は名無しである:04/03/02 16:37
『反復』のW・Bはヴァルター・ベンヤミンかな、と
思いながら原書を読んでいたのだが、平岡氏の解説では
その名前は挙がってなかったな。ドラッグも出てくるし、
ボードレール、ベンヤミンで「遊歩者」のイメージも
あるかな、と。原書の読み返しをさせるあの文章をどうやって
訳すのかと思っていたら、訳注をつけるというやり方で
それを処理しているのは、さすが平岡氏だと思った。
ただヌーヴォー・ロマンの作品の場合のご多分に漏れず、
好き嫌いは大きく分かれるのかも。

560 :吾輩は名無しである:04/03/04 01:23
ふむふむ。双児の兄弟WとMはワルターとマルクスらしい。

561 :吾輩は名無しである :04/03/09 16:54
でどうなの面白い?
帯のB級という字に萎えて買わなかったんだけど、でも欲しい。
でも高い。
これくらいで高いと言ったらダメなんだろうけどね。

562 :吾輩は名無しである:04/03/18 22:07
『反復』買いますた。
4月に入ってから読みまつ。

563 :ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 17:27
移転サバイバル支援?あげ

564 :吾輩は名無しである:04/03/24 21:44
いつまで「ヌーヴォー」ってつけてるんだろう。。。
なんか「第三の新人」みたいでカッコワルイ。

565 :吾輩は名無しである:04/03/25 20:22
老齢になっても「第三の新人」といわれるよりは
「永遠の前衛」というイメージ(どっかで見たような)
の「ヌーヴォーロマン」のほうが百倍いいんじゃない。
でも彼氏の友達が「レオ(礼男)」って名前なんだけど
歳とってレオじいちゃんって呼ばれるのってちょっと。。。
あとあの『反復』のカバーって…どうなのかな???

566 :吾輩は名無しである:04/03/28 01:00
あの『反復』のカバーはどうなんだろうね。
仏文学っぽくもロブ=グリエっぽくもない気がする。
アメリカンPOPって感じかな。

567 :吾輩は名無しである:04/04/04 03:12
あのカバーはダサイよ。いけてない。

568 :吾輩は名無しである:04/04/04 11:37
内容はどうなのさ?

569 :吾輩は名無しである:04/04/04 14:17
ヌーヴォーメタル

570 : :04/04/07 20:50
えーと反復の内容はどうだったかなあ…って、
買ったけどまだ読んでないんだった。。。
帯によるとアランの「最高傑作」らしい。

571 :吾輩は名無しである:04/04/10 00:38
ロブ・グリエ、読めませんでした。
映画の『…マリエンバート…』はさらにダメでした。
さようなら。

572 :吾輩は名無しである:04/04/10 00:46
>571
まァそういう別れもあるさァ。グッバイ。。。

573 :吾輩は名無しである:04/04/10 16:01
http://mediainfo.us/a.php?keyword=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BD%A5%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3&rank=1&type=&in_out=out&category=1096522

ここにある『フランドルへの道』ってかえるの?
誰か教えてください。

574 : :04/04/23 15:21
1968年に出た平凡社の『現代人の思想』シリーズの第五巻の
「文学の創造」の中にパンジェの『仮設』(L'Hypothese)の
宮原庸太郎による20ページほどの翻訳が出てるけどこれって
ちゃんとした訳なのかしら?あんまり話題に上らないけど。

575 :ixion ◆ySh2j8IPDg :04/04/23 23:04
>>574

その本手元にありますが、「ちゃんとした」の定義に
よります。戯曲作品の全訳で、例によって連綿と
切れ目なく文が続いております。

冒頭から:

モルタン: ある意味ではなるほどたしかに原稿は
ある井戸の底にあると考えることも可能でありましょう
しかしその場合われわれの家にはないなにせ恐らく
今時井戸がある家はマアないですからナ従って
恐らく作者はある時点において原稿をたずさえたとえ
束の間にせよ外出したであろうと推測されるので
ありますしかし原稿をどうする目的で?

延々とこんな感じのパンジェ節です、はい。



576 :吾輩は名無しである:04/05/08 13:58
>>574>>575
ヘーそんな翻訳があったんだ。そんな古いのを持ってる人がいるとは。

577 :吾輩は名無しである:04/05/08 22:33
ixionってやだわ。
天理教の教祖は一尊如来きのじゃないのに

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